JP2019206806A - 屋外傾斜面用の階段 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステップの角度調整を可能とし、且つステップの保持力を高めることができる屋外傾斜面用の階段を提供する。【解決手段】一対の支柱21と、一対の支柱21の間に取り付けられたステップ22と、を有する屋外傾斜面用の階段10は、前記支柱21の内側面に、係合円盤23が設置され、前記ステップ22に、係合円盤23に対向して係合円盤24が設置されており、前記係合円盤23は、中心孔23aと、中心孔23aから放射状に延在する複数の隆起部23bとを有しており、前記係合円盤24は、中心孔24aと、中心孔24aから放射状に延在する複数の隆起部24bとを有しており、前記隆起部23bと前記隆起部24bとの係合位置を選択した状態で、前記中心孔23aと前記中心孔24aとに挿通されたボルト27の締結により、前記係合円盤23と前記係合円盤24とが連結される。【選択図】図5

Description

本発明は、屋外傾斜面用の階段に関する。
日本の国土は平地が少ない代わりに山が多くあり、従って山を切り開いて道路や鉄道の線路を建設することが多い。そのため道路脇や線路脇には、山を切り開くことで付随的に生じた側壁や法面が数多く存在する。このような側壁や法面は、経年により老朽化が進んでいないか、又は自然災害等の影響がないかなど、定期または不定期で点検を行う必要がある。したがって、点検者の負担を軽減し安全に点検作業を行えるよう、点検用の階段が側壁や法面に通常設けられている。
ところで、実際の側壁や法面は一つとして同じ形状のものが存在せず、場所に応じて傾斜角度も異なるため、階段設置に当たっては、現地の測量を行い、それに合わせて階段の図面を作成し、階段の構成部品を作製して組み立てるなどの手間のかかる作業が必要であった。また、別個の作業所で作製した階段を現場に設置する際には、クレーン等の大型重機が必要であり、大掛かりな設置工事が必要とされていた。
そこで、階段の構成部品を現地に運搬して、設置すべき現場に合わせて階段を組み立てる手法が検討されている。しかしながら、設置すべき現場の傾斜角度がさまざまであるので、階段のステップの角度を一種類に決めると、対応できない現場が生じることとなる。
これに対し、特許文献1には、ステップの一部である軌道プレートに複数の位置決め穴を設け、そのうち一つの位置決め穴を選択してボルトで固定する技術が開示されている。かかる技術によれば、設置する場所の傾斜に応じて位置決め穴を選択することにより、その傾斜に適した角度のステップを有する階段を製作できることとなる。
特許第2948561号公報
しかしながら、かかる従来技術においては、位置決め穴を、隣接するもの同士が連通しないように独立して形成すると、位置決め穴のピッチが広がり、ステップの細かい角度調整ができなくなるという問題がある。一方、位置決め穴を長穴とすれば、ステップの細かい角度調整は可能になるが、ボルト締結時のステップ保持力が弱まるため、ボルト径を増大させるなどの対策が必要になり、階段部品の大型化を招き、組立作業が困難となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ステップの角度調整を可能とし、且つステップの保持力を高めることができる屋外傾斜面用の階段を提供することを目的とする。
本発明の屋外傾斜面用の階段は、
一対の支柱と、前記支柱の間に取り付けられたステップと、を有する屋外傾斜面用の階段であって、
前記支柱の内側面に、第1係合部材が設置され、前記ステップに、前記第1係合部材に対向して第2係合部材が設置されており、
前記第1係合部材は、第1中心孔と、前記第1中心孔から放射状に延在する複数の第1隆起部とを有しており、
前記第2係合部材は、第2中心孔と、前記第2中心孔から放射状に延在する複数の第2隆起部とを有しており、
前記第1隆起部と前記第2隆起部の係合位置を変更することにより、前記第1係合部材と前記第2係合部材との相対角度位置が変化し、
前記第1中心孔と前記第2中心孔とに挿通されたボルトの締結により、前記相対角度位置を保持しつつ前記第1係合部材と前記第2係合部材とが連結される、
ことを特徴とする。
本発明によれば,ステップの角度調整を可能とし、且つステップの保持力を高めることができる屋外傾斜面用の階段を提供することができる。
