JP2019214018A - 振動発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動発生装置において、良好に振動を発生できるようにする。【解決手段】振動発生装置10は、棒状であり、振動を伝達させる振動伝達部材11と、振動伝達部材11に接続され、振動伝達部材11に伝達する振動を発生させるエキサイター12とを備え、振動伝達部材11は、1つのエキサイター12に複数設けられ、少なくとも、第1の振動伝達部材31と、第2の振動伝達部材32とが設けられ、第2の振動伝達部材32の全長は、第1の振動伝達部材31の全長と異なる。【選択図】図2

Description

本発明は、振動発生装置に関する。
背景技術として、特開2017−19386号公報(以下、特許文献1と呼ぶ。)がある。特許文献1では、「振動発生装置1は、振動伝達部材10とエキサイタ20とを有している。振動伝達部材10は、シート2の座面部2aの内部であって座面部2aの水平方向へと延設されており、延設方向に対する振動を伝達することが可能である。エキサイタ20は、振動伝達部材10に対し、振動伝達部材10の延設方向に振動を伝達させることが可能である。」と記載されている。
特開2017−19386号公報
ところで、上記従来の振動発生装置は、振動発生部材(エキサイタ)によって1本の振動伝達部材を振動させるが、振動伝達部材の長手方向には、振動の節及び腹が発生するため、振動伝達部材の広い範囲を良好に振動させることが難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、振動発生装置において、良好に振動を発生できるようにすることを目的とする。
本発明は、棒状であり、振動を伝達させる振動伝達部材と、前記振動伝達部材に接続され、前記振動伝達部材に伝達する振動を発生させる振動発生部材とを備え、前記振動伝達部材は、1つの前記振動発生部材に複数設けられ、少なくとも、第1の振動伝達部材と、第2の振動伝達部材とが設けられ、前記第2の振動伝達部材の全長は、前記第1の振動伝達部材の全長と異なることを特徴とする振動発生装置を提供する。
本発明に係る振動発生装置では、第2の振動伝達部材の全長は、第1の振動伝達部材の全長と異なるため、第1の振動伝達部材の振動状態と第2の振動伝達部材の振動状態とが異なり、第1の振動伝達部材の振動の節による振動の減少を、第2の振動伝達部材の振動で効果的に補うことができる。このため、振動伝達部材を良好に振動させることができる。また、第1の振動伝達部材及び第2の振動伝達部材で1つの振動発生部材を共用でき、部品点数を削減できる。
本発明を適用した第1の実施の形態に係る振動発生装置が設けられたシートの断面図である。 振動発生装置の斜視図である。 図1のIII−III断面図である。 棒を振動させた際の振動現象を示す図表である。 比較例の振動現象を示す図表である。 座面部に設けられた振動発生装置の振動現象を示す図表である。 振動発生装置が設けられた座面部の振動を示す図表である。 第2の実施の形態の振動発生装置の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態に係る振動発生装置10が設けられたシート1の断面図である。
シート1は、着座者が着座する座面部2と、座面部2の後端部から上方に延びる背当て部3と、背当て部3の上端に取り付けられるヘッドレスト4とを備える。シート1は、例えば、自動車等の車両に設けられるシートである。
シート1は、骨格としてのシートフレーム(不図示)を内部に備える。シート1は、上記シートフレームに支持されるクッション部5と、クッション部5を覆うシート表皮6とを備える。
振動発生装置10は、座面部2に設けられる。振動発生装置10は、座面部2の前面から前後方向に挿入され、座面部2のクッション部5に設けられる。クッション部5の材質は、例えばウレタンである。なお、振動発生装置10は、座面部2の後面からクッション部5に前後方向に挿入されても良い。
振動発生装置10は、棒状の振動伝達部材11と、振動伝達部材11に接続され、振動伝達部材11を振動させる振動発生部材としてのエキサイター12とを備える。
振動発生装置10には、エキサイター12を駆動する音源機器13が接続される。
振動発生装置10は、音源機器13によって駆動されるエキサイター12の振動を、振動伝達部材11を介して座面部2に伝達する。
振動発生装置10は、シート1を介し、振動によって着座者に警報を行なう警報装置である。なお、振動発生装置10がシート1に発生させる振動によって音声を再生しても良い。
図2は、振動発生装置10の斜視図である。図3は、図1のIII−III断面図である。
エキサイター12は、エキサイター12が発生させる振動によって、エキサイター12が取り付けられる対象物を振動させて、振動や音を出力する音響出力装置である。
