JP2019206197A - 扇子式の自動車用雨除け装置 - Google Patents

扇子式の自動車用雨除け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】降雨時に自動車の乗降人、特に運転者を濡れないように保護する扇子式の自動車用雨除け装置を提供する。【解決手段】蛇腹状の折り曲げ稜線(18)に沿って多数のシート支持骨(20)が列設された全体的な扇形の雨除けシート(A)を、その扇形の一側縁部において車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)へ取り付ける一方、同じく扇形の他側縁部においてフロントドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)へ取り付けると共に、その固定カバーフレーム(SF)を車体(S)へ屋根面(12)へ、可動カバーフレーム(DF)をドア(D)の上縁(17)へ各々磁着させての使用中、そのドア(D)の閉鎖時には雨除けシート(A)が両カバーフレーム(SF)(DF)の閉合によって、その内部への積層折りたたみ状態に収納され、その状態からドア(D)を開放するに連れて、雨除けシート(A)が横方向へ張り出して平面視の扇形に展開するように設定した。【選択図】図4

Description

本発明は降雨時に自動車へ乗降する人、就中運転者を濡れないように保つ扇子式の自動車用雨除け装置に関する。
特許文献1に開示のドアルーフ装置と、特許文献2に開示の濡れ防止装置とは、傘布を思わせる断面蛇腹状又は波状に成形されたドアルーフが、自動車のドア開放時に展開し、そのドア閉鎖時に折りたたまれるようになっているほか、そのドアルーフの一側縁部と他側縁部が各々磁石によって、対応位置する車体の上部側縁とドアの上縁へ取り付けられるようになっている点で、本発明に最も近似する公知技術であると考えられる。
特開平10−58976号公報 特開2006−306197号公報
ところが、特許文献1、2に記載された公知発明の構成では、たとえ既往の自動車へ磁石によって後付け使用できる利便性があるとしても、布やビニール、紙などの材料から成るドアルーフが、ドアの閉鎖時(自動車の走行時)に車体との相互間へ折りたたみ集束状態に挟み込まれるため、車内の密封性能を阻害してしまうおそれがあり、到底実用化することができない。
本発明はこのような課題の解決に役立つ扇子式自動車用雨除け装置の提供を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では自動車におけるフロントドアの開放に連れて平面視の扇形に展開し、そのドアの閉鎖に連れて折りたたまれ積層することとなるように、断面蛇腹状又は波状に形成された可撓な一枚物の雨除けシートと、
上記雨除けシートにおける蛇腹状又は波状の折り曲げ稜線に沿って前後方向へ延在する状態に取り付けられた多数のシート支持骨と、
同じく雨除けシートにおける上記扇形の要部となるシート支持骨の前端部へ、悉く一定の角度範囲だけ開閉できるように貫通された回動枢軸と、
上記雨除けシートの一側縁部に位置するシート支持骨が取り付け一体化された車体側の固定カバーフレームと、
同じく雨除けシートの他側縁部に位置するシート支持骨が取り付け一体化されたドア側の可動カバーフレームとを備え、
上記車体側の固定カバーフレームを車体の屋根面又は屋根面と上部側縁へ、磁石によって着脱自在に磁着させる一方、
上記ドア側の可動カバーフレームをフロントドアの上縁へ、磁石により着脱自在に磁着させての使用中、
上記フロントドアの閉鎖時には雨除けシートが固定カバーフレームと可動カバーフレームとの閉合により、車体の屋根面上での被覆された積層折りたたみ状態に保たれ、
同じくドアの開放時には上記雨除けシートがその固定カバーフレームから横方向へ張り出して、全体的な扇形の展開状態に保たれるように設定したことを特徴とする。
また、請求項2では車体側の固定カバーフレームを横向き開口する断面ほぼコ字形として、その車体の屋根面又は屋根面と上部側縁へ取り付ける下部の取付ベースに、点在分布する複数のゴム磁石又は鉄磁石と一枚物の長い帯状ゴムシートとを設置する一方、
フロントドア側の可動カバーフレームを断面ほぼL字形として、その起立壁面により上記固定カバーフレームを横方向から閉鎖できるように定めると共に、そのドアの上縁へ取り付ける下部の取付ベースに、点在分布する複数のゴム磁石又は鉄磁石を設置したことを特徴とする。
請求項3では自動車におけるフロントドアの開放に連れて平面視の扇形に展開し、そのドアの閉鎖に連れて折りたたまれ積層することとなるように、断面蛇腹状又は波状に形成された可撓な一枚物の雨除けシートと、
上記雨除けシートにおける蛇腹状又は波状の折り曲げ稜線に沿って前後方向へ延在する状態に取り付けられた多数のシート支持骨と、
同じく雨除けシートにおける上記扇形の要部となるシート支持骨の前端部へ、悉く一定の角度範囲だけ開閉できるように貫通された回動枢軸と、
上記雨除けシートの一側縁部に位置するシート支持骨が取り付け一体化された車体側の固定カバーフレームと、
同じく雨除けシートの他側縁部に位置するシート支持骨が取り付け一体化されたドア側の可動カバーフレームとを備え、
上記車体側の固定カバーフレームをその車体における屋根面の側縁に沿って固着一体化された上向き開口する断面C字形、リップチャンネル溝形又は蟻溝形のカバーフレーム用受け入れレールへ、その切り離し端部から抜き差し自在に差し込む一方、
上記ドア側の可動カバーフレームをそのフロントドアの上縁に沿って固着一体化された上向き開口する断面C字形、リップチャンネル溝形又は蟻溝形のカバーフレーム用受け入れレールへ、その切り離し端部から抜き差し自在に差し込んでの使用中、
上記フロントドアの閉鎖時には雨除けシートが固定カバーフレームと可動カバーフレームとの閉合により、車体の屋根面上での被覆された積層折りたたみ状態に保たれ、
同じくドアの開放時には上記雨除けシートがその固定カバーフレームから横方向へ張り出して、全体的な扇形の展開状態に保たれるように設定したことを特徴とする。
請求項4では自動車におけるフロントドアの開放に連れて平面視の扇形に展開し、そのドアの閉鎖に連れて折りたたまれ積層することとなるように、断面蛇腹状又は波状に形成された可撓な一枚物の雨除けシートと、
上記雨除けシートにおける蛇腹状又は波状の折り曲げ稜線に沿って前後方向へ延在する状態に取り付けられた多数のシート支持骨と、
同じく雨除けシートにおける上記扇形の要部となるシート支持骨の前端部へ、悉く一定の角度範囲だけ開閉できるように貫通された回動枢軸と、
上記雨除けシートの一側縁部に位置するシート支持骨が取り付け一体化された車体側の固定カバーフレームと、
同じく雨除けシートの他側縁部に位置するシート支持骨が取り付け一体化されたドア側の可動カバーフレームとを備え、