屋外設置用の階段10を示す側面図である。 ストレート部20を構成する支柱21の斜視図である。 ストレート部20を構成するステップ22の斜視図である。 (a)は、係合円盤23の正面図であり、(b)は係合円盤23の斜視図であり、(c)は係合円盤23の側面図である。 (a)は左側の支柱21とステップ22の組み付け前の状態を示し、(b)は、組み付け後の係合円盤23,24の係合状態を示す図である。 (a)は、係合円盤25の正面図であり、(b)は係合円盤25の斜視図であり、(c)は係合円盤25の側面図である。 (a)は左側の支柱21とステップ22の組み付け前の状態を示し、(b)は、組み付け後の係合円盤25,26の係合状態を示す図である。 2つのストレート部20を、連結装置30を用いて連結した状態を示す側面図である。 連結装置30を示す斜視図である。 踊り場を構成する扇状部品の斜視図である。 扇状部品を組み合わせて形成した踊り場の斜視図である。 踊り場54を、ストレート部20の間に設けた階段10の別な例を示す斜視図である。
本明細書中、「左」とは、階段を上る作業者から見て左手側をいい、また「右」とは、階段を上る作業者から見て右手側をいうものとする。
以下、図面を参照して、本実施形態の屋外設置用の階段につて説明する。図1は、屋外設置用の階段10を左側から見た側面図である。図1において、階段10は、2つのストレート部20と、ストレート部20を連結する連結装置30と、手すり40とを有する。
図2,3は、ストレート部20を構成する各部品の斜視図である。ストレート部20は、一対の支柱21(図2)と、支柱21間に配置された複数のステップ22(図3)と、からなる。支柱21は、略C字状断面を有する鋼材であり、それぞれ対向面21aを互いに向けて対称に配置される。支柱21の端部の上下面には、取り付け孔21bがそれぞれ形成されている。
左側の支柱21は、対向面21aに等間隔に形成された不図示の孔に合わせて、係合円盤23が溶接されている。一方、右側の支柱21も、対向面21aに等間隔に形成された不図示の孔に合わせて、係合円盤24が溶接されている。
図3において、鋼板からなるステップ22は、作業者の踏板になる矩形板22aと、矩形板22aの両側において中央下面に溶接された一対のホルダ22bとを有する。各ホルダ22bは、L字状に折り曲げられてなり、矩形板22aから直角に延在する面22cを有する。左側の支柱21に対向するホルダ22bの面22cに形成された不図示の孔に合わせて、係合円盤24が溶接されている。一方、右側の支柱21に対向するホルダ22bの面22cに形成された不図示の孔に、係合円盤26が溶接されている。
なお、矩形板22aは、面22cがある縁とは異なる縁を、それぞれ上下逆方向に折り曲げて、竪壁22d、22eを形成しており、これにより矩形板22aの剛性を高めている。下方向に折り曲げてなる竪壁22eが、階段10を昇降する作業者に近い側となる。
次に、係合円盤(第1の係合部材)23と、係合円盤(第2の係合部材)25について説明する。係合円盤23,25は、互いに同一形状を有するので、係合円盤23のみについて詳細に説明する。
図4は、左側の支柱21に取り付けられる係合円盤23を示す図である。図4(a)に示すように、係合円盤23は、円形の中心孔(第1中心孔)23aと、中心孔23aから放射状に延在する複数の隆起部(第1隆起部)23bとを有する。係合円盤23の直径は、30mm〜100mm、好ましくは60mmである。
各隆起部23bは、中心孔23aの軸線X回りに、図4(c)に示すように、正方向を向いた垂直面(101面)23b1と、負方向を向いた斜面(102面)23b2とを有し、これを全周にわたって周期的に繰り返している。垂直面23b1を延長した面は、係合円盤23の軸線Xを含む。また、斜面23b2は、軸線Xに対して傾いている。斜面23b2の軸線Xに対する傾き角は、30〜70度であると好ましく、52度であると更に好ましい。
ここで、「正方向」及び「負方向」について、図4(a)に示すように、隆起部23bに正対して係合円盤23を軸線方向に見たときに、軸線に対して左回りの方向を「正方向」といい、それとは反対に軸線に対して右回りの方向を「負方向」という。
更に、係合円盤23を軸線方向に見たときに、1つの隆起部23bの角度は3度〜15度、好ましくは5度とすることができる。ただし、この角度は5〜51度まで変更することは任意である。また、外周における隆起部23bの高低差は1mm〜4mm、好ましくは2mmである。
