JP2019212944A - 表示装置 - Google Patents

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Keiji Tokita
敬二 時田
木下 成夫
Shigeo Kinoshita
成夫 木下
一哉 田中
Kazuya Tanaka
一哉 田中
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Abstract

【課題】簡単な構造で適切に表示部材を傾けることが可能な表示装置を提供する。【解決手段】表示部材20と、表示部材20の後方に配置される表示部材ホルダー21と、表示部材ホルダー21に対し前後に揺動可能に設けられるとともに、表示部材20を表示部材ホルダー21に接続するリンク部材23L,23Rと、リンク部材23L,23Rを駆動する駆動部材25と、表示部材20を表示部材ホルダー21側に引き付ける付勢部材26と、を備え、駆動部材25は、付勢部材26の付勢力に抗してリンク部材23L,23Rを前方側に揺動させる。【選択図】図7

Description

本発明は、表示装置に関する。
背景技術として、特開2014−179768号公報(以下、特許文献1と呼ぶ。)がある。特許文献1では、「チルト機構10は、モニタ1の後方に設けられ、回動支持点211L、211Rにてモニタ1に回動可能に取り付けられる固定長部分21L、21Rに対して伸縮する伸縮部分22L、22Rからなる左右一対の伸縮アーム2L、2Rと、伸縮アームを介してモニタ1を保持する保持部材3とを備える。保持部材3は、伸縮部分上の点である後側スライド点221L、221Rの移動を左右方向に案内するための後側レール31L、31Rと、後側レールよりも前方に形成され、固定長部分上の点であって回動支持点よりも後方の点である前側スライド点212L、212Rを左右方向に案内するための左右案内部321L、321Rを備えた前側レール32L、32Rと、伸縮アームのうちの少なくとも一方の回動支持点を前後方向に案内するための前後方向レール33とを備える。」と記載されている。
特開2014−179768号公報
しかしながら、特許文献1の表示装置では、表示部材(モニタ1)を左右に傾けるために、カム溝、及び、カム溝に沿うように動く伸縮アーム等を用いるため、構造が複雑になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で適切に表示部材を傾けることが可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、表示部材と、前記表示部材の後方に配置される表示部材ホルダーと、前記表示部材ホルダーに対し前後に揺動可能に設けられるとともに、前記表示部材を前記表示部材ホルダーに接続するリンク部材と、前記リンク部材を駆動する駆動部材と、前記表示部材を前記表示部材ホルダー側に引き付ける付勢部材と、を備え、前記駆動部材は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記リンク部材を前方側に揺動させることを特徴とする表示装置を提供する。
本発明に係る表示装置では、表示部材を表示部材ホルダー側に引き付ける付勢部材の付勢力に抗して、駆動部材がリンク部材を前方側に揺動させ、リンク部材を介し表示部材を傾けることができる。このため、簡単な構造で適切に表示部材を傾けることができる。
本発明を適用した第1の実施の形態に係る車載装置の外観構成を示す斜視図である。 モニターを上方側から見た平面図である。 モニターを後方側から見た図である。 表示部材ホルダーを後方側から見た斜視図である。 駆動部材を後方側から見た斜視図である。 表示部材を左右方向に傾斜させた状態においてモニターを後方側から見た図である。 表示部材を左右方向に傾斜させた状態においてモニターを上方側から見た平面図である。 表示部材を右側に傾斜させた状態においてモニターを上方側から見た平面図である。 第2の実施の形態において、モニターを上方側から見た平面図である。 表示部材を左右方向に傾斜させた状態においてモニターを上方側から見た平面図である。 第3の実施の形態モニターを前方側から見た斜視図である。 モニターを上方側から見た平面図である。 モニターを後方側から見た図である。 表示部材及びチルト機構を上方側から見た平面図である。 表示部材を左右方向に傾斜させた状態においてモニターを上方側から見た平面図である。 表示部材を左右方向に傾斜させた状態においてモニターを上方側から見た平面図である。 第4の実施の形態のモニターを前方側から見た斜視図である。 モニターを上方側から見た平面図である。 モニターを後方側から見た図である。 表示部材及びチルト機構を上方側から見た平面図である。 表示部材を左右方向に傾斜させた状態においてモニターを上方側から見た平面図である。 表示部材を左右方向に傾斜させた状態においてモニターを上方側から見た平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態に係る車載装置10の外観構成を示す斜視図である。
車載装置10は、画像を表示するモニター11(表示装置)を備え、車両内に配置されるものであり、例えば、カーナビゲーション装置である。車載装置10は、音声を再生する機能も有する。すなわち、車載装置10はオーディオ装置でもある。
車載装置10は、例えば、自動車の車室内のダッシュボードに設けられる。車載装置10は、上記ダッシュボード内に埋め込むようにして配置される箱状の本体部12と、上記モニター11とを備える。
本体部12内には、電子基板や、記録媒体としてのディスクの情報を読み取るディスク装置等が収納される。
モニター11は、本体部12の前面に取り付けられ、モニター11を視認するユーザーの側を向いて配置される。
以下の説明では、モニター11側から見てユーザー側の方向を前方向、モニター11の後方を後方向、水平且つ前後方向に対し直交する方向を左右方向、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。図1には、方向を示す矢印が、前方Fr、後方Re、左方L、右方R、上方U、及び下方Dで示される。
モニター11は、各種の画像(静止画像、動画像、映像)を表示する表示部材20と、表示部材20の後方に配置され、表示部材20を支持する表示部材ホルダー21とを備える。モニター11は、表示部材ホルダー21が本体部12の前面に固定されることで、本体部12に取り付けられる。表示部材20は、例えば液晶ディスプレイであるが、表示機能を有するものであれば液晶ディスプレイに限定されない。
図2は、モニター11を上方側から見た平面図である。図3は、モニター11を後方側から見た図である。
図1〜図3を参照し、モニター11は、表示部材ホルダー21に対し表示部材20を左右に傾けることが可能なチルト機構22を備える。
チルト機構22は、表示部材20の上面側で表示部材20と表示部材ホルダー21とを接続する左右一対のリンク部材23L,23Rと、表示部材20の下面側で表示部材20と表示部材ホルダー21とを接続する左右一対のリンク部材24L,24Rと、リンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rを駆動する駆動部材25と、リンク部材23L,23R同士とリンク部材24L,24R同士を引き付けるように力を加えることでリンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rを介して表示部材20を表示部材ホルダー21側に引き付ける付勢部材26,26と、駆動部材25を左右に駆動する駆動部27とを備える。
駆動部27は、モーター28と、駆動部材25に噛み合うギア29と、モーター28とギア29との間に介装されるトルクリミッター30とを備える。
表示部材20は、正面視で左右方向に長い長方形状の板部材であり、画像を表示する表示面20aを前面に備える。
表示部材20の上面及び下面の左右の両端部には、上下方向に突出する表示部材側回動軸20bがそれぞれ設けられる。
