JP2019212943A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で適切に表示部材を傾けることが可能な表示装置を提供する。【解決手段】表示部材20と、表示部材20の後方に配置される表示部材ホルダー21と、表示部材ホルダー21に対する表示部材20の左右方向の移動をガイドするガイド部と、表示部材20の左右方向の移動を負荷によって制限する負荷部材とを備え、表示部材ホルダー21は、左右の両端部に、上面視において左右方向の外側且つ前方に向かって傾斜する斜面部26を備え、表示部材20の後面20aの左右の両端部には、斜面部26に当接して左右に摺動可能な当接部25が設けられ、斜面部26は曲面状である。【選択図】図2
Description
本発明は、表示装置に関する。
背景技術として、特開2014−179768号公報(以下、特許文献1と呼ぶ。)がある。特許文献1では、「チルト機構10は、モニタ1の後方に設けられ、回動支持点211L、211Rにてモニタ1に回動可能に取り付けられる固定長部分21L、21Rに対して伸縮する伸縮部分22L、22Rからなる左右一対の伸縮アーム2L、2Rと、伸縮アームを介してモニタ1を保持する保持部材3とを備える。保持部材3は、伸縮部分上の点である後側スライド点221L、221Rの移動を左右方向に案内するための後側レール31L、31Rと、後側レールよりも前方に形成され、固定長部分上の点であって回動支持点よりも後方の点である前側スライド点212L、212Rを左右方向に案内するための左右案内部321L、321Rを備えた前側レール32L、32Rと、伸縮アームのうちの少なくとも一方の回動支持点を前後方向に案内するための前後方向レール33とを備える。」と記載されている。
しかしながら、特許文献1の表示装置では、カム溝を介して表示部材(モニタ1)を左右に傾けるため、表示部材を左右に傾け難いとともに構造が複雑になる。特に、手動によって表示部材に力を加えて表示部材を左右に傾ける場合には、傾け難くなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で適切に表示部材を傾けることが可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で適切に表示部材を傾けることが可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、表示部材と、前記表示部材の後方に配置される表示部材ホルダーと、前記表示部材ホルダーに対する前記表示部材の左右方向の移動をガイドするガイド部と、前記表示部材の左右方向の移動を負荷によって制限する負荷部材とを備え、前記表示部材ホルダーは、左右の両端部に、上面視において左右方向の外側且つ前方に向かって傾斜する斜面部を備え、前記表示部材の後面の左右の両端部には、前記斜面部に当接して左右に摺動可能な当接部が設けられ、前記斜面部は曲面状であることを特徴とする表示装置を提供する。
本発明に係る表示装置では、表示部材ホルダーに対し表示部材を左右方向に移動させると、表示部材は、左右の当接部が表示部材ホルダーの左右の両端部の曲面状の斜面部に沿って移動することで、左右方向に傾く。また、表示部材の左右方向の移動は、負荷部材によって制限されるため、表示部材を傾斜した状態に保持しておくことができる。このため、簡単な構造で適切に表示部材を傾けることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態に係る車載装置10の外観構成を示す斜視図である。
車載装置10は、画像を表示するモニター11(表示装置)を備え、車両内に配置されるものであり、例えば、カーナビゲーション装置である。車載装置10は、音声を再生する機能も有する。すなわち、車載装置10はオーディオ装置でもある。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態に係る車載装置10の外観構成を示す斜視図である。
車載装置10は、画像を表示するモニター11(表示装置)を備え、車両内に配置されるものであり、例えば、カーナビゲーション装置である。車載装置10は、音声を再生する機能も有する。すなわち、車載装置10はオーディオ装置でもある。
車載装置10は、例えば、自動車の車室内のダッシュボードに設けられる。車載装置10は、上記ダッシュボード内に埋め込むようにして配置される箱状の本体部12と、上記モニター11とを備える。
本体部12内には、電子基板や、記録媒体としてのディスクの情報を読み取るディスク装置等が収納される。
モニター11は、本体部12の前面に取り付けられ、モニター11を視認するユーザーの側を向いて配置される。
以下の説明では、モニター11側から見てユーザー側の方向を前方向、モニター11の後方を後方向、水平且つ前後方向に対し直交する方向を左右方向、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。図1には、方向を示す矢印が、前方Fr、後方Re、左方L、右方R、上方U、及び下方Dで示される。
本体部12内には、電子基板や、記録媒体としてのディスクの情報を読み取るディスク装置等が収納される。
モニター11は、本体部12の前面に取り付けられ、モニター11を視認するユーザーの側を向いて配置される。
以下の説明では、モニター11側から見てユーザー側の方向を前方向、モニター11の後方を後方向、水平且つ前後方向に対し直交する方向を左右方向、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。図1には、方向を示す矢印が、前方Fr、後方Re、左方L、右方R、上方U、及び下方Dで示される。
