JP2019210341A - インク用溶剤組成物、インク用溶剤組成物を含むインク組成物、およびインク用溶剤組成物を含むインクジェット印刷用のインク組成物 - Google Patents

インク用溶剤組成物、インク用溶剤組成物を含むインク組成物、およびインク用溶剤組成物を含むインクジェット印刷用のインク組成物 Download PDF

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草太 町井
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崇 並木
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海南斗 宮内
啓太 塚田
Keita Tsukada
啓太 塚田
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Abstract

【課題】有機溶剤を含むインク組成物の臭気を低減させる。【解決手段】グリコールエーテル系の第1の溶剤(ジエチレングリコールエチルメチルエーテル:MEDG)と、アルコール系の第2の溶剤(3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:MMB)とを含むインク用溶剤組成物であって、第1の溶剤と第2の溶剤と第3の溶剤との比率が、85:10:5〜55:20:25であるインク用溶剤組成物とした。【選択図】なし

Description

本発明は、インク用溶剤組成物、インク用溶剤組成物を含むインク組成物、およびインク用溶剤組成物を含むインクジェット印刷用のインク組成物に関する。
インクジェット印刷用のインク組成物として、有機系の溶剤(有機溶剤)を含むものが種々提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−177160号公報
有機溶剤を含むインク組成物は、被印刷物に着弾した後の乾燥速度が速いものの、有機溶剤に特有の臭気を持っており、特に強い刺激臭を感じる場合が多い。
そのため、有機溶剤を含むインク組成物の臭気、特に刺激臭を低減させることが求められている。
本発明は、
(1)グリコールエーテル系の第1の溶剤と、アルコール系の第2の溶剤とを含むインク用溶剤組成物である。
(2)第1の溶剤は、アルキレングリコールモノアルキルエーテル及びアルキレングリコールジアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1つであるインク用溶剤組成物である。
(3)第2の溶剤は、アルコキシアルコールであるインク用溶剤組成物である。
(4)第1の溶剤が、ジエチレングリコールエチルメチルエーテルであり、
第2の溶剤が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールであるインク用溶剤組成物である。
(5)第1の溶剤と第2の溶剤との混合溶剤において、
第1の溶剤と第2の溶剤との比率が、90:10〜60:40であるインク用溶剤組成物である。
(6)ラクトン系の第3の溶剤を、さらに含むインク用溶剤組成物である。
(7)第3の溶剤が、ガンマブチロラクトンであるインク用溶剤組成物である。
(8)第1の溶剤と第2の溶剤と第3の溶剤との混合溶剤では、第1の溶剤と第2の溶剤と第3の溶剤との比率が、85:10:5〜55:20:25であるインク用溶剤組成物である。
(9)前記した(8)のインク用溶剤組成物を含むインク組成物である。
(10)前記した(8)のインク用溶剤組成物を含むインクジェット印刷用のインク組成物。
本発明によれば、有機溶剤に特有の臭気、特に刺激臭の低減が可能になる。
塩ビメディア(PWS−G)上に、ミマキエンジニアリング社製JV300の4色標準モード(720×1080、8パス、双方向)にて、CMYK各100%にて4cm角、その中央に赤(M+Y角100%)を1cm角にて印刷し、常温で放置した際の、黒とその周囲との滲み度合いを評価した結果を示す図である。
以下、本願発明の実施の形態を説明する。
[インク用溶剤組成物]
本願発明にかかるインク用溶剤組成物は、グリコールエーテル系の第1の溶剤と、アルコール系の第2の溶剤と、ラクトン系の第3の溶剤とを、を含む有機溶剤系の混合溶剤である。
本願発明は、臭気が、グリコールエーテル系の第1の溶剤に起因するものであることに着目し、この第1の溶剤に、臭気強度と蒸発速度が第1の溶剤よりも低いアルコール系の溶剤を混合することで、第1の溶剤に起因する臭気を緩和できることを見いだしたことに基づく。
さらに、本発明は、第1の溶剤と第2の溶剤との混用溶剤を含むインク組成物を用いて、被印刷物に対する印刷を行うと滲みが生じることに着目し、インク組成物の作成に用いる有機溶剤を、グリコールエーテル系の第1の溶剤と、アルコール系の第2の溶剤と、ラクトン系の第3の溶剤との混合溶剤とすることで、滲みを緩和できることを見いだしたことに基づく。
