以下に図面を参照して、実施形態について説明する。図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の情報処理システム100は、情報処理装置200と、サーバ300と、プリンタ(画像形成装置)400−1、400−2、400−3、400−4を有する。尚、図1では、本実施形態の情報処理システム100に含まれるプリンタの台数を4台としているが、これに限定されない。情報処理システム100に含まれるプリンタの台数は、任意の台数であって良い。以下の説明では、情報処理システム100に含まれる複数のプリンタのそれぞれを区別しない場合は、プリンタ400と呼ぶ。
本実施形態の情報処理システム100では、例えば、サーバ300において、ページ数が比較的少ない印刷ジョブが大量に生成された場合に、大量の印刷ジョブを、複数のプリンタ400を用いて実行させる。
本実施形態の情報処理システム100において、サーバ300は、印刷ジョブ群に対する印刷データ群を情報処理装置200へ送信する。尚、本実施形態では、印刷データは、印刷ジョブ毎に生成されるものとする。
情報処理装置200は、サーバ300から受信した印刷データ群を分割してプリンタ400に割り当てて、分割された印刷データと対応する印刷ジョブをプリンタ400に実行させる。
本実施形態のプリンタ400は、一般的な画像形成装置であっても良いし、商用印刷を行うための印刷機であっても良い。
また、本実施形態の情報処理システム100において、情報処理装置200は、例えば、プリンタ400−1〜400−4において複数の印刷ジョブを実行する分散印刷を行う場合に、各プリンタ400から出力されるセパレータに、印刷処理の分散のさせ方を示す情報を印刷させる。
尚、本実施形態のセパレータとは、印刷物の先頭又は印刷物の間、又は印刷物の最終に挿入する仕切り用の紙を示す。
本実施形態では、セパレータに、印刷処理の分散のさせ方を示す情報を印刷することで、分散印刷を行った場合に、どのプリンタ400で、どのジョブが印刷されたかを確認するために、管理画面を見に行く必要がなく、印刷物の収集を容易にできる。より具体的には、本実施形態によれば、管理画面において次に収集すべき印刷物を印刷したプリンタ400を確認する時間が不要となるため、印刷物の収集にかかる時間を短縮できる。以下の説明では、印刷処理の分散のさせ方を示す情報を管理情報と呼ぶ。
また、上述したように、ページ数が比較的少ない印刷ジョブが大量に生成される場合とは、例えば、契約書や伝票等をユーザ別や日時順等で出力する場合等である。このような場合には、出力された印刷物を、印刷ジョブが生成された順序を保った状態で収集することが重要となる。
本実施形態では、このような場合においても、セパレータに印刷された情報を参照することで、印刷ジョブが生成された順序を保つように、印刷物を収集させることができる。
以下に、本実施形態の情報処理装置200について説明する。図2は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の情報処理装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を含む。
入力装置21は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばキーボードやポインティングデバイス等により実現される。出力装置22は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インターフェース装置27は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
本実施形態の情報処理プログラムは、情報処理装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。情報処理プログラムは例えば記憶媒体28の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。情報処理プログラムを記録した記憶媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、情報処理プログラムは、情報処理プログラムを記録した記憶媒体28がドライブ装置23にセットされると、記憶媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた情報処理プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた情報処理プログラムを格納すると共に、上述した各データベース等の必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、情報処理装置200の起動時に補助記憶装置24から情報処理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された情報処理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図3は、情報処理装置の機能を説明する図である。図3において説明する各部は、情報処理装置200の演算処理装置26がメモリに格納された情報処理プログラムを実行することで実現される。
