JP2019218909A - ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】体格アップを防止しつつ、コントローラの操作性を向上できるポンプ装置を提供する。【解決手段】ポンプ装置10は、ポンプ本体12と、前記ポンプ本体12を駆動する駆動部14と、前記駆動部14を収容する略筒状のケーシング20と、前記駆動部14への操作指示を受け付けるコントローラ16と、を備え、前記コントローラ16は、前記ケーシング20に対して周方向に移動可能な状態で前記ケーシング20の周面に取り付けられている。【選択図】図1

Description

本明細書は、ポンプ本体と、当該ポンプ本体を駆動する駆動部と、駆動部のケーシングの外部に設けられたコントローラと、を備えたポンプ装置を開示する。
従来から流体を移送するためのポンプ装置が広く知られている。こうしたポンプ装置は、ポンプ本体と、当該ポンプ本体を駆動する駆動部と、に大別される。駆動部は、電源やソレノイド等を有しており、これらは、全て、ケーシングに収容される。また、ケーシングの外面には、当該駆動部を操作するためのコントローラが取り付けられることが多い。ユーザは、ポンプ装置を運転させるために、必要に応じて、このコントローラを操作する。
ところで、こうしたポンプ装置は、当該ポンプ装置よりも大型のタンクや貯留層の近くに配されることが多い。したがって、ポンプ装置の周囲は、他部材(タンク等)で遮られることが多い。ユーザは、こうした他部材を避けて、ポンプ装置のコントローラにアクセスする必要があるが、コントローラの位置が固定の場合、他部材の位置によっては、コントローラへのアクセス性が非常に悪い場合もあった。
そこで、従来からコントローラの位置や姿勢を変更可能なポンプ装置が提案されている。例えば、特許文献1には、コントローラを、ケーシングの少なくとも2つの異なる側壁に配置できるようにしたポンプ装置が開示されている。かかる技術によれば、他部材との位置関係を考えて、ユーザがアクセスしやすい側壁にコントローラを取り付けることができるため、ポンプ装置の操作性を多少は、改善できる。
また、特許文献2には、ケーシングの軸方向一端に、当該ケーシングの軸方向回りに回転可能なジョイント機構を設け、このジョイント機構にコントローラを設置したポンプ装置が開示されている。かかるポンプ装置によれば、ジョイント機構を軸周りに回動させることで、ポンプ装置の位置だけでなく、角度(姿勢)も変更できるため、コントローラの配置の自由度がより向上し、ひいては、ポンプ装置の操作性をより向上できる。
特許第5778693号公報 特許第6276490号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、コントローラの取り付け位置を変更できるだけであり、姿勢そのものは変更できない。そのため、ポンプ装置の設置場所によっては、操作性が悪くなることがあった。例えば、特許文献1では、コントローラは、操作面がほぼ垂直になる姿勢に固定されている。この場合、他部材との関係で、ポンプ装置に真上からしかアクセスできないような状況では、当該コントローラの視認性、操作性が悪くなる。
特許文献2では、コントローラの位置だけでなく、角度も変更できるため、特許文献1に比べてコントローラの操作性を向上できる。しかし、特許文献2では、ケーシングの軸方向一端にジョイント機構を取り付けなければならない。この場合、このジョイント機構の分だけ、ポンプ装置の軸方向寸法が大きくなり、ポンプ装置の体格アップを招く。
そこで、本明細書では、体格アップを防止しつつ、コントローラの操作性を向上できるポンプ装置を開示する。
本明細書で開示するポンプ装置は、ポンプ本体と、前記ポンプ本体を駆動する駆動部と、前記駆動部を収容する略筒状のケーシングと、前記駆動部への操作指示を受け付けるコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記ケーシングに対して周方向に移動可能な状態で前記ケーシングの周面に取り付けられている、ことを特徴とする。
この場合、前記ケーシングの周面には、前記周方向に延びるレールが設けられ、前記コントローラの裏面には、前記レールに係合することで、前記ケーシングの軸方向への移動を規制しつつ前記周方向の移動を許容するガイド部材が設けられていてもよい。