本発明のインク組成物で用い得るグリコールエーテル系化合物として、具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル等のエチレングリコールエーテル類、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル等のプロピレングリコールエーテル類及びそれら混合物等を挙げることができるが、好ましいものとしてはグリコールエーテル系の第1の溶剤として、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル(MEDG)が例示される(下記式(1)参照)。
CH3−CH2−O−CH2−CH2−O−CH2−CH2−O−CH3 (1)
本発明のインク組成物で用い得るアルコール系溶剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル(1−メトキシ−2−プロパノール)、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、3−メトキシ−3メチルブタノール、3−メトキシブタノール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,5−ジメチルヘキサンジオール等が挙げられるが、好ましいアルコール系の第2の溶剤として、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(MMB)が例示される(下記式(2)参照)。
HO−CH2−CH2−C(−CH32−O−CH3 (2)
ラクトン系の第3の溶剤として、ガンマブチロラクトン(GBL)が例示される。
ここで、ラクトン系溶剤は、エステル結合による環状構造を持つ化合物であり、5員環構造のγ−ラクトンや6員環構造のδ−ラクトン、7員環構造のε−ラクトン等があり、例えばγ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−ヘキサラクトン、γ−ヘプタラクトン、γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、δ−バレロラクトン、δ−ヘキサラクトン、δ−ヘプタラクトン、δ−オクタラクトン、δ−ノナラクトン、δ−デカラクトン、δ−ウンデカラクトン、ε−カプロラクタムである。
ジエチレングリコールエチルメチルエーテル(MEDG)と、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(MMB)と、ガンマブチロラクトン(GBL)は、以下のような特性を有している。
ここで、第1の溶剤としてジエチレングリコールエチルメチルエーテル(MEDG)、第2の溶剤として3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(MMB)、第3の溶剤としてガンマブチロラクトン(GBL)をそれぞれ用いた場合について、MEDGと、MMBと、GBLとの混合比と、臭気(官能評価)と、塩化ビニル系の基材に対する浸透性(目視評価)との関係を確認した。
[臭気の評価(官能評価)]
混合溶剤の臭いを、普段インクの臭気に接することの無い被験者10名に嗅いでもらい、下記のいずれの段階に感じたかを評価して貰った。
5:においが無い
4:においがほとんど気にならない
3:においはするが気にならない(刺激をほぼ感じない)
2:においが気になる(刺激をやや強く感じる)
1:においが強い(強い刺激を感じる)
[浸透性(対塩ビ)の評価]
5:浸透性最良(滲みなし)
4:浸透性良好(滲みほとんどなし)
3:浸透性良(滲みはあるが支障なし)
2:浸透性やや不良(滲みの程度が大きく支障あり)
1:浸透性不良(滲みあり)
臭気の評価と、浸透性の評価の結果は、以下の通りである。
表2から明らかなように、MEDG(第1の溶剤)の一部を、MEDG(第1の溶剤)よりも臭気強度と蒸発速度が低い他の溶剤に置き換えることで、混合溶剤の臭気をより緩和できる。
この場合において、MMB(第2の溶剤)およびGBL(第3の溶剤)と、MEDG(第1の溶剤)との混合比率((MMB+GBL):MEDG)を、最小で、0.33:1にすることで、混合溶剤の臭気が緩和される。好ましくは、0.54:1よりも大きくすることで、混合溶剤の臭気をより緩和できることを確認した。
ここで、混合溶剤を含むインク組成物を作成して、被印刷物に対する印刷を行う場合、印刷物の評価項目として、インクの滲みがある。
そして、インクの滲みの程度は、被印刷物に対する溶剤の浸透性が低くなると、大きくなる。
臭気の緩和に用いたMMB(第2の溶剤)は、塩化ビニル系の基材(被印刷物)に対する浸透性が低い。