本実施形態の情報処理装置200は、印刷管理部210、分散処理部220、代替処理部230、セパレータデータ生成部240、プリンタ管理部250、出力部260、格納部270、表示部280、入力部290を有する。
本実施形態の印刷管理部210は、サーバ300で生成された印刷データを受け取り、プリンタ400毎の印刷ジョブを生成して、各プリンタ400に印刷ジョブを実行させる。
より具体的には印刷管理部210は、プリンタ管理部250が保持しているプリンタ情報251や、入力部290により入力された各種の設定に基づき、分割するページ数と印刷を実行するプリンタ400を決定し、表示部280に表示させる。言い換えれば、印刷管理部210は、印刷処理の分散のさせ方を決定する。プリンタ情報251の詳細は後述する。
また、本実施形態の印刷管理部210は、分割された印刷データと、セパレータデータ生成部240により生成されるセパレータ用印刷データの印刷の指示とを、対応するプリンタ400に対して行う。
分散処理部220は、印刷管理部210からの指示により、サーバ300から受信した印刷データを分割し、格納部270に格納する。言い換えれば、分散処理部220は、サーバ300から受信した印刷データ群と対応する複数の印刷ジョブを、割り当てるプリンタ400毎にグループ化(分割)し、サーバ300から受信した印刷データ群を、グループ毎の印刷データとして、格納部270に格納する。
代替処理部230は、印刷管理部210がプリンタ管理部250の印刷状況情報252を参照して取得した印刷済みページ数を印刷データから取り除いた未印刷ページから最終ページまでの代替用印刷データを作成し、格納部270に格納する。印刷状況情報252の詳細は後述する。
セパレータデータ生成部240は、印刷管理部210から、印刷ジョブに関する情報と、印刷ジョブを実行して印刷物を出力するプリンタに関する情報等を取得する。そして、セパレータデータ生成部240は、印刷ジョブを実行するプリンタ400毎に、セパレータ用印刷データを生成して格納部270に格納する。
以下の説明では、印刷ジョブに関する情報と、印刷ジョブするプリンタに関する情報と、を含む情報を、管理情報と呼ぶ。したがって、本実施形態のセパレータデータ生成部240によって生成されるセパレータ用印刷データには、管理情報が含まれる。
本実施形態のセパレータデータ生成部240は、前置セパレータと、後置セパレータのそれぞれについて、セパレータ用印刷データを生成する。
前置セパレータとは、グループ化された印刷ジョブのうち、最初に実行される印刷ジョブの1ページ目より先に印刷されるセパレータであり、後置セパレータとは、グループ化された印刷ジョブのうち、最後の印刷ジョブの最終ページ目より後に印刷されるセパレータである。尚、セパレータは、複数の印刷ジョブがグループ化されない場合にも印刷されて良い。
プリンタ管理部250は、プリンタ400毎に、プリンタ情報251、印刷状況情報252を保持している。
プリンタ情報251は、プリンタ400を特定する情報、プリンタ400の状態を示す情報を含む。プリンタ400を特定する情報とは、例えば、プリンタ400の名称等である。プリンタ400の状態を示す情報とは、例えば、プリンタ400が印刷ジョブを実行中であかる否か、プリンタ400が待機中であるか否か、プリンタ400にエラーが発生しているか否か、といった情報を含む。また、プリンタ400の状態を示す情報は、プリンタ400における印刷開始時刻と印刷終了時刻を含んでも良い。
印刷状況情報252は、少なくとも、印刷を開始してから印刷が完了した印刷ジョブの名称、印刷が完了したページ数を示す情報を含む。また、印刷状況情報252は、例えば、実行される印刷ジョブの総数、各印刷ジョブの名称、印刷ジョブ毎のページ数、グループ化された印刷ジョブのうち、最初の印刷ジョブに関する情報と、最後の印刷ジョブに関する情報等を示す情報を含んでも良い。
本実施形態のプリンタ管理部250は、印刷状況情報252が更新される度に、印刷管理部210に随時通知しても良い。
出力部260は、印刷管理部210からプリンタ400を特定する情報を受けて、前置セパレータ用印刷データ、割り当てられた印刷データ、後置セパレータ用印刷データの順に、格納部270に格納されている印刷データを特定されたプリンタ400へ送信する。
格納部270は、例えば、情報処理装置200の補助記憶装置24やメモリ装置25により実現される記憶領域である。
表示部280は、情報処理装置200の有するディスプレイであってもよいし、情報処理装置200と接続された表示装置であっても良い。本実施形態の表示部280は、例えば、印刷ジョブのグループ化の仕方を設定させるための設定画面が表示されても良い。
入力部290は、情報処理装置200に対する各種の情報の入力や操作を受け付ける。より具体的には、入力部290は、表示部280に表示された設定画面に対し、情報処理システム100の管理者等が入力した設定を受け付ける。