また、この場合、前記レールおよびガイド部材の一方には、軸方向に凹の溝が形成され、他方には、前記溝に嵌るべく軸方向に凸の突起が形成されていてもよい。
また、前記ケーシングの周面には、周方向に間隔を開けて並ぶ複数の係止部が形成され、前記コントローラの裏面には、前記係止部に係止する被係止部が形成されており、前記係止部および被係止部の一方は、凹部であり、前記係止部および被係止部の他方は、前記凹部に嵌る凸であって、前記コントローラの自重よりも大きい移動力が付与されることで、前記被係止部から抜ける凸であってもよい。
また、前記コントローラは、工具を用いることなく、前記ケーシングから着脱できてもよい。
また、前記コントローラは、その操作面に垂直な軸回りに180度回転させた姿勢で前記ケーシングに装着可能であってもよい。
また、前記ポンプ本体は、前記ケーシングの軸方向一端に取り付けられており、前記ポンプ本体の一部は、前記ケーシングの周面よりも径方向外側に突出していてもよい。
前記ケーシングの軸方向他端には、前記ポンプ本体のストローク調整用のダイアル、および、ケーブルの接続端子口の少なくとも一つが設けられていてもよい。
本明細書で開示するポンプ装置によれば、コントローラが周方向に移動可能であるため、コントローラの位置および姿勢を自由に変更でき、コントローラの操作性を向上できる。また、このとき、コントローラは、ケーシングの周面に取り付けられているため、ポンプ装置の軸方向寸法のアップ、ひいては、体格のアップを防止できる。
ポンプ装置の斜視図である。 コントローラを取り外したポンプ装置の斜視図である。 コントローラを裏側から見た斜視図である。 図1のA−A線での断面図である。 図1のB−B線での断面図である。 コントローラを装着アダプタに取り付ける様子を示す図である。 コントローラの他の例を示す図である。 レールおよびガイド部材の他の例を示す図である。 レールおよびガイド部材の他の例を示す図である。
以下、ポンプ装置10の構成について図面を参照して説明する。図1、図2は、ポンプ装置10の斜視図であり、図1は、コントローラ16を取り付けた際の、図2は、コントローラ16を取り外した際の斜視図である。なお、以下の説明においては、「軸方向」、「周方向」、「径方向」は、特に区別しない限り、ケーシング20の「軸方向」、「周方向」、「径方向」を意味する。
このポンプ装置10は、往復動によってポンプ室の容積変化を起こし送液する往復動ポンプであり、例えば、ダイヤフラムポンプである。このポンプ装置10は、必要に応じて、指定量の液体の移送、例えば、薬液注入などに利用されるもので、通常、ポンプ装置10よりも大型のタンクや貯留層の近くに配置される。
ポンプ装置10は、流体を移送するポンプ本体12と、このポンプ本体12を駆動する駆動部14と、ユーザからの指示を受け付けて駆動部14を制御するコントローラ16と、を備えている。ポンプ本体12は、内部に図示しないダイヤフラムおよびポンプ室を備えている。このポンプ本体12の周面からは、吸引ポート(図示せず)、吐出ポート18が突出している。
駆動部14は、ポンプ本体12を駆動する直動ソレノイドや、これらを制御する制御回路、これらに電源電圧を供給する電源回路等(いずれも図示せず)をケーシング20に収容して構成される。ケーシング20は、図1、図2に示す通り、軸方向断面がほぼ一定の略筒状であり、その上部の周面は、円弧面となっている。この円弧面には、コントローラ16の移動をガイドするガイドレール22や、コントローラ16の位置を規定する複数の被係止部56が形成されているが、これについては、後述する。
この駆動部14(ケーシング20)の軸方向一端には、ポンプ本体12が取り付けられている。なお、図1、図2から明らかなとおり、ポンプ本体12の吐出ポート18は、ケーシング20の円弧面よりも上方、すなわち、径方向外側に突出している。駆動部14(ケーシング20)の軸方向他端には、ストローク調整用ダイアル24と、複数(図示例では2つ)の接続端子26と、が設けられている。ストローク調整用ダイアル24は、往復動ポンプのストロークを調整するためのダイアルである。また、接続端子26は、電力線や信号線などのケーブルが着脱自在に接続される。ケーブルを着脱自在とすることで、故障などによりポンプ装置10を交換する際には、ポンプ装置10だけを交換すればよく、ケーブルを再度、配策する必要がなくなる。また、駆動部14の軸方向一端からは、中継ケーブル28が引き出されている。この中継ケーブル28は、コントローラ16に接続される。