そのため、被印刷物が塩化ビニル系の基材であり、インク組成物の調整に用いる溶剤組成物が、MMB(第2の溶剤)のみを含んでいる場合には、この混合溶剤をそのまま用いてインク組成物を作成すると、インク組成物の臭気は緩和するものの、塩化ビニル系の基材に対するMMB(第2の溶剤)の浸透性が低いことに起因して滲みが生じる。
そこで、本願発明者は、塩化ビニル系の基材(被印刷物)に対する浸透性が高い第3の溶剤を加えて、インク組成物の作成(調整)に用いる溶剤(溶剤組成物)を、MEDG(第1の溶剤)と、MMB(第2の溶剤)と、GBL(第3の溶剤)との混合溶剤としている。
ここで、GBLは、塩化ビニル系の基材に対する浸透性を向上させるために混合されている。
上記した表2から明らかなように、臭気の緩和のために混合される溶剤成分(MMB、GBL)全体における、GBLとMMBとの比率(GBL:MMB)を、最小で0.75:1にすることで、滲みが改善される。好ましくは1:1よりも大きくすることで、滲みをより改善できる。
従って、MMB(第2の溶剤)およびGBL(第3の溶剤)と、MEDG(第1の溶剤)との混合比率((MMB+GBL)/MEDG)を、0.33以上とすることで、臭気をより緩和でき、溶剤成分(MMB、GBL)における、GBLの比率を0.43以上にすることで、滲みを緩和できる。
[インクジェット印刷用のインク組成物]
以下、本発明に係るインク用溶剤組成物を用いて作成したインクジェット印刷用のインク組成物を説明する。
インクジェット印刷用のインク組成物は、上記の混合溶剤中に、色材、分散剤、バインダー樹脂、可塑剤などを、分散または溶解させて調整される。
色材は、従来公知の油性インク組成物に用いられている色材成分を用いることができる。
無機顔料または有機顔料などの顔料や、染料を、単独または複数種類混合して用いることができる。
顔料としてはカーボンブラック、カドミウムレッド、モリブデンレッド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、チタンイエロー、酸化クロム、ビリジアン、チタンコバルトグリーン、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、ジケトピロロピロール、アンスラキノン、ベンズイミダゾロン、アンスラピリミジン、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、又は金属錯体顔料等を用いることができる。
染料としては、例えばアゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、キサンチン染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン粟料、フタロシアニン染料、又は金属フタロシアニン染料を用いることができ、特に油溶性染料が好ましい。
これらの顔料または染料を、単独または混合して使用しても良い。なお、耐候性の観点から、顔料を色材として用いることが好ましい。
またシアン顔料としては銅フタロシアニン顔料が好ましく、C.I.ピグメントブルー15、15:1、15:2、15:3、15:4のカラーインデックスで示される顔料がより好ましい。
イエロー顔料としてはニッケルアゾ錯体顔料及びベンズイミダゾロン系顔料が好ましく、C.I.ピグメントイエロー150、151、154、180のカラーインデックスで示される顔料であることがより好ましい。
マゼンタ顔料としてはキナクリドン顔料が好ましく、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントバイオレット19のカラーインデックスで示される顔料が好ましい。
上記に挙げた顔料は、単独で用いてもよく、混合物又は固溶体顔料で用いてもよい。固溶体顔料は耐候性に優れており、より好適に用いることができる。その他に、公知の有機顔料及び無機顔料を目的に応じて使用することができる。
分散剤は、インク組成物における色材や添加物の分散性をよくすることと、インクとしての保管安定性を向上させるために用いられる。
通常の油性インク組成物、特にインクジェット記録用油性インク組成物において用いられている任意の分散剤を用いることができる。
分散剤の種類としては、例えば、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ステアリルアミンアセテート等が挙げられる。