次に、図4を参照して、本実施形態の情報処理装置の動作について説明する。図4は、情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の情報処理装置200は、印刷管理部210により、サーバ300から印刷データを取得する(ステップS401)。尚、ここで、印刷管理部210が受け取る印刷データには、複数の印刷ジョブの印刷データを含む印刷データ群である。
続いて、印刷管理部210は、取得した印刷データ群を、複数のプリンタ400を用いた分散印刷によって印刷する否かを判定する(ステップS402)。具体的には、印刷管理部210は、予め分散印刷を行う設定がされているか否かに応じて判定しても良い。また、印刷管理部210は、例えば、分散印刷を行う設定がされていない場合であっても、例えば、印刷データ群のページ数や、待機中のプリンタ400の数等に応じて、分散印刷を行うと判定しても良い。
また、分散処理部220は、印刷データ群に含まれるページ数が所定数以上である場合や、印刷データ群に所定数以上の印刷ジョブの印刷データが含まれる場合に、分散印刷を行うものと判定しても良い。
本実施形態では、このように、印刷データ群のデータ量に応じて分散印刷を行うか否かの判定を行うことで、印刷データ群のデータ量が少量であるにも関わらず、分散印刷が実行され、印刷物の収集が煩雑となることを防止できる。
さらに、本実施形態の情報処理装置200は、印刷管理部210がサーバ300から印刷データ群を取得すると、表示部280に設定画面を表示させ、入力部290により、分散印刷に関する設定の入力を受け付けた場合に、分散印刷を行うと判定しても良い。設定画面の詳細は後述する。
ステップS402において、分散印刷を行わないと判定された場合、印刷管理部210は、取得した印刷データを格納部270に格納し(ステップS403)、後述するステップS405へ進む。
ステップS402において、分散印刷を行うと判定された場合、情報処理装置200は、分散処理部220により、印刷データ群と対応する複数の印刷ジョブをグループ化し、グループ化された印刷ジョブの印刷データを格納部270に格納する(ステップS404)。
尚、印刷ジョブのグループ化の仕方は、事前に設定されていても良いし、ステップS402において表示された設定画面において設定されても良い。この場合、分散処理部220は、設定された印刷ジョブ数毎に、印刷ジョブをグループ化すれば良い。
尚、印刷ジョブのグループ化の仕方は、印刷ジョブ数に応じたグループ化に限定されない。印刷ジョブのグループ化は、例えば、印刷管理部210が受信した印刷ジョブ毎の印刷データのページ数の合計に応じて行われても良いし、表示部280に表示された設定画面における設定に応じて行われても良い。分散処理部220による印刷ジョブのグループ化の詳細は後述する。
また、印刷ジョブのグループ化(分割)の仕方は、印刷管理部210によって決定されても良い。この場合、印刷管理部210は、プリンタ管理部250が保持しているプリンタ情報251を参照して待機中のプリンタ400の台数を取得し、取得した台数に応じた数に印刷ジョブをグループに分けるようにすれば良い。
続いて、情報処理装置200は、印刷管理部210により、プリンタ管理部250からプリンタ情報251を取得する(ステップS405)。
続いて、印刷管理部210は、プリンタ情報251に基づき、格納部270に、グループ毎に格納された印刷データを、プリンタ400に割りつける(ステップS406)。言い換えれば、印刷管理部210は、グループ毎に、印刷データの印刷を行うプリンタ400を決定する。
続いて、情報処理装置200は、セパレータデータ生成部240により、セパレータ用印刷データを作成し、格納部270に格納する(ステップS407)。
ここで、セパレータデータ生成部240は、格納部270に、グループ毎の印刷データが格納されている場合は、グループ毎に、管理情報を含むセパレータ用印刷データを生成し、グループ毎にセパレータ用印刷データを対応付けて格納部270に格納する。
つまり、本実施形態のセパレータデータ生成部240は、複数のジョブがグループ化されている場合には、グループ毎の管理情報を生成し、管理情報をセパレータ用印刷データに含める。
本実施形態の管理情報は、実行される印刷ジョブに関する情報として、例えば、実行される印刷ジョブの総数、実行される印刷ジョブと対応する印刷データの総ページ数、印刷ジョブ毎の印刷データのページ数、印刷ジョブの実行順等を含む。
また、本実施形態の管理情報は、印刷ジョブが実行されるプリンタに関する情報として、使用するプリンタ400の台数、プリンタ名等を含む。
管理情報は、事前に設定されていても良いし、印刷管理部210によって決定されても良い。言い換えれば、管理情報は、事前に情報処理装置200に入力されても良いし、印刷管理部210によって生成されても良い。
尚、セパレータデータ生成部240は、前置セパレータ用印刷データのみを生成しても良い。また、セパレータデータ生成部240は、前置セパレータ用印刷データと、後置セパレータ用印刷データと、を生成して格納しても良い。
続いて、印刷管理部210により、セパレータ用印刷データが生成されると、出力部260に対して印刷指示(出力指示)を行う(ステップS408)。出力部260は、印刷指示を受けて、格納部270に格納された印刷データと、印刷データと対応付けられたセパレータ用印刷データと、を割り当てられたプリンタ400に送信する(ステップS409)。ここで、プリンタ400による印刷が開始される。