上記車体側の固定カバーフレームをその車体における屋根面の側縁に沿って列設された上向き開口する断面C字形、リップチャンネル溝形又は蟻溝形のカバーフレーム用受け入れレールへ直かに、又は別個の可撓な差し込みガイドケースを介して、その切り離し端部から抜き差し自在に差し込む一方、
上記ドア側の可動カバーフレームをそのフロントドアの上縁に沿って列設された上向き開口する断面C字形、リップチャンネル溝形又は蟻溝形のカバーフレーム用受け入れレールへ直かに、又はその別個の可撓な差し込みガイドケースを介して、その切り離し端部から抜き差し自在に差し込んでの使用中、
上記フロントドアの閉鎖時には雨除けシートが固定カバーフレームと可動カバーフレームとの閉合により、車体の屋根面上での被覆された積層折りたたみ状態に保たれ、
同じくドアの開放時には上記雨除けシートがその固定カバーフレームから横方向へ張り出して、全体的な扇形の展開状態に保たれるように設定したことを特徴とする。
請求項5では雨除けシートの折り曲げ稜線に沿い前後方向へ延在するシート支持骨用挿通袋を列設して、その挿通袋へシート支持骨を通し込み、
その多数のシート支持骨における隣り合う同士を連結する全体的な一本物の開閉助勢用バネ線材を、各シート支持骨の後端部付近と中途部へ巻き付けると共に、
上記雨除けシートの後端部から折り曲げ稜線に沿って後方へ一体的に張り出された多数の化粧キャップを、各シート支持骨の後端部へ抜き差し自在に差し込み套嵌することにより、上記バネ線材を後方への抜け止め状態に保ったことを特徴とする。
請求項6ではシート支持骨用挿通袋を可撓なチューブ形態として、雨除けシートの折り曲げ稜線に沿って溶着一体化すると共に、
その折り曲げ稜線に沿って雨除けシートから後方へ張り出す化粧キャップの基端部を、上記雨除けシートの後端部へ溶着一体化したことを特徴とする。
請求項7では固定カバーフレームの前端部を可動カバーフレームのそれよりも前方へ長く張り出すフロント延長ケースとして、その横方向と前方向が開口しない断面ほぼ箱形に造形すると共に、
多数のシート支持骨における隣り合う上下相互間に介在するシート垂れ下がり防止用スペーサーを、その箱形フロント延長ケースの内部へ固定横架させたことを特徴とする。
請求項8ではシート垂れ下がり防止用スペーサーがステンレス鋼板や非鉄金属板、その他の金属板から成り、その左右両端部を箱形フロント延長ケースの向かい合う側壁面から内向きに張り出す棚受け片によって、ほぼ水平状態に受け止め支持したことを特徴とする。
請求項9では雨除けシートが防水処理又は撥水処理された傘布から成り、そのシート支持骨が炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂、その他の各種繊維強化樹脂の管棒材から成ることを特徴とする。
更に、請求項10では車体側の固定カバーフレーム並びにフロントドア側の可動カバーフレームが、何れもABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、その他の高強度な合成樹脂から成ることを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、雨除けシートにおける扇形の一側縁部に位置するシート支持骨を取り付け一体化した車体側の固定カバーフレームが、車体の屋根面又はその屋根面と上部側縁へ磁石によって着脱自在に磁着されるようになっており、また同じく扇形の他側縁部に位置するシート支持骨を取り付け一体化したフロントドア側の可動カバーフレームが、ドアの上縁へやはり磁石によって着脱自在に磁着されるようになっているため、自動車へすばやく容易に取り付けることができる実用性があり、その取り付けた痕跡が車体とフロントドアに残ったり、そのドアと車体に損傷を与えたりするおそれがない。その結果、既に市販されている各種の自動車へ、言わば後付け式に取り付け使用できるのであり、自動車用雨除け装置としての汎用性に優れる。
しかも、扇子式の自動車用雨除け装置として、その蛇腹状又は波状に成形された雨除けシートの折り曲げ稜線に沿って、多数のシート支持骨が前後方向へ延在する状態に列設されており、その雨除けシートにおける扇形の一側縁部に位置するシート支持骨が、車体側の固定カバーフレームに取り付け一体化されている一方、同じく扇形の他側縁部に位置するシート支持骨が、フロントドア側の可動カバーフレームに取り付け一体化されていると共に、上記扇形の要部となるシート支持骨の前端部が、悉く串刺し貫通された回動枢軸を介して、集束状態に組み付けられている。
そのため、自動車のフロントドアを閉鎖した時には、雨除けシートが上記固定カバーフレームと可動カバーフレームとの閉合により、車体の屋根面上での被覆された積層折りたたみ状態に保たれることとなって、自動車の走行を支障なく行えるのである。
また、その積層した折りたたみ状態からフロントドアを開放するに連れて、上記雨除けシートはあたかも扇子のように、上記車体側の固定カバーフレームから横方向へほぼ水平に張り出し(滑り出し)、平面視の扇形に展開して、そのドアと車体とのほぼV字状に拡開する空間を、上方から確実に被覆することとなり、自動車の乗降人である就中運転者を降雨から濡れないように保護することができる。4人以上は勿論のこと、2人乗り用の自動車にも広く適用し得る効果がある。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、ゴム磁石又は鉄磁石が複数の点在分布状態にあるため、車体側の固定カバーフレームを車体の屋根面又はその屋根面と上部側縁へ、またフロントドア側の可動カバーフレームをそのドアの上縁へ、何れも馴染み良く密着状態に設置することができ、その取り付け強度と安定性がますます向上する。
請求項3の構成によれば、車体側の固定カバーフレームを車体における屋根面の上部側縁に沿って固着一体化された上向き開口する断面C字形、蟻溝形又はリップチャンネル溝形の固定カバーフレーム用受け入れレールへ、またフロントドア側の可動カバーフレームをそのドアの上縁に沿って固着一体化された上向き開口する断面C字形、蟻溝形又はリップチャンネル溝形の可動カバーフレーム用受け入れレールへ、各々切り離し端部から抜き差し自在に差し込むことにより、雨除けシートを自動車の車体とフロントドアヘすばやく容易に取り付け(後付け)使用することができ、請求項1の上記効果とほぼ同等の効果を得られる。
請求項4の構成によれば、自動車を新らしく製造する当初において、その車体の屋根面へ上部側縁に沿い延在する上向き開口の断面C字形、蟻溝形又はリップチャンネル溝形のカバーフレーム用受け入れレールと、フロントドアの上縁に沿って延在する上向き開口の断面C字形、蟻溝形又はリップチャンネル溝形のカバーフレーム用受け入れレールとを各々列設しておくことにより、これらのカバーフレーム用受け入れレールへやはり雨除けシートにおける車体側の固定カバーフレームとフロントドア側の可動カバーフレームとを、各々その切り離し端部から抜き差し自在に差し込み使用することができる。
