JP2019502929A - 生体液体サンプル用容器支持体の運搬システム及びその運搬システムを有する自動分析システム - Google Patents

生体液体サンプル用容器支持体の運搬システム及びその運搬システムを有する自動分析システム Download PDF

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Abstract

運搬システム3は、案内路を規定する支持体案内要素19と、支持体案内要素19に沿って延びる運搬路に沿って変位可能な自走式運搬台車25とを有する。支持体案内要素19は容器支持体4を受容するとともに、案内路に沿って容器支持体4を並進案内するように構成されている。自走式運搬台車25は駆動要素31を有する。駆動要素31は、少なくとも駆動位置と解放位置との間において移動可能に取り付けられている。駆動位置では、駆動要素31は、支持体案内要素19に受容された容器支持体4に駆動運動を伝達するように構成される。解放位置では、駆動要素31は、容器支持体4を解放するように構成されている。自走式運搬台車25は、駆動要素31が駆動位置にあって自走式運搬台車25が運搬路に沿って変位するとき、容器支持体4を案内路に沿って並進変位させる。

Description

本発明は、生体液体サンプルが入った容器を支持するための容器支持体を運搬するように構成された運搬システム及びその運搬システムを有するインビトロ診断用自動分析システムに関する。
従来のインビトロ診断用自動分析システム(自動検査室システムともいう)は、分析対象の生体液体サンプルが入った容器を支持するための複数の容器支持体と、運搬システムと、運搬路に沿って配置され、運搬ユニットから容器支持体を渡される複数の分析及び/又は測定ステーションとを有する。運搬システムは、運搬路に従って容器支持体を受け取って運搬するように構成され、一般的には運搬ベルト又は磁気運搬装置を有する運搬ユニットと、運搬ユニットに容器支持体を装填するように構成された装填領域とを有する。
このような自動分析システムは、作業者の単調な操作をかなり制限するが、特に容器支持体を異なる分析及び/又は測定ステーション間で運搬しなくてはならない場合に、スムーズな運搬フローと分析フローとを保証するものではない。
また、大抵の既存の運搬システムは、運搬ベルト又は磁気運搬装置が存在するために非常に複雑であり、この複雑さは一般に運搬システム全体に渡る。したがって、既存の運搬システムのコストは高く、場合によっては分析及び/又は測定ステーションのコストよりも高い。また、運搬システムのそのような複雑さは、面倒な構成及び設置、並びに繊細な整備性を招き、多数の潜在的な故障を引き起こす可能性がある。
さらに、運搬ユニットの故障(例えば、運搬ベルトの駆動機構の故障や運搬ベルトの摩耗等)が発生した場合、自動分析システムの停止時間は長時間に渡り、分析室にとって痛手となる。
本発明は、これらの欠点を克服することを目的とする。
したがって、本発明の起源となる技術的課題は、高い運搬能力、最適化された分析フロー、及び単純で迅速な整備性を確保しながら、単純で経済的で信頼性の高い構造を有する運搬システムを提供することにある。
この目的を達成するために、本発明では、生体液体サンプルが入った容器を支持するための容器支持体を運搬するように構成された運搬システムが、少なくとも支持体案内要素と、支持体案内要素に沿って延びる運搬路に沿って変位可能な自走式運搬台車とを有し、
支持体案内要素は容器支持体を受容するとともに、案内路に沿って容器支持体を並進案内するように構成され、
自走式運搬台車は駆動要素を有し、
駆動要素は、少なくとも駆動位置と解放位置との間において移動可能に取り付けられ、
駆動位置では、駆動要素は、支持体案内要素に受容された容器支持体に駆動運動を伝達するように構成され、
解放位置では、駆動要素は、容器支持体を解放するように構成され、
自走式運搬台車は、駆動要素が駆動位置にあって自走式運搬台車が運搬路に沿って変位するとき、容器支持体を案内路に沿って並進変位させる。
このように構成された運搬システム(より具体的には運搬台車)によって、容器支持体を、装填領域と、取出し領域と、分析及び測定ステーションとの間で、簡単、容易、且つ迅速に運搬することができるため、運搬と分析のスムーズなフローが保証される。
また、運搬台車が故障した場合には、運搬台車を他の運搬台車と交換すればよいので、運搬システムの停止時間を短くすることができ、したがって分析室の金銭的損失がかなり制限される。
さらに、運搬台車は自走式なので、案内路と運搬路は本質的に「受動的」であり、案内スライドなどの単純な要素で規定される。これによって、本発明による運搬システムは大幅に単純化されて、システムの信頼性が向上する。また、システムのコスト低減や、より迅速且つ容易な設置が可能となる。
運搬システムは、以下の1つ又は複数の特徴をさらに有していてもよい。これらの特徴は、個別に考慮されても、組み合わせによって考慮されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、インビトロ診断のための自動分析システム用の運搬システムである。好ましくは、運搬システムは、少なくとも1つの分析及び/又は測定ステーションに向けて容器支持体を運搬するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、駆動位置にあるとき、駆動要素は、支持体案内要素に受容された容器支持体に並進移動可能に固定されてる。
本発明の一実施形態によれば、支持体案内要素は、少なくとも容器支持体の基部を、並進移動可能に受容及び案内するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は、運搬路に沿って、第1の変位方向及び第1の変位方向とは反対の第2の変位方向に変位可能である。
本発明の一実施形態によれば、案内路は実質的に直線状である。
本発明の一実施形態によれば、運搬路は、案内路と実質的に平行である。
本発明の一実施形態によれば、支持体案内要素は、容器支持体が延びる方向と実質的に平行な方向に並進移動可能に容器支持体を案内するように配置されている。
本発明の一実施形態によれば、支持体案内要素は、容器支持体の第1側面と協働する第1の案内側面と、容器支持体の第2側面(第1側面の反対側)と協働する第2の案内側面とを含む。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車と支持体案内要素とは、容器支持体が案内路に沿って変位する間、この容器支持体を実質的に鉛直に保持するように配置される。
本発明の一実施形態によれば、駆動要素は、駆動位置と解放位置との間において旋回軸周りに旋回可能に取り付けられている。
本発明の一実施形態によれば、駆動要素は、駆動要素が前記駆動位置にある場合に容器支持体と協働するように構成された互いに離間する2つの駆動ブランチを含む。好ましくは、2つの駆動ブランチは、容器支持体の長さに実質的に等しい距離だけ互いから離間している。
本発明の一実施形態によれば、2つの駆動ブランチは、それぞれ容器支持体の対向する側壁と協働するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、各駆動ブランチは、容器支持体に形成された引っ掛けノッチに挿入するように構成された引っ掛けフィンガを含む。
本発明の一実施形態によれば、旋回軸は、実質的に運搬路と平行に延びる。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は、駆動要素を駆動位置と解放位置との間で変位させるように構成された作動装置を含む。本発明の一実施形態によれば、作動装置は、駆動要素をその旋回軸周りに旋回させるように構成されている。作動装置は、駆動要素に回転可能に連結されたモータ等の異なるタイプのアクチュエータを有していてもよい。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は、少なくとも1つの駆動輪と、この少なくとも1つの駆動輪を回転駆動するように構成された少なくとも1つの回転駆動機構とを含む。例えば、少なくとも1つの回転駆動機構は、少なくとも1つの駆動輪に回転可能に連結された駆動モータを含む。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は、少なくとも1つの駆動輪が取り付けられる台車本体を含む。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は2つの駆動輪を含む。例えば、2つの駆動輪は、互いに独立してモータ駆動されてもよい。そのために、自走式運搬台車は、それぞれの駆動輪を回転駆動するように構成された2つの回転駆動機構を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、運搬路を規定する台車案内要素を含む。台車案内要素は、自走式運搬台車が運搬路に沿って変位する間、自走式運搬台車を受容及び案内するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、支持体案内要素は、支持体案内スライドである。