図4は、表示部材ホルダー21を後方側から見た斜視図である。
図1〜図4を参照し、表示部材ホルダー21は、正面視で左右方向に長い長方形状であり、略全体が表示部材20に後方から重なる。
表示部材ホルダー21は、表示部材20の後面に対向するホルダー前面部31と、ホルダー前面部31の上縁から後方に延出するホルダー上面部32と、ホルダー前面部31の下縁から後方に延出するホルダー下面部33とを備える。
ホルダー上面部32の左右の両端部には、左右方向に直線状に延びるスリット状のガイド溝32a,32aが設けられる。
ホルダー下面部33の左右の両端部には、左右方向に直線状に延びるスリット状のガイド溝33a,33aが設けられる。
ホルダー前面部31の後面には、後方に突出するガイド突起31aが複数設けられる。ガイド突起31aは、ホルダー前面部31の後面の上部に左右一対設けられ、ホルダー前面部31の後面の下部に左右一対設けられる。ガイド突起31aは、ガイド溝32a,32aに対し、表示部材ホルダー21の左右の中央側に配置される。
ホルダー前面部31の後面において表示部材ホルダー21の左右の中央部には、上部側から順に、ギア29を軸支するギア支持軸31bと、トルクリミッター30を軸支するトルクリミッター支持軸31cと、モーター28を支持するモーター支持部31dとが設けられる。
上側のリンク部材23L,23Rは、ホルダー上面部32の上面に沿うように延びる板部材である。リンク部材23L,23Rは、ホルダー上面部32から左右方向の外側且つ前方にそれぞれ延びて表示部材20の上面の左右の端部に連結される。
リンク部材23L,23Rは、下方に突出するホルダー側回動軸35,35を、左右方向の内側端部に備える。詳細には、ホルダー側回動軸35,35は、ホルダー上面部32のガイド溝32a,32aに上方から挿通されてホルダー上面部32に連結される。
また、リンク部材23L,23Rは、表示部材20の表示部材側回動軸20b,20bが下方から挿入される連結孔36,36を、左右方向の外側端部に備える。
リンク部材23L,23Rは、表示部材側回動軸20b,20b及びホルダー側回動軸35,35を介し、表示部材20及び表示部材ホルダー21に対し回動自在に連結される。
さらに、リンク部材23L,23Rは、スプリング保持部37,37を、左右方向の内側端部に備える。スプリング保持部37,37は、下方に延びるピン状であり、ホルダー側回動軸35,35に対し、左右の内側且つ後方側に設けられる。
下側のリンク部材24L,24Rは、上側のリンク部材23L,23Rと上下で対称に設けられる。
リンク部材24L,24Rは、ホルダー下面部33の下面に沿うように延びる板部材である。リンク部材24L,24Rは、ホルダー下面部33から左右方向の外側且つ前方にそれぞれ延びて表示部材20の下面の左右の端部に連結される。
リンク部材24L,24Rは、上方に突出するホルダー側回動軸39,39を、左右方向の内側端部に備える。詳細には、ホルダー側回動軸39,39は、ホルダー下面部33のガイド溝33a,33a(図4)に下方から挿通されてホルダー下面部33に連結される。
また、リンク部材24L,24Rは、表示部材20の表示部材側回動軸20b,20bが上方から挿入される連結孔(不図示)を、左右方向の外側端部に備える。
リンク部材24L,24Rは、表示部材側回動軸20b,20b及びホルダー側回動軸39,39を介し、表示部材20及び表示部材ホルダー21に対し回動自在に連結される。
さらに、リンク部材24L,24Rは、スプリング保持部41,41(図3)を、左右方向の内側端部に備える。スプリング保持部41,41は、上方に延びるピン状であり、ホルダー側回動軸39,39に対し、左右の内側且つ後方側に設けられる。
図5は、駆動部材25を後方側から見た斜視図である。
図2〜図5を参照し、駆動部材25は、後方側から見ると、略矩形の枠状である。
駆動部材25は、ホルダー前面部31の後面に沿うように配置される板部材であり、ホルダー上面部32とホルダー下面部33との間に配置される。
詳細には、駆動部材25は、互いに上下に離間して左右方向に延びる上板部50及び下板部51と、上板部50及び下板部51の左右の端部を上下に連結する一対の上下連結部52,52とを備える。駆動部材25の枠形状の内側は矩形の開口25aとなっている。
上板部50の上縁部の左右の両端部には、左右方向の外側に突出する押圧部50a,50aが設けられる。
上板部50において押圧部50a,50aの下方には、左右方向に延びるスリット状のガイド孔50b,50bが左右一対設けられる。ガイド孔50b,50bには、ホルダー前面部31の上部のガイド突起31a,31aが前方から挿通される。
上板部50の下縁部には、左右方向に配列されるラックギア50cが設けられる。
下板部51の下縁部の左右の両端部には、左右方向の外側に突出する押圧部51a,51aが設けられる。
下板部51において押圧部51a,51aの上方には、左右方向に延びるスリット状のガイド孔51b,51bが左右一対設けられる。ガイド孔51b,51bには、ホルダー前面部31の下部のガイド突起31a,31aが前方から挿通される。
上下に一対配置される付勢部材26,26は、引張コイルばねである。
上側の付勢部材26は、一端が左側のリンク部材23Lのスプリング保持部37に連結され、他端が右側のリンク部材23Rのスプリング保持部37に連結される。すなわち、上側の付勢部材26は、左右のリンク部材23L,23Rを左右に接続する。上側の付勢部材26は、押圧部50a,50aよりも下方に配置され、表示部材ホルダー21の内側に位置する。
下側の付勢部材26は、一端が左側のリンク部材24Lのスプリング保持部41に連結され、他端が右側のリンク部材24Rのスプリング保持部41に連結される。下側の付勢部材26は、左右のリンク部材24L,24Rを左右に接続する。下側の付勢部材26は、押圧部51a,51aよりも上方に配置され、表示部材ホルダー21の内側に位置する。
付勢部材26,26は、駆動部材25の後方に配置され、駆動部材25に沿って左右方向に延びる。このため、付勢部材26,26をコンパクトに配置できる。
図3に示すように、モーター28、ギア29、及びトルクリミッター30は、駆動部材25の開口25a内に配置され、ホルダー前面部31に支持される。
モーター28は、モーター28の回転軸28aがモーターの本体部28bから上方に延びる向きで配置される。回転軸28aには、ウォームギア28cが設けられる。
モーター支持部31dは、表示部材ホルダー21の後面に立設されてモーターの本体部28bの端部を支持する支持片31d1と、表示部材ホルダー21の後面の後面を貫通してモーターの本体部28bから逃げる逃げ孔部31d2とを備える。なお、支持片31d1は、モーターの本体部28bの上下に対応する位置に一対設けられても良い。
ギア29は、駆動部材25のラックギア50cに噛み合う出力ギア部29aと、トルクリミッター30に噛み合う入力ギア部29bとを備える。
トルクリミッター30は、ウォームギア28cに噛み合う第1ギア部30aと、ギア29の入力ギア部29bに噛み合う第2ギア部30bとを備える。
トルクリミッター30は、ウォームギア28cとギア29との間の伝達トルクが所定値を超えると、第1ギア部30aと第2ギア部30bとが相対回転することで、伝達トルクを制限する。
図1〜図3では、モニター11は、表示部材20が左右に傾かずに正面を向く「中立状態」が示されている。
「中立状態」では、駆動部材25は、表示部材ホルダー21の左右の中央部に位置し、リンク部材23L,23Rのホルダー側回動軸35,35は、表示部材ホルダー21のガイド溝32a,32aの左右の内端側に寄せられている。本第1の実施の形態では、ホルダー側回動軸35,35は、ガイド溝32a,32aの左右の内端に当接している。
「中立状態」では、上側の付勢部材26は、自由長から伸ばされた状態でセットされており、スプリング保持部37,37を介してリンク部材23L,23Rを左右方向の内側に引っ張り、ホルダー側回動軸35,35をガイド溝32a,32aの左右の内端側に寄せる。