何れにしても、請求項5の構成を採用するならば、断面蛇腹状又は波状をなす雨除けシートの折り曲げ稜線に沿って列設されたシート支持骨用挿通袋へ、シート支持骨を容易に正しく通し込み設置することができ、しかもその多数の配列状態に延在するシート支持骨同士の隣り合う相互を、全体的な一本物の開閉助勢用バネ線材により連結して、その雨除けシートの展開作用と折りたたみ作用を円滑・確実に営なませ得る効果がある。
また、請求項6の構成を採用するならば、雨除けシートへシート支持骨用挿通袋とシート支持骨の化粧キャップとを、その断面蛇腹状又は波状の折り曲げ稜線上へ容易・確実に溶着一体化することができ、生産性の向上に役立つ。
請求項7の構成を採用するならば、雨除けシートにおけるシート支持骨の回動枢軸により集束(結束)された前端部を、その車体側の固定カバーフレームから可動カバーフレームよりも前方へ長く張り出すフロント延長ケースによって、良好な外観状態に被覆化粧することができ、雨除けシートをそのシート支持骨同士の隣り合う上下相互間へ介挿されるスペーサーによって、垂れ下がりや変形などのおそれなく支持し得る効果がある。
更に、請求項8〜10の構成を採用するならば、その雨除けシート垂れ下がり防止用スペーサー、多数のシート支持骨、車体側の固定カバーフレーム並びにフロントドア側の可動カバーフレームを、各々その機能に相応しい強度と軽さがある材料から作成することができ、耐用性の向上にも役立つ。
本発明の第1実施形態におけるフロントドアを閉鎖した状態の概略側面図である。 図1の平面図である。 図2からフロントドアを開放した状態の概略平面図である。 フロントドアの開放状態を前方(正面)から見た拡大斜面図である。 図4の5−5線に沿う拡大断面図であって、雨除けシートの展開状態を示す。 フロントドアの閉鎖時における雨除けシートの積層折りたたみ状態を示す図5に対応する拡大断面図である。 雨除けシートの積層折りたたみ状態を示す全体概略側面図である。 図7の全体概略平面図である。 雨除けシートの展開状態を示す全体概略平面図である。 図9の部分拡大平面図である。 図10の11−11線に沿う拡大断面図である。 図10の12−12線に沿う拡大断面図である。 図10の13−13線に沿う拡大断面図である。 図7の14−14線に沿う拡大断面図である。 図14の変形実施形態を示す拡大断面図である。 固定カバーフレームの前端部付近を抽出して示す部分拡大斜面図である。 図7の17−17線に沿う拡大断面図である。 図7の18−18線に沿う拡大断面図である。 本発明の第2実施形態における雨除けシートの展開状態を示す図5に対応する断面図である。 同じく雨除けシートの積層折りたたみ状態を示す図19に対応する断面図である。 本発明の第3実施形態における雨除けシートの展開状態を示す図5に対応する断面図である。 同じく雨除けシートの積層折りたたみ状態を示す図21に対応する断面図である。 雨除け装置の変形実施形態を示す図21に対応する断面図である。 フロントドアの閉鎖時における雨除けシートの積層折りたたみ状態を示す図23に対応する断面図である。 雨除けシートにおける固定カバーフレームの取付ベースがその差し込みガイドケースを介して、車体側の固定カバーフレーム用受け入れレールへ差し込まれた状態の部分拡大側面図である。 図25の26−26線断面図である。 差し込みガイドケースを抽出して示す側面図である。 図27の28−28線断面図である。
以下、図面に基いて本発明の実施形態を詳述する。先ず、図1〜6はその第1実施形態に係る自動車用雨除け装置を示しており、図1はフロントドアを閉鎖した状態の概略側面図、図2は同じく閉鎖状態の概略平面図、図3はフロントドアを開放した状態の概略平面図、図4は同じく開放状態の前方(正面)から見た拡大斜面図、図5は図4の5−5線に沿う拡大断面図、図6はフロントドアの閉鎖状態を示す図5に対応する拡大断面図である。
その図1〜6において、(S)は自動車の車体であり、その滑らかな前下り傾斜状態に屈曲するフロントピラー(10)も含む上部側縁(11)が、屋根面(12)から一定角度(α)だけ内向きに陥没したフラットな外側面(13)を備え、ここでフロントドア(D)側の中空ゴムから成るシール材(ウエザーストリップ)(14)を受け止めるようになっている。
自動車の上記フロントドア(D)は窓ガラス(15)のサッシ枠(16)を備えており、その車体(S)側の上部側縁(11)と対応位置する上縁(17)に沿って、その内側面に列設された上記シール材(ウエザーストリップ)(14)が、フロントドア(D)の閉鎖時車体(S)側の上記外側面(13)との相互間に挟み付け密着されて、その車内を降雨からの封止状態に保つこととなる。
そして、上記フロントドア(D)を開放した状態では図3、4から明白なように、そのドア(D)と車体(S)との相互間が前方(正面)から見ても、また上方(平面)から見てもほぼV字状に大きく拡開することとなる。
(A)はそのV字状に拡開する空間を被覆する雨除けシートであり、言わば傘布として使用されている帆布やビニール、シリコンゴム、合成繊維の織物、その他の撥水処理又は防水処理された可撓な一枚物のシート材料から、自動車の前後方向に沿って延在する多数の折り曲げ稜線(18)が、図5〜13に示す如く、その隣り合う同士の交互に逆方向へ折れ曲がる断面蛇腹状(ジグザグ状)又は波状に成形されている。
(18t)(18b)はその折り曲げ稜線(18)の山部と谷部を示しており、自動車の車体(S)からフロントドア(D)を開放した時には、雨除けシート(A)が図5のように平面視の全体的なほぼフラットの扇形に展開し、そのドア(D)を閉鎖した時には、図6のような積層状態に折りたたまれることとなる。(W)はその後端部での最も広い折りたたみ(折り曲げ)幅を示しており、その幅(W)は前端部へ行く程徐々に狭くなる。
しかも、その雨除けシート(A)における折り曲げ稜線(18)の山部(18t)と谷部(18b)には、シート支持骨用挿通袋(19)が図10〜13のような前後方向へ延在する状態に列設されている。図示の実施形態では、その挿通袋(19)が雨除けシート(A)と同じ可撓材料から成るチューブ形態として、上記折り曲げ稜線(18)の山部(18t)と谷部(18b)に沿い溶着一体化(ヒートシール)されている。
そして、各シート支持骨用挿通袋(19)の内部にはその開口する前端部又は後端部から、シート支持骨(20)が通し込まれており、そのシート支持骨(20)によって上記雨除けシート(A)の全体があたかも扇子のように、安定良く展開作用と折りたたみ作用を営なむようになっているほか、その展開状態での垂れ下がりを防止している。
