JP2019206051A - 掃気装置及びそれを備えるロボットシステム並びに掃気方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】掃気時間を短縮することができる掃気装置を提供する。【解決手段】内圧防爆構造の周縁を画定する容器内に保護気体を供給して掃気を行うための掃気装置であって、掃気制御装置は、流量調節装置を制御することで、少なくとも2つの主期間と少なくとも1つの副期間とを含む掃気期間において容器内に保護気体を供給して掃気を行い、主期間と副期間とは時間軸上において交互に設定されており、副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、掃気装置及びそれを備えるロボットシステム並びに掃気方法に関する。
従来から、内圧防爆構造の周縁を画定する容器内に保護気体を供給して掃気を行うための掃気装置が知られている。このような掃気装置が、例えば、特許文献1の工業用ロボットで提案されている。
特許文献1の工業用ロボットでは、防爆装置の停止時間が基準停止時間よりも長いとき掃気処理が行われる。一方、防爆装置の停止時間が基準停止時間よりも短いとき、給気処理が行われたあと、ロボットシステムが立ち上げられる。
上記構成によれば、特許文献1では、ロボットシステムが停止したあと直ぐに起動することで防爆上問題が無いと考えられる場合に、掃気を行わないことで稼動率を向上させることが提案されている。しかし、特許文献では、掃気を行った場合に掃気期間が長くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、掃気期間を短縮することが可能な、掃気装置及びそれを備えるロボットシステム並びに掃気方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る掃気装置は、内圧防爆構造の周縁を画定する容器内に保護気体を供給して掃気を行うための掃気装置であって、保護気体供給源と、前記保護気体供給源から前記容器内まで前記保護気体を導くための流路と、前記保護気体供給源から前記容器内に供給される前記保護気体の流量を調節するための流量調節装置と、前記流量調節装置を制御して掃気を行うための掃気制御装置と、を備えており、前記掃気制御装置は、前記流量調節装置を制御することで、少なくとも2つの主期間と少なくとも1つの副期間とを含む掃気期間において前記容器内に前記保護気体を供給して掃気を行い、前記主期間と前記副期間とは時間軸上において交互に設定されており、前記副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であることを特徴とする。
上記構成によれば、副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であるように、掃気期間において容器内に保護気体を供給して掃気を行うことで、掃気期間を短縮することが可能となる。
前記掃気制御装置は、前記流量調節装置を制御することで、前記副期間における単位時間当たりの最大供給流量を零とすることにより、前記掃気期間において前記容器内に前記保護気体を断続的に供給して掃気を行ってもよい。
上記構成によれば、本発明が奏する効果を顕著にすることができる。
前記掃気制御装置は、前記流量調節装置を制御することで、最初の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量が2回目の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量よりも大きくなるように、前記掃気期間において前記容器内に前記保護気体を供給して掃気を行ってもよい。
上記構成によれば、本発明が奏する効果を顕著にすることができる。
前記流量調節装置は、前記流路上に設けられる調節弁を有しており、前記掃気制御装置は、前記調節弁の開度を調節することで前記容器内に供給される前記保護気体の流量を制御してもよい。
上記構成によれば、簡単な構成で掃気時間を短縮することが可能となる。
前記課題を解決するために、本発明に係るロボットシステムは、上記いずれかの掃気装置と、前記内圧防爆構造を有するロボットと、を備えるロボットシステムであって、前記ロボットは、ロボットアームと、前記ロボットアームの先端部に取り付けられるエンドエフェクタと、前記ロボットアーム及び前記エンドエフェクタを制御するためのロボット制御装置と、を有しており、前記ロボットアームの少なくとも一部が前記容器を構成していることを特徴とする。
上記構成によれば、掃気装置を用いることで、内圧防爆構造を有するロボットを備えるロボットシステムにおいて、掃気時間を短縮することができる。
爆発性雰囲気が存する第1領域と、前記爆発性雰囲気が存しない第2領域とを仕切るための仕切部をさらに備えており、前記第1領域に前記ロボットアーム及び前記エンドエフェクタが設置されており、且つ、前記第2領域に前記保護気体供給源、前記掃気制御装置及び前記ロボット制御装置が設置されていてもよい。