次に、情報処理装置200は、プリンタ管理部250により、プリンタ400毎に印刷状況情報252を収集する(ステップS410)。
続いて、情報処理装置200は、プリンタ400からエラーの通知を受けたか否かを判定する(ステップS411)。ステップS411において、該当する通知を受けていない場合、情報処理装置200は、後述するステップS423へ進む。
ステップS411において、該当する通知を受け付けた場合、代替処理部230は、代替印刷を行うか否かを判定する(ステップS412)。
具体的には、代替処理部230は、印刷管理部210に対して代替印刷に関する設定が行われているか否か、また、代替印刷を行うことが可能であるか否かを問い合わせ、代替印刷を行うか否かを判定しても良い。
本実施形態の印刷管理部210には、エラーの種類毎に代替印刷を行うか否かを示す情報が設定されていても良い。また、印刷管理部210には、例えば、エラーの通知を受けてから所定時間が経過した後に代替印刷を行う、等の設定がされていても良い。
ステップS412において、代替印刷を行わないと判定された場合、情報処理装置200は、後述するステップS423へ進む。
ステップS412において、代替印刷を行うと判定された場合、情報処理装置200は、印刷管理部210により、エラーを通知したプリンタ400の印刷状況情報252を参照し、このプリンタ400において印刷が完了していない未印刷のページ数を算出する(ステップS413)。
続いて、印刷管理部210は、プリンタ情報251を参照し、未印刷のページについて代替印刷を行うプリンタ400を決定する(ステップS414)。尚、このとき、印刷管理部210は、代替印刷を行うことを示すメッセージ、未印刷のページ数、代替印刷を行うプリンタ400の名称等を表示部280に表示させても良い。また、以下の説明では、代替印刷を行うプリンタ400を代替プリンタ400と呼ぶ。
続いて、情報処理装置200は、代替処理部230により、印刷管理部210が算出した未印刷のページ数に対応する印刷データを生成し、格納部270に格納する(ステップS415)。
続いて、セパレータデータ生成部240は、代替印刷用のセパレータ用印刷データを生成し、格納部270に格納する(ステップS416)。尚、代替印刷用のセパレータ用印刷データには、エラーが発生したときの印刷データと対応する印刷ジョブの名称、代替印刷によって印刷されるページ数や、エラーが発生したプリンタ400の名称等を示す代替情報が含まれる。
続いて、情報処理装置200は、代替処理部230により、代替プリンタ400に対し、未印刷の印刷データと代替印刷用のセパレータ用印刷データとの印刷を指示する(ステップS417)。
続いて、情報処理装置200は、印刷管理部210により、印刷が中断されたプリンタ400に対して、未印刷分の印刷データと、セパレータ用印刷データとを削除させる(ステップS418)。
続いて、セパレータデータ生成部240は、印刷が中断されたプリンタ400に対して、他のプリンタ400で代替印刷が行われたことを示す代替通知情報が含まれる代替通知用のセパレータ用印刷データを生成し、格納部270に格納する(ステップS419)。代替通知用のセパレータ用印刷データは、印刷が中断されたプリンタ400が復旧したときに、このプリンタ400により出力される。
続いて、情報処理装置200は、プリンタ管理部250により、印刷が中断されたプリンタ400が復旧したか否かを判定する(ステップS420)。ステップS420において、復旧していない場合、プリンタ管理部250は、復旧するまで待機する。
ステップS420において、印刷が中断されたプリンタ400が復旧した場合、印刷管理部210は、出力部260に対して代替通知用のセパレータ用印刷データを復旧したプリンタ400に対して送信させる(ステップS421)。
続いて、印刷管理部210は、エラーの内容と、代替印刷を行ったことを示す情報と、を印刷の履歴として、表示部280に表示させる(ステップS422)。
続いて、情報処理装置200は、印刷が終了したか否かを判定する(ステップS423)。ステップS423において、印刷が終了していない場合、情報処理装置200は、ステップS410に戻る。ステップS423において、印刷が終了した場合、情報処理装置200は、処理を終了する。
このように、本実施形態では、分散印刷を行う場合に出力されるセパレータに対し、分散のさせ方を示す管理情報を印刷することで、複数のプリンタ400を用いて分散印刷を行った場合における印刷物の収集を容易にすることができる。
以下に、図5乃至図9を参照して、分散処理部220による印刷データの分割(印刷ジョブのグループ化)の仕方を説明する。
図5は、印刷データ群の分割について説明する第一の図である。
図5に示す印刷データ50は、36の印刷ジョブの印刷データを含む印刷データ群であり、1の印刷ジョブには20ページ分の印刷データが含まれるものとした。したがって、印刷データ50には、720ページ分の印刷データが含まれる。
