JP2016019064A - 音響装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音響装置21は、シート10のヘッドレスト13を背もたれ部12に接続するヘッドレストステー20,20に取り付けられる振動板22と、振動板22に固定されるエキサイタ23と、振動板22に設けられる左右一対の磁石24,24を備え、振動板22の前面22aの左右の端部でヘッドレストステー20,20に重なる位置にそれぞれ設けられる。アンプ等によってエキサイタ23が駆動されると、エキサイタ23の振動によって振動板22及びヘッドレスト13が振動して広い音階を出力するスピーカーとして機能し、ヘッドレストステー20,20を介してシートバックフレームに伝達されたエキサイタ23の振動によって背もたれ部12が全体的に振動する。
【選択図】図2
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、シートに容易に取り付けることができ、且つ、シートの振動による重低音及び広い音階を着座者に届けることが可能な音響装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記振動板は、一対の前記ヘッドレストステー間に渡って取り付けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記振動子は、前記一対のヘッドレストステーの間の中間部に配置されることを特徴とする。
また、本発明は、前記一対のヘッドレストステーの外周部にそれぞれ取り付けられる端子体を備え、前記振動子は、前記端子体に接続されて電気信号を伝達されることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記振動板は、前記ヘッドレストステーに締結して固定されることを特徴とする。
また、本発明は、前記振動板は、左右の外側に延びて前記一対のヘッドレストステーの内側面部に当接する腕部を備え、当該腕部は、前記内側面部に沿う曲面部を介して、前記ヘッドレストステーを左右の外側に押し広げるように取り付けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記振動板は、その後面に前記振動子が固定され、前記ヘッドレストステーの後面側に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記振動板及び前記振動子を覆うカバーが前記振動板に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記振動板及び前記振動子を覆うカバーが前記振動板に取り付けられ、前記振動板を前記ヘッドレストステーに固定する磁石が前記振動板の前面に設けられ、前記カバーは、前記磁石を前記ヘッドレストステー側に露出させる開口を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記ヘッドレストステーは、前記ヘッドレストのクッションの内側に延びる内部フレーム部を備え、前記振動板は、前記内部フレーム部に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記振動子は、当該振動子の取り付け対象物を振動させて音を出力させるエキサイタであることを特徴とする。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る音響装置が取り付けられるシートを後方側から見た斜視図である。
シート10は、床等に設置されて着座者が着座する座面部11と、座面部11の後端から僅かに後ろに傾斜した姿勢で上方に延在する背もたれ部12と、この背もたれ部12の上端に取り付けられるヘッドレスト13とを備える。ここで、図1では、背もたれ部12の内部構造を示すために背もたれ部12の後面は切り欠かれた状態が示されている。
シートバックフレーム14は、左右よりも上下に長い略矩形の枠状に形成されている。シートバックフレーム14は、鉄系材料等の金属製のパイプ材や板材等を枠状に形成したものであり、クッション15の内側で背もたれ部12の下端部から上端部まで延びる。詳細には、シートバックフレーム14は、左右に離間して上下に延びる一対の縦フレーム部14a,14aと、縦フレーム部14a,14aの上端を左右に繋ぐ上クロス部14bと、縦フレーム部14a,14aの下端を左右に繋ぐ下クロス部14cとを備える。
ヘッドレストステー20,20は、ヘッドレストクッション19の下面における左右の端の近傍に配置されており、互いに左右方向に所定距離だけ離間した状態で略平行に下方へ延びる。ヘッドレストステー20,20の左右の間隔は、縦フレーム部14a,14aの左右の間隔よりも小さい。
着座者は、ヘッドレスト13を上下にスライドさせて任意の位置でヘッドレストステー20,20を前記ステー係合部に係合させることで、ヘッドレスト13の上下の位置を体格や好み等に合わせて調整可能である。このため、背もたれ部12の外側に露出するヘッドレストステー20,20の長さは、ヘッドレスト13の上下の固定位置によって変化する。
