JP2019215530A - 冷却装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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明日菜 深町
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充 長谷川
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昭吉 品川
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Abstract

【課題】記録材の熱に起因するベルトの温度上昇を抑制し、記録材からベルトへトナーやワックス等を付着し難くする。【解決手段】ヒートシンクに冷却される第一ベルト21は冷却ニップT4の上流側に、ベルト搬送装置70から搬送された記録材Sを冷却ニップT4に案内する平坦面21aを有する。ベルト搬送装置70は、記録材Sを案内する案内方向に平行な仮想面Fと、平坦面21aとのなす角度θ2が鋭角となるように配置され、記録材Sの先端を平坦面21aに突き当てるように案内する。平坦面21aでは、記録材Sが冷却ニップT4の上流端T4aから上流側の所定範囲Yに亘って当接され、記録材Sが冷却されつつ冷却ニップT4に案内される。こうすると、冷却ニップT4の侵入前に記録材Sの冷却が開始され、記録材Sの熱に起因する第二ベルト25の温度上昇を抑制でき、記録材Sから第二ベルト25へトナーやワックス等が付着し難い。【選択図】図5

Description

本発明は、加熱によりトナー像を定着する定着装置を通過した記録材を冷却する冷却装置、冷却装置を備えた画像形成装置及び画像形成システムに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、紙等の記録材に形成されたトナー像を定着装置で加熱、加圧することによって記録材にトナー像を定着させている。トナー像の定着は、ヒータなどにより加熱される定着ローラと、定着ローラに圧接する加圧ローラとによって、記録材が挟持搬送されることにより行われる。トナー像の定着の際には記録材が加熱されるため、定着装置から搬送される記録材は定着前に比べて温度が高くなりやすい。そして、トナー像の定着後に、所定温度よりも高い温度のまま搬送された記録材が積載部に数多く積載されるにつれ、積載された記録材同士がトナーにより貼り付く虞がある。こうした積載時の記録材の貼り付きを抑制するために、トナー像の定着後に記録材の温度を下げるべく、定着装置から搬送されるトナー像定着後の記録材を冷却する冷却装置が設けられている(特許文献1)。特許文献1に記載の冷却装置は、定着装置から搬送された記録材を挟持搬送する一対の搬送ベルトの一方がヒートシンクに冷却され、冷却された搬送ベルトを介して記録材の温度を下げるようにしたベルト冷却方式の装置である。
特許第5272424号公報
近年、画像形成装置には、普通紙、厚紙、ラフ紙(表面の粗い紙)、凹凸紙(エンボス紙等)、コート紙等の様々な種類の記録材に対応できるマルチメディア対応性や印刷の高速化が要求されている。また、低い温度でもトナーを記録材に定着させるべく、低い温度で溶け出すワックスを含んだトナーが用いられている。こうしたトナーを用いて、特に厚紙やコート紙などを多量に高速印刷したような場合に、従来では冷却装置において、ヒートシンクが設けられていない一方の搬送ベルトに対し記録材からトナーやワックスが転移して付着することがあった。これは、加熱された記録材の熱が、ヒートシンクが設けられている搬送ベルトに比べてヒートシンクが設けられていない搬送ベルトに伝わりやすく、ヒートシンクが設けられていない搬送ベルトに蓄熱されることで、そのベルト温度が上昇するからである。そして、搬送ベルトに付着したトナーやワックスはその後に冷却する記録材に画像ムラや画像汚れを生じさせる原因となり得、またワックスに紙粉やゴミなどが付くと記録材を汚す原因となり得る。
本発明は、ベルト冷却方式により定着装置を通過した記録材を冷却する構成で、記録材の熱によるベルトの温度上昇を抑制し、記録材からベルトへトナーやワックス等の付着し難い冷却装置、画像形成装置及び画像形成システムの提供を目的とする。
本発明に係る冷却装置は、記録材にトナー像を形成する画像形成部により形成されたトナー像を加熱して記録材に定着させる定着装置を通過した記録材を冷却する冷却装置において、第一ベルトと、前記第一ベルトに当接して前記第一ベルトとの間でニップ部を形成し、前記第一ベルトと共に記録材を挟持搬送する第二ベルトと、前記第一ベルトを冷却する冷却手段と、前記定着装置を通過した記録材を、記録材の搬送方向に関して前記ニップ部よりも上流側において前記第一ベルトに当接させるように案内する案内手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、記録材がニップ部に侵入する前に第一ベルトによる記録材の冷却を開始して、記録材の熱に起因する第二ベルトの温度上昇を抑制できることから、もって記録材から第二ベルトへトナーやワックス等が付着し難くなる。