図5の例では、分散処理部220は、印刷データ50に含まれる印刷ジョブの数又はページ数から、4台のプリンタ400にて印刷データ50の分散印刷を行うものと判定する。そして、分散処理部220は、印刷データ50を4つのグループに分割する。ここでは、分散処理部220は、印刷データ50に含まれる36の印刷ジョブを9つごとに分割し、各プリンタ400に割り当てている。
したがって、図5の例では、プリンタ400のそれぞれに、180ページ分の印刷データが割り当てられる。
図6は、印刷データ群の分割について説明する第二の図である。
図6に示す印刷データ60は、90の印刷ジョブの印刷データを含む印刷データ群であり、1の印刷ジョブには20ページ分の印刷データが含まれるものとした。したがって、印刷データ60には、1800ページ分の印刷データが含まれる。
図6の例では、分散処理部220は、先頭の印刷ジョブを含むグループのページ数が、次のグループのページ数よりも少なくなるように、印刷ジョブをグループ化する。
具体的には、分散処理部220は、例えば、先頭の印刷ジョブを含む40の印刷ジョブを1つのグループG1とし、41番目の印刷ジョブを含む50の印刷ジョブを1つのグループG2とする。したがって、図6の例では、印刷データ60は、800ページ分の印刷データと、1000ページ分の印刷データとに、グループ化される。
印刷物の収集は、先頭の印刷ジョブを含む印刷データと対応する印刷物から順に収集される。言い換えれば、グループG2と対応する印刷物は、グループG1と対応する印刷物が収集された後に、収集される。
図6では、グループG1のページ数をグループG2のページ数より少なくし、グループG1の印刷データが割り当てられるプリンタ400−1と、グループG2の印刷データが割り当てられるプリンタ400−2とが同時に印刷を開始するものとする。
この場合、図6の例では、印刷物の収集を行う収集者が、グループG1が割り当てられたプリンタ400−1で印刷物を収集してから、グループG2が割り当てられたプリンタ400−2に移動するまでの時間を、プリンタ400−2の印刷時間とすることができ、時間を有効に活用できる。
尚、図6の例では、先頭の印刷ジョブが含まれるグループのページ数を、後のグループのページ数よりも少なくしたが、これに限定されない。本実施形態の分散処理部220では、収集者が印刷物を収集する順に応じて、プリンタ400に割り当てられる印刷データのページ数が異なるように設定しても良い。
図7は、印刷データ群の分割について説明する第三の図である。
図7に示す印刷データ70は、40の印刷ジョブの印刷データを含む印刷データ群であり、1の印刷ジョブには20ページ分の印刷データが含まれるものとした。したがって、印刷データ70には、800ページ分の印刷データが含まれる。
図7の例では、分散処理部220は、1台のプリンタ400で印刷するページ数を予め設定しておき、印刷管理部210が取得した印刷データ70のページ数が、予め設定されたページ数を超えた場合に、印刷データを分割する。図7の例では、500ページを予め設定されたページ数としている。
したがって、印刷データ70は、500ページの印刷データを含むグループG11と、300ページの印刷データを含むグループG12とに分割され、プリンタ400のそれぞれに割り当てられる。言い換えれば、印刷データ70に含まれる40の印刷ジョブは、25の印刷ジョブを含むグループG11と、15の印刷ジョブを含むグループ12に分割される。
尚、予め設定される枚数とは、例えば、印刷物を重ねたときに、収集者が一度に把持することができる厚さや、印刷物を収集するためのトレイ等に収納できる厚さとなる枚数等であっても良い。
また、本実施形態では、予め設定される枚数とは、例えば、プリンタ400の排紙トレイに出力することができる印刷物の枚数であっても良い。さらに、予め設定される枚数は、例えば、プリンタ400から取得したプリンタ情報251に含まれる、プリンタ400によって排紙された印刷物の枚数等に応じて決められても良い。
図8は、印刷データ群の分割について説明する第四の図である。
図8に示す印刷データ80は、123の印刷ジョブを含む印刷データ群であり、1の印刷ジョブには20ページ分の印刷データが含まれるものとした。したがって、印刷データ80には、2460ページ分の印刷データが含まれる。
図8の例では、分散処理部220は、プリンタ400毎に割り当てられる印刷データのページ数が均等になるように、ジョブ単位で印刷データ80を分割する。
図8では、分散処理部220は、印刷データ80に含まれる123の印刷ジョブを、61の印刷ジョブを含むグループG21と、62の印刷ジョブを含むグループ22とに分割している。
このようにすれば、グループG21が割り当てられるプリンタ400−1では、1220ページが印刷され、グループG22が割り当てられるプリンタ400−2では、1240ページが印刷されることになる。したがって、プリンタ400−1、400−2で出力される印刷物の枚数を、ほぼ同じにすることができる。
また、図8の例では、印刷ジョブ単位で、印刷データ群をグループ化するため、印刷ジョブの実行の開始前又は実行後にセパレータが挿入されることになり、収集者に対し、印刷物の収集の順番の判断を容易にさせることができる。
図9は、印刷データ群の分割について説明する第五の図である。
