JPH09168991A - 工業用ロボット - Google Patents

工業用ロボット

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JPH09168991A
JPH09168991A JP7332250A JP33225095A JPH09168991A JP H09168991 A JPH09168991 A JP H09168991A JP 7332250 A JP7332250 A JP 7332250A JP 33225095 A JP33225095 A JP 33225095A JP H09168991 A JPH09168991 A JP H09168991A
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JP
Japan
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scavenging
time
internal pressure
explosion
stop time
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JP7332250A
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English (en)
Inventor
Yusuke Akami
裕介 赤見
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率の高い掃気処理を行うことができる工業
用ロボットを得ること。 【解決手段】 本発明は、マニピュレータ内に内蔵され
たサーボモータ41〜44等を収容する内圧容器51〜53
と、内圧容器51〜53内の気圧を調整する掃気バルブ7
1〜73と、内圧容器51〜53内の圧力を検出する圧力ス
イッチ91〜93と、掃気バルブ71〜73への圧縮空気A
oの供給を制御する二方電磁弁121と、内圧容器51〜
53内への掃気用圧縮空気Aaまたは給気用圧縮空気A
bの供給を制御する二方電磁弁122と、掃気処理に関
する制御を行う掃気処理制御部とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防爆システムを有
する工業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、モータやエンコーダ等の引火
の原因となるものを、危険雰囲気から隔離する内圧容器
内に収容してなる内圧防爆システムを有する工業用ロボ
ットが知られている。この種の工業用ロボットのコント
ローラの立ち上げ時においては、始めに上記内圧容器内
の雰囲気を排出する掃気処理を、例えば5分間行った
後、内圧容器内へ圧縮空気を供給して、内圧容器内の空
気圧力を常に大気圧以上に保つ給気処理を行う。このよ
うに、爆発の恐れのある雰囲気が内圧容器内に侵入しな
いようにした後、システムが立ち上げられ、工業用ロボ
ットが動作可能状態とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した工
業用ロボットにおいては、コントローラの立ち上げ時に
は、必ず掃気処理を行うシーケンスとされている。すな
わち、緊急停止、瞬停、停止指示等により工業用ロボッ
トが停止した後、すぐにコントローラが立ち上げられた
場合、内圧容器内の空気圧力が高く、掃気処理が必要な
い状態であっても、掃気処理が行われる。従って、従来
の工業用ロボットにおいては、防爆上問題が無い場合で
あっても、掃気処理に要する時間分、工業用ロボットを
稼動することができないことから、稼動率の低下、無駄
な掃気処理による電力浪費および騒音等の問題があっ
た。本発明は、このような背景の下になされたもので、
効率の高い掃気処理を行うことができる工業用ロボット
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電動装置を収容してなる容器内を掃気する掃気手段
と、前記容器内へ大気を供給して前記容器内を大気圧以
上の圧力に維持する給気手段とを有する工業用ロボット
において、前記給気手段の停止時間を算出する停止時間
算出手段と、前記停止時間算出手段により得られた情報
に基づいて、前記掃気手段の掃気時間を制御する掃気時
間制御手段とを具備することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について、防爆システムが必要な塗装ロボットを
例にとり説明する。図1は本発明の一実施形態による工
