JP2019214356A - 車両用シート組立体及び車両用シートの電気コネクタシステムを操作するための方法 - Google Patents

Abstract

【課題】レールがケーブル又はコネクタなどのいかなる障害物にも妨害されない車両用シート組立体を提供する。【解決手段】車両用シート１と、車両用シートがレール５に沿って移動可能であり任意の位置で係合・係合解除可能なレールと、車両用シートの電気部品１３と車両の電気部品１２との電気接続を確立するためのケーブルと、ケーブルの自由端にて電気的に接続された第１コネクタ７と、車両用シートに取り付けられる第１コネクタと第２コネクタとが車両用シートをレールから係合解除することにより互いに接続解除されるように適合された第２コネクタ８と、ケーブルを巻き取るために予荷重を加えられ接続解除状態において第１コネクタをコネクタホームポジションへと引き込むケーブルワインダ１０とを備え、第１コネクタと第２コネクタとが車両用シートをレールに沿ってシートホームポジションに移動させることにより互いに接続されるように適合されている。【選択図】図１

Description

本開示は、車両用シートとレールとを備えた車両用シート組立体に関し、車両用シートはレールに沿って移動可能である。シートの電気部品と車両の電気部品との間に電気的接続を確立するためにケーブルが設けられている。ケーブルを巻き取るために、ケーブルワインダ（巻き取り装置）には、予荷重が加えられている。第１コネクタがケーブルにその自由端にて電気的に接続され、第２コネクタが前記車両用シートに取り付けられている。

このような車両用シート組立体は特許文献１に開示されており、この特許文献において、レールは車両の床、特には自動車の床に固定されており、これにより、車両用シートが乗客によりレールに沿って調節されることを可能にしている。今日の自動車において、前方シートに電気部品、例えばシート占有検知センサ、シートベルトプリテンショナ、シートベルトリマインダ、又は、シート用パワー調整部品を装備するだけでなく、後列の車両用シートにも電気部品を装備することが必要になっている。従って、スライドシートを有する自動車には、車両の電気部品とシートの電気部品とを接続するための様々なタイプの電気コネクタシステムが用いられている。この一例が特許文献１に示されており、このシステムは、固定部（レールに係合されてこれもまたスライド可能）に固定された第１コネクタを有する。固定部は車両用シートのフレームに固定されている。従って、車両用シートがレールに沿って移動されると、第１コネクタを有する固定部も移動される。ケーブルワインダが、ケーブルワインダと車両用シートの固定部との間でケーブルが引っ張られていることを常に保証している。

特許文献２は、レールと、レール内に固定的に係合し且つレールに沿って移動可能なシャトルとを有する別の車両用シート組立体を示している。車両用シートはシャトルに取り付けられ得る。ケーブルを有するケーブルワインダがレールの一方の端部に設けられており、ケーブルはシャトルに接続されている。シャトルは、車両用シートの第２コネクタに接続可能な第１コネクタを含む。車両用シートをシャトルに係合させることも、シートを車両から取り外すためにシャトルから係合解除することも可能である。

欧州特許第２７０９２２３号明細書 米国特許第６２６７４３０号明細書

本開示の一態様は、レールに係合され且つレールから係合解除可能な車両用シートを備えた車両用シート組立体であって、係合解除状態において、前記レールが、ケーブル又はコネクタなどのいかなる障害物にも妨害されない車両用シート組立体を提供することである。

従って、本発明の車両用シート組立体は、車両用シートと、レールであって、前記車両用シートが前記レールに沿って移動可能であり、且つ、当該レールに沿った任意の位置において、前記レールに係合され及び前記レールから係合解除されることができるもの、と、前記車両用シートの電気部品と前記車両の電気部品との電気接続を確立するためのケーブルと、前記ケーブルに、その自由端にて電気的に接続された第１コネクタと、前記車両用シートに取り付けられた第２コネクタであって、前記第１コネクタと前記第２コネクタとが、前記車両用シートを前記レールから係合解除することにより互いに接続解除されるように適合されたもの、と、ケーブルワインダであって、当該ケーブルワインダは、前記ケーブルを巻き取るために予荷重を加えられており、且つ、接続解除状態においては、前記第１コネクタが前記レールに沿ってコネクタホームポジションへと、前記ケーブルワインダにより引き込まれるもの、とを備え、前記第１コネクタと前記第２コネクタとが、前記車両用シートを前記レールに沿ってシートホームポジションに移動させることにより互いに接続されるように適合されている。

