JP2019218841A - 構造物 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、近年は高さが200mを超える建物が建設されることが多くなっており、このような超高層建物に対して高い応答低減効果を発揮する構造が求められている。
すなわち、本発明に係る構造物は、シャフトを有するコア部と、該コア部の下方に設けられたコア側免震層と、前記コア部に隣接配置された建物主要部と、該建物主要部の下方に設けられた主要側免震層と、前記建物主要部の中間に設けられた中間免震層と、前記コア側免震層及び前記主要側免震層の下方に設けられ、前記コア側免震層及び前記主要側免震層を支持する耐震部と、を備えることを特徴とする。
超高層建物でも、複層免震架構部(コア部とコア側免震層とを含む架構部、及び建物主要部、主要側免震層及び中間免震層を含む架構部)のアスペクト比を大きくすることなく適用することができ、構造物のロッキングを抑え免震層(コア側免震層、主要側免震層及び中間免震層)に過大な引張力が入力されることを抑制することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る構造物を模式的に示した縦断面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る構造物を模式的に示した平断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、構造物100は、耐震部1と、上部構造体2と、を備えている。
さらに、コア構造体10の下部の制震装置30に変形を効果的に集中させることで、単純な複層免震を超える制震効果を発揮させ、加速度低減効果及び変位抑制効果を大幅に向上することができる。
次に、上記に示す実施形態の変形例1に係る構造体について、主に図3を用いて説明する。
下記に示す変形例の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3は、本発明の一実施形態の変形例1に係る構造物を模式的に示した縦断面図である。
図3に示すように、本変形例では、構造物100Xの耐震部1Xは、地下(地盤G内)に設けられている。耐震部1Xは、周知の耐震構造で構築されている。耐震部1Xの上部には、コア構造体10及び建物主要構造体20が設けられている。
次に、上記に示す実施形態の変形例2に係る構造体について、主に図5,6を用いて説明する。
図5は、本発明の一実施形態の変形例2に係る構造物を模式的に示した縦断面図である。図6は、図5のA−A線断面図である。
上記に示す実施形態では、コア部12の下端部の高さ位置は建物主要部22の下端部の高さ位置と略同一とされているが、本変形例では、図5に示すように、コア部12Aの下端部12bの高さ位置は、建物主要部22の下端部22bの高さ位置よりも低くなっている。
例えば、耐震部1Aの上方に突出した部分1eが3層分の場合、減衰装置11Bを2層分設置することができる。つまり、耐震部1Aの上方に突出した部分1eが3層分の場合、コア下免震層11Aのみの場合の約3倍の減衰装置を設置することができる。
図7(a)〜(c)では、各免震層に設置した減衰装置において、減衰量を増加させた場合の1次減衰定数(h1)と2次減衰定数(h2)の変化を示していて、上部層27と下部層26との質量比が2:1の建物を想定した解析結果である。
次に、上記に示す実施形態の変形例3に係る構造体について、主に図8を用いて説明する。
図8は、本発明の一実施形態の変形例3に係る構造物を模式的に示した縦断面図である。
図8に示すように、本変形例では、耐震部1Bにおいて、コア部12Bの下方の部分1dは、建物主要部22の下方の部分1cよりも上方に突出した形状をなしている。
次に、上記に示す実施形態の変形例4に係る構造体について、主に図9,10を用いて説明する。
図9は、本発明の一実施形態の変形例4に係る構造物を模式的に示した縦断面図である。図10は、図9のB−B線断面図である。
図9に示すように、本変形例では、耐震部1Cにおいて、コア部12Cの下方の部分1dは、建物主要部22の下方の部分1cよりも上方に突出した形状をなし、上方に突出した部分1gの上端部1uの高さ位置は、建物主要部22の下部層26の上端部26u及び第2免震層28の高さ位置よりも高い。
図4は、耐震部1が設けられていない構造物において、質量比の違いによる応答加速度倍率の比較を示す図である。
図4では、上部層27(以下、上部層(A)とする)と、下部層(以下、下部層(B)とする)との質量比(A/B)を変化させた場合の応答加速度倍率を示している。ケース1ではA:B=1:1(A/B=1)であり、ケース2ではA:B=2:1(A/B=2)であり、ケース3ではA:B=4:1(A/B=4)である。上段は上部層(A)の2層共振曲線を示し、下段は下部層(B)の1層共振曲線を示している。また、c3は、コア下免震層11に設置される減衰装置の減衰係数を示している。
2…上部構造体
10…コア構造体
11…コア下免震層(コア側免震層)
12…コア部
20…建物主要構造体
21…第1免震層(主要側免震層)
22…建物主要部
26…下部層
27…上部層
28…第2免震層(中間免震層)
30…制震装置
100…構造物
Claims (9)
- シャフトを有するコア部と、
該コア部の下方に設けられたコア側免震層と、
前記コア部に隣接配置された建物主要部と、
該建物主要部の下方に設けられた主要側免震層と、
前記建物主要部の中間に設けられた中間免震層と、
前記コア側免震層及び前記主要側免震層の下方に設けられ、前記コア側免震層及び前記主要側免震層を支持する耐震部と、を備えることを特徴とする構造物。 - 前記コア部の下部と前記建物主要部の下部とを連結する制震装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の構造物。
- 前記コア部のうち前記中間免震層よりも上方に位置する部分と、前記建物主要部のうち前記中間免震層よりも上方に位置する部分とは、構造的に一体形成され、
前記コア部のうち前記中間免震層よりも下方に位置する部分と、前記建物主要部のうち前記中間免震層よりも下方に位置する部分とは、前記制震装置のみで連結されていることを特徴とする請求項2に記載の構造物。 - 前記コア部の下端部の高さ位置は、前記主要側免震層の高さ位置よりも低く、
前記耐震部における前記建物主要部の下方の部分は、前記耐震部における前記コア部の下方の部分よりも上方に突出した形状をなし、
前記耐震部における上方に突出した部分と前記コア部の下端部とを連結する減衰装置を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の構造物。 - 前記耐震部における前記コア部の下方の部分は、前記耐震部における前記建物主要部の下方の部分よりも上方に突出した形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の構造物。
- 前記耐震部における上方に突出した部分の上端部の高さ位置は、前記中間免震層の高さ位置よりも高く、
前記耐震部における上方に突出した部分と前記建物主要部における前記中間免震層の上方の部分とを連結する減衰装置を備えることを特徴とする請求項5に記載の構造物。 - 前記耐震部は、地上に設置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の構造物。
- 前記耐震部は、地下に設置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の構造物。
- 前記建物主要部は、前記コア部を囲繞するように配置されている請求項1から8のいずれか一項に記載の構造物。
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JPH1046864A (ja) * | 1996-07-31 | 1998-02-17 | Taisei Corp | 免震建物 |
JPH11350782A (ja) * | 1998-06-09 | 1999-12-21 | Takenaka Komuten Co Ltd | 多層の免震建物 |
JP2015055267A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 株式会社竹中工務店 | 中間免震構造物 |
JP2018009442A (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-18 | 清水建設株式会社 | 免震構造物 |
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