上記構成によれば、ロボットシステムの安全性を確保することが可能となる。
前記課題を解決するために、本発明に係る掃気方法は、内圧防爆構造の周縁を画定する容器内に保護気体を供給して掃気を行うための掃気方法であって、前記内圧防爆構造と上記いずれかの掃気装置とを準備する第1ステップと、前記第1ステップを行ったあとで、前記内圧防爆構造に対して前記掃気装置を取り付ける第2ステップと、前記第1及び前記第2ステップを行ったあとで、前記掃気制御装置により前記流量調節装置を制御することで、少なくとも2つの主期間と少なくとも1つの副期間とを含む掃気期間において前記容器内に前記保護気体を供給して掃気を行う第3ステップと、を備えており、前記主期間と前記副期間とは時間軸上において交互に設定されており、前記副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であることを特徴とする。
上記構成によれば、副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であるように、掃気期間において容器内に保護気体を供給して掃気を行うことで、掃気期間を短縮することが可能となる。
本発明によれば、掃気期間を短縮することが可能な、掃気装置及びそれを備えるロボットシステム並びに掃気方法を提供することが可能となる。
(全体構成)
以下、本発明の実施形態に係る掃気装置及びそれを備えるロボットシステム並びに掃気方法について図面を参照して説明する。なお、本実施形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
以下、本発明の実施形態に係る掃気装置及びそれを備えるロボットシステム並びに掃気方法について図面を参照して説明する。なお、本実施形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(ロボットシステム10)
図1は、本実施形態に係る掃気装置及びそれを備えるロボットシステムの全体構成を示す概略図である。図1に示すように、ロボットシステム10は、爆発性雰囲気が存する第1領域で塗装作業を行うロボット20と、ロボット20が有する内圧防爆構造の周縁を画定する容器60内に保護気体を供給して掃気を行うための掃気装置70と、ロボット20及び掃気装置70を制御するための制御装置90と、を備えている。
図1は、本実施形態に係る掃気装置及びそれを備えるロボットシステムの全体構成を示す概略図である。図1に示すように、ロボットシステム10は、爆発性雰囲気が存する第1領域で塗装作業を行うロボット20と、ロボット20が有する内圧防爆構造の周縁を画定する容器60内に保護気体を供給して掃気を行うための掃気装置70と、ロボット20及び掃気装置70を制御するための制御装置90と、を備えている。
本実施形態に係るロボットシステム10は、爆発性雰囲気が存する第1領域と、爆発性雰囲気が存しない第2領域とを仕切るための仕切部98をさらに備えている。そして、第1領域に後述する流量調節装置76、基台21、ロボットアーム30及びエンドエフェクタ40が設置されている。また、第2領域に後述する保護気体供給源71及び制御装置90が設置されている。
本実施形態に係るロボット20は、自動車などに対して塗装を行うための塗装ロボットである。したがって、本実施形態において、上記第1領域は塗装場のことをいう。塗装場の雰囲気は、塗料に含まれる有機溶剤が気化したガスと混合され、可燃性ガス(又は爆発性ガス)になっていることが多い。このような第1領域で何ら対策を講じないまま電気機器を使用すると、通電により生じる火花などを原因に爆発が生じてしまう。
ロボット20は、その周縁の一部を画定する容器60内に後述するサーボモータ32などの電気機器が多数設けられている。したがって、ロボット20に通電を行う前に、前記容器60内に侵入している可燃性ガスを排除することを要する。そこで、掃気装置70を用いて、容器60内に保護気体を供給して掃気が行われる。
(ロボット20)
ロボット20は、基台21と、基台21に連結されるロボットアーム30と、ロボットアーム30の先端部に取り付けられるエンドエフェクタ40と、ロボットアーム30及びエンドエフェクタ40を制御して塗装作業を行わせるロボット制御装置50と、を有している。
ロボット20は、基台21と、基台21に連結されるロボットアーム30と、ロボットアーム30の先端部に取り付けられるエンドエフェクタ40と、ロボットアーム30及びエンドエフェクタ40を制御して塗装作業を行わせるロボット制御装置50と、を有している。
(ロボットアーム30)
ロボットアーム30は、7つの関節軸JT1〜JT7と、これらの関節軸によって順次連結される6つのリンク31a〜31fと、を有している。ロボットアーム30の関節軸JT1〜JT7は、それぞれ、後述するサーボモータ32によって回動可能に設けられている。