業用ロボットの外観構成を示す斜視図である。この図に
おいて、1は、4軸型のマニピュレータであり、アーム
1aの先端部(手首)に塗装ガン2が取り付けられてお
り、図示しないワークに対して塗装を行なう。このマニ
ピュレータ1には、内圧防爆構造の内圧容器内に収容さ
れたサーボモータと、各関節角度を検出するエンコーダ
が組み込まれており、マニピュレータ1は、該サーボモ
ータにより各関節が駆動される。3は、上記内圧容器内
の圧力制御等を行なう空圧ユニットである。
【0006】ここで、上述した空圧ユニット3および内
圧容器等からなる内圧防爆システムの構成を図2に示
す。この図において、41〜44は、各々第1〜4軸用の
サーボモータである。サーボモータ41は内圧容器51
に、サーボモータ42は内圧容器52に、サーボモータ4
3および44は内圧容器53に各々収容されている。な
お、図示しないが、エンコーダ、電磁弁等の電動装置も
上記内圧容器51〜53内に収容されている。これら内圧
容器51〜53は、管路61および62により連結されてい
る。
【0007】上記内圧容器51〜53は、引火の原因とな
るサーボモータ41〜44およびエンコーダを危険雰囲気
(例えば、シンナー雰囲気)から隔離するためのもので
あり、空圧ユニット3により内部の空気圧力が常に大気
圧以上に保たれる。これにより、内圧容器51〜54内に
は、爆発の恐れのある危険雰囲気が侵入することがな
い。
【0008】71〜73は、管路81〜83を介して内圧容
器51〜53に各々連結された掃気バルブである。これら
掃気バルブ71〜73は、後述する管路101を介して供
給される圧縮空気Aoにより開閉が同時に制御される。
91〜93は、管路81〜83の途中に取り付けられた圧力
スイッチであり、内圧容器51〜53内の各空気圧力が設
定値以上であるとき接点が閉とされる。上記圧力スイッ
チ91〜93の各接点は、直列接続されており、この直列
回路には、図示しない接点信号変換器を介して、微弱な
電流が供給されている。ここで、接点信号変換器とは、
危険雰囲気内に設置される接点の開閉信号を本質的に安
全なエネルギーレベルに変換する防爆用の装置である。
なお、上記圧力スイッチ91〜93の接点の開閉状態は、
後述する制御演算装置30(図3参照)により監視され
ている。
【0009】空圧ユニット3において、121は、管路
101と管路111との間に介挿された二方電磁弁であ
り、掃気バルブ71〜73への圧縮空気Aoの供給を制御
する。すなわち、二方電磁弁121は、3系統からなる
掃気バルブ71〜73の開閉を制御している。131は、
管路112の途中に介挿されたレギュレータであり、供
給される圧縮空気Aoを圧力調整して掃気用圧縮空気A
aとして出力する。141は、掃気用空気Aaの圧力計
測を行なう圧力計である。132は、管路113の途中に
介挿されたレギュレータであり、供給される圧縮空気A
oを圧力調整して給気用圧縮空気Abとして出力する。
142は、給気用圧縮空気Abの圧力計測を行なう圧力
計である。122は、二方電磁弁であり、供給される掃
気用圧縮空気Aa、給気用圧縮空気Abのいずれかを、
管路102を介して内圧容器51〜53へ供給する。
【0010】図1において、15は、装置各部を制御す
るコントローラであり、エンコーダより供給される信号
によって手首先端に取り付けられた塗装ガン2の位置
や、マニピュレータ1の姿勢を把握しつつマニピュレー
タ1を制御する。16は、動作指令やデータ管理のため
の各種入力操作に用いられる手元操作装置である。
【0011】図3は、上述したコントローラ15の電気
的構成を示すブロック図である。この図において、制御
演算装置30は、手元操作装置16から供給される操作
信号Skや緊急停止信号St等により装置各部を制御す
る。この制御演算装置30の動作の詳細については後述
する。17は演算手順などのプログラムを記憶するRO
M(リードオンリメモリ)である。18は演算結果や教
示データなどを一時的に記憶するRAM(ランダムアク
セスメモリ)である。上記教示データとは、マニピュレ
ータ1の姿勢や速度、塗装ガン2のオン/オフ、動作開
始の条件等、実際に塗装ロボットを動作させるためのデ
ータである。19はサンプリング時間クロックを生成す
るタイマである。20は、制御演算装置30の制御によ
り、サーボモータ41〜44(図2参照)の動作を指令す
る動作指令信号Ssを生成するサーボ制御部である。2
1は、サーボドライバであり、サーボ制御部20から供
給される動作指令信号Ssに応じたサーボモータ動作信
号Smを生成し、このサーボモータ動作信号Smによ
り、サーボモータ41〜44を駆動する。また、このサー