図2及び図3を参照し、エキサイター12は、有底円筒状の外側ヨーク20と、外側ヨーク20の開口を塞ぐように設けられる円板状のフレーム部21と、外側ヨーク20とフレーム部21とを弾性的に接続するダンパー部22と、外側ヨーク20内の底部に固定される磁石23と、磁石23上に固定される内側ヨーク24と、フレーム部21に固定される円筒状のボビン25と、ボビン25の外周に設けられるボイスコイル26とを備える。
ボビン25は、内側ヨーク24の外周と外側ヨーク20の内周との間に配置され、ボイスコイル26は、ボビン25の外周に巻き付けられる。
音源機器13からエキサイター12に音響信号が入力されると、音響信号の周波数に合わせてボビン25が振動する。詳細には、ボイスコイル26に音響信号の電流が流れることで、ボビン25の軸方向を向くローレンツ力が発生し、エキサイター12が振動する。
エキサイター12の振動方向Vは、ボビン25の軸方向である。
振動伝達部材11は、1つのエキサイター12に対し、複数設けられる。振動伝達部材11は、第1の振動伝達部材31と、第2の振動伝達部材32とを備える。
第1の振動伝達部材31は、棒状である。第1の振動伝達部材31は、直線状に延びる棒状の本体部31aと、本体部31aの端で屈曲する棒状の屈曲部31bとを備える。第1の振動伝達部材31は、本体部31aに対し屈曲部31bが略直角に屈曲するL字状の棒材であり、1本の丸棒を屈曲部31bで曲げて形成される。
第2の振動伝達部材32は、棒状である。第2の振動伝達部材32は、直線状に延びる棒状の本体部32aと、本体部32aの端で屈曲する棒状の屈曲部32bとを備える。第2の振動伝達部材32は、本体部32aに対し屈曲部32bが略直角に屈曲するL字状の棒材であり、1本の丸棒を屈曲部32bで曲げて形成される。
第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32は、屈曲部31b及び屈曲部32bが、それぞれエキサイター12のフレーム部21に接続される。詳細には、屈曲部31b及び屈曲部32bは、端部の外周部がフレーム部21の板厚方向の外面21aに固定され、外面21aと略平行にエキサイター12の径方向の外側に延出する。
屈曲部31b及び屈曲部32bは、互いに離間して略平行に配置され、エキサイター12の径方向において同一方向に延びる。すなわち、屈曲部31b及び屈曲部32bは、エキサイター12の振動方向Vに直交する方向に延びる。
屈曲部31b及び屈曲部32bにおいて、エキサイター12の外周面12aから外側への延出量は、同一である。屈曲部31b及び屈曲部32bは、外面21aに、例えば溶接によって固定される。
第1の振動伝達部材31の本体部31aは、屈曲部31bの端から振動方向Vと平行に真っ直ぐ延びる。
第2の振動伝達部材32の本体部32aは、屈曲部32bの端から振動方向Vと平行に真っ直ぐ延びる。ここで、本体部31a及び本体部32aは、振動方向Vに対し完全な平行でなくとも良く、振動方向Vと略平行に延びていても良い。
本体部31a及び本体部32aは、互いに離間して略平行に配置されるとともに、振動方向Vにおいて同一方向に延びる。
図1に示すように、側面視では、エキサイター12は、屈曲部31b及び屈曲部32bにおいてL字の外側面11aに配置される。すなわち、本体部31a及び本体部32aは、側面視において、屈曲部31b及び屈曲部32bを基準に、エキサイター12側とは反対側に延出する。
第2の振動伝達部材32の本体部32aの全長H2は、第1の振動伝達部材31の本体部31aの全長H1よりも小さい。屈曲部31b及び屈曲部32bの長さは等しいため、第2の振動伝達部材32のL字の全長は、第1の振動伝達部材31のL字の全長よりも小さい。
また、本体部31a及び本体部32aは、それぞれ屈曲部31b及び屈曲部32bよりも長い。
第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32は、同一の材質であるとともに、棒の直径が同一である。第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32の材質は、例えば、鉄系材料等の金属である。
図1に示すように、振動伝達部材11は、第1の振動伝達部材31の本体部31a及び第2の振動伝達部材32の本体部32aが、座面部2のクッション部5に埋め込まれることで、座面部2に設けられる。
本体部31a及び本体部32aは、略全体がクッション部5内に挿入される。
屈曲部31b及び屈曲部32bは、それぞれ本体部31a及び本体部32aの端から下方に延び、座面部2の外側に露出する。