同様に、下側の付勢部材26は、スプリング保持部41,41を介してリンク部材24L,24Rを左右方向の内側に引っ張り、ホルダー側回動軸39,39を表示部材ホルダー21のガイド溝33a,33aの左右の内端側に寄せる。
「中立状態」では、表示部材20は、リンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rによって後方に引き付けられ、表示部材20の後面が表示部材ホルダー21の前面に当接する。これにより、表示部材20は左右に傾いていない状態となる。すなわち、付勢部材26,26は、表示部材20を表示部材ホルダー21側へ引き付ける付勢力を発生させ、ホルダー側回動軸35,39を回転軸としてリンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rを後面方向に回転させる力(図2に矢印で図示)を発生させる。
図2では、駆動部材25は、押圧部50a,50aの部分の外形のみが図示されている。「中立状態」では、駆動部材25の押圧部50a,50aとホルダー側回動軸35,35との間には、左右方向に隙間Sが設けられており、押圧部50a,50aはホルダー側回動軸35,35に当接していない。
同様に、押圧部51a,51aとホルダー側回動軸39,39との間にも、左右方向に隙間S(図3)が設けられる。
図6は、表示部材20を左右方向に傾斜させた状態においてモニター11を後方側から見た図である。図7は、表示部材20を左右方向に傾斜させた状態においてモニター11を上方側から見た平面図である。なお、図7では、駆動部材25は、押圧部50a,50aの部分の外形のみが図示されている。
図6及び図7では、表示部材20を左右の一方側(左側)に傾斜させた「傾斜状態」が示されている。
モーター28の駆動によってウォームギア28cが回転されると、トルクリミッター30及びギア29を介して駆動部材25が左右方向に移動し、モニター11は「傾斜状態」となる。
詳細には、駆動部材25は、付勢部材26,26を伸ばしながら左側にスライド移動し、左側の押圧部50a,51aによって、左側のホルダー側回動軸35,39を押圧する。すなわち、駆動部材25は、付勢部材26,26の付勢力に抗して左右方向に移動する。
左側の押圧部50a,51aによって押圧されるホルダー側回動軸35,39は、ガイド溝32a,33a内を、ガイド溝32a,33aの左右の外端側に移動する。これにより、表示部材20の右側の表示部材側回動軸20bを回転軸として後面側から前面側に回転する力(図7に矢印で図示)が発生し、左側のリンク部材23L,24Lが前方側に揺動し、左側の表示部材側回動軸20b,20bが前方に移動することで、表示部材20が左側に傾斜する。
また、図6及び図7に示すように、「中立状態」に対し駆動部材25が左側に移動すると、右側の押圧部50a,51aは、右側のホルダー側回動軸35,39からさらに離れ、隙間Sが大きくなる。この状態では、右側のリンク部材23R,24Rは、付勢部材26,26によって左側に引っ張られるが、ホルダー側回動軸35,39が右側のガイド溝32a,32aの左右の内端に当接することで、移動を規制される。すなわち、右側のリンク部材23R,24Rの姿勢は、「中立状態」と「傾斜状態」との間でほとんど変化しない。表示部材20は、右側の表示部材側回動軸20bを中心として図7中で半時計方向に回転するが、表示部材20の表示部材ホルダー21に当接している曲面部20cは、表示部材側回動軸20bを中心とする円弧形状であるため、表示部材20が回転しても右側の表示部材側回動軸20bの位置は変わらない。よって、この表示部材側回動軸20bに係合しているリンク部材23R,24Rの姿勢も変化しない。すなわち、モニター11は、表示部材20を左側に傾斜させた際に、右側のリンク部材23R,24Rの姿勢が、「中立状態」と「傾斜状態」との間で変化しないように設計されている。
このため、表示部材20を左右の一方側(左側)に傾斜させた場合であっても、左右の他方側(右側)では、表示部材20の姿勢の変化が少なく、表示部材20を適切に左右に傾斜させることができる。
また、表示部材20の後面の左右の端部に設けられる曲面部20cは、上面視で曲面状である。表示部材20は、左右に傾斜する際、曲面部20cを介してホルダー前面部31に当接する。このため、表示部材20をスムーズに傾斜させることができる。
付勢部材26,26の付勢力は、駆動部材25とリンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rとの間に作用している。このため、駆動部材25とリンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rとの間のガタツキを付勢力によって低減でき、表示部材20を適切に左右に傾斜させることができる。
「中立状態」では、駆動部材25とリンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rとの間に隙間Sが設定されているため、表示部材20の後面が表示部材ホルダー21の前面に良好に当接する。しかし、「傾斜状態」では、駆動部材25とリンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rとの間のガタツキ(隙間)は小さいことが望ましい。モニター11では、付勢部材26,26の付勢力によって上記ガタツキを効果的に低減できる。
図8は、表示部材20を右側に傾斜させた状態においてモニター11を上方側から見た平面図である。
モーター28の駆動によって図7の場合とは逆方向にウォームギア28cが回転されると、図8に示すように、モニター11は右側に傾斜する「傾斜状態」となる。
詳細には、駆動部材25は、付勢部材26,26を伸ばしながら右側にスライド移動し、右側の押圧部50a,51aによって、右側のホルダー側回動軸35,39を押圧する。なお、左側の押圧部50a,51aは、左側のホルダー側回動軸35,39からさらに離れ、隙間Sが大きくなる。
右側の押圧部50a,51aによって押圧されるホルダー側回動軸35,39は、ガイド溝32a,33a内を、ガイド溝32a,33aの左右の外端側に移動する。これにより、右側のリンク部材23R,24Rが前方側に揺動し、右側の表示部材側回動軸20b,20bが前方に移動することで、表示部材20が右側に傾斜する。この状態では、左側のリンク部材23L,24Lの姿勢は、「中立状態」と「傾斜状態」との間でほとんど変化しない。
表示部材20は、左側の表示部材側回動軸20bを中心として図8中で時計方向に回転するが、表示部材20の表示部材ホルダー21に当接している曲面部20cは、表示部材側回動軸20bを中心とする円弧形状であるため、表示部材20が回転しても左側の表示部材側回動軸20bの位置は変わらない。よって、この表示部材側回動軸20bに係合しているリンク部材23L,24Lの姿勢も変化しない。すなわち、モニター11は、表示部材20を右側に傾斜させた際に、左側のリンク部材23L,24Lの姿勢が、「中立状態」と「傾斜状態」との間で変化しないように設計されている。
図7及び図8では、表示部材20を左右の限界位置まで傾斜させた状態が示されるが、表示部材20は、モーター28の回転量の調整によって、「中立状態」と左右の限界位置との間の任意の傾斜状態にセットされることができる。
表示部材20の傾斜の限界位置は、ホルダー側回動軸35,39が、ガイド溝32a,33aの左右方向の外端に突き当たることで決まる。
チルト機構22では、モーター28は、ウォームギア28cを介して、駆動部材25、リンク部材23R,24R、及びリンク部材24L,24Rを駆動する。これにより、ウォームギア28cの進み角が小さいことによるセルフロック作用によって、表示部材20を強固に保持できる。このため、表示部材20に対し、表示部材20の左右の傾斜を変化させる外力が作用した場合であっても、表示部材20を任意の傾斜角に保持しておくことができる。