モニター11は、各種の画像(静止画像、動画像、映像)を表示する表示部材20と、表示部材20の後方に配置され、表示部材20を支持する表示部材ホルダー21とを備える。モニター11は、表示部材ホルダー21が本体部12の前面に固定されることで、本体部12に取り付けられる。表示部材20は、例えば液晶ディスプレイであるが、表示機能を有するものであれば液晶ディスプレイに限定されない。
図2は、モニター11を上方側から見た平面図である。図3は、モニター11を後方側から見た図である。
図1〜図3を参照し、モニター11は、表示部材ホルダー21に対し表示部材20を左右に傾けることが可能なチルト機構22を備える。
チルト機構22は、表示部材20の後面20aに設けられる当接部25,25と、表示部材ホルダー21の前面21aに設けられる斜面部26,26と、表示部材ホルダー21に対する表示部材20の左右方向の移動をガイドするガイド部27と、表示部材ホルダー21の後面21b側で左右に移動可能なスライド部材28と、表示部材20の左右方向の移動を負荷によって制限する負荷部材29と、負荷部材29とスライド部材28との間に介装される中間ギア30とを備える。
図1〜図3を参照し、モニター11は、表示部材ホルダー21に対し表示部材20を左右に傾けることが可能なチルト機構22を備える。
チルト機構22は、表示部材20の後面20aに設けられる当接部25,25と、表示部材ホルダー21の前面21aに設けられる斜面部26,26と、表示部材ホルダー21に対する表示部材20の左右方向の移動をガイドするガイド部27と、表示部材ホルダー21の後面21b側で左右に移動可能なスライド部材28と、表示部材20の左右方向の移動を負荷によって制限する負荷部材29と、負荷部材29とスライド部材28との間に介装される中間ギア30とを備える。
図4は、表示部材ホルダー21を前方側から見た斜視図である。図5は、表示部材ホルダー21を後方側から見た斜視図である。
図1〜図5を参照し、表示部材ホルダー21は、正面視で左右方向に長い長方形状であり、略全体が表示部材20に後方から重なる。
表示部材ホルダー21は、表示部材20の後面20aに対向する長方形状のホルダー前壁部31と、ホルダー前壁部31の上縁から後方に延出するホルダー上面部32と、ホルダー前壁部31の下縁から後方に延出するホルダー下面部33と、ホルダー前壁部31の左右の側縁から後方に延出するホルダー側面部34,34とを備える。
ホルダー前壁部31の前面は、表示部材ホルダー21の前面21aであり、ホルダー前壁部31の後面は、表示部材ホルダー21の後面21bである。
図1〜図5を参照し、表示部材ホルダー21は、正面視で左右方向に長い長方形状であり、略全体が表示部材20に後方から重なる。
表示部材ホルダー21は、表示部材20の後面20aに対向する長方形状のホルダー前壁部31と、ホルダー前壁部31の上縁から後方に延出するホルダー上面部32と、ホルダー前壁部31の下縁から後方に延出するホルダー下面部33と、ホルダー前壁部31の左右の側縁から後方に延出するホルダー側面部34,34とを備える。
ホルダー前壁部31の前面は、表示部材ホルダー21の前面21aであり、ホルダー前壁部31の後面は、表示部材ホルダー21の後面21bである。
ホルダー前壁部31は、左右方向に真っ直ぐに延びる平面部31aと、上記斜面部26,26とを備える。
詳細には、斜面部26,26は、ホルダー前壁部31の左右の両端部に設けられ、上面視において、左右方向の外側且つ前方に向かって傾斜する斜面である。斜面部26,26は、平面部31aの左右の両端31a1から、上面視において左右方向の外側且つ前方に斜めに延びる。
斜面部26,26は、上面視で後方側に凸形状となる曲面状であり、この曲面は、表示部材ホルダー21の前方に中心を有する円弧である。
詳細には、斜面部26,26は、ホルダー前壁部31の左右の両端部に設けられ、上面視において、左右方向の外側且つ前方に向かって傾斜する斜面である。斜面部26,26は、平面部31aの左右の両端31a1から、上面視において左右方向の外側且つ前方に斜めに延びる。
斜面部26,26は、上面視で後方側に凸形状となる曲面状であり、この曲面は、表示部材ホルダー21の前方に中心を有する円弧である。
ホルダー前壁部31の上下の中間部には、前方に膨出する膨出部35が設けられる。膨出部35は、平面部31aに設けられ、斜面部26,26の左右の内端部同士を左右方向に繋ぐ。
膨出部35には、左右方向に延びて表示部材ホルダー21を前後に貫通するスリット状の孔部36が設けられる。
左右の斜面部26,26の上部及び下部には、左右方向に延びるスリット状のガイド孔37がそれぞれ設けられる。
膨出部35には、左右方向に延びて表示部材ホルダー21を前後に貫通するスリット状の孔部36が設けられる。
左右の斜面部26,26の上部及び下部には、左右方向に延びるスリット状のガイド孔37がそれぞれ設けられる。
膨出部35の後面は、表示部材ホルダー21の後面21b側では、図5に示すように前方に凹む凹部となっている。
膨出部35の後面には、後方に突出するガイド突起38,38が設けられる。ガイド突起38,38は、孔部36の左右の両端部に隣接して孔部36の左右に一対設けられる。
また、膨出部35の後面における左右の一方の端部には、中間ギア30を支持する軸部39が設けられる。
さらに、表示部材ホルダー21の後面21bにおいて左右の一方の斜面部26の部分には、負荷部材支持部40が設けられる。
