JP2019502935A - 計測システムのための基準回路 - Google Patents

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Abstract

計測システムのための基準センタ回路が開示される。一実施形態では、回路は、IC全体にわたる複数のセンサと同一のトポロジ及び特性を有する基準センサを含む。基準センサとIC上のセンサとの両方を使用して、電圧及び温度の測定を実行してもよい。基準センサは、高精度電圧源から電圧を受け取ってもよく、他のセンサを較正するための基準を提供するためのセンサとしても使用され得る。その後、他のセンサから取得された温度読み取り値を基準センサによって取得された読み取り値と相関付けて精度を向上させてもよい。基準センタ回路はまた、トランジスタのすべてがIC上に実装されなかった場合、一部に結合され得るアナログプロセス監視回路も含む。
【選択図】図1

Description

本開示は、集積回路を対象とし、より詳細には、集積回路の動作中に温度及び電圧などのパラメータを監視するのに使用される計測システムのための基準回路を対象とする。
形状サイズが小さくなると、それに応じて集積回路(integrated circuit、IC)上のトランジスタの数が増加する。単位面積当たりのトランジスタ数が増加すると、それに応じてICの熱出力が増大する。また、単位面積当たりのトランジスタ数が増加すると、それに応じて、IC上の様々な機能回路に提供される電源電圧が低下する。これにより、結果として、ICの性能、消費電力及び熱出力のバランスを取る際に重大な課題が生じる。この目的のために、多くのICは、ICの様々な指標(例えば、温度、電圧、電圧降下)を監視し、受け取った測定値に基づいて性能を調整するサブシステムを実装している。例えば、制御サブシステムは、予め定義された閾値を超える温度読み取り値に応答して、クロック周波数、電源電圧、又はその両方を低減してもよい。このことは、ICの動作を特定の熱的制限内に維持するのに役立ち得る。このような制御システムはまた、測定された指標が制限内で余裕があるとき、ある機能回路の性能をブーストさせてもよい。
システムの指標に基づいて性能を制御するために使用されるICサブシステムは、典型的には、1つ以上のセンサ及び少なくとも1つの制御システムを含む。プロセス、電圧及び温度変動などの要因により、このようなサブシステムのセンサの少なくとも一部は、IC内の機能回路に電力供給するために使用される供給源とは異なる供給源から電力を受け取るように結合され得る。
計測システムのための基準センタ回路が開示される。一実施形態では、回路は、IC全体にわたる複数のセンサと同一のトポロジ及び特性を有する基準センサを含む。基準センサとIC上のセンサとの両方を使用して、電圧及び温度の測定を実行してもよい。基準センサは、高精度電圧源から電圧を受け取ってもよく、他のセンサを較正するための基礎を提供するためのセンサとしても使用され得る。その後、他のセンサから取得された温度読み取り値を基準センサによって取得された読み取り値と相関付けて精度を向上させてもよい。基準センタ回路はまた、トランジスタのすべてがIC上に実装されなかった場合、一部に結合され得るアナログプロセス監視回路も含む。アナログプロセス監視回路は、IC上のトランジスタのアナログ特性を特徴付けるための機構を提供してもよい。アナログ試験センタは、基準温度センサ(上記の基準センサとは別であるが、これと共に使用される)から信号を抽出及びデジタル化するためのハブと、アナログプロセスモニタと、アナログバスを介して受け取った他のアナログ測定信号とを提供してもよい。得られたデジタル情報は、処理及び解析を行った後のために、チップ上の、又はチップから離れた他の回路に提供することができる。
一実施形態では、基準センサは、高精度電圧源及び高精度温度センサに関連付けられる。基準センサ及び他のセンサは、リングオシレータを用いて実装されてもよい。一実施形態では、センサのそれぞれは、互いに異なる特性を有する2つのリングオシレータを含む。リングオシレータによって生成された各周波数に基づき、感知された電圧及び温度を、較正手順中に導出された特性多項式に基づいて解いてもよい。基準センサは、高精度入力電圧を受け取ってもよく、基準温度センサに近接して配置されている。したがって、温度及び電圧の既知の値が基準センサに入力されてもよく、それに対して対応する特性多項式が生成されてもよい。基準センサは、他のセンサと同一のトポロジ及び実質的に同一の特性を有しているため、そこから受け取った読み取り値を基準センサの特性と相関付けることができる。基準センサへの温度及び電圧の入力は、低速かつ高分解能で動作するように構成された高精度アナログ/デジタル変換器によってデジタル化されてもよい。更なる精度のために、自動試験装置を使用して基準温度及び基準センサへの入力電圧を較正してもよい。基準電圧及び基準温度からのデータと、基準センサからの読み取り値とのデジタル化を利用して、アナログ非線形性のデジタル補正を実行してもよい。
以下の詳細な説明は、以下に簡単に記述する添付の図面を参照する。
ICの一実施形態のブロック図である。 複数のセンサを有する機能回路ブロックの一実施形態のブロック図である。 2つのリングオシレータを用いたセンサの実施形態についての動作概念を示すブロック図である。 2つのリングオシレータを有するセンサの一実施形態のブロック図である。 単一のリングオシレータを有するセンサの一実施形態のブロック図である。 リングオシレータを実装する際に使用される回路の一実施形態の模式図である。 IC上のセンサを較正する方法の一実施形態のフロー図である。 2つのリングオシレータを使用してセンサによって示される電圧及び温度を決定する方法の一実施形態のフロー図である。 単一のリングオシレータを使用してセンサによって示される電圧及び温度を決定する方法の一実施形態のフロー図である。 計測金製基準センタを含むICの一実施形態のブロック図である。 計測金製基準センタの一実施形態を示すブロック図である。 IC上に実装されたアナログプロセスモニタの一実施形態を示すブロック図である。 IC上に実施されたアナログ試験センタの一実施形態を示すブロック図である。 温度感知回路の一実施形態を示すブロック図である。 例示的なシステムの一実施形態のブロック図である。
開示される主題は、各種の変更及び代替形態を許容するが、その特定の実施形態が、図面に例として示されており、本明細書で詳しく記述されている。しかし、図面及びそれらの詳細な説明は、開示されている特定の形態に主題を限定することを意図しておらず、逆にその意図は、添付の請求項によって定義されるような開示される主題の趣旨及び範囲内に属するすべての変更、均等物及び代替物を網羅することであると理解されたい。本明細書において用いられる表題は、構成を目的とするに過ぎず、説明の範囲を制限するために用いることを意図していない。この出願全体を通じて用いられるとき、「〜してもよい(may)」という語は、義務的な意味(すなわち、〜しなければならない(must)を意味する)ではなく、許容的な意味(すなわち、〜する可能性を有することを意味する)で用いられる。同様に、単語「含む(include)」、「含む(including)」及び「含む(includes)」は、何かを含むことを意味するが、その何かには限定されない。
種々のユニット、回路、又は他の構成要素については、タスク(単数又は複数)を実行「するように構成されている(configured to)」ものとして述べる場合がある。このような状況では、「〜するように構成されている」は、動作中にタスク(単数又は複数)を実行する「回路を備えている(having circuitry)」ことを広く意味する構造の広義な記述である。よって、ユニット/回路/構成要素は、そのユニット/回路/構成要素が現在動作していないときでも、タスクを実施するように構成することができる。概して、「〜するように構成されている(configured to)」に対応する構造を形成する回路は、ハードウェア回路、及び/又は操作を実行するために実行可能なプログラム命令を記憶するメモリを含んでもよい。メモリは、スタティックランダムアクセスメモリ若しくはダイナミックランダムアクセスメモリ等の揮発性メモリ、及び/又は光ディスク記憶装置若しくは磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ等の不揮発性メモリ等を含むことができる。同様に、様々なユニット/回路/構成要素は、説明の中で、便宜上、タスク(単数又は複数)実行すると記述される場合がある。そのような説明は、「〜ように構成されている」という語句を含むものとして解釈されるべきである。1つ以上のタスクを実行するように構成されているユニット/回路/構成要素と表現することは、米国特許法第112条第(f)項(又は旧米国特許法第6項)のユニット/回路/構成要素についての解釈を行使しないことを明示的に意図されている。