車両用シートが前記レールに直接係合可能であるという事実により、車両用シートに接続するために、前記レール内にシャトルを設ける必要がない。従って、係合解除状態において、前記レールはシャトルなどに妨害されない。さらに、前記ケーブルワインダは、前記車両用シートの係合解除状態（及び、従って、前記第１コネクタと前記第２コネクタとの接続解除状態）において、前記ケーブル及び前記第１コネクタが前記レールに沿って前記コネクタホームポジションへと引っ張られることを保証し、従って、前記レールは前記ケーブル及びコネクタのいずれによっても妨害されない。

一例において、前記車両用シートは、係合位置と係合解除位置との間を移動可能な取り付け機構により、前記レールに係合され及び前記レールから係合解除される。前記係合位置において、車両用シートが前記レールに係合されて前記レールに沿って移動可能であり、係合解除位置において、前記車両用シートが前記レールから取り外し可能である。さらに、前記第１コネクタと前記第２コネクタとは、前記取り付け機構をその係合位置からその係合解除位置へと移動させることにより互いに接続解除されるように適合されている。

この利点は、２つの異なる機構、すなわち、前記車両用シートを係合及び係合解除させるための機構と、前記第１コネクタと前記第２コネクタとを互いに接続解除するための機構とを設ける必要がないことである。両方の機能、すなわち、前記車両用シートの係合及び係合解除と、前記第１コネクタ及び第２コネクタの相互接続解除とを行うために必要な機構は、１つの取付け機構のみである。

前記車両用シート組立体は、前記第１コネクタを前記コネクタホームポジションに保持する保持機構をさらに備え得る。これにより、前記コネクタホームポジションにおいて前記第１コネクタは前記レールに確実に保持され、従って、前記車両用シートをシートホームポジションに移動させることにより、前記車両用シートの前記第２コネクタを前記第１コネクタに容易に接続可能となる。

本開示のさらなる態様は、車両用シートの電気コネクタシステムを操作する方法であり、この方法は、
前記車両用シートを前記レールに沿って移動させるために、車両用シートをレールに係合させるステップと、
前記車両用シートを前記レールに沿ってシートホームポジションに移動させ、それにより、ケーブルにその自由端が電気的に接続されている第１コネクタを、前記車両用シートに取り付けられた第２コネクタに接続するステップであって、ケーブルワインダが、ケーブルを巻き取るために予荷重を加えられており、接続解除状態において前記第１コネクタをコネクタホームポジションへと引き込むステップと、を含む。

従って、前記第１コネクタ及び前記第２コネクタを手で掴んで、前記第１コネクタと前記第２コネクタとを手動で接続させる必要がない。前記第１コネクタと前記第２コネクタとの接続は、前記車両用シートを前記レール内で前記シートホームポジションに移動させさえすれば達成される。従って、前記第１コネクタと前記第２コネクタとの接続が、乗客により容易に行われ得る。

前記方法は、前記車両用シートの取り付け機構を係合位置から係合解除位置に移動させ、それにより前記車両用シートを前記レールから係合解除して、付加的に前記第１コネクタが前記第２コネクタから接続解除されるステップを、さらに含む。従って、前記第１コネクタを前記第２コネクタから接続解除するためにまた、乗客が前記コネクタの一方を手で掴んで前記コネクタを互いに引き離す必要がない。この接続解除は、同一の機構、すなわち、前記車両用シートを前記レールから係合解除するために用いられる前記車両用シートの取り付け機構により行われる。従って、前記第１コネクタと前記第２コネクタとを互いに接続解除するための操作は、非常に容易である。

