JP2019204668A - 電極ユニットの製造方法及び電極ユニットの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂シートを搬送しながら樹脂シートの幅部分を長時間加熱できる電極ユニットの製造方法及び電極ユニットの製造装置を提供する。【解決手段】バイポーラ電池4に使用され、電極板15と電極板15の縁部15cに溶着された一次封止体21とを有する電極ユニットUの製造方法は、長手方向に延在する樹脂シート23のうち樹脂シート23の幅方向に沿った幅部分23aを電極板15の縁部15cに溶着する溶着工程S10と、樹脂シート23を切断することによって一次封止体21を形成する切断工程S8とを含む。溶着工程S10は、ヒータH1を用いて、幅部分23aを加熱する第1加熱工程S1と、樹脂シート23及び電極板15を長手方向に搬送する搬送工程S2と、樹脂シート23及び電極板15が搬送される搬送方向においてヒータH1よりも下流に位置するヒータH2を用いて、幅部分23aを加熱する第2加熱工程S3とを含む。【選択図】図4
Description
本発明の一側面は、電極ユニットの製造方法及び電極ユニットの製造装置に関する。
セパレータを介して複数の電極シートを積層することによってバイポーラ電池を製造する方法が知られている(特許文献1参照)。電極シートは、バイポーラ電極に枠状のシール材を重ね合わせて溶着することによって作製される。
上記方法のように、個々の樹脂枠を電極板の縁部に重ね合わせて溶着することにより電極ユニットを製造する方法では、電極ユニットの製造時間を短縮することが難しい。そこで、本発明者は、長手方向に延在する樹脂シートを当該長手方向に搬送しながら樹脂シートを電極板の縁部に溶着し、樹脂シートを切断して樹脂枠を形成することを検討した。例えば矩形状の樹脂枠を形成する場合、樹脂シートのうち長手方向に沿った長手部分と、幅方向に沿った幅部分とを電極板の縁部に溶着する。樹脂シートの長手部分を電極板の縁部に溶着する際には、例えば長手方向に延在するヒータを樹脂シートの長手部分に押し付けると、樹脂シートを搬送しながら長手部分を加熱し続けることができる。一方、樹脂シートの幅部分を電極板の縁部に溶着する際には、長手方向において幅部分の隣に非溶着部分(バイポーラ電極の活物質層上の部分)が位置するため、樹脂シートを搬送しながら幅部分を加熱し続けることができない。よって、樹脂シートの搬送速度を上げると、樹脂シートを搬送しながら幅部分を長時間加熱できないことがある。
本発明の一側面は、樹脂シートを搬送しながら樹脂シートの幅部分を長時間加熱できる電極ユニットの製造方法及び電極ユニットの製造装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電極ユニットの製造方法は、バイポーラ電池に使用され、電極板と前記電極板の縁部に溶着された樹脂枠とを有する電極ユニットの製造方法であって、長手方向に延在する樹脂シートのうち前記樹脂シートの幅方向に沿った幅部分を前記電極板の前記縁部に溶着する溶着工程と、前記溶着工程の後、前記樹脂シートを切断することによって前記樹脂枠を形成する切断工程と、を含み、前記溶着工程は、第1ヒータを用いて、前記幅部分を加熱する第1加熱工程と、前記第1加熱工程の後、前記樹脂シート及び前記電極板を前記長手方向に搬送する搬送工程と、前記搬送工程の後、前記樹脂シート及び前記電極板が搬送される搬送方向において前記第1ヒータよりも下流に位置する第2ヒータを用いて、前記幅部分を加熱する第2加熱工程と、を含む。
上記電極ユニットの製造方法によれば、第1ヒータに加えて第2ヒータによっても幅部分が加熱される。よって、樹脂シートを搬送しながら樹脂シートの幅部分を長時間加熱できる。
前記第1ヒータは第1回転ローラの表面に配置されており、前記第2ヒータは第2回転ローラの表面に配置されてもよい。この場合、各回転ローラの回転タイミングを別々に調整することができる。
前記溶着工程では、複数の前記幅部分が、前記長手方向に配列された複数の前記電極板の互いに隣り合う複数の前記縁部にそれぞれ溶着され、前記樹脂シートのうち前記複数の幅部分間には非加熱部分が形成され、前記切断工程では、前記非加熱部分が切断されてもよい。この場合、樹脂シートの幅部分(加熱部分)と非加熱部分とを区別できる。そのため、切断箇所が分かり易くなる。
前記溶着工程では、前記幅部分の表面にパターンが形成されてもよい。この場合、樹脂シートの幅部分とその他の部分とを区別できる。そのため、溶着箇所が分かり易くなる。