ここで図1に移ると、ICの一実施形態のブロック図が示されている。図示した実施形態では、IC10は、2つの機能回路ブロック、処理ユニット(processing unit、PU)130及びPU140を備える。様々な実施形態では、PU130の追加インスタンスを含む他の機能回路ブロックが含まれてもよい。したがって、PU130及びPU140は、ここでは例示的な機能回路ブロックとして示されているが、本開示の範囲を制限することは意図されていない。PU130及び140のそれぞれは、汎用プロセッサコア、グラフィックス処理ユニット、デジタル信号処理ユニット、又は処理機能を実行するように構成された実質的に任意の他の種類の機能ユニットであってもよい。本開示の範囲は、これらの種類の機能回路ブロックのいずれか、及び本明細書で明示的に言及されていない他のものに適用され得る。ここで示した機能回路ブロックの数も、本開示が何らかの特定の数に制限されないため、例示的である。
図示した実施形態におけるPU130は、命令セットの命令を実行し、汎用の処理動作を実行するように構成された汎用プロセッサコアである。したがって、PU130の機能回路131は、様々な種類(整数、浮動小数点など)の実行ユニット、レジスタファイル、スケジューラ、命令フェッチユニット、様々なレベルのキャッシュメモリ、及びプロセッサコア内に実装され得る他の回路などの、様々な種類の回路を含んでもよい。PU130、及びその中のすべての回路は、この実施形態では電源電圧Vdd1を受け取るように結合されている。ただし、複数の電力ドメイン、したがって複数の電源電圧が、PU130の様々な実施形態内に実装されてもよいことに注意されたい。更に、図示しない電源管理回路の制御により、PU130に提供される電源電圧が可変であってもよい。電力管理回路は、性能レベル、熱出力及び消費電力を制御するなど、様々な理由に対して電圧を調整する。
例示された実施形態におけるGPU140は、様々な種類のグラフィックス処理回路を実装し得る機能回路141を含む。これは、グラフィックス処理コア、様々な種類のメモリ及びレジスタなどを含んでもよい。図示した実施形態におけるGPU140は、PU130によって受け取られたVdd1とは別である第2の電源電圧Vdd2を受け取るように結合されている。
PU130とPU140の両方は、複数のセンサ120を含む。ここで示したセンサの特定の数は例示的であり、実際の実施形態では、より多くても、より少なくても、又は等しくてもよい。センサ120は、1つ以上の性能指標又はパラメータを感知するために構成されてもよい。この特定の実施形態では、センサは、電圧及び温度値を感知するように構成されている。次に、感知された電圧及び温度値を使用して、内部に実装された回路が制限内で動作しているか否か、かつ/又はより高い性能に対応可能であるか否かを決定してもよい。
図示した実施形態におけるセンサ120のそれぞれは、機能回路ブロックのそれぞれ1つの中の機能回路と同一の電圧源に結合されている。すなわち、PU130内の各センサ120は電源電圧Vdd1を受け取るように結合されているのに対し、GPU140内の各センサはVdd2を受け取るように結合されている。従来技術の実施形態では、このようなセンサは、典型的には、それらが近傍に実装されている機能回路の電源とは別の電源から電力を受け取るように結合されている。これにより、別の電圧源のための接続を配線する必要があるため、IC/機能回路ブロック内のセンサの配置が制限され得る。更に、従来技術の実施形態におけるセンサは、典型的には、本明細書で議論された実施形態において使用されているセンサよりも多い場合があり、したがってその数及び配置が更に制限され得る。これに対し、本明細書で実装されるセンサ120は、簡略化されたセンサとすることができる。したがって、従来のセンサよりもセンサ120を小さくすることができる。これにより、結果として、より多くのセンサをIC上に配置することができる。更に、センサをより小さい領域内に配置して、その実装の自由度を高めることができる。一実施形態では、センサ120は、1つ以上のリングオシレータを使用して実施されてもよい。しかしながら、リングオシレータによって生成される周波数は、プロセス、電圧及び温度変動に対して大きな依存性を示し得るため、リングオシレータを較正することにより、その精度がこれらの依存性によって悪影響を受けないようにすることができる。様々な較正及び動作手法について、以下で更に詳細に議論する。各センサについての初期較正(及び特徴付け)は、既知の電圧及び温度における自動試験装置(automated test equipment、ATE)を使用した試験中に実行されてもよい。後続の較正は、内部にIC10が実装されているシステムの起動及び/又は動作中に実行されてもよい。
図示した実施形態におけるIC10は、計測制御回路(metrology control circuitry、MCC)105を含む。MCC105は、IC10の様々な機能回路ブロック内のセンサ120の動作に関係する様々な動作を実行してもよい。図示した実施形態では、MCC105は、計測バス13を介してセンサ120のそれぞれに結合されている。IC10の動作中、センサ120のそれぞれは、例えば、各リングオシレータ(単数又は複数)の周波数の読み取りを実行し、その周波数読み取り値をデジタル形式に変換し、その情報をMCC105に伝達してもよい。この実施形態では、MCC105はシリアルバスであり、スキャンチェーンの動作と同様の動作で情報を当該バス上にシフトさせることができる。しかしながら、センサとの通信のために異なる機構を利用する実施形態が可能であり、意図される。
MCC105は、センサのそれぞれから、それに対応して結合された計測バス13のインスタンスを介して周波数情報を受け取ってもよい。この周波数情報を使用して、MCC105は、センサ120のそれぞれによって感知された電圧及び温度を決定することができる。図示した実施形態では、MCC105は、サービスプロセッサ111及びメモリ112を含む。サービスプロセッサ111は、ソフトウェアルーチンの命令を実行して、センサ120のそれぞれから受け取った周波数情報に基づいて電圧及び温度値について解いてもよい。ソフトウェア命令を実行する代わりに専用回路がこれらのタスクを実行する実施形態も可能であり、意図される。メモリ112は、センサから受け取った周波数情報、決定された電圧及び温度情報、並びに計算の実行中に生成された中間情報を含む種々の情報を記憶するためにサービスプロセッサによって使用され得る。メモリ112はまた、センサ及び回路(例えば、リングオシレータ)を特徴付ける情報を内部に記憶してもよい。メモリ112は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、又はそれらの組み合わせを使用して実装されてもよい。
MCC105はまた、基準回路107内に実装された、センサ120のインスタンスも含む。MCC105のセンサ120は、電源電圧AVddを受け取るように結合されている。更に、センサ120は、IC10上に実装されたセンサ120の他のインスタンスに従って構成されてもよい。センサ120のこの特定のインスタンスは、システム内の他のセンサ120の特性を決定するための基礎として使用される読み取り値を提供してもよい。図1には明示的に示されていないが、MCC105のセンサ120の近傍に「金製」温度センサを実装してもよい。この温度センサは、高精度となるように設計することができる。同様に、AVddを提供する電源は、電圧が厳密に制御された高精度電源である。したがって、MCC105のセンサ120を使用して決定される電圧及び温度のあらゆる誤差を、高い精度で計算することができる。次に、これらの誤差を、システム全体にわたって実装された他のセンサ120の較正及び特徴付けに使用することができる。更に、MCC105のセンサ120から取得された読み取り値を使用して、他のセンサ120の再較正が必要とされ得るかどうか、かつ必要とされるときを決定することができる。
図2は、複数のセンサ120を有する機能回路ブロックの一実施形態のブロック図である。図示した実施形態では、機能回路ブロック(functional circuit block、FCB)211は、IC上に実装された実質的に任意の種類の機能回路であってもよい。機能回路211には、デジタル回路、アナログ回路及び混合信号回路が含まれてもよい。FCB211のセンサ120は、機能回路211の中及び周囲の様々な場所に実装されている。センサの設置面積が比較的小さいため、少なくともいくつかのセンサ120は、他の場合には機能回路211によって占有される領域内に実装されてもよく、他方、その他のセンサは、近傍に又は部分的に内部に実装されてもよい。本実施形態におけるセンサ120は、計測バス13によって直列構成で結合されており、このバスを通じて、データ(例えば、リングオシレータのための周波数データ)をシフトさせることができる。図示した実施形態におけるセンサ120のそれぞれは、機能回路211によって受け取られたのと同一の電源電圧Vddを受け取るように結合されている。