ボドライバ21には、エンコーダより位置信号Spが入
力され、この位置信号Spにより、制御演算装置30
は、マニピュレータ1の姿勢を把握する。
【0012】22は、日付、時刻の時間情報を生成する
リアルタイムクロックである。23は、後述する掃気制
御を行う掃気制御装置である。24は、上記時間情報を
記憶するEEPROM(Electrically Erasable Progra
mable ROM)であり、電気的に情報の消去、書き込み
が可能なデバイスである。
【0013】次に、上述した一実施形態による工業用ロ
ボットの動作を説明する。 <掃気処理>まず、電源が供給されると、制御演算装置
30は、掃気処理を実行する。すなわち、制御演算装置
30は、空圧ユニット3(図2参照)の二方電磁弁12
2を掃気側に切り替える。これにより、掃気用圧縮空気
Aaが二方電磁弁121および管路102を介して内圧容
器51〜53へ供給される。次に、制御演算装置30は、
二方電磁弁121を一定時間、開とする。これにより、
圧縮空気Aoが管路111、二方電磁弁121、管路10
1を介して、掃気バルブ71〜73へ供給され、該掃気バ
ルブ71〜73が開とされる。この結果、内圧容器51〜
53が大気開放状態とされ、内部の空気が掃気される。
すなわち、内圧容器51〜53内の雰囲気が掃気用圧縮空
気Aaに置換される。
【0014】<給気処理>そして、一定時間経過後、制
御演算装置30は、給気処理を行なう。すなわち、制御
演算装置30は、二方電磁弁122を給気側に切り替え
た後、二方電磁弁121を閉とする。これにより、二方
電磁弁122、管路102を介して、給気用圧縮空気Ab
が内圧容器51〜53へ供給され、掃気バルブ71〜73が
各々閉とされる。この結果、内圧容器51〜53内の空気
圧力が大気圧以上に保たれ、圧力スイッチ91〜93の各
接点が閉となり、オンの接点信号Sが制御演算装置30
へ入力される。なお、給気用圧縮空気Abの空気圧力
は、掃気用圧縮空気Aaに比して低くても良い。上述し
た掃気処理に要する時間は、掃気用圧縮空気Aaの空気
圧力、内圧容器51〜53の容積、管路102等の容積、
管路抵抗などにより決められる。
【0015】<ロボットシステム立ち上げ処理>上記掃
気処理が終了すると、制御演算装置30は、ロボットシ
ステムを立ち上げ処理を行う。すなわち、制御演算装置
30は、サーボモータ41〜44、エンコーダ等へ電力を
供給し動作可能状態とする。以後、オペレータにより、
マニピュレータ1の動作に必要な情報が手元操作装置1
6より入力され、制御演算装置30の制御によりサーボ
ドライバ21よりサーボモータ動作信号Smがサーボモ
ータ41〜44(図2参照)へ供給され、マニピュレータ
1が動作する。
【0016】今、オペレータによりロボットシステムの
終了が選択されると、制御演算装置30は、図4(a)
に示す、ロボットシステムの終了処理(ステップSA
1)を行なう。これにより、サーボモータ41〜44およ
びエンコーダへの電力の供給が停止されるとともに、R
AM18上の教示データや、エンコーダのデータ、マニ
ピュレータ1の動作時間等のメンテナンス情報をRAM
18に保存する処理が行われる。また、これと同時に、
図2に示す内圧容器51〜53への給気用圧縮空気Abの
供給が停止され、内圧防爆システムが停止される。
【0017】一方、掃気制御制御装置23は、ロボット
システムが終了される直前にリアルタイムクロック22
から日付、時刻の時間情報を読み込み(ステップSA
2)、該時間情報をEEPROM24に書き込む(ステ
ップSA3)。これにより、ロボットシステム処理が終
了される。
【0018】そして、オペレータによりロボットシステ
ムの立ち上げが選択されると、制御演算装置30は、図
4(b)に示すステップSB1へ進み、ロボットシステ
ムが一定時間以上停止したか否かを判断する。まず、掃
気制御装置23は、動作指令信号が制御演算装置30に
入力されたときの日付、時刻の時間情報をリアルタイム
クロック22から読み込み、該時間情報と、ステップS
A3でEEPROM24に書き込まれたロボットシステ
ム終了時の時間情報との差から、防爆システムの停止時
間を求め、これを制御演算装置30へ出力する。
【0019】次に、制御演算装置30は、上記防爆シス
テムの停止時間が予め設定された基準停止時間より大で
あるとき、ステップSB1の判断結果を「YES」とし
て、ステップSB2へ進み、前述した<掃気処理>を行
なう。ここで、基準停止時間とは、内圧容器51〜53内
を防爆上問題無い空気圧力に維持しうる防爆システムの
停止時間の上限である。また、基準停止時間は、内圧容