ただし、表示部材20に過度の外力が作用した場合は、表示部材20に連結されている関連部材の破損防止のために、トルクリミッター30の第1ギア部30aと第2ギア部30bとが相対回転する。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、モニター11は、表示部材20と、表示部材20の後方に配置される表示部材ホルダー21と、表示部材ホルダー21に対し前後に揺動可能に設けられるとともに、表示部材20を表示部材ホルダー21に接続するリンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rと、リンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rを駆動する駆動部材25と、表示部材20を表示部材ホルダー21側に引き付ける付勢部材26,26と、を備え、駆動部材25は、付勢部材26,26の付勢力に抗してリンク部材23L,24L及びリンク部材23R,24Rを前方側に揺動させる。この構成によれば、表示部材20を表示部材ホルダー21側に引き付ける付勢部材26,26の付勢力に抗して、駆動部材25がリンク部材23L,24L及びリンク部材23R,24Rを前方側に揺動させ、リンク部材23L,24L及びリンク部材23R,24Rを介し表示部材20を傾けることができる。このため、簡単な構造で適切に表示部材20を傾けることができる。
また、リンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rは、互いに左右に離間して表示部材ホルダー21に左右一対で設けられ、駆動部材25は、左右のリンク部材23L,23Rの間、及び、左右のリンク部材24L,24Rの間で左右に移動可能に配置され、左右のリンク部材の一方(例えば、左側であればリンク部材23L,24L)を押圧して前方側へ揺動させる。この構成によれば、駆動部材25がリンク部材23L,24Lを押圧することで表示部材20を傾けることができるため、簡単な構造で表示部材20を傾けることができる。また、駆動部材25は、左右のリンク部材の他方側のリンク部材23R,24Rの姿勢を変化させずに、一方側のリンク部材23L,24Lを押圧できるため、適切に表示部材20を傾けることができる。
また、上側の付勢部材26は、左右のリンク部材23L,23Rを左右に接続するばねであり、両端が異なるリンク部材23L,23Rに接続されて、左右のリンク部材23L,23Rを引き寄せる力を生じさせる。下側の付勢部材26は、左右のリンク部材24L,24Rを左右に接続するばねであり、両端が異なるリンク部材24L,24Rに接続されて、左右のリンク部材24L,24Rを引き寄せる力を生じさせる。この構成によれば、1つの付勢部材26によって、左右のリンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rをそれぞれ適切に付勢できる。また、付勢部材26を前後にコンパクトに配置できる。さらに、リンク部材23L,23R及びリンク部材24L,24Rのガタツキを付勢力によって低減できる。
また、リンク部材23L,23Rは、左右方向の内側端部が、ホルダー側回動軸35,35によって表示部材ホルダー21に連結され、左右方向の外側端部が、表示部材側回動軸20b,20bによって表示部材20に連結される。リンク部材24L,24Rは、左右方向の内側端部が、ホルダー側回動軸39,39によって表示部材ホルダー21に連結され、左右方向の外側端部が、表示部材側回動軸20b,20bによって表示部材20に連結される。表示部材ホルダー21は、左右方向に延びるガイド溝32a,32a及びガイド溝33a,33aを備え、駆動部材25がリンク部材の一方(例えば、左側であればリンク部材23L,24L)を押圧すると、左側のホルダー側回動軸35,39がガイド溝32a,33aに沿って移動してリンク部材23L,24Lが前方側に揺動する。この構成によれば、表示部材ホルダー21のガイド溝32a,33aによって、ホルダー側回動軸35,39を介してリンク部材23L,24Lの前方への揺動をガイドできる。このため、適切に表示部材20を傾けることができる。
さらに、駆動部材25を駆動するモーター28が設けられ、モーター28はウォームギア28cを介して駆動部材25を駆動する。この構成によれば、モーター28による駆動によって表示部材20を自動で傾けることができる。また、ウォームギア28cによるセルフロックの作用によって駆動部材25の移動を規制でき、表示部材20を任意の傾斜位置に保持できる。ただし、表示部材20に過度の外力が作用した場合は、表示部材20に連結されている関連部材の破損防止のために、トルクリミッター30の第1ギア部30aと第2ギア部30bとが相対回転する。
[第2の実施の形態]
以下、図9及び図10を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、左右のリンク部材223L,223Rが、上記第1の実施の形態に比して左右の内側に設けられる点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図9は、第2の実施の形態において、モニター211を上方側から見た平面図である。図10は、表示部材20を左右方向に傾斜させた状態においてモニター211を上方側から見た平面図である。
モニター211は、チルト機構222を備える。チルト機構222は、表示部材20の上面側で表示部材20と表示部材ホルダー21とを接続する左右一対のリンク部材223L,223R及び駆動部材225を備える。リンク部材223L,223Rは、上記第1の実施の形態のリンク部材23L,23Rに比して、左右方向の内側に配置される。
また、上記第1の実施の形態のリンク部材24L,24Rに替えて設けられる下側のリンク部材(不図示)も、リンク部材24L,24Rに比して左右方向の内側に配置される。この下側のリンク部材側の構成は、リンク部材223L,223R側の構成と上下で対称であるため、詳細な説明は省略する。
リンク部材223L,223Rは、ホルダー側回動軸35,35、連結孔36,36、及びスプリング保持部37,37を備える。
表示部材ホルダー21のガイド溝232a,232a、表示部材20の表示部材側回動軸220b,220b、及び駆動部材225の押圧部250a,250aは、リンク部材223L,223Rに合わせ、上記第1の実施の形態に比して、左右方向の内側に配置される。
スプリング保持部37,37は、付勢部材226によって左右に連結され、付勢部材226の付勢力によって左右方向の内側に引っ張られる。
モーター28の駆動によって駆動部材225が左側に移動すると、押圧部250aによって押されるホルダー側回動軸35がガイド溝232aを左右方向の外側に移動し、リンク部材223Lが前方に揺動する。これにより、表示部材20が左側に傾斜する。
本第2の実施の形態では、リンク部材223L,223Rが左右方向の内側に配置されるため、駆動部材225の左右の移動量を小さくできる。このため、駆動部材225の左右の側方に部品等の配置スペースを確保し易い。
また、本第2の実施の形態では、表示部材20の左右の端部よりも左右方向の内側に大きく離れた位置でリンク部材223L,223Rによって表示部材20を前方へ揺動させるため、表示部材20の傾斜角度を大きくできる。
[第3の実施の形態]
以下、図11〜図16を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第3の実施の形態は、リンク部材等の構造が、上記第1の実施の形態と異なる。
図11は、第3の実施の形態のモニター311(表示装置)を前方側から見た斜視図である。
モニター311は、表示部材320と、表示部材320の後方に配置され、表示部材320を支持する表示部材ホルダー321とを備える。モニター311は、表示部材ホルダー321が本体部12(図1)の前面に固定されることで、本体部12に取り付けられる。
図12は、モニター311を上方側から見た平面図である。図13は、モニター311を後方側から見た図である。