座面部2の上面は、着座状態で着座者が接触する接触面1aである。本体部31a及び本体部32aは、クッション部5内において、接触面1aに対し略平行な仮想の平面内に並べて配置される。すなわち、本体部31a及び本体部32aは、クッション部5内において、同一な高さ且つ略水平な姿勢で、座面部2の幅方向(左右方向)に並べて配置される。
振動発生装置10は、エキサイター12から出力される振動の周波数を、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32を共振させる周波数や、座面部2を共振させる周波数に設定及び調整することで、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32を介し効果的に座面部2を振動させることができる。
図4は、棒を振動させた際の振動現象を示す図表である。図4では、横軸に棒の軸方向の位置が示され、縦軸に、振動中心Cを基準とした振動の振幅が示される。
一般的に、支点で支持した棒を固有振動させると、定常波が発生し、棒の軸方向(長手方向)に、振動の節N及び腹Lが発生する。定常波は、振動の波が、上記支点で反射することで発生する。
棒上において節Nの位置では、エキサイターで棒を振動させた場合であっても、振動がほぼ発生しない。節Nの位置では、エキサイターの電圧を変化させて振動の強さを変化させたとしても、振動がほぼ発生しない。
棒上において腹Lの位置では、エキサイターで棒を振動させると振動が発生する。節Nの位置では、エキサイターの電圧を変化させると、電圧の大きさに応じて棒の振動が変化し、電圧が大きいと棒の振動が大きくなる。図4では、電圧を最大にした場合が符号Maxで示され、電圧を中央値にした場合が符号Midで示され、電圧を最小にした場合が符号Minで示される。
図5は、比較例の振動現象を示す図表である。
比較例は、振動伝達部材として第1の振動伝達部材31のみがエキサイター12に設けられた振動発生装置である。
比較例の振動装置は、本体部31aの略全体がクッション部5内に埋め込まれている。
図5では、横軸に本体部31aの軸方向の位置が示され、縦軸に、本体部31aの振幅量が示される。本体部31aの振幅量は、振幅量W1で示される。
図5の横軸は、本体部31aの基端(エキサイター12側の端)の側が0として示され、本体部31aの先端の位置が先端T1で示される。図5の縦軸では、測定の都合上、振幅の方向を問わない振幅量が示される。
また、図5では、エキサイター12に入力される電圧が、図4と同様に、符号Max、符号Mid、及び符号Minで示される。
比較例のように本体部31aの略全体がクッション部5に支持される構造であっても、エキサイター12の駆動による振動によって、図5のように定常波が発生する。
比較例では、本体部31aの基端側及び先端T1側で本体部31aの振幅量が大きくなり、振幅量が極小さくなる節N1が、本体部31aの軸方向の中間部で発生する。
節N1では、エキサイター12の電圧の大きさに関わらず、振幅量が一定の小さな値となる。
比較例では、本体部31aにおいて節N1の位置では、振動が小さくなり、座面部2を効果的に振動させることが困難である。
図6は、座面部2に設けられた振動発生装置10の振動現象を示す図表である。
図6では、横軸に本体部31a,32aの軸方向の位置が示され、縦軸に、本体部31a,32aの振幅量が示される。本体部31aの振幅量は、太線の振幅量W1で示され、本体部32aの振幅量は、細線の振幅量W2で示される。
図6の横軸は、本体部31a,32aの基端(エキサイター12側の端)の側が0として示され、本体部31a,32aの先端の位置が先端T1,T2でそれぞれ示される。図5の縦軸では、測定の都合上、振幅の方向を問わない振幅量が示される。
また、図6では、エキサイター12に入力される電圧が、図4と同様に、符号Max、符号Mid、及び符号Minで示される。
図6を参照し、本第1の実施の形態の本体部31aの振幅量W1(図6)は、比較例の振幅量W1(図5)と同一である。
第2の振動伝達部材32の本体部32aにおいても、エキサイター12の駆動による振動によって、図6のように定常波が発生する。
本体部32aの全長H2は、本体部31aの全長H1よりも小さいため、振幅量W2の波形は振幅量W1の波形と異なる。
振幅量W2は、電圧の大きさに関わらず、本体部32aの基端側及び先端T2側で本体部31aの振幅量が大きくなる。また、振幅量W2では、電圧の大きさに関わらず、本体部32aの軸方向の中間部Mで振幅量が最も小さくなる。
振幅量W2の振動の腹L2は、先端T2側の部分で発生する。振幅量W2は、中間部Mから先端T2側に行くほど大きくなる。ここで、本体部32aの振動の腹L2は、電圧の変化に応じて振幅量W2が変化する部分であり、中間部Mの近傍から先端T2までの間の区間で発生する。
振幅量W2の中間部Mは、本体部31a,32aの軸方向の位置において、振幅量W1の節N1よりも本体部31a,32aの基端側に位置する。