前記第1ヒータ及び前記第2ヒータのうち少なくとも1つは、前記幅部分に押し付けられる湾曲表面を有しており、前記湾曲表面は、前記幅方向に直交する断面において凹状に湾曲してもよい。通常、電極板の縁部に溶着された樹脂シートの幅部分は、電極板の厚み方向において幅部分から電極板に向かう方向に反る。すなわち、幅部分が反ると幅部分の表面は窪むように湾曲する。しかし、ヒータの湾曲表面を幅部分に押し付けることによって、幅部分の反りを矯正することができる。
前記第2ヒータの加熱温度は前記第1ヒータの加熱温度と異なってもよい。この場合、樹脂シートの幅部分の加熱温度を調整できる。
前記第2ヒータの加熱温度は前記第1ヒータの加熱温度よりも高くてもよい。この場合、溶着工程において、樹脂シートの幅部分を徐々に加熱することができるので、幅部分の急激な温度上昇を抑制できる。
前記第2ヒータの加熱温度は前記第1ヒータの加熱温度よりも低くてもよい。この場合、樹脂シートの幅部分の急激な冷却を抑制できるので、幅部分における反りの発生を抑制できる。
本発明の一側面に係る電極ユニットの製造装置は、バイポーラ電池に使用され、電極板と前記電極板の縁部に溶着された樹脂枠とを有する電極ユニットの製造装置であって、長手方向に延在する樹脂シートのうち前記樹脂シートの幅方向に沿った幅部分を前記電極板の前記縁部に溶着する溶着装置と、前記樹脂シート及び前記電極板を前記長手方向に搬送する搬送装置と、前記樹脂シートを切断することによって前記樹脂枠を形成する切断装置と、を備え、前記溶着装置は、前記幅部分を加熱する第1ヒータと、前記幅部分を加熱する第2ヒータと、を備え、前記第2ヒータは、前記樹脂シート及び前記電極板が搬送される搬送方向において前記第1ヒータよりも下流に位置する。
上記電極ユニットの製造装置によれば、第1ヒータに加えて第2ヒータによっても幅部分が加熱される。よって、樹脂シートを搬送しながら樹脂シートの幅部分を長時間加熱できる。
本発明の一側面によれば、樹脂シートを搬送しながら樹脂シートの幅部分を長時間加熱できる電極ユニットの製造方法及び電極ユニットの製造装置が提供され得る。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。図面には必要に応じてXYZ直交座標系が示される。一例では、Z軸方向が鉛直方向であり、X軸方向及びY方向が水平方向である。
図1は、蓄電装置の一実施形態を示す概略断面図である。同図に示す蓄電装置1は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる。蓄電装置1は、複数のバイポーラ電池4を積層してなるバイポーラ電池積層体2と、バイポーラ電池積層体2に対して積層方向に拘束荷重を付加する拘束部材3とを備えて構成されている。
バイポーラ電池積層体2は、複数(本実施形態では3体)のバイポーラ電池4と、バイポーラ電池4,4間に配置された複数の導電板5とによって構成されている。バイポーラ電池4は、例えば後述するバイポーラ電極14を備え、積層方向から見て矩形状をなしている。バイポーラ電池4は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池等の二次電池である。以下の説明では、ニッケル水素二次電池を例示する。
積層方向に隣り合うバイポーラ電池4,4同士は、導電板5を介して電気的に接続されている。導電板5は、積層端に位置するバイポーラ電池4の外側にもそれぞれ配置されている。バイポーラ電池の外側に配置された一方の導電板5には、正極端子6が接続されている。また、バイポーラ電池の外側に配置された他方の導電板5には、負極端子7が接続されている。正極端子6及び負極端子7は、例えば導電板5の縁部から積層方向に交差する方向に引き出されている。正極端子6及び負極端子7により、蓄電装置1の充放電が実施される。
各導電板5の内部には、空気等の冷媒を流通させる複数の流路5aが設けられている。各流路5aは、例えば積層方向と、正極端子6及び負極端子7の引き出し方向とにそれぞれ直交する方向に互いに平行に延在している。これらの流路5aに冷媒を流通させることで、導電板5は、バイポーラ電池4,4同士を電気的に接続する接続部材としての機能のほか、バイポーラ電池4で発生した熱を放熱する放熱板としての機能を併せ持つ。なお、図1の例では、積層方向から見た導電板5の面積は、バイポーラ電池4の面積よりも小さいが、放熱性の向上の観点から、導電板5の面積は、バイポーラ電池4の面積と同じであってもよく、バイポーラ電池4の面積よりも大きくてもよい。
拘束部材3は、バイポーラ電池積層体2を積層方向に挟む一対のエンドプレート8,8と、エンドプレート8,8同士を締結する締結ボルト9及びナット10とによって構成されている。エンドプレート8は、積層方向から見たバイポーラ電池4及び導電板5の面積よりも一回り大きい面積を有する矩形の金属板である。エンドプレート8の内側面(バイポーラ電池積層体2側の面)には、電気絶縁性を有するフィルムFが設けられている。フィルムFにより、エンドプレート8と導電板5との間が絶縁されている。