ここで、本開示の態様を、添付の図面を参照しつつ、例として説明する。

車両用シートの、レールから係合解除された状態の図である。 図１の車両用シートの、レールに係合され、且つ、ケーブルワインダ組立体の第１コネクタが車両用シートの第２コネクタから接続解除されている状態の図である。 図２の係合状態の車両用シートの、第１コネクタと第２コネクタとを互いに接続するためにシートホームポジションに移動された状態の図である。 図３の係合状態の車両用シートの、第１コネクタと第２コネクタとが互いに接続されており、車両用シートがシートホームポジションから離れるように移動されている状態の図である。 図３の車両用シートの、取り付け機構を作動させることにより第１コネクタと第２コネクタとをレールから係合解除し、且つ互いに接続解除している状態の図である。 車両用シートがないレールと、ケーブルを巻き戻しているケーブルワインダの図である。 複数のスライド可能な車両用シートを有する車両の上面図である。

図１〜図６は、車両用シート１を異なる位置及び状態において示す。図は一緒に記載されている。車両用シート１は、座席領域２及び背もたれ３を備えている。座席領域２はベース４により支持されている。ベース４はレール５に係脱（係合及び係合解除）されることができ、これにより、車両用シート１全体をレール５に係脱させることができる。レール５は車両の床に固定されており、車両床にてシート１は乗客によりレール５に沿って移動できる。図１〜図６による図において、１本のレールのみが示されている。しかし、好ましくは、車両用シート１は、平行に配置された２本のレールに係脱される。図１〜図６は、機能を説明するために車両用シート組立体を側方図で示しており、これらは簡略化して描かれている。

開示されている実施形態において、レール５は水平に向けられている。図１において、車両用シート１は、レール５から或る程度の距離離れた係合解除状態で、レールに向かって移動されている様子が示されている。車両用シート１は、レール５内へと鉛直方向下方に移動され得る。車両用シート１には、取り付け機構６が設けられ、図１においては係合解除位置で示されている。図２に示されているように、車両用シート１をレール５に係合させるために、ベース４がレール５へと移動され、取り付け機構６が係合位置に移動される。取り付け機構６の係合位置において、車両用シート１はレール５に沿って水平方向に移動できるが、レール５から取り外しできない。車両用シート１の意図されない運動を回避するために、公知のブレーキ機構が設けられており、車両用シート１をレール５に沿ってスライド及び移動させる前に、このブレーキ機構が乗客により解除されなければならない。

レール５に第１コネクタ７が設けられ、図１においてはコネクタホームポジションで示されている。図示されている実施形態において、第１コネクタ７は、コネクタホームポジションにあるとき、車両用シート１の前方の、レール５の一端に配置されている。

車両用シート１の前側にて、第２コネクタ８がベース４に設けられており、第１コネクタ７と第２コネクタ８とは互いに向き合うようになっている。

第１コネクタ７は、ケーブル９（図４、図５及び図６）（好ましくはフラットケーブル）に電気的に接続されている。ケーブル９はケーブルワインダ（巻き取り機）１０により巻き取られる。ケーブルワインダ１０は、ケーブル９を車両の電気部品１２、例えばＥＣＵ（電子制御ユニット）に電気的に接続するように適合されている。ケーブルワインダ１０は、欧州特許第２７０９２２３号明細書に記載されているケールワインダであり得る。

第２コネクタ８は、車両用シート１の電気部品１３、例えばセンサに電気的に接続されている。車両用シート１のセンサ１３にＥＣＵ１２を接続するために、第１コネクタ７と第２コネクタ８とを互いに接続させなければならない。ＥＣＵ１２とセンサ１３又はその他の部品との電気接続を確立するために、車両用シート１は、図３に示されているように、シートホームポジションに移動される。シートホームポジションにおいて、車両用シート１は、第１コネクタ７のコネクタホームポジションの位置にあり、従って、第１コネクタ７と第２コネクタ８とは、車両用シート１の移動により互いに接続される。第１コネクタ７と第２コネクタ８とが互いに接続された後、車両用シート１は、図４に示されているような、シートホームポジションから離れた任意の位置に移動されることができ、第１コネクタ７と第２コネクタ８とを接続することにより、第１コネクタ７は車両用シート１の第２コネクタ８と一緒に移動する。第１コネクタ７を移動させることにより、ケーブル９がケーブルワインダ１０から巻き出される。好ましくは、ケーブル９は、レール５内、又は、レール５に平行に配置された別のケーブルレール内に配置される。

