JP2019219301A - 流量測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定方向への小型化を図りつつガス流速の計測の安定化を図ることを防止することが可能な流量測定装置を提供する。【解決手段】直管型ガスメータ1は、ガス流入口11からガス流出口12にかけて概略直管長手方向に延在するガス流路13と、流速センサ5と、計測筒部4と、遮断弁6とを備えている。ガス流路13は、計測筒部4の上流側で直管長手方向と略直交する方向に延びると共に遮断弁6が設置された屈曲流路部BPと、屈曲流路部BPから直管長手方向に延びて形成され計測筒部4の上流端4aを包囲して形成されたバッファ流路部BFと、を備えている。屈曲流路部BPは、直管長手方向と屈曲流路部BPの延在方向との双方を含む平面における断面において、後壁1aから計測筒部4側に突出した土手部BSを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、流量測定装置に関する。
従来、ガスを導入するガス流入口及びガスを排出するガス流出口が直線上に配置された直管形状のガスメータが知られている(例えば特許文献1参照)。この直管型ガスメータは、ガス流入口の下流側に遮蔽板が設けられており、メータ内に導入したガスを遮蔽板に衝突させるようにして拡散させる。このため、偏った流れのガスがメータ内に入ってきたとしても流れを崩したうえで計測流路に導くことができ、正確なガス流速を計測することができる。
特開2017−125701号公報
しかし、特許文献1に記載の直管型ガスメータでは、ガス流入口と、ガス流出口と、流速センサ及び計測筒部を有した流量の計測ユニットとが直線状に並ぶことから、直線方向(所定方向)に長い形状となってしまう。特に、このような直管型ガスメータに対して圧力調整器を取り付けた場合には、ガス流入口側に圧力調整器が位置することとなって、一層直線方向に長くなってしまう。そこで、計測ユニットの計測筒部自体を短く構成して所定方向への大型化を抑制することが考えられる。
しかしながら、直管型ガスメータにおいては、内部のガス流路を所定方向に直線的に形成することが可能であるものの、内部にモータ弁やソレノイド弁などの遮断弁を設ける場合には、ガス流路の一部を所定方向と略直交する方向に延在させてガス流路を屈曲させる必要がある。このため、この屈曲部においてガスに偏流が発生してしまうことから、計測筒部自体を短く構成してしまうと、偏流が解消されないままガスが計測ユニット内に進入してしまい、計測精度の低下を招くこととなってしまう。
なお、この問題は直管型ガスメータに限るものではなく、例えば積算流量を表示する表示部等を有しない流量測定装置においても共通するものである。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、所定方向への小型化を図りつつガス流速の計測の安定化を図ることが可能な流量測定装置を提供することにある。
本発明の流量測定装置は、ガス流入口からガス流出口にかけて概略所定方向に延在するガス流路と、流速センサと、計測筒部と、遮断弁とを備えている。ガス流路は、計測筒部の上流側で所定方向と略直交する方向に延びると共に遮断弁が設置された屈曲流路部と、屈曲流路部から所定方向に延びて形成され計測筒部の上流端を包囲して形成されたバッファ流路部と、を備えている。屈曲流路部は、所定方向と屈曲流路部の延在方向との双方を含む平面における断面において、遮断弁の下流側の壁部から計測筒部側に突出した土手部を有する。
本発明によれば、屈曲流路部は、遮断弁の下流側の壁部から計測筒部側に突出した土手部を有するため、屈曲流路部を通過するガスは土手部によって計測筒部の中心側に寄せられることとなる。これにより、偏流が抑えられて計測筒部にスムーズにガスが流れ易くなり、計測筒部については、その長さを短く形成することも可能となる。従って、所定方向への小型化を図りつつガス流速の計測の安定化を図ることができる。
本実施形態に係る直管型ガスメータの外観斜視図である。 本実施形態に係る直管型ガスメータの内部構成の概略を示す断面図である。 ガスの圧力変動と流量の計測誤差との関係を示すグラフである。 流量に対する瞬時流量のばらつきを示すグラフである。 拡径部の変形例を示す断面図である。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