ホルダー上面部32は、平面部31aの上縁から前方に延出するカバー部41aを備え、ホルダー下面部33は、平面部31aの下縁から前方に延出するカバー部41bを備える。カバー部41a,41bは、斜面部26,26の左右の内端部同士を左右方向に繋ぐ。
膨出部35の後面には、後方に突出するガイド突起38,38が設けられる。ガイド突起38,38は、孔部36の左右の両端部に隣接して孔部36の左右に一対設けられる。
また、膨出部35の後面における左右の一方の端部には、中間ギア30を支持する軸部39が設けられる。
さらに、表示部材ホルダー21の後面21bにおいて左右の一方の斜面部26の部分には、負荷部材支持部40が設けられる。
ホルダー上面部32は、平面部31aの上縁から前方に延出するカバー部41aを備え、ホルダー下面部33は、平面部31aの下縁から前方に延出するカバー部41bを備える。カバー部41a,41bは、斜面部26,26の左右の内端部同士を左右方向に繋ぐ。
図6は、表示部材20を後方側から見た斜視図である。
図1〜図6を参照し、表示部材20は、正面視で左右方向に長い長方形状の板部材であり、画像を表示する表示面20bを前面に備える。
表示部材20の後面20aには、表示部材ホルダー21の平面部31aに正対する後面平面部50と、当接部25,25とが設けられる。
当接部25,25は、表示部材ホルダー21の斜面部26,26に沿う斜面であり、斜面部26,26に沿う曲面状に形成される。当接部25,25は、上面視において、後面平面部50の左右の両端から左右方向の外側且つ前方に斜めに延びる。当接部25,25は、斜面部26,26に当接した状態で、斜面部26,26に対し左右に摺動可能である。
図1〜図6を参照し、表示部材20は、正面視で左右方向に長い長方形状の板部材であり、画像を表示する表示面20bを前面に備える。
表示部材20の後面20aには、表示部材ホルダー21の平面部31aに正対する後面平面部50と、当接部25,25とが設けられる。
当接部25,25は、表示部材ホルダー21の斜面部26,26に沿う斜面であり、斜面部26,26に沿う曲面状に形成される。当接部25,25は、上面視において、後面平面部50の左右の両端から左右方向の外側且つ前方に斜めに延びる。当接部25,25は、斜面部26,26に当接した状態で、斜面部26,26に対し左右に摺動可能である。
表示部材20の後面平面部50には、後方に突出する連結部材51が設けられる。連結部材51は、後方に延出する円柱状の連結軸である。連結部材51は、表示部材20の上下及び左右の中間部に設けられる。
表示部材20の後面20aの上部及び下部の左右の端部には、後方に突出するガイド軸52がそれぞれ設けられる。ガイド軸52は、表示部材ホルダー21のガイド孔37に前方から挿入される。ガイド部27は、ガイド軸52及びガイド孔37によって構成される。表示部材20は、ガイド軸52がガイド孔37に沿って動くことで、左右方向の移動をガイドされる。
表示部材20の後面20aの上部及び下部の左右の端部には、後方に突出するガイド軸52がそれぞれ設けられる。ガイド軸52は、表示部材ホルダー21のガイド孔37に前方から挿入される。ガイド部27は、ガイド軸52及びガイド孔37によって構成される。表示部材20は、ガイド軸52がガイド孔37に沿って動くことで、左右方向の移動をガイドされる。
また、表示部材20の後面20aには、表示部材ホルダー21の膨出部35を避けるように前方に凹む凹部53が設けられる。凹部53は、連結部材51の左右の側方にそれぞれ設けられる。
表示部材20の上面及び下面の後部には、上下方向に窪む段部54が設けられる。段部54は、表示部材20の左右の中央部から左右の外側に行くほど前後の幅が大きくなる。
表示部材20の上面及び下面の後部には、上下方向に窪む段部54が設けられる。段部54は、表示部材20の左右の中央部から左右の外側に行くほど前後の幅が大きくなる。
図3に示すように、スライド部材28は、表示部材ホルダー21の後面21bに沿って左右方向に延びる板部材である。スライド部材28は、膨出部35の凹部に配置される。
スライド部材28は、左右の一端部の下縁に、左右方向に配列されるラックギア28aを備える。
また、スライド部材28は、表示部材20の連結部材51が連結される連結孔28bを左右の中央部に備え、左右方向に延びるスリット状の孔28c,28cを、連結孔28bの左右の側方に備える。孔28c,28cには、表示部材ホルダー21のガイド突起38,38が前方から差し込まれる。スライド部材28は、孔28c,28cがガイド突起38,38に沿って動くことで、左右方向への移動をガイドされる。
スライド部材28は、左右の一端部の下縁に、左右方向に配列されるラックギア28aを備える。
また、スライド部材28は、表示部材20の連結部材51が連結される連結孔28bを左右の中央部に備え、左右方向に延びるスリット状の孔28c,28cを、連結孔28bの左右の側方に備える。孔28c,28cには、表示部材ホルダー21のガイド突起38,38が前方から差し込まれる。スライド部材28は、孔28c,28cがガイド突起38,38に沿って動くことで、左右方向への移動をガイドされる。
負荷部材29は、表示部材ホルダー21の負荷部材支持部40に固定され、表示部材ホルダー21の後面21b側に配置される。負荷部材29は、回転を減衰するロータリーダンパーであり、ケース部29aに封入されたオイル等の抵抗部材の抵抗によって回転軸29bの回転を減衰する。
負荷部材29は、回転軸29bが前後方向を指向する向きで配置される。回転軸29bには、中間ギア30に噛み合うギア29cが設けられる。