本発明の一実施形態によれば、台車案内要素は、台車案内スライドである。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は、自走式運搬台車が運搬路に沿って変位する間、台車案内要素と協働するように構成された案内ローラを含む。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、案内路の外側に案内路に沿って配置された少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域(受容領域ともいう)を備える。自走式運搬台車は、支持体案内要素に受容された容器支持体を変位させて、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域に配置することで、案内路を解放するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域は、サンプル処理ステーションの近傍に配置されることが意図されている。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域は、少なくとも一時的に容器支持体を受容及び格納するように配置されたサンプリング位置を含む。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域において容器支持体を受容したことを検出するように配置された検出手段を含む。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、運搬路に配置された少なくとも1つの位置決めマーキングを含む。自走式運搬台車は、少なくとも1つの位置決めマーキングを検出するための検出手段(例えば、光学読取装置やRFID検出装置や誘導検出装置等)と、少なくとも1つの位置決めマーキングを検出手段が検出した時に、自走式運搬台車の不動化を制御するための制御手段(例えば、集積回路やマイクロプロセッサ等)とを含む。例えば、運搬システムは、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域と対向する少なくとも1つの位置決めマーキングを含む。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの位置決めマーキングは、運搬路に配置された光バリア、バーコード、QRコード(登録商標)、又はRFIDラベルで形成されていてもよい。
本発明の一実施形態によれば、支持体案内要素は、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域に通じる、容器支持体が通過するための通過開口を含む。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は、台車本体と、駆動要素が移動可能に取り付けられた支持要素とを含む。支持要素は、少なくとも1つの運搬位置と1つの間隙位置との間において運搬路と交差する変位方向に従って、台車本体に対して並進移動可能に取り付けられている。
本発明の一実施形態によれば、支持要素及び駆動要素は以下のように構成されている。つまり、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域と対向するように自走式運搬台車が配置され、且つ、駆動要素が駆動位置にある場合、支持要素が運搬位置から間隙位置に変位することによって、容器支持体が案内路から少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域に変位できるように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、支持要素は、容器支持体が支持体案内要素に受容されており、且つ、支持要素を間隙位置に向かって変位させる際に、容器支持体に対して押圧力を加えるように構成された押圧面を含む。例えば、押圧面は、容器支持体の側面を押すように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、支持要素及び駆動要素は、自走式運搬台車が容器支持体をサンプリング領域又は移送領域から案内路に変位させることができるように構成されている。
好ましくは、支持要素及び駆動要素は以下のように構成されている。つまり、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域と対向するように自走式運搬台車が配置され、且つ、駆動要素が駆動位置にある場合、支持要素が間隙位置から運搬位置に変位することによって、容器支持体がサンプリング領域又は移送領域から案内路に変位できるように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は、支持要素を台車本体に対して並進変位させるように構成された並進駆動機構を含む。並進駆動機構は、異なるタイプのアクチュエータを有していてもよく、例えば、支持要素に接続される第1部分と台車本体に接続される第2部分とを有するシリンダを有していてもよい。一変形例によれば、並進駆動機構は、支持要素に設けられたラックと、台車本体に設けられ、ラックと協働するように構成された歯車とを有していてもよい。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は、自走式運搬台車に電気的に動力を供給するように構成されたバッテリを有する。好ましくは、バッテリは再充電可能である。例えば、バッテリは接触又は誘導によって再充電されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、バッテリは、並進駆動機構、回転駆動機構、及び/又は作動装置に電気的に動力を供給するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは再充電領域を含む。再充電領域は、自走式運搬台車が再充電領域に位置するときにバッテリを電気的に再充電する充電装置を含む。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、装填領域と取出し領域とを備える。装填領域は、容器支持体を格納するための領域であり、支持体案内要素によって規定された案内路に容器支持体(装填領域に格納されている容器支持体)を装填するための装填装置を備える。取出し領域では、容器支持体が取り出される。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、装填領域に対向する位置決めマーキングと、取出し領域に対向する位置決めマーキングとを含む。
本発明の一実施形態によれば、装填装置は、装填路に沿って変位可能な自走式装填台車を含む。自走式装填台車は駆動要素を有する。駆動要素は、駆動位置と解放位置との間において移動可能に取り付けられている。駆動位置では、駆動要素は、装填領域に格納された少なくとも1つの容器支持体に駆動運動を伝達する。解放位置では、駆動要素は、この容器支持体を解放する。自走式装填台車は、この容器支持体を装填路に沿って並進変位させるとともに、自走式装填台車が装填路に沿って変位し、且つ、駆動要素が駆動位置にあるときに、この容器支持体を支持体案内要素に差し込むように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、装填路は、案内路と交差する。
本発明の一実施形態によれば、駆動要素は、駆動位置と解放位置との間において、例えば実質的に鉛直な変位方向に従って、並進移動可能に取り付けられている。
本発明の一実施形態によれば、駆動要素は、駆動要素が駆動位置にある場合に、容器支持体を把持又は引っ掛けるように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、自走式運搬台車は、支持体案内要素に受容された容器支持体を取出し領域に変位させるように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、装填領域は、装填領域に格納された容器支持体を、装填方向に従って並進移動させて案内するように構成された第1の案内手段を含む。例えば、第1の案件手段は、案内レールを含んでいてもよい。
本発明の一実施形態によれば、取出し領域は、取出し領域で取り出された容器支持体を、取出し方向に従って並進移動させて案内するように構成された第2の案内手段を含む。例えば、第2の案件手段は、案内レールを含んでいてもよい。