図11〜図13を参照し、モニター311は、表示部材ホルダー321に対し表示部材320を左右に傾けることが可能なチルト機構322を備える。
チルト機構322は、表示部材320と表示部材ホルダー321とを接続する左右一対のリンク部材323L,323Rと、駆動部材325と、表示部材320を表示部材ホルダー321側に引き付ける付勢部材326,326と、駆動部27とを備える。
図14は、表示部材320及びチルト機構322を上方側から見た平面図である。図14では、表示部材ホルダー321及び駆動部27は不図示である。
図11〜図14を参照し、表示部材320は、正面視で左右方向に長い長方形状の板部材であり、画像を表示する表示面320aを前面に備える。
表示部材320の上面部及び下面部の左右の両端部には、後面から後方に突出する突出部320bがそれぞれ設けられる。また、表示部材320の上面部及び下面部の左右の両端部には、上下方向に窪む段部320cがそれぞれ設けられる。各段部320cにおいて突出部320bの部分には、上下方向に突出する連結軸320dが設けられる。
表示部材ホルダー321は、前面が開口した箱状部材である。表示部材ホルダー321は、正面視で左右方向に長い長方形状であり、表示部材320に後方から重なり、内部に表示部材320を収納する。
表示部材ホルダー321は、表示部材320の後面に対向する長方形状のホルダー後面部331と、ホルダー後面部331の上縁から前方に延出するホルダー上面部332と、ホルダー後面部331の下縁から前方に延出するホルダー下面部333と、ホルダー後面部331の左右の側縁から前方に延出する一対のホルダー側面部334,334とを備える。表示部材ホルダー321の前面は、全体が開口335となっている。
表示部材320は、開口335から表示部材ホルダー321内に配置され、表示部材ホルダー321内に収納される。
ホルダー後面部331の上端部の左右の端部及び下端部の左右の端部には、ホルダー後面部331を前後に貫通するスリット状の孔部331aがそれぞれ設けられる。
ホルダー後面部331の後面には、ガイド突起31a、ギア支持軸31b、トルクリミッター支持軸31c、及びモーター支持部31dが設けられる。
ホルダー上面部332の左右の端部及びホルダー下面部333の左右の端部には、前後に延びるスリット状の連結軸ガイド溝336がそれぞれ設けられる。
また、ホルダー上面部332の左右の端部及びホルダー下面部333の左右の端部には、軸支持部337がそれぞれ設けられる。軸支持部337は、ホルダー上面部332及びホルダー下面部333を貫通する丸孔である。軸支持部337は、連結軸ガイド溝336よりも左右方向の内側に配置される。
連結軸ガイド溝336は円弧形状に前後に延び、連結軸ガイド溝336の円弧の中心は左右の反対側の連結軸ガイド溝336の後方側端部に位置する。
連結軸ガイド溝336の内側から、表示部材320の連結軸320dが外側へ貫通する。表示部材320は、左右片方の連結軸ガイド溝336に沿った軌跡で左右に回動する。
左右一対のリンク部材323L,323Rは、表示部材320の上面側と下面側とにそれぞれ配置され、上面側と下面側とで上下に対称に設けられる。ここでは、主として上面側のものを参照して説明する。
リンク部材323L,323Rは、表示部材320の上面及び下面に沿うように延びる板部材である。
各リンク部材323L,323Rは、左右方向に延びる腕部338と、腕部338の左右の内端部から後方に延びる被押圧部339とを備え、腕部338及び被押圧部339によって平面視で略L字状に形成される。
リンク部材323L,323Rは、腕部338の左右の内端部から上下方向に突出する軸部340と、腕部338の左右の外端部に設けられる連結部341と、被押圧部339の後端部から上下方向に突出するピン状の突起339aとを備える。
詳細には、上側のリンク部材323L,323Rでは、軸部340は上方に突出し、被突起339aは下方に突出する。
下側のリンク部材323L,323Rでは、軸部340は下方に突出し、被押圧部339は上方に突出する。
リンク部材323L,323Rは、軸部340がホルダー上面部332及びホルダー下面部333の軸支持部337に軸支されることで、表示部材ホルダー321に回動可能に支持される。上側のリンク部材323L,323Rでは、軸部340は、軸支持部332bに下方から挿通される。下側のリンク部材323L,323Rでは、軸部340は、軸支持部332bに上方から挿通される。
軸部340は、上記L字の延在方向において、連結部341と突起339aとの間に設けられる。軸部340は、平面視において連結部341を連結部341の延在方向に延長した延長線と、平面視において突起339aから連結部341の上記延長線に向かって直交する直線とが交差する交点部に設けられる。
リンク部材323L,323Rの連結部341は、左右方向に延びる長孔である。リンク部材323L,323Rは、連結部341に表示部材320の連結軸320dが連結されることで、表示部材320に回動可能に連結される。すなわち、リンク部材323L,323Rは、表示部材320を表示部材ホルダー321に接続する。
上側のリンク部材323L,323Rでは、連結軸320dは、連結部341に下方から挿通される。下側のリンク部材323L,323Rでは、連結軸320dは、連結部341に上方から挿通される。
リンク部材323L,323Rの被押圧部339の突起339aには、駆動部材325が左右方向の内側から当接可能である。
リンク部材323L,323Rは、表示部材320の上面部及び下面部に設けられる段部320cに配置され、表示部材320とホルダー上面部332との間、及び、表示部材320とホルダー下面部333との間に位置する。これにより、リンク部材323L,323Rを表示部材ホルダー321の内側に隠すことができ、外観性が良い。
リンク部材323L,323R、及び、モニター311の突出部320bは、ホルダー後面部331の各孔部331aを前後に通る。
図13を参照し、駆動部材325は、ホルダー後面部331の後面に沿うように設けられる略矩形の枠状である。
駆動部材325は、上板部50、下板部51、上下連結部52,52、開口25a、ガイド孔50b、及びラックギア50cを備える。
上板部50の上縁部の左右の両端部及び下板部51の左右の両端部には、突起339aに当接可能な押圧部350aが設けられる。
上下に一対配置される付勢部材326,326は、左右方向に延びる引張コイルばねである。
付勢部材326,326は、一端が左側のリンク部材323Lの突起339aに連結され、他端が右側のリンク部材323Rの突起339aに連結される。突起339aは、押圧部350aによって押圧される部分であるとともに、付勢部材326を保持するスプリング保持部である。
各付勢部材326は、突起339aを介し、左右のリンク部材323L,323Rを左右に接続する。付勢部材326は、上下方向では、押圧部350aとガイド突起31aとの間に配置される。
図11〜図14では、モニター311は、表示部材320が左右に傾かずに正面を向く「中立状態」が示されている。
「中立状態」では、図13に示すように、駆動部材325は、表示部材ホルダー321の左右の中央部に位置する。
「中立状態」では、リンク部材323L,323Rは、付勢部材326によって左右方向の内側に引っ張られることで、軸部340を回動中心として腕部338が後方に揺動する向きに付勢されている。これにより、リンク部材323L,323Rは、腕部338の連結部341及び連結軸320dを介し、表示部材320を後方側に引き付け、表示部材320の後面をホルダー後面部331側に寄せる。
すなわち、付勢部材326は、表示部材320を表示部材ホルダー321側へ引き付ける付勢力を発生させる。
図14では、駆動部材325は、押圧部350a,350aの部分の外形のみが図示されている。
「中立状態」では、駆動部材325の押圧部350a,350aと突起339a,339aとの間には、左右方向に隙間Sが設けられており、押圧部350a,350aは突起339a,339aに当接していない。
