JP2019203671A - 加熱調理器用の温度検出装置 - Google Patents

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賀裕 高砂
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Abstract

【課題】載置部への被加熱物の載置の有無を的確に検出することが可能で、かつ、製造コストの低減を図ることが可能な加熱調理器用の温度検出装置を提供する。
【解決手段】筒状支持体51と、筒状支持体の一方辺部に支持された昇降体55と、温度検出機構62と、リードスイッチ65、磁石66およびリードスイッチを第1状態と第2状態とに切り換える操作部67を備えた被加熱物検知機構68と、一端が昇降体に接続され、他端が筒状支持体の他方辺部内に延びる伝達部材75とを備え、リードスイッチと磁石との間に位置してリードスイッチに印加される磁石の磁界を遮蔽する磁気遮蔽体80が操作部67として、伝達部材の所定の位置に配設され、筒状支持体の屈曲部51cの断面形状が、屈曲部の曲率半径方向(Rc1の方向)に沿う方向の内径が、曲率半径方向に直交する方向の内径よりも小さい扁平形状とされた構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、温度検出装置に関し、詳しくは、ガスコンロなどの加熱調理器に載置された被加熱物(例えば鍋などの調理容器)の温度を検出するために用いられる、加熱調理器用の温度検出装置に関する。
ガスコンロには、被加熱物(例えば鍋などの調理容器)の底面に接してその温度を検知する温度検出装置を備えたガスコンロがある。
そして、特許文献1には、加熱調理器用の温度検出装置として、
(a)一方辺部が立ち姿勢で他方辺部が水平姿勢となる、加熱調理器に固定状に設けられるL字形状の筒状支持体と、
(b)加熱調理器の載置部に載置される被加熱物(例えば鍋などの調理容器)の底部が当接するのに伴って押し下げられるように、昇降自在で且つ上方側に復帰付勢された状態で、筒状支持体の一方辺部の上端部に支持された昇降体20(特許文献1の図1参照)と、
(c)温度を検出する検出部および検出部の検出情報を伝えるリード線を有する温度検出機構と、
(d)第1状態と第2状態とに切り換え操作自在な検知部(リードスイッチ43(特許文献1の図1参照))、および、その検知部に対して近接、離間することにより検知部(リードスイッチ43)を第1状態と第2状態とに切り換える操作部(磁気遮蔽体45(特許文献1の図1参照))を有する被加熱物検知機構とを備え、
(e)リード線が、筒状支持体における他方辺部外に延びる形態で筒状支持体内に配置された状態で、検出部が、昇降体20における被加熱物の底部が当接する当接部の温度を検出可能に設けられ、
(f)一端が昇降体20に接続され、且つ、他端が操作部(磁気遮蔽体45)に接続された伝達部材(ピアノ線51(特許文献1の図1参照))が、L字形状の筒状支持体内に配設され、
(g)伝達部材(ピアノ線51)が、昇降体が下降するときに加わる押圧力および昇降体が上昇するときに加わる引っ張り力を、伝達部材(ピアノ線51)における他方辺部内に位置する操作部(磁気遮蔽体45)に伝達可能に構成された加熱調理器用の温度検出装置が記載されている。
そして、この特許文献1に記載されている温度検出装置においては、被加熱物が載置部(五徳5)に載置されたり載置部から取り除かれたりすることによって、昇降体20が昇降するのに伴って、検知部(リードスイッチ43)と操作部(磁気遮蔽体45)との、筒状支持体の軸方向における相対位置関係を的確に近接状態と離間状態とに変化させて、検知部(リードスイッチ43)を第1状態と第2状態とに的確に切り換えることができるようにしている。
したがって、特許文献1の発明によれば、筒状支持体が略L字状に構成されている場合でも、載置部(五徳5)への被加熱物の載置の有無を的確に検知することが可能な温度検出装置を実現することが可能になり、有意義である。
特開2015−94521号公報
しかしながら、特許文献1の温度検出装置では、略L字状の筒状支持体内にサーミスタに接続されたリード線と、索状体(ピアノ線51)とを並行して配設する必要があり、部材の数が増えることによる製造コストの増大、構造や製造工程の複雑化を招くという問題があり、改善の余地があるのが実情である。
本発明は、上述の特許文献1のように、索状体(ピアノ線)をリード線と並行して配設することを必要とせずに、載置部への被加熱物の載置の有無を的確に検出することが可能で、製造コストの低減を図ることが可能な、加熱調理器用の温度検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の加熱調理器用の温度検出装置は、