図3は、2つのリングオシレータを用いたセンサの実施形態についての動作概念を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、各センサは、互いに異なる特性を有するように設計されている2つのリングオシレータを含んでいる。2つのリングオシレータは、互いに近接して実装され得るため、実質的に同一の電圧及び温度条件下で動作し得る。しかしながら、これらの特性は互いに異なるため、2つのリングオシレータは、同一の電圧及び温度条件下で異なる周波数にて動作し得る。この原理により、リングオシレータのそれぞれからの周波数読み取り値を用いてセンサにおける電圧及び温度を決定することができる。
例示した例では、2つのリングオシレータRO1及びRO2が、カウンタ1及びカウンタ2にそれぞれ結合されている。読み取り値を得る際、各リングオシレータは、それぞれに結合されたカウンタを所定の時間トグルさせるように許容され得る。所定の時間が経過した後、カウンタを停止してもよく、そのカウント値を提供して周波数を示してもよい。
リングオシレータのそれぞれは、多項式によって特徴付けることができる。より具体的には、各リングオシレータによって出力される周波数は、式1に示すように与えられた形の電圧及び温度の非線形関数によって特徴付けることができる。
Figure 2019502935
したがって、RO1の周波数は以下のように特徴付けることができる。
Figure 2019502935
他方、RO2の周波数は以下のように特徴付けることができる。
Figure 2019502935
上記方程式における「f」項は、周波数を表してもよく、又はその代わりに、発振周波数と位相数の積と基準周波数との比を表してもよい。所与のリングオシレータに対応してこの式における項数を決定することは、そのリングオシレータの特性に依存する。一般に、非線形項の数がより多いと、リングオシレータ周波数を多項式で表す精度が向上する。
出力周波数(又は上述した積)は、非線形方程式ソルバに提供されてもよい。リングオシレータを特徴付ける多項式を使用して、センサによって検出された電圧と温度の両方について連立方程式を解くことができる。一実施形態では、非線形方程式ソルバは、(図1の)サービスプロセッサ111を使用して実装されてもよく、それによってソフトウェア命令が実行されてもよい。より一般的には、非線形方程式ソルバは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及びそれらの任意の組み合わせを使用して実装されてもよい。更に、いくつかの実施形態では、非線形方程式を解くことが、対応する機能回路ブロック内で局所的に実行され得ることが可能であり、意図される。
上記の式中の係数は、所与の組の電圧及び温度値に対する実際のリングオシレータ周波数に基づいて計算されてもよい。9項の関数を使用して周波数が定義されるリングオシレータのモデルを、リングオシレータの特性を計算するために使用される24個のデータ点(電圧、温度及び出力周波数)の組を用いて考察する。より多い数のデータ点を使用して係数を決定する場合、得られる関数は、対応するリングオシレータをより良好に特徴付けることができる。この技法は、リングオシレータの特性の曲面当てはめと呼ばれる場合があり、大きい組のデータ点を多項式にマッピングするために数値技法を使用することができる。
例として、リングオシレータの周波数が以下の式によって定義されているものとみなす。
Figure 2019502935
リングオシレータの周波数の測定が
Figure 2019502935
にて行われる場合、
以下の行列を形成することができる。
Figure 2019502935
したがって、周波数FをF=AX(8)と定義することができる。最小二乗推定を使用して項Aを解いて、元の曲面に当てはまるすべての係数を計算することができる。
この概念は、上記のようにそれぞれを特徴付けることによって異なる組の特性を有する2つのリングオシレータに拡張することができる。したがって、互いに近接して配置され、同一の電源電圧を受け取り、かつ実質的に同一の局所的温度で動作する2つのリングオシレータは、以下のように2つの式によって特徴付けることができる。
Figure 2019502935
上記は、等しい長さを有する多項式によって2つのリングオシレータが特徴付けられることを仮定しているが、このことは、すべてのインスタンスについて必ずしも必要とされない。
この連立方程式を解くことの複雑さは、区分線形(piecewise linear、PWL)法を使用して低減することができる。この技法を使用することにより、リングオシレータの出力周波数に対する2次元非線形曲面を、一組のPWL関数を使用して記述することができる。電圧及び温度全体にわたる動作曲面を複数の三角形領域に分割することができ、それらの領域のそれぞれにおいて、対応する特性を電圧及び温度の線形関数を使用して記述することができる。したがって、全曲面を、以下のように記述される、整数数nのPWL領域に分けることができる。
Figure 2019502935
PWL関数のそれぞれに対する係数は、任意の所与の領域を記述する三角形の3つの頂点における出力周波数を使用して決定することができる。例えば、PWL関数が、第1の軸上で温度T1と温度T2の間に及び、かつ第2の軸上で電圧V1と電圧V2の間に及ぶ三角形を記述しており、f1、f2及びf3によってそれぞれ与えられた(T1,V1)、(T1,V2)及び(T2,V1)で周波数が測定され、PWLのインデックスがiとして与えられている場合、その領域の対応するPWL関数に対する係数を計算するために以下の一組の方程式を解くことができる。
Figure 2019502935
これをすべての領域について繰り返すことにより、そのPWL特性を決定し、したがってリングオシレータの動作曲面を決定することができる。
両方のリングオシレータが一組のPWL関数でいったん特徴付けられると、一組の非線形方程式を解くことは、一組のPWL方程式を解くことに簡約化される。各PWLを計算するために解かれる方程式は、一般に以下のように記述することができる。
Figure 2019502935
これら2つの方程式を温度T及び電圧Vについて解くと、以下の結果が得られる。
Figure 2019502935
先に注記したように、本明細書で議論された計算は、MCC105において実行されてもよく、特に、サービスプロセッサ111において実行されてもよい。これにより、周波数から電圧及び/又は温度への何らかの変換を実行する必要がないため、各センサ120を小さい領域内に実装することが可能となり得、その消費電力を制限することができる。より一般的には、周波数測定のために使用される特徴が各センサ120内に実装されてもよく、他方、PWL計算、プロセス変動に対する較正、更には精度のために使用されるそれらの特徴がMCC105内に実装されてもよい。
各リングオシレータ(及びしたがってそれぞれのPWL表現)の曲面当てはめは、各プロセスコーナー上で変化する場合があり、また局所的なオンダイ変動を受ける場合もある。更に、エージングなどの影響によって所与のリングオシレータの精度が低下する場合がある。したがって、このようなリングオシレータに使用される較正スキームは、それぞれの特性を更新してもよい。これらの特性は、各リングオシレータからの限定された一組の正確な測定値に基づいて更新されてもよい。所与のリングオシレータに対する元の(ただし、正確ではない)モデルが
Figure 2019502935
である場合、一連の実際の測定を実行して、リングオシレータのより正確なモデルが以下のようになるように係数を更新してもよい。
Figure 2019502935
この較正は、元のモデルと一組の較正点との両方を考慮する。点の数が増加するほど、それに対応して精度が向上する。逆に、較正アルゴリズムの効率は、最小数のデータ点に基づいた較正後のモデルの精度によって決定されてもよい。
一実施形態では、本開示に係る較正アルゴリズムは、任意の較正点における誤差信号のスケーリングされた値を使用して係数を更新することを含む。較正点のいずれかについて、誤差信号(e)は、実際の測定値とモデルによって予測された値との間の差として定義することができる。これは、
Figure 2019502935
について
Figure 2019502935
を意味する。
元のモデルにおける係数(αij)がA0として与えられるベクトルに集約される場合、単一の較正点毎にベクトルを更新する際に再帰的アプローチを利用することができる。
Figure 2019502935
一実施形態では、Gベクトルは、再帰的最小二乗(Recursive Least Squares、RLS)法を使用して決定されてもよい。これにより、結果として、限定された一組の較正データに基づいて最終的な所望の値に比較的早く収束し得る。RLS法を使用する際、各ステップの間、Gベクトルは再帰的に更新される。RLS法は、以下のようにリングオシレータの交番特性を利用することができる。