各シート支持骨(20)としては炭素繊維強化樹脂(CFRP)やガラス繊維強化樹脂(GFRP)、その他の軽く高強度な各種繊維強化樹脂(FRP)の管棒材を採用しており、これが図7のように自動車の車体(S)におけるフロントピラー(10)の下端部付近(フロントドアの開閉支点と対応する位置付近)から、センターピラー(21)の上端部付近まで延在する一定長さ(L)として、しかも車体(S)の前下がり傾斜状態に屈曲するフロントピラー(10)も含む上部側縁(11)やこれと対応合致するフロントドア(D)の上縁(17)に沿う滑らかな側面形状に屈曲形成されている。
その場合、シート支持骨(20)の屈曲形状に応じて、これが挿通袋(19)に通し込まれた可撓な雨除けシート(A)も、同じ側面形状に屈曲することとなるが、そのシート支持骨用挿通袋(19)の開口後端部から露出するシート支持骨(20)の後端部付近には、図10に示す如く、そのシート支持骨(20)の隣り合う同士を連結する全体的な一本物の開閉助勢用バネ線材(22r)が巻き付けられている。
また、一定長さ(L)だけ延在するシート支持骨(20)の屈曲中途部(P)にも、そのシート支持骨用挿通袋(19)の切欠き(23)を通じて、隣り合うシート支持骨(20)同士を連結する全体的な一本物の開閉助勢用バネ線材(22m)が巻き付けられており、そのバネ線材(22r)(22m)によって雨除けシート(A)の展開作用と折りたたみ作用を確実・円滑に営なませるようになっている。
(24)は上記雨除けシート(A)の後端部から後方へ張り出す状態として、その折り曲げ稜線(18)の山部(18t)と谷部(18b)へ溶着一体化(ヒートシール)された化粧キャップであって、雨除けシート(A)と同じ可撓材料から成り、これが上記シート支持骨(20)の露出した後端部へ、図10のように後方から抜き差し自在に差し込み套嵌されることにより、安全に被覆化粧されると同時に、そのシート支持骨(20)の後端部付近に巻き付けられた上記バネ線材(22r)が、後方へ抜け出し落下することを防止している。
更に、(SF)は平面視の扇形に展開する上記雨除けシート(A)の一側縁部を自動車の車体(S)側へ取り付けるための固定カバーフレームであって、ABS樹脂やポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂(商品名:ジュラコン)、その他の高強度な合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)から、図5、6や図14のような横向き開口する断面ほぼコ字形に造形されており、上記雨除けシート(A)やそのシート支持骨(20)よりも若干長く前後方向へ延在する。
そして、その固定カバーフレーム(SF)における起立壁面(25)の上端部に係止具(26)やその他の適当な固定具を介して、上記雨除けシート(A)の一側縁部に位置するシート支持骨(20)が取り付け一体化されている。但し、そのシート支持骨(20)を起立壁面(25)の上端部へ取り付け固定することに代えて、雨除けシート(A)自体の一側縁部とその位置にあるシート支持骨(20)を、図14と対応する図15の部分変形実施形態に示す如く、上記起立壁面(25)の上端部から張り出す固定カバーフレーム(SF)の天井面(27)へ、接着剤(図示省略)やその他の固定手段によって取り付け一体化しても良い。
何れにしても、上記車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)における起立壁面(25)の下端部は、車体(S)の屋根面(12)だけか又は屋根面(12)と上部側縁(11)に取り付けられる取付ベース(28)として、図示実施形態の場合屋根面(12)とこれから一定角度(α)だけ陥没した上部側縁(11)の外側面(13)へフィットし得る断面形状に弯曲形成されている。
しかも、その固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)には点在分布する複数のゴム磁石(29)と、降雨を封止する一枚物の長い帯状ゴムシート(30)とが設置されており、そのゴム磁石(29)によって車体(S)の屋根面(12)と上部側縁(11)へ、着脱自在に磁着させるようになっている。
その場合、固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)における車体(S)側の上記外側面(13)へフィットされる下部先端は、図5、6や図14のような点在分布する断面円形の抜け止め凸条(31)として膨出形成しておくことが好ましい。
フロントドア(D)の閉鎖時、車体(S)側の上部側縁(11)における外側面(13)と、ドア(D)側の上縁(17)に付属しているシール材(ウエザーストリップ)(14)とによって挟み付けられることになる固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)を、その膨出する凸条(31)のキー作用によって抜け止め状態に保ち、盗難防止を図る趣旨である。
尚、上記車体(S)へ着脱自在に磁着させることがてきる限り、ゴム磁石(ネオジウムマグネット)(29)に代るフェライト磁石や鉄磁石を採用しても良い。また、固定カバーフレーム(SF)を車体(S)の上部側縁(11)に沿う前後方向への延在状態として、安定良く磁着使用できるならば、その車体(S)の屋根面(12)だけに磁着させてもさしつかえない。
他方、(DF)は上記扇形に展開する雨除けシート(A)の他側縁部をフロントドア(D)側の上縁(17)へ取り付けるための可動カバーフレームであって、上記車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)と同じ高強度な合成樹脂(エンジニアリングプラスチック)から、断面ほぼL字形に形成されており、その固定カバーフレーム(SF)の起立壁面(25)と向かい合う起立壁面(32)が、横向き開口する断面ほぼコ字形の固定カバーフレーム(SF)を、図6、14のように横外方から遮蔽し得るようになっている。
そして、上記雨除けシート(A)の他側縁部に位置するシート支持骨(20)が、その可動カバーフレーム(DF)における起立壁面(32)の下端部へやはり係止具(33)やその他の適当な固定具を介して、取り付け一体化されている。但し、雨除けシート(A)自体の他側縁部とその位置にあるシート支持骨(20)を図15のように、可動カバーフレーム(DF)における起立壁面(32)の下端部から上記固定カバーフレーム(SF)の天井面(27)と向かい合う状態に張り出した床面(34)へ、接着剤(図示省略)やその他の固定手段によって取り付け一体化しても良い。
上記フロントドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)における起立壁面(32)の下端部は、フロントドア(D)の上縁(17)に取り付けられる取付ベース(35)として、図示実施形態の場合フロントドア(D)の上縁(17)を横外方から被覆し得る断面形状に弯曲形成されており、その取付ベース(35)には可動カバーフレーム(DF)をフロントドア(D)の上縁(17)へ着脱自在に磁着させる複数のゴム磁石(36)が、点在分布状態に設置されている。