本発明の一実施形態によれば、第1及び/又は第2の案内手段は、容器支持体を、容器支持体が延びる方向と実質的に垂直となる方向に並進移動させて案内するように配置されている。
本発明の一実施形態によれば、第1及び/又は第2の案件手段は、各容器支持体(より具体的には各容器支持体の基部)に設けられた補完案内手段と協働するように構成されている。例えば、第1及び/又は第2の案件手段は、各容器支持体の基部に設けられた補完的な形状を有する案内ノッチと協働するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、容器支持体が支持体案内要素に受容されている時に、この容器支持体に支持されている容器に記載の識別コードを光学的に読み取るように構成された識別コード読取装置を含む。例えば、各識別コードに記録される情報は、各サンプルの参照番号(これは各サンプルの提供者の名前に一意的に結び付けられる)を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態によれば、識別コード読取装置は、運搬路に実質的に平行な変位方向に従って並進移動可能に取り付けられる。
本発明の一実施形態によれば、容器に記載された識別コードは、容器の外面に配置されたバーコード(例えば一次元バーコード又は二次元バーコード)又はQRコードによって形成される。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、容器支持体が支持体案内要素に受容されている時に、この容器支持体に支持されている容器を回転駆動することで、この容器に記載の識別コードを識別コード読取装置によって読み取り可能とするように構成された回転駆動モジュールを備える。
本発明の一実施形態によれば、回転駆動モジュールは、垂直軸周りに回転可能に取り付けられて、容器支持体に支持された容器をこの容器の延長軸周りに回転駆動するように構成された作動部材を含む。
本発明の一実施形態によれば、回転駆動モジュールは、運搬路に対して実質的に平行な第1の変位方向に沿って作動部材を並進変位させるように構成されている第1の変位手段と、実質的に鉛直な第2の変位方向に沿って作動部材を並進変位させるように構成されている第2の変位手段とを備える。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、自走式運搬台車と遠隔通信するように構成された制御ユニットを含む。制御ユニットは、例えばPC型コンピュータなどのコンピュータで構成してもよい。
本発明の一実施形態によれば、制御ユニットは、自走式運搬台車と例えばWiFi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)によって無線通信するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、実質的に鉛直な回転軸を有する格納ロータを含み、格納ロータは、それぞれが案内路から送られて来る容器支持体を受容するように構成された複数の格納ハウジングを含む。この格納ロータによって、容器支持体を一時的に格納することができ、また、容器支持体を取り出す前に分析及び/又は測定ステーションに向けて運搬する場合のために、第1又は第2の案内路に容器支持体を再び差し込むことができる。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、格納ロータに対応する回転駆動手段を含む。この回転駆動手段は、格納ロータをその回転軸周りに回転駆動するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、格納ロータに対応する回転駆動手段は、第1の方向及び第1の方向とは反対の第2の方向に格納ロータを回転駆動させるように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、格納ロータは、運搬路の一端に配置される。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、それぞれ第1及び第2の案内路を規定する第1及び第2の支持体案内要素を含み、第1及び第2の支持体案内要素は、運搬路の両側に配置され、自走式運搬台車の駆動要素は、第1の駆動位置と、第2の駆動位置と、解放位置との間において移動可能に取り付けられ、第1の駆動位置では、駆動要素は、第1の支持体案内要素に受容された容器支持体に駆動運動を伝達するように構成され、第2の駆動位置では、駆動要素は、第2の支持体案内要素に受容された容器支持体に駆動運動を伝達するように構成され、解放位置では、駆動要素は、容器支持体を解放するように構成されている。
好ましくは、自走式運搬台車は、自走式運搬台車が運搬路に沿って変位したとき、及び駆動要素が第1の駆動位置にあるときに、第1の支持体案内要素に受容された容器支持体を第1の案内路に沿って並進変位させるように構成されるとともに、自走式運搬台車が運搬路に沿って変位したとき、及び駆動要素が第2の駆動位置にあるとき、第2の支持体案内要素に受容された容器支持体を第2の案内路に沿って並進変位させるように構成されている。
好ましくは、支持要素は、第1の間隙位置と第2の間隙位置との間を移動可能である。支持要素及び駆動要素は以下のように構成されている。つまり、取出し領域と対向するように自走式運搬台車が配置され、且つ、駆動要素が駆動位置にある場合、支持要素が運搬位置から第2の間隙位置に変位することによって、容器支持体が案内路から取出し領域に変位するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、格納ロータは、容器支持体を第1の支持体案内要素から第2の支持体案内要素へと(その逆も同様に)移送するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、容器支持体を第1の支持体案内要素から第2の支持体案内要素へと(その逆も同様に)移送するように構成された移送装置を含む。これら装置によって、第1及び第2の案内路間において容器支持体を容易且つ迅速に移送することができる。
本発明の一実施形態によれば、移送装置は、主運搬部と、主運搬部の両側に配置された第1及び第2の移送部と、第1及び第2の移送部の両側に配置された第1及び第2の副運搬部とを有する。移送装置は、運搬位置と、第1の移送位置と、第2の移送位置との間を変位可能である。運搬位置では、第1及び第2の移送部がそれぞれ部分的に第1及び第2の案内路を規定するとともに、主運搬部が部分的に運搬路を規定している。第1の移送位置では、第1の移送部と第1の副運搬部がそれぞれ部分的に第2の案内路と運搬路とを規定している。第2の移送位置では、第2の移送部と第2の副運搬部がそれぞれ部分的に第1の案内路と運搬路とを規定している。
本発明の一実施形態によれば、移送装置は、運搬路と交差するように延びる変位方向(好ましくは、運搬路と実質的に垂直な変位方向)に従って並進移動可能である。
本発明の一実施形態によれば、第1の支持体案内要素は、装填用開口部を有する。装填用開口部は、装填領域に対向するように配置され、容器支持体が通過するためのものである。第2の支持体案内要素は、取出し用開口部を有する。取出し用開口部は、取出し領域に対向するように配置され、容器支持体が通過するためのものである。
本発明の一実施形態によれば、運搬システムは、容器を支持するための少なくとも1つの容器支持体を有する。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの容器支持体は、延長方向に従って延びている。好ましくは、少なくとも1つの容器支持体は、平行六面体の一般的な形状を呈している。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの容器支持体は、少なくとも1つの容器支持体の延長方向に従って整列する、例えば円筒状の複数の受容ハウジングを含む。好ましくは、各受容ハウジングは上方に開いている。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの容器支持体は、複数の読み取り開口を備える。この読み取り開口により、容器支持体に収容された容器に記載された識別コードの光学的な読み取りが可能となる。好ましくは、各読み取り開口は、各受容ハウジング内に開口する。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの容器支持体は、サンプル管を支持するように構成されている。