車両用シート１をレール５から係合解除するためには、取り付け機構６を、図２、図３及び図４に示されているようなその係合位置から、図５に示されているような係合解除位置に移動させる。取り付け機構６をその係合位置から係合解除位置へと移動させることにより、シート１がレール５から解放されるだけでなく、第１コネクタ７と第２コネクタ８も、互いに接続解除されるように分離される。

第１コネクタ７を第２コネクタ８から接続解除した後、ケーブルワインダ１０がケーブルを巻き取り、これにより第１コネクタ７をコネクタホームポジションに引き戻す。第１コネクタ７はコネクタホームポジションにて保持機構１１により保持されるため、ホームポジションに固定される。そして、車両用シート１をシートホームポジションに移動させることにより、第１コネクタ７は再び接続されることができる。図面に示されている実施形態において、保持機構１１はケーブルワインダ１０のハウジングであり、この保持機構ハウジングに対して第１コネクタ７がコネクタホームポジションへと押し付けられる。

第１コネクタ７を引き戻すために、ケーブルワインダ１０には、ケーブル９を巻き取るための予荷重が、例えばケーブルワインダ１０内のばね要素により加えられている。

図１〜図６に示されている実施形態において、シートホームポジションは車両用シート１の前方にある。代替的に、シートホームポジションが、車両用シート１の後方の、レール５の他端にあってもよい。このような実施形態においては、コネクタホームポジションもまたレール５の他端にあることになる。２列目のシート及び３列目のシートに電力を供給するために、１つのケーブルワインダをレールの前方に配置して２列目のシートに電力供給し、そして、１つのケーブルワインダをレールの後方に配置して３列目のシートに電力供給できる。前方のケーブルワインダ及び後方のケーブルワインダは、同一レールのそれぞれの端部に配置されても、或いは、２つの異なるレールの端部に配置されてもよい。

図７は、車両１４の上面図であり、車両１４が、長手方向軸Ｌに平行な矢印で示された運転方向Ｄを有する様子を示す。車両１４は、第１シート列１５、第２シート列１６、及び、第３シート列１７を有する。これらのシート列は、運転方向Ｄにて前後に配置されている。第２シート列１６は、右側シート１８及び左側シート１９を含む。第３シート列１７は、右側シングルシート２０、及び、左側ダブルシート２１を含む。前記シート１８，１９，２０，２１の全てが、長手方向軸Ｌに対して平行にスライド可能である。

右側シート１８及び右側シングルシート２０は、車両床に取り付けられた第１レール５及び第２のレール２２に係合されている。右側シングルセット２０及び第１レール５は、図１〜図６に示した車両用シート組立体と機能的に同一である。

第１レール５は、運転方向Ｄに見て第１レール５の前端に配置されたケーブルワインダ１０を含む。運転方向Ｄにおいて、第１レール５は右側シート１８の左側に配置されている。右側シート１８は第２コネクタ（図示せず）を左側に有し、従って、右側シート１８を前方に移動させることにより、右側シート１８の第２コネクタがケーブルワインダ１０の第１コネクタに、図１〜図６に記載したように接続できる。

第１レール５に平行に配置された第２レール２２は、その後端にケーブルワインダ２３を有し、これは、図１〜図６の実施形態の代替実施形態に関連して説明される。右側シングルシート２０は、第２コネクタ（図示せず）を、右側シングルシート２０の後方に有し、第２コネクタは、レール２２の後端にある第１コネクタ（図示せず）に接続され得る。第２レール２２の後端に、ケーブルワインダ２３が設けられている。

従って、右側シート１８を前方に移動させ、右側シングルシート２０を車両１４の後方に移動させることにより、車両用シート１８，２０を車両１４の電気システム又は電気部品に接続できる。