本実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図。 画像形成部を示す概略図。 第一実施形態の記録材冷却装置を示す概略図。 制御部について説明する制御ブロック図。 ニップ部の上流側を拡大して示す拡大図。 ガイド部材を設けた場合におけるニップ部の上流側を拡大して示す拡大図。 第二実施形態の記録材冷却装置を示す概略図。 従来の場合における連続通紙枚数と第二ベルトの温度との関係を示すグラフ。 画像形成システムの一実施形態を示す概略図。 画像形成システムの他の実施形態を示す概略図。
[第一実施形態]
<画像形成装置>
本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成する画像形成部PY、PM、PC、PKを有する。画像形成装置100は、装置本体100Aに接続された原稿読取装置(不図示)又は装置本体100Aに対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器からの画像信号に応じてトナー像を記録材Sに形成する。記録材Sとしては、普通紙、厚紙、ラフ紙、凹凸紙、コート紙等の用紙、プラスチックフィルム、布など、といった様々な種類のシート材が挙げられる。
図1に示すように、画像形成部PY、PM、PC、PKは装置本体100A内において、中間転写ベルト8の移動方向に沿って並べて配置されている。中間転写ベルト8は複数のローラに張架されて、矢印R2方向に走行するように構成されている。そして、中間転写ベルト8は一次転写されたトナー像を担持して搬送する。中間転写ベルト8を張架するローラ9と中間転写ベルト8を挟んで対向する位置には、二次転写ローラ10が配置され、中間転写ベルト8上のトナー像を記録材Sに転写する二次転写部T2を構成している。二次転写部T2の記録材搬送方向下流には、定着装置11が配置されている。
画像形成装置100の下部には、記録材Sが収容された収容部としてのカセット12が配置されている。記録材Sは、搬送ローラ13によりカセット12からレジストレーションローラ14に向け、装置本体100A内において記録材Sの通り道を形成する搬送路600を搬送される。その後、レジストレーションローラ14が後述するようにして中間転写ベルト8上に形成されたトナー像と同期して回転開始されることにより、記録材Sは搬送路600を二次転写部T2に搬送される。なお、ここではカセット12を1つだけ示したが、カセット12はサイズや厚さの異なる記録材Sを収容可能に複数が配置されていてもよく、その場合、複数のカセット12のいずれかから選択的に記録材Sが搬送路600に搬送される。また、カセット12に収容された記録材Sに限らず、手差し給送部(不図示)に載置された記録材Sが搬送路600に搬送されるようにしてもよい。本実施形態の場合、搬送路600は両面印刷の際に、記録材冷却装置20に冷却された記録材Sの表裏を反転して画像形成部PY、PM、PC、PKへ再搬送する反転搬送部600aを有している。
<画像形成部>
画像形成装置100が備える4つの画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像色が異なることを除いて実質的に同一の構成を有する。従って、ここでは代表して画像形成部PKについて説明し、その他の画像形成部PY、PM、PCについては説明を省略する。
図2に示すように、画像形成部PKには、感光体として円筒型の感光ドラム1が配設されている。感光ドラム1は、矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム1の周囲には帯電装置2、露光装置3、現像装置4、一次転写ローラ5、ドラムクリーニング装置6が配置されている。
画像形成装置100により、例えばフルカラーの画像を形成するプロセスについて説明する。まず、画像形成動作が開始されると、回転する感光ドラム1の表面が帯電装置2によって一様に帯電される。帯電装置2は、例えばコロナ放電に伴う荷電粒子を照射して感光ドラム1を一様な負極性の暗部電位に帯電させるコロナ帯電器などである。次いで、感光ドラム1は、露光装置3から発せられる画像信号に対応したレーザ光Lにより走査露光される。これにより、感光ドラム1の表面に画像信号に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム1に形成された静電潜像は、現像装置4内に収容されているトナー(現像剤)によって顕像化され、可視像となる。
感光ドラム1に形成されたトナー像は、中間転写ベルト8を挟んで配置される一次転写ローラ5との間で構成される一次転写部T1にて、中間転写ベルト8に一次転写される。この際、一次転写ローラ5には一次転写バイアスが印加される。一次転写後に感光ドラム1の表面に残ったトナーは、ドラムクリーニング装置6によって除去される。
このような動作をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成部PY〜PKで順次行い、中間転写ベルト8上で4色のトナー像を重ね合わせる。その後、トナー像の形成タイミングにあわせてカセット12に収容された記録材Sが二次転写部T2に搬送される。そして、二次転写ローラ10に二次転写バイアスを印加することにより、中間転写ベルト8上に形成されたフルカラーのトナー像が記録材Sに一括して二次転写される。