負荷部材29は、回転軸29bが前後方向を指向する向きで配置される。回転軸29bには、中間ギア30に噛み合うギア29cが設けられる。
中間ギア30は、表示部材ホルダー21の軸部39に軸支される。中間ギア30は、スライド部材28のラックギア28aに噛み合う第1ギア部30aと、負荷部材29のギア29cに噛み合う第2ギア部30bとを備える。
第2ギア部30bの歯数は、第1ギア部30aの歯数よりも大きく、第1ギア部30aの回転は増速されて第2ギア部30bからギア29cに出力される。
スライド部材28のラックギア28aは、中間ギア30を介して負荷部材29に接続される。すなわち、スライド部材28の左右の移動は、負荷部材29の負荷による抵抗によって制限される。
第2ギア部30bの歯数は、第1ギア部30aの歯数よりも大きく、第1ギア部30aの回転は増速されて第2ギア部30bからギア29cに出力される。
スライド部材28のラックギア28aは、中間ギア30を介して負荷部材29に接続される。すなわち、スライド部材28の左右の移動は、負荷部材29の負荷による抵抗によって制限される。
図7は、モニター11を上方から見た場合の断面図である。図7では、負荷部材29及び中間ギア30は不図示である。
図1〜図7を参照し、表示部材20は、当接部25,25が表示部材ホルダー21の斜面部26,26に当接するように表示部材ホルダー21に前方から組み付けられる。この状態では、ガイド軸52がガイド孔37に差し込まれるとともに、連結部材51が表示部材ホルダー21の孔部36を貫通してスライド部材28の連結孔28bに連結される。
すなわち、表示部材20は、連結部材51を介してスライド部材28に連結されており、連結部材51を孔部36内で左右に移動させることで、スライド部材28と一体に左右に移動可能である。
なお、連結部材51は、例えば連結部材51の後端部に設けられるリング状の固定部材(不図示)によって、スライド部材28に対し軸方向に抜け止めされる。
図1〜図7を参照し、表示部材20は、当接部25,25が表示部材ホルダー21の斜面部26,26に当接するように表示部材ホルダー21に前方から組み付けられる。この状態では、ガイド軸52がガイド孔37に差し込まれるとともに、連結部材51が表示部材ホルダー21の孔部36を貫通してスライド部材28の連結孔28bに連結される。
すなわち、表示部材20は、連結部材51を介してスライド部材28に連結されており、連結部材51を孔部36内で左右に移動させることで、スライド部材28と一体に左右に移動可能である。
なお、連結部材51は、例えば連結部材51の後端部に設けられるリング状の固定部材(不図示)によって、スライド部材28に対し軸方向に抜け止めされる。
図1〜図3及び図7では、モニター11は、表示部材20が左右に傾かずに正面を向く「中立状態」が示されている。
図1、図2、図4、図6及び図7を参照し、「中立状態」では、表示部材20の当接部25,25と表示部材ホルダー21の斜面部26,26とは、左右で同様に当接している。また、「中立状態」では、表示部材20の後面20aとホルダー前壁部31の平面部31aとの間には、前後方向に空間S(図2、図7)が形成される。
当接部25,25の左右の幅W1は、斜面部26,26の左右の幅W2よりも小さい。
図1、図2、図4、図6及び図7を参照し、「中立状態」では、表示部材20の当接部25,25と表示部材ホルダー21の斜面部26,26とは、左右で同様に当接している。また、「中立状態」では、表示部材20の後面20aとホルダー前壁部31の平面部31aとの間には、前後方向に空間S(図2、図7)が形成される。
当接部25,25の左右の幅W1は、斜面部26,26の左右の幅W2よりも小さい。
図8は、表示部材20を左右方向に傾斜させた状態においてモニター11を後方側から見た図である。図9は、表示部材20を左右方向に傾斜させた状態においてモニター11を前方側から見た斜視図である。図10は、モニター11を上方から見た場合の断面図である。
図8〜図10では、表示部材20を左右の一方側(左側)に傾斜させた「傾斜状態」が示されている。
図8〜図10では、表示部材20を左右の一方側(左側)に傾斜させた「傾斜状態」が示されている。
図1、図2、及び図8〜図10を参照し、表示部材20を左に傾斜させる場合、ユーザー等の作業者は、表示部材20を把持し、表示部材ホルダー21に対し表示部材20を手動で左側にスライドさせる。
これにより、表示部材20及び連結部材51は、一体に左に移動する。この際、表示部材20及び連結部材51は、ラックギア28a及び中間ギア30を介し、負荷部材29の負荷に抗しながら左方向にスライド移動する。負荷部材29による抵抗よりも大きな力が作用すると、表示部材20は左右方向に移動する。
これにより、表示部材20及び連結部材51は、一体に左に移動する。この際、表示部材20及び連結部材51は、ラックギア28a及び中間ギア30を介し、負荷部材29の負荷に抗しながら左方向にスライド移動する。負荷部材29による抵抗よりも大きな力が作用すると、表示部材20は左右方向に移動する。
表示部材20が左に移動すると、左側の当接部25が左側の斜面部26に沿って左右方向の外側且つ前方に移動し、右側(左右の他方側)の当接部25が右側の斜面部26に沿って左右方向の内側且つ後方に移動し、その結果、表示部材20は、左側に傾斜する。
表示部材20が左側に傾斜すると、空間S(図2、図7及び図10参照)は、表示部材20の左側で大きくなり、表示部材20の右側では、表示部材20の後面20aが後方側に入り込んでホルダー前壁部31の平面部31aに近づくことで小さくなる。