図1は、本実施形態に係る直管型ガスメータの外観斜視図であり、図2は、本実施形態に係る直管型ガスメータの内部構成の概略を示す断面図である。なお、以下の説明では流量測定装置として直管型ガスメータを例に説明するが、本発明はこれに限るものではない。
図1及び図2に示す直管型ガスメータ1は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属材料等により成形された筐体であるメータボディ(ボディ)10を備えている。メータボディ10は、略四角柱状の外形形状を有しており、四角柱の高さ方向に長手となる直管形状とされている。図1に示す例においてメータボディ10は、その長手方向が鉛直方向と一致するように設置されているが、これに限らず、長手方向が水平方向と一致するように設置されてもよい。
メータボディ10は、その長手方向の一端部10aにガスを導入するガス流入口11と、その長手方向の他端部10bにガスを排出するガス流出口12とを備えている。ガス流入口11は、不図示の圧力調整器や上流側配管を介してガス供給元と接続され、ガス流出口12は、下流側配管を介してガス供給先と接続される。ガス流入口11とガス流出口12とは、直管長手方向に沿って直線上に配置されている。ガス流入口11と上流側配管との接続、及びガス流出口12と下流側配管との接続には、例えばワンタッチ操作(すなわち押し込み操作のみ)で連結解除が可能な継手構造15が採用されている。
メータボディ10の内部には、ガス流入口11からガス流出口12にかけて概略直管長手方向(所定方向)に延在する1つのガス流路13が形成されている。ガス流路13は、ガス流入口11からガス流出口12に至るまでの間に、メータボディ10の長手方向と直交する方向に延びる屈曲流路部BPを有した屈曲構造となっている。
具体的にガス流路13は、ガス流入口11側に位置して直管長手方向に延在する第1ガス流路13aと、ガス流出口12側に位置して直管長手方向に延在する第2ガス流路13bとを有している。屈曲流路部BPは、第1ガス流路13aと第2ガス流路13bとの間に配置され前後方向(直管長手方向と直交する方向)に延在している。さらに、ガス流路13は、屈曲流路部BPから直管長手方向に延びて形成されたバッファ流路部BFを有している。
また、本実施形態に係る直管型ガスメータ1は、表示パネル2、計測ユニット3、及び遮断弁6等を備えている。
表示パネル2は、LCD(Liquid Crystal Display)等によって構成され、メータボディ10の正面部10cに設けられている。表示パネル2は、マイコン(不図示)に制御され、マイコンによって処理された情報を表示する。表示パネル2に表示される代表的な情報は、流速センサ5により計測される計測値に基づくガス流量の積算値(積算流量)である。
図2に示す計測ユニット3は、計測筒部4と、流速センサ5とを備えたものである。計測筒部4は、流速センサ5が設けられる筒状体であって、上記第2ガス流路13bの一部を構成するものである。この計測ユニット3は、筒状体の内部に内部空間を分割する複数の整流板(図示せず)を一体に備えている。これらの整流板により、計測筒部4を流れるガスが整流される。なお、計測筒部4は、例えば整流板が金属にて形成され、その他が樹脂等で形成されている。
流速センサ5は、計測筒部4の前方側に取り付けられるものであって、保護ケースPC内に収納されている。この流速センサ5は、上流側センサ5aと下流側センサ5bとからなる。上流側センサ5aと下流側センサ5bとは直管長手方向に所定距離だけ離されて配置されている。また、上流側センサ5aと下流側センサ5bとはガス流れ方向Y(直管長手方向と同じ)に対して傾いた状態となっている。マイコンは、これらセンサ5a,5bの一方を駆動して、当該一方から超音波信号を計測筒部4内に間欠的に送信させる。送信された超音波信号は、計測筒部4の後側の壁で反射して、センサ5a,5bの他方によって受信される。マイコンは、上記動作を、ガスの流れ方向Yに対して上流側及び下流側の双方から行わせ、この送受信に関する超音波信号の伝搬時間の差分に基づいてガス流速を算出する。さらに、マイコンは、算出したガス流速に基づいてガス流量を計測することとなる。