係合円盤24も、同じ形状を有する。すなわち、図5を参照して、係合円盤24は、円形の中心孔(第2中心孔)24aと、中心孔24aから放射状に延在する複数の隆起部(第2隆起部)24bとを有する。各隆起部24bは、中心孔24aの軸線回りに、正方向を向いた垂直面(201面)24b1と、負方向を向いた斜面(202面)24b2とを有し、これを全周にわたって周期的に繰り返している。垂直面24b1を延長した面は、係合円盤24の軸線Xを含む。また、斜面24b2は、係合円盤24の軸線Xに対して傾いている。
支柱21にステップ22を組み付ける際、図5において軸線X同士が一致するようにして、係合円盤23と係合円盤24とを対向させて、隆起部23bと隆起部24bとを係合させる。これにより、全ての垂直面23b1,24b1同士が当接し、全ての斜面23b2,24b2同士が当接する。隆起部23bと隆起部24bの係合位置を変更することにより、係合円盤23と係合円盤24との相対角度位置が、例えば5度ずつ変化するので、所望の相対角度位置をとることができる。かかる状態で、軸線Xに沿ってボルト27を挿通し、ナット28を螺合させて工具で締め上げる。これにより、係合円盤23と係合円盤24との相対角度位置が固定される。
図6は、右側の支柱21に取り付けられる係合円盤25を示す図である。係合円盤25は、円形の中心孔25aと、中心孔25aから放射状に延在する複数の隆起部25bとを有する。各隆起部25bは、中心孔25aの軸線回りに、負方向を向いた垂直面25b1と、正方向を向いた斜面25b2とを有し、これを全周にわたって周期的に繰り返している。垂直面25b1を延長した面は、係合円盤25の軸線Xを含む。また、斜面25b2は、係合円盤25の軸線Xに対して傾いている。
係合円盤26も、係合円盤25と同じ形状を有する。すなわち、図7を参照して、係合円盤26は、円形の中心孔26aと、中心孔26aから放射状に延在する複数の隆起部26bとを有する。各隆起部26bは、中心孔26aの軸線回りに、負方向を向いた垂直面26b1と、正方向を向いた斜面26b2とを有し、これを全周にわたって周期的に繰り返している。垂直面26b1を延長した面は、係合円盤26の軸線Yを含む。また、斜面26b2は、係合円盤26の軸線Yに対して傾いている。以上より明らかであるが、階段10に設ける左側の係合円盤23,24と、右側の係合円盤25,26とは、隆起部の向きが逆である対称形状を有する。なお、係合円盤23,24と、係合円盤25,26のうち一方のみを設けてもよい。
支柱21にステップ22を組み付ける際、図7において軸線Y同士が一致するようにして、係合円盤25と係合円盤26とを対向させて、隆起部25bと隆起部26bとを係合させる。これにより、全ての垂直面25b1,26b1同士が当接し、全ての斜面25b2,26b2同士が当接する。かかる状態で、軸線Yに沿ってボルト27を挿通し、ナット28を螺合させて工具で締め上げる。
その後、図8に示すように、矩形板22aに手すり40のポール41の下端をボルト締結し、更にストレート部20同士の端部を、連結装置30を用いて連結する。これにより図1に示す階段10が完成する。
本実施の形態によれば、支柱21、ステップ22、連結装置30、手すり40の各部品を、組み付け前の状態で側壁や法面がある現地へと運搬し、現地で階段10に組み立てることができるから、大型クレーンなどの重機が不要であり、また現場にある工具のみで容易に組み付けられるため、設置の手間が大幅に軽減され、コスト低減が図れる。このとき、支柱21の最適な傾きは、階段10が設置される傾斜面の傾きによって変わりうるのに対し、ステップ22は水平に保持しなくてはならない。
これに対し本実施形態によれば、左側の係合円盤23,24及び右側の係合円盤25,26において、隆起部が放射状に形成されているため、係合させる隆起部を周方向にずらすことで、例えば5度ごとに支柱21に対するステップ22の傾きを調整でき、これにより支柱21の傾きにかかわらず、いずれのステップ22も水平方向に保持できる。
また、図8に示す階段10を作業者が昇降する際に、ステップ22には図8で矢印Tに示す方向に、作業者の体重に起因したモーメント荷重が作用する。かかる場合、左側の支柱21の係合円盤23と、それに係合する係合円盤24とは、それぞれ垂直面23b1,24b1同士が互いに押圧される方向に荷重が付与される(図5(b)参照)。個々の垂直面23b1,24b1の面積は小さいが、係合円盤23,24全周にわたって、多くの垂直面23b1,24b1が存在するため、これらの協調により大荷重を支持できる。