そのゴム磁石(ネオジウムマグネット)(36)に代るフェライト磁石や鉄磁石を採用してもさしつかえないが、何れの場合にも図5、6や図14に示す如く、可動カバーフレーム(DF)における取付ベース(35)の中途部から抜け止め片(37)を内向き一体的に張り出して、その先端に点在分布する断面円形の抜け止め凸条(38)を膨出形成しておくことが望ましい。
フロントドア(D)の閉鎖時に、上記固定カバーフレーム(SF)における取付ベース(28)の抜け止め凸条(31)と同じく、そのドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)における取付ベース(35)の抜け止め凸条(38)も、言わば交互に咬み合う直列状態として一緒(一挙同時)に挟み付けることにより、抜け止めと盗難防止を達成する趣旨である。
雨除けシート(A)とシート支持骨(20)が自動車の車体(S)におけるフロントピラー(10)の下端部付近(フロントドアの開閉支点と対応する位置付近)から、センターピラー(21)の上端部付近まで延在する一定長さ(L)を有することと、雨除けシート(A)の一側縁部を自動車の車体(S)側へ取り付けるための固定カバーフレーム(SF)が、その雨除けシート(A)やシート支持骨(20)よりも若干長く前後方向へ延在することを上記したけれども、その固定カバーフレーム(SF)の前端部は図7〜9や図16から示唆されるように、フロントドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)よりも前方へ長く張り出すフロント延長ケース(C)として、その横方向と前方向が開口せず、後方のみ開口する断面ほぼ箱形に作成されている。
つまり、横向き開口する断面ほぼコ字形をなす固定カバーフレーム(SF)は、断面ほぼL字形をなす可動カバーフレーム(DF)の起立壁面(32)によって、横外方から遮蔽されるようになっており、積層折りたたみ状態の雨除けシート(A)を被覆することになるが、その固定カバーフレーム(SF)のフロント延長ケース(C)だけは向かい合う左右一対の起立壁面(39)と前壁面(40)並びに開閉可能な天蓋(41)とを備えた箱形として、可動カバーフレーム(DF)よりも長く前方へ張り出す位置関係にある。
尚、箱形フロント延長ケース(C)の底壁面(42)は上記固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)と連続する前方へ延長状態にある。
しかも、その箱型フロント延長ケース(C)の前壁面(40)からは上下一対の軸受け片(43)が、内向き一体的に張り出し設置されていると共に、同じく左右一対の起立壁面(39)からは向かい合う多段の棚受け片ち(44)が、やはり内向き一体的に張り出し設置されている。
そして、上記雨除けシート(A)における扇形の要部に位置することとなるシート支持骨(20)の前端部には、そのフロント延長ケース(C)の軸受け片(43)(43)を通じて、回動枢軸(45)が図17のように串刺し貫通されており、これによって雨除けシート(A)のシート支持骨(20)は悉く平面視の一定角度範囲(β)だけ扇子の骨材の如く、横方向へほぼ水平に開閉し得るように集束(結束)されているのである。(46)はそのシート支持骨(20)同士の上下相互間に介在するワッシャを示している。
また、(47)は同じくフロント延長ケース(C)の向かい合う棚受け片(44)へ、その一段づづ差し込むように固定横架されたほぼ水平状態のスペーサーであって、ステンレス鋼板やアルミなどの非鉄金属板、その他の金属板から成り、上記シート支持骨(20)の中途部を図18のように下方から安定良く受け止め支持して、上記雨除けシート(A)を垂れ下がるおそれなく、ほぼ水平に横滑りする如く円滑に開閉作用させることができるようになっている。
図1〜18の第1実施形態に係る自動車用雨除け装置は上記した構成を備え、その雨除けシート(A)における扇形の一側縁部に位置するシート支持骨(20)を取り付けた車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)が、車体(S)の屋根面(12)又はその屋根面(12)と上部側縁(11)へ磁石(29)によって、着脱自在に磁着されるようになっている一方、同じく雨除けシート(A)における扇形の他側縁部に位置するシート支持骨(20)を取り付けたフロントドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)が、そのドア(D)の上縁(17)へやはり磁石(36)によって、着脱自在に磁着されるようになっているため、自動車の車体(S)とフロントドア(D)に損傷を与えたり、その見苦しい取り付け痕跡を残したりするおそれなく、既に市販されている各種の自動車に対しても、言わば後付け式に取り付け使用することができ、汎用性に優れる。
そして、上記雨除け装置は言わば扇子式として、その蛇腹状又は波状に成形された雨除けシート(A)の折り曲げ稜線(18)に沿って、シート支持骨(20)が列設されていると共に、その雨除けシート(A)における扇形の一側縁部に位置するシート支持骨(20)が、車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)に取り付けられている一方、同じく扇形の他側縁部に位置するシート支持骨(20)がフロントドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)に取り付けられているため、そのドア(D)を閉鎖した時には雨除けシート(A)が上記固定カバーフレーム(SF)と可動カバーフレーム(DF)との閉合により、車体(S)の屋根面(12)上での被覆された積層折りたたみ状態に保たれることとなって、自動車の走行を支障なく行え、また同じく雨除けシート(A)がその積層した折りたたみ状態から、ドア(D)の開放に連れて横方向へほぼ水平に張り出す(横滑りする)如く、平面視の扇形に展開して、そのドア(D)と車体(S)とのほぼV字状に拡開する空間を、上方から被覆することになり、乗降人である特に運転者を降雨から濡れないように保護することができるのである。
その場合、上記蛇腹状又は波状に成形された雨除けシート(A)の折りたたみ幅(折り曲げ幅)(W)を狭くすれば、それだけシート支持骨(20)の本数が増加すると共に、折りたたみ状態での積層高さ(背丈)が高くなる一方、同じく折りたたみ(折り曲げ)幅)(W)を広くすれば、それだけシート支持骨(20)の本数が減少すると共に、折りたたみ状態での積層高(背丈)が低くなるため、上記扇子式の雨除け装置を適用する自動車の大きさや種別などに応じて、その雨除けシート(A)の折りたたみ(折り曲げ)幅(W)を適当に設定(調整)することが望ましい。
図示の実施形態では上記シート支持骨(20)とその挿通袋(19)を、雨除けシート(A)における折り曲げ稜線(18)の山部(18t)と谷部(18b)に沿って列設しているが、これらを折り曲げ稜線(18)の山部(18t)だけ又は谷部(18b)だけに列設して、全体的な軽量化などを図っても良い。