コントローラ16は、ユーザからの操作指示を受け付けて、当該操作指示に従い駆動部14を制御する。このコントローラ16は、略箱状である。このコントローラ16の上面には、運転状況等を提示する液晶パネル38や、ユーザからの操作指示を受けるための複数の操作ボタン40などが配され、操作面36として機能する。このコントローラ16は、図1に示すように、ケーシング20の周面に取り付け可能であり、また、ケーシング20の周方向に移動可能となっている。本例では、こうしたコントローラ16の取り付けを可能にするために、ケーシング20の周面に、ガイドレール22等を設け、コントローラ16の裏面に、ガイド部材50等を設けている。以下、これについて詳説していく。
図3は、コントローラ16を裏側から見た斜視図である。また、図4は、図1のA−A線での断面図であり、図5は、図1のB−B線での断面図である。コントローラ16は、略箱状の外カバー42と、当該外カバー42の内部に取り付けられる内カバー44と、を備えている。図4に示す通り、外カバー42と内カバー44との間には、空間が形成されており、当該空間に回路基板46等が収容される。外カバー42は、上面と、当該上面の周縁から垂れ下がる周壁と、を備えた略箱状である。この外カバー42の上面は、既述したとおり、操作面36として機能し、液晶パネル38や操作ボタン40が配されている。外カバー42の軸方向両側の側壁48の下端は、ケーシング20の円弧面にあわせて円弧状となっている。また、外カバー42の左右の側壁48には、中継ケーブル28を挿通させる切り欠き49が形成されている。
内カバー44は、外カバー42の上面との間に、一定の距離を開けた状態で、外カバー42の内部に配され、固定される略平板状部材である。この内カバー44の裏面には、一対のガイド部材50と、一つの摺動リブ58と、が立脚している。ガイド部材50は、周方向に延びるリブであり、その下端は、ケーシング20の円弧面にあわせて円弧状となっている。図4に示す通り、このガイド部材50の下端には、ケーシング20の軸方向内側に向かって突出したガイド爪52が形成されている。
ガイドレール22の軸方向両端には、このガイド爪52が挿し込まれるガイド溝30が形成されている。ガイド溝30は、周方向に延びる溝である。このガイド溝30は、図4に示す通り、軸方向内側に近づくにつれて高さが低くなる略三角形の断面を有している。このガイド溝30は、ガイドレール22の周方向終端まで貫通している。そのため、ガイド爪52は、ガイドレール22の周方向終端から、ガイド溝30に挿し込めるようになっている。
ガイド部材50の周方向端部からは、肉薄のアーム部54が延びており、このアーム部54の先端からは被係止部56が突出している。この被係止部56は、図5に示す通り、断面略半円形である。ケーシング20の周面には、この被係止部56が嵌まり込む係止部32が、周方向に間隔を開けて複数形成されている。係止部32は、ガイドレール22の両側それぞれに1列ずつ、合計2列、形成されている。本例では、係止部32は、15度間隔で、1列当たり15個形成されている。この係止部32は、断面略半円形で、軸方向に延びる溝である。
係止部32と被係止部56との位相が一致するまでコントローラ16を周方向に移動させると、被係止部56が係止部32に嵌まりこみ、所定の操作感(クリック感)を生じさせる。また、コントローラ16をさらに周方向に押して、被係止部56(突起)にコントローラ16の自重よりも大きい移動力を付与すれば、肉薄のアーム部54が上方に僅かに撓み、被係止部56(突起)が係止部32(溝)から抜け出る。つまり、係止部32および被係止部56を設けることで、係止部32の配置間隔(15度)ごとに、所定の操作感を生じさせることができる。