同様に、右側の支柱21の係合円盤25と、それに係合する係合円盤26においても、それぞれ垂直面25b1,26b1同士が互いに押圧される方向に荷重が付与される(図7(b)参照)。個々の垂直面25b1,26b1の面積は小さいが、係合円盤25,26全周にわたって、多くの垂直面25b1,26b1が存在するため、これらの協調により大荷重を支持できる。
一方、階段10を設置した後、支柱21に対するステップ22の傾きを微調整したい場合もある。かかる場合、右側もしくは左側のボルト27(図5,7)を緩め、図8の矢印Tとは逆方向にステップ22を回動させる。すると、左側の支柱21の係合円盤23と、それに係合する係合円盤24との間で、斜面23b2、24b2とが相手側に乗りあがるように摺動し、また右側の支柱21の係合円盤25と、それに係合する係合円盤26との間でも、斜面25b2、26b2とが相手側に乗りあがるように摺動し、一対の支柱21同士の間隔を若干押し広げつつ、ステップ22を回動させることができる。
例えば5度、ステップ22を回動させると、周方向に一つずれた垂直面23b1,24b1が係合し、且つ周方向に一つずれた垂直面25b1,26b1が一致するので、緩めたボルト27を再び締めることで、係合円盤の再係合を行うことができる。これにより、支柱21に対するステップ22の傾き調整を容易に行うことができる。又、ボルト27に万が一多少の緩みが生じた場合でも、垂直面23b1,24b1同士、および垂直面25b1,26b1同士がかみ合っている限り、図8で矢印T方向にステップ22の回動は生じないから、フェールセーフの意味も持つ。ただし、以上に係わらず、係合円盤25,26は、係合円盤23,24と同じ形状としてもよい。
図9は、連結装置30を示す斜視図である。連結装置30は、ストレート部20の支柱21に取り付けられる第1連結部品31と、第2連結部品32とからなる。鋼板製の第1連結部品31は、コ字状に折り曲げられたベース31aと、ベース31aに溶接された矩形板31bとを有する。ベース31aの上下面と、矩形板31bの先端近傍には、不図示のボルト用の孔が形成されている。
一方、鋼板製の第2連結部品32は、コ字状に折り曲げられたベース部32aと、ベース部32aから延在する矩形板部32bとから一体で形成されている。ベース部32aの上下面と、矩形板部32bの先端近傍には、不図示のボルト用の孔が形成されている。
第1連結部31のベース31aを、下側のストレート部20の支柱21の端部に、孔21b(図2)を介して挿通されたボルト33を用いて締結する。また、第2連結部32のベース部32aを、上側のストレート部20の支柱21の端部に、孔21b(図2)を介して挿通されたボルト34を用いて締結する。最後に、矩形板31bと矩形板部32bとを突き合わせて、不図示のボルト用の孔にボルト35を挿通して締結することで、ストレート部20に支柱21同士が連結される。反対側の支柱21においても同様である。
第1連結部品31と第2連結部品32との連結は、片側で1本のボルト35の締結により行われるため、連結装置30により連結されるストレート部20の角度を自在に設定できる。またストレート部20の支柱21は、不図示の杭等によって、側壁や法面にしっかり固定されるので、連結装置30に階段10の自重が直接印加されることはなく、1本のボルト35で連結しても特に問題はない。
図10は、踊り場を構成する扇状部品の斜視図である。図11は、扇状部品を組み合わせて形成した踊り場の斜視図である。図10において、扇状部品50は、内側部材51と、内側部材より長い外側部材52と、内側部材51と外側部材52との間に配置された扇板53とを有する。
階段を設置する側壁や法面の形状に応じて、踊り場の形状も変化する。一方、扇板53の開き角を、設置する現場に応じて変更するとなると、多種の扇板53を作製する必要が生じ、コストが増大する。そこで、本実施の形態では、一定の開き角度を有する扇板53を製作し、図11に示すように、組み合わせる扇板53の枚数を変えて、現場に合わせた踊り場54の形状とする。扇板53の接合は、隣接する内側部材51同士を溶接し、また外側部材52同士を溶接することで実現できる。ただし、ボルト等で、隣接する内側部材51同士を締結し、また外側部材52同士を締結してもよい。接合した状態で、隣接する扇板53は面一であると好ましい。