エンドプレート8の縁部には、バイポーラ電池積層体2よりも外側となる位置に挿通孔8aが設けられている。締結ボルト9は、一方のエンドプレート8の挿通孔8aから他方のエンドプレート8の挿通孔8aに向かって通され、他方のエンドプレート8の挿通孔8aから突出した締結ボルト9の先端部分には、ナット10が螺合されている。これにより、バイポーラ電池4及び導電板5がエンドプレート8,8によって挟持されてバイポーラ電池積層体2としてユニット化されると共に、バイポーラ電池積層体2に対して積層方向に拘束荷重が付加される。
次に、バイポーラ電池4の構成について更に詳細に説明する。図2は、バイポーラ電池4の内部構成を示す概略断面図である。同図に示すように、バイポーラ電池4は、電極積層体11と、電極積層体11を封止する封止体12とを備えて構成されている。
電極積層体11は、セパレータ13を介して複数のバイポーラ電極14を積層することによって構成されている。バイポーラ電極14は、一方面15a側に正極16が形成され、かつ他方面15b側に負極17が形成された電極板15からなる電極である。電極積層体11において、一のバイポーラ電極14の正極16は、セパレータ13を挟んで積層方向に隣り合う一方のバイポーラ電極14の負極17と対向している。また、電極積層体11において、一のバイポーラ電極14の負極17は、セパレータ13を挟んで積層方向に隣り合う他方のバイポーラ電極14の正極16と対向している。
また、電極積層体11の積層端の一方には、負極終端電極18が配置され、電極積層体11の積層端の他方には、正極終端電極19が配置されている。負極終端電極18は、内面側(積層方向の中心側)に負極17が形成された電極板15であり、正極終端電極19は、内面側(積層方向の中心側)に正極16が形成された電極板15である。負極終端電極18の負極17は、セパレータ13を介して積層端の一方のバイポーラ電極14の正極16と対向している。正極終端電極19の正極16は、セパレータ13を介して積層端の他方のバイポーラ電極14の負極17と対向している。負極終端電極18の電極板15及び正極終端電極19の電極板15は、バイポーラ電池4に隣接する導電板5(図1参照)に対して電気的に接続される。
電極板15は、例えばニッケルからなる矩形の金属箔である。電極板15の縁部(バイポーラ電極14の縁部)15cは、正極活物質及び負極活物質の塗工されない未塗工領域となっており、当該未塗工領域は、封止体12に埋没して保持されている。正極16を構成する正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。また、負極17を構成する負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。本実施形態では、電極板15の他方面15bにおける負極17の形成領域は、電極板15の一方面15aにおける正極16の形成領域に対して一回り大きくなっている。
セパレータ13は、例えばシート状に形成されている。セパレータ13を形成する材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。また、セパレータ13は、フッ化ビニリデン樹脂化合物で補強されたものであってもよい。なお、セパレータ13は、シート状に限られず、袋状のものを用いてもよい。
封止体12は、例えば絶縁性の樹脂によって矩形の筒状に形成されている。封止体12を構成する樹脂材料としては、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、又は変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)などが挙げられる。封止体12は、バイポーラ電極14の積層によって形成される電極積層体11の側面11aを取り囲むように構成されている。
封止体12は、図2に示すように、バイポーラ電極14の電極板15の縁部15cに沿って設けられた一次封止体21と、一次封止体21を包囲するように設けられた二次封止体22とによって構成されている。一次封止体21は、例えば、電極板15の一方面15a側の縁部15c(未塗工領域)において、電極板15の全ての辺にわたって連続的に設けられている。一次封止体21は、溶着によって当該縁部15cに対して結合されている。
一次封止体21は、積層方向に隣り合うバイポーラ電極14,14間を封止するほか、積層方向に隣り合うバイポーラ電極14,14の電極板15,15間のスペーサとして機能する。電極板15,15間には、一次封止体21の厚さによって規定される内部空間Vが形成され、当該内部空間Vには、例えば水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液からなる電解液(不図示)が収容されている。なお、図2の例では、電極板15の一方面15a側にのみ一次封止体21が形成されているが、一次封止体21は、一方面15a及び他方面15b側の双方に形成されていてもよく、電極板15の縁部15cが埋没するように形成されていてもよい。