本発明は、本発明に係る運搬システムと、分析及び/又は測定ステーション等の、案内路に沿って配置される少なくとも1つのサンプル処理ステーションとを備えるインビトロ診断用の自動分析システムにさらに関する。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサンプル処理ステーションが、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域の近傍に配置されている。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサンプル処理ステーションは、インビトロ診断用(より具体的には、全血検査等の血液検査用)の分析及び/又は測定ステーションからなる。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサンプル処理ステーションは、分光光度読み取りモジュール、蛍光読み取りモジュール、発光読み取りモジュール、及び凝固測定モジュールのうち、少なくとも1つのモジュールを有する。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサンプル処理ステーションは、支持体撹拌装置と、容器支持体をサンプリング領域又は移送領域とこの撹拌装置との間で移送させる移送装置とを有する。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサンプル処理ステーションは、仏国第2998057号公報に記載の分析装置を有する。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサンプル処理ステーションは、容器支持体が支持する容器内のサンプル(例えば、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域に受容された容器支持体が支持する容器内のサンプル)を回収するように構成されたサンプリング装置を有する。
本発明の一実施形態によれば、サンプリング装置は、サンプリング針を備えたサンプリングヘッドと、サンプリングヘッドを案内路に対して実質的に水平且つ実質的に平行な方向に沿って並進変位させるように構成された第1の変位手段と、サンプリングヘッドを実質的に鉛直な方向に変位させる第2の変位手段とを有する。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサンプル処理ステーションは、少なくとも1つのサンプリング領域又は移送領域において容器支持体を受容したことを検出するように配置された検出手段を含む。
本発明の一実施形態によれば、自動分析システムは、案内路に沿って配置された複数のサンプル処理ステーションを含む。
図1は、本発明に係るインビトロ診断用自動分析システムを示す斜視図である。 図2は、分析システムに属する運搬台車を示す斜視図である。 図3は、分析システムに属する運搬台車を示す斜視図である。 図4は、分析システムに属し、図2の運搬台車によって保持される容器支持体を示す斜視図である。 図5は、図4の容器支持体を示す斜視図である。 図6は、運搬台車が1動作位置にあることを示す分析システムを示す部分斜視図である。 図7は、運搬台車が図6とは異なる動作位置にあることを示す分析システムの部分斜視図である。 図8は、運搬台車が図6及び図7とは異なる動作位置にあることを示す分析システムの部分斜視図である。 図9は、運搬台車が図6から図8とは異なる動作位置にあることを示す分析システムの部分斜視図である。 図10は、分析システムに属する装填領域を示す部分斜視図である。 図11は、装填領域に属する装填台車をより具体的に示す斜視図である。 図12は、分析システムに属する回転駆動モジュールをより具体的に示す斜視図である。 図13は、分析システムに属する識別コード読取装置をより具体的に示す斜視図である。 図14は、装填領域に対向する運搬台車をより具体的に示す斜視図である。 図15は、分析システムに属する取出し領域に対向する運搬台車をより具体的に示す斜視図である。 図16は、分析システムに属する取出し領域に対向する運搬台車をより具体的に示す斜視図である。 図17は、分析システムに属する格納ロータを示す斜視図である。 図18は、分析システムに属する移送装置をより具体的に示す斜視図である。 図19は、分析システムに属する移送装置をより具体的に示す斜視図である。
以下、本運搬システムの非限定的な一実施形態を表す添付の模式図を参照しながら本発明を説明する。本発明は以下の説明によってより理解しやすくなるであろう。
図1は、容器支持体4を運搬するように構成された運搬システム3と、運搬システム3に沿って配置された複数の分析及び/又は測定ステーション5とを含む、インビトロ診断のための自動分析システム2を示す。例えば、各分析及び/又は測定ステーション5は、特に分光光度読み取りモジュール、蛍光読み取りモジュール、発光読み取りモジュール、及び凝固測定モジュールの中から選択された1つ又は複数のモジュールを有していてもよい。
図5及び図10により具体的に示されるように、運搬システム3は、木枠、ラック、又はストレージとも呼ばれる複数の容器支持体4を備える。各容器支持体4は、施栓要素7を備えるとともに分析対象の生体液体サンプル(例えば、血液、血漿、又は血清サンプル)を収容する複数の容器6を支持するためのものである。好ましくは、容器6はサンプル管からなる。
各容器支持体4は、平行六面体の一般的な形状を呈し、延長方向に沿って延びている。より具体的には、各容器支持体4は、互いに対向する2つの長手面8と、互いに対向する2つの側面9とを含む。
各容器支持体4は、容器支持体4の延長方向に従って整列する、好ましくは円筒状の複数の受容ハウジング11を含む。好ましくは、受容ハウジング11は上方に開いており、容器6の受容ハウジング11への出し入れを容易にすることができる。図面に示す実施形態によれば、各容器支持体4は6つの受容ハウジング11を有する。つまり、6つの容器6を収容するように構成されている。しかしながら、各容器支持体4は、5つ以下又は7つ以上の受容ハウジング11を有していてもよい。
各容器支持体4は、複数の読み取り開口12を備える。この読み取り開口12により、容器支持体4に収容した容器6に記載された識別コードの光学的な読み取りが可能となる。
さらに、各容器支持体4は、その基部14に形成された案内ノッチ13と、2つの側面9にそれぞれ形成された2つの引っ掛けノッチ15とを備える。各引っ掛けノッチ15は、使用条件下で実質的に鉛直に延びるように構成され、好ましくは、各受容ハウジング11の延長方向と平行に延びている。
運搬システム3は、容器支持体4を分析及び/又は測定ステーション5に向けて運搬するように構成された運搬ユニット16と、容器支持体4を運搬ユニット16内に格納及び装填するように構成された少なくとも1つの装填領域17と、運搬ユニット16から取り出さた容器支持体4を格納及び受容するように構成された取出し領域18とを含む。
より具体的には、運搬ユニット16は、第1及び第2の直線状且つ平行な案内路をそれぞれ規定する第1及び第2の支持体案内要素19,21を備える。例えば、第1及び第2の支持体案内要素19,21は、それぞれ案内スライドによって形成される。第1及び第2の支持体案内要素19,21は、それぞれ、少なくとも容器支持体4の基部14を受け入れるように構成されている。第1の支持体案内要素19は、より具体的には、第1の案内路に沿って容器支持体4を並進移動させて案内するように構成されている。第2の支持体案内要素21は、より具体的には、第2の案内路に沿って容器支持体4を並進移動させて案内するように構成されている。
図10及び図13により具体的に示されるように、第1の支持体案内要素19は、装填用開口部22を有する。装填用開口部22は、装填領域17に対向するように配置され、容器支持体4が通過するためのものである。図13及び図14により具体的に示されるように、第2の支持体案内要素21は、取出し用開口部23を有する。取出し用開口部23は、取出し領域18に対向するように配置され、容器支持体4が通過するためのものである。
好ましくは、第1及び第2の支持体案内要素19,21のそれぞれは、容器支持体4の幅に実質的に等しい幅を有する。したがって、第1及び第2の支持体案内要素19,21は、それぞれ、容器支持体4の第1の長手面8と協働する第1の案内側面19a,21aと、容器支持体4の第2の長手面8と協働する第2の案内側面19b,21bとを含む(特に図7及び図18を参照)。
また、第1及び第2の支持体案内要素19,21のそれぞれは、各案内路に沿って容器支持体4が変位する間に、容器支持体4の基部14の下面と協働するように配置された底面19c,21cを含む。
また、運搬ユニット16は、台車案内要素24を備える。運搬台車案内要素24は、第1及び第2の支持体案内要素19,21の間に配置され、第1及び第2の案内路に平行な直線状の運搬路を規定する。例えば、台車案内要素24は案内スライドによって形成される。台車案内要素24は、互いに対向する2つの案内側面24a,24bと、底面24cとを含む(特に図7及び図18を参照)。