なお、上記した整流板は、超音波信号の送受信方向と平行関係にあり、整流板は超音波信号の送受信を阻害しないように設置されている。
遮断弁6は、ガス流路13のうち流速センサ5の上流側(すなわち計測筒部4の上流側)においてガス流路13を遮断するものであって、ガス流路13の屈曲流路部BPに設置されている。遮断弁6は、前記直交する方向(屈曲流路部BPの延在方向)に突出して円形開口OPを塞ぐ弁閉状態と、この突出方向と反対側に動作して円形開口OPを開放する弁開状態とで遷移可能となっている。
さらに、本実施形態において直管型ガスメータ1は、計測筒部4が若干短めに形成されている。また、バッファ流路部BFは、計測筒部4の上流端4aを包囲するように拡径された流路となっている。この拡径されたバッファ流路部BFによって流入するガスの脈動対策が図られている。なお、バッファ流路部BFが計測筒部4の上流端4aを包囲して形成されている関係上、計測筒部4は直管型ガスメータ1の後壁1aから浮いた状態となっている。
加えて、本実施形態に係る直管型ガスメータ1は、屈曲流路部BPに土手部BSを有している。土手部BSは、直管長手方向と屈曲流路部BPの延在方向との双方を含む平面における断面(すなわち図2に示す断面)において、後壁1a(遮断弁6の下流側の壁部)から計測筒部4側(すなわち前側)に突出した部位である。
本実施形態においては、バッファ流路部BFが計測筒部4を包囲しているため、計測筒部4は後壁1aから若干浮いた状態となっている。すなわち、計測筒部4は後壁1aよりも前側に位置している。このような計測筒部4は、若干短めに形成されていることから、長めに形成されるときと比較してガスを整流し難くなってしまう。
ところが、屈曲流路部BPが後壁1aから計測筒部4側に突出した土手部BSを備えることにより、屈曲流路部BPを通過するガスは土手部BSによって計測筒部4の中心側に寄せられることとなる。これにより、偏流を抑えた状態でガスを計測筒部4に導入させ易くなり、計測筒部4については長さを短く形成しても計測の安定化が図られることとなる。
ここで、土手部BSは、計測筒部4の中心位置CP以下の高さで計測筒部4側に突出している。このため、土手部BSの高さが計測筒部4の中心位置CPを超えてしまい、土手部BSが高すぎることによって計測筒部4に流入するガスが乱れてしまう事態を抑制するようにしている。
さらに、計測筒部4は、上流端4aが中央部4bよりも拡径された拡径部Eを構成し、拡径部Eの開口面積が、計測筒部4の中央部4bの開口面積の2.8倍以上とされていることが好ましい。バッファ流路部BFの上流端から計測筒部4の拡径部Eまでの距離Lが短い場合(具体的には距離Lがバッファ流路部BFの前後方向距離以下である場合)には、拡径部Eが適切な大きさとなって高流量域における瞬時流量のばらつきを抑えることができるからである。
詳細に説明すると、本件発明者は、瞬時流量のばらつきが距離Lの長さと拡径部Eの開口面積とに依存することを見出した。このため、距離Lが長い場合には、拡径部Eの開口面積が計測筒部4の中央部4bの開口面積の2.8倍未満であっても、瞬時流量のばらつきが小さくなる。しかし、距離Lが短い場合には、拡径部Eの開口面積を計測筒部4の中央部4bの開口面積の2.8倍以上とすることで、瞬時流量のばらつきを抑えることができる。特に、直管型ガスメータ1は直管長手方向に大きくなる傾向にあることから、拡径部Eの開口面積を計測筒部4の中央部4bの開口面積の2.8倍以上とすれば、距離Lを短くでき、直管長手方向への大型化を抑えることができる。
なお、瞬時流量のばらつきを抑える観点からすると、距離Lを長めにしつつも、拡径部Eの開口面積を計測筒部4の中央部4bの開口面積の2.8倍以上としてもよい。これにより、多少大型化の懸念があるものの、より確実に瞬時流量のばらつきを抑えることができるからである。
図3は、ガスの圧力変動と流量の計測誤差との関係を示すグラフである。なお、図3においては、距離Lが短くされている場合を例に説明する。図3に示すように、ガスの圧力変動に対して流量の計測誤差は約1.1L/h以下であることが要求される。ここで、拡径部Eを有しない計測筒部4では、周波数11.66Hzにおいて計測誤差が−1.0L/hとなってしまう。また、周波数50Hzにおいて計測誤差が−0.9L/hとなってしまう。