二次封止体22は、例えば樹脂の射出成形によって形成され、電極積層体11における積層方向の全長にわたって延在している。二次封止体22は、例えば射出成型時の熱により、一次封止体21の外表面及び電極板15の縁部15cの端面のそれぞれに対して溶着されている。
図3は、図2のバイポーラ電池4に使用される電極ユニットUを示す平面図である。図3に示される電極ユニットUは、電極板15と、電極板15の縁部15cに溶着された樹脂枠としての一次封止体21とを有する。電極板15の厚み方向から見て、電極板15と一次封止体21の内周面及び外周面とは矩形状を呈している。一次封止体21の内周面は矩形状の開口21hを画定する。開口21h内には、活物質層である正極16が配置されている。本実施形態では、電極ユニットUはバイポーラ電極14と一次封止体21とを備えるが、電極ユニットUは、バイポーラ電極14に代えて正極終端電極19を備えてもよいし、負極終端電極18を備えてもよい。図2に示されるように、セパレータ13を介して複数の電極ユニットUを積層することによって、電極積層体11を作製することができる。
続いて、電極ユニットUの製造方法及び製造装置について説明する。図4は、電極ユニットの製造装置の一実施形態を示す概略図である。図4に示されるように、電極ユニットUの製造装置100は、搬送装置110と、溶着装置120と、切断装置130とを備える。
搬送装置110は、長手方向(X軸方向)に延在する樹脂シート23及びバイポーラ電極14をX軸方向に搬送する。樹脂シート23は、X軸方向に互いに離間して配列された複数のバイポーラ電極14上に配置された状態で搬送される。搬送装置110は、樹脂シート23を供給する供給ローラ101と、樹脂シート23及びバイポーラ電極14を間に挟む一対の回転ローラ102とを有する。供給ローラ101から引き出された樹脂シート23は、一対の回転ローラ102が回転することによって搬送される。樹脂シート23は、XY平面においてX軸方向に延在する帯状又は長尺状の樹脂シートである。樹脂シート23は、一次封止体21の母材となる。樹脂シート23には、X軸方向に沿って互いに離間して配列された複数の開口23h(図5及び図7参照)が形成されている。開口23hは、一次封止体21の開口21hとなる。供給ローラ101から供給された樹脂シート23は、バイポーラ電極14と共に溶着装置120に供給される。
図5は、溶着装置120の一部を示す概略断面図である。図4及び図5に示されるように、溶着装置120は、樹脂シート23のうち樹脂シート23の幅方向(Y軸方向)に沿った幅部分23aを電極板15の縁部15cに溶着する。各電極板15は、X軸方向における両端に一対の縁部15cを有しており、各縁部15cに幅部分23aが溶着される。幅部分23aは隣り合う開口23h間に位置する。溶着装置120は、幅部分23aを加熱するヒータH1〜H4(第1ヒータ〜第4ヒータ)を備える。ヒータH1〜H4は、X軸方向に配列された互いに隣り合う複数(本実施形態では4つ)の幅部分23aを同時に加熱する。図5に示されるように、樹脂シート23及びバイポーラ電極14がX軸方向に搬送される間に、ヒータH1〜H4は、1つの同じ幅部分23aに順に押し付けられる。ヒータH1〜H4が1つの同じ幅部分23aを順に加熱することによって、幅部分23aは電極板15の縁部15cに溶着される。
図5(a)〜図5(d)は、ヒータH1〜H4がそれぞれ樹脂シート23の幅部分23aを加熱する状態を示す。ヒータH2は、樹脂シート23及びバイポーラ電極14が搬送される搬送方向(X軸方向)においてヒータH1よりも下流に位置する。同様に、ヒータH3は、X軸方向においてヒータH2よりも下流に位置する。ヒータH4は、X軸方向においてヒータH3よりも下流に位置する。ヒータH1〜H4は、回転ローラR1〜R4(第1回転ローラ〜第4回転ローラ)の表面R1a〜R4aにそれぞれ配置されている。表面R1a〜R4aは例えば円筒状である。回転ローラR1〜R4は、Y軸方向に延在する回転軸Ax1〜Ax4の周りにそれぞれ回転する。樹脂シート23をX軸方向に搬送しながら、回転ローラR1〜R4を回転させることによって、ヒータH1〜H4は、1つの同じ幅部分23aを順に間欠的に加熱する。回転ローラR1〜R4の回転速度は、樹脂シート23の搬送速度と同期している。回転ローラR1〜R4が1回転する間に、X軸方向において隣接する電極板15間のピッチだけ樹脂シート23が搬送される。回転ローラR1〜R4の回転及び樹脂シート23の搬送は、搬送装置110及び溶着装置120に接続された制御装置によって制御可能である。