さらに、運搬ユニット16は、運搬路に沿って変位可能な自走式運搬台車25を備える。図2及び図3により具体的に示されるように、自走式運搬台車25は、台車本体26と、台車本体26に回転可能に取り付けられて台車案内要素の底面24c上を転動する2つの駆動輪27とを含む。各駆動輪27は、第1及び第2の案内路に対して垂直に延びる回転軸を有する。
自走式運搬台車25は、2つの駆動輪27を回転駆動する回転駆動機構28を備えている。例えば、回転駆動機構28は、駆動ベルト28bを介して駆動輪27に回転可能に連結された駆動モータ28aを含む。
各駆動輪27は、第1の回転方向及び第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転駆動できる。したがって、自走式運搬台車25は、運搬路に沿って第1の変位方向及び第1の変位方向とは反対の第2の変位方向に変位可能である。
自走式運搬台車25は、例えば水平に延びる支持フレームの形態の支持要素29をさらに含む。支持要素29は、運搬路に対して水平方向及び垂直方向の変位方向に従い、台車本体26に対して並進移動可能に取り付けられている。好ましくは、支持要素29の変位方向は、台車本体26の延長方向に対して垂直である。
より具体的には、支持要素29は、支持要素29が運搬路上に一体的に又は実質的に一体的に延びる運搬位置(図6参照)と、支持要素29が第1の案内路上に部分的に延びる第1の間隙位置(図8参照)と、支持要素29が第2の案内路上に部分的に延びる第2の間隙位置とをとることが可能である。
支持要素29は、第1の押圧面29aと、第1の押圧面29aの反対側の第2の押圧面29bとをさらに有する。第1の押圧面29aは、支持要素29が第1の間隙位置に変位した際に、第1の支持体案内要素19に受容された容器支持体4に対して押圧力を加えるように構成されている。第2の押圧面29bは、支持要素29が第2の間隙位置に変位した際に、第2の支持体案内要素21に受容された容器支持体4に対して押圧力を加えるように構成されている。より具体的には、第1及び第2の押圧面29a,29bのそれぞれは、容器支持体4の長手面8を押すように構成されている。
また、自走式運搬台車25は、並進駆動機構30を備える。並進駆動機構30は、支持要素29を台車本体26に対して並進変位させるように構成されており、より具体的には、支持要素29を運搬位置と第1及び第2の間隙位置との間で変位させるように構成されている。例えば、並進駆動機構30は、支持要素29に設けられたラック30.1と、台車本体26に設けられ、ラック30.1と協働するように構成された歯車30.3に回転可能に固定された駆動モータ30.2とを有していてもよい。並進駆動機構30は、支持要素29に接続される第1部分と、台車本体26に接続される第2部分と有するシリンダ等の、当業者に知られているその他のタイプのアクチュエータを有していてもよい。
なお、自走式運搬台車25と第1及び第2の支持体案内要素19,21は、容器支持体4が各案内路に沿って変位する間、容器支持体4を実質的に鉛直に保持するように配置される。
図2及び図3により具体的に示すように、自走式運搬台車25は、例えば駆動ヨークの形態の駆動要素31をさらに有する。駆動要素31は、運搬路と台車本体26の延長方向とに実質的に平行に延びる旋回軸周りに旋回可能なように支持要素29に取り付けられている。より具体的には、駆動要素31は、容器支持体4の長さに実質的に等しい距離だけ互いから離間した2つの駆動ブランチ32を備える。
各駆動ブランチ32は、支持要素29に旋回可能に取り付けられた取付部32aと、容器支持体4の各側面9に形成された引っ掛けノッチ15に挿入されるように構成された引っ掛けフィンガ32bとを含む。好ましくは、駆動要素31は、2つの引っ掛けブランチを連結するとともに駆動要素31の旋回軸と平行に延びる連結部310を有する。
より具体的には、駆動要素31は、第1の駆動位置(図4参照)と、第2の駆動位置(図15参照)と、解放位置(図3及び図14参照)とをとることが可能である。第1の駆動位置では、第1の支持体案内要素19に受容された容器支持体4に形成された引っ掛けノッチ15に引っ掛けフィンガ32bを挿入可能であり、また、駆動要素31によって、第1の支持体案内要素19に受容された容器支持体4に対して駆動運動を伝達できる。第2の駆動位置では、第2の支持体案内要素21に受容された容器支持体4に形成された引っ掛けノッチ15に引っ掛けフィンガ32bを挿入可能であり、また、駆動要素31によって、第2の支持体案内要素21に受容された容器支持体4に対して駆動運動を伝達できる。解放位置では、駆動要素31が前記容器支持体4を解放することができる。好ましくは、駆動要素31は、第1及び第2の駆動位置にあるとき、実質的に水平に延びる。例えば、駆動要素31は、解放位置にあるとき、実質的に鉛直に延びていてもよい。
つまり、より具体的には、自走式運搬台車25は、自走式運搬台車25が運搬路に沿って変位したとき、及び駆動要素31が第1の駆動位置にあるときに、第1の支持体案内要素19に受容された容器支持体4を第1の案内路に沿って並進変位させるように構成されるとともに、自走式運搬台車25が運搬路に沿って変位したとき、及び駆動要素31が第2の駆動位置にあるとき、第2の支持体案内要素21に受容された容器支持体4を第2の案内路に沿って並進変位させるように構成されている。
自走式運搬台車25は、駆動要素31を第1及び第2の駆動位置と解放位置との間で旋回軸周りに旋回させるように構成された作動装置33を含む。作動装置33は、駆動要素31に回転可能に連結されたモータ等の異なるタイプのアクチュエータを有していてもよい。
また、自走式運搬台車25は、自走式運搬台車25(より具体的には、並進駆動機構30、回転駆動機構28及び作動装置33)に電気的に動力を供給するように構成されたバッテリ(図示せず)を有する。図面に示す実施形態によれば、バッテリは再充電可能であり、例えば接触又は誘導によって再充電されてもよい。このため、運搬システム3は再充電領域(図示せず)を含む。再充電領域は、自走式運搬台車25が再充電領域に位置するときにバッテリを電気的に再充電する充電装置を含む。
図面に示す実施形態によれば、自走式運搬台車25は、第1の案内面24aと協働するように構成された一対の第1の案内ローラ35aと、第2の案内面24bと協働するように構成された一対の第2の案内ローラ35bとをさらに有する。好ましくは、各案内ローラ35a,35bは実質的に鉛直な回転軸を有する。
また、運搬システム3は、運搬ユニット16に沿って配置された複数のサンプリング領域36も含む。図面に示す実施形態によれば、運搬システム3は、第1の案内路に沿って第1の案内路の外側に配置された複数のサンプリング領域36(図に示す場合は2つ)と、第2の案内路に沿って第2の案内路の外側に配置された複数のサンプリング領域36(図に示す場合は2つ)とを有する。
各サンプリング領域36は、それぞれの分析及び/又は測定ステーション5の近傍に配置されるサンプリング位置を含む。サンプリング位置では、少なくとも一時的に容器支持体4を受容及び格納する。したがって、第1及び第2の支持体案内要素19,21の各々は、各サンプリング領域36に通じる複数の通過開口37を含み、各通過開口37は、案内路から容器支持体4を通過させるためのものである。
図7及び図8により具体的に示されるように、自走式運搬台車25の支持要素29及び駆動要素31は以下のように構成されている。つまり、第1の案内路に沿って配置されたサンプリング領域36と対向するように自走式運搬台車25が配置され、且つ、駆動要素31が第1の駆動位置にあるとともに第1の案内路に受容された容器支持体4と連結してる場合、支持要素29が運搬位置から第1の間隙位置に変位することによって、容器支持体4がサンプリング領域36に変位して第1の案内路を解放するように構成されている。支持要素29がこのような位置にあるとき、当然のことながら、サンプリング領域36に収容された容器支持体4を解放するために、駆動要素31を解放位置に変位させることが可能であり、その後、例えば別の容器支持体4を把持するために、運搬台車25を運搬路に沿って変位させることが可能である。
また、自走式運搬台車25の支持要素29及び駆動要素31は以下のようにも構成されている。つまり、自走式運搬台車25が、第1の案内路に沿って配置され容器支持体4を受容しているサンプリング領域36の反対に位置する場合、駆動要素31は、まず、支持要素29及び駆動要素31がそれぞれ第1の間隙位置及び第1の駆動位置に相次いで変位することによって前述の容器支持体4を把持することができ、次いで、支持要素29が運搬位置に変位することによって、その把持した容器支持体4を第1の案内路に変位させることができる。