次いで、記録材は定着装置11に搬送される。定着装置11は、回転自在に配設された加熱部としての定着ローラ11aと、定着ローラ11aに圧接しながら回転して定着ローラ11aと共に記録材Sを挟持搬送可能な加圧部としての加圧ローラ11bとを有する。定着ローラ11aは加圧ローラ11bに圧接された状態で(例えば、圧接力が約784N(約80kg))、不図示の駆動モータにより所定の回転速度(例えば400mm/s)で回転される。定着ローラ11a内には加熱源としてのハロゲンヒータ11cが配置されており、ハロゲンヒータ11cにより定着ローラ11aの表面温度が上げられることで(例えば180℃)、定着装置11は記録材Sを加熱し得る。
定着装置11は、定着ローラ11aと加圧ローラ11bとによって形成された定着ニップT3においてトナー像が形成された記録材Sを挟持搬送することにより、搬送される記録材Sを加熱、加圧してトナー像を記録材Sに定着させる。即ち、加熱、加圧によって記録材Sに形成されたトナー像のトナーが溶融、混合され、フルカラーの画像として記録材Sに定着される。このようにして、一連の画像形成プロセスは終了する。そして、定着装置11を通過した記録材Sは、ベルト搬送装置70によって記録材冷却装置20へと搬送される。ベルト搬送装置70は、例えばエア吸着などにより記録材Sを担持するベルトが所定の回転速度(例えば400mm/s)で回転されることにより、定着装置11から記録材冷却装置20へと記録材Sを搬送する(後述する図5参照)。冷却装置としての記録材冷却装置20は、ベルト搬送装置70により搬送される記録材Sを冷却する。記録材冷却装置20については後述する(図3参照)。
本実施形態では、トナーとして、溶融粘度が1.0×10Pa・s、ガラス転移温度が56℃のものを使用した。トナーの母体となるバインダ樹脂としては、ポリエステル系の樹脂を使用した。トナーの製造法としては粉砕法を用いたがこれに限らず、懸濁重合法、界面重合法、分散重合法等を用いてよい。また、トナーには、記録材Sへのトナー像の定着時に定着装置11からの離型性やトナーの定着性などを向上させるためにワックスが含有されている。ワックスとしては、例えばポリオレフィンワックス、長鎖炭化水素系ワックス、ジアルキルケトン系ワックス、エステル系ワックス、アミド系ワックスなどが用いられる。ワックスの融点は、通常40〜160℃、好ましくは50〜120℃である。融点がこの範囲内であれば、トナーの耐熱性が確保される一方で、低温で定着が行われた場合でもコールドオフセットなどの画像不良を生じさせることなく画像形成が行われる。なお、トナー中のワックス含有量は3質量%〜30質量%が好ましい。
<記録材冷却装置>
次に、第一実施形態の記録材冷却装置20について、図3を用いて説明する。本実施形態の記録材冷却装置20は、ベルト冷却方式の冷却装置である。図3に示すように、記録材冷却装置20は無端状の第一ベルト21と、第一ベルト21と記録材Sを挟持して搬送する無端状の第二ベルト25とを有している。例えば、第一ベルト21と第二ベルト25は強度の高いポリイミド製で形成され、厚みが100μm、周長が942mmに設定されている。また、記録材冷却装置20は、第一ベルト21を冷却するヒートシンク30を有している。本実施形態の場合、ヒートシンク30は、定着装置11によりトナー像が形成された面側で記録材Sに当接する第一ベルト21に当接している。なお、ヒートシンク30によって第一ベルト21を冷却することに限らない。例えば、第一ベルト21に対し送風することで第一ベルト21を冷却可能なベルトファンなどであってもよい。
図3に示すように、第一ベルト21は複数の第一ベルト張架ローラ(22a〜22e)に掛け回され、第一ベルト張架ローラ(22a〜22e)のうち少なくともいずれか1つが不図示の駆動モータによって回転させられる。これにより、第一ベルト21は図中矢印B方向へ回転する。他方、第二ベルト25は複数の第二ベルト張架ローラ(26a〜26e)に掛け回され、第一ベルト21に当接している。そして、第二ベルト25は第一ベルト21に連れて従動して回転する。なお、ここでは図示を省略したが、第二ベルト25の内周側には、ヒートシンク30に向かって第二ベルト25を加圧する加圧ローラが複数設けられていてもよい。加圧ローラは例えば9.8N(1kgf)の加圧力で第二ベルト25を加圧することで、第二ベルト25を介し第一ベルト21をヒートシンク30(詳しくは後述の受熱部30a)に確実に当接させる。
なお、ここでは第一ベルト21を駆動して第二ベルト25を第一ベルト21に従動させるようにしたが、反対に第二ベルト25を駆動して第一ベルト21を第二ベルト25に従動させてもよい。あるいは、第一ベルト21と第二ベルト25の両方を駆動してもよい。
トナー像が定着された記録材Sは、第一ベルト21と第二ベルト25との間に挟持され、これらの回転に従って搬送方向(図中矢印C方向)へと搬送される。その際に、記録材Sは、第一ベルト21と第二ベルト25とが当接することにより形成されるニップ部としての冷却ニップT4を通過する。本実施形態の場合、第一ベルト21がヒートシンク30により冷却されている。ヒートシンク30は、記録材Sを効率よく冷却するために、冷却ニップT4を形成する箇所において第一ベルト21内周面に当接するように配置されている。言い換えるならば、冷却ニップT4はヒートシンク30の第一ベルト21に対する接触領域に形成される。記録材Sは、冷却ニップT4を通過する際に第一ベルト21を介して冷却される。