また、図示の実施形態では雨除けシート(A)の開閉助勢用バネ線材(22r)(22m)を、上記シート支持骨(20)における後端部付近のほかには、その屈曲中途部(P)の1個所だけに巻き付けているが、これとは別な中途部の2個所以上に巻き付けても良い。そうすれば、ますます円滑な開閉作用を得られる。
更に、図示実施形態の各シート支持骨(20)はその前後方向への全長に亘る太さの均一な管棒材であるが、これをその多数が積層状態に集束される前端部やその付近では、板状や楕円形などに扁平化しても良い。そうすれば、上記回動枢軸(45)を貫通させやすくなるほか、折りたたみ状態での積層高さ(背丈)を低くすることもできる。
尚、上記雨除け装置を使用する必要がない時には、これを自動車の車体(S)とフロントドア(D)から取りはずして、トランクなどに収納保管しておき、降雨に備えてタイミング良く取り付け使用すれば良い。
次に、図19、20は本発明の第2実施形態に係る扇子式の自動車用雨除け装置を示しており、これでは雨除けシート(A)における固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)と可動カバーフレーム(DF)の取付ベース(35)を、何れも断面円形に造形している。
つまり、固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)は円柱形として、車体(S)の屋根面(12)を上部側縁(11)に沿い前後方向へ延在する一方、可動カバーフレーム(DF)の取付ベース(35)も円柱形として、フロントドア(D)の上縁(17)に沿い前後方向へ延在するようになっている。
他方、上記固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)を受け入れる断面C字形のカバーフレーム用受け入れレール(48)が、車体(S)の上部側縁(11)に沿い前後方向へ延在する設置状態として、その車体(S)の屋根面(12)へ接着剤(49)により固着一体化されている。
また、上記可動カバーフレーム(DF)における取付ベース(35)の就中先端を受け入れる断面C字形のカバーフレーム用受け入れレール(50)が、フロントドア(D)の上縁(17)に沿い前後方向へ延在する設置状態として、その上縁(17)の外側面(51)や好ましくはサンバイザー(52)の上部基端へ、やはり接着剤(53)によって固着一体化されている。
そして、上記固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)が車体(S)側の対応する固定カバーフレーム用受け入れレール(48)へ、その切り離し端部(好ましくは後端部)から抜き差し自在に差し込まれる一方、上記可動カバーフレーム(DF)における取付ベース(35)の就中先端がフロントドア(D)側の対応する可動カバーフレーム用受け入れレール(50)へ、やはりその切り離し端部(前端部又は後端部)から抜きし自在に差し込まれるようになっている。
その場合、図示の実施形態では上記車体(S)側の固定カバーフレーム用受け入れレール(48)とフロントドア(D)側の可動カバーフレーム用レール(50)を、何れも固定カバーフレーム(SF)や可動カバーフレーム(DF)と同じか、又はこれらよりも高強度な合成樹脂から上向き開口する断面C字形に作成しているが、上記取付ベース(28)(35)がその差し込み状態から上方へ抜け出さない限り、断面C字形の代りに蟻溝形やリップチャンネル溝形などに作成してもさしつかえない。
尚、図19、20の第2実施形態におけるその他の構成と作用は、図1〜18の上記第1実施形態と実質的に同じであるため、その図19、20に図1〜18と同じ符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
更に、図21〜28は本発明の第3実施形態に係る扇子式の自動車用雨除け装置を示しており、これでも雨除けシート(A)における固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)と可動カバーフレーム(DF)の取付ベース(35)を各々断面円形に造形している。
つまり、図19、20の上記第2実施形態とほぼ同様に、固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)を車体(S)の上部側縁(11)に沿って前後方向へ延在する円柱形に作成する一方、可動カバーフレーム(DF)における取付ベース(35)の就中先端をフロントドア(D)の上縁(17)に沿って前後方向へ延在する円柱形に作成している。
但し、上記第2実施形態の雨除け装置と異なって、固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)を受け入れる断面C字形のカバーフレーム用受け入れレール(54)が、車体(S)自身の上部側縁(11)に沿い前後方向へ延在する配列状態として、その屋根面(12)に穿設されている。
また、可動カバーフレーム(DF)における取付ベース(35)の就中先端を受け入れる断面C字形のカバーフレーム用受け入れレール(55)が、フロントドア(D)自身の上縁(17)に沿い前後方向へ延在する配列状態として、その上縁(17)に穿設されているのである。
このようなカバーフレーム用受け入れレール(54)(55)は自動車を新らしく製造する当初に、その車体(S)側とフロントドア(D)側に予じめ加工しておくことができる。
そして、上記固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)は車体(S)側の対応する固定カバーフレーム用受け入れレール(54)へ、その切り離し端部(好ましくは後端部)から抜き差し自在に差し込まれるようになっている。
そのために、その固定カバーフレーム用受け入れレール(54)におけるセンターピラー(21)側の開口後端部に連通する図25、26のような抜き差しガイド凹曲面(54a)を切り欠いておき、その抜き差しガイド凹曲面(54a)を言わば埋め戻し(施蓋し)密封する凸曲面(図示省略)を、フロントドア(D)における上縁(17)の対応位置する後端部から、車体(S)側への内向きに張り出し形成しておくのである。
他方、上記可動カバーフレーム(DF)における取付ベース(35)の先端はフロントドア(D)側の対応する可動カバーフレーム用受け入れレール(55)へ、やはりその切り離し端部(前端部又は後端部)から抜き差し自在に差し込まれるようになっている。
その場合、フロントドア(D)を車体(S)から開放すれば、その断面C字形をなす可動カバーフレーム用受け入れレール(55)が、その後端部の開口状態になるため、ここから上記可動カバーフレーム(DF)の取付ベース(35)をその受け入れレール(55)へ差し込むことができると共に、逆に抜き出すことも可能である。