これに対して、拡径部Eを有する計測筒部4では、周波数10Hzにおいて計測誤差が−0.6L/hとなっており、これが最大値(絶対値で最大値)となっている。このため、拡径部Eを設けることにより、圧力変動による流量の計測誤差を小さくすることができ、更なる計測の安定化を図ることができる。
図4は、流量に対する瞬時流量のばらつきを示すグラフである。なお、図4においても距離Lが短くされている場合を例に説明する。図4に示すように、拡径部Eを有するか否かに関わらず、600L/h〜9000L/hにおいては瞬時流量のばらつきが小さい。しかしながら、12000L/hにおいては、瞬時流量のばらつきに差が見られ、拡径部Eを有しない計測筒部4では80L/h弱のばらつきが発生している。これに対して、拡径部Eを有しその開口面積が中央部4bの2.8倍である計測筒部4では、12000L/hにおけるばらつきは約35L/hとなる。さらに、拡径部Eの開口面積が中央部4bの3.5倍である計測筒部4では、12000L/hにおけるばらつきは約30L/hとなる。なお、流量算出の際に用いられる流量補正係数は、600L/h〜12000L/hの範囲内において全て1.05〜1.07に収まっている。
以上の図3及び図4からすると、計測筒部4は、上流端4aが中央部4bよりも拡径された拡径部Eを構成し、拡径部Eの開口面積が、計測筒部4の中央部4bの開口面積の2.8倍以上とされていることが好ましいといえる。
さらに、本実施形態に係る直管型ガスメータ1は、図2に示すように圧力センサ7を備えている。圧力センサ7は、ガス流路13を流れるガスの圧力を検出するものである。一般に圧力センサ7はガス流路13内に設けられるが、本実施形態においてはメータボディ10にガス流路13と圧力センサ7とを接続する小通路SRが形成されており、小通路SRを通じてガス流路13を流れるガスの圧力を検出するようになっている。
具体的に小通路SRは、屈曲流路部BPのうち円形開口OPの上流側の壁部から圧力センサ7までを接続するように形成されている。この小通路SRを利用することで圧力センサ7の設置位置に自由度を持たせることができる。本実施形態において圧力センサ7の設置領域と計測筒部4の設置領域とは、前後方向(所定方向と直交する方向の一例)に重複する部分を有する。すなわち、前後方向に沿って視認した場合、圧力センサ7の少なくとも一部が計測筒部4に重なるようになっている。これにより、直管型ガスメータ1は所定方向に大型化し難くなり、小型化を図ることができる。
次に、本実施形態に係る直管型ガスメータ1の作用について説明する。
まず、需要者によりガス器具が使用されたとする。この場合、直管型ガスメータ1のガス流入口11から導入されたガスは、第1ガス流路13aを通じて屈曲流路部BPに至り、屈曲流路部BPからバッファ流路部BFを通じて第2ガス流路13bに導入される。
ここで、ガスが屈曲流路部BPを通過する際、流速分布の隔たりが変わってしまい、乱れによって流速センサ5における流速計測が不安定となってしまう傾向がある。しかし、本実施形態に係る直管型ガスメータ1は、屈曲流路部BPの後壁1aに土手部BSを有している。しかも、土手部BSは計測筒部4の中心位置CP以下の高さで計測筒部4側に突出している。このため、ガスの流れは計測筒部4の中心側に寄せられることとなる。この結果、ガスは偏流を抑えた状態で計測筒部4に流入する。
また、計測筒部4の上流端4aは中央部4bの開口面積の2.8倍以上の開口面積を有する拡径部Eを備えていることから、距離Lが短いにもかかわらず、高流量のガスが流れてきた場合であっても乱れが少なく計測筒部4内に流入する。
そして、計測筒部4に導入されたガスは、複数の整流板によって整流され、流速センサ5によって流速が計測される。直管型ガスメータ1は、計測した流速に基づいてガス流量を算出して、表示パネル2に積算表示することとなる。
このようにして、本実施形態に係る直管型ガスメータ1によれば、屈曲流路部BPは、後壁1aから計測筒部4側に突出した土手部BSを有するため、屈曲流路部BPを通過するガスは土手部BSによって計測筒部4の中心側に寄せられることとなる。これにより、偏流が抑えられて計測筒部4にスムーズにガスが流れ易くなり、計測筒部4については、その長さを短く形成することも可能となる。従って、直管長手方向への小型化を図りつつガス流速の計測の安定化を図ることができる。
