JPWO2012137489A1 - 超音波流量計測装置 - Google Patents
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Abstract
超音波流量計測装置であって、被計測流体が流れる計測流路と、計測流路に形成された開口部、および、開口部に連通したセンサ取付け窪み(10,11)を有するセンサ取付け筐体(7)とを備えている。また、センサ取付け窪み(10,11)に配置され、被計測流体の流速を測定する一対の超音波センサと、一対の超音波センサ間の超音波の伝搬時間に基づいて流量を検出する流量計測部とを備えている。さらに、開口部に設けられ、センサ取付け窪み(10,11)への被計測流体の流入を抑制する抑制体(20)を備え、抑制体(20)は、センサ取付け筐体(7)と一体成形されている。
Description
本発明は、ガス等の流量を計測する超音波流量計測装置に関する。
従来の超音波流量計測装置について説明する。
図14は、従来の超音波流量計測装置100の断面構成を示す図である。
図14に示すように、超音波流量計測装置100は、被計測流体を一方から他方に流す流量測定管121を備えている。また、流量測定管121を挟んで対向し、かつ、中心線に対して所定角度傾けて、上流側に超音波センサ122aが、下流側に超音波センサ122bが、それぞれ設けられている。
超音波センサ122a,122bは、流量測定管121に設けられた凹部125a,125bに配置されている。凹部125a,125bの内部空間には、バルク状の超音波透過部材123a,123bが設けられており、被計測流体の凹部125a,125bへの進入を防止して流量計測を行っていた(例えば、特許文献1を参照)。
また、図15は、従来の超音波流量計測装置150の他の例の断面構成を示す図である。図15に示すように、超音波流量計測装置150も、超音波センサ122a,122bの取付けられた凹部125a,125bを備えている。凹部125a,125bにおける、超音波が流路へ出る開口部には、被計測流体がセンサ側に流れ込むことを規制するための抑止部材124a,124bが配置されている(例えば、特許文献2を参照)。
しかしながら、上述した従来の構成においては、被計測流体の凹部125a,125bへの流れ込みを抑止するために、超音波透過部材123a,123bや抑止部材124a,124bを設けている。これにより、流量測定管121の計測部(超音波の伝搬路)および、凹部125a,125bでの被計測流体の流れの乱れが小さくなり、計測精度の悪化が低減される。しかしながら、別途部材を必要とするために、材料費や工数の増加によりコストが上がるという課題がある。
さらに、超音波センサ122a,122bにおける超音波の受信レベルが低下するため、超音波センサ122a,122bの駆動入力を低減し難いという課題がある。このため、都市ガスやLPG(Liquefied petroleum gas)のような家庭用の燃料ガスを計量するガスメータのように、僅かの電池容量で、例えば10年という長期間にわたって使用し続ける際には、低電力化が難しいという課題もある。
本発明は、上述した従来の課題に鑑みてなされたものであり、コストアップを抑えつつ、測定精度の安定化および低電力化を実現する超音波流量計測装置を提供するものである。
本発明の超音波流量計測装置は、被計測流体が流れる計測流路と、計測流路に形成された開口部、および、開口部に連通したセンサ取付け窪みを有するセンサ取付け筐体とを備えている。また、センサ取付け窪みに配置され、被計測流体の流速を測定する一対の超音波センサと、一対の超音波センサ間の超音波の伝搬時間に基づいて流量を検出する流量計測部とを備えている。さらに、開口部に設けられ、センサ取付け窪みへの被計測流体の流入を抑制する抑制体とを備え、抑制体は、センサ取付け筐体と一体成形されている。
この構成により、センサ取付け筐体を成型する時に、センサ取付け窪みへの流れ込みを規制する抑制体も同時に成型されるため、別部材を設けてコストアップになることや組立工数を増やす事が無く、センサ取付け窪みに発生する被計測流体の乱れを抑制し、測定精度の安定化および低電力化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における超音波流量計測装置50の構成を示す断面図である。図1において、白抜きの矢印は、流体(被計測流体)の流れを示している。