Figure 2019502935
式中、Uは(i+1)(j+1)項のベクトルであり、すなわち、
Figure 2019502935
である。
これから、対角行列を形成することができる。
Figure 2019502935
任意の較正点について、以下の組の計算を実行することができる。
Figure 2019502935
式中、λは忘却因子であり、eは誤差である。
したがって、上述したものなどの再帰的最小二乗アルゴリズムを使用して、リングオシレータを特徴付ける多項式の係数を較正手順の間に更新することができる。このような較正は、MCC105内の基準センサ107及びセンサ120が大きく変動したことなどに応答して、システム起動時などの様々な時間において、システム/ICの寿命の間の選択された時間にて実行することができる。このように、小さい領域の設置面積を有する簡単なセンサの使用を可能にしつつ、リングオシレータ周波数に基づく電圧及び温度をシステムの寿命にわたって妥当な精度で決定することができる。
図4は、2つのリングオシレータを利用したセンサの一実施形態を示す図である。図示した実施形態では、センサ140は、互いに異なる特性を有し得るリングオシレータ141及び142を含む。この特定の実施形態では、リングオシレータ141は、直列に結合されたインバータを使用して実装されているのに対し、リングオシレータ142は、直列に結合されたNANDゲートを使用して実装されている。リングオシレータ141とリングオシレータ142の両方は、同一の電源電圧Vdd(ローカル)を受け取るように結合され、互いに近接して配置されている。しかしながら、種々の回路実施態様により、リングオシレータ141及び142は、同一の動作条件において異なる周波数にて発振することができる。上記の議論によれば、これにより、リングオシレータ141及び142によって生成される各周波数を、センサ140における電圧及び温度について解くための基礎とすることが可能となり得る。
リングオシレータ141及び142は、カウンタ143及び144にそれぞれ結合されている。これらのカウンタは、それらがそれぞれ結合されたリングオシレータ内の1つ以上のタップ点に結合されてもよい。測定を行っている間、カウンタ143及び144は、次にリングオシレータ141及び142によって生成された周波数を示し得る1つ以上のカウント値をそれぞれ追跡することができる。いくつかの実施形態では、カウンタ143及び144のそれぞれは、カウンタが測定中にカウントを累積することができるように実行時間を追跡する各タイマを含んでもよい。両方のカウンタに結合された別個のタイマが提供される他の実施形態が可能であり、意図される。
カウンタ143及び144は、レジスタ145にそれぞれ結合されている。使用のレジスタ144、(図1の)MCC105は、カウンタに情報を入力してもよく、そこから情報を受け取ることもできる。例えば、対応して結合されたリングオシレータの発振によって生成されるカウント値を追跡するためのカウンタの実行時間を示す情報が、MCC105からレジスタ145を介してカウンタに入力されてもよい。開始指示もレジスタ145を通じて入力され得る。カウンタ143及び144から、レジスタ145は、実際の測定中に生成されたカウント値を受け取ってもよい。図1に示した実施形態によれば、これらの値は、電圧及び温度値の計算に使用するために計測バス13を通じてMCC105に直列にシフトされてもよい。レジスタ145がMCC105の実装態様に直接結合されている実施形態も可能であり、意図される。
図5は、単一のリングオシレータを利用したセンサの一実施形態を示す図である。この種類のセンサを使用して、電圧及び温度を多重感知技術を使用して決定することができる。その場合、種々の入力電圧で測定を実行しつつ、単一のリングオシレータを使用して測定が行われる。この特定の実施形態におけるリングオシレータ151は、バイアス電圧VBias及び選択可能な入力電圧Vinを受け取るように結合されている。バイアス電圧は、このような電圧を生成するための任意の適切な回路によって生成されてもよく、すべての測定について実質的に同一であってもよい。バイアス電圧を生成するための回路は、センサに対して局所的であってもよく、全体的に生成され、センサのそれぞれに分散されてもよい。入力電圧Vinは、選択回路155を通じて入力された電圧のいずれか1つであってもよい。一実施形態におけるこれらの電圧の発生について、図6を参照して更に説明する。これらの電圧を選択するための選択信号の制御は、MCC105によって実行されてもよい。
図示した実施形態におけるリングオシレータ151は、1つ以上のタップ点を介してカウンタ152に結合されており、動作時にカウンタをトグルさせることができる。したがって、カウンタ152は、カウント値を追跡することができ、所定の期間の終了時にはカウントを中断し、レジスタ153にカウント値を提供することができる。次いで、カウント値を電圧及び温度計算のためにMCC105に転送することができる。同様に、カウンタ152は、図4の実施形態を参照して上述したものと同様に、レジスタ153を介してMCC105から情報を受け取ってもよい。
リングオシレータ151は、図3を参照して上述したものと同様に多項式によって特徴付けることができる。この技術は、複数の電圧及び周波数における複数の周波数測定のための曲面当てはめ法を含み得る。すなわち、電圧及び温度に関して、リングオシレータ151の周波数応答は、上記の方程式(1)及び(4)に従って特徴付けることができる。
電圧及び温度測定を実行するために、セレクタ155を通じて提供される4つの異なる入力電圧において周波数測定を行うことができる。以下の周波数測定:
Figure 2019502935
を行うことができる。
上記の組の方程式は、a1V及びa2VがVGS1及びVGS2に近接するように選択され、その結果、リングオシレータの同一の線形化されたモデル(すなわち、KVCO、V0及びf0)をそれらのすべてについて使用することができることを前提としている。
上記の測定から、以下の方程式を推定することができる。
Figure 2019502935
サブスレッショルド領域では、VTlnN及びVTをkT/qと書き換えることができる。したがって、式25を以下のように書き換えることができる。
Figure 2019502935
このことから、リングオシレータの特徴付けを以下のように簡約化することができる。
Figure 2019502935
方程式27を使用して、温度Tを求め、多項式の特徴付けに再度代入して電圧Vについて解くことができる。
ATEを使用した較正の場合、周波数は、2つの温度及び2つの電源電圧において決定され得る。他の測定された周波数に対しては線形補間を使用することができる。追加の周波数測定により、曲面当てはめを向上させることができる。動作中、追加の測定を行い、その結果を使用して、所望の数が置き換えられるまで補間された値を置き換えてもよい。これにより、結果として、通常動作時に行われる測定の精度を向上させることができる。
図6は、センサ150内で、かつ当該センサと共に使用される回路要素の模式図を含む。図示した実施形態では、リングオシレータ151は、直列に結合された複数のインバータ161を含む。各インバータ161は、2つのPMOSトランジスタ(pチャネル金属酸化物半導体)と2つのNMOSトランジスタ(nチャネル金属酸化物半導体)との積層体を含む。PMOS積層体はP1及びP2を含むのに対し、NMOS積層体はN1及びN2を含む。動作中、P1のゲート端子は、図5を参照して上記で議論された入力電圧のうちの1つを受け取る。同様に、N1は、それぞれのゲート端子上でバイアス電圧VBiasを受け取る。P2及びN2は、それぞれ、入力ノードに結合された各ゲート端子と、出力ノードに結合された各ドレイン端子とを有する。したがって、P2及びN2は、実際のインバータ機能を実行するように動作する。N1は、P1が動作している間、Vinの種々の値を介してインバータの特性を設定するように動作して、インバータの特性を変化させる。リングオシレータ151の各インバータ161をこのように構成することができる。インバータ161のそれぞれのP1に提供される入力電圧を変化させる際、リングオシレータ151の特性及び当該リングオシレータによる周波数出力を変化させることができる。これにより、結果として、各センサによって検出される温度及び電圧(すなわち、電源電圧)を決定するように較正及び測定を実行することが可能となり得る。