図9に示す印刷データ90も、124の印刷ジョブの印刷データを含む印刷データ群であり、1の印刷ジョブには20ページ分の印刷データが含まれるものとした。したがって、印刷データ90も、2460ページ分の印刷データが含まれる。
図9の例では、分散処理部220は、プリンタ400毎に割り当てられる印刷データのページ数が均等になるように、ページ単位で印刷データ90を分割する。
図9では、分散処理部220は、印刷データ90に含まれる2460ページの印刷ジョブを、1230ページの印刷データであるグループG31とグループG32とに分割している。
グループG31には、先頭の印刷ジョブから62番目の印刷ジョブの10ページ目までの印刷データが含まれる。また、グループG32には、62番目の印刷ジョブの11ページ目の印刷データから、123番目の印刷ジョブの印刷データまでが含まれる。
図9の例では、このように、印刷データを分割することで、プリンタ400毎に出力される印刷物の枚数を均一にすることができる。
次に、図10を参照して、本実施形態の情報処理装置200の表示部280に表示される設定画面について説明する。
図10は、設定画面の一例を示す図である。図10に示す設定画面101は、例えば、印刷管理部210が、サーバ300から印刷データを受信したときに(図4のステップS401)、表示部280に表示されるものとした。
設定画面101には、印刷データの分散印刷を行うか否か判定するための条件を設定する設定欄102と、分散の方法を設定する設定欄103とが表示されている。
設定欄103は、印刷データの分散の方法として、印刷ジョブ単位で印刷データを分割する方法において印刷ジョブ数を設定させる設定欄104と、ページ単位で印刷データを分割する方法においてページ数を設定させる設定欄105とを含む。尚、設定欄103には、上述した方法以外の印刷データの分割の仕方を設定する設定欄が含まれても良い。
本実施形態の情報処理装置200は、例えば、表示部280に設定画面101が表示され、設定欄102と設定欄103において、分散印刷を行う条件と、印刷データの分割の仕方とが設定されると、分散印刷を行っても良い。
さらに、本実施形態の情報処理装置200では、設定画面101に表示された確認ボタン106が操作されると、表示部280の表示を、設定画面101から、設定欄103で設定された方法により印刷データを分割した結果を確認させる確認画面へ遷移させても良い。
図11は、設定画面における設定の確認画面の一例を示す図である。確認画面111では、設定欄103の設定に基づき、印刷データを分割した結果と、分割された印刷データが割り当てられるプリンタ400とを対応付けた情報112が表示される。
尚、図11の確認画面111は、例えば、情報処理装置200がプリンタ情報を取得して、プリンタ400に対する分割された印刷データの割り当てが行われた後に、表示部280に表示されても良い。具体的には、例えば、確認画面111は、図4のステップS406において、プリンタ400の割り付けが行われた後に、表示部280に表示されても良い。
情報処理装置200は、確認画面111において、OKボタン113が操作されると、ステップS407へ進んで、セパレータ用印刷データの作成を行っても良い。
次に、図12を参照して、管理情報が印刷されたセパレータの例について説明する。図12は、セパレータの一例を示す第一の図である。
図12では、印刷データ120が情報処理装置200によって、4つに分割され、プリンタ400−1〜400−4に割り当てられた場合を示している。
また、図12の例では、印刷データ120は、345の印刷ジョブを含んでおり、1の印刷ジョブに含まれる印刷データのページ数はまちまちであるものとした。図12では、印刷データ120を、345の印刷ジョブのうち、先頭の印刷ジョブから90番目の印刷ジョブの印刷データがプリンタ400−1に割り当てられており、91番目の印刷ジョブから175番目の印刷ジョブの印刷データがプリンタ400−2に割り当てられている。
また、図12では、176番目の印刷ジョブから255番目の印刷ジョブの印刷データがプリンタ400−3に割り当てられており、256番目の印刷ジョブから345番目の印刷ジョブの印刷データがプリンタ400−4に割り当てられている。
言い換えれば、図12の例では、印刷物120−1と対応する印刷データがプリンタ400−1に割り当てられ、印刷物120−2と対応する印刷データがプリンタ400−2に割り当てられ、印刷物120−3と対応する印刷データがプリンタ400−3に割り当てられ、印刷物120−4と対応する印刷データがプリンタ400−4に割り当てられている。
また、プリンタ400−1では、印刷物120−1の先頭ページの前に、セパレータ121が出力され、プリンタ400−2では、印刷物120−2の先頭ページの前に、セパレータ122が出力されている。また、プリンタ400−3では、印刷物120−3の先頭ページの前に、セパレータ123が出力され、プリンタ400−4では、印刷物120−4の先頭ページの前に、セパレータ124が出力されている。
セパレータ121には管理情報121aが印刷されており、セパレータ122には管理情報122aが印刷されており、セパレータ123には管理情報123aが印刷されており、セパレータ124には管理情報124aが印刷されている。