図6は、表面R1aにヒータH1が配置された回転ローラR1を示す平面図である。図6に示されるように、回転ローラR1の表面R1aにおいて、ヒータH1はY軸方向に延在している。Y軸方向におけるヒータH1の長さは、樹脂シート23の幅よりも大きい。回転ローラR1のY軸方向の両端において、表面R1aには一対の環状ヒータH1aが設けられている。各環状ヒータH1aは、回転軸Ax1の周りに設けられている。回転ローラR2〜R4の表面R2a〜R4aのそれぞれにおいても、環状ヒータH1aと同様の環状ヒータが設けられている。
図7は、電極板15の縁部15cに溶着された樹脂シート23を示す平面図である。樹脂シート23のうち長手方向に沿った長手部分23bは、図6に示される一対の環状ヒータH1a及び回転ローラR2〜R4に設けられた同様の環状ヒータにより加熱されることによって、電極板15の縁部15cに溶着される。長手部分23bは、樹脂シート23の両側部にそれぞれ位置する。一対の幅部分23a及び一対の長手部分23bを電極板15の縁部15cに溶着することにより、電極板15の縁部15c全周にわたって樹脂シート23が溶着される。Z軸方向から見た電極板15の形状が長方形である場合、長方形の短辺に相当する一対の縁部15cに樹脂シート23の幅部分23aが溶着され、長方形の長辺に相当する一対の縁部15cに樹脂シート23の長手部分23bが溶着される。
再び図4を参照する。切断装置130は、樹脂シート23を切断することによって一次封止体21を形成する。隣り合う複数のバイポーラ電極14間の隙間において樹脂シート23は切断される。切断装置130は、樹脂シート23及びバイポーラ電極14を間に挟む一対の回転ローラ131を有する。一方の回転ローラ131の表面には、Y軸方向に延在する切断刃132が設けられている。一対の回転ローラ131が回転することによって、切断刃132が樹脂シート23をY軸方向に切断する。図7に示されるように、樹脂シート23の幅部分23aにおいて、互いに隣り合う電極板15の縁部15c間の中心に位置する切断面Cに沿って樹脂シート23は切断される。このようにして、電極ユニットUが製造される。
図8は、電極ユニットの製造方法の一実施形態を示すフローチャートである。電極ユニットUは、上述の製造装置100によって以下のように製造され得る。
まず、図4に示されるように、搬送装置110を用いて供給ローラ101から溶着装置120に樹脂シート23が供給される。続いて、図5(a)に示されるように、ヒータH1を用いて、樹脂シート23の幅部分23aを加熱する(図8の第1加熱工程S1)。第1加熱工程S1は、樹脂シート23及びバイポーラ電極14を搬送しながら行われる。第1加熱工程S1では、樹脂シート23の長手部分23b(図7参照)も加熱される。第1加熱工程S1では、樹脂シート23の幅部分23aが電極板15の縁部15cに十分に溶着されなくてもよい。図4に示されるように、第1加熱工程S1と同時に、他の3つの幅部分23aはヒータH2〜H4によってそれぞれ加熱される。
次に、搬送装置110により、樹脂シート23及びバイポーラ電極14をX軸方向に搬送する(搬送工程S2)。第1加熱工程S1によって加熱された樹脂シート23の幅部分23aは、X軸方向においてヒータH1の位置からヒータH2の位置まで搬送される。
次に、図5(b)に示されるように、ヒータH2を用いて、第1加熱工程S1によって加熱された樹脂シート23の幅部分23aを加熱する(第2加熱工程S3)。第2加熱工程S3は、第1加熱工程S1と同様に行われ得る。第2加熱工程S3と同時に、他の3つの幅部分23aはヒータH1,H3,H4によってそれぞれ加熱される。
次に、搬送装置110により、第2加熱工程S3によって加熱された樹脂シート23及びバイポーラ電極14をX軸方向に搬送する(搬送工程S4)。樹脂シート23の幅部分23aは、X軸方向においてヒータH2の位置からヒータH3の位置まで搬送される。
次に、図5(c)に示されるように、ヒータH3を用いて、第2加熱工程S3によって加熱された樹脂シート23の幅部分23aを加熱する(第3加熱工程S5)。第3加熱工程S5は、第1加熱工程S1と同様に行われ得る。第3加熱工程S5と同時に、他の3つの幅部分23aはヒータH1,H2,H4によってそれぞれ加熱される。
次に、搬送装置110により、樹脂シート23及びバイポーラ電極14をX軸方向に搬送する(搬送工程S6)。第3加熱工程S5によって加熱された樹脂シート23の幅部分23aは、X軸方向においてヒータH3の位置からヒータH4の位置まで搬送される。