図示した実施形態における基準回路162は、各インバータ161のP1にVinとして提供され得る種々の電圧を生成するように構成されている。回路は、PMOSトランジスタP3、P4及びP5、並びにNMOSトランジスタN3及びN4を含む。トランジスタP3は、Vdd(ローカル)と、比較的大きい抵抗値を有する抵抗器R1との間に結合されている。この抵抗器は、P3、P4及びP5のゲート電圧を設定する。電圧VGS1及びVGS2は、P4及びP5のドレイン端子からそれぞれ得られる。P4とP5との相対サイズは1:Nであり、したがって電圧VGS1と電圧VGS2とは異なっている(このことは、式26における「N」項の根拠でもある)。大きい抵抗値をR1に使用することにより、N3及びN4に流れる電流が極めて小さくなり、したがってデバイスがサブスレッショルド領域で動作することが確実になる。これは、VGS1とVGS2との間の差が絶対温度比例(proportional to absolute temperature、PTAT)電圧であることを保証する。他の2つの電圧a1V及びa2Vは、抵抗ラダー163上のタップ点から生成される。
基準回路162は、様々な方法で実装することができる。一実施形態では、各センサは、そのセンサに専用の基準回路162を含んでもよい。別の実施形態では、各機能回路ブロックは、これらの電圧を各センサのリングオシレータ151に提供する基準回路162を有してもよい。更に別の実施形態では、それぞれ異なる電圧源(又は電圧レール)を基準回路162に関連付けて、この基準回路が、同一の供給源から電源電圧を受け取る各リングオシレータ151に種々の電圧を分配してもよい。
図7は、IC内のセンサ(単数又は複数)の較正を実行する方法の一実施形態のフロー図である。ここで、センサはリングオシレータを利用している。方法700は、上記で議論された様々な回路実施形態のいずれかを使用して実行されてもよく、加えて、それに関連付けられたソフトウェア及び/又はファームウェアと共に実行されてもよい。方法700を実行することも可能である本明細書で明示的に議論されていない他のハードウェア/ソフトウェア/ファームウェアの実施形態が可能であり、意図される。
方法700は、V及びTの既知の値を使用してATE上で実行される初期センサ較正を開始する(ブロック705)。一実施形態では、各リングオシレータは、V及びTの少なくとも2つの異なる点を使用して較正されてもよい。これらの点の間の補間は、各リングオシレータの初期特徴付けを完了する際に使用されてもよい。所望であれば、追加点を使用することもできる。較正のこの各部分で使用される点の数は、所望の精度、ICの各ユニットに対するATE上の許容時間、利用可能な処理能力、及び利用可能なメモリ能力に基づいて変えることができる。一般に、点の数が多いほど、初期較正がより正確になるが、これにより、典型的には、ATE上のICの各ユニットに対してより長い時間がかかる。
本明細書で実行される較正が、上記で議論された様々な数学的手法の実行を含み得ることに更に注意されたい。しかしながら、多項式又は他の数学関数を使用したリングオシレータの特徴付けを含む他の手法もまた可能であり、意図される。
ATE較正で使用される点に基づいて、各リングオシレータは、電圧及び温度の関数として、リングオシレータの動作の周波数を表す多項式によって特徴付けることができる(ブロック710)。この多項式は、後続の較正のための開始点を提供してもよく、その較正に応答して更新されてもよい。
次の較正は、センサが実装されたICを含むシステムのその後の起動時に実行されてもよい(ブロック715)。これらの後続の較正に応答して、各リングオシレータを特徴付ける多項式が更新されてもよい(ブロック720)。後続の次の起動の度に(ブロック725)、方法は、ブロック715に戻ってもよく、較正されたリングオシレータに対応する各多項式の別の更新と共に別の較正が実行される。
更新の実行は、上記で議論されたインスタンスに限定されない。例えば、較正はまた、一実施形態において動作中に周期的に実行されてもよい。別の実施形態では、MCC105(又は等価回路/ユニット)内のセンサ及びより正確な基準センサによって検出されたV及びTの値を監視してもよい。センサ(機能回路ブロック内のものとして構成されている)及び基準センサによって検出されたV及びTの値が所定の値を超えて異なっている場合、それに応答して較正を実行してもよい。更に別の実施形態では、センサ及び基準センサによる検出されたV及びTの値の間の差が急速に、又は所定の割合を超えて変化している場合に較正を実行してもよい。したがって、本明細書で議論された手法は、このような実施形態をその範囲内に含むように構成され得る。
図8は、2つのリングオシレータを使用してセンサによって示される電圧及び温度を決定する方法の一実施形態のフロー図である。本明細書で議論される方法800の実施形態は、異なる特性を有する2つのリングオシレータをセンサが利用する実施形態のいずれかを使用して実行されてもよい。リングオシレータの構成は、上記で明示的に議論されたもの、及び本明細書で明示的に議論されていないものを含んでもよい。上記で議論された様々な数学的手法を使用して、特定の実施形態において用いられるリングオシレータを特徴付けてもよい。本明細書で明示的に議論されていない更なる数学的手法も、本開示の範囲内で利用することができる。
方法800は、第1及び第2のリングオシレータから周波数値f1及びf2をそれぞれ取得することで開始する(ブロック805)。これらの周波数値は、それらが生成された各リングオシレータを特徴付ける多項式に挿入されてもよい。リングオシレータは、互いに近接して配置され、したがって実質的に同一の電圧及び温度条件で動作することができるため、それらを特徴付ける対応する多項式は、連立方程式とみなすことができる。したがって、f1及びf2の指示値に基づいて電圧及び温度について連立方程式を解くことができる(ブロック810)。
図9は、単一のリングオシレータを使用してセンサによって示される電圧及び温度を決定する方法の一実施形態のフロー図である。本明細書で議論される方法900は、上記で議論されたように単一のリングオシレータを有するセンサを含む様々な実施形態を使用して実行されてもよい。他のハードウェア実施形態、並びに本明細書で明示的に議論されていない補助ソフトウェア及び/又はファームウェア実施形態も、方法900の実行を可能にするものとして意図され、したがって本開示の範囲内に含まれる。
出力周波数が電圧及び温度の関数である多項式関数としてリングオシレータを特徴付ける(ブロック905)。特徴付けを実行した後、異なる値のVinを使用して多重感知を実行し、周波数f1〜f4を測定する(ブロック910)。決定された周波数値を使用して、上記で議論された方程式(26)に基づいて計算を行う(ブロック915)。これから、リングオシレータの特性は、上記で議論されたように方程式27に簡約化することができ、ここで、電圧項のうちの1つが温度項で置き換えられる(ブロック920)。電圧項のうちの1つを温度項で置き換えた後、温度Tについて方程式27を解き、それに基づいて電圧Vを計算することができる(ブロック925)。
図10は、MCC105のインスタンス内に実装された基準回路107の一実施形態、及び開示された計測システム全体とのその関係を示すブロック図である。図示した実施形態では、基準回路107(計測金製基準センタと呼ばれる場合もある)が、機能回路211内の複数のセンサ120に結合されている。機能回路211は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、又はシステムオンチップ(system on a chip、SoC;このチップは、GPUと、CPUのうちの1つ以上のインスタンスとを含み得る)を含んでもよい。少なくともいくつかの実施形態では、センサ120が、計測金製基準センタが実装されたICの外部にある複数のIC内に実装され得ることにも注意されたい。金製基準センタは、MCC105を介してセンサに結合されている。
図示した実施形態における金製基準センタは、IC全体にわたって分散されたものと実質的に同一のセンサ121を含む。このセンサ121のインスタンスを、以下、基準センサと呼ぶ。基準センサ121は、システム内の他のセンサ120と全く同一のトポロジ及び実質的に同一の特性を有し、したがって、同等の動作条件に対して他のセンサと実質的に同一の応答をすることができる。基準センサ121は、ここではAvddとして示される高精度電圧源からの電源電圧を受け取るように結合されている。この電圧源は、高品質電源(golden supply)と呼ばれる場合もある。同様に、基準センサの近傍には金製温度センサ127が実装されている。金製温度センサ127は、様々な回路トポロジ及び他の温度感知機構を使用して実装され得る高精度温度センサである。システム全体の温度センサのモデル化は、基準センサ121及び金製温度センサ127の動作と、高品質電源によって提供される電圧とに基づいてもよい。基準センサ121から取得されたデータは、高品質電源の電圧と金製温度センサ127から受け取った温度とに相関付けることができる。これらの相関に基づいて基準センサ121を較正してもよい。その後、基準センサ121から取得されたデータをシステム内の他のセンサ120と相関付けて、それらを較正し、それぞれの多項式特性を形成するようにしてもよい。