また、表示部材20が左側に傾斜すると、表示部材20の右側では、表示部材ホルダー21のカバー部41a,41bが表示部材20の上下の段部54に入る。これにより、表示部材20の上面及び下面の段差を小さくできる。
表示部材20が左側に傾斜すると、空間S(図2、図7及び図10参照)は、表示部材20の左側で大きくなり、表示部材20の右側では、表示部材20の後面20aが後方側に入り込んでホルダー前壁部31の平面部31aに近づくことで小さくなる。
また、表示部材20が左側に傾斜すると、表示部材20の右側では、表示部材ホルダー21のカバー部41a,41bが表示部材20の上下の段部54に入る。これにより、表示部材20の上面及び下面の段差を小さくできる。
表示部材20を左右方向の限界まで傾斜させた状態では、図2、図9及び図10を参照し、左右の一方の当接部25が、表示部材ホルダー21の平面部31aの左右の端31a1(図2)に当接する。このため、表示部材20の傾斜を規制するストッパー部として平面部31aを使用でき、簡単な構造で表示部材20の傾斜を規制できる。
なお、表示部材ホルダー21のガイド孔37をストッパー部とし、表示部材20のガイド軸52をガイド孔37の左右の端部に当接させることで表示部材20の傾斜を規制しても良い。また、表示部材ホルダー21のガイド突起38,38をストッパー部とし、スライド部材28の孔28c,28cの左右の端部をガイド突起38,38に当接させることで表示部材20の傾斜を規制しても良い。
なお、表示部材ホルダー21のガイド孔37をストッパー部とし、表示部材20のガイド軸52をガイド孔37の左右の端部に当接させることで表示部材20の傾斜を規制しても良い。また、表示部材ホルダー21のガイド突起38,38をストッパー部とし、スライド部材28の孔28c,28cの左右の端部をガイド突起38,38に当接させることで表示部材20の傾斜を規制しても良い。
表示部材20は、負荷部材29の負荷による抵抗によって、左右に傾斜した状態及び「中立状態」を維持される。このため、簡単な構造で表示部材20の傾斜を保持できる。
また、表示部材20は、「中立状態」から左右方向に任意の距離だけ移動されることで、「中立状態」と左右の傾斜の限界位置との間の任意の傾斜状態にセットされることができる。この場合においても、表示部材20は、負荷部材29の負荷によって任意の傾斜状態に維持される。
また、表示部材ホルダー21に対し表示部材20を手動で右側にスライドさせることで、上記と左右対称の動作によって表示部材20を右側に傾斜させることができる。
また、表示部材20は、「中立状態」から左右方向に任意の距離だけ移動されることで、「中立状態」と左右の傾斜の限界位置との間の任意の傾斜状態にセットされることができる。この場合においても、表示部材20は、負荷部材29の負荷によって任意の傾斜状態に維持される。
また、表示部材ホルダー21に対し表示部材20を手動で右側にスライドさせることで、上記と左右対称の動作によって表示部材20を右側に傾斜させることができる。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、表示装置としてのモニター11は、表示部材20と、表示部材20の後方に配置される表示部材ホルダー21と、表示部材ホルダー21に対する表示部材20の左右方向の移動をガイドするガイド部27と、表示部材20の左右方向の移動を負荷によって制限する負荷部材29とを備え、表示部材ホルダー21は、左右の両端部に、上面視において左右方向の外側且つ前方に向かって傾斜する斜面部26を備え、表示部材20の後面20aの左右の両端部には、斜面部26に当接して左右に摺動可能な当接部25が設けられ、斜面部26は曲面状である。
この構成によれば、表示部材ホルダー21に対し表示部材20を左右方向に移動させると、表示部材20は、左右の当接部25が表示部材ホルダーの左右の両端部の曲面状の斜面部26に沿って移動することで、左右方向に傾く。また、表示部材20の左右方向の移動は、負荷部材29による抵抗によって制限されるため、表示部材20を傾斜した状態に保持しておくことができる。このため、簡単な構造で適切に表示部材20を傾けることができる。ユーザーは、表示部材20を傾斜させて表示部材20を見易い姿勢に調整できる。
なお、第1の実施の形態では、当接部25は、斜面部26に沿う曲面状であるものとして説明したが、当接部25は、斜面部26に対して左右に摺動可能であれば良く、例えば、斜面部26に前方から当接する突起部であっても良い。
この構成によれば、表示部材ホルダー21に対し表示部材20を左右方向に移動させると、表示部材20は、左右の当接部25が表示部材ホルダーの左右の両端部の曲面状の斜面部26に沿って移動することで、左右方向に傾く。また、表示部材20の左右方向の移動は、負荷部材29による抵抗によって制限されるため、表示部材20を傾斜した状態に保持しておくことができる。このため、簡単な構造で適切に表示部材20を傾けることができる。ユーザーは、表示部材20を傾斜させて表示部材20を見易い姿勢に調整できる。
なお、第1の実施の形態では、当接部25は、斜面部26に沿う曲面状であるものとして説明したが、当接部25は、斜面部26に対して左右に摺動可能であれば良く、例えば、斜面部26に前方から当接する突起部であっても良い。
また、表示部材20の当接部25は、表示部材ホルダー21の曲面状の斜面部26に沿う曲面状であるため、表示部材ホルダー21に対し表示部材20をスムーズに左右に移動させることができ、適切に表示部材20を傾けることができる。