第2の振動伝達部材32の振幅量W2の振動の腹L2は、本体部31a,32aの軸方向の位置において、第1の振動伝達部材31の振幅量W1の節N1に重なる。
すなわち、本第1の実施の形態では、第1の振動伝達部材31の本体部31aの振動の節N1の位置に、第2の振動伝達部材32の本体部32aの振動の腹L2が位置するように、本体部32aの全長H2が設定されている。
これにより、振動伝達部材11の全体として見ると、振幅量が小さくなっている第1の振動伝達部材31の節N1の振動が、振幅量の大きい第2の振動伝達部材32の腹L2の振動によって補われ、振動伝達部材11の全長に亘って効果的に振動を発生させることができる。このため、シート1の座面部2を振動伝達部材11の全長に亘って略均一に振動させることができ、着座者に効果的に振動を伝達できる。
一例として、第1の振動伝達部材31の本体部31aの全長H1が250mmであり、本体部31aの節N1が150mm付近に存在する場合、第2の振動伝達部材32の本体部32aの全長H2は、本体部32aの腹L2が150mm付近に発生する長さに設定される。腹L2が150mm付近に発生する本体部32aの全長H2が150mmである場合、本体部32aの全長H2は150mmに設定される。
図7は、振動発生装置10が設けられた座面部2の振動を示す図表である。
図7では、横軸に本体部31a,32aの軸方向の位置が示され、縦軸に、座面部2の上面において本体部31a,32aの軸方向の位置に対応する部分の振動量が示される。また、図7では、エキサイター12は単一周波数別の振動が示される。周波数は、周波数の低い方から順に、周波数X、周波数Y、及び周波数Zで示される。
周波数が小さい周波数Xでは、振動伝達部材11の基端側から振動伝達部材11の先端側に行くほど、座面部2の振動量は小さくなる。
周波数Xよりも周波数が大きい周波数Y及び周波数Zでは、本体部31aの節N1の部分の振動が本体部32aの腹L2の振動によって効果的に補われており、振動伝達部材11の全長に亘って、座面部2を略均一に振動させることができる。
また、振動伝達部材11の基端側では周波数Xで大きな振動が得られ、振動伝達部材11の先端T1側では周波数Zで大きな振動が得られる。このため、エキサイター12への入力信号を周波数Xから周波数Zに変化させると、基端側から先端T1側へ流れるような振動を着座者へ伝えることができる。
本体部31a,32aを座面部2に埋め込んだ構造であっても、本体部31a,32aの振動が互いに干渉することによる振動の減少は見られない。これは、本体部31a,32aが互いに離間して配置されていることや、クッション部5の材質が振動に敏感でないことが要因と考えられる。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、振動発生装置10は、棒状の振動伝達部材11と、振動伝達部材11に接続され、振動伝達部材11を振動させるエキサイター12とを備え、振動伝達部材11は、1つのエキサイター12に複数設けられ、少なくとも、第1の振動伝達部材31と、第2の振動伝達部材32とが設けられ、第2の振動伝達部材32の全長は、第1の振動伝達部材31の全長と異なる。
この構成によれば、第2の振動伝達部材32の全長は、第1の振動伝達部材31の全長と異なるため、第1の振動伝達部材31の振動状態と第2の振動伝達部材32の振動状態とが異なり、第1の振動伝達部材31の振動の節N1による振動の減少を、第2の振動伝達部材32の振動で効果的に補うことができる。このため、振動伝達部材11を良好に振動させることができる。また、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32で1つのエキサイター12を共用でき、部品点数を削減でき、エキサイター12の振動を効果的に補ったまま、製造コストを削減することができる。
また、第2の振動伝達部材32の全長は、第1の振動伝達部材31の全長よりも小さいとともに、第1の振動伝達部材31の振動の節N1の位置に、第2の振動伝達部材32の振動の腹L2が位置するように設定される。この構成によれば、第1の振動伝達部材31の振動の節N1による振動の減少を、第2の振動伝達部材32の振動の腹L2の振動によって効果的に補うことができ、振動伝達部材11を良好に振動させることができる。
また、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32は、互いに略平行に同一方向に延出するため、第1の振動伝達部材31の振動を第2の振動伝達部材32の振動で効率良く補うことができるとともに、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32をコンパクトに設けることができる。