音響装置21は、ヘッドレストステー20,20に取り付けられる平板状の振動板22と、振動板22に固定される振動子としてのエキサイタ23と、振動板22に設けられる左右一対の磁石24,24とを備える。
振動板22は、略鉛直に延びるヘッドレストステー20,20の外周面に取り付けられて前方側(着座者側)に面する前面22aと、前面22aの裏面の後面22bとを有する。
エキサイタ23に電気信号を伝達する配線(不図示)は、エキサイタ23から外側に引き出されて、例えばシート10の前方側に配置されるアンプ(不図示)等の機器に接続される。
また、音響装置21がヘッドレストステー20,20に取り付けられるため、着座者が体格に合わせてヘッドレスト13の高さを調整すると、音響装置21の位置も自動的にその着座者に適した位置となる。このため、着座者の体格に対応して常に音を聞き易い位置に音響装置21を位置させることができる。
音響装置21が磁石24,24によってヘッドレストステー20,20に取り付けられると、エキサイタ23は、左右のヘッドレストステー20,20の間の中間部に位置する。これにより、振動板22の左右の端部を支点として振動板22の中間部をエキサイタ23の振動によって前後方向に効率良く振動させることができるとともに、左右のヘッドレストステー20,20に略均一にエキサイタ23の振動を伝達できる。このため、ヘッドレスト13側から良好な広い音階の音を出力できるとともに、背もたれ部12の振動によって着座者が感じる重低音をバランスの良いものとすることができる。
さらに、音響装置21が後面側20a,20aに取り付けられるため、シート10が設置された車等に減速の加速度が作用したとしても、音響装置21はヘッドレストステー20,20の間を通って着座者側に移動することができない。また、エキサイタ23は、振動板22の後面22bに固定されるため、振動板22を貫通するようにして前方側に移動することはできない。このため、減速の加速度が発生した場合であっても、音響装置21が着座者の邪魔になることを防止できる。
また、振動板22及びヘッドレストステー20,20が金属であり熱伝導率が高いため、エキサイタ23の発熱を効率良く放熱できる。
また、エキサイタ23は、一対のヘッドレストステー20,20の間の中間部に配置されるため、振動板22を効率良く振動させて音を出力できるとともに、左右のヘッドレストステー20,20にバランス良く振動を伝達でき、背もたれ部12を効率良く振動させて着座者に重低音を感じさせることができる。
また、振動板22は、磁力でヘッドレストステー20,20に固定されるため、簡単な構造で振動板22をヘッドレストステー20,20に固定できる。
また、振動子は、振動子の取り付け対象物を振動させて音を出力させるエキサイタ23であるため、背もたれ部12を効果的に振動させることができるとともに、振動板22及びヘッドレスト13を振動させて広い音階を出力できる。
上記第1の実施の形態では、振動板22は金属であるものとして説明したが、振動板22は、樹脂材料等の他の素材で構成されても良い。
また、音響装置21は、音楽鑑賞用等の音の再生の用途に限らず、例えば、エキサイタ23を共振させて駆動することで大きな振動を発生させ、着座者の眠気覚ましに用いることもできる。
以下、図4を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、エキサイタ23に電気信号を伝達する配線は、エキサイタ23から外側に引き出されて、例えばシート10の前方側に配置されるアンプ等の機器に接続されるものとして説明したが、本第2の実施の形態は、背もたれ部12の内側を配索される電線140,140によってエキサイタ23に電気信号が伝達される点が上記第1の実施の形態と異なる。
ヘッドレストステー20,20は、ヘッドレストクッション19の内部に延びてヘッドレストクッション19を支持する内部フレーム部20b,20bを備え、内部フレーム部20b,20bは、電気的な絶縁性を備えた樹脂製のクロス部材20cによって連結される。
音響装置121は、振動板22と、エキサイタ23と、磁石24,24と、磁石24,24とエキサイタ23とを電気的に接続する一対のエキサイタ接続配線(不図示)とを備える。また、磁石24,24は、絶縁層(不図示)を介し振動板22に対して電気的に絶縁された状態で振動板22に固定される。
本発明を適用した第2の実施の形態によれば、背もたれ部12の内部に延びる一対のヘッドレストステー20,20に、電線140,140がそれぞれ接続され、電線140,140からヘッドレストステー20,20を経由してエキサイタ23に電気信号が伝達される。このため、ヘッドレストステー20,20からエキサイタ23に直接的に電気信号を伝達でき、エキサイタ23の電気的な接続を簡単な構造で実現できるとともに、電線140,140が背もたれ部12の内部に隠れるため外観性が良い。また、音響装置121をヘッドレストステー20,20に磁石24,24で貼り付けるだけでエキサイタ23をアンプ等に接続できるため、音響装置121をアンプ等に接続するための長い配線を音響装置121が備える必要が無い。このため、音響装置121の着脱が容易であるとともに、音響装置121をコンパクト化でき、音響装置121の持ち運びが容易である。