摺動リブ58は、一対のガイド部材50の間に設けられており、その高さは、ガイド部材50よりも僅かに小さい。また、摺動リブ58の下端も、ケーシング20の円弧面に合わせて円弧状になっている。ガイドレール22の軸方向中央には、このガイド部材50が摺動する摺動面34が周方向に延びている。摺動リブ58の下端面が、この摺動面34に沿って摺動することで、コントローラ16を周方向移動させる際のがたつきを押さえることができる。
内カバー44の一隅には、中継ケーブル28が挿通されるグロメット60が取り付けられており、中継ケーブル28は、当該グロメット60を通過して、回路基板46等に接続される。
次に、こうしたコントローラ16のケーシング20への装着方法について説明する。コントローラ16をケーシング20に取り付ける際には、一対のガイド爪52がガイド溝30の周方向終端から進入するように、コントローラ16をケーシング20の周面に沿って滑らせる。ガイド爪52がガイド溝30に進入すれば、あとは、コントローラ16が、所望の位置および角度になるように、コントローラ16を周方向に押せばよい。
ここで、図4に示すように、軸方向に間隔を開けて並ぶ一対のガイド溝30に、一対のガイド爪52が嵌まり込めば、コントローラ16は、軸方向に移動しようとしても、一方のガイド爪52が対応するガイド溝30と干渉するため、コントローラ16の軸方向の移動は規制される。また、ガイド爪52が径方向に移動しようとしても、各ガイド爪52が対応するガイド溝30と干渉するため、コントローラ16のケーシング20からの離脱が防止される。その一方で、ガイド溝30は、周方向に延びているため、ガイド爪52、ひいては、コントローラ16は、周方向には、自由に動ける。つまり、ガイド爪52およびガイド溝30を設けることで、コントローラ16の径方向および軸方向の動きを規制しつつコントローラ16の周方向の移動が許容される。
また、このとき、コントローラ16が周方向に移動する過程で、被係止部56が係止部32への挿入と離脱を繰り返す。被係止部56が係止部32に挿入される度に、コントローラ16の移動に対する抵抗が一時的に上昇し、適度な操作感(クリック感)が生じる。そして、かかる操作感があることで、コントローラ16の周方向の移動量を明確に意識することができ、より、適切な位置調整が可能となる。
ここで、このように、コントローラ16を周方向に沿って移動可能とする理由について説明する。既述したとおり、ポンプ装置10は、当該ポンプ装置10より大型のタンクや貯留槽の近傍に設置される。そのため、ポンプ装置10の周辺の一部が、他部材(タンク等)で遮られることが多い。ユーザは、こうした他部材を避けて、ポンプ装置10のコントローラ16にアクセスする必要があるが、コントローラ16と他部材との位置関係によっては、コントローラ16へのアクセス性が非常に悪い場合もあった。
このような場合に、コントローラ16を、アクセスしやすい位置および姿勢に変更するために、本例では、コントローラ16を、ケーシング20の周面に移動可能に設置している。かかる構成とすることで、ポンプ装置10の設置状況に応じて、コントローラ16の位置および姿勢を変更できるため、ポンプ装置10の操作性を改善できる。例えば、図1において、ポンプ装置10の右側に大型のタンクが設置される場合には、コントローラ16を周方向に移動させて、ケーシング20の左側へ位置させれば、コントローラ16の視認性、操作性を改善できる。また、ポンプ装置10が、目線より大幅に低い場所に設置された場合には、コントローラ16を周方向に移動させて、ケーシング20の頂上付近に位置させるとともに、操作面36を略水平にすることで、コントローラ16の視認性、操作性を改善できる。
また、本例のコントローラ16は、上下反転してケーシング20に取り付けることができる。すなわち、ケーシング20から取り外したコントローラ16を、操作面36に垂直な軸周りに180度反転させたうえで、再度、ケーシング20に取り付ければ、コントローラ16の上下を反転させることができる。そして、これにより、コントローラ16を、ケーシング20の右側、左側のいずれに位置させた場合でも、操作面36を正立させることができる。