図15及び図16は、表示部材320を左右方向に傾斜させた状態においてモニター311を上方側から見た平面図である。なお、図16では、表示部材ホルダー321及び駆動部27は不図示であるとともに、駆動部材325は、押圧部350a,350aの部分の外形のみが図示されている。
図15及び図16では、表示部材320を左右の一方側(左側)に傾斜させた「傾斜状態」が示されている。
モーター28の駆動によってウォームギア28cが回転されると、トルクリミッター30及びギア29を介して駆動部材325が左右方向に移動し、モニター311は「傾斜状態」となる。
詳細には、駆動部材325は、付勢部材326,326を伸ばしながら左側にスライド移動し、左側の押圧部350a,350aによって、左側の突起339a,339aを押圧する。すなわち、駆動部材325は、付勢部材326,326の付勢力に抗して左右方向に移動する。
左側のリンク部材323L,323Lは、駆動部材325によって突起339a,339aが押圧されると、軸部340を回動中心として腕部338が前方に揺動する。これにより、左側の連結軸320d,320dが前方に移動することで、表示部材320が左側に傾斜する。
詳細には、連結軸320dは、表示部材ホルダー321の連結軸ガイド溝336にガイドされ、連結軸ガイド溝336内を前方に移動するとともに、リンク部材323Lの連結部341内を左右方向の内側に移動して、左右の軸部340,340の中心同士を結ぶ直線を越えてから外側に移動する。
連結軸ガイド溝336は、円弧形状に前後に延び、連結軸ガイド溝336の円弧の中心は、左右の反対側の連結軸ガイド溝336の後方側端部に位置する。リンク部材323Lの前方への揺動は、連結軸320dが連結軸ガイド溝336の前端に当接することで規制される。
また、図16に示すように、「中立状態」に対し駆動部材325が左側に移動すると、右側の押圧部350aは、右側の突起339aからさらに離れ、隙間Sが大きくなる。この状態では、右側のリンク部材323R,323Rは、付勢部材326,326によって左側に引っ張られ、表示部材320の後面の右端部をホルダー後面部331側に引き寄せる。
表示部材320は、左側の連結軸320dを中心として図中の半時計方向に回転するが、右側の連結軸320dは、連結軸ガイド溝336の後方側端部に当接したままなので、位置は変わらない。よって、この連結軸320dに係合している右側のリンク部材323R,323Rの姿勢は「中立状態」と「傾斜状態」との間で変化しない。このため、表示部材320を左右の一方側(左側)に傾斜させた場合であっても、左右の他方側(右側)では、表示部材320の姿勢の変化が少なく、表示部材320を適切に左右に傾斜させることができる。
表示部材320は、モーター28が図15の場合とは逆方向に回転されることで、右側に傾斜する。また、表示部材320は、モーター28の回転量の調整によって、任意の傾斜状態にセットされることができる。
以上説明したように、本発明を適用した第3の実施の形態によれば、モニター311は、表示部材320と、表示部材320の後方に配置される表示部材ホルダー321と、表示部材ホルダー321に対し前後に揺動可能に設けられるとともに、表示部材320を表示部材ホルダー321に接続するリンク部材323L,323Rと、リンク部材323L,323Rを駆動する駆動部材325と、表示部材320を表示部材ホルダー321側に引き付ける付勢部材326と、を備え、駆動部材325は、付勢部材326の付勢力に抗してリンク部材323L,323Rを前方側に揺動させる。この構成によれば、表示部材320を表示部材ホルダー321側に引き付ける付勢部材326の付勢力に抗して、駆動部材325がリンク部材323L,323Rを前方側に揺動させ、リンク部材323L,323Rを介し表示部材320を傾けることができる。このため、簡単な構造で適切に表示部材320を傾けることができる。
また、リンク部材323L,323Rは、駆動部材325によって押圧される被押圧部339と、表示部材320に回動可能に連結される連結部341と、被押圧部339と連結部341との間に設けられ、表示部材ホルダー321に回動可能に支持される軸部340とを備え、駆動部材325が被押圧部339を押圧すると、リンク部材323Lは、軸部340を中心に前方に揺動する。この構成によれば、表示部材ホルダー321に回動可能に支持される軸部340を中心に揺動するリンク部材323Lによって、簡単な構造で表示部材320を傾けることができる。
また、連結部341は、表示部材320に設けられる連結軸320dが挿通される長孔であり、表示部材ホルダー321は、連結軸320dが挿入される連結軸ガイド溝336を備え、連結軸ガイド溝336は、リンク部材323L,323Rの揺動の軌跡に沿うように前後方向に延びる。この構成によれば、表示部材ホルダー321に設けられて前後方向に延びる連結軸ガイド溝336によって、前後に揺動するように表示部材320をガイドできる。このため、適切に表示部材320を傾けることができる。
[第4の実施の形態]
以下、図17〜図22を参照して、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第4の実施の形態は、リンク部材等の構造が、上記第1の実施の形態と異なる。
図17は、第4の実施の形態モニター411(表示装置)を前方側から見た斜視図である。
モニター411は、表示部材420と、表示部材420の後方に配置され、表示部材420を支持する表示部材ホルダー421とを備える。モニター411は、表示部材ホルダー421が本体部12(図1)の前面に固定されることで、本体部12に取り付けられる。
図18は、モニター411を上方側から見た平面図である。図19は、モニター411を後方側から見た図である。
図17〜図19を参照し、モニター411は、表示部材ホルダー421に対し表示部材420を左右に傾けることが可能なチルト機構422を備える。
チルト機構422は、表示部材420と表示部材ホルダー421とを接続するリンク部材423と、リンク部材423を駆動する駆動部材425と、表示部材420を表示部材ホルダー421側に引き付ける付勢部材426,426と、駆動部27とを備える。
図20は、表示部材420及びチルト機構422を上方側から見た平面図である。図20では、表示部材ホルダー421及び駆動部27は不図示である。
図17〜図20を参照し、表示部材420は、正面視で左右方向に長い長方形状の板部材であり、画像を表示する表示面420aを前面に備える。
表示部材420の上面部及び下面部の左右の両端部には、後面から後方に突出する突出部420bがそれぞれ設けられる。突出部420bには、上下方向に突出するガイド軸420cが設けられる。
表示部材420の上面部及び下面部の左右の中央部には、上下方向に窪む段部420dが設けられる。
また、表示部材420の上面部及び下面部の左右の中央部には、上下方向に突出する表示部材側被押圧部420eが設けられる。表示部材側被押圧部420eは、表示部材420の左右の中心に対し、左右に振り分けて一対設けられる。表示部材側被押圧部420eは、段部420dに配置される。
さらに、表示部材420の上面部及び下面部には、上下方向に突出するスプリング連結部420fが設けられる。スプリング連結部420fは、段部420d内において表示部材側被押圧部420eの外側方に配置される。スプリング連結部420fは、表示部材420の左右の中心に対し、左右に振り分けて一対設けられる。
表示部材ホルダー421は、前面が開口した箱状部材である。表示部材ホルダー421は、正面視で左右方向に長い長方形状であり、表示部材420に後方から重なり、内部に表示部材420を収納する。
表示部材ホルダー421は、表示部材420の後面に対向する長方形状のホルダー後面部431と、ホルダー後面部431の上縁から前方に延出するホルダー上面部432と、ホルダー後面部431の下縁から前方に延出するホルダー下面部433と、ホルダー後面部431の左右の側縁から前方に延出する一対のホルダー側面部434,434とを備える。表示部材ホルダー421の前面は、全体が開口435(図17)となっている。