次に、図5(d)に示されるように、ヒータH4を用いて、第3加熱工程S5によって加熱された樹脂シート23の幅部分23aを加熱する(第4加熱工程S7)。第4加熱工程S7は、第1加熱工程S1と同様に行われ得る。第4加熱工程S7と同時に、他の3つの幅部分23aはヒータH1〜H3によってそれぞれ加熱される。本実施形態では、第4加熱工程S7によって、樹脂シート23の幅部分23aが電極板15の縁部15cに十分に溶着される。すなわち、各工程S1〜S7を経ることによって、溶着工程S10が行われる。なお、第1加熱工程S1、第2加熱工程S3又は第3加熱工程S5において溶着が完了してもよい。
ヒータH1〜H4の加熱温度は互いに異なってもよい。例えば、ヒータH2の加熱温度は、最も上流に位置するヒータであるヒータH1の加熱温度より高くてもよい。ヒータH3の加熱温度は、ヒータH2の加熱温度より高くてもよい。最も下流に位置するヒータであるヒータH4の加熱温度はヒータH3の加熱温度より低くてもよい。
溶着工程S10の後、図4に示されるように、搬送装置110により、溶着装置120から切断装置130まで樹脂シート23及びバイポーラ電極14を搬送する。続いて、切断装置130を用いて樹脂シート23を切断することによって一次封止体21を形成する(切断工程S8)。このようにして電極ユニットUが製造される。
工程S1〜S8にわたって、樹脂シート23はX軸方向において連続的に搬送され得る。樹脂シート23の搬送速度は例えば一定である。上記方法では、搬送装置110により樹脂シート23及びバイポーラ電極14を搬送しながら、溶着工程S10及び切断工程S8が行われる。
本実施形態の電極ユニットUの製造方法及び製造装置100によれば、ヒータH1に加えてヒータH2〜H4によっても樹脂シート23の幅部分23aが加熱される。すなわち、1つの同じ幅部分23aが複数(本実施形態では4つ)のヒータH1〜H4によって複数回(本実施形態では4回)加熱される。その結果、1つの幅部分23aの加熱時間は、ヒータH1〜H4による合計加熱時間となる。よって、樹脂シート23を搬送しながら樹脂シート23の幅部分23aを長時間加熱できる。その結果、樹脂シート23の搬送速度を速くしても、樹脂シート23の幅部分23aを電極板15の縁部15cに溶着するのに十分な時間加熱することができる。樹脂シート23を高速で搬送することにより、多数の電極ユニットUを短時間で製造できる。
また、ヒータH1〜H4が回転ローラR1〜R4の表面R1a〜R4aにそれぞれ配置されているので、各回転ローラR1〜R4の回転タイミングを別々に調整することができる。よって、製造装置100のメンテナンス作業が容易になる。さらに、例えば樹脂シート23が伸びることによって溶着位置が変化する場合においても、個々の回転ローラR1〜R4の回転タイミングを調整することができるので、得られる一次封止体21の品質低下が少ない。
ヒータH1〜H4の加熱温度が互いに異なっていると、樹脂シート23の幅部分23aの加熱温度を調整できる。例えば、ヒータH2(第2ヒータ)の加熱温度がヒータH1(第1ヒータ)の加熱温度より高い場合、溶着工程S10において、樹脂シート23の幅部分23aを徐々に加熱することができるので、幅部分23aの急激な温度上昇を抑制できる。特に、最も上流に位置するヒータであるヒータH1の加熱温度を比較的低くすると、急激な温度上昇の抑制効果が大きい。また、ヒータH4(第2ヒータ)の加熱温度がヒータH3(第1ヒータ)の加熱温度より低い場合、樹脂シート23の幅部分23aの急激な冷却を抑制できるので、応力が緩和される。その結果、幅部分23aにおける反りの発生を抑制できる。特に、最も下流に位置するヒータであるヒータH4の加熱温度を比較的低くすると、急激な冷却の抑制効果が大きい。
図9は、表面R1aにヒータH1が配置された回転ローラR1の変形例を示す図である。図9に示されるように、回転ローラR1の表面R1aに複数のヒータH1が配置されてもよい。複数のヒータH1は、回転軸Ax1の周りに均等に配置され得る。1つのヒータH1により樹脂シート23の幅部分23aを加熱すると、当該ヒータH1の熱が奪われて、当該ヒータH1の加熱温度が低下することがある。その場合であっても、加熱温度が低下していない次のヒータH1により次の幅部分23aを加熱できる。同様に、回転ローラR2の表面R2aに複数のヒータH2が配置されてもよいし、回転ローラR3の表面R3aに複数のヒータH3が配置されてもよいし、回転ローラR4の表面R4aに複数のヒータH4が配置されてもよい。