冷却手段としてのヒートシンク30は、例えばアルミなどの金属で形成された放熱板である。ヒートシンク30は、第一ベルト21に接触して第一ベルト21から熱を奪うための受熱部30aと、熱を放熱するための放熱部30bと、受熱部30aから放熱部30bに熱を伝導するためのフィンベース30cとを有する。放熱部30bは、空気との接触面積を稼いで効率のよい放熱を促すために、多数の放熱フィンにより形成されている。例えば、放熱フィンは厚みが1mm、高さが100mm、ピッチが5mmに設定され、フィンベース30cは厚みが10mmに設定される。また、ヒートシンク30自体を強制的に冷却するために、ヒートシンク30(詳しくは放熱部30b)に向けて送風する冷却ファン40が設けられている。この冷却ファン40の風量は、例えば2m/minに設定される。
<制御部>
図1に示すように、画像形成装置100は制御部300を備えている。制御部300について、図1及び図3を参照しながら図4を用いて説明する。ただし、制御部300には図示した以外にも画像形成装置100を動作させるモータや電源等の各種機器が接続されているが、ここでは発明の本旨でないのでそれらの図示及び説明を省略する。
制御部300は、画像形成動作などの画像形成装置100の各種制御を行うものであり、CPU301(Central Processing Unit)や、ROMやRAMあるいはハードディスク装置などのメモリ302を有する。メモリ302には、例えば記録材Sに画像形成する画像形成ジョブなどの各種プログラム、各種データ等が記憶される。制御部300はメモリ302に記憶されている各種プログラムを実行可能であり、各種プログラムを実行して画像形成装置100を動作させ得る。なお、メモリ302は、各種プログラムの実行に伴う演算処理結果などを一時的に記憶することもできる。
制御部300は画像形成ジョブとして、記録材Sの片面(一面側)のみにトナー像を定着させる片面印刷ジョブと、記録材Sの両面にトナー像を定着させる両面印刷ジョブとを実行可能である。片面印刷ジョブの場合、記録材冷却装置20に冷却された記録材Sは、排紙ローラ15によって装置本体100A外へ排出され、積載ユニット60に積載される。他方、両面印刷ジョブの場合、記録材冷却装置20に冷却された記録材Sは反転搬送部600aにより反転されることにより、記録材Sの表裏が入れ替えられる。反転された記録材Sは搬送路600に戻されて、レジストレーションローラ14に向けて搬送路600を搬送され、レジストレーションローラ14により印刷されていない面側(二面側)を中間転写ベルト8側に向けた状態で二次転写部T2に搬送される。二次転写部T2では、中間転写ベルト8上に形成されたフルカラーのトナー像が記録材S(二面側)に一括して二次転写される。その後、記録材Sは定着装置11によるトナー像の定着、記録材冷却装置20による冷却が行われ、冷却後の記録材Sが装置本体100A外へ排出され積載ユニット60に積載される。
制御部300には入出力インタフェースを介して、操作部400、ベルト駆動モータ401、ファン駆動モータ402、搬送モータ403が接続されている。操作部400は、利用者(ユーザ)による各種プログラムの実行指示や各種データ入力などを受け付ける、例えば操作パネルや外部端末などである。利用者は操作部400を用いて、例えば記録材Sのサイズや種類、あるいは坪量や表面性などの記録材情報、濃度等の画像情報、印刷枚数や両面印刷/片面印刷などの印刷情報の設定などが可能である。
制御部300は、第一ベルト張架ローラ(22a〜22e)のうち少なくともいずれか1つを駆動するベルト駆動モータ401を制御して、第一ベルト21の駆動開始や停止、移動速度などを制御する。即ち、ベルト駆動モータ401によって駆動される第一ベルト張架ローラ(22a〜22e)のうちのいずれかは、第一ベルト21を張架しつつ駆動する駆動ローラを兼ねる。また、制御部300はファン駆動モータ402を制御して、冷却ファン40の駆動開始や停止、風量などを制御する。さらに、制御部300は搬送モータ403を制御して、ベルト搬送装置70による記録材Sの駆動開始や停止、回転速度などを制御する。
ところで、上述の第一ベルト21のみにヒートシンク30を有する記録材冷却装置20(図3参照)を用いた従来の画像形成装置では、ヒートシンク30が設けられていない第二ベルト25に記録材Sのトナーやワックスが付着することがあった。例えば厚紙やコート紙などの熱伝導率が低い記録材Sに対して両面印刷した際に、第一ベルト21にはトナーが付着しない一方で、第二ベルト25にトナーやワックスが付着し得る。これは、ヒートシンク30と直接接触する第一ベルト21に比べて、ヒートシンク30と直接接触しない第二ベルト25はベルト自体に蓄熱される熱が奪われにくいからである。そのため、記録材Sを冷却ニップT4で挟持搬送して冷却する際に、定着装置11に加熱されて高温である記録材Sの熱が第一ベルト21よりも第二ベルト25に蓄熱されやすく、第二ベルト25が温められる。そして、このように高温の記録材Sが連続して冷却ニップT4を通過することに伴い、第二ベルト25に蓄熱され、第二ベルト25の温度が上昇する。厚紙やコート紙などの熱伝導率が低い記録材Sの場合は特に、冷却ニップT4に挟持された状態において第一ベルト21により記録材Sが冷却されても、第一ベルト21と記録材Sとを介してヒートシンク30に冷却される第二ベルト25は冷却されにくい。そのため、記録材Sの冷却ニップT4を通過する時間が短ければ、ヒートシンク30によって第二ベルト25の温度が十分に下がらない。こうして第二ベルト25の温度が、第一ベルト21の温度よりも高くなる。