ロボットアーム30は、7つの関節軸JT1〜JT7と、これらの関節軸によって順次連結される6つのリンク31a〜31fと、を有している。ロボットアーム30の関節軸JT1〜JT7は、それぞれ、後述するサーボモータ32によって回動可能に設けられている。
第1関節軸JT1は、サーボモータ32aによって、第1リンク31aの先端部と第2リンク31bの基端部とを鉛直方向に延びる軸回りに回動可能に連結する。第2関節軸JT2は、サーボモータ32bによって、第2リンク31bの先端部と第3リンク31cの基端部とを、水平方向に延びる軸回りにロボット20の前後方向と上下方向とが交わる平面において回動可能に連結する。
第3関節軸JT3は、サーボモータ32cによって、第3リンク31cの先端部と第4リンク31dの基端部とを、水平方向に延びる軸回りにロボット20の前後方向と上下方向とが交わる平面において回動可能に連結する。第4関節軸JT4は、サーボモータ32dによって、第4リンク31dの先端部と第5リンク31eの基端部とを捻れ回動可能に連結する。第5関節軸JT5は、サーボモータ32eによって、第5リンク31eの先端部と第6リンク31fの基端部とを捻れ回動可能に連結する。第6関節軸JT6は、サーボモータ32fによって、第6リンク31fの先端部(すなわち、ロボットアーム30の先端部)とエンドエフェクタ40の基端部とを捻れ回動可能に連結する。そして、第7関節軸JT7は、サーボモータ32gによって、基台21と第1リンク31aの基端部とを、水平方向に延びる軸回りにロボット20の左右方向と上下方向とが交わる平面において回動可能に連結する。
図2は、本実施形態に係る掃気装置の一部及びロボットの内部構造を示す概略図である。図2に示すように、本実施形態では、基台21及びロボットアーム30の一部が容器60を構成している。
図2に示すように、サーボモータ32a〜32c及び32gは、それぞれ、自らが回動させる関節軸に連結して設けられているが、一方で、サーボモータ32d〜32fは、それぞれ、自らが回動させる関節軸から離間して設けられている。具体的には、サーボモータ32d〜32fは、それぞれ、第3関節軸JT3の近傍に互いに隣接して設けられており、ハーネスを介して離間した関節軸を回動させている。そして、サーボモータ32a〜32gの全ては、容器60内に設けられている。
(エンドエフェクタ40)
本実施形態では、エンドエフェクタ40は、図示しない塗料供給用ホースから供給される塗料を自動車の車体などに吹き付けるための塗装ガンである。
本実施形態では、エンドエフェクタ40は、図示しない塗料供給用ホースから供給される塗料を自動車の車体などに吹き付けるための塗装ガンである。
(ロボット制御装置50)
ロボット制御装置50は、後述する掃気制御装置80とともに制御装置90内に設けられている。ロボット制御装置50の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、公知のプロセッサ(CPU等)が記憶部(メモリ)に格納されるプログラムに従って動作することにより実現される構成であってもよい。
ロボット制御装置50は、後述する掃気制御装置80とともに制御装置90内に設けられている。ロボット制御装置50の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、公知のプロセッサ(CPU等)が記憶部(メモリ)に格納されるプログラムに従って動作することにより実現される構成であってもよい。
(掃気装置70)
掃気装置70は、保護気体供給源71と、保護気体供給源71から容器60内まで保護気体を導くための供給流路72(流路)と、保護気体供給源71から容器60内に供給される保護気体の流量を調節するための流量調節装置76と、流量調節装置76を制御して掃気を行うための掃気制御装置80と、を備えている。
掃気装置70は、保護気体供給源71と、保護気体供給源71から容器60内まで保護気体を導くための供給流路72(流路)と、保護気体供給源71から容器60内に供給される保護気体の流量を調節するための流量調節装置76と、流量調節装置76を制御して掃気を行うための掃気制御装置80と、を備えている。
(保護気体供給源71)
保護気体供給源71は、第2領域に設けられている。本実施形態では、保護気体として例えば大気中の空気を用いてもよい。
保護気体供給源71は、第2領域に設けられている。本実施形態では、保護気体として例えば大気中の空気を用いてもよい。
(供給流路72)
図1、2に示すように、供給流路72は、第2領域に設けられる保護気体供給源71から第1領域に設けられるロボット20の容器60内まで延びている。具体的には、供給流路72は、ロボット20の基台21に穿設された貫通孔を通って容器60内挿入され、且つ、当該容器60内の最深部(すなわち、第3関節軸JT3の部分)まで延びており、その先端部から保護気体が供給される。
図1、2に示すように、供給流路72は、第2領域に設けられる保護気体供給源71から第1領域に設けられるロボット20の容器60内まで延びている。具体的には、供給流路72は、ロボット20の基台21に穿設された貫通孔を通って容器60内挿入され、且つ、当該容器60内の最深部(すなわち、第3関節軸JT3の部分)まで延びており、その先端部から保護気体が供給される。