市販されている分散剤の具体例としては、BYK Chemie社製「Anti−Terra(登録商標)−U(ポリアミノアマイド燐酸塩)」、「Anti−Terra(登録商標)−203/204(高分子量ポリカルボン酸塩)」、「Disperbyk(登録商標)−101(ポリアミノアマイド燐酸塩と酸エステル)、107(水酸基含有カルボン酸エステル)、110、111(酸基を含む共重合物)、130(ポリアマイド)、161、162、163、164、165、166、170(高分子共重合物)」、「400」、「Bykumen(登録商標)」(高分子量不飽和酸エステル)、「BYK−P104、P105(高分子量不飽和酸ポリカルボン酸)」、「P104S、240S(高分子量不飽和酸ポリカルボン酸とシリコン系)」、「Lactimon(登録商標)(長鎖アミンと不飽和酸ポリカルボン酸とシリコン)」、Efka CHEMICALS社製「エフカ44、46、47、48、49、54、63、64、65、66、71、701、764、766」、「エフカポリマー100(変性ポリアクリレート)、150(脂肪族系変性ポリマー)、400、401、402、403、450、451、452、453(変性ポリアクリレート)、745(銅フタロシアニン系)」、共栄社化学社製「フローレン TG−710(ウレタンオリゴマー)」、「フローノンSH−290、SP−1000」、「ポリフローNo.50E、No.300(アクリル系共重合物)」、楠本化成社製「ディスパロン(登録商標) KS−860、873SN、874(高分子分散剤)、#2150(脂肪族多価カルボン酸)、#7004(ポリエーテルエステル型)」、花王社製「デモール(登録商標)RN、N(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、MS、C、SN−B(芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、EP」、「ホモゲノール(登録商標)L−18(ポリカルボン酸型高分子)」、「エマルゲン(登録商標)920、930、931、935、950、985(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)」、「アセタミン(登録商標)24(ココナッツアミンアセテート)、86(ステアリルアミンアセテート)」、ルーブリゾール社製「ソルスパース(登録商標)5000(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13940(ポリエステルアミン系)、17000(脂肪酸アミン系)、24000、39000、36000、33000」、日光ケミカル社製「ニッコール(登録商標) T106(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート)、MYS−IEX(ポリオキシエチレンモノステアレート)、Hexagline4−0(ヘキサグリセリルテトラオレート)」、味の素ファインテクノ社製「アジスパー(登録商標)PB821、PB822(塩基性分散剤)」等が挙げられる。
バインダー樹脂は、インク組成物の粘度調整、色材などの被印刷物に対する定着、印刷物の皮膜強度の確保などを目的として添加される。
インク組成物に含まれる溶媒(溶剤)に対する溶解性を有するもの、具体的には、前記したMEDG(第1の溶剤)と、MMB(第2の溶剤)と、GBL(第3の溶剤)との混合溶剤に対する溶解性が高いもの、被印刷物に対する接着性が高いものを、バインダー樹脂として用いることが好ましい。
被印刷物が塩化ビニル製の基材である場合には、基材に対する定着性を確保するために、塩化ビニル(ポリ塩化ビニル)系の樹脂を、バインダー樹脂として採用することが好ましい。
このようなポリ塩化ビニル系の樹脂として、市販品を利用することが可能である。具体例として、塩ビ酢ビ共重合樹脂であるソルバイン(登録商標)CR5(日信化学工業株式会社製)を使用しても良い。
また、印刷物の被膜強度の確保を目的として、被印刷物に対する接着性が高い樹脂に加えて、印刷物の被膜強度の確保を目的として、透明度の高いアクリル系の樹脂を混合しても良い。
アクリル系の樹脂として、例えば、アクリル樹脂またはメタクリル樹脂を用いることが好ましい。
このようなアクリル樹脂として、市販品を利用することが可能である。具体例として、
熱可塑性アクリル樹脂であるダイアナール(登録商標)BR−106(三菱レイヨン株式会社製)を使用しても良い。
また、アクリル樹脂の分子量は1万〜10万、好ましくは1万〜8万であり、かつ、ガラス転移温度(Tg)は50℃以上、好ましくは60℃以上であり、110℃以下、好ましくは80℃以下である。
可塑剤は、印刷物の被膜強度に可撓性を持たせるために添加される。
このような可塑剤として、市販品を利用することが可能である。具体例として、エポサイザー(登録商標)W100EL(DIC株式会社製)を使用しても良い。
以下、MEDGと、MMBと、GBLの混合比率が、60:20:20である混合溶剤を用いて、顔料が異なるインク組成物を作成した場合を例に挙げて、臭気(官能評価)と、滲み(塩化ビニル系の基材に対する浸透性)(目視評価)の結果を説明する。
[インク1]
色材(顔料): 3.0重量部
樹脂A: 1.6重量部
樹脂B: 1.4重量部
分散剤: 0.8重量部
顔料誘導体: 0.1重量部
可塑剤: 3.0重量部