ところで、これまでの説明で明らかなとおり、本例では、コントローラ16は、ケーシング20の周方向に取り付けられており、このコントローラ16を取り付けるためのジョイント機構であるガイドレール22もケーシング20の周方向に設けられている。換言すれば、ケーシング20の軸方向端部には、コントローラ16の取り付けや移動に関係する部材は設けていない。かかる構成とするのは、ポンプ装置10の体格アップを防止するためである。
すなわち、ケーシング20の軸方向端部に、コントローラ16装着のための何らかのジョイント機構を設けた場合、その分だけポンプ装置10の軸方向寸法が増加し、体格がアップする。また、そもそも、ケーシング20の軸方向一端には、ポンプ本体12が、他端には、ストローク調整用ダイアル24や接続端子26が設けられている。これらを避けてジョイント機構を設けようとした場合、構成が複雑化するおそれがある。
一方、本例では、ジョイント機構であるガイドレール22をケーシング20の周面にのみ設けているため、ポンプ装置10の軸方向寸法の増加を防止できる。ここで、コントローラ16をケーシング20の周方向に取り付ければ、当該コントローラ16の厚み分だけ、ポンプ装置10の高さが増加するおそれがある。しかし、ポンプ装置10には、もともと、ケーシング20の周面よりも上方に突出した吐出ポート18があるため、ケーシング20の周方向にコントローラ16を配しても、ポンプ装置10の高さ寸法は、殆ど変わらず、体格アップを防止できる。
また、これまでの説明で明らかなとおり、コントローラ16は、工具を用いることなくケーシング20に着脱できる。そのため、コントローラ16は、ケーシング20以外の部材、例えば、DINレールなどに取り付けることもでき、コントローラ16へのアクセス性をより向上できる。DINレールは、制御コンポーネントを制御盤内に取り付ける際に多用されている金属製のレールである。このDINレールへの装着アダプタは、一般的に市販されている。そのため、コントローラ16を、この装着アダプタに締結すれば、コントローラ16をDINレールに容易に取り付けることができる。
装着アダプタとコントローラ16との締結方法としては、種々考えられるが、例えば、図6に示すように、コントローラ16の内カバー44に複数の締結用雌ネジ62を形成しておき、この締結用雌ネジ62を利用して、装着アダプタ100をコントローラ16に螺合締結してもよい。このとき、装着アダプタ100と外カバー42との干渉を避けるために、内カバー44と装着アダプタ100との間に、外カバー42の下端よりも外側まで突出する高さのスペーサ64(ネジが挿通可能な略筒状部材)を介在させることが望ましい。また、ここでは、螺合締結を例に挙げているが、コントローラ16は、他の締結方法、例えば、嵌合などで、装着アダプタ100などの他部材に締結されてもよい。いずれにしても、コントローラ16に、他部材との締結手段(図6の例では、雌ネジ62)を設けておくことで、コントローラ16を、ケーシング20以外の部材にも容易に取り付けることができる。
また、これまで説明した例は、いずれも一例であり、コントローラ16が、少なくともケーシング20の周面に、周方向に移動可能な状態で取り付けられるのであれば、その他の構成は、適宜、変更されてもよい。例えば、これまでの説明では、係止部32を、ガイド部材50の先端から延びるアーム部54に設けているが、係止部32は、ガイド部材50と独立して設けられてもよい。例えば、図7に示すように、ガイド部材50の側方に、係止用リブ59を設けてもよい。この場合、この係止用リブ59の先端が、係止部32に嵌まり込む被係止部56として機能する。そして、係止用リブ59が撓むことで、係止部32に嵌まり込んだ被係止部56が、当該係止部32から抜け出ることができる。
また、本例では、係止部32を溝、被係止部56を突起としているが、これは逆でもよく、係止部32を突起、被係止部56を溝としてもよい。すなわち、ケーシング20の周面に、周方向に間隔を開けて複数の突起(係止部32)を設けるとともに、コントローラ16側に、この突起が嵌まり込む溝(被係止部56)を設けてもよい。この場合でも、係止部32(突起)が被係止部56(溝)に嵌まり込むたびに適度な操作感を得ることができる。また、別の形態として、こうした係止部32、被係止部56は省略されてもよい。