また、土手部BSは、直管長手方向に沿って視認した場合に計測筒部4の中心位置CP以下の高さで突出しているため、土手部BSの高さが計測筒部4の中心位置CPを超えてしまい、土手が高すぎることによって計測筒部4に流入するガスが乱れてしまう事態を抑制することができる。
また、計測筒部4は拡径部Eの開口面積が計測筒部4の中央部4bの開口面積の2.8倍以上とされているため、距離Lが短い場合であっても、拡径部Eが適切な大きさとなって高流量域における瞬時流量のばらつきを抑えることができる。
また、計測筒部4と圧力センサ7との設置位置が前後方向に重複する部分を有するため、圧力センサ7を設けることによって直管長手方向に大型化し難くなり、小型化を図ることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態において遮断弁6はモータ弁やソレノイド弁を想定して説明したが、これに限らず、他の種類の弁によって構成されてもよい。また、本実施形態では流速センサ5として超音波式流速センサを備えているが、可能であればフローセンサ等の他の種類のセンサであってもよい。
また、本実施形態において土手部BSは後壁1aから突出して設けられる中実の部材を想定しているが、特にこれに限らず中空部材であってもよい。さらに、土手部BSは、屈曲流路部BPの後壁1aの略全域から突出して設けられることが好ましいが、これに限らず、屈曲流路部BPの後壁1aの一部から突出して設けられていてもよい。
さらに、土手部BSの上面は、直管長手方向に延びる平面であることが好ましいが、これに限らず、例えば上面は階段状とされていてもよいし、直管長手方向に傾斜する傾斜面となっていてもよい。
また、圧力センサ7は、前後方向に計測筒部4と設置領域が重複しているが、これに限らず、例えば左右方向に重複する等、直管長手方向に直交する方向に重複していれば、重複方向を問うものではない。
さらに、計測筒部4の上流端4aの拡径部Eは図2に示すラッパ状に限らず、図5に示すノズル状であってもよい。すなわち、図5に示すように、計測筒部4の上流端4aは直線的に拡径される拡径部Eによって構成されていてもよい。これによっても同様の効果を得ることができるからである。さらには、ラッパ状やノズル状に限らず、拡径部Eが形成されていれば、他の形状であってもよい。
1 :直管型ガスメータ(流量測定装置)
1a :後壁(遮断弁の下流側の壁部)
4 :計測筒部
4a :上流端
4b :中央部
5 :流速センサ
6 :遮断弁
7 :圧力センサ
10 :メータボディ(ボディ)
11 :ガス流入口
12 :ガス流出口
13 :ガス流路
BF :バッファ流路部
BP :屈曲流路部
BS :土手部
CP :中心位置
E :拡径部
SR :小通路

Claims (3)

  1. ボディに形成されガスを導入するガス流入口及びガスを排出するガス流出口と、前記ガス流入口から前記ガス流出口にかけて概略所定方向に延在するガス流路と、前記ガス流路を流れるガスの流速を計測するための流速センサと、前記流速センサが設けられると共に前記ガス流路の一部を構成する計測筒部と、を備えた流量測定装置であって、
    前記流速センサの上流側において前記ガス流路を遮断する遮断弁を備え、
    前記ガス流路は、前記計測筒部の上流側で前記所定方向と略直交する方向に延びると共に前記遮断弁が設置された屈曲流路部と、前記屈曲流路部から前記所定方向に延びて形成され前記計測筒部の上流端を包囲して形成されたバッファ流路部と、を備え、
    前記屈曲流路部は、前記所定方向と当該屈曲流路部の延在方向との双方を含む平面における断面において、前記遮断弁の下流側の壁部から前記計測筒部側に突出した土手部を有する
    ことを特徴とする流量測定装置。
  2. 前記土手部は、前記計測筒部の中心位置以下の高さで前記計測筒部側に突出している
    ことを特徴とする請求項1に記載の流量測定装置。
  3. 前記ガス流路を流れるガスの圧力を検出する圧力センサと、
    前記ガス流路と前記圧力センサとを接続する小通路と、をさらに備え、
    前記計測筒部と前記圧力センサとの設置位置が前記所定方向と直交する方向に重複する部分を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の流量測定装置。
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