さらに、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32は、棒状の本体部31a,32aと、本体部31a,32aの端で屈曲する屈曲部31b,32bとをそれぞれ備え、エキサイター12は、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32の屈曲部31b,32bに固定される。この構成によれば、エキサイター12を屈曲部31b,32bに固定することで、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32に対してエキサイター12をずらして配置でき、振動発生装置10の取り付け対象であるシート1に対する振動発生装置10の配置の自由度を向上できる。
また、第2の振動伝達部材32の本体部32aの全長は、第1の振動伝達部材31の本体部31aの振動の節N1の位置に、第2の振動伝達部材32の本体部32aの振動の腹L2が位置するように設定される。この構成によれば、第1の振動伝達部材31の本体部31aの振動の節N1による振動の減少を、第2の振動伝達部材32の本体部32aの振動の腹L2の振動によって効果的に補うことができ、振動伝達部材11を良好に振動させることができる。
また、振動伝達部材11は、着座者が接触するシート1の接触面1aに対し、シート1の内側に配置される。この構成によれば、振動発生装置10によってシート1の接触面1aを振動させて、着座者に振動を伝えることができる。
また、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32は、シート1の接触面1aに対し略平行な仮想の平面内に並べて配置される。この構成によれば、シート1の接触面1aに対し効果的に振動を伝達できるとともに、シート1の厚さ方向に第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32をコンパクトに配置できる。
なお、上記第1の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記第1実施の形態に限定されない。
上記第1の実施の形態では、振動伝達部材11は、第1の振動伝達部材31と、第2の振動伝達部材32とが設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。振動伝達部材は、少なくとも2つ以上の複数個が設けられれば良く、例えば、第1の振動伝達部材31と全長が異なる第3の振動伝達部材をエキサイター12にさらに接続しても良い。
また、上記第1の実施の形態では、第1の振動伝達部材31及び第2の振動伝達部材32はL字状であるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、屈曲部31b,32bを設けずに、本体部31a,32aの端をエキサイター12のフレーム部21に固定し、本体部31a,32aをフレーム部21から振動方向Vに真っ直ぐ延出させても良い。
また、上記第1の実施の形態では、側面視で、エキサイター12は、屈曲部31b及び屈曲部32bにおいてL字の外側面11aに配置されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、エキサイター12は、側面視で、屈曲部31b及び屈曲部32bにおいてL字の内側面11b(図1参照)に配置されても良い。この場合、本体部31a及び本体部32aは、側面視において、屈曲部31b及び屈曲部32bを基準に、エキサイター12側と同一の側に延出する。
また、振動発生装置10は、座面部2に複数設けられても良い。さらに、振動発生装置10は、座面部2に限らず、背当て部3やヘッドレスト4に設けられても良い。
[第2の実施の形態]
以下、図8を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、振動伝達部材211の形状が、上記第1の実施の形態の振動伝達部材11と異なる。
図8は、第2の実施の形態の振動発生装置210の斜視図である。
振動発生装置210は、棒状の振動伝達部材211と、エキサイター12とを備える。
振動伝達部材211は、1つのエキサイター12に対し、複数設けられる。振動伝達部材211は、第1の振動伝達部材231と、第2の振動伝達部材232とを備える。
第1の振動伝達部材231は、平板状の棒である。第1の振動伝達部材231は、直線状に延びる平板状の本体部231aと、本体部231aの端で屈曲する平板状の屈曲部231bとを備える。第1の振動伝達部材231は、本体部231aに対し屈曲部231bが略直角に屈曲するL字状の棒材であり、板材を屈曲部231bで曲げて形成される。