また、表示部材ホルダー21の前面21aにおいて左右の斜面部26の間には、斜面部26に連続して左右に延びる平面部31aが設けられ、表示部材20が左右に所定量移動すると、表示部材20の当接部25が表示部材ホルダー21の平面部31aに当接する。この構成によれば、表示部材20の当接部25を表示部材ホルダー21の平面部31aに当接させることで、表示部材20を傾斜した状態に安定させることができる。
また、表示部材ホルダー21の前面21aにおいて左右の斜面部26の間には、斜面部26に連続して左右に延びる平面部31aが設けられ、表示部材20が左右に所定量移動すると、表示部材20の当接部25が表示部材ホルダー21の平面部31aに当接する。この構成によれば、表示部材20の当接部25を表示部材ホルダー21の平面部31aに当接させることで、表示部材20を傾斜した状態に安定させることができる。
さらに、当接部25の左右の幅W1は、斜面部26の左右の幅W2よりも小さく、左右の当接部25の間には、表示部材20の後面20aと表示部材ホルダー21の前面21aとの間に空間Sが設けられる。この構成によれば、表示部材ホルダー21に対し表示部材20を左右に大きく移動させることができ、表示部材20の傾斜の範囲を大きく確保できる。
また、左右に移動可能なスライド部材28が表示部材ホルダー21の後面21b側に設けられ、表示部材20は、表示部材ホルダー21を前後に貫通する連結部材51によってスライド部材28に連結され、負荷部材29は、表示部材ホルダー21の後面21b側に配置されてスライド部材28に接続される。この構成によれば、表示部材ホルダー21の後面21b側に設けられるスライド部材28及び負荷部材29によって表示部材20の左右方向の移動を制限できるため、モニター11をコンパクト化できる。
また、左右に移動可能なスライド部材28が表示部材ホルダー21の後面21b側に設けられ、表示部材20は、表示部材ホルダー21を前後に貫通する連結部材51によってスライド部材28に連結され、負荷部材29は、表示部材ホルダー21の後面21b側に配置されてスライド部材28に接続される。この構成によれば、表示部材ホルダー21の後面21b側に設けられるスライド部材28及び負荷部材29によって表示部材20の左右方向の移動を制限できるため、モニター11をコンパクト化できる。
また、スライド部材28は、左右方向に配列されるラックギア28aを備え、負荷部材29は、ラックギア28aを介してスライド部材28に負荷を作用させる。この構成によれば、簡単且つ前後方向にコンパクトな構造で表示部材20を左右に傾斜させることができる。
また、負荷部材29は、ラックギア28aに接続されるロータリーダンパーである。この構成によれば、スライド部材28のラックギア28aに接続されるロータリーダンパーによって、簡単な構造で表示部材20を傾斜した状態に保持しておくことができる。
また、負荷部材29は、ラックギア28aに接続されるロータリーダンパーである。この構成によれば、スライド部材28のラックギア28aに接続されるロータリーダンパーによって、簡単な構造で表示部材20を傾斜した状態に保持しておくことができる。
[第2の実施の形態]
以下、図11を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、負荷部材229がトルクリミッターである点が、上記第1の実施の形態と異なる。
以下、図11を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、負荷部材229がトルクリミッターである点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図11は、第2の実施の形態において、モニター11を後方側から見た図である。
本第2の実施の形態では、上記第1の実施の形態の負荷部材29に替えて、負荷部材229が設けられる。
負荷部材229は、第1ギア229aと、第1ギア229aに対し相対回転可能な第2ギア229bとを備えるトルクリミッターである。
負荷部材229は、第1ギア229aと第2ギア229bとの間のトルク(負荷)が所定値までは、摩擦力によって第1ギア229aと第2ギア229bとの間でトルクを伝達し、第1ギア229aと第2ギア229bとの間のトルクが所定値を超えると、第1ギア229aと第2ギア229bとが相対回転して負荷を逃がすトルクリミッターである。
本第2の実施の形態では、上記第1の実施の形態の負荷部材29に替えて、負荷部材229が設けられる。
負荷部材229は、第1ギア229aと、第1ギア229aに対し相対回転可能な第2ギア229bとを備えるトルクリミッターである。
負荷部材229は、第1ギア229aと第2ギア229bとの間のトルク(負荷)が所定値までは、摩擦力によって第1ギア229aと第2ギア229bとの間でトルクを伝達し、第1ギア229aと第2ギア229bとの間のトルクが所定値を超えると、第1ギア229aと第2ギア229bとが相対回転して負荷を逃がすトルクリミッターである。
表示部材ホルダー21の後面21bにおいて左右の一方の斜面部26の部分には、ギア固定部240が設けられる。
第1ギア229aは、ギア固定部240に、回転不能に固定される。
第2ギア229bは、中間ギア30の第2ギア部30bに噛み合う。
負荷部材229は、スライド部材28及び中間ギア30を介して表示部材20から負荷部材229に伝達される負荷が所定値までは、第2ギア229bが回転せず、負荷によって表示部材20の傾斜の姿勢を保持する。
負荷部材229は、スライド部材28及び中間ギア30を介して表示部材20から負荷部材229に伝達される負荷が所定値を超えると、第2ギア229bが回転する。これにより、表示部材20が左右に移動し、表示部材20の傾斜が変更される。