左側シート１９及び左側ダブルシート２１を有する車両用シート組立体は、右側シート１８及び右側シングルシート２０が配置された車両用シート組立体と機能的に同一である。左側シート１９，２２を有する車両用シート組立体は、右側シート１８，２０を有する車両用シート組立体に対して長手方向軸Ｌに関して対称に配置されているだけである。

車両用シートを取り付ける乗客又はユーザが車両用シートをシートホームポジションに移動させ、それにより第１コネクタと第２コネクタとを接続することを確認するために、ＲＦＩＤ（無線周波数識別）技術を用いることが可能である。車両用シートにＲＦＩＤチップを装備可能であり、レールがアンテナとして機能し得る。車両用シートがレールに接続されている場合、これが検出され、ＥＣＵが、車両用シートが車両の電気部品に電気接続されているかどうかをチェックする。車両用シートが車両の電気部品に接続されていない場合、警告信号が運転者に表示され得る。

１ 車両用シート
２ 座席領域
３ 背もたれ
４ ベース
５ レール
６ 取り付け機構
７ 第１コネクタ
８ 第２コネクタ
９ ケーブル
１０ ケーブルワインダ
１１ 保持機構
１２ 車両の電気部品
１３ 車両用シートの電気部品
１４ 車両
１５ 第１シート列
１６ 第２シート列
１７ 第３シート列
１８ 右側シート
１９ 左側シート
２０ 右側シングルシート
２１ 左側ダブルシート
２２ レール
２３ ケーブルワインダ

Claims (5)

1. 車両用シート組立体であって、
   車両用シートと、
   レールであって、前記車両用シートが前記レールに沿って移動可能であり、且つ、前記レールに沿った任意の位置において、前記レールに係合され及び前記レールから係合解除されることができるもの、と、
   前記車両用シートの電気部品と前記車両の電気部品との電気接続を確立するためのケーブルと、
   前記ケーブルに、前記ケーブルの自由端にて電気的に接続された第１コネクタと、
   前記車両用シートに取り付けられた第２コネクタであって、前記第１コネクタと前記第２コネクタとが、前記車両用シートを前記レールから係合解除することにより互いに接続解除されるように適合されたもの、と、
   ケーブルワインダであって、当該ケーブルワインダは、前記ケーブルを巻き取るために予荷重を加えられており、且つ、接続解除状態においては、前記第１コネクタが前記レールに沿ってコネクタホームポジションへと、前記ケーブルワインダにより引き込まれるもの、と、を備え、
   前記第１コネクタと前記第２コネクタとが、前記車両用シートを前記レールに沿ってシートホームポジションに移動させることにより互いに接続されるように適合されている、車両用シート組立体。
2. 前記車両用シートが、係合位置と係合解除位置との間を移動可能な取り付け機構により、前記レールに係合され及び前記レールから係合解除され、前記係合位置において、前記車両用シートが前記レールに係合されて前記レールに沿って移動可能であり、前記係合解除位置において、前記車両用シートが前記レールから取り外し可能であり、
   前記第１コネクタと前記第２コネクタとが、前記取り付け機構をその係合位置からその係合解除位置へと移動させることにより互いに接続解除されるように適合されている、請求項１に記載の車両用シート組立体。
3. 前記第１コネクタを前記コネクタホームポジションに保持する保持機構をさらに備えている、請求項１に記載の車両用シート組立体。
4. 車両用シートの電気コネクタシステムを操作する方法であって、
   前記車両用シートをレールに沿って移動させるために、前記車両用シートを前記レールに係合させるステップと、
   前記車両用シートを前記レールに沿ってシートホームポジションに移動させ、それにより、ケーブルにその自由端が電気的に接続されている第１コネクタを、前記車両用シートに取り付けられた第２コネクタに接続するステップであって、ケーブルワインダが、ケーブルを巻き取るために予荷重を加えられており、接続解除状態において、前記第１コネクタをコネクタホームポジションへと引き込むステップと、を含む方法。
5. 前記車両用シートの取り付け機構を係合位置から係合解除位置に移動させるステップと、
   それにより、前記車両用シートを前記レールから係合解除し、そしてそれにより付加的に、前記第１コネクタを前記第２コネクタから接続解除するステップと、をさらに含む、請求項４に記載の方法。