なお、背もたれ部12の内側を配索される電線140,140によってヘッドレストステー20,20を介してエキサイタ23に電気信号を伝達する構成は、後述の第3の実施の形態を除く第1〜第8までの全ての実施の形態の構成に適用可能である。
以下、図5及び図6を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、エキサイタ23に電気信号を伝達する配線は、エキサイタ23から外側に引き出されて、例えばシート10の前方側に配置されるアンプ等の機器に接続されるものとして説明したが、本第3の実施の形態は、主として、ヘッドレストステー20,20の外周部にそれぞれ取り付けられる端子体250,250を介してエキサイタ23に電気信号が伝達される点が上記第1の実施の形態と異なる。
音響装置221は、振動板22(図2)と、エキサイタ23と、磁石24,24と、磁石24,24とエキサイタ23とを電気的に接続する一対のエキサイタ接続配線(不図示)と、ヘッドレストステー20,20に取り付けられる端子体250,250とを備える。磁石24,24は、絶縁層(不図示)を介し振動板22に対して電気的に絶縁された状態で振動板22に固定される。
係止リング251,251は、略C字状に形成された可撓性を有するリングである。端子部253,253から引き出された配線254,254の端は、エキサイタ23を駆動するアンプ(不図示)等の機器に接続される。
端子体250,250は、端子部253,253がヘッドレストステー20,20の後面側20a,20aに重なるように取り付けられる。
音響装置221は、磁石24,24を端子部253,253に当接させることで、磁力でヘッドレストステー20,20の後面側20a,20aに固定される。フィルム252は、厚さが薄いため、磁石24,24による固定に影響しない。
エキサイタ23を駆動する電気信号は、配線254,254、端子部253,253、磁石24,24及び前記エキサイタ接続配線を介してエキサイタ23に伝達される。
また、ヘッドレストステー20,20の外周部にそれぞれ取り付けられる端子体250,250を介してエキサイタ23に電気信号を伝達する構成は、第2の実施の形態を除く第1〜第8までの全ての実施の形態の構成に適用可能である。
以下、図7〜図9を参照して、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第4の実施の形態は、振動板22及びエキサイタ23を覆うカバー355が設けられる点が上記第1の実施の形態と異なる。
音響装置321は、振動板22と、エキサイタ23と、磁石24,24と、振動板22及びエキサイタ23を覆うカバー355と、カバー355に支持される左右一対のスピーカー356,356とを備える。すなわち、音響装置321は、第1の実施の形態の音響装置21にカバー355及びスピーカー356,356を追加したものである。
カバー本体部357は、振動板22の前面22aを前方側から覆う前壁部360と、振動板22の後面22b及びエキサイタ23を後方側から覆う後壁部361と、振動板22及びエキサイタ23を上方から覆う上壁部362とを一体に備える。カバー355の下面は開放している。カバー355は、例えば、樹脂成形品である。
前壁部360は、磁石24,24に重なる位置に開口360a,360aを有し、磁石24,24の前面は、開口360a,360aから前方に露出する。また、前壁部360は、開口360a,360aの間の中央部に、前方に膨出する前面膨出部360bを備える。前面膨出部360bの内方には、振動板22が振幅する空間が確保される。
カバー355の外側延出部358,358は、カバー本体部357の左右の端部から前方に延びており、ヘッドレストステー20,20の左右の外側方に位置する。外側延出部358,358は、上面にスピーカー収納開口部365,365を備え、スピーカー356,356は、スピーカー収納開口部365,365に嵌め込まれるようにして支持される。
また、スピーカー356,356は、出力する音が前上方に指向するように、その振動板が後傾した状態で設けられる。これにより、スピーカー356,356の音が前上方の着座者の耳に届き易いため、スピーカー356,356の音量を小さくしても着座者に音を感じさせることができ、シート10の周囲に音が漏れ難いパーソナルな音響空間を実現できる。
さらに、ヘッドレストステー20,20の左右にスピーカー356,356が設けられ、スピーカー356,356はカバー355に支持されるため、着座者にとって左右の音を聞き易い位置にスピーカー356,356で音を出力できるとともに、簡単な構造でスピーカー356,356を支持できる。
また、振動板22をヘッドレストステー20,20に固定する磁石24,24が振動板22の前面22aに設けられ、カバー355は、磁石24,24をヘッドレストステー20,20側に露出させる開口360a,360aを備える。このため、カバー355を設けた構成であっても、開口360a,360aから露出する磁石24,24によって振動板22を簡単にヘッドレストステー20,20に固定できる。