表示部材420は、開口435から表示部材ホルダー421内に配置され、表示部材ホルダー421内に収納される。
ホルダー後面部431の上端部の左右の端部及び下端部の左右の端部には、ホルダー後面部431を前後に貫通するスリット状の孔部431aがそれぞれ設けられる。孔部431aには、表示部材420の突出部420bが前後方向に通される。
ホルダー後面部431の後面には、ガイド突起31a、ギア支持軸31b、トルクリミッター支持軸31c、及びモーター支持部31dが設けられる。
ホルダー上面部432の左右の端部及びホルダー下面部433の左右の端部には、前後に延びるスリット状のホルダー側ガイド溝436がそれぞれ設けられる。
ホルダー側ガイド溝436は、平面視において円弧形状で、ホルダー側ガイド溝436の円弧の中心は、左右の反対側のホルダー側ガイド溝436の後方側端部に位置する。
ホルダー上面部432の左右の中央部、及び、ホルダー下面部433の左右の中央部には、中央側軸支持部437がそれぞれ設けられる。中央側軸支持部437は、ホルダー上面部432及びホルダー下面部433を貫通する丸孔である。
また、ホルダー上面部432及びホルダー下面部433において、中央側軸支持部437とホルダー側ガイド溝436との間には、前後に延びる開口部438が左右一対で設けられる。開口部438の後端部には、スプリング連結部438aが設けられる。
リンク部材423は、表示部材420の上面側と下面側とにそれぞれ配置され、上面側と下面側とで上下に対称に設けられる。ここでは、主として上面側のものを参照して説明する。
リンク部材423は、表示部材420の上面及び下面に沿うように延びる板部材である。
リンク部材423は、表示部材420の左右の中央部に配置される中央部440と、中央部440から左右の外側に延出する左右一対の側方延出部441と、中央部440の前端部に設けられる中央連結軸442と、中央部440の後端部に設けられる駆動部材連結軸443とを備える。
リンク部材423は、平面視で略菱形状であり、側方延出部441は、左右の外側に行くほど先細る腕状に形成される。なお、リンク部材423の形は、略菱形形状に限らず、十字型でも、山型でも良い。
中央連結軸442及び駆動部材連結軸443は、表示部材420の左右の中心に対応する位置に配置され、駆動部材連結軸443は中央連結軸442の後方に位置する。
詳細には、上側のリンク部材423では、中央連結軸442は上方に突出し、駆動部材連結軸443は下方に突出する。下側のリンク部材423では、中央連結軸442は下方に突出し、駆動部材連結軸443は上方に突出する。
上下のリンク部材423,423は、中央連結軸442がホルダー上面部432及びホルダー下面部433の中央側軸支持部437に軸支されることで、表示部材ホルダー421に回動可能に支持される。
上側のリンク部材423では、中央連結軸442は、中央側軸支持部437に下方から挿通される。下側のリンク部材423では、中央連結軸442は、中央側軸支持部437に上方から挿通される。
リンク部材423は、駆動部材連結軸443を介して駆動部材425に接続される。
リンク部材423の左右の側方延出部441の先端部は、表示部材420の表示部材側被押圧部420eに後方から当接する。すなわち、表示部材側被押圧部420eは、側方延出部441の前方に配置される。
リンク部材423は、表示部材420の上面部及び下面部に設けられる段部420dに配置され、表示部材420とホルダー上面部432との間、及び、表示部材420とホルダー下面部433との間に位置する。これにより、リンク部材423を表示部材ホルダー421の内側に隠すことができ、外観性が良い。
図19を参照し、駆動部材425は、ホルダー後面部431の後面に沿うように設けられる略矩形の枠状である。
駆動部材425は、上板部50、下板部51、上下連結部52,52、開口25a、ガイド孔50b、及びラックギア50cを備える。
駆動部材425は、上板部50の上縁部及び下板部51の下縁部に、リンク部材423が連結されるリンク連結部445をそれぞれ備える。
リンク連結部445は、リンク部材423の駆動部材連結軸443が挿通されるリンク連結孔445aを備える。リンク連結孔445aは、駆動部材425の左右の中央部に設けられる。リンク連結孔445aは、前後方向に長い長孔である。
付勢部材426は、リンク部材423の左右の側方で前後方向に延びる引張コイルばねである。
左右の各付勢部材426は、一端が開口部438を通って表示部材ホルダー421のスプリング連結部438aに連結され、他端が表示部材420のスプリング連結部420fに連結される。
付勢部材426は、表示部材420を後方に引っ張って、表示部材ホルダー421側に引き付けている。
図17〜図20では、モニター411は、表示部材420が左右に傾かずに正面を向く「中立状態」が示されている。
「中立状態」では、図19に示すように、駆動部材425は、表示部材ホルダー421の左右の中央部に位置する。図20に示すように、「中立状態」では、駆動部材連結軸443は、リンク連結孔445aの後部に位置する。
「中立状態」では、左右の付勢部材426が表示部材420を略均等に表示部材ホルダー421側に引き付けている。この状態では、表示部材420の左右のガイド軸420cが、表示部材ホルダー421の左右のホルダー側ガイド溝436の後方側端部に当接して、表示部材420は「中立状態」に維持されている。
「中立状態」では、リンク部材423の左右の側方延出部441は、左右の表示部材側被押圧部420eから後方側に離間しており、側方延出部441と被押圧部420eとの間には間隙が設けられている。この間隙により、付勢部材426がモニター411を引き付ける力によって表示部材ホルダー421側にモニター411を引き付けて、ガタツキや隙間が無いように位置させることができる。
モニター411は、モーター28、リンク部材423、及び駆動部材425が無い状態であったとしても、「中立状態」において、付勢部材426によって表示部材ホルダー421側に引き付けられている。
図21及び図22は、表示部材420を左右方向に傾斜させた状態においてモニター411を上方側から見た平面図である。なお、図22では、表示部材ホルダー421及び駆動部27は不図示である。
図21及び図22では、表示部材420を左右の一方側(左側)に傾斜させた「傾斜状態」が示されている。
モーター28の駆動によってウォームギア28cが回転されると、トルクリミッター30及びギア29を介して駆動部材425が左右方向に移動し、モニター411は「傾斜状態」となる。
詳細には、駆動部材425が左側にスライド移動すると、リンク連結孔445aを介してリンク部材423が左に引っ張られる。そして、リンク部材423は、左側の付勢部材426及び右側の付勢部材426の付勢力に抗し、中央連結軸442を回動中心として、左側の側方延出部441が前方に移動するように揺動する。これにより、表示部材420は、左側の表示部材側被押圧部420eが左側の側方延出部441によって前方へ押圧され、左側に傾斜する。
この状態では、表示部材ホルダー421に支持されるリンク部材423は、側方延出部441が表示部材側被押圧部420eに当接することで、表示部材ホルダー421と表示部材420とを接続する。
この際、図21に示すように、表示部材420の左側のガイド軸420cは、表示部材ホルダー421の左側のホルダー側ガイド溝436にガイドされ、ホルダー側ガイド溝436内を前方に移動する。ホルダー側ガイド溝436は、リンク部材423の揺動の軌跡に沿うように円弧状に前後に延びる。表示部材420の前方への揺動は、ガイド軸420cがホルダー側ガイド溝436の前端に当接することで規制される。
また、リンク部材423の駆動部材連結軸443(図22)は、リンク連結孔445a内を前方に移動する。
また、図21及び図22に示すように、「中立状態」に対し駆動部材425が左側に移動すると、リンク部材423の右側の側方延出部441は、右側の表示部材側被押圧部420eから後方に離れる。この状態では、右側の表示部材側被押圧部420eの位置は、「中立状態」からほとんど変化しない。