第2の振動伝達部材232は、平板状の棒である。第2の振動伝達部材232は、直線状に延びる平板状の本体部232aと、本体部232aの端で屈曲する平板状の屈曲部232bとを備える。第2の振動伝達部材232は、本体部232aに対し屈曲部232bが略直角に屈曲するL字状の棒材であり、板材を屈曲部232bで曲げて形成される。
屈曲部231b及び屈曲部232bは、1枚の板材として一体に設けられており、一体の屈曲部240を構成する。本体部231a及び本体部232aは、屈曲部240から分岐して延びる。
すなわち、振動伝達部材211は、本体部231a、本体部232a、及び屈曲部240が1枚の板材によって一体に構成される。振動伝達部材211は、例えば、板材を金型による抜き加工及び曲げ加工によって成形することで、容易に一体に設けられる。
第1の振動伝達部材231及び第2の振動伝達部材232は、屈曲部231b及び屈曲部232bが、それぞれエキサイター12のフレーム部21(図3)に接続される。
屈曲部240は、フレーム部21からエキサイター12の振動方向Vに直交する方向に延びる。
本体部231a及び本体部232aは、屈曲部240の端から振動方向Vと平行に真っ直ぐ延びる。
本体部231a及び本体部232aは、互いに離間して略平行に配置されるとともに、振動方向Vにおいて同一方向に延びる。
第2の振動伝達部材232の本体部232aの全長H4は、第1の振動伝達部材231の本体部231aの全長H3よりも小さい。屈曲部231b及び屈曲部232bの長さは等しいため、第2の振動伝達部材232のL字の全長は、第1の振動伝達部材231のL字の全長よりも小さい。
第2の実施の形態によれば、第1の振動伝達部材231の屈曲部231bと第2の振動伝達部材232の屈曲部232bとは一体に設けられ、この一体の屈曲部240から第1の振動伝達部材231の本体部231a及び第2の振動伝達部材232の本体部232aが分岐して延出する。
この構成によれば、第1の振動伝達部材231の屈曲部231b及び第2の振動伝達部材の屈曲部231bを容易に製造できるとともに、屈曲部231b及び屈曲部232bを、高精度に且つ容易にエキサイター12に接続できる。
1 シート
1a 接触面
10,210 振動発生装置
11,211 振動伝達部材
12 エキサイター(振動発生部材)
31,231 第1の振動伝達部材
31a,32a,231a,232a 本体部
31b,32b,231b,232b 屈曲部
32,232 第2の振動伝達部材
H2,H4 全長(第2の振動伝達部材の本体部の全長)
L2 腹
N1 節

Claims (8)

  1. 棒状であり、振動を伝達させる振動伝達部材と、
    前記振動伝達部材に接続され、前記振動伝達部材に伝達する振動を発生させる振動発生部材とを備え、
    前記振動伝達部材は、1つの前記振動発生部材に複数設けられ、少なくとも、第1の振動伝達部材と、第2の振動伝達部材とが設けられ、
    前記第2の振動伝達部材の全長は、前記第1の振動伝達部材の全長と異なることを特徴とする振動発生装置。
  2. 前記第2の振動伝達部材の全長は、前記第1の振動伝達部材の全長よりも小さいとともに、前記第1の振動伝達部材の振動の節の位置に、前記第2の振動伝達部材の振動の腹が位置するように設定されることを特徴とする請求項1記載の振動発生装置。
  3. 前記第1の振動伝達部材及び前記第2の振動伝達部材は、互いに略平行に同一方向に延出することを特徴とする請求項1または2記載の振動発生装置。
  4. 前記第1の振動伝達部材及び前記第2の振動伝達部材は、棒状の本体部と、前記本体部の端で屈曲する屈曲部とをそれぞれ備え、
    前記振動発生部材は、前記第1の振動伝達部材及び前記第2の振動伝達部材の前記屈曲部に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の振動発生装置。
  5. 前記第2の振動伝達部材の前記本体部の全長は、前記第1の振動伝達部材の前記本体部の振動の節の位置に、前記第2の振動伝達部材の前記本体部の振動の腹が位置するように設定されることを特徴とする請求項4記載の振動発生装置。
  6. 前記第1の振動伝達部材の前記屈曲部と前記第2の振動伝達部材の前記屈曲部とは一体に設けられ、この一体の屈曲部から前記第1の振動伝達部材の前記本体部及び前記第2の振動伝達部材の前記本体部が分岐して延出することを特徴とする請求項4または5記載の振動発生装置。
  7. 前記振動伝達部材は、着座者が接触するシートの接触面に対し、前記シートの内側に配置されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の振動発生装置。
  8. 前記第1の振動伝達部材及び前記第2の振動伝達部材は、前記接触面に対し略平行な仮想の平面内に並べて配置されることを特徴とする請求項7記載の振動発生装置。
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