基準回路107はまた、アナログプロセスモニタ125及びアナログ試験センタ126も含む。これら2つのユニット内の回路は、ICに対する追加の計測機能のために使用することができ、そのように接続されている場合、ICの外部にある他の回路に対しても使用することができる。以下で議論されるように、アナログプロセスモニタ125を使用して、IC/システム全体にわたって分散された様々なデバイス(例えば、トランジスタ)の特性を取得することができる。アナログ試験センタ126は、電圧、電流、インピーダンス/抵抗、及びキャパシタンスなどの様々な回路パラメータを測定するための機構を提供するために、IC/システムの様々な部品からデータを受け取ることができる。アナログ試験センタ126は、ICの他の部品による、又は当該ICの外部にあるエンティティによるエクスポート及び解析のために、これらの値をデジタル化するように更に構成されてもよい。このようなエンティティは、センサ120/121の初期較正に使用される自動試験装置(ATE)、及びICと関連して使用され得る他の種類の試験装置を含み得るが、これに限定されない。アナログプロセスモニタ125とアナログ試験センタ126の両方について、以下で更に詳しく議論する。
図11は、MCC105の一実施形態を更に示すブロック図であり、このMCCは、基準セル300、基準センサ121及び金製温度センサ127を含む。基準セル300には、基準センサ121に提供される高精度電圧を生成するための回路が含まれる。図示した実施形態では、電圧基準デジタル/アナログ変換器(voltage reference digital-to-analog converter、VREF DAC)304がマルチプレクサ302及びDAC306を含む。DAC306は、マルチプレクサ302を介して、計測基準電圧及び/又はバンドギャップ回路303からの出力を受け取るように結合されている。マルチプレクサ302は、バンドギャップ回路303及び外部基準電圧源などの様々な種類の回路に結合され得る。この例では、基準電圧源は、自動試験装置/電力管理ユニット(ATE/PMU)317である。他の電圧源もまた、マルチプレクサ302に入力を提供するように結合され得る。これらの供給源のそれぞれは、マルチプレクサ302を介してDAC306に提供される電圧(又は所望の電圧)を表すデジタル値を出力するための回路を含んでもよい。いくつかの場合、電圧は、最初にアナログ値として生成され、その後デジタルに変換されてVREF DAC304に伝達されてもよい。他の場合、電圧は、VREF DACに伝達されるデジタル値として発生させてもよい。(例えば、ここで図示しない他の制御回路からの選択信号により)マルチプレクサ302によって入力が選択された後、DAC306は、選択されたデジタル値をアナログ電圧に変換してもよい。
VREF DAC304の出力は、低ドロップアウト(low dropout、LDO)電圧レギュレータ307に提供されてもよい。VREF DAC304とLDO電圧レギュレータ307との組み合わせを使用して、基準センサ121に提供される電圧を所望の値に正確に制御して特徴付けを行うことができる。更に、回路は、IC上で使用される様々な電圧に対応するために広範囲内の電圧を制御することができる。例えば、一実施形態は、LDO電圧レギュレータ307からの電圧を、3.25mVの精度で0.5ボルトの値から1.1ボルトまで制御することができる。しかしながら、これらの値は例示的であり、本開示の範囲に関して限定的であるように意図されないことに注意されたい。LDO電圧レギュレータ307から出力された電圧は、アナログプロセスモニタ(analog process monitor、APM)125にも供給され得る。このAPMは、マルチプレクサ329の入力に結合されている。LDO電圧レギュレータ307に対して出力される電圧の表現は、APM125から、マルチプレクサ329のそれぞれ結合された入力に伝送されてもよい。マルチプレクサ329の出力は、高精度アナログ/デジタル変換器(ADC)311に結合されている。この特定の実施形態では、ADC311は、シグマデルタ(又はΣΔADC)であるが、所望であれば、他の種類の高精度ADCが使用され得る。一般に、使用されるADCは、低速、高精度ADCであってもよい。マルチプレクサ329の別の入力は、アナログバスに結合されており、基準セル300外部にある供給源からアナログ試験信号を受け取ることができる。供給源は、同一のIC上にあってもよく、又は当該ICの外部にある回路からでもよい。アナログバスを通じて受け取ったアナログ試験信号は、ICのエージング特性、プロセス、デバイス特性などを示す情報を含み得る。したがって、これにより効果的に、MCC105を、複数の異なる供給源から未処理のアナログデータを受け取り、更なる処理及び/又は解析のために対応するデジタルデータを提供するハブとすることができる。これにより、IC(又はアナログバスを通じて情報を提供する外部回路)上で広範なデバッグ及び試験を実行することが可能となり得る。
高精度ADC311は、マルチプレクサによって受け取られた信号のいずれかをデジタル形式に変換し、計測金製基準センタの外部にある送信先にそれらを出力してもよい。送信先は、オンチップ(例えば、図1に示すように、サービスプロセッサ111)、オフチップ(例えば、ATE)、又はその両方であってよい。
基準セル300はまた、温度フロントエンド(temperature front end、TFE)回路309も含む。TFE回路309は、高精度な温度測定値を生成するように構成されたアナログ回路である。この例で示したトポロジは、温度と共に出力が変化し得る電流源と、ダイオードとを含む。しかしながら実際には、高精度な温度読み取り値を生成することが可能な任意の種類の回路が本開示の範囲内に含まれ得る。TFE回路309によって生成された読み取り値は、マルチプレクサ329を介して、高精度ADC311に入力され、デジタル形式に変換され得る。得られたデータを基準センサ121によって取得された温度データと相関付けて、当該センサの較正及び多項式の特徴付けに使用することができる。
ADCの入力にアナログ信号を提供することに加えて、マルチプレクサはまた、外部装置との結合に適したインタフェースにアナログ信号を提供することもできる。例えば、マルチプレクサから出力されるアナログ信号は、自動試験装置又は他の実験装置に提供されてもよい。これにより、ADCから出力されたデジタル値と、それらのデジタル値を生成した対応するアナログ信号との間を比較するための有用な基準及び基礎が提供され得る。この特定の例では、マルチプレクサ329から出力された電圧は、外部アナログ電圧測定ユニット323に提供される。アナログ電圧測定ユニットによって得られた測定値を、高精度ADC311からデジタル的に出力されたものと比較して、高精度ADCの精度を確認することができる。
図12は、IC上に実装されたAPM125の一実施形態を示すブロック図である。この特定の実施形態はまた、図11を参照して上記で議論された実施形態と比較して、DAC306及びLDO電圧レギュレータ307の別個のインスタンスも示す。しかしながら、図11の実施形態に示したDAC306及びLDO電圧レギュレータ307のインスタンスを利用する実施形態が可能であり、意図される。
APM125はまた、ここではDAC336としてラベル付けされた別個のDACも含む。DAC336は、対応して結合されたトランジスタ上に加えられる所望のゲート電圧に対応するデジタル入力を受け取ってもよい。トランジスタは、ここでは被試験デバイス(device under test、DUT)331として示されている。DUT331として選択可能なトランジスタは、具体的な実施形態に応じて、IC上のトランジスタのいずれか(又はすべて)を実質的に含むことができる。一般的に言って、IC上に実装されたもののうちの少なくともサブセットを含む複数のトランジスタが、DUT331として選択可能であってもよい(簡単にするために、ここでは選択回路が示されていないが、その存在が示唆される)。トランジスタのうちの特定の1つが、他のトランジスタを除いて、DUT331であるとして選択されてもよい。この構成により、DUT331のゲートを正確な電圧にすることが可能となり得るが、このDUTは、ここでは可変抵抗器327に結合されるようにも示されている。この構成では、抵抗器327の可変抵抗の両端電圧を介して、DUT331として選択されたトランジスタに流れるドレイン・ソース電流を測定することができる。これにより、結果として、ソース・ドレイン電流をゲート電圧の関数として測定することが可能となる。この値を使用して、トランスコンダクタンス、出力インピーダンスなど、DUT331に関する他の値を導出することができる。これらの値は、(ゲートに印加される電圧を考慮して)可変抵抗器327の両端電圧に反映されてもよい。抵抗器の両端電圧は、高精度ADC311(一実施形態では、上記で議論されたように低速・高分解能ΣΔADCであり得る)に入力され、更なる処理及び解析のためにデジタル出力として提供される。図示した構成により、APM125は、非常に少ない追加オーバーヘッドで、当該APMに接続され得る任意のトランジスタのアナログ特性を生成することができる。したがって、APM125は、選択された個々のデバイス上で動作するように構成されているため、そのデバイスの各特性を取得することができる。このことは、ICの個々のデバイスだけではなく、エージングなどの他の要因と共に全体的なプロセス、電圧及び温度変動も解析するときに有意な粒度を与えることができる。更に、この構成により、IC上の個々の回路のためのパラメータを、同様に高い粒度で較正することが可能となり得る。