MEDG: 54.1重量部
MMB: 18.0重量部
GBL: 18.0重量部
インク1の調整過程を説明する。
(1)MEDG:54.1重量部、MMB:18.0重量部、GBL:18.0重量部を混合した混合溶剤を調整する。
(2)調整した上記混合溶剤に対して、カーボンブラック:3.0重量部と、樹脂A(日信化学工業株式会社製:ソルバイン(登録商標)CR5):1.6重量部と、樹脂B(三菱レイヨン株式会社製:ダイアナール(登録商標)BR−106):1.4重量部と、分散剤(味の素株式会社製:アジスパー(登録商標)PB821):0.8重量部、顔料誘導体(アビシア株式会社製:ソルスパース(登録商標)5000)0.1重量部と、可塑剤(DIC株式会社製:エポサイザー(登録商標)W100EL):3.0重量部と、を加えて混合し、ハイスピードミキサーで均一になるまで撹拌した。得られたミルベースを横型サンドミルで約12時間分散した。得られた分散液を1ミクロンのメンブレンフィルターを用いてろ過しインク組成物を得た。
インク1と同様にして、混合溶剤におけるMEDGとMMBとGBLとの比率を変えて、インク1からインク6を調整した。
なお、インク1からインク6の配合比率と、特性は、下記表3の通りである。
[滲みの評価]
塩ビメディア(PWS−G)上に、ミマキエンジニアリング社製JV300の4色標準モード(720×1080、8パス、双方向)にて、CMYK各100%にて4cm角、その中央に赤(M+Y角100%)を1cm角にて印刷し、常温で放置した際の、黒とその周囲との滲み度合いを評価した(図1参照)。
[評価基準]
5:輪郭が直線で、角が90°
4:各辺がやや鋸状になる
3:各辺が鋸状になり、角が丸みを帯びる
2:正方形の歪みが発生する。
1:正方形の歪みが激しく、インクが流れる。
調整したインク組成物(インク1〜インク6)について、臭気(官能評価)と、滲み(塩化ビニル系の基材に対する浸透性)(目視評価)を確認したところ、
混合溶剤におけるMEDGとMMBとGBLとの比率が、75:15:10〜65:15:20の間である場合に、臭気の低減と、滲みの低減に効果が確認された。
そして、混合溶剤におけるMEDGとMMBとGBLとの比率が、60:20:20である場合に、臭気の低減と、滲みの低減に顕著な効果が確認された。
インク1で採用した混合溶剤の組成(MEDGとMMBとGBLとの比率が、60:20:20)をベースとして、色材の異なるインク組成物(インク7〜インク12)を調整した。
なお、インク7からインク12の配合比率と、特性は、下記表4の通りである。
色材の異なるインク組成物(インク7〜インク12)の何れにおいても、臭気の低減と、滲みの低減に効果が確認された。
以上の通り、実施の形態では、
(1)グリコールエーテル系の第1の溶剤(ジエチレングリコールエチルメチルエーテル:MEDG)と、アルコール系の第2の溶剤(3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:MMB)とを含むインク用溶剤組成物とした。
このように構成すると、インク用溶剤組成物における臭気の低減が可能になる。
グリコールエーテル系の第1の溶剤(ジエチレングリコールエチルメチルエーテル:MEDG)とアルコール系の第2の溶剤(3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:MMB)との混合溶剤において、
グリコールエーテル系の第1の溶剤(ジエチレングリコールエチルメチルエーテル:MEDG)とアルコール系の第2の溶剤(3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:MMB)との比率が、90:10〜60:40であるインク用溶剤組成物とした。
このように構成すると、インク用溶剤組成物における臭気の低減が可能になる。
(2)さらに、ラクトン系の第3の溶剤(ガンマブチロラクトン:GBL)を含むインク用溶剤組成物とした。
このように構成すると、塩ビ系の基材に対する浸透性の良いインク用溶剤組成物となる。
(3)グリコールエーテル系の第1の溶剤(ジエチレングリコールエチルメチルエーテル:MEDG)と、アルコール系の第2の溶剤(3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:MMB)と、ラクトン系の第3の溶剤(ガンマブチロラクトン:GBL)との混合比率が、85:10:5〜55:20:25であるインク用溶剤組成物とした。
このように構成すると、インク用溶剤組成物における臭気の低減と、塩ビ系の基材に対する浸透性の良いインク用溶剤組成物となる。
(4)グリコールエーテル系の第1の溶剤(ジエチレングリコールエチルメチルエーテル:MEDG)と、アルコール系の第2の溶剤(3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:MMB)と、ラクトン系の第3の溶剤(ガンマブチロラクトン:GBL)との混合比率が、85:10:5〜55:20:25であるインク用溶剤組成物を用いて調整したインクジェット印刷用のインク組成物とした。