図1は、本発明の実施の形態における超音波流量計測装置50の構成を示す断面図である。図1において、白抜きの矢印は、流体(被計測流体)の流れを示している。
図1に示したように、超音波流量計測装置50は、流体供給路3を備えている。流体供給路3は、流路の途中に、ステッピングモータ等の電磁装置を含む駆動部4aと、駆動部4aと連係した弁体4bとを含み、弁体4bによって開閉される遮断弁4を有する。遮断弁4が開放状態においては、流体供給路3より被計測流体がメータ筐体2内部に流出される。超音波流量計測装置50は、被計測流体が流れる計測流路1を備えている。計測流路1は、断面が長方形等の矩形で構成されている。メータ筐体2内部に充満した被計測流体は、計測流路1の入口側1aから計測流路1に流入し、さらにはその下流側1bに接続された流体流出路6を経てメータ筐体2外部へと流出する。
なお、遮断弁4は、流体流動に異常があった時や、感震器(図示せず)等により地震が検知されたとき等に閉じるように設定されている。遮断弁4が閉じた状態においては、被計測流体が流体供給路3からメータ筐体2内部に流出しない。
超音波流量計測装置50は、流量計測ユニット26を備えている。図2は、本発明の実施の形態における流量計測ユニット26の断面図である。
計測流路1が断面長方形の場合、例えばその短辺側に、センサ取付け筐体7が接続されている。センサ取付け筐体7には、流速検知部を構成する一対の超音波センサ8,9が、超音波を対向壁52で反射して送受信するように配置されている。超音波センサ8,9は、計測流路1に対して斜めに設けたセンサ取付け窪み10,11に配置されている。超音波センサ8,9間で、センサ取付け筐体7の計測流路1に形成された開口部12,13を通して、計測流路1内での超音波の伝搬が行われる。開口部12,13には、センサ取付け窪み10,11への被計測流体の流入を抑制する抑制体20(図8参照)が設けられている。抑制体20の構成や作用については、後述するが、抑制体20は、センサ取付け筐体7と一体成型されている。センサ取付け窪み10,11は、開口部12,13に連通している。
なお、一対の超音波センサ8,9の配置は上述の例に限定されない。超音波センサ8,9は、計測流路1の同一側面に設置され、対向側の壁面での反射を利用した超音波の伝搬路が構成されればよい。これにより、計測流路1の小型化が可能となる。
超音波センサ8,9の駆動、超音波の伝搬時間の測定、および、流量の検出、さらに、異常時の遮断弁4の駆動は、制御部5(図1参照)によって行われる。
次に、超音波流量計測装置50を用いた、超音波による流量計測動作を説明する。図3は、本発明の実施の形態における、超音波による流量計測動作を説明するための図である。
本実施の形態においては、一対の超音波センサ8,9をユニット化するために、計測流路1の矩形断面の同一面上に、超音波センサ8,9を配置している。
このため、超音波の送受信の伝搬経路は、対向壁52で反射させたV字型の伝搬路となり、上流側と下流側に配置された一対の超音波センサ8,9間で、超音波の送受信が行われる。
このような構成において、上流側の超音波センサ8から発せられた超音波が、下流側の超音波センサ9で受信されるまでの伝搬時間T1を計測する。一方、下流側の超音波センサ9から発せられた超音波が上流側の超音波センサ8で受信されるまでの伝搬時間T2を計測する。
このようにして測定された伝搬時間T1およびT2を基に、以下の演算式により、流量計測部として機能する制御部5の演算部で流量が算出される。流量計測部は、一対の超音波センサ8,9間の超音波の伝搬時間に基づいて、被計測流体の流量を検出する。
計測流路1の流動方向の被計測流体の流速をVとする。また、図3に示したように、計測流路1の流動方向と超音波伝搬路とのなす角度をθとし、超音波センサ8,9間の超音波伝搬路の距離を2×L、被測定流体の音速をCとすると、流速Vは以下の式にて算出される。
T1=2×L/(C+Vcosθ) 式(1)
T2=2×L/(C−Vcosθ) 式(2)