ここで図13に移ると、IC上に実装されたアナログ試験センタ126の一実施形態を示すブロック図が示されている。図示した実施形態では、アナログ試験センタ126は、3つの入力を有するマルチプレクサ329を含む。第1の入力は、温度感知フロントエンド(TFE)回路309からである。TFE回路309は、任意の好適な回路トポロジで実装され得る非常に高精度な温度センサである。第2の入力は、図12を参照して上記で議論されたAPMなどの、APM125の実施形態からである。第3の入力は、アナログ試験信号を他のアナログ測定システムユニットから伝送するようにシステム全体を通じて結合されたアナログバス(同一のIC上、若しくは当該ICの外部にある回路上に実施されてもよく、又はその何らかの組み合わせであってもよい)からである。マルチプレクサの出力は、上記で議論されたΣΔADCなどの低速・高分解能ADC311に結合されている。したがって、(TFE回路309からの)温度データ、(APM125からの)個々のトランジスタデータ、又は他のアナログ測定信号をデジタル形式に変換し、他のデジタル回路に出力して、更なる処理及び解析を行うことができる。ADC311の分解能及びアナログ回路(温度感知フロントエンドなど)の精度により、高精度なデータを提供することができる。これにより、結果として、全体的に分散されたセンサ及び個々のトランジスタを含むICの様々な構成要素をより良好に特徴付けることが可能となり得る。
一般に、ATC126は、アナログ信号を集約してルーティングし、対応するデジタル情報を生成するためのハブを提供することができる。APM125及び他のアナログ測定信号を介して、ICの実質的に任意の部分から、更にはいくつかの実施形態では当該ICの外部にある回路から、データが提供され得る。したがって、ATC126は、チップ及び/又は外部回路の動作に関する有意な量の情報を抽出することができるポートとして有効に作用し得る。
図14は、MCC105の実施形態において使用される金製温度センサ127内の温度感知回路の一実施形態を示す図である。図示した実施形態では、TFE309は、感知された温度をアナログ電圧に変換するための回路トポロジを実装する。この特定の例では、2つの電流源と、それぞれ結合された2つのダイオードとを使用して、温度に応じた電圧差を生成する。しかしながら、このトポロジは例示的であり、高精度の読み取り値を提供するのに適した任意の温度感知回路を実装することができる。差動電圧は、任意選択のADCインタフェース337に提供されてもよく、その後、ADC341に(又はその代わりに、上記で議論されたADC311に)提供されてもよい。ADC341は、アナログ電圧差をデジタル信号に変換するように構成されており、このデジタル信号は、デジタルバックエンド347に提供される。任意選択のデジタル前較正回路343が、ここで示されており、デジタルドメインにおいて任意の所望の前較正動作を実行してもよい。次いで、出力が、感知された温度に対して出力温度読み取り値を較正するためにデジタル較正エンジン345に提供される。デジタル較正エンジンからの出力は、外部の送信先、すなわちオンチップ又はオフチップのいずれかに(例えば、自動試験装置399に)提供されるNビット出力であってもよい。自動試験装置399(又は他の外部送信先)はまた、より高い精度での閉ループ較正プロセスを可能にするためにデジタル較正エンジン345にフィードバックを提供することもできる。感知された温度のデジタル表現は、生成されたアナログ電圧を温度の関数として定義する、多項式の特徴付けを形成するのに使用されてもよい。
ここで、温度感知動作のアナログ部とデジタル部との間の機能の分割は例示的であり、本開示の範囲内に含まれるすべて実施形態に必ずしも適用されないことに注意されたい。一般に、いくつかの実施形態は、回路のアナログ部により重点を置いてもよく、他方、他の実施形態は、回路のデジタル部により重点を置いてもよい。
上記で議論された様々なシステム及び回路は、回路の設計、特徴付け及び動作において複数の利点を提供することができる。典型的な従来技術の回路では、アナログ設計の固有の欠点が、通常、補償のための過剰設計を招く。これにより、結果として、IC面積の消費量、消費電力、又はその両方が増大する可能性がある。上記で議論された回路は、アナログの欠点の原因を明らかにする情報を提供することにより、過剰設計の必要性を低減又は排除することができる。欠点の原因を理解することに基づき、過剰設計を少なくとも部分的に必要としない測定及び対応する補正を実行することができ、所望の性能目標を達成しつつ電力及び面積をより効果的にスケーリングすることが可能となる。
次に図15に移ると、システム150の一実施形態のブロック図が示されている。例示された実施形態では、システム150は、外部メモリ158に結合された集積回路10の少なくとも1つのインスタンスを含む。集積回路10は、外部メモリ158に結合されているメモリコントローラを含んでもよい。集積回路10は、1つ以上の周辺装置154、及び外部メモリ158に結合される。供給電圧を集積回路10に供給するとともに、メモリ158及び/又は周辺装置154に1つ以上の供給電圧を供給する、電源供給部156も設けられる。一部の実施形態において、集積回路10の1つよりも多いインスタンスが含まれてもよい(1つよりも多い外部メモリ158も含まれてもよい)。
周辺装置154は、システム150のタイプに応じて、任意の所望の回路を含んでもよい。例えば、一実施形態では、システム150は、モバイルデバイス(例えば、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、スマートフォンなど)であり得、周辺装置154は、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、セルラー、全地球測位システムなどの各種の無線通信のためのデバイスを含み得る。周辺装置154はまた、RAM記憶装置、ソリッドステート記憶装置、又はディスク記憶装置を含む追加記憶装置も含み得る。周辺装置154は、タッチディスプレイスクリーン又はマルチタッチディスプレイスクリーンを含むディスプレイスクリーン、キーボード又は他の入力デバイス、マイクロフォン、スピーカなどのユーザインタフェースデバイスを含み得る。他の実施形態では、システム150は、任意の種類のコンピューティングシステム(例えば、デスクトップパーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワークステーション、タブレットなど)とすることができる。
外部メモリ158は、任意の種類のメモリを含んでもよい。例えば、外部メモリ158は、SRAM、シンクロナスDRAM(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート(DDR、DDR2、DDR3、LPDDR1、LPDDR2など)SDRAM、RAMBUS(登録商標)DRAMなどのダイナミックRAM(dynamic RAM、DRAM)などであってもよい。外部メモリ158は、シングルインラインメモリモジュール(single inline memory module、SIMM)、デュアルインラインメモリモジュール(dual inline memory module、DIMM)などの、メモリデバイスが搭載されている1つ以上のメモリモジュールを含んでもよい。
なお、上記の議論はセンサ120及び基準センサ121を対象としているが、本開示は、本明細書で述べられていない他の種類のセンサをIC又はシステムが搭載することを除外するように意図されないことに注意されたい。したがって、「複数のセンサ」を対象とする請求項の文言は、同一の回路トポロジを有し、かつ基準センサとしての動作特性を有するセンサを包含するように意図されるが、同一のIC上に、又は同一のシステム内に実装することもできる他の種類のセンサを除外するように意図されない。
上述の開示内容が十分に理解されれば、多くの変形及び修正が当業者にとって明らかになるであろう。以下の「特許請求の範囲」は、そのような変形及び修正のすべてを包含するように解釈されることを意図するものである。

Claims (20)

  1. 集積回路であって、
    1つ以上の機能回路ブロックのうち対応する機能回路ブロックにおいて実装された複数のセンサと、
    計測制御回路であって、
    前記複数のセンサのそれぞれと同一の回路トポロジを使用して実装され、かつ前記複数のセンサのそれぞれと実質的に同一の動作特性を有する基準センサと、