なお、供給流路72は、第2関節軸JT2を回動させるサーボモータ32bの近傍まで延びる分岐路を有しており、その先端部から保護気体が供給される。また、供給流路72は、第7関節軸JT7を回動させるサーボモータ32gまで延びる分岐路をさらに有しており、その先端部から保護気体が供給される。
(排出流路74)
容器60内に供給された保護気体は、排出流路74によって容器60から排出される。排出流路74は、基台21に穿設された貫通孔を通って容器60の外部へと延びている。容器60内の圧力は大気圧よりも高いため、供給流路72から容器60内に供給された保護気体は、排出流路74の先端部に吸引されるようにして容器60の外部へと排出される。
容器60内に供給された保護気体は、排出流路74によって容器60から排出される。排出流路74は、基台21に穿設された貫通孔を通って容器60の外部へと延びている。容器60内の圧力は大気圧よりも高いため、供給流路72から容器60内に供給された保護気体は、排出流路74の先端部に吸引されるようにして容器60の外部へと排出される。
(流量調節装置76及び掃気制御装置80)
流量調節装置76は、供給流路72上に設けられる第1調節弁77(調節弁)と、排出流路74上に設けられる第2調節弁78と、を有している。また、掃気制御装置80は、ロボット制御装置50とともに制御装置90内に設けられている。掃気制御装置80の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、ロボット制御装置50と同様に公知のプロセッサ(CPU等)が記憶部(メモリ)に格納されるプログラムに従って動作することにより実現される構成であってもよい。
流量調節装置76は、供給流路72上に設けられる第1調節弁77(調節弁)と、排出流路74上に設けられる第2調節弁78と、を有している。また、掃気制御装置80は、ロボット制御装置50とともに制御装置90内に設けられている。掃気制御装置80の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、ロボット制御装置50と同様に公知のプロセッサ(CPU等)が記憶部(メモリ)に格納されるプログラムに従って動作することにより実現される構成であってもよい。
そして、掃気制御装置80は、第1調節弁77の開度を調節することで容器60内に供給される保護気体の流量を制御する。このとき、掃気制御装置80は、供給流路72上に設けられる図示しない圧力センサで検出される保護気体の圧力値や、同じく図示しない流量センサで検出される保護気体の流量値などを取得して、当該圧力値や流量値などに基づき、容器60内に供給される保護気体の流量を制御してもよい。
容器60内に供給される保護気体の流量と時間の関係を表したグラフを図3(A)に示す。また、従来のように容器60内に供給される保護気体の流量を変化させないで掃気を行った場合における同様のグラフを図3(B)に示す。
図3(A)に示すように、掃気制御装置80は、掃気を開始してから時間t1まで容器60内に保護気体を所定の時間供給し続ける。次に、掃気制御装置80は、時間t1から時間t2までの間は容器60内への保護気体の供給を停止し、そのあと時間t2から時間t3までの間は容器60内に保護気体を供給する。最後に、掃気制御装置80は、時間t3から時間t4までの間は容器60内への保護気体の供給を停止し、そのあと時間t4から時間t5までの間は容器60内に保護気体を供給する。
例えば、掃気を開始してから保護気体を供給し続ける所定の時間(すなわち、時間t1)は、10min程度であってもよい。また、保護気体の供給を停止する時間(すなわち、時間t2−t1及び時間t4−t3それぞれ)は、30sec程度であってもよい。さらに、保護気体の供給を停止したあと再び供給を行う時間(すなわち、時間t3−t2及び時間t5−t4それぞれ)は、2min程度であってもよい。
掃気制御装置80は、流量調節装置76を制御することで、少なくとも2つの主期間と少なくとも1つの副期間とを含む掃気期間において容器60内に保護気体を供給して掃気を行う。ここで、主期間と副期間とは時間軸上において交互に設定されている。また、副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下である。
ここで、上記主期間とは、新たな保護気体を積極的に容器60内に供給する期間である。また、上記副期間とは、容器60内に存する保護気体が容器60内で均等に拡散されるのを待つ期間である。
図3(A)において、掃気を開始してから時間t5までが掃気期間である。また、掃気を開始してから時間t1まで、時間t2から時間t3まで、及び、時間t4から時間t5までがそれぞれ主期間に相当する。さらに、時間t1から時間t2まで、及び、時間t3から時間t4までがそれぞれ副期間に相当する。