ここで、従来の画像形成装置に関し、連続通紙枚数と第二ベルト25の温度との関係を図8に示す。図8から理解できるように、第二ベルト25の温度は記録材Sの連続通紙枚数が増すにつれて上昇し、1枚目の40℃から50枚目の通過後には65℃に達する。第二ベルト25の温度がトナーのガラス転移温度以上であると、両面印刷時において先にトナー像が定着済みの面側において記録材S上のトナーやワックスが第二ベルト25の熱によって軟化し得る。例えばガラス転移温度が56℃のトナーを用いた場合、図8に示すように、少なくとも連続通紙枚数が20枚目以降からトナーやワックスが軟化した状態になり得る。
なお、トナーのガラス転移温度は、粘弾性測定装置(商品名:UBM製Rheogel−E4000)により測定される損失正接(tanδ=損失弾性率/貯蔵弾性率)に基づき求められる。粘弾性測定装置は、強制振動非共振法による縦型の動的粘弾測定装置であり、トナーなどの試料に対して正弦波歪を与えて発生する応力レスポンスを水晶圧電型応力検出器により検出する。そして、その際の動的応力波形及び動的変位波形をFFT演算等を用い、各々の周波数の振幅と位相差角を求めて、損失弾性率、貯蔵弾性率、損失正接を算出することが可能である。
上述のように、第二ベルト25の温度上昇に起因して記録材S上のトナーワックスが軟化すると、記録材S上のトナーやワックスが部分的に第二ベルト25に付着してしまい、記録材S上のトナー像に光沢度のムラ(所謂グロスムラ)が発生する。あるいは、第二ベルト25に付着したトナーやワックスは、その後に冷却ニップT4を通過する記録材Sに汚れを生じさせる虞がある。そこで、本実施形態では上述した点に鑑み、冷却されていない第二ベルト25の温度を、記録材S上のトナーのガラス転移温度以上に上昇させないように抑制できるようにした。以下、そうするための構成について、図3を参照しながら図5を用いて説明する。なお、以下の説明において特に断りなく単に上流、下流と言う場合は、それぞれ第一ベルト21の回転方向(第一ベルト21及び第二ベルト25による記録材Sの搬送方向)に関し上流、下流を指すものとする。
図5に示すように、第一ベルト21は冷却ニップT4の上流側に、ベルト搬送装置70から搬送された記録材Sを冷却ニップT4に案内する平坦面21aを有している。平坦面21aは、複数の第一ベルト張架ローラ(22a〜22e)のうち冷却ニップT4の上流端T4a(回転方向上流端)に配置された第一ローラ22aと、第一ローラ22aの上流側に配置された第二ローラ22eとの間に張架されるベルト部分を指す。即ち、第一ベルト21は、第一ローラ22aと第二ローラ22eとに張架されることによって、冷却ニップT4へ記録材Sを案内する案内面としての平坦面21aが形成される。第一ベルト21は、冷却ニップT4に形成される面を記録材Sの搬送方向上流に延ばした仮想面Gと、平坦面21aとのなす角度θ1が鋭角となるように張架されている。本実施形態の場合、第二ローラ22eが冷却ニップT4よりもベルト搬送装置70側に、また第一ローラ22aよりも上方に配置されることで、仮想面Gと平坦面21aとのなす角度θ1が鋭角となるようにしている。
ベルト搬送装置70は、記録材Sを担持する無端状のベルト71と、ベルト71を架け渡す二個のローラ72、73とを備え、ローラ72、73の回転に伴いベルト71が第一ベルト21の平坦面21aに向けて記録材Sを案内しながら搬送する。案内手段(ベルト搬送手段)としてのベルト搬送装置70は、記録材Sを案内する案内方向に平行な搬送面70aから延びる仮想面Fと、平坦面21aとのなす角度θ2が鋭角となるように配置されている。言い換えるならば、ベルト搬送装置70は、平坦面21aに先端が当接した際の記録材Sの平坦面21aに対する角度θ2が鋭角となるように記録材Sを案内する。この角度θ2は、記録材Sの剛性や第一ベルト21の回転速度などの条件によって、様々な値をとりうる。また、ベルト搬送装置70の記録材Sの搬送面70aは、鉛直方向において第一ローラ22aと第二ローラ22eとの間に位置している。さらに、ベルト搬送装置70の下流端部は、搬送方向において第一ローラ22aと第二ローラ22eとの間に位置している。これにより、ベルト搬送装置70は、記録材Sの先端を平坦面21aに突き当てるように当接させて記録材Sを案内し得る。
ただし、角度θ2は、普通紙に比較して剛性が高いコート紙などの記録材Sがベルト搬送装置70から第一ベルト21に向けて搬送された場合でも、平坦面21aにおける記録材Sとの接触開始位置(交点O)を平坦面21a上に維持できる角度である。即ち、記録材Sを案内する案内方向に平行な仮想面Fと平坦面21aとのなす角度θ2が所定角度よりも大きい場合には、剛性が高い記録材Sが平坦面21aの接触開始位置に到達すると、記録材Sに対し第一ベルト21から離れる向きに力がかかり始める。これにより、記録材Sは平坦面21aから離れるように湾曲され、冷却ニップT4に記録材Sの先端が案内されにくくなる。そこで、本実施形態では角度θ2をできる限りにおいて小さくし、剛性が特に高い記録材Sを使用した場合でも、平坦面21aにおける記録材Sの当接状態を維持し、当接状態を維持したまま冷却ニップT4に記録材Sが案内されるようにしている。例えば、記録材Sとして坪量256g/mのキャストコート紙を使用する装置である場合には、第一ベルト21と記録材Sとの当接状態を維持できる角度の上限値は40°である。したがって、角度θ2は0°より大きく40°以下であればよく、好ましくは5°以上10°以下であるとよい。