上記雨除けシート(A)における固定カバーフレーム(SF)の取付ベース(28)を車体(S)側の受け入れレール(54)へ、同じく可動カバーフレーム(DF)の取付ベース(35)をフロントドア(D)側の受け入れレール(55)へ、各々直かに差し込んでもさしつかえないが、図27、28のように作成準備された別個の可撓な差し込みガイドケース(56)へ、上記取付ベース(28)(35)を各々差し込んだ状態において、そのガイドケース(56)を上記カバーフレーム用受け入れレール(54)(55)へ各々差し込むことが好ましい。
その各差し込みガイドケース(56)は断面C字形をなし、上記受け入れレール(54)(55)と対応する一定長さだけ延在するが、その少なくとも切り離し一端部は差し込み先導パイロット(56a)として、円錐形に造形されているため、その可撓性を有することとも相俟って、上記受け入れレール(54)(55)へすばやく円滑に差し込むことができるのである。
図示の実施形態では、上記車体(S)側の固定カバーフレーム用受け入れレール(54)とフロントドア(D)側の可動カバーフレーム用受け入れレール(55)を何れも上向き開口する断面C字形として、その車体(S)自身とドア(D)自身に穿設しているが、上記取付ベース(28)(35)がその差し込み状態から上方へ抜け出さない構成である限り、その断面C字形に代る蟻溝形やリップチャンネル溝形などに加工してもさしつかえない。このことは、上記抜き差しガイド凹曲面(54a)や差し込みガイドケース(56)の断面形状についても同様に言える。
尚、図21〜28の第3実施形態におけるその他の構成と作用は、図1〜18の上記第1実施形態と実質的に同じであるため、その図21〜28に図1〜18と同じ符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
(10)・フロントピラー
(11)・上部側縁
(12)・屋根面
(17)・上縁
(18)・折り曲げ稜線
(18t)・山部
(18b)・谷部
(19)・シート支持骨用挿通袋
(20)・シート支持骨
(21)・センターピラー
(22r)(22m)・バネ線材
(23)・切欠き
(24)・化粧キャップ
(25)(32)(39)・起立壁面
(26)(33)・係止具
(27)・天井面
(28)(35)・取付ベース
(29)(36)・ゴム磁石
(30)・ゴムシート
(34)・床面
(37)・抜け止め片
(40)・前壁面
(41)・天蓋
(42)・底壁面
(43)・軸受け片
(44)・棚受け片
(45)・回動枢軸
(46)・ワッシャ
(47)・スペーサー
(48)(54)・固定カバーフレーム用受け入れレール
(49)(53)・接着剤
(50)(55)・可動カバーフレーム用受け入れレール
(52)・サンバイザー
(56)・差し込みガイドケース
(A)・雨除けシート
(C)・フロント延長ケース
(D)・フロントドア
(DF)・可動カバーフレーム
(SF)・固定カバーフレーム
(S)・車体
(L)・一定長さ
(W)・折りたたみ幅

Claims (10)

  1. 自動車におけるフロントドア(D)の開放に連れて平面視の扇形に展開し、そのドア(D)の閉鎖に連れて折りたたまれ積層することとなるように、断面蛇腹状又は波状に形成された可撓な一枚物の雨除けシート(A)と、
    上記雨除けシート(A)における蛇腹状又は波状の折り曲げ稜線(18)に沿って前後方向へ延在する状態に取り付けられた多数のシート支持骨(20)と、
    同じく雨除けシート(A)における上記扇形の要部となるシート支持骨(20)の前端部へ、悉く一定の角度範囲(β)だけ開閉できるように貫通された回動枢軸(45)と、
    上記雨除けシート(A)の一側縁部に位置するシート支持骨(20)が取り付け一体化された車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)と、
    同じく雨除けシート(A)の他側縁部に位置するシート支持骨(20)が取り付け一体化されたドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)とを備え、
    上記車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)を車体(S)の屋根面(12)又は屋根面(12)と上部側縁(11)へ、磁石(29)によって着脱自在に磁着させる一方、
    上記ドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)をフロントドア(D)の上縁(17)へ、磁石(36)により着脱自在に磁着させての使用中、
    上記フロントドア(D)の閉鎖時には雨除けシート(A)が固定カバーフレーム(SF)と可動カバーフレーム(DF)との閉合により、車体(S)の屋根面(12)上での被覆された積層折りたたみ状態に保たれ、
    同じくドア(D)の開放時には上記雨除けシート(A)がその固定カバーフレーム(SF)から横方向へ張り出して、全体的な扇形の展開状態に保たれるように設定したことを特徴とする扇子式の自動車用雨除け装置。
  2. 車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)を横向き開口する断面ほぼコ字形として、その車体(S)の屋根面(12)又は屋根面(12)と上部側縁(11)へ取り付ける下部の取付ベース(28)に、点在分布する複数のゴム磁石(29)又は鉄磁石と一枚物の長い帯状ゴムシート(30)とを設置する一方、
    フロントドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)を断面ほぼL字形として、その起立壁面(32)により上記固定カバーフレーム(SF)を横方向から閉鎖できるように定めると共に、そのドア(D)の上縁(17)へ取り付ける下部の取付ベース(35)に、点在分布する複数のゴム磁石(36)又は鉄磁石を設置したことを特徴とする請求項1記載の扇子式の自動車用雨除け装置。
  3. 自動車におけるフロントドア(D)の開放に連れて平面視の扇形に展開し、そのドア(D)の閉鎖に連れて折りたたまれ積層することとなるように、断面蛇腹状又は波状に形成された可撓な一枚物の雨除けシート(A)と、
    上記雨除けシート(A)における蛇腹状又は波状の折り曲げ稜線(18)に沿って前後方向へ延在する状態に取り付けられた多数のシート支持骨(20)と、
    同じく雨除けシート(A)における上記扇形の要部となるシート支持骨(20)の前端部へ、悉く一定の角度範囲(β)だけ開閉できるように貫通された回動枢軸(45)と、
    上記雨除けシート(A)の一側縁部に位置するシート支持骨(20)が取り付け一体化された車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)と、