同様に、自走式運搬台車25の支持要素29及び駆動要素31は以下のようにも構成されている。つまり、第2の案内路に受容された容器支持体4を第2の案内路に沿って配置されるサンプリング領域36に向けて変位させるとともに、第2の案内路に沿って配置されるサンプリング領域36に受容された容器支持体4を第2の案内路に向けて変位させるように構成されている。
好ましくは、各分析及び/又は測定ステーション5は、各サンプリング領域36に隣接して配置され、各サンプリング領域36に受容された容器支持体4が支持する容器6内のサンプルを回収するように構成されたサンプリング装置(図示せず)を有する。好ましくは、各サンプリング装置は、サンプリング針を備えたサンプリングヘッドと、各サンプリングヘッドを運搬路に対して実質的に水平且つ実質的に平行な方向に沿って並進変位させるように配置された第1の変位手段と、各サンプリングヘッドを実質的に鉛直な方向に変位させる第2の変位手段を有する。
好ましくは、各分析及び/又は測定ステーション5は、各サンプリング領域36における容器支持体4の受け入れを検出するように配置された検出手段も含む。
図10により具体的に示されるように、装填領域17は、運搬路に対して垂直に延びる案内レール38を含む。案内レール38は、装填領域17に格納された各容器支持体4の案内ノッチ13と協働するように構成されている。より具体的には、案内レール38は、各容器支持体4を装填領域17に変位させる際、及び運搬ユニット16(より具体的には第1の支持体案内要素19)に装填する際に、装填領域17に格納された各容器支持体4を装填方向に従って並進案内するように構成されている。好ましくは、装填方向は、装填領域に格納された各容器支持体4の延長方向に対して実質的に垂直に延びる。
また、装填領域17は、一方では装填領域17に格納された容器支持体4を運搬ユニット16に向かって装填方向に沿って変位させ、他方では装填領域17に格納された各容器支持体4を第1の支持体案内要素19によって規定される第1の案内路に装填する装填装置(特に図11参照)を有する。
図面に示す実施形態によれば、装填装置は、例えば案内スライドの形態の台車案内要素41によって規定される装填路に沿って変位可能な自走式装填台車39を含む。台車案内要素41は、案内レール38の下に配置される。自走式装填台車39は、台車本体42と、台車本体42に回転可能に取り付けられて台車案内要素41の底面上を転動する2つの駆動輪43とを含む。各駆動輪43は、第1及び第2の案内路に対して平行に延びる回転軸を有する。自走式装填台車39は、2つの駆動輪43を回転駆動する回転駆動機構40を備えている。例えば、回転駆動機構40は、駆動ベルトを介して駆動輪43に回転可能に連結された駆動モータを含む。
各駆動輪43は、第1の回転方向及び第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転駆動できる。したがって、自走式装填台車39は、装填路に沿って第1の変位方向及び第1の変位方向とは反対の第2の変位方向に変位可能である。
また、自走式装填台車39は、例えば駆動ヨークの形態の駆動要素44をさらに含む。駆動要素44は、実質的に鉛直な変位方向に従って、台車本体42に対して並進移動可能に取り付けられている。より具体的には、駆動要素44は、2つの駆動ブランチ45(図10及び図11参照)を有する。駆動ブランチ45は、案内レール38の両側に延びる2つの平行スロット46を突き抜けるように延びるとともに、装填領域17に格納された容器支持体4の基部14と協働する。
より具体的には、駆動要素44は、駆動位置と解放位置との間を並進移動可能に設けられている。駆動位置では、2つの駆動ブランチ45がスロット46から突き出ており、装填領域17に格納された容器支持体4の基部14と協働する。また、駆動要素44が駆動運動をこの容器支持体4に伝達する。解放位置では、2つの駆動ブランチ45がスロット46から引っ込んだ位置にあるか、又は、少なくとも上述の容器支持体4の下面よりも下に位置する。
つまり、自走式装填台車39は、各容器支持体4を装填路に沿って並進変位させるとともに、自走式装填台車39が装填路に沿って変位し、且つ、駆動要素44が駆動位置にあるときに、各容器支持体4を第1の案内路に連続して装填するように構成されている。
図15及び図16により具体的に示されるように、取出し領域18は、運搬路に対して垂直に延びる案内レール47を含む。案内レール47は、取出し領域18で取り出された各容器支持体4を、取出し方向に従って第2の案内路から並進案内するように設けられている。より具体的には、案内レール47は、取出し領域18で取り出された各容器支持体4の案内ノッチ13と協働するように構成されている。好ましくは、取出し方向は、取出し領域18で取り出された各容器支持体4の延長方向に対して実質的に垂直に延びる。
図面に示す実施形態によれば、自走式運搬台車25は、第2の案内路に配置された容器支持体4を取出し領域18に変位させるように構成される。具体的には、支持要素29及び駆動要素31は以下のように構成されている。つまり、取出し領域18と対向するように自走式運搬台車25が配置され、且つ、駆動要素31が駆動位置にあるとともに第2の案内路に受け入れられた容器支持体4と連結している場合、支持要素29が運搬位置から第2の間隙位置に変位することによって、容器支持体4が取出し領域18に変位するように構成されている。
好ましくは、運搬システム3は、運搬路上に配置された複数の位置決めマーキング(図示せず)を含む。例えば、運搬システム3は、各サンプリング領域36に対向する位置決めマーキングと、装填領域17に対向する位置決めマーキングと、取出し領域18に対向する位置決めマーキングとを含む。このような本発明の実施形態によれば、自走式運搬台車25は、一方では、自走式運搬台車25が運搬路に沿って変位する間に、運搬路上に配置された位置決めマーキングを検出するための検出手段(例えば、光学読取装置やRFID検出装置や誘導検出装置等)を含み、他方では、自走式運搬台車25が到達すべき運搬システム3の領域に対応する位置決めマーキングを検出手段が検出した時に、自走式運搬台車25の不動化を制御するための制御手段(例えば、集積回路やマイクロプロセッサ等)を含む。例えば、各位置決めマーキングは、光バリア、バーコード、QRコード、又はRFIDラベルで形成されていてもよい。
図12及び図13に示すように、運搬システム3は識別コード読取装置51も含む。識別コード読取装置51は、第1の案内路に位置するとともに装填領域17に対向する容器支持体4に支持された容器6に記載された識別コードを光学的に読み取るように構成されている。例えば、各識別コードに記録される情報は、各サンプルの参照番号によって構成されていてもよい。好ましくは、容器6に記載された識別コードは、容器の外面に配置されたバーコード又はQRコードによって形成される。好ましくは、識別コード読取装置51は、同じ容器支持体4の異なる容器6に記載された識別コードを容易に光学的に読み取ることができるように、運搬路に実質的に平行な変位方向に従って並進移動可能に取り付けられる。
なお、好ましくは、容器支持体4によって運ばれる異なる容器6に記載の識別コードに従って、容器支持体4の運搬先の違いが決められる。
図12から図14に示すように、運搬システム3は回転駆動モジュール52をさらに含む。回転駆動モジュール52は、第1の案内路に位置するとともに装填領域17に対向する容器支持体4に支持された容器6を回転駆動するように構成されており、識別コード読取装置51が読み取り開口12を通じてこの容器6に記載の識別コードを光学的に読み取ることを可能にしている。好ましくは、回転駆動モジュール52は、鉛直軸周りに回転可能に取り付けられて、容器をその延長軸周りに回転駆動するように構成された作動部材53を含む。図面に示す実施形態によれば、回転駆動モジュール52は、第1の変位手段と第2の変位手段とを有する。第1の変位手段は、運搬路に対して実質的に水平で平行な第1の変位方向に沿って作動部材53を並進変位させるように構成されている。第2の変位手段は、実質的に鉛直な変位方向に沿って作動部材53を並進変位させるように構成されている。
図1及び図17に示すように、運搬システム3はまた、運搬路の一端に配置された、実質的に鉛直な回転軸を有する格納ロータ54を含む。格納ロータ54は、角度がずれた複数の格納ハウジング55を含む。各格納ハウジング55は、第1及び第2の案内路から送られて来る容器支持体4を格納するように構成されている。各格納ハウジング55は径方向に延びており、より具体的には、格納ロータ54の角度位置に応じて第1及び第2の案内路に対向して配置することが可能な径方向導入開口56を含む。
好ましくは、運搬システム3は、格納ロータ54に対応する回転駆動手段を含む。この回転駆動手段は、第1の方向及び第1の方向とは反対の第2の方向に回転軸周りに格納ロータ54を回転させるように構成されている。したがって、格納ロータ54は、容器支持体4を第1の案内路から第2の案内路に(その逆も同様)移送するようにも構成されている。