また、平坦面21aでは、記録材Sが冷却ニップT4の上流端T4aから上流側の少なくとも所定範囲Yの範囲で当接し、記録材Sがヒートシンク30によって冷却されやすい第一ベルト21によって冷却されつつ冷却ニップT4に案内されるようにしている。記録材Sは、平坦面21aに対し接触開始位置(交点O)に突き当てられる。そして、冷却ニップT4が接触開始位置(交点O)と回転方向に少なくとも所定範囲Yを挟んだ位置から開始されるように、第一ベルト21と第二ベルト25とベルト搬送装置70とはそれぞれ配置されている。
所定範囲Yは、記録材Sが平坦面21aに接触開始してから冷却ニップT4に到達するまでの間に、記録材Sが平坦面21aに当接した状態に維持されて記録材Sの温度を低下できる範囲に設定される。即ち、記録材Sは冷却ニップT4に到達する前に平坦面21aにより予備的に冷却され、記録材Sの温度が低下する。こうして記録材Sの温度を冷却ニップT4に到達する前に低下させることができれば、記録材Sが冷却ニップT4に到達し第二ベルト25に接触することにより生じていた第二ベルト25の温度上昇が生じ難くなる。つまり、記録材Sの熱により第二ベルト25の温度が上昇するのを抑制できる。本実施形態の場合、例えば定着ローラ11aの制御温調が190℃、ベルト搬送装置70のベルト71の回転速度が400mm/sである場合、記録材Sの温度をトナー再溶融温度以下に下げるのに必要な冷却時間は0.05sである。その冷却時間0.05sを確保するには、所定範囲Yが20mm以上であるのが望ましい(Y≧0.05×ベルト71の回転速度)。
一方で、所定範囲Yが長すぎると、記録材Sが冷却ニップT4に侵入するまで記録材Sの挙動が不安定となりやすく、平坦面21aに当接した状態を維持し難くなるし、あるいは記録材Sの先端が第二ベルト25側に座屈して冷却ニップT4に侵入し難くなる。例えば、記録材Sとして坪量256g/mのキャストコート紙を使用する装置である場合には、平坦面21aにおいて第一ベルト21と記録材Sとの当接状態を維持できる所定範囲Yの上限値は60mmである。したがって、所定範囲Yは20mm以上60mm以下であればよく、本実施形態では記録材Sの温度を十分に低下させることが可能な範囲として40mmに設定した。
以上のように、本実施形態では、定着装置11により加熱された記録材Sを冷却ニップT4に侵入させる前に、ヒートシンク30により直接接触している第一ベルト21に対して所定範囲Yに亘って当接させている。即ち、記録材Sは冷却ニップT4から接触開始位置(交点O)に亘る第一ベルト21との接触が維持されたまま冷却ニップT4に向け案内される。こうすると、記録材Sが冷却ニップT4に侵入する前に第一ベルト21による記録材Sの冷却が開始され、記録材Sが冷却ニップT4に侵入してヒートシンク30と直接接触していない第二ベルト25に接触することによる第二ベルト25の温度上昇を抑制できる。こうして記録材Sの熱に起因する第二ベルト25の温度上昇を抑制できることから、もって記録材Sから第二ベルト25へトナーやワックス等が付着し難くなる。
なお、上述した実施形態では、記録材冷却装置20へ記録材Sを搬送するためにベルト搬送装置70を用いた例を示したが、これに限らない。例えば、ベルト搬送装置70によって搬送された記録材Sを記録材冷却装置20に向けて案内するように、ガイド部材を配置してよい。あるいは、定着装置11から搬送される記録材Sをそのまま記録材冷却装置20に案内するように、ガイド部材を配置してもよい。ガイド部材を配置した場合を、図6に示す。なお、ここでは、上述した第一実施形態と同一の構成には同一の符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図6に示すように、案内手段としてのガイド部材80は、記録材Sの下面側を支持する下ガイド部材であり、平坦面21aに向けて記録材Sを案内する。ガイド部材80は、記録材Sを案内する案内方向に平行な仮想面F1と、平坦面21aとのなす角度θ2が鋭角となるように配置され、記録材Sの先端を平坦面21aに突き当てるように案内する。そして、この場合でも、所定範囲Yは、記録材Sが平坦面21aに接触開始してから冷却ニップT4に到達するまでの間に、記録材Sが平坦面21aに当接した状態に維持されて記録材Sの温度を低下させることができる範囲に設定される。こうして、記録材Sの熱による第二ベルト25の温度上昇を抑制できることから、例え高速で両面印刷を行ったような場合でも、第二ベルト25の温度上昇に起因して第二ベルト25にトナーが付着し難くできる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態の記録材冷却装置20Aについて説明する。上述した第一実施形態の記録材冷却装置20では(図3参照)、定着装置11によりトナー像が形成された面側で記録材Sを冷却するものを示したが、これに限らない。例えば、定着装置11によりトナー像が形成された面と反対の面側から記録材Sを冷却してもよい。図7に、定着装置11によりトナー像が形成された面と反対の面側から記録材Sを冷却する記録材冷却装置20Aを示す。なお、図7に示した記録材冷却装置20Aにおいて、第一実施形態の記録材冷却装置20と同一の構成には同一の符号を付して説明を簡略化又は省略する。また、ここではガイド部材80によって記録材Sを記録材冷却装置20に向けて案内する場合を例に示した。