図10は、電極板15の縁部15cに溶着された樹脂シート23の変形例を示す平面図である。図11は、電極板15の縁部15cに溶着された樹脂シート23の変形例を示す断面図である。図10及び図11に示されるように、溶着工程S10では、複数の幅部分23aが、長手方向に配列された複数の電極板15の互いに隣り合う複数の縁部15cにそれぞれ溶着されてもよい。樹脂シート23のうち複数の幅部分23a間には非加熱部分23cが形成される。回転ローラR1の表面R1aには、ヒータH1に代えて、Y軸方向に延在する溝H11aが表面に形成されたヒータH11が設けられる。ヒータH11が樹脂シート23に押し付けられる際に、ヒータH11によって複数の幅部分23aは加熱されるが、溝H11aに対応する非加熱部分23cは加熱されない。回転ローラR2〜R4の表面R2a〜R4aにおいても、ヒータH11と同様に、表面に溝が形成されたヒータが設けられ得る。よって、溶着工程S10では、非加熱部分23cは加熱されない。切断工程S8では、非加熱部分23cに位置する切断面Cに沿って非加熱部分23cが切断される。
図10及び図11に示される変形例では、樹脂シート23の幅部分23aと非加熱部分23cとを区別できる。例えば、加熱された幅部分23aが凹む一方、非加熱部分23cは凹まない。その結果、幅部分23aと非加熱部分23cとの境界に段差が形成される。そのため、切断箇所である非加熱部分23cが分かり易くなる。
図12は、電極板15の縁部15cに溶着された樹脂シート23の変形例の一部を示す平面図である。図12に示されるように、溶着工程S10では、樹脂シート23の幅部分23aの表面23sにパターン23tが形成されてもよい。本変形例では、パターン23tは複数の凸部又は凹部である。パターン23tは、樹脂シート23の長手部分23bの表面に形成されてもよい。パターン23tは、ヒータH1〜H4のうち少なくとも1つの表面に形成された反転パターンを幅部分23aの表面23sに転写することによって形成される。
図12に示される変形例では、樹脂シート23の幅部分23aとその他の部分(例えばヒータH1〜H4が押し付けられていない部分)とを区別できる。そのため、溶着箇所が分かり易くなる。パターン23tは、図10及び図11に示される変形例における複数の幅部分23aの表面にそれぞれ形成されてもよい。この場合、パターン23tは、非加熱部分23cの表面には形成されない。よって、切断箇所である非加熱部分23cがさらに分かり易くなる。
図13は、電極板15の縁部15cに溶着された樹脂シート23の変形例を示す断面図である。図13に示されるように、回転ローラR1の表面R1aには、ヒータH1に代えて、幅部分23aに押し付けられる湾曲表面H21aを有するヒータH21が設けられる。湾曲表面H21aは、樹脂シート23の幅方向に直交する断面(XZ断面)において凹状に湾曲している。湾曲表面H21aは、XZ断面において例えば円弧状に窪んでいる。本変形例では、複数の湾曲表面H21aがX軸方向において隣接して配列されている。湾曲表面H21aは、湾曲表面H21aに対向配置された部材H21bと協働して、樹脂シート23の幅部分23a及び電極板15の縁部15cを挟む。回転ローラR2〜R4の表面R2a〜R4aにおいても、ヒータH2〜H4に代えて、ヒータH21と同様のヒータが設けられ得る。
通常、電極板15の縁部15cに溶着された幅部分23aは、電極板15の厚み方向において幅部分23aから電極板15に向かう方向に反る。すなわち、幅部分23aが反ると幅部分23aの表面は窪むように湾曲する。しかし、ヒータH21の湾曲表面H21aを幅部分23aに押し付けることによって、幅部分23aの反りを矯正することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されない。上記実施形態及び変形例の各構成要素は互いに任意に組み合わせ可能である。
例えば、上記実施形態では、搬送方向に配列されるヒータの数が4つ(ヒータH1〜H4)であるが、ヒータの数は2つ又は3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。ヒータの数を増やすと、樹脂シート23の幅部分23aの加熱時間が長くなるので、樹脂シート23の搬送速度を速くすることができる。
また、上記実施形態では、ヒータH1〜H4が回転ローラR1〜R4の表面R1a〜R4aにそれぞれ配置されていたが、ヒータH1〜H4は、回転ローラR1〜R4に代えて、Z軸方向に上下動する駆動機構にそれぞれ取り付けられてもよい。
また、上記実施形態では、樹脂シート23に開口23hが形成されていたが、樹脂シート23に開口23hが形成されなくてもよい。その場合、一次封止体21の開口21hの縁となるべき位置において、樹脂シート23に例えばミシン目等の切り込みが形成される。溶着工程S10又は切断工程S8の後、切り込みに沿って樹脂シート23を打ち抜くことによって、開口23h又は開口21hが形成される。
4…バイポーラ電池、15…電極板、15c…縁部、21…一次封止体(樹脂枠)、23…樹脂シート、23a…幅部分、23c…非加熱部分、23s…表面、23t…パターン、100…製造装置、110…搬送装置、120…溶着装置、130…切断装置、H1〜H4,H11,H21…ヒータ、H21a…湾曲表面、R1〜R4…回転ローラ、R1a〜R4a…表面、U…電極ユニット。