図3(A)において、掃気制御装置80は、流量調節装置76を制御することで、副期間(すなわち、時間t1から時間t2まで及び時間t3から時間t4までそれぞれの期間)における単位時間当たりの最大供給流量を零とすることにより、掃気期間(すなわち、掃気を開始してから時間t5までの期間)において容器60内に保護気体を断続的に供給して掃気を行っている。
(効果)
本実施形態に係る掃気装置70は、図3(A)に示すように、副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であるように、掃気期間において容器60内に保護気体を供給して掃気を行っている。これにより、容器60内に供給される保護気体の流量を変化させないで掃気を行った場合(図3(B)に示す場合)と比較して、t´−t5だけ掃気期間を短縮することができる。このように掃気期間を短縮できる理由を図4に基づき説明する。
本実施形態に係る掃気装置70は、図3(A)に示すように、副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であるように、掃気期間において容器60内に保護気体を供給して掃気を行っている。これにより、容器60内に供給される保護気体の流量を変化させないで掃気を行った場合(図3(B)に示す場合)と比較して、t´−t5だけ掃気期間を短縮することができる。このように掃気期間を短縮できる理由を図4に基づき説明する。
図4は、本実施形態に係るロボットシステムで掃気を行った場合の効果を説明するための模式図である。なお、図4(A)が容器60内に保護気体を供給している状態を示し、図4(B)が容器60内に保護気体の供給を停止した状態を示し、図4(C)が容器60内に保護気体の供給を停止したあとで供給を再開した直後の状態を示している。
ここで、内圧防爆構造を有するロボット20は、一般に、出荷前に掃気精度の検定が行われている。当該掃気精度の検定の一例について説明する。まず、ロボットアーム30の数カ所に貫通孔を穿設する。次に、当該貫通孔それぞれから吸引部100を挿入しておく。
そして、容器60内に保護気体としてヘリウムガスを充てんしてからその濃度が一定値以下になるまで掃気を行う。このとき、容器60内に挿入しておいた吸引部100を用いて容器60内の気体を吸引し、吸引した気体に含まれる保護気体の濃度を外部に設けられた濃度測定器(図示せず)によって測定することで、ヘリウムガスの濃度が一定値以下になったか否かを判定する。次に、保護気体として二酸化炭素を充填してからその濃度が一定値以下になるまで掃気を行う。このとき二酸化炭素ののどが一定値以下になったか否かの判定手順は、上記ヘリウムガスの場合と同様である。
吸引部100は、保護気体が流れにくい入り組んだ空間又はその近傍に対して設けられることが多い。図4(A)〜(C)に示すように、当該入り組んだ空間の一例として、サーボモータ32を挙げることができる。このような入り組んだ空間では、図4(A)に示すように、渦状の流れができて保護気体の一部が留まってしまう。これにより、気体に含まれる保護気体(上記したヘリウム又は二酸化炭素など)の濃度が所定の値まで低下するのに時間が掛かるので、掃気時間が長くなってしまう。なお、保護気体が二酸化炭素である場合、二酸化炭素は空気と比較して重たいため、濃度が特に低下しにくい。
そこで、図4(B)に示すように、保護気体の供給を停止(その直前よりも10%以下)すると、入り組んだ空間(ここではサーボモータ32)に留まっていた保護気体が流出してくる。そして、停止していた保護気体の供給を再開(その直前よりも10倍以上)することで、図4(C)に示すように、入り組んだ空間から流出してきた保護気体が他の保護気体と共に排出流路74へと流れていく。これにより、保護気体を供給し続ける場合と比較して、入り組んだ空間又はその近傍の気体に含まれる保護気体の濃度を短い時間で低下させることができる。
上記理由により、本実施形態に係る掃気装置70は、内圧防爆構造の周縁を画定する容器60内に保護気体を供給して掃気時間を短縮することができる。
また、本実施形態に係る掃気装置70は、掃気制御装置80により流量調節装置76を制御することで、副期間における単位時間当たりの最大供給流量を零とすることにより、掃気期間において容器60内に保護気体を断続的に供給して掃気を行うことで、本発明が奏する効果を顕著にすることができる。
また、本実施形態では、図3(A)に示すように、掃気制御装置80は、流量調節装置76を制御することで、最初の主期間(すなわち、掃気を開始してから時間t1までの期間)における単位時間当たりの供給流量がその直後の副期間(すなわち、時間t1から時間t2までの期間)における単位時間当たりの最大供給流量の10倍以上である期間が、2回目の主期間(すなわち、時間t3から時間t4までの期間)における単位時間当たりの供給流量がその直前の副期間(すなわち、時間t1から時間t2までの期間)における単位時間当たりの最大供給流量の10倍以上である期間よりも長くなるように、掃気期間において容器60内に保護気体を供給して掃気を行っている。これにより、容器60内に保護気体を充填する時間が長くなることを抑制しながら、掃気装置70で掃気を行うことが可能となる。その結果、本実施形態が奏する効果を顕著にすることが可能となる。