このため、表示部材420を左右の一方側(左側)に傾斜させた場合であっても、左右の他方側(右側)では、表示部材420の姿勢の変化が少なく、表示部材420を適切に左右に傾斜させることができる。
表示部材420は、モーター28が図21の場合とは逆方向に回転されることで、右側に傾斜する。また、表示部材420は、モーター28の回転量の調整によって、任意の傾斜状態にセットされることができる。
以上説明したように、本発明を適用した第4の実施の形態によれば、モニター411は、表示部材420と、表示部材420の後方に配置される表示部材ホルダー421と、表示部材ホルダー421に対し前後に揺動可能に設けられるとともに、表示部材420を表示部材ホルダー421に接続するリンク部材423と、リンク部材423を駆動する駆動部材425と、表示部材420を表示部材ホルダー421側に引き付ける付勢部材426と、を備え、駆動部材425は、付勢部材426の付勢力に抗してリンク部材423を前方側に揺動させる。この構成によれば、表示部材420を表示部材ホルダー421側に引き付ける付勢部材426の付勢力に抗して、駆動部材425がリンク部材423を前方側に揺動させ、リンク部材423を介し表示部材420を傾けることができる。このため、簡単な構造で適切に表示部材420を傾けることができる。
また、リンク部材423は、表示部材ホルダー421の左右の中央部に回動可能に連結される中央連結軸442と、中央連結軸442の後方で駆動部材に対し回動可能に連結される駆動部材連結軸443と、中央連結軸442に対し左右の両側方に延出する一対の側方延出部441とを備え、表示部材420は、一対の側方延出部441の前方に配置される一対の表示部材側被押圧部420eを備え、駆動部材425の左右方向への移動により、駆動部材連結軸443を介しリンク部材423が中央連結軸442を中心に揺動し、一対の表示部材側被押圧部420eの一方が側方延出部441によって押圧される。
この構成によれば、表示部材ホルダー421の左右の中央部に回動可能に連結されるリンク部材423によって表示部材側被押圧部420eを押圧する簡単な構造で表示部材420を傾けることができる。また、一対の表示部材側被押圧部420eの一方が押圧されることで表示部材420を傾けることができるため、簡単な構造で表示部材420を傾けることができるとともに、表示部材側被押圧部420eの他方側にはほとんど影響せずに表示部材420を適切に傾けることができる。
また、付勢部材426は、表示部材420と表示部材ホルダー421とを前後に接続するばねであり、リンク部材423の左右に一対設けられる。この構成によれば、付勢部材426によって、表示部材420を表示部材ホルダー421側に適切に引き付けることができる。
また、表示部材ホルダー421は、表示部材420に設けられるガイド軸420cが挿入されるホルダー側ガイド溝436を備え、ホルダー側ガイド溝436は前後方向に延びる。この構成によれば、ホルダー側ガイド溝436によって、前後に揺動するように表示部材420をガイドできる。このため、適切に表示部材を傾けることができる。
11,211,311,411 モニター(表示装置)
20,320,420 表示部材
20b,220b 表示部材側回動軸
21,321,421 表示部材ホルダー
23L,23R リンク部材
24L,24R リンク部材
25,225,325,425 駆動部材
26,226,326,426 付勢部材
28 モーター
28c ウォームギア
32a,33a,232a ガイド溝
35,39 ホルダー側回動軸
223L,223R リンク部材
323L,323R リンク部材
336 連結軸ガイド溝
339 被押圧部
340 軸部
341 連結部(長孔)
420e 表示部材側被押圧部
423 リンク部材
436 ホルダー側ガイド溝
441 側方延出部
442 中央連結軸
443 駆動部材連結軸

Claims (10)

  1. 表示部材と、
    前記表示部材の後方に配置される表示部材ホルダーと、
    前記表示部材ホルダーに対し前後に揺動可能に設けられるとともに、前記表示部材を前記表示部材ホルダーに接続するリンク部材と、
    前記リンク部材を駆動する駆動部材と、
    前記表示部材を前記表示部材ホルダー側に引き付ける付勢部材と、を備え、
    前記駆動部材は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記リンク部材を前方側に揺動させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記リンク部材は、互いに左右に離間して前記表示部材ホルダーに左右一対で設けられ、
    前記駆動部材は、左右の前記リンク部材の間で左右に移動可能に配置され、左右の前記リンク部材の一方を押圧して前方側へ揺動させることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記付勢部材は、左右の前記リンク部材を左右に接続するばねであり、両端が異なる前記リンク部材に接続されて、左右の前記リンク部材を引き寄せる力を生じさせることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  4. 各前記リンク部材は、左右方向の内側端部が、ホルダー側回動軸によって前記表示部材ホルダーに連結され、左右方向の外側端部が、表示部材側回動軸によって前記表示部材に連結され、
    前記表示部材ホルダーは、左右方向に延びるガイド溝を備え、
    前記駆動部材が前記リンク部材の一方を押圧すると、前記ホルダー側回動軸が前記ガイド溝に沿って移動して前記リンク部材が前方側に揺動することを特徴とする請求項2または3記載の表示装置。
  5. 各前記リンク部材は、前記駆動部材によって押圧される被押圧部と、前記表示部材に回動可能に連結される連結部と、前記被押圧部と前記連結部との間に設けられ、前記表示部材ホルダーに回動可能に支持される軸部とを備え、
    前記駆動部材が前記被押圧部を押圧すると、前記リンク部材は、前記軸部を中心に前方に揺動することを特徴とする請求項2または3記載の表示装置。
  6. 前記連結部は、前記表示部材に設けられる連結軸が挿通される長孔であり、
    前記表示部材ホルダーは、前記連結軸が挿入される連結軸ガイド溝を備え、
    前記連結軸ガイド溝は、前記リンク部材の揺動の軌跡に沿うように前後方向に延びることを特徴とする請求項5記載の表示装置。
  7. 前記リンク部材は、前記表示部材ホルダーの左右の中央部に回動可能に連結される中央連結軸と、前記中央連結軸の後方で前記駆動部材に対し回動可能に連結される駆動部材連結軸と、前記中央連結軸に対し左右の両側方に延出する一対の側方延出部とを備え、
    前記表示部材は、一対の前記側方延出部の前方に配置される一対の表示部材側被押圧部を備え、
    前記駆動部材の左右方向への移動により、前記駆動部材連結軸を介し前記リンク部材が前記中央連結軸を中心に揺動し、一対の前記表示部材側被押圧部の一方が前記側方延出部によって押圧されることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  8. 前記付勢部材は、前記表示部材と前記表示部材ホルダーとを前後に接続するばねであり、前記リンク部材の左右に一対設けられることを特徴とする請求項7記載の表示装置。
  9. 前記表示部材ホルダーは、前記表示部材に設けられるガイド軸が挿入されるホルダー側ガイド溝を備え、前記ホルダー側ガイド溝は前後方向に延びることを特徴とする請求項7または8記載の表示装置。
  10. 前記駆動部材を駆動するモーターが設けられ、前記モーターはウォームギアを介して前記駆動部材を駆動することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の表示装置。
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