図12は、このようにして形成した踊り場54を、ストレート部20の間に設けた階段10の別な例を示す斜視図である。ここでは、踊り場54とストレート部20とを、上述した連結装置30を用いて連結している。
本実施の形態によれば、例えば所定長(3〜5m)の支柱21と、複数のステップ22とを仮組(ボルト27を完全に締結しない状態と)した階段ユニットを構成し、この階段ユニットと踊り場54とを、それぞれを複数個現地へと搬送することで、搬送性を高めることができる。また、階段を設置する側壁や法面の形状に応じて、階段ユニットと踊り場54とを作業者が適宜選択して組み合わせ、上述したようにステップ22の角度調整を行ったうえで最終的にボルト締結を行い、現場に最適な階段10を形成することができる。階段ユニットの長さが一定であるので、その荷重が均一に設置面に対して印加されるため、設置性にも優れる。
10 階段、
20 ストレート部
21 支柱
22 ステップ
23〜26 係合円盤
27 ボルト
28 ナット
30 連結装置
31 第1連結部品
32 第2連結部品
33〜35 ボルト
40 手すり
41 ポール
50 扇状部品
54 踊り場
本発明の屋外傾斜面用の階段は、
一対の支柱と、前記支柱の間に取り付けられたステップと、を有する屋外傾斜面用の階段であって、
前記支柱の内側面に、第1係合部材が設置され、前記ステップに、前記第1係合部材に対向して第2係合部材が設置されており、
前記第1係合部材は、第1中心孔と、前記第1中心孔から放射状に延在する複数の第1隆起部とを有しており、
前記第2係合部材は、第2中心孔と、前記第2中心孔から放射状に延在する複数の第2隆起部とを有しており、
前記第1隆起部と前記第2隆起部の係合位置を変更することにより、前記第1係合部材と前記第2係合部材との相対角度位置が変化し、
前記第1中心孔と前記第2中心孔とに挿通されたボルトの締結により、前記相対角度位置を保持しつつ前記第1係合部材と前記第2係合部材とが連結され
各第1隆起部は、前記第1中心孔の軸線回りに、正方向を向いた第1面と、負方向を向いた第2面とを有し、
各第2隆起部は、前記第2中心孔の軸線回りに、正方向を向いた第3面と、負方向を向いた第4面とを有し、
前記第1隆起部と前記第2隆起部とが係合した状態で、前記第1面と前記第3面とが当接し、且つ前記第2面と前記第4面とが当接し、
前記第1面を延長する面は、前記第1中心孔の軸線を含む平面であり、前記第3面を延長する面は、前記第2中心孔の軸線を含む平面であり、
前記第2面は、前記第1中心孔の軸線に対して傾いた斜面であり、前記第4面は、前記第2中心孔の軸線に対して傾いた斜面であり、
昇降時の荷重が前記ステップに付与されたとき、前記第1面と前記第3面とが互いに押圧される、
ことを特徴とする。
次に、係合円盤(第1係合部材)23と、係合円盤(第2係合部材)24について説明する。係合円盤23,24は、互いに同一形状を有するので、係合円盤23のみについて詳細に説明する。
各隆起部23bは、中心孔23aの軸線X回りに、図4(c)に示すように、正方向を向いた垂直面(第1面)23b1と、負方向を向いた斜面(第2面)23b2とを有し、これを全周にわたって周期的に繰り返している。垂直面23b1を延長した面は、係合円盤23の軸線Xを含む。また、斜面23b2は、軸線Xに対して傾いている。斜面23b2の軸線Xに対する傾き角は、30〜70度であると好ましく、52度であると更に好ましい。
係合円盤24も、同じ形状を有する。すなわち、図5を参照して、係合円盤24は、円形の中心孔(第2中心孔)24aと、中心孔24aから放射状に延在する複数の隆起部(第2隆起部)24bとを有する。各隆起部24bは、中心孔24aの軸線回りに、正方向を向いた垂直面(第3面)24b1と、負方向を向いた斜面(第4面)24b2とを有し、これを全周にわたって周期的に繰り返している。垂直面24b1を延長した面は、係合円盤24の軸線Xを含む。また、斜面24b2は、係合円盤24の軸線Xに対して傾いている。