このように構成すると、インク用溶剤組成物に起因する臭気の低減が可能になる。また、被印刷物が塩ビ系の基材である場合に、印刷物における滲みの低減が可能になる。
(5)第1の溶剤(ジエチレングリコールエチルメチルエーテル:MEDG)に対する、第2の溶剤(3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:MMB)と第3の溶剤(ガンマブチロラクトン:GBL)の比率((MMB+GBL)/MEDG)が、最小で0.33:1、好ましくは、0.54:1よりも大きいインク用溶剤組成物とした。
このように構成すると、インク用溶剤組成物における臭気が緩和される。
(6)第2の溶剤(3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:MMB)に対する第3の溶剤(ガンマブチロラクトン:GBL)の比率(GBL/MMB)が、最小で0.33:1、好ましくは1:1よりも大きいインク用溶剤組成物とした。
このように構成すると、塩ビ系の基材に対する浸透性の良いインク用溶剤組成物となる。
またグリコールエーテル系化合物に替えて、又はグリコールエーテル系化合物と共に、アセテート化合物を第1の溶剤として用いることも出来る。
アセテート化合物としては、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールモノエチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールモノブチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルプロピオネート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、エチレングリコールモノメチルエーテルブチレート、エチレングリコールモノエチルエーテルブチレート、エチレングリコールモノブチルエーテルブチレート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルブチレート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルブチレート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルブチレート、プロピレングリコールモノメチルエーテルブチレート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルブチレート、メトキシブチルアセテート等のグリコールモノアセテート類が挙げられる。

Claims (10)

  1. グリコールエーテル系の第1の溶剤と、アルコール系の第2の溶剤を含むインク用溶剤組成物。
  2. 前記第1の溶剤は、アルキレングリコールモノアルキルエーテル及びアルキレングリコールジアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載のインク用溶剤組成物。
  3. 前記第2の溶剤は、アルコキシアルコールであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインク用溶剤組成物。
  4. 前記第1の溶剤が、ジエチレングリコールエチルメチルエーテルであり、
    前記第2の溶剤が、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のインク用溶剤組成物。
  5. 前記第1の溶剤と前記第2の溶剤との混合溶剤において、
    前記第1の溶剤と前記第2の溶剤との比率が、90:10〜60:40であることを特徴とする請求項4に記載のインク用溶剤組成物。
  6. ラクトン系の第3の溶剤を、さらに含むことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のインク用溶剤組成物。
  7. 前記第3の溶剤が、ガンマブチロラクトンであることを特徴とする請求項6に記載のインク用溶剤組成物。
  8. 前記第1の溶剤と前記第2の溶剤と前記第3の溶剤との混合溶剤では、
    前記第1の溶剤と前記第2の溶剤と前記第3の溶剤との比率が、85:10:5〜55:20:25であることを特徴とする請求項7に記載のインク用溶剤組成物。
  9. 請求項8に記載のインク用溶剤組成物を含むインク組成物。
  10. 請求項9に記載のインク用溶剤組成物を含むインクジェット印刷用のインク組成物。
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