Claims (9)
- バイポーラ電池に使用され、電極板と前記電極板の縁部に溶着された樹脂枠とを有する電極ユニットの製造方法であって、
長手方向に延在する樹脂シートのうち前記樹脂シートの幅方向に沿った幅部分を前記電極板の前記縁部に溶着する溶着工程と、
前記溶着工程の後、前記樹脂シートを切断することによって前記樹脂枠を形成する切断工程と、
を含み、
前記溶着工程は、
第1ヒータを用いて、前記幅部分を加熱する第1加熱工程と、
前記第1加熱工程の後、前記樹脂シート及び前記電極板を前記長手方向に搬送する搬送工程と、
前記搬送工程の後、前記樹脂シート及び前記電極板が搬送される搬送方向において前記第1ヒータよりも下流に位置する第2ヒータを用いて、前記幅部分を加熱する第2加熱工程と、
を含む、電極ユニットの製造方法。 - 前記第1ヒータは第1回転ローラの表面に配置されており、
前記第2ヒータは第2回転ローラの表面に配置されている、請求項1に記載の電極ユニットの製造方法。 - 前記溶着工程では、複数の前記幅部分が、前記長手方向に配列された複数の前記電極板の互いに隣り合う複数の前記縁部にそれぞれ溶着され、前記樹脂シートのうち前記複数の幅部分間には非加熱部分が形成され、
前記切断工程では、前記非加熱部分が切断される、請求項1又は2に記載の電極ユニットの製造方法。 - 前記溶着工程では、前記幅部分の表面にパターンが形成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電極ユニットの製造方法。
- 前記第1ヒータ及び前記第2ヒータのうち少なくとも1つは、前記幅部分に押し付けられる湾曲表面を有しており、
前記湾曲表面は、前記幅方向に直交する断面において凹状に湾曲している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電極ユニットの製造方法。 - 前記第2ヒータの加熱温度は前記第1ヒータの加熱温度と異なっている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電極ユニットの製造方法。
- 前記第2ヒータの加熱温度は前記第1ヒータの加熱温度よりも高い、請求項6に記載の電極ユニットの製造方法。
- 前記第2ヒータの加熱温度は前記第1ヒータの加熱温度よりも低い、請求項6に記載の電極ユニットの製造方法。
- バイポーラ電池に使用され、電極板と前記電極板の縁部に溶着された樹脂枠とを有する電極ユニットの製造装置であって、
長手方向に延在する樹脂シートのうち前記樹脂シートの幅方向に沿った幅部分を前記電極板の前記縁部に溶着する溶着装置と、
前記樹脂シート及び前記電極板を前記長手方向に搬送する搬送装置と、
前記樹脂シートを切断することによって前記樹脂枠を形成する切断装置と、
を備え、
前記溶着装置は、前記幅部分を加熱する第1ヒータと、前記幅部分を加熱する第2ヒータと、を備え、前記第2ヒータは、前記樹脂シート及び前記電極板が搬送される搬送方向において前記第1ヒータよりも下流に位置する、電極ユニットの製造装置。
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JP2018098918A JP2019204668A (ja) | 2018-05-23 | 2018-05-23 | 電極ユニットの製造方法及び電極ユニットの製造装置 |
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Cited By (2)
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WO2022014964A1 (ko) * | 2020-07-13 | 2022-01-20 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 다단 유도가열을 수행하는 전극 압연 장치 및 방법 |
WO2022169220A1 (ko) * | 2021-02-05 | 2022-08-11 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 시트 커팅 및 융착장치 |
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2018
- 2018-05-23 JP JP2018098918A patent/JP2019204668A/ja active Pending
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