さらに、本実施形態では、掃気制御装置80が第1調節弁77(調節弁)の開度を調節することで容器60内に供給される保護気体の流量を制御している。これにより、簡単な構成で掃気時間を短縮することが可能となる。
また、本実施形態では、内圧防爆構造を有するロボット20に対して掃気装置70を用いることで、当該ロボット20を備えるロボットシステム10において、掃気時間を短縮することができる。
さらに、本実施形態では、爆発性雰囲気が存する第1領域に流量調節装置76、ロボットアーム30及び前記エンドエフェクタ40が設置されており、且つ、爆発性雰囲気が存しない第2領域に保護気体供給源71、掃気制御装置80及びロボット制御装置50が設置されている。これにより、ロボットシステム10の安全性を確保することが可能となる。
(掃気方法)
本発明に係る掃気方法について、上記実施形態に係る掃気装置70を用いて行う場合を例にして説明する。
本発明に係る掃気方法について、上記実施形態に係る掃気装置70を用いて行う場合を例にして説明する。
まず、内圧防爆構造を有するロボット20と掃気装置70とを準備する第1ステップを行う。すなわち、ここではロボットシステム10を準備している。
次に、第1ステップを行ったあとで、ロボット20に対して掃気装置70を取り付ける第2ステップを行う。具体的には、供給流路72(流路)及び排出流路74を容器60内に挿入して取り付ける。また、爆発性雰囲気が存する第1領域に流量調節装置76、ロボットアーム30及び前記エンドエフェクタ40を設置し、且つ、爆発性雰囲気が存しない第2領域に保護気体供給源71、掃気制御装置80及びロボット制御装置50を設置する。
最後に、第1及び第2ステップを行ったあとで、掃気制御装置80によって、流量調節装置76を制御することで、少なくとも2つの主期間と少なくとも1つの副期間とを含む掃気期間において容器60内に保護気体を供給して掃気を行う第3ステップを行う。このとき、主期間と副期間とは時間軸上において交互に設定されている。また、副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下である。
なお、第3ステップにおいて、掃気制御装置80によって、流量調節装置76を制御することで、副期間における単位時間当たりの最大供給流量を零とすることにより(すなわち、t1からt2までの期間及びt3からt4までの期間のそれぞれで容器60内に保護気体を供給しないことにより)、掃気期間において容器60内に保護気体を断続的に供給して掃気を行ってもよい。
また、第3ステップにおいて、掃気制御装置80によって、流量調節装置76を制御することで、最初の主期間における単位時間当たりの供給流量がその直後の副期間における単位時間当たりの最大供給流量の10倍以上である期間が、2回目の主期間における単位時間当たりの供給流量がその直前の副期間における単位時間当たりの最大供給流量の10倍以上である期間よりも長くなるように(すなわち、図3(A)に示すように掃気を開始してからt1までの期間がt2からt3までの期間よりも長くなるように)、掃気期間において容器60内に保護気体を供給して掃気を行ってもよい。
(変形例)
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
図5は、上記実施形態に係るロボットシステムの変形例で掃気を行った場合の効果を説明するための概略的なグラフである。
上記実施形態では、主期間それぞれにおける単位時間当たりの最大供給流量が常にfで一定である場合について説明したが、これに限定されない。例えば、図5(A)に示すように、掃気制御装置80は、流量調節装置76を制御することで、最初の主期間(すなわち、掃気を開始してから時間t1までの期間)における単位時間当たりの最大供給流量が2回目の主期間(すなわち、時間t2から時間t3までの期間)における単位時間当たりの最大供給流量よりも大きくなるように、掃気期間において容器60内に保護気体を供給して掃気を行ってもよい。図5(A)では、最初の主期間における単位時間当たりの最大供給流量がf+αであり、2回目の主期間における単位時間当たりの最大供給流量がfである場合を示してある。
このように掃気を行うことで、容器60内に保護気体を充填する時間が長くなることを抑制しながら、掃気装置70で掃気を行うことが可能となる。これにより、容器60内に供給される保護気体の流量を変化させないで掃気を行った場合(図3(B)に示す場合)と比較して、例えばt´−t5だけ(又はそれ以上)掃気期間を短縮することができる。その結果、本実施形態が奏する効果を顕著にすることが可能となる。なお、図5(A)に示すように、3回目の主期間における単位時間当たりの最大供給流量をfとしてもよいし、4回以上の主期間が存する場合、その4回目以降の主期間における単位時間当たりの最大供給流量をfとしてもよい。