本実施形態では、ヒートシンク30が定着装置11によりトナー像が形成された面と反対の面側から記録材Sに当接する第一ベルト21に当接されている。つまり、本実施形態では、記録材Sの搬送路600に対して、加圧ローラ11bと同じ側にヒートシンク30を内部に有する第一ベルト21が位置し、定着ローラ11aと同じ側にヒートシンク30を内部に有さない第二ベルト25が位置している(図3参照)。この場合、厚紙等の熱伝導率の低い記録材Sが連続して冷却ニップT4を通過する度に、記録材Sによって第二ベルト25の温度が上昇し、第二ベルト25にトナーが付着する虞がある。そこで、図7に示すように、ガイド部材80によって記録材Sを第一ベルト21側に案内する。この場合でも、上述した第一実施形態と同様に、記録材Sは、第一ベルト21の回転方向に関し、冷却ニップT4の上流端から上流側の所定範囲に亘って当接され、第一ベルト21により冷却されながら冷却ニップT4に案内される。これにより、記録材Sを介した第二ベルト25の温度上昇を抑制でき、もって記録材Sのトナーやワックス等が第二ベルト25に付着し難くなる、という効果が得られる。
なお、上述した各実施形態では、画像形成装置100の1つの筐体(装置本体100A)内に定着装置11と記録材冷却装置20とを有する構成を例に説明したが、これに限らない。画像形成部PY、PM、PC、PK、中間転写ベルト8、二次転写ローラ10を第一筐体に設け、定着装置11と記録材冷却装置20を第一筐体と異なる第二筐体に設け、第一筐体と第二筐体とで1つの装置を構成するような画像形成装置であってもよい。
なお、上述した各実施形態では、内部に記録材冷却装置20を有する画像形成装置100を例に説明したが(図1参照)、これに限らない。例えば、図9に示すように、装置本体100A内に記録材冷却装置20(図1参照)を有さない画像形成装置1001に対して外部冷却装置101を連結した構成であってもよい。外部冷却装置101は、上述した記録材冷却装置20と同様構成の記録材冷却装置201を有する。このように、記録材冷却装置20を有さない画像形成装置1001にも外部冷却装置101を連結可能とすることにより、利用者は既存の画像形成装置1001を買い替えることなく、容易に既存の画像形成装置1001の冷却能力を向上させることができる。また、厚紙等のように定着温度を高くする必要がある記録材Sを用いる場合であっても、トナー像の光沢を均一にしたり、積載ユニット60に積載された記録材同士の貼り付きを抑制することができる。このように、画像形成システム1Xの冷却能力の向上を求める利用者のニーズに容易に応えることが可能となる。なお、図9に示した画像形成システム1Xは、画像形成装置1001と外部冷却装置101とのそれぞれが、複数の設置部800によって床などの設置面に設置されている。ここで、設置部800は、キャスタや設置脚等である。
また、画像形成システムにおいて定着装置よりも記録材Sの搬送方向下流側に設けられる冷却装置であれば、図10に示す画像形成システム1Xのように、複数の定着装置11、111を有する構成であってもよい。即ち、図10に示すように、第一の定着装置11を有する画像形成装置1001の外部に、第二の定着装置111を有する外部定着装置700を連結する構成であってもよい。ここで、外部定着装置700は、画像形成装置1001に対してオプションで選択的に連結が可能な装置である。外部定着装置700は、画像形成装置1001から出力される記録材Sの光沢度や、画像形成装置1001から排出される厚紙等の坪量の大きい記録材Sの排出速度(単位時間当たりの記録材Sの排出枚数)を向上させるために画像形成装置1001に連結される。このように、オプションの外部定着装置700が画像形成装置1001に連結された場合、複数の定着装置11、111を備えるため、画像形成装置1001の冷却性能の向上が求められる。このような場合でも、本実施形態によれば、外部冷却装置101を外部定着装置700に対して連結することができるため、画像形成システム1Xの冷却性能の向上を求める利用者のニーズに容易に応えることが可能となる。
1X…画像形成システム、11(111)…定着装置、11a…加熱部(定着ローラ)、11b…加圧部(加圧ローラ)、11c…加熱源(ハロゲンヒータ)、12…収容部(カセット)、20(20A、201)…冷却装置(記録材冷却装置)、21…第一ベルト、21a…案内面(平坦面)、22a、22b、22c、22d、22e…張架ローラ(第一ベルト張架ローラ)、22a…第一ローラ(第一ベルト張架ローラ)、22e…第二ローラ(第一ベルト張架ローラ)、25…第二ベルト、30…冷却手段(放熱板、ヒートシンク)、70…案内手段(ベルト搬送手段、ベルト搬送装置)、80…案内手段(下ガイド部材、ガイド部材)、100(1001)…画像形成装置、300…制御部、600…搬送路、600a…反転搬送部、PY(PM、PC、PK)…画像形成部、S…記録材、T4…ニップ部(冷却ニップ)

Claims (16)

  1. 記録材にトナー像を形成する画像形成部により形成されたトナー像を加熱して記録材に定着させる定着装置を通過した記録材を冷却する冷却装置において、
    第一ベルトと、