式(1)および式(2)において、T1の逆数からT2の逆数を引き算する式より音速Cを消去して、式(3)を得る。
T2=2×L/(C−Vcosθ) 式(2)
式(1)および式(2)において、T1の逆数からT2の逆数を引き算する式より音速Cを消去して、式(3)を得る。
V=(2×L/2cosθ)((1/T1)−(1/T2)) 式(3)
ここで、角度θおよび距離Lは既知なので、伝搬時間T1およびT2の値より流速Vを算出することができる。空気の流量を計ることを考慮して、角度θ=45度、距離L=35mm、音速C=340m/s、流速V=8m/sと想定すると、T1=2.0×10−4秒、T2=2.1×10−4秒であり、瞬時計測が可能となる。
ここで、角度θおよび距離Lは既知なので、伝搬時間T1およびT2の値より流速Vを算出することができる。空気の流量を計ることを考慮して、角度θ=45度、距離L=35mm、音速C=340m/s、流速V=8m/sと想定すると、T1=2.0×10−4秒、T2=2.1×10−4秒であり、瞬時計測が可能となる。
なお、超音波センサ8,9間の超音波伝搬路は、必ずしも上記したようなV字型の伝搬路に限定されない。例えば、それ以外の構成の伝搬路であっても、計測流路1を少なくとも一回以上横切り、流速の変化により超音波の伝搬時間が変化する伝搬路であれば、流速の計測は可能である。
次に、本発明の実施の形態におけるセンサ取付け筐体7の成型方法について説明する。
図4は、本発明の実施の形態における流量計測ユニット26の構成を示す分解斜視図である。
図4に示すように、流量計測ユニット26は、センサ取付け筐体7および計測流路1の、二つの成型部品によって構成されている。
図5は、本発明の実施の形態における、センサ取付け筐体7を成型加工する金型の構成を示す斜視図である。
図5に示したように、センサ取付け筐体7を成型加工する金型は、上型14と下型15とで構成されている。上型14には、超音波センサ8,9を取付ける窪みを形成するためのスライダ型16、17が形成されている。センサ取付け窪み10,11および開口部12,13は、スライダ型16,17によって成型される。
ここで、本発明の実施の形態における、抑制体20を有する超音波流量計測装置50の作用および効果について説明する。
図6は、本発明の実施の形態における、超音波伝搬部の開口部12に抑制体が無い場合の被計測流体の流れの流体解析の結果を示す図である。
図6に示したように、超音波センサ8と計測流路1との間の空間であるセンサ取付け窪み10に大きな渦流れが発生している。この部分を超音波が伝搬するとき、超音波がこの渦流れに乱されるので、計測される伝搬時間に誤差が生じ、計測流路1を通過する流量の正確な測定が困難になる。
従来は、センサ取付け窪み10の部分に被計測流体の流れが生じないようにするために、センサ取付け窪み10の部分から計測流路1へと繋がる開口部分に、金網等の抑止部材を別途設けていた。しかしながら、この方法では、別部材からなる抑制部材を取付ける事が必要になるので、コスト削減および組立工数削減の観点から、できるだけ避けたいとの要望が強かった。
本発明の実施の形態におけるセンサ取付け筐体7は、成型による加工方法を用いて作製する。このとき、センサ取付けのためのセンサ取付け窪み10,11の部分も、センサ取付け本体を成型するための金型内にスライダ型16,17という補助型を挿入することで、一体的に加工するものである。
図7は、本発明の第1の実施の形態におけるスライダ型16,17の構成を示す斜視図である。また、図8は、本発明の第1の実施の形態におけるセンサ取付け筐体7の構成を示す斜視図である。
図7に示すように、スライダ型16,17の先端部分には、開口部12、13を形成するために下型15と当接するための平坦部18を有している。平坦部18は、開口部12,13に接する計測流路1の壁面と同一平面となる平面で構成される。これにより、計測流路1の壁面と開口部12,13の抑制体20との一体化がなされ、計測流路1内の流れをスムーズにでき、安定した流量計測を行うことが可能である。
また、平坦部18には、複数の溝19を、計測流路1内の被計測流体の流れに対して垂直な直線状に形成している。また、溝19の深さ方向は、一対の超音波センサ8,9の超音波放出面に対して垂直な方向になるように構成されている。抑制体20は、スライダ型16,17の先端部分に設けられた溝19によって形成される。