なお、カバー355のようなカバーで振動板を覆うとともにカバーにスピーカーを設ける構成は、第1〜第8までの全ての実施の形態の構成に適用可能である。
以下、図10及び図11を参照して、本発明を適用した第5の実施の形態について説明する。この第5の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第5の実施の形態は、主として、振動板422が後方に膨出した部分にエキサイタ23が設けられる点が上記第1の実施の形態と異なる。
音響装置421は、ヘッドレストステー20,20に取り付けられる振動板422と、エキサイタ23と、磁石24,24とを備える。
振動板422は、例えば、一枚の板を曲げ加工して形成される。振動板422は、左右の端部に位置して磁石24,24が設けられる一対の磁石支持板部470,470と、磁石支持板部470,470の内端から後方に延出する左右一対の後方延出板部471,471と、後方延出板部471,471の後端間を左右に繋ぐ振動子支持板部472とを備える。すなわち、後方延出板部471,471及び振動子支持板部472は、後方に出っ張る膨出部473を構成する。エキサイタ23は、振動子支持板部472の後面に固定される。磁石支持板部470,470は、ヘッドレストステー20,20との接続部であり、磁石24,24を介して後面側20a,20aに取り付けられる。
また、第5の実施の形態では、磁石支持板部470,470及び後方延出板部471,471の前端部の上下の幅が小さいため、ヘッドレスト13の高さ位置が調整される等の理由により、ヘッドレスト13の下面と背もたれ部12の上面12aとの間の間隔が小さい場合であっても、磁石24,24によって音響装置421をヘッドレストステー20,20に取り付けできる。また、磁石支持板部470,470の強度及び剛性は、磁石24,24が取り付けられることで十分に確保される。
なお、シート10の後方へ膨出する振動板の膨出部473にエキサイタ23を設ける構成は、後述する第8の実施の形態を除く第1〜第7の実施の形態の構成に適用可能である。
以下、図12を参照して、本発明を適用した第6の実施の形態について説明する。この第6の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第6の実施の形態は、音響装置521が磁力ではなく締結によってヘッドレストステー20,20に取り付けられる点が上記第1の実施の形態と異なる。
音響装置521は、振動板22と、エキサイタ23と、振動板22の左右の端部に設けられる一対の取付板576,576とを備える。取付板576,576は、前面22aに対向する前壁576aと、前壁576aの左右の縁から前面22a側に延びる側壁576b,567bと、側壁576b,567bの後端から側方に延びるフランジ部576c,576cとを備える。
取付部577,577は、前壁576aにねじ孔部(不図示)有し、このねじ孔部には、ねじ578,578が締め込まれる。上記ねじ孔部は、筒状部と、筒状部の内周に設けられる雌ねじ部とを備える。
本発明を適用した第6の実施の形態によれば、振動板22は、ヘッドレストステー20,20にねじ578,578によって締結して固定されるため、簡単な構造で音響装置521をヘッドレストステー20,20に固定できる。
以下、図13を参照して、本発明を適用した第7の実施の形態について説明する。この第7の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第7の実施の形態は、音響装置621が、ヘッドレストステー20,20を左右の外側に押し広げるように設けられる腕部680,680を介して取り付けられる点が、上記第1の実施の形態と異なる。
音響装置621は、平板状の振動板622と、振動板622の後面に固定されるエキサイタ23と、振動板622の左右の端部に設けられる一対の腕部680,680とを備える。
振動板622は、左右の側縁から内方に直線状に延びるスリット681,681を一対備える。
各腕部680は、左右に延びる軸部682と、軸部682の一端に設けられてヘッドレストステー20に接続される接続部683と、軸部682の他端に設けられて軸方向に延びる係合溝部684とを備える。係合溝部684が形成されることで、軸部682の他端側には、互いに対向する板部685a,685bが形成される。板部685aは貫通孔(不図示)を備え、板部685bはねじ孔(不図示)を備える。板部685a,685bには、上記貫通孔に挿通されて上記ねじ孔に締め込まれる固定ねじ686が設けられる。
内周曲面部683aは、ヘッドレストステー20,20の内側面部20d,20dに嵌められる。内周曲面部683aの曲率半径は、ヘッドレストステー20,20の内側面部20d,20dの曲率半径よりも大きい。
以下、図14を参照して、本発明を適用した第8の実施の形態について説明する。この第8の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第8の実施の形態は、音響装置721がヘッドレスト713に内蔵される点が、上記第1の実施の形態と異なる。