    前記第一ベルトに当接して前記第一ベルトとの間でニップ部を形成し、前記第一ベルトと共に記録材を挟持搬送する第二ベルトと、
    前記第一ベルトを冷却する冷却手段と、
    前記定着装置を通過した記録材を、記録材の搬送方向に関して前記ニップ部よりも上流側において前記第一ベルトに当接させるように案内する案内手段と、を備える、
    ことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記第一ベルトを張架する複数の張架ローラを備え、
    前記複数の張架ローラは、前記搬送方向において前記ニップ部の上流端に配置された第一ローラと、前記搬送方向において前記第一ローラの上流側に配置される第二ローラとを有し、
    前記第一ベルトは、前記第一ローラと前記第二ローラとに張架されることによって前記ニップ部へ記録材を案内する案内面が形成され、
    前記案内手段は、前記定着装置を通過した記録材の先端を前記案内面に当接させるように記録材を案内する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記案内面は、平坦面である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記第一ベルトは、前記ニップ部に形成される面を記録材の搬送方向上流に延ばした仮想面と、前記平坦面とのなす角度が鋭角となるように、前記複数の張架ローラにより張架される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の冷却装置。
  5. 前記案内手段は、前記平坦面に先端が当接した際の記録材の前記平坦面に対する角度が鋭角となるように記録材を案内する、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の冷却装置。
  6. 前記案内手段は、前記平坦面に先端が当接した際の記録材の前記平坦面に対する角度が0°より大きく40°以下となるように記録材を案内する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の冷却装置。
  7. 前記案内手段は、記録材を搬送するベルト搬送手段であって、
    前記搬送方向における前記ベルト搬送手段の下流端部は、前記搬送方向において前記第一ローラと前記第二ローラとの間に位置する、
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の冷却装置。
  8. 前記案内手段は、搬送される記録材の下面側を支持して記録材を案内する下ガイド部材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の冷却装置。
  9. 前記冷却手段は、前記第一ベルトの内周面に接触して放熱する放熱板である、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の冷却装置。
  10. 前記ニップ部は、前記放熱板の前記第一ベルトに対する接触領域に形成される、
    ことを特徴とする請求項9に記載の冷却装置。
  11. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成されたトナー像を加熱して記録材に定着させる定着装置と、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の冷却装置と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記定着装置によりトナー像が定着された記録材の表裏を反転し、前記画像形成部へ再搬送する反転搬送部を備える、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記定着装置によりトナー像が定着された記録材を前記反転搬送部により反転させ、記録材の両面にトナー像を定着させる画像形成ジョブを実行可能な制御部を備える、
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記定着装置は、加熱源を有する加熱部と、前記加熱部と共に記録材を挟持搬送可能であって前記加熱部に対して記録材を加圧する加圧部とを有し、
    前記第一ベルトは、前記定着装置を通過した記録材が搬送される搬送路に対して前記加熱部が設けられる側に設けられる、
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記画像形成部へ搬送される記録材を収容する収容部をさらに備え、
    前記収容部は、記録材として坪量256g/mのキャストコート紙を収容する、
    ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成されたトナー像を加熱して記録材に定着させる定着装置と、を有する画像形成装置と、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の冷却装置と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成システム。
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