上記実施形態では、副期間における単位時間当たりの最大供給流量を零とすることにより、掃気期間において容器60内に保護気体を断続的に供給して掃気を行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、図5(B)に示すように、掃気制御装置80は、流量調節装置76を制御することで、副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%であり、且つ、その直後の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%であるように、副期間それぞれにおいて容器60内に保護気体を供給してもよい。
図5(B)では、最初の副期間(すなわち、時間t1から時間t2までの期間)における単位時間当たりの最大供給流量がf/10であり、2回目の副期間(すなわち、時間t3から時間t4までの期間)における単位時間当たりの最大供給流量もf/10である場合を示してある。そして、図5(B)では、最初の主期間(すなわち、掃気を開始してから時間t1までの期間)における単位時間当たりの最大供給流量がfであり、2回目の主期間(すなわち、時間t4から時間t5までの期間)における単位時間当たりの最大供給流量もfである場合を示してある。
このように掃気を行った場合でも、容器60内に供給される保護気体の流量を変化させないで掃気を行った場合(図3(B)に示す場合)と比較して、例えばt´−t5だけ掃気期間を短縮することができる。
なお、掃気制御装置80は、流量調節装置76を制御することで、少なくとも2つの主期間と少なくとも1つの副期間とを含む掃気期間において容器60内に保護気体を供給して掃気を行い、主期間と副期間とは時間軸上において交互に設定されており、副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であれば、図3(A)、図5(A)及び図5(B)に示す以外の態様で掃気期間において掃気を行ってもよい。
例えば、主期間及び副期間それぞれにおける供給流量が変動されてもよい。例えば、図3(A)、図5(A)及び図5(B)に示す容器60内に保護気体を供給するときの供給流量と時間の関係を表すグラフが正弦波の形状になってもよいし、不規則に変動する形状になってもよいし、又は、他の形状になってもよい。さらに、少なくとも2つの主期間それぞれにおける最大供給流量が異なっていてもよい。
上記実施形態では、爆発性雰囲気が存する第1領域に流量調節装置76が配置される場合について説明したが、これに限定されない。例えば、爆発性雰囲気が存しない第2領域に流量調節装置76が配置されてもよい。或いは、第1領域に流量調節装置76の一部(例えば、第1調節弁77)を配置し、第2領域に流量調節装置76の残りの部分(例えば、第2調節弁78)を配置するようにしてもよい。この場合、第1領域に配置する調節弁などは、例えば、低電圧で動作する調節弁であることが好ましい。
上記実施形態では、基台21及びロボットアーム30の一部が容器60を構成している場合について説明したが、この場合に限定されない。例えば、基台21内に電気機器が設けられていない場合、ロボットアーム30の少なくとも一部が容器60を構成していればよい。
上記実施形態では、ロボット20が自動車などに対して塗装を行うための塗装ロボットであり、第1領域が塗装場である場合について説明したが、この場合に限定されない。例えば、ロボット20がガソリン給油所で作業を行うロボットであり、第1領域が前記ガソリン給油所であってもよい。
上記実施形態では、内圧防爆構造がロボット20に備えられる場合について説明したが、これに限定されず、内圧防爆構造が他の電気機器に備えられていてもよい。すなわち、掃気装置70がロボット20以外の電気機器の内圧防爆構造に対して用いられてもよい。
10 ロボットシステム
20 ロボット
21 基台
30 ロボットアーム
31 リンク
32 サーボモータ
40 エンドエフェクタ
50 ロボット制御装置
60 容器
70 掃気装置
71 保護気体供給源
72 供給流路
74 排出流路
76 流量調節装置
77 第1調整弁
78 第2調整弁
80 掃気制御装置
90 制御装置
98 仕切部
20 ロボット
21 基台
30 ロボットアーム
31 リンク
32 サーボモータ
40 エンドエフェクタ
50 ロボット制御装置
60 容器
70 掃気装置
71 保護気体供給源
72 供給流路
74 排出流路
76 流量調節装置
77 第1調整弁
78 第2調整弁
80 掃気制御装置
90 制御装置
98 仕切部
Claims (8)
- 内圧防爆構造の周縁を画定する容器内に保護気体を供給して掃気を行うための掃気装置であって、
保護気体供給源と、
前記保護気体供給源から前記容器内まで前記保護気体を導くための流路と、
前記保護気体供給源から前記容器内に供給される前記保護気体の流量を調節するための流量調節装置と、