図6は、右側の支柱21に取り付けられる係合円盤(第3係合部材)25を示す図である。係合円盤25は、円形の中心孔25aと、中心孔25aから放射状に延在する複数の隆起部(第3隆起部)25bとを有する。各隆起部25bは、中心孔25aの軸線回りに、負方向を向いた垂直面25b1と、正方向を向いた斜面25b2とを有し、これを全周にわたって周期的に繰り返している。垂直面25b1を延長した面は、係合円盤25の軸線Xを含む。また、斜面25b2は、係合円盤25の軸線Xに対して傾いている。
係合円盤(第4係合部材)26も、係合円盤25と同じ形状を有する。すなわち、図7を参照して、係合円盤26は、円形の中心孔26aと、中心孔26aから放射状に延在する複数の隆起部(第4隆起部)26bとを有する。各隆起部26bは、中心孔26aの軸線回りに、負方向を向いた垂直面26b1と、正方向を向いた斜面26b2とを有し、これを全周にわたって周期的に繰り返している。垂直面26b1を延長した面は、係合円盤26の軸線Yを含む。また、斜面26b2は、係合円盤26の軸線Yに対して傾いている。以上より明らかであるが、階段10に設ける左側の係合円盤23,24と、右側の係合円盤25,26とは、隆起部の向きが逆である対称形状を有する。なお、係合円盤23,24と、係合円盤25,26のうち一方のみを設けてもよい。

Claims (8)

  1. 一対の支柱と、前記支柱の間に取り付けられたステップと、を有する屋外傾斜面用の階段であって、
    前記支柱の内側面に、第1係合部材が設置され、前記ステップに、前記第1係合部材に対向して第2係合部材が設置されており、
    前記第1係合部材は、第1中心孔と、前記第1中心孔から放射状に延在する複数の第1隆起部とを有しており、
    前記第2係合部材は、第2中心孔と、前記第2中心孔から放射状に延在する複数の第2隆起部とを有しており、
    前記第1隆起部と前記第2隆起部の係合位置を変更することにより、前記第1係合部材と前記第2係合部材との相対角度位置が変化し、
    前記第1中心孔と前記第2中心孔とに挿通されたボルトの締結により、前記相対角度位置を保持しつつ前記第1係合部材と前記第2係合部材とが連結される、
    ことを特徴とする屋外傾斜面用の階段。
  2. 前記第1係合部材と前記第2係合部材とは同一形状の円盤である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の屋外傾斜面用の階段。
  3. 各第1隆起部は、前記第1中心孔の軸線回りに、正方向を向いた第101面と、負方向を向いた第102面とを有し、
    各第2隆起部は、前記第2中心孔の軸線回りに、正方向を向いた第201面と、負方向を向いた第202面とを有し、
    前記第1隆起部と前記第2隆起部とが係合した状態で、前記第101面と前記第201面とが当接し、且つ前記第102面と前記第202面とが当接する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の屋外傾斜面用の階段。
  4. 前記第101面を延長する面は、前記第1中心孔の軸線を含む平面であり、前記第201面を延長する面は、前記第2中心孔の軸線を含む平面である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の屋外傾斜面用の階段。
  5. 前記第102面は、前記第1中心孔の軸線に対して傾いた斜面であり、前記第202面は、前記第2中心孔の軸線に対して傾いた斜面である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の屋外傾斜面用の階段。
  6. 複数の前記階段における前記支柱の端部同士を連結する連結装置が設けられ、前記連結装置は、連結した前記支柱の角度を変更可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の屋外傾斜面用の階段。
  7. 複数の前記階段の間に踊り場を形成しており、前記踊り場は、扇状の部品を組み合わせて構成される
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の屋外傾斜面用の階段。
  8. 所定の長さの前記支柱と前記ステップとを仮組してなる複数の階段ユニットと、前記踊り場とを組み合わせてなる
    ことを特徴とする請求項7に記載の屋外傾斜面用の階段。
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