第1ギア229aは、ギア固定部240に、回転不能に固定される。
第2ギア229bは、中間ギア30の第2ギア部30bに噛み合う。
負荷部材229は、スライド部材28及び中間ギア30を介して表示部材20から負荷部材229に伝達される負荷が所定値までは、第2ギア229bが回転せず、負荷によって表示部材20の傾斜の姿勢を保持する。
負荷部材229は、スライド部材28及び中間ギア30を介して表示部材20から負荷部材229に伝達される負荷が所定値を超えると、第2ギア229bが回転する。これにより、表示部材20が左右に移動し、表示部材20の傾斜が変更される。
本発明を適用した第2の実施の形態によれば、負荷部材229は、スライド部材28のラックギア28aに接続されるトルクリミッターである。この構成によれば、トルクリミッターによって、簡単な構造で表示部材20を傾斜した状態に保持しておくことができる。
[第3の実施の形態]
以下、図12を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第3の実施の形態は、負荷部材329がトルクリミッターであるとともに、スライド部材28を左右方向に駆動するモーター360が設けられる点が、上記第1の実施の形態と異なる。
以下、図12を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第3の実施の形態は、負荷部材329がトルクリミッターであるとともに、スライド部材28を左右方向に駆動するモーター360が設けられる点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図12は、第3の実施の形態において、モニター11を後方側から見た図である。
チルト機構322は、上記第1の実施の形態の構成に加え、モーター360を備えるとともに、負荷部材29に替えて負荷部材329を備える。
モーター360は、表示部材ホルダー21の後面21bにおいて左右の一方の斜面部26の部分に固定される。
モーター360は、モーター360の回転軸360aがモーターの本体部360bから上方に延びる向きで配置される。回転軸360aには、ウォームギア360cが設けられる。
チルト機構322は、上記第1の実施の形態の構成に加え、モーター360を備えるとともに、負荷部材29に替えて負荷部材329を備える。
モーター360は、表示部材ホルダー21の後面21bにおいて左右の一方の斜面部26の部分に固定される。
モーター360は、モーター360の回転軸360aがモーターの本体部360bから上方に延びる向きで配置される。回転軸360aには、ウォームギア360cが設けられる。
負荷部材329は、第1ギア329aと、第1ギア329aに対し相対回転可能な第2ギア329bとを備えるトルクリミッターである。負荷部材329は、表示部材ホルダー21の後面21b側に配置され、表示部材ホルダー21によって回転可能に軸支される。
負荷部材329は、第1ギア329aと第2ギア329bとの間のトルク(負荷)が所定値までは、摩擦力によって第1ギア329aと第2ギア329bとの間でトルクを伝達し、第1ギア329aと第2ギア329bとの間のトルクが所定値を超えると、第1ギア329aと第2ギア329bとが相対回転して負荷を逃がすトルクリミッターである。
負荷部材329は、第1ギア329aと第2ギア329bとの間のトルク(負荷)が所定値までは、摩擦力によって第1ギア329aと第2ギア329bとの間でトルクを伝達し、第1ギア329aと第2ギア329bとの間のトルクが所定値を超えると、第1ギア329aと第2ギア329bとが相対回転して負荷を逃がすトルクリミッターである。
第1ギア329aは、モーター360のウォームギア360cに噛み合う。第2ギア329bは、中間ギア30の第2ギア部30bに噛み合う。
モーター360が駆動されると、負荷部材329及び中間ギア30を介してスライド部材28が左右方向に移動し、表示部材20の左右の傾斜が変更される。モーター360の回転量の調整により、表示部材20を任意の傾斜状態にセットできる。
モーター360が駆動されると、負荷部材329及び中間ギア30を介してスライド部材28が左右方向に移動し、表示部材20の左右の傾斜が変更される。モーター360の回転量の調整により、表示部材20を任意の傾斜状態にセットできる。
また、モーター360が駆動されていない状態では、ウォームギア360cの進み角が小さいことによるセルフロック作用によって、負荷部材329の第1ギア329aは回転を規制される。
モーター360が駆動されていない状態において、負荷部材329は、スライド部材28及び中間ギア30を介して表示部材20から負荷部材329に伝達される負荷が所定値までは、第1ギア329aと第2ギア329bとが相対回転しない。これにより、負荷部材329の負荷によって表示部材20の左右の移動を規制でき、表示部材20の傾斜の姿勢が保持される。
また、モーター360が駆動されていない状態において、スライド部材28及び中間ギア30を介して表示部材20から負荷部材329に伝達される負荷が所定値を超えると、第1ギア329aに対し第2ギア329bが相対回転する。これにより、表示部材20が左右に移動し、表示部材20の傾斜が変更される。
モーター360が駆動されていない状態において、負荷部材329は、スライド部材28及び中間ギア30を介して表示部材20から負荷部材329に伝達される負荷が所定値までは、第1ギア329aと第2ギア329bとが相対回転しない。これにより、負荷部材329の負荷によって表示部材20の左右の移動を規制でき、表示部材20の傾斜の姿勢が保持される。