器51〜53の容積や給気圧縮空気Abの圧力等によって
異なるが、理論的または実験的に求められたものが用い
られる。一方、防爆システムの停止時間が基準停止時間
より小であるとき、制御演算装置30は、ステップSB
1の判断結果を「NO」とし、ステップSB3へ進み前
述した<給気処理>を行った後、ステップSB4へ進
み、ロボットシステムを立ち上げる。これにより、工業
用ロボットが稼働可能状態とされる。
【0020】なお、上述した一実施形態による工業用ロ
ボットにおいては、ロボットシステムの終了処理時(図
4(a):ステップSA2)に、掃気制御装置23がリ
アルタイムクロック22より読み込んだ時間情報をEE
PROM24に書き込む例を説明したが、これに限定さ
れることなく、掃気制御装置23が、例えば1秒おきに
上記時間情報をEEPROM24に書き込むようにして
もよい。または、電源が遮断され電圧が降下する瞬間
に、掃気制御装置23が割込処理等でロボットシステム
終了直前の時間情報をEEPROM24に書き込んでも
よい。これにより、停電等で強制的に電源が遮断されて
ロボットシステムが強制終了し、正常に終了処理を行う
ことができない場合であっても、ロボットシステム終了
時の時間情報をほぼ正確に保持することができる。
【0021】<第1変形例>ところで、内圧防爆システ
ムが一定時間以上停止していても、長時間停止していな
ければ、掃気の必要はあっても内圧容器51〜53内の雰
囲気を全て掃気用圧縮空気Aaで置換する必要はない。
この点に着目し、図4(b)に示す処理手順に代えて、
図5示す処理手順により掃気処理等(第1変形例)を行
ってもよい。この場合、ROM17には、図6に示す掃
気時間テーブルを記憶する必要がある。この掃気時間テ
ーブルは、内圧防爆システムの停止時間と、この停止時
間に対応する掃気時間との関係を表すテーブルであり、
掃気時間を決める際に用いられる。
【0022】次に、上記第1変形例による工業用ロボッ
トの動作を、図5に示すフローチャートを参照して説明
する。この図において、まず、ステップSC1では、制
御演算装置30は、前述したステップSB1と同様にし
て、内圧防爆システムが3分間以上停止していたか否か
を判断する。今、内圧防爆システムが4分間停止してい
たとすると、この場合、制御演算装置30は、ステップ
SC1の判断結果を「YES」として、ステップSC2
へ進む。
【0023】ステップSC2では、制御演算装置30
は、内圧防爆システムの停止時間が3.5分以下である
か否かを判断し、今の場合、同判断結果を「NO」と
し、ステップSC4進む。ステップSC4では、制御演
算装置30は、内圧防爆システムの停止時間が4.0分
以下であるか否かを判断し、今の場合、同判断結果を
「YES」としステップSC5へ進む。ステップSC5
では、制御演算装置30は、図6に示す掃気時間テーブ
ルを用いて、掃気時間として1.5分を求めた後、ステ
ップSC9へ進み、前述した<掃気処理>を実行する。
すなわち、ステップSC9では、図3に示す内圧容器5
1〜53内の掃気が1.5分間行われる。この掃気処理を
終えると、制御演算装置30は、前述した<給気処理>
(ステップSC10)を実行した後、ステップSC11
へ進み、ロボットシステムの立ち上げ処理を行う。
【0024】なお、上述した掃気時間テーブル(図6参
照)は、一例であって、例えば、図7に示す停止時間と
掃気時間との関係を表す別のデータを用いて、内圧防爆
システム停止時間間隔が短い掃気時間テーブルを用いて
もよい。これにより、きめ細かい掃気制御が可能とな
る。また、掃気時間テーブルの掃気時間は内圧容器51
〜54の容積や給気圧力、掃気バルブからの漏れ流量等
によって異なるが、上述した一実施形態と同様にして理
論的または実験的に求めたものが用いられているさら
に、図5に示す掃気時間テーブルに代えて、図8に示す
内圧防爆システム停止時間/掃気時間変換曲線のデータ
をROM17に記憶させ、該データにより掃気時間を求
めてもよい。
【0025】<第2変形例>前述した一実施形態による
工業用ロボットにおいては、内圧防爆システムの停止時
間に応じて掃気時間を決めて掃気処理を行う例を説明し
たが、この処理に代えて、内圧容器51〜53内の空気圧
力に応じて掃気時間を決めて掃気処理を行ってもよい
(第2変形例)。これは、内圧防爆システムが停止して
からしばらくの間は、内圧容器51〜53内が空気圧力の
高い状態に持続されいることにより、掃気を行う必要が
ないという点に着目したものである。
【0026】以下、上述した第2変形例による工業用ロ
ボットの動作を図9を参照して説明する。この図におい
て、ステップSD1では、制御演算装置30は、内圧容