図15、図18、及び図19により具体的に示されるように、運搬システム3は移送装置57を含む。移送装置57は、運搬ユニット16に沿って配置されるとともに、運搬路に垂直な変位方向に従って並進移動可能である。したがって、移送装置57は、容器支持体4を第1の案内路から第2の案内路に(その逆も同様)移送するように構成されている。
より具体的には、移送装置57は移送板58を含む。移送板58は、主運搬部59と、主運搬部59の両側に配置された第1及び第2の移送部61,62と、第1及び第2の移送部61,62の両側に配置された第1及び第2の副運搬部63,64とを有する。
移送装置57は、運搬位置(図18参照)と、第1の移送位置(図19参照)と、第2の移送位置との間を変位可能である。運搬位置では、第1及び第2の移送部61,62がそれぞれ部分的に第1及び第2の案内路を規定するとともに、主運搬部59が部分的に運搬路を規定している。第1の移送位置では、第1の移送部61と第1の副運搬部63がそれぞれ部分的に第2の案内路と運搬路とを規定している。第2の移送位置では、第2の移送部62と第2の副運搬部64がそれぞれ部分的に第1の案内路と運搬路とを規定している。
図1に示すように、運搬システム3は、自走式運搬台車25及び自走式装填台車39と例えばWiFi又はBluetoothによって無線通信するように構成された制御ユニット65を含む。制御ユニット65は、例えばPC型コンピュータなどのコンピュータで構成してもよい。好ましくは、制御ユニット65は、複数の異なる分析及び/又は測定ステーション5と通信するようにも構成されている。
好ましくは、自走式運搬台車25に属する制御手段は、制御ユニット65が発する制御信号を受信するとともに、受信した制御信号に応じて、駆動信号を、具体的には並進駆動機構と、回転駆動機構28と、作動装置とに伝達するように構成されている。
次に、上述した自動分析システム2を用いて実行可能なサンプル分析方法の一例について説明する。このようなサンプル処理方法は、具体的には以下のような工程を有し、
a)装填領域17に複数の容器支持体4を手動で装填する工程
b)自走式装填台車39が容器支持体4に対して実質的に鉛直に変位することを制御するとともに、自走式装填台車39の駆動要素44が駆動位置へ並進変位することを制御する工程(図10参照)
c)容器支持体4を第1の案内路に自動装填するために、自走式装填台車39を運搬ユニット16に向けて変位させる工程(図12参照)
d)第1の案内路に装填されるとともに装填領域17に対向する容器支持体4に支持される複数の異なる容器6に記載の識別コードを、識別コード読取装置51を用いて、光学的に読み取る工程
e)容器支持体4によって運ばれる1つ又は複数の容器6の識別コードを識別コード読取装置51によって光学的に読み取り可能にするために、この1つ又は複数の容器6を回転駆動させる任意の工程
f)第1の案内路に装填されるとともに装填領域17に対向する容器支持体4の運搬先を、この容器支持体4に支持される複数の異なる容器6に記載の識別コードに従って決定するとともに、この容器支持体4を分析及び/又は測定ステーション5に割り振る工程
g)装填領域17に対向する自走式運搬台車25の変位を制御するとともに(図14参照)、容器支持体4を把持するために、自走式運搬台車25の駆動要素31を駆動位置に旋回配置させることを制御する工程
h)容器支持体4が割り振られた分析及び/又は測定ステーション5に対応するサンプリング領域36に対向する自走式運搬台車25の変位を制御するとともに(図7参照)、容器支持体4をサンプリング領域36に変位させるために、自走式運搬台車25の支持要素29を(容器支持体4が割り振られた分析及び/又は測定ステーション5に応じて)第1又は第2の間隙位置に並進移動させることを制御する工程(図8参照)
i)容器支持体4を解放するために、自走式運搬台車25の駆動要素31を解放位置に旋回させることを制御する工程
j)サンプリング領域36に対応する分析及び/又は測定ステーション5に属するサンプリング装置を使用して、前記容器支持体4に支持される1つ又は複数の容器6内のサンプルを回収するとともに、分析及び/又は測定ステーション5を使用して、回収したサンプルを処理する工程(これらサンプリング工程及び処理工程の間、1つ又は複数の容器支持体4が同時に変位するように自走式運搬台車25を制御してもよい)(図9参照)
k)サンプリング領域36に対向する自走式運搬台車25の変位を制御し、自走式運搬台車25の支持要素29を(容器支持体4が割り振られた分析及び/又は測定ステーション5に応じて)第1又は第2の間隙位置に並進移動させることを制御し、サンプリング領域36に受容された容器支持体4を把持するために、自走式運搬台車25の駆動要素31を駆動位置に旋回させることを制御する工程
l)第1又は第2の案内路内の容器支持体4を(容器支持体4が割り振られた分析及び/又は測定ステーション5に応じて)変位させるために、自走式運搬台車25の支持要素29を運搬位置に並進移動させることを制御する工程
m)取出し領域18に対向する自走式運搬台車25の変位を制御するとともに(図15参照)、取出し領域18内の容器支持体4を取り出すために、自走式運搬台車25の支持要素29を第2の間隙位置に並進移動させることを制御する工程(図16参照)
n)容器支持体4を解放するために、自走式運搬台車25の駆動要素31を解放位置に旋回させることを制御する工程。
なお、自走式運搬台車25が別の容器支持体4を変位させたときに、工程a)から工程f)を容器支持体4について実行してもよい。したがって、工程a)から工程f)は同時に実行することができる。
運搬システム3のフローを良くするために、運搬システム3は、好ましくは、互いに隣接して配置された複数の装填領域17と、互いに隣接して配置された複数の取出し領域18とを備えていてもよい。
そのような分析方法は、容器支持体4が割り振られた分析及び/又は測定ステーション5が第2の案内路に沿って配置されている場合に、ステップhとh)との間に実行される、移送装置57によって容器支持体4を第1の案内路から第2の案内路に移送させる工程をさらに有していてもよい。
なお、本発明に係る分析システムは、生産性及び品質の向上(つまり、労働力及びエラーの低減)のために、分析室におけるサンプル処理フローの流動化を目的としている。したがって、本発明に係る運搬システムは、分析及び/又は測定ステーション5の個別の作業負荷(各サンプルについて実行する試験など)を管理する制御ユニット65と通信するように構成されており、それらの作業負荷を運搬システム3と分析及び/又は測定ステーション5とに送信して、試験要求及び各分析及び/又は測定ステーション5の収容能力に従って容器6が種類別に分析及び/又は測定ステーション5に運搬されるように構成されていることはいうまでもない。したがって、運搬台車及び装填台車を管理する制御ユニット65の特徴は、「インテリジェンス」であること、つまり、分析及び/又は測定ステーション5の個別の作業負荷に従って容器支持体4の運搬を最適化するための一種のERP(統合管理ソフトウェア)であることである。
なお、各分析及び/又は測定ステーション5は、通信・視覚化インターフェースと、埋め込み電子機器(図示せず)とを備えていてもよい。例えば、各通信・視覚化インターフェースは、PC型コンピュータに接続された触覚スクリーン66を含む。より具体的には、PC型コンピュータは、触覚スクリーンを使用する操作者が手動で入力した分析要求、又は制御ユニット65から発せられる分析要求を保存し、それら分析要求を埋め込み電子機器に送信し、測定データを取得し、特定のアルゴリズムで測定データを処理し、処理結果を操作者に伝達するか、又は制御ユニット65に送信するように構成されている。
本発明の一実施形態によれば、分析及び/又は測定ステーション5の少なくとも1つを、仏国第2998057号公報に記載の分析装置と置き換えてもよい。このような実施形態によれば、各サンプリング領域36は、容器支持体4をそれぞれの案内路からこの分析装置に移送させることができる移送領域に置き換えられる。
本発明は、一例として上述した運搬システムの一実施形態に限定されるものではなく、むしろそのすべての変形を含むものであることはいうまでもない。

Claims (18)

  1. 生体液体サンプルが入った容器(6)を支持するための容器支持体(4)を運搬するように構成された運搬システム(3)であって、
    前記運搬システム(3)は、
    少なくとも案内路を規定する支持体案内要素(19)と、
    前記支持体案内要素(19)に沿って延びる運搬路に沿って変位可能な自走式運搬台車(25)とを有し、
    前記支持体案内要素(19)は前記容器支持体(4)を受容するとともに、前記案内路に沿って前記容器支持体(4)を並進案内するように構成され、
    前記自走式運搬台車(25)は駆動要素(31)を有し、