各管理情報には、情報の項目として、各プリンタ400で出力される印刷物の総ページ数、プリンタ400で印刷が実行された印刷ジョブの数、印刷ジョブの名称の一覧、各印刷ジョブのページ数、各プリンタ400で印刷される印刷物より前のページの印刷物を出力したプリンタの名称、各プリンタ400で出力される印刷物より後のページの印刷物を出力するプリンタの名称等を含む。
具体的には、管理情報121aは、印刷物120−1の総枚数を示す「132ページ」と、プリンタ400−1で実行された印刷ジョブとページ数の一覧を示す「ジョブ1:1ページ、・・・、ジョブ90:5ページ」と、ジョブ90の後の印刷ジョブを実行したプリンタ400の名称を示す「プリンタ400−2」とが含まれる。尚、管理情報121aでは、プリンタ400−1が先頭の印刷ジョブを実行するプリンタ400であるため、ジョブ1よりも前の印刷ジョブを実行したプリンタの名称は含まれない。
管理情報122aは、印刷物120−2の総枚数を示す「138ページ」と、プリンタ400−2で実行された印刷ジョブとページ数の一覧を示す「ジョブ91:5ページ、・・・、ジョブ175:5ページ」と、ジョブ91の前のジョブ90を実行したプリンタ400の名称を示す「プリンタ400−1」と、ジョブ175より後の印刷ジョブを実行したプリンタ400の名称を示す「プリンタ400−3」と、が含まれる。
管理情報123aは、印刷物120−3の総枚数を示す「140ページ」と、プリンタ400−3で実行された印刷ジョブとページ数の一覧を示す「ジョブ176:4ページ、・・・、ジョブ255:7ページ」と、ジョブ176の前のジョブ175を実行したプリンタ400の名称を示す「プリンタ400−2」と、ジョブ255より後の印刷ジョブを実行したプリンタ400の名称を示す「プリンタ400−4」とが含まれる。
管理情報124aは、印刷物120−4の総枚数を示す「142ページ」と、プリンタ400−4で実行された印刷ジョブとページ数の一覧を示す「ジョブ256:10ページ、・・・、ジョブ345:1ページ」と、ジョブ256の前のジョブ255を実行したプリンタ400の名称を示す「プリンタ400−3」と、が含まれる。尚、管理情報124aでは、プリンタ400−4が最後の印刷ジョブを実行するプリンタ400であるため、印刷ジョブ345より後の印刷を行ったプリンタの名称は含まれない。
このように、本実施形態では、セパレータに印刷データの分散のさせ方を示す情報を印刷することで、例えば、印刷物を収集する人に対し印刷物120−1を回収するときに、印刷物120−1のページ数や、実行された印刷ジョブと共に、プリンタ400−2で続きの印刷物120−2が印刷されたことを知らせることができる。したがって、本実施形態によれば、印刷物の収集を容易にさせることができ、印刷物の収集にかかる時間を短縮させることができる。
また、本実施形態では、印刷物とセパレータの向きを異ならせて出力している。具体的には、印刷データが印刷された用紙(印刷物)を縦方向として出力させた場合、セパレータとなる用紙を横方向として出力させても良い。
このように、印刷物が出力される向きと、セパレータが出力される向きとを異ならせることで、セパレータと印刷物とを容易に区別させることができる。
図13は、セパレータの一例を示す第二の図である。図13の例では、印刷データ120が情報処理装置200によって、4つに分割され、プリンタ400−1〜400−4に割当てられ、プリンタ400−2による印刷がエラーにより中断され、プリンタ400−4で代替印刷が行われた場合を示している。また、図13の例では、前置セパレータと後置セパレータが出力された場合を示している。
図13では、印刷物120−1の前置セパレータとしてのセパレータ121と、後置セパレータとしてのセパレータ125が出力されている。セパレータ121には、管理情報121aが印刷されている。
また、図13の例では、プリンタ400−2は、エラーにより印刷が中断されるまでの出力された印刷物120−2aと、印刷物120−2aの前置セパレータとしてのセパレータ122とが出力されている。セパレータ122には、管理情報122aが印刷されている。
また、図13の例では、プリンタ400−2が復旧した後に、代替通知用のセパレータ131が出力される。セパレータ131には、他のプリンタ400で代替印刷が行われたことを示す代替通知情報131aが印刷されている。
代替通知情報131aは、エラーの発生により代替印刷が行われたことを示す通知「エラーにより代替印刷」と、151番目の印刷ジョブの1ページ目まではプリンタ400−2で印刷が完了し、151番目の印刷ジョブの2ページ目以降からプリンタ400−4で代替印刷が行われたことを示す通知「151番目の印刷ジョブの2ページ目以降はプリンタ400−4」とを含む。
また、プリンタ400−3では、印刷物120−3の前置セパレータとしてのセパレータ123と、後置セパレータとしてのセパレータ126が出力されている。セパレータ123には、管理情報123aが印刷されている。
また、プリンタ400−4では、印刷物120−4の前置セパレータとしてのセパレータ124と、後置セパレータとしてのセパレータ127が出力されている。セパレータ124には、管理情報124aが印刷されている。