器51〜53内の空気圧力が一定値以下か否かを判断す
る。すなわち、制御演算装置30は、圧力スイッチ91
〜93(図2参照)の接点のうち1つでも開とされる
と、接点信号Sがオフとされるため、当該内圧容器内の
空気圧力が一定値以下になったと判断し、ステップSD
1の判断結果を「YES」として、ステップSD2へ進
み、前述した<掃気処理>を行った後、ステップSD3
へ進み<給気処理>を行なう。一方、ステップSD1の
判断結果が「NO」の場合、制御演算装置30は、ステ
ップSD3へ進み、<給気処理>を行った後、ステップ
SD4へ進みロボットシステム立ち上げ処理を行う。
【0027】以上本発明の実施形態による工業用ロボッ
トについて詳述してきたが、具体的構成は本実施形態に
限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計変更も本発明に含まれる。例えば、上述した一実
施形態においては、EEPROM24を記憶媒体として
用いた例を示したが、これに代えて、フラッシュメモ
リ、メモリカード、ハードディスク、フロッピディス
ク、あるいはバッテリバックアップされたRAMなど、
情報の消去、書き込みが可能な他のデバイスを用いても
良い。
【0028】また、上述した一実施形態においては、圧
力スイッチ91〜93を用いて内圧容器51〜53内の空気
圧力を検出する例を示したが、これらに代えて、例えば
半導体圧力センサ等によって圧容器51〜53内の空気圧
力をリニアに検出し、その圧力に応じて掃気時間を決定
しても良い。さらに、上述した一実施形態において、圧
力スイッチ91〜93に代えて、圧力計を設けて、この圧
力計の検出圧力と内圧防爆システムの停止時間との関係
を表すテーブルを作成して、このテーブルにより掃気時
間を求めてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、給気手段の停止時間により掃
気時間が決定され掃気処理に無駄が無いため次のような
効果が得られる。 (1)工業用ロボットの稼働率が向上する。 (2)装置の耐用年数が向上する (3)掃気に伴う電力の消費を節約することができる (4)掃気時の掃気音を抑えることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による工業用ロボットの外
観構成を示す斜視図である。
【図2】内圧防爆システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1に示すコントローラ15の電気的構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による工業用ロボットの動
作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態の第1変形例による工業用
ロボットの動作を説明するフローチャートでである。
【図6】掃気時間テーブルを示す図である。
【図7】ロボットシステムの停止時間と掃気時間との関
係を表すグラフである。
【図8】ロボットシステムの停止時間と掃気時間との関
係を表す曲線グラフである。
【図9】本発明の一実施形態の第2変形例による工業用
ロボットの動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 マニピュレータ 41〜44 サーボモータ 51〜53 内圧容器 71〜73 掃気バルブ 91〜93 圧力スイッチ 121,122 二方電磁弁 131,132 レギュレータ 15 コントローラ 17 ROM 23 掃気制御装置 22 リアルタイムクロック 24 EEPROM 30 制御演算装置 Ao 圧縮空気 Aa 掃気用圧縮空気 Ab 給気用圧縮空気

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動装置を収容してなる容器内を掃気す
    る掃気手段と、前記容器内へ大気を供給して前記容器内
    を大気圧以上の圧力に維持する給気手段とを有する工業
    用ロボットにおいて、 前記給気手段の停止時間を算出する停止時間算出手段
    と、 前記停止時間算出手段により得られた情報に基づいて、
    前記掃気手段の掃気時間を制御する掃気時間制御手段
    と、 を具備することを特徴とする工業用ロボット。
JP7332250A 1995-12-20 1995-12-20 工業用ロボット Pending JPH09168991A (ja)

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