    同じく雨除けシート(A)の他側縁部に位置するシート支持骨(20)が取り付け一体化されたドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)とを備え、
    上記車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)をその車体(S)における屋根面(12)の側縁(11)に沿って固着一体化された上向き開口する断面C字形、リップチャンネル溝形又は蟻溝形のカバーフレーム用受け入れレール(48)へ、その切り離し端部から抜き差し自在に差し込む一方、
    上記ドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)をそのフロントドア(D)の上縁(17)に沿って固着一体化された上向き開口する断面C字形、リップチャンネル溝形又は蟻溝形のカバーフレーム用受け入れレール(50)へ、その切り離し端部から抜き差し自在に差し込んでの使用中、
    上記フロントドア(D)の閉鎖時には雨除けシート(A)が固定カバーフレーム(SF)と可動カバーフレーム(DF)との閉合により、車体(S)の屋根面(12)上での被覆された積層折りたたみ状態に保たれ、
    同じくドア(D)の開放時には上記雨除けシート(A)がその固定カバーフレーム(SF)から横方向へ張り出して、全体的な扇形の展開状態に保たれるように設定したことを特徴とする扇子式の自動車用雨除け装置。
  4. 自動車におけるフロントドア(D)の開放に連れて平面視の扇形に展開し、そのドア(D)の閉鎖に連れて折りたたまれ積層することとなるように、断面蛇腹状又は波状に形成された可撓な一枚物の雨除けシート(A)と、
    上記雨除けシート(A)における蛇腹状又は波状の折り曲げ稜線(18)に沿って前後方向へ延在する状態に取り付けられた多数のシート支持骨(20)と、
    同じく雨除けシート(A)における上記扇形の要部となるシート支持骨(20)の前端部へ、悉く一定の角度範囲(β)だけ開閉できるように貫通された回動枢軸(45)と、
    上記雨除けシート(A)の一側縁部に位置するシート支持骨(20)が取り付け一体化された車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)と、
    同じく雨除けシート(A)の他側縁部に位置するシート支持骨(20)が取り付け一体化されたドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)とを備え、
    上記車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)をその車体(S)における屋根面(12)の側縁(11)に沿って列設された上向き開口する断面C字形、リップチャンネル溝形又は蟻溝形のカバーフレーム用受け入れレール(54)へ直かに、又は別個の可撓な差し込みガイドケース(56)を介して、その切り離し端部から抜き差し自在に差し込む一方、
    上記ドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)をそのフロントドア(D)の上縁(17)に沿って列設された上向き開口する断面C字形、リップチャンネル溝形又は蟻溝形のカバーフレーム用受け入れレール(55)へ直かに、又はその別個の可撓な差し込みガイドケース(56)を介して、その切り離し端部から抜き差し自在に差し込んでの使用中、
    上記フロントドア(D)の閉鎖時には雨除けシート(A)が固定カバーフレーム(SF)と可動カバーフレーム(DF)との閉合により、車体(S)の屋根面(12)上での被覆された積層折りたたみ状態に保たれ、
    同じくドア(D)の開放時には上記雨除けシート(A)がその固定カバーフレーム(SF)から横方向へ張り出して、全体的な扇形の展開状態に保たれるように設定したことを特徴とする扇子式の自動車用雨除け装置。
  5. 雨除けシート(A)の折り曲げ稜線(18)に沿い前後方向へ延在するシート支持骨用挿通袋(19)を列設して、その挿通袋(19)へシート支持骨(20)を通し込み、
    その多数のシート支持骨(20)における隣り合う同士を連結する全体的な一本物の開閉助勢用バネ線材(22r)(22m)を、各シート支持骨(20)の後端部付近と中途部へ巻き付けると共に、
    上記雨除けシート(A)の後端部から折り曲げ稜線(18)に沿って後方へ一体的に張り出された多数の化粧キャップ(24)を、各シート支持骨(20)の後端部へ抜き差し自在に差し込み套嵌することにより、上記バネ線材(22r)を後方への抜け止め状態に保ったことを特徴とする請求項1、3又は4記載の扇子式の自動車用雨除け装置。
  6. シート支持骨用挿通袋(19)を可撓なチューブ形態として、雨除けシート(A)の折り曲げ稜線(18)に沿って溶着一体化すると共に、
    その折り曲げ稜線(18)に沿って雨除けシート(A)から後方へ張り出す化粧キャップ(24)の基端部を、上記雨除けシート(A)の後端部へ溶着一体化したことを特徴とする請求項5記載の扇子式の自動車用雨除け装置。
  7. 固定カバーフレーム(SF)の前端部を可動カバーフレーム(DF)のそれよりも前方へ長く張り出すフロント延長ケース(C)として、その横方向と前方向が開口しない断面ほぼ箱形に造形すると共に、
    多数のシート支持骨(20)における隣り合う上下相互間に介在するシート垂れ下がり防止用スペーサー(47)を、その箱形フロント延長ケース(C)の内部へ固定横架させたことを特徴とする請求項1、3又は4記載の扇子式の自動車用雨除け装置。
  8. シート垂れ下がり防止用スペーサー(47)がステンレス鋼板や非鉄金属板、その他の金属板から成り、その左右両端部を箱形フロント延長ケース(C)の向かい合う起立壁面(39)から内向きに張り出す棚受け片(44)によって、ほぼ水平状態に受け止め支持したことを特徴とする請求項7記載の扇子式の自動車用雨除け装置。
  9. 雨除けシート(A)が防水処理又は撥水処理された傘布から成り、そのシート支持骨(20)が炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂、その他の各種繊維強化樹脂の管棒材から成ることを特徴とする請求項1、3又は4記載の扇子式の自動車用雨除け装置。
  10. 車体(S)側の固定カバーフレーム(SF)並びにフロントドア(D)側の可動カバーフレーム(DF)が、何れもABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、その他の高強度な合成樹脂から成ることを特徴とする請求項1、3又は4記載の扇子式の自動車用雨除け装置。
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