また、モーター360が駆動されていない状態において、スライド部材28及び中間ギア30を介して表示部材20から負荷部材329に伝達される負荷が所定値を超えると、第1ギア329aに対し第2ギア329bが相対回転する。これにより、表示部材20が左右に移動し、表示部材20の傾斜が変更される。
本発明を適用した第3の実施の形態によれば、スライド部材28を左右方向に駆動するモーター360と、モーター360とスライド部材28との間に介装されるトルクリミッターとを備え、負荷部材329はトルクリミッターである。この構成によれば、スライド部材28を介し、モーター360によって表示部材20を左右に移動させて表示部材20を傾斜させることができる。また、モーター360とスライド部材28との間に介装されるトルクリミッターの負荷を利用して、簡単な構造で表示部材20を傾斜した状態に保持しておくことができる。
11 モニター(表示装置)
20 表示部材
20a 後面(表示部材の後面)
21 表示部材ホルダー
21a 前面(表示部材ホルダーの前面)
21b 後面(表示部材ホルダーの後面)
25 当接部
26 斜面部
27 ガイド部
28 スライド部材
28a ラックギア
29,229,329 負荷部材
31a 平面部
51 連結部材
S 空間
W1 幅(当接部の左右の幅)
W2 幅(斜面部の左右の幅)
20 表示部材
20a 後面(表示部材の後面)
21 表示部材ホルダー
21a 前面(表示部材ホルダーの前面)
21b 後面(表示部材ホルダーの後面)
25 当接部
26 斜面部
27 ガイド部
28 スライド部材
28a ラックギア
29,229,329 負荷部材
31a 平面部
51 連結部材
S 空間
W1 幅(当接部の左右の幅)
W2 幅(斜面部の左右の幅)
Claims (8)
- 表示部材と、
前記表示部材の後方に配置される表示部材ホルダーと、
前記表示部材ホルダーに対する前記表示部材の左右方向の移動をガイドするガイド部と、
前記表示部材の左右方向の移動を負荷によって制限する負荷部材とを備え、
前記表示部材ホルダーは、左右の両端部に、上面視において左右方向の外側且つ前方に向かって傾斜する斜面部を備え、
前記表示部材の後面の左右の両端部には、前記斜面部に当接して左右に摺動可能な当接部が設けられ、
前記斜面部は曲面状であることを特徴とする表示装置。 - 前記当接部は、前記斜面部に沿う曲面状であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 前記表示部材ホルダーの前面において左右の前記斜面部の間には、前記斜面部に連続して左右に延びる平面部が設けられ、
前記表示部材が左右に所定量移動すると、前記表示部材の前記当接部が前記表示部材ホルダーの前記平面部に当接することを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。 - 前記当接部の左右の幅は、前記斜面部の左右の幅よりも小さく、
左右の前記当接部の間には、前記表示部材の前記後面と前記表示部材ホルダーの前面との間に空間が設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。 - 左右に移動可能なスライド部材が前記表示部材ホルダーの後面側に設けられ、
前記表示部材は、前記表示部材ホルダーを前後に貫通する連結部材によって前記スライド部材に連結され、
前記負荷部材は、前記表示部材ホルダーの後面側に配置されて前記スライド部材に接続されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。 - 前記スライド部材は、左右方向に配列されるラックギアを備え、
前記負荷部材は、前記ラックギアを介して前記スライド部材に負荷を作用させることを特徴とする請求項5記載の表示装置。 - 前記スライド部材を左右方向に駆動するモーターと、前記モーターと前記スライド部材との間に介装されるトルクリミッターとを備え、
前記負荷部材は前記トルクリミッターであることを特徴とする請求項5または6記載の表示装置。 - 前記負荷部材は、前記ラックギアに接続されるロータリーダンパーまたはトルクリミッターであることを特徴とする請求項6記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018104378A JP2019212943A (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018104378A JP2019212943A (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=68845523
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018104378A Pending JP2019212943A (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 表示装置 |
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-
2018
- 2018-05-31 JP JP2018104378A patent/JP2019212943A/ja active Pending
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