    前記駆動要素(31)は、少なくとも駆動位置と解放位置との間において移動可能に取り付けられ、
    前記駆動位置では、前記駆動要素(31)は、前記支持体案内要素(19)に受容された前記容器支持体(4)に駆動運動を伝達するように構成され、
    前記解放位置では、前記駆動要素(31)は、前記容器支持体(4)を解放するように構成され、
    前記自走式運搬台車(25)は、前記駆動要素(31)が前記駆動位置にあって前記自走式運搬台車(25)が前記運搬路に沿って変位するとき、前記容器支持体(4)を前記案内路に沿って並進変位させる
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  2. 請求項1に記載の運搬システム(3)において、
    前記駆動要素(31)は旋回軸周りに旋回可能に取り付けられている
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  3. 請求項1又は2に記載の運搬システム(3)において、
    前記駆動要素(31)は、前記駆動要素(31)が前記駆動位置にある場合に前記容器支持体(4)と協働するように構成された互いに離間する2つの駆動ブランチ(32)を含む
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の運搬システム(3)において、
    前記自走式運搬台車(25)は、
    少なくとも1つの駆動輪(27)と、
    前記少なくとも1つの駆動輪(27)を回転駆動するように構成された少なくとも1つの回転駆動機構(28)とを含む
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の運搬システム(3)において、
    前記運搬システム(3)は、前記運搬路を規定する台車案内要素(24)を含み、
    前記台車案内要素(24)は、前記自走式運搬台車(25)が前記運搬路に沿って変位する間、前記自走式運搬台車(25)を受容及び案内するように構成されている
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  6. 請求項5に記載の運搬システム(3)において、
    前記自走式運搬台車(25)は、前記自走式運搬台車(25)が前記運搬路に沿って変位する間、前記台車案内要素(24)と協働するように構成された案内ローラ(35a,35b)を含む
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の運搬システム(3)において、
    前記運搬システム(3)は、前記案内路の外側に前記案内路に沿って配置された少なくとも1つのサンプリング領域(36)又は移送領域(36)を備え、
    前記自走式運搬台車(25)は、前記支持体案内要素(19)に受容された前記容器支持体(4)を変位させて、前記少なくとも1つのサンプリング領域(36)又は移送領域(36)に配置することで、前記案内路を解放するように構成されている
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  8. 請求項7に記載の運搬システム(3)において、
    前記少なくとも1つのサンプリング領域(36)又は移送領域(36)は、少なくとも一時的に前記容器支持体(4)を受容及び格納するように配置されたサンプリング位置を含む
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  9. 請求項1から8のいずれか1つに記載の運搬システム(3)において、
    前記自走式運搬台車(25)は、
    台車本体(26)と、
    前記駆動要素(31)が移動可能に取り付けられた支持要素(29)とを含み、
    前記支持要素(29)は、少なくとも運搬位置と間隙位置との間において前記運搬路と交差する変位方向に従って前記台車本体(26)に対して並進移動可能に取り付けられている
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  10. 請求項9に記載の運搬システム(3)において、
    前記支持要素(29)は、前記容器支持体(4)が前記支持体案内要素(19)に受容されており、且つ、前記支持要素(29)を前記間隙位置に向かって変位させる際に、前記容器支持体(4)に対して押圧力を加えるように構成された押圧面(29a,29b)を含む
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  11. 請求項1から10のいずれか1つに記載の運搬システム(3)において、
    前記運搬システム(3)は、
    前記支持体案内要素(19)によって規定された前記案内路に前記容器支持体(4)を装填する装填装置を備えた、前記容器支持体(4)を格納するための装填領域(17)と、
    前記容器支持体(4)を取り出すための取出し領域(18)とを備える
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  12. 請求項1から11のいずれか1つに記載の運搬システム(3)において、
    前記運搬システム(3)は、前記容器支持体(4)が前記支持体案内要素(19)に受容されている時に、前記容器支持体(4)に支持されている前記容器(6)に記載の識別コードを光学的に読み取るように構成された識別コード読取装置(51)を含む
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  13. 請求項12に記載の運搬システム(3)において、
    前記運搬システム(3)は、前記容器支持体(4)が前記支持体案内要素(19)に受容されているときに前記容器支持体(4)に支持される前記容器(6)を回転駆動することで、前記容器(6)に記載の識別コードを前記識別コード読取装置(51)によって読み取り可能とするように構成された回転駆動モジュール(52)を備える
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  14. 請求項1から13のいずれか1つに記載の運搬システム(3)において、
    前記運搬システム(3)は、前記自走式運搬台車(25)と遠隔通信するように構成された制御ユニット(65)を含む
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  15. 請求項1から14のいずれか1つに記載の運搬システム(3)において、
    前記運搬システム(3)は、実質的に鉛直な回転軸を有する格納ロータ(54)を含み、
    前記格納ロータ(54)は、それぞれが前記案内路から送られて来る前記容器支持体(4)を受容するように構成された複数の格納ハウジング(55)を含む
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  16. 請求項1から15のいずれか1つに記載の運搬システム(3)において、
    前記運搬システム(3)は、それぞれ第1及び第2の案内路を規定する第1及び第2の支持体案内要素(19,21)を含み、
    前記第1及び第2の支持体案内要素(19,21)は、前記運搬路の両側に配置され、
    前記自走式運搬台車(25)の前記駆動要素(31)は、第1の駆動位置と、第2の駆動位置と、解放位置との間において移動可能に取り付けられ、
    前記第1の駆動位置では、前記駆動要素(31)は、前記第1の支持体案内要素(19)に受容された前記容器支持体(4)に駆動運動を伝達するように構成され、
    前記第2の駆動位置では、前記駆動要素(31)は、前記第2の支持体案内要素(21)に受容された前記容器支持体(4)に駆動運動を伝達するように構成され、
    前記解放位置では、前記駆動要素(31)は、前記容器支持体(4)を解放するように構成される
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  17. 請求項16に記載の運搬システム(3)において、
    前記運搬システム(3)は、前記容器支持体(4)を、前記支持体案内要素(19)から前記第2の支持体案内要素(21)に移送するように、及び前記第2の支持体案内要素(21)から前記支持体案内要素(19)に移送するように構成された移送装置(57)を含む
    ことを特徴とする運搬システム(3)。
  18. 請求項1から17のいずれか1つに記載の運搬システム(3)と、
    分析及び/又は測定ステーション(5)等の、前記案内路に沿って配置される少なくとも1つのサンプル処理ステーションとを備える
    インビトロ診断のための自動分析システム(2)。
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