前記流量調節装置を制御して掃気を行うための掃気制御装置と、を備えており、
前記掃気制御装置は、前記流量調節装置を制御することで、少なくとも2つの主期間と少なくとも1つの副期間とを含む掃気期間において前記容器内に前記保護気体を供給して掃気を行い、
前記主期間と前記副期間とは時間軸上において交互に設定されており、
前記副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であることを特徴とする、掃気装置。 - 前記掃気制御装置は、前記流量調節装置を制御することで、前記副期間における単位時間当たりの最大供給流量を零とすることにより、前記掃気期間において前記容器内に前記保護気体を断続的に供給して掃気を行う、請求項1に記載の掃気装置。
- 前記掃気制御装置は、前記流量調節装置を制御することで、最初の前記主期間における単位時間当たりの供給流量がその直後の前記副期間における単位時間当たりの最大供給流量の10倍以上である期間が、2回目の前記主期間における単位時間当たりの供給流量がその直前の前記副期間における単位時間当たりの最大供給流量の10倍以上である期間よりも長くなるように、前記掃気期間において前記容器内に前記保護気体を供給して掃気を行う、請求項1又は2に記載の掃気装置。
- 前記掃気制御装置は、前記流量調節装置を制御することで、最初の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量が2回目の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量よりも大きくなるように、前記掃気期間において前記容器内に前記保護気体を供給して掃気を行う、請求項1乃至3のいずれかに記載の掃気装置。
- 前記流量調節装置は、前記流路上に設けられる調節弁を有しており、
前記掃気制御装置は、前記調節弁の開度を調節することで前記容器内に供給される前記保護気体の流量を制御する、請求項1乃至4のいずれかに記載の掃気装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の掃気装置と、前記内圧防爆構造を有するロボットと、を備えるロボットシステムであって、
前記ロボットは、ロボットアームと、前記ロボットアームの先端部に取り付けられるエンドエフェクタと、前記ロボットアーム及び前記エンドエフェクタを制御するためのロボット制御装置と、を有しており、
前記ロボットアームの少なくとも一部が前記容器を構成していることを特徴とする、ロボットシステム。 - 爆発性雰囲気が存する第1領域と、前記爆発性雰囲気が存しない第2領域とを仕切るための仕切部をさらに備えており、
前記第1領域に前記ロボットアーム及び前記エンドエフェクタが設置されており、且つ、
前記第2領域に前記保護気体供給源、前記掃気制御装置及び前記ロボット制御装置が設置されている、請求項6に記載のロボットシステム。 - 内圧防爆構造の周縁を画定する容器内に保護気体を供給して掃気を行うための掃気方法であって、
前記内圧防爆構造と請求項1乃至5のいずれかに記載の掃気装置とを準備する第1ステップと、
前記第1ステップを行ったあとで、前記内圧防爆構造に対して前記掃気装置を取り付ける第2ステップと、
前記第1及び前記第2ステップを行ったあとで、前記掃気制御装置により前記流量調節装置を制御することで、少なくとも2つの主期間と少なくとも1つの副期間とを含む掃気期間において前記容器内に前記保護気体を供給して掃気を行う第3ステップと、を備えており、
前記主期間と前記副期間とは時間軸上において交互に設定されており、
前記副期間における単位時間当たりの最大供給流量が、その直前の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であり、且つ、その直後の前記主期間における単位時間当たりの最大供給流量の10%以下であることを特徴とする、掃気方法。
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2018
- 2018-05-29 JP JP2018102159A patent/JP2019206051A/ja active Pending
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2019
- 2019-05-29 US US17/059,532 patent/US20210207805A1/en not_active Abandoned
- 2019-05-29 EP EP19812368.9A patent/EP3804922A4/en active Pending
- 2019-05-29 WO PCT/JP2019/021268 patent/WO2019230790A1/ja unknown
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