これにより、図8に示すように、センサ取付け筐体7の成型時に、溝19に筐体の構成材料が流れ込むことにより、一体的にセンサ取付け窪み10の部分に被計測流体の流れ込みを抑止するための抑制体20を形成することができる。また、被計測流体の流れ込みが極力抑えられるとともに、超音波伝搬の減衰に与える影響を小さくできる。
図9は、本発明の第1の実施の形態における、センサ取付け筐体7とスライダ型16,17との関係を示す図である。図9には、図8に示したセンサ取付け筐体7の断面構成と、スライダ型16,17の側面図との関係を示している。図9に示したように、スライダ型16,17によって成型することによって、センサ取付け筐体7の、スライダ型16,17に設けられた溝19に対応した位置に、抑制体20を構成することが可能となる。
図10は、本発明の第1の実施の形態における、抑制体20の効果を示す流体解析の結果を示す図である。
図10に示したように、図6で示した開口部12に抑制体20を設けない状態と比較して、超音波センサ8のセンサ取付け窪み10における、渦の発生等の流れの乱れが少なくなっている。なお、この抑制体20の作用は、超音波センサ9のセンサ取付け窪み11においても同様である。
以上述べたように、本実施の形態においては、センサ取付け筐体7の金型を作製する際、スライダ型16,17に溝形状を形成するだけで、センサ取付け窪み10,11の部分への被計測流体の流入の発生を抑止でき、測定精度を向上することができる。また、従来のように別部材を必要としないので、材料コストの低減および工数の低減を図ることができる。
(第2の実施の形態)
図11は、本発明の第2の実施の形態におけるスライダ型32の構成を示す斜視図である。図12は、本発明の第2の実施の形態におけるセンサ取付け筐体7の構成を示す斜視図である。
図11は、本発明の第2の実施の形態におけるスライダ型32の構成を示す斜視図である。図12は、本発明の第2の実施の形態におけるセンサ取付け筐体7の構成を示す斜視図である。
本実施の形態における、超音波流量計測装置50や金型の構成は、スライダ型32の構成以外、第1の実施の形態と同じであるので、その説明を省略する。
本実施の形態では、図11に示すようにスライダ型32の先端部分に、格子状の溝33を形成している。溝33は、計測流路1内の流れに対して垂直方向に形成され、溝33の深さ方向は、一対の超音波センサ8,9の超音波放出面に対して垂直になるよう構成されている。成型後の格子状の抑制体34の開口方向を超音波センサ8,9の発信面に対して垂直とすることにより、開口部12,13で発生する渦等の流れの乱れが、より小さく分散され、被計測流体の流れ込みを、より性能良く規制することが可能である。
このスライダ型32を用いて、第1の実施の形態と同様の方法でセンサ取付け筐体7を成型する。これにより、図12に示すような、格子状の抑制体34をセンサ取付け筐体7と一体に形成することができ、さらなるセンサ取付け窪み10,11部分の被計測流体の乱れを抑制する効果を得ることができる。
従来のように、別途、金網等の流れ込み抑制部材を必要とする場合には、計測流路1およびセンサ取付け筐体7の二部品構成が必須である。しかしながら、各実施の形態で述べたような成型加工を用いる場合には、別体の抑制部材を設ける必要がないので、センサ取付け筐体7および計測流路1の一体加工も可能となる。つまり、センサ取付け筐体7および計測流路1を一体構成とすることができる。よって、さらなる組立工数の低減が図れ、コストダウンが可能であるとともに、一体で加工できるため、組立による精度ばらつきが無くなり、より高精度の計測が可能となる。
なお、計測流路1の構成によっては、上記した構成の詳細な仕様が変更されることが考えられる。よって、本発明は、上述した実施の形態によって限定されるものではない。
図13は、本発明の第2の実施の形態における、別の例の超音波流量計測装置54の断面構成を示す図である。
図13に示すように、超音波流量計測装置54は、被計測流体を一方から他方に流す流量測定管21(計測流路)を備えている。また、流量測定管21を挟んで対向し、かつ、中心線に対して所定角度傾けて、上流側に超音波センサ22aが、下流側に超音波センサ22bが、それぞれ設けられている。