シート710は、座面部11(図1)と、背もたれ部12と、背もたれ部12の上端に取り付けられるヘッドレスト713とを備える。
なお、第2の実施の形態のように、ヘッドレストステー20,20に電線140,140(図4)を設け、内部フレーム部790,790を介してエキサイタ23に電気信号を伝達しても良い。この場合、クロス部791は絶縁材料で構成され、上記磁石は絶縁層を介して振動板22に設けられ、上記磁石とエキサイタ23とを電気的に接続する一対のエキサイタ接続配線が設けられる。
12 背もたれ部
13,713 ヘッドレスト
19 ヘッドレストクッション(クッション)
20,20 ヘッドレストステー
20a,20a,790a,790a 後面側
20d,20d 内側面部
21,121,221,321,421,521,621,721 音響装置
22,422,622 振動板
23 エキサイタ(振動子)
24,24 磁石
140,140 電線
250,250 端子体
355 カバー
356,356 スピーカー
360a,360a 開口
473 膨出部
680,680 腕部
683a 内周曲面部(曲面部)
790,790 内部フレーム部
Claims (15)
- シートのヘッドレストを背もたれ部に接続するヘッドレストステーに取り付けられる振動板と、当該振動板に固定される振動子とを備えることを特徴とする音響装置。
- 前記振動板は、一対の前記ヘッドレストステー間に渡って取り付けられることを特徴とする請求項1記載の音響装置。
- 前記振動子は、前記一対のヘッドレストステーの間の中間部に配置されることを特徴とする請求項2記載の音響装置。
- 前記背もたれ部の内部に延びる前記一対のヘッドレストステーに、電線がそれぞれ接続され、当該電線から前記一対のヘッドレストステーを経由して前記振動子に電気信号が伝達されることを特徴とする請求項2または3に記載の音響装置。
- 前記一対のヘッドレストステーの外周部にそれぞれ取り付けられる端子体を備え、前記振動子は、前記端子体に接続されて電気信号を伝達されることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の音響装置。
- 前記振動板は、磁力で前記ヘッドレストステーに固定されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の音響装置。
- 前記振動板は、前記ヘッドレストステーに締結して固定されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の音響装置。
- 前記振動板は、左右の外側に延びて前記一対のヘッドレストステーの内側面部に当接する腕部を備え、当該腕部は、前記内側面部に沿う曲面部を介して、前記ヘッドレストステーを左右の外側に押し広げるように取り付けられることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の音響装置。
- 前記振動板は、前記一対の前記ヘッドレストステーとの接続部よりも前記シートの後方側へ膨出する膨出部を備え、当該膨出部に前記振動子が設けられることを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の音響装置。
- 前記振動板は、その後面に前記振動子が固定され、前記ヘッドレストステーの後面側に取り付けられることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の音響装置。
- 前記振動板及び前記振動子を覆うカバーが前記振動板に取り付けられることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の音響装置。
- 前記ヘッドレストステーの左右にスピーカーが設けられ、当該スピーカーは前記カバーに支持されることを特徴とする請求項11記載の音響装置。
- 前記振動板及び前記振動子を覆うカバーが前記振動板に取り付けられ、前記振動板を前記ヘッドレストステーに固定する磁石が前記振動板の前面に設けられ、前記カバーは、前記磁石を前記ヘッドレストステー側に露出させる開口を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の音響装置。
- 前記ヘッドレストステーは、前記ヘッドレストのクッションの内側に延びる内部フレーム部を備え、前記振動板は、前記内部フレーム部に取り付けられることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の音響装置。
- 前記振動子は、当該振動子の取り付け対象物を振動させて音を出力させるエキサイタであることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の音響装置。
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