さらに、プリンタ400−4では、プリンタ400−2の代替印刷により印刷物120−2bが出力されている。
印刷物120−2bの先頭のページの前には、代替印刷用の前置セパレータ132が出力されており、印刷物120−2bの最終ページの後には、代替印刷用の後置セパレータ134が出力されている。前置セパレータ132には、通知133と代替情報132aが印刷されている。
代替情報132aには、印刷物120−2bの総枚数を示す「35ページ」と、代替印刷として実行された印刷ジョブの名称とページ数を示す「ジョブ151:2ページ・・・ジョブ175:5ページ」と、ジョブ151の2ページ目より前に印刷を行ったプリンタ400の名称を示す「プリンタ400−2」と、ジョブ175より後の印刷ジョブを行ったプリンタ400の名称を示す「プリンタ400−3」と、が含まれる。
尚、通知133には、プリンタ400−2で、ジョブ151の2ページの印刷を行っているときにエラーが発生したことを示している。
また、代替情報132aには、印刷物120−2bが代替印刷によって出力されたものであることを示す情報を含んでいても良い。
このように、本実施形態では、代替印刷が行われた場合には、印刷が中断されたプリンタ400では、他のプリンタ400で代替印刷が行われたことを示す通知が印刷された代替通知用のセパレータ131が出力される。また、印刷が中断されたプリンタ400に代わって代替印刷を行ったプリンタ400では、代替印刷に関する代替情報が印刷された代替印刷用のセパレータ132が出力される。
したがって、本実施形態によれは、エラー等によって印刷が中断されて代替印刷が行われた場合でも、印刷物の収集者に対して、次にどのプリンタ400の印刷物を収集すれば良いか通知することができる。
また、図13の例では、本実施形態では、前置セパレータと後置セパレータを、共に印刷物と異なる向きで出力している。このため、例えば、後置セパレータの後に別の印刷データに基づく印刷物が出力されたとしても、収集すべき印刷物を容易に回収することができる。
尚、本実施形態において、セパレータに印刷される管理情報、代替情報の項目は、図12及び図13に示す例に限定されない。セパレータには、少なくとも、次に続く印刷物が出力されるプリンタ400を特定する情報が印刷されていれば良く、管理情報、代替情報に含まれるその他の項目は、印刷されなくても良い。
本実施形態では、管理情報、代替情報に含まれる情報の項目のうち、セパレータに印刷される項目が情報処理システム100の管理者等によって設定されても良い。
また、セパレータには、他のプリンタ400での印刷の進行状態を示す情報、各プリンタ400の状態や、プリンタ400の用紙残量、用紙を補給すべき時間帯等を示す情報を印刷しても良い。このような情報をセパレータに印刷することで、印刷物を収集する際に、用紙の残量や、補給のタイミングを通知することができる。
また、本実施形態では、セパレータを、印刷データが印刷される用紙の大きさと異ならせても良い。具体的には、本実施形態では、セパレータとして出力される用紙の大きさが、印刷データが印刷される用紙の印刷データよりも大きくなるようにしても良い。また、本実施形態では、セパレータとして出力される用紙の色を印刷物が印刷される用紙の色と異ならせても良い。
さらに、本実施形態では、セパレータにおける管理情報、代替情報、代替通知情報の印刷位置を、印刷物では余白とされる部分としても良い。また、本実施形態では、印刷物において印刷データが印刷される面を表面とした場合に、セパレータでは、各種の情報を裏面に印刷しても良い。このようにすれば、セパレータと印刷物との区別を容易にさせることができる。
また、本実施形態では、例えば、管理情報、代替情報、代替通知情報を二次元コードとしてセパレータに印刷しても良い。この場合、印刷物を収集する人は、スマートフォン等の二次元コードの読取機能を有する端末によって、セパレータに印刷された二次元コードを読み取ることで、管理情報を参照することができる。
また、本実施形態の情報処理装置200は、複数の印刷ジョブの印刷データを含む印刷データ群を分割するものとしたが、これらに限定されない。本実施形態の情報処理装置200は、例えば、多数のページを含む1つの印刷ジョブの印刷データを分割して複数のプリンタ400に割り当て、分散印刷を行っても良い。
その場合には、印刷データが割り当てられるプリンタ400毎に、前置セパレータと後置セパレータを印刷させても良い。この場合、前置セパレータに印刷される管理情報は、例えば、印刷データの総ページ数、分割された印刷データのページ数や分割単位、分割された印刷データが何番目の分割なのか、分割の総数、分割された印刷開始ページ数、分割された印刷終了ページ数を含んでも良い。
また、この場合も、印刷データの分割の仕方が、表示部280に表示される設定画面で設定されても良い。具体的には、例えば、印刷データをいくつに分割するか、分割された印刷データの総ページ数を何ページにするか、と言った、分割の仕方が設定画面において設定されても良い。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。