超音波センサ22a,22bは、流量測定管21に設けられた凹部(センサ取付け窪み)25a,25bに配置されている。この凹部25a,25bの流量測定管21に接する開口部に、上述した抑制体20,34を流量測定管21と一体に構成することも可能である。これにより、被計測流体の凹部25a,25bへの進入を防止して、高精度の流量計測を行うことが可能である。
以上述べたように、本実施の形態の超音波流量計測装置によれば、センサ取付け窪みに対する被計測流体の流れ込みを抑制する抑制体を、成型加工の時に筐体と同時に形成する。このため、安定した計測性能、低コスト化、および小型化を実現することができる。また、金網等を用いる従来の抑制部材と比較して、開口部の開口率を大きく構成することができる。このため、超音波が通過する際の邪魔になりにくく、超音波を送受信する際の感度低下も起こりにくい。よって、超音波センサの駆動入力を小さくすることが可能であり、低電力化が可能である。
以上述べたように、本発明によれば、コストアップを抑えつつ、測定精度の安定化および低電力化を実現するという格別な効果を奏することができる。よって、ガスメータをはじめとして種々な流体の流量を計測する超音波流量計測装置等として有用である。
1 計測流路
1a 入口側
1b 下流側
2 メータ筐体
3 流体供給路
4 遮断弁
4a 駆動部
4b 弁体
5 制御部
6 流体流出路
7 センサ取付け筐体
8,9,22a,22b 超音波センサ
10,11 センサ取付け窪み
12,13 開口部
14 上型
15 下型
16,17,32 スライダ型
19,33 溝
20,34 抑制体
21 流量測定管
25a,25b 凹部
26 流量計測ユニット
50,54 超音波流量計測装置
52 対向壁
1a 入口側
1b 下流側
2 メータ筐体
3 流体供給路
4 遮断弁
4a 駆動部
4b 弁体
5 制御部
6 流体流出路
7 センサ取付け筐体
8,9,22a,22b 超音波センサ
10,11 センサ取付け窪み
12,13 開口部
14 上型
15 下型
16,17,32 スライダ型
19,33 溝
20,34 抑制体
21 流量測定管
25a,25b 凹部
26 流量計測ユニット
50,54 超音波流量計測装置
52 対向壁
Claims (7)
- 被計測流体が流れる計測流路と、
前記計測流路に形成された開口部、および、前記開口部に連通したセンサ取付け窪みを有するセンサ取付け筐体と、
前記センサ取付け窪みに配置され、前記被計測流体の流速を測定する一対の超音波センサと、
前記一対の超音波センサ間の超音波の伝搬時間に基づいて流量を検出する流量計測部と、
前記開口部に設けられ、前記センサ取付け窪みへの前記被計測流体の流入を抑制する抑制体とを備え、
前記抑制体は、前記センサ取付け筐体と一体成形された
超音波流量計測装置。 - 前記センサ取付け窪みおよび前記開口部はスライダ型で成型され、前記抑制体は、前記スライダ型の先端部分に設けられた溝によって形成される
請求項1に記載の超音波流量計測装置。 - 前記スライダ型の先端部分には、前記開口部に接する前記計測流路の壁面と同一平面となる平面を有する
請求項1に記載の超音波流量計測装置。 - 前記センサ取付け筐体および前記計測流路が一体構成である
請求項1に記載の超音波流量計測装置。 - 前記一対の超音波センサが、前記計測流路の同一側面に設置され、
対向側の壁面での反射を利用した超音波の伝搬路が構成される
請求項1に記載の超音波流量計測装置。 - 前記スライダ型の先端部分に設けられた前記溝は、前記計測流路の流れに対して垂直方向に直線状に形成され、
前記溝の深さ方向が、前記一対の超音波センサの超音波放出面に対して垂直になるよう構成される請求項2に記載の超音波流量計測装置。 - 前記スライダ型の先端の溝は、格子状であり、
前記溝は、前記計測流路内の流れに対して垂直方向に形成され、
前記溝の深さ方向は、前記一対の超音波センサの超音波放出面に対して垂直になるよう構成される請求項2に記載の超音波流量計測装置。
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