    既知の電圧値を前記基準センサに提供するように構成された高精度電圧発生回路と、
    前記基準センサに近接した高精度温度感知回路と、
    前記基準センサから受け取った読み取り値を前記高精度電圧発生回路及び前記高精度温度感知回路から受け取った電圧と相関付けるように構成されており、前記相関付けた読み取り値に基づいて前記複数のセンサのそれぞれを較正するように更に構成された処理回路と、を含む計測制御回路と、を備える、集積回路。
  2. 前記基準センサと、前記複数のセンサのそれぞれとが、1つ以上のリングオシレータを含み、前記処理回路が、前記基準センサの前記1つ以上のリングオシレータのそれぞれから受け取った周波数情報を前記高精度電圧発生回路及び前記高精度温度感知回路から受け取った前記電圧と相関付けるように構成されている、請求項1に記載の集積回路。
  3. 前記処理回路が、前記複数のセンサのそれぞれについて、前記基準センサの前記リングオシレータから受け取った周波数情報と前記高精度電圧発生回路及び前記高精度温度感知回路から受け取った前記電圧との相関に基づいて動作の数学的モデルを展開するように構成されている、請求項2に記載の集積回路。
  4. 1つ以上の機能回路ブロックのうち対応する機能回路ブロックにおいて実装された前記複数のセンサのそれぞれが、前記機能回路ブロックのうちの前記対応する1つにおいて実装された前記機能回路ブロックに提供されているローカル電源電圧を受け取るように結合されている、請求項1に記載の集積回路。
  5. 前記高精度電圧発生回路が、所望のアナログ電圧を表すデジタル値を受け取るように結合されたデジタル/アナログ変換器(DAC)を含む、請求項1に記載の集積回路。
  6. 前記高精度電圧発生回路が、前記DACからアナログ電圧を受け取るように結合された低ドロップアウト電圧レギュレータを更に含み、前記既知の電圧を前記基準センサに提供するように結合されている、請求項5に記載の集積回路。
  7. 前記DACが、マルチプレクサから前記デジタル値を受け取るように結合されており、前記マルチプレクサが、前記計測制御回路内に実装されたバンドギャップ回路からの第1のデジタル値、及び前記集積回路の外部にある供給源からの第2のデジタル値を受け取るように結合されている、請求項5に記載の集積回路。
  8. 前記計測制御回路が、前記集積回路上に実装された複数のトランジスタのうちの少なくともサブセットのそれぞれの動作特性を決定するように構成されたアナログプロセス監視回路を更に含み、アナログプロセス監視回路が、前記高精度電圧発生回路から入力電圧を受け取るように結合されている、請求項1に記載の集積回路。
  9. 前記アナログプロセス監視回路が、選択されたトランジスタのゲート端子に電圧を提供するように構成されたデジタル/アナログ変換器(DAC)を含む、請求項8に記載の集積回路。
  10. 前記アナログプロセス監視回路が、前記選択されたトランジスタの端子上に現れる第1の電圧を調整するように構成された可変抵抗器を含み、前記可変抵抗器が、シグマデルタアナログ/デジタル変換器(ΣΔADC)に結合されて、前記可変抵抗器の両端に生成された第2の電圧が前記ΣΔADCに入力されるようになっている、請求項9に記載の集積回路。
  11. 前記アナログプロセス監視回路から第1のアナログ電圧を受け取るように結合された第1の入力と、温度フロントエンド回路から第2のアナログ電圧を受け取るように結合された第2の入力と、前記計測制御回路の外部にある1つ以上の対応する供給源から各アナログ信号を受け取るように結合された1つ以上の追加入力とを有するマルチプレクサを更に備える、請求項8に記載の集積回路。
  12. 前記マルチプレクサからの選択されたアナログ信号を受け取るように結合された高精度アナログ/デジタル変換器(ADC)回路を更に備える、請求項11に記載の集積回路。
  13. 方法であって、
    高精度電圧発生回路を使用して既知の電圧を生成することと、
    集積回路上に実装された基準センサに前記既知の電圧を提供することであって、前記基準センサが1つ以上のリングオシレータを含む、ことと、
    前記基準センサに近接して前記集積回路上に実装された高精度温度感知回路を使用して温度を決定することと、
    処理回路を使用して、前記基準センサの前記1つ以上のリングオシレータのそれぞれから取得された周波数を前記基準センサに提供された前記電圧と高精度温度感知回路によって決定された前記温度とに相関付けることと、
    集積回路上に実装された複数のセンサであって、それぞれが前記基準センサと同一の回路トポロジを使用して実装され、かつ前記基準センサと同一の一組の動作特性を有する複数のセンサを較正することであって、前記複数のセンサを較正することが、前記基準センサから取得された周波数を前記基準センサに提供された前記電圧と高精度温度感知回路によって決定された前記温度とに相関付けたことから取得された読み取り値に基づいている、ことと、を含む、方法。
  14. 前記処理回路が、前記複数のセンサのそれぞれについて、前記基準センサから取得された周波数を前記基準センサに提供された前記電圧と前記高精度温度感知回路によって決定された前記温度とに相関付けたことに基づいて動作の数学的モデルを展開することを更に含み、前記複数のセンサのそれぞれを較正することが、前記複数のセンサのそれぞれのリングオシレータを多項式によって特徴付けることを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記高精度電圧発生回路がデジタル/アナログ変換器を含み、前記方法が、
    デジタル値を前記DACに提供することであって、前記デジタル値が前記既知の電圧の所望の値を示す、ことと、
    前記デジタル値を前記既知の電圧に変換することと、を更に含む、請求項13に記載の方法。
  16. システムであって、
    前記システムにおける1つ以上の機能回路ブロックのうち対応する機能回路ブロックにおいて実装された複数のセンサであって、前記複数のセンサのそれぞれが、同一の回路トポロジを有し、かつ1つ以上のリングオシレータを含む、複数のセンサと、
    計測制御回路であって、
    前記複数のセンサのそれぞれの前記回路トポロジを使用して実装された基準センサであって、前記基準センサと前記複数のセンサのそれぞれとの動作特性が実質的に同様である、当該基準センサと、
    前記基準センサに近接して実装された基準温度センサと、
    基準電圧を前記基準センサに提供するように結合された基準電圧発生器と、
    前記基準センサの前記リングオシレータから取得された周波数読み取り値と、前記基準電圧と、前記基準温度センサによって決定された基準温度との相関付けに基づいて前記基準センサの動作の数学的モデルを生成するように構成された処理回路と、を含む計測制御回路と、備える、システム。
  17. 前記処理回路が、前記基準センサからの前記周波数読み取り値と、前記基準電圧と、前記基準温度との相関付けに基づいて前記複数のセンサのそれぞれを較正するように更に構成されている、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記計測制御回路が、前記集積回路上に実装された複数のトランジスタのうちの少なくともサブセットのそれぞれの動作特性を決定するように構成されたアナログプロセス監視回路を更に含み、前記アナログプロセス監視回路が、高精度電圧発生回路から入力電圧を受け取るように結合されており、前記アナログプロセス監視回路が、選択されたトランジスタのゲート端子にデジタル/アナログ変換器(DAC)から電圧を提供するように構成されている、請求項16に記載のシステム。
  19. 前記アナログプロセス監視回路が、前記選択されたトランジスタの端子上に現れる第1の電圧を調整するように構成された可変抵抗器を含み、前記可変抵抗器が、シグマデルタアナログ/デジタル変換器(ΣΔADC)に結合されて、前記可変抵抗器の両端に生成された第2の電圧が前記ΣΔADCに入力されるようになっている、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記アナログプロセス監視回路及び前記高精度温度発生回路からのアナログ信号と、少なくとも1つ以上の追加アナログ測定信号とを受け取るように構成されたアナログ試験センタ回路を更に備え、前記アナログ試験センタ回路が、前記高精度温度発生回路及び前記アナログプロセス監視回路から受け取った信号と、前記1つ以上の追加アナログ測定信号とをデジタル形式に変換するように構成された高分解能アナログ/デジタル変換器(ADC)を含み、前記アナログ試験センタ回路が、前記高分解能ADCによって提供された前記デジタル信号へのアクセスを提供するように構成されたインタフェースを更に含む、請求項18に記載のシステム。
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