また、コントローラ16の周方向以外の動きを規制できるのであれば、上述したガイドレール22およびガイド部材50の形状は、適宜、変更されてもよい。例えば、本例では、ガイドレール22にガイド溝30を、ガイド部材50に、ガイド爪52を、それぞれ設けているが、これらは、逆でもよい。すなわち、図8に示すように、ガイドレール22に軸方向に突出するガイド爪52を、ガイド部材50に、当該ガイド爪52が嵌まるガイド溝30を設けてもよい。また、ガイド爪52およびガイド溝30の形状は、変更されてもよく、例えば、図9に示すように、ガイド爪52およびガイド溝30は、断面T字状であってもよい。
10 ポンプ装置、12 ポンプ本体、14 駆動部、16 コントローラ、18 吐出ポート、20 ケーシング、22 ガイドレール、24 ストローク調整用ダイアル、26 接続端子、28 中継ケーブル、30 ガイド溝、32 係止部、34 摺動面、36 操作面、38 液晶パネル、40 操作ボタン、42 外カバー、44 内カバー、46 回路基板、48 側壁、49 切り欠き、50 ガイド部材、52 ガイド爪、54 アーム部、56 被係止部、58 摺動リブ、59 係止用リブ、60 グロメット、62 雌ネジ、64 スペーサ、100 装着アダプタ。

Claims (8)

  1. ポンプ本体と、
    前記ポンプ本体を駆動する駆動部と、
    前記駆動部を収容する略筒状のケーシングと、
    前記駆動部への操作指示を受け付けるコントローラと、
    を備え、前記コントローラは、前記ケーシングに対して周方向に移動可能な状態で前記ケーシングの周面に取り付けられている、
    ことを特徴とするポンプ装置。
  2. 請求項1に記載のポンプ装置であって、
    前記ケーシングの周面には、前記周方向に延びるレールが設けられ、
    前記コントローラの裏面には、前記レールに係合することで、前記ケーシングの軸方向への移動を規制しつつ前記周方向の移動を許容するガイド部材が設けられている、
    ことを特徴とするポンプ装置。
  3. 請求項2に記載のポンプ装置であって、
    前記レールおよびガイド部材の一方には、軸方向に凹の溝が形成され、他方には、前記溝に嵌るべく軸方向に凸の突起が形成されている、
    ことを特徴とするポンプ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のポンプ装置であって、
    前記ケーシングの周面には、周方向に間隔を開けて並ぶ複数の係止部が形成され、
    前記コントローラの裏面には、前記係止部に係止する被係止部が形成されており、
    前記係止部および被係止部の一方は、凹部であり、
    前記係止部および被係止部の他方は、前記凹部に嵌る凸であって、前記コントローラの自重よりも大きい移動力が付与されることで、前記被係止部から抜ける凸である、
    ことを特徴とするポンプ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のポンプ装置であって、
    前記コントローラは、工具を用いることなく、前記ケーシングから着脱できる、ことを特徴とするポンプ装置。
  6. 請求項5に記載のポンプ装置であって、
    前記コントローラは、その操作面に垂直な軸回りに180度回転させた姿勢で前記ケーシングに装着可能である、ことを特徴とするポンプ装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のポンプ装置であって、
    前記ポンプ本体は、前記ケーシングの軸方向一端に取り付けられており、
    前記ポンプ本体の一部は、前記ケーシングの周面よりも径方向外側に突出している、
    ことを特徴とするポンプ装置。
  8. 請求項7に記載のポンプ装置であって、
    前記ケーシングの軸方向他端には、前記ポンプ本体のストローク調整用のダイアル、および、ケーブルの接続端子口の少なくとも一つが設けられている、ことを特徴とするポンプ装置。
JP2018117305A 2018-06-20 2018-06-20 ポンプ装置 Active JP7033014B2 (ja)

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