略L字形状を有し、加熱調理器に固定的に配設された筒状支持体であって、略垂直方向に延びる一方辺部と、前記一方辺部から続いて略水平方向に延びる他方辺部とを備え、前記一方辺部と前記他方辺部との境界領域が屈曲部となるように構成された筒状支持体と、
前記加熱調理器の載置部に載置される被加熱物の底部が当接し、前記被加熱物の上下動に伴って昇降し、かつ、上方に向かって復帰付勢された状態で、前記筒状支持体の前記一方辺部の上端部に支持された昇降体と、
前記被加熱物の底部の温度を検出する検出部と、前記検出部から引き出され、前記筒状支持体における前記他方辺部から外に延びる態様で前記筒状支持体内に配置された、前記検出部の検出情報を制御部に伝えるリード線とを備えた温度検出機構と、
前記筒状支持体の前記他方辺部の外周部に設けられ、磁界の印加により第1状態と第2状態とに切り換えられるリードスイッチと、前記他方辺部を介して前記リードスイッチと対向するように前記他方辺部の外周部に配設された磁石と、前記筒状支持体の前記他方辺部の内部に設けられ、前記リードスイッチに対して近接、離間することにより前記リードスイッチを前記第1状態と前記第2状態とに切り換える操作部とを備えた被加熱物検知機構と、
一端が前記昇降体に接続され、他端が前記他方辺部内に延びる態様で前記筒状支持体内に配設され、前記昇降体の昇降に伴って、前記筒状支持体の軸方向に沿って前記筒状支持体内を移動する伝達部材と、
を備え、
前記リードスイッチと前記磁石との間に位置することによって、前記リードスイッチに印加される前記磁石の磁界を遮蔽する磁気遮蔽体が、前記操作部として、前記伝達部材の所定の位置に配設されており、
前記筒状支持体の前記屈曲部における、前記伝達部材の前記一端から前記他端に至る方向である前記伝達部材の配設方向に直交する方向の断面形状が、前記屈曲部の曲率半径方向に沿う方向の内径が、前記曲率半径方向に直交する方向の内径よりも小さい扁平形状とされていること
を特徴としている。
本発明の加熱調理器の温度検出装置においては、前記伝達部材が、少なくとも、前記昇降体から前記磁気遮蔽体に亘って前記リード線を覆うように配設されるガラス編組チューブであることが好ましい。
また、前記磁気遮蔽体が、前記ガラス編組チューブの外径寸法以上の内径寸法を有する筒状部材であって、前記他方辺部内において、前記ガラス編組チューブに外嵌されており、
前記磁気遮蔽体の内径寸法より大きい外径寸法を有する略筒状の一対の圧着固定部材が、前記磁気遮蔽体の両端部側に、前記磁気遮蔽体の両端部側と隣接するように、前記ガラス編組チューブに固定されていること
が好ましい。
また、前記磁気遮蔽体が、前記ガラス編組チューブの外径寸法以上の内径寸法を有する筒状部材であって、前記他方辺部内において、前記ガラス編組チューブに外嵌されており、
前記筒状部材である磁気遮蔽体が、(a)前記磁気遮蔽体の軸方向端部の周方向における一部領域から軸方向外側に向かって連設された細片状の連設接続部と、(b)主要部が前記磁気遮蔽体との間に所定の間隙をおいて位置する態様で、前記連設接続部を介して前記磁気遮蔽体から連設された連設圧着固定部とを備え、
前記連設圧着固定部が、カシメ加工されて塑性変形し、前記ガラス編組チューブに固定されることにより、前記磁気遮蔽体が前記ガラス編組チューブの所定の位置に保持されていること
が好ましい。
本発明の加熱調理器用の温度検出装置は上述のように構成されており、筒状支持体の前記屈曲部における、前記伝達部材の前記一端から前記他端に至る方向である前記伝達部材の配設方向に直交する方向の断面形状が、前記屈曲部の曲率半径方向の内径が前記曲率半径方向に直交する方向の内径よりも小さくなるような扁平形状となるように構成されているので、伝達部材が伝達部材の配設方向に直交する方向に撓む(変形する)ことが抑制され、特許文献1の場合のように、索状体(ピアノ線)をリード線と並行して配設することを必要とせずに、載置部への被加熱物の載置の有無を的確に検知することが可能で、製造コストの低減を図ることが可能な、加熱調理器用の温度検出装置を提供することができる。
また、伝達部材を、少なくとも、昇降体から磁気遮蔽体に亘ってリード線を覆うように配設されるガラス編組チューブから構成するようにした場合、伝達部材が伝達部材の配設方向に直交する方向に撓むことを一層確実に抑制することが可能になり、載置部への被加熱物の載置の有無をより的確に検知することができるようになる。
また、磁気遮蔽体が、ガラス編組チューブの外径寸法以上の内径寸法を有する筒状部材であって、他方辺部内において、ガラス編組チューブに外嵌されており、磁気遮蔽体の内径寸法より大きい外径寸法を有する略筒状の一対の圧着固定部材が、磁気遮蔽体の両端部側に、磁気遮蔽体の両端部側と隣接するように、ガラス編組チューブに固定された構成とした場合、磁気遮蔽体として、塑性変形困難な材料を用いた場合にも、伝達部材としてのガラス編組チューブの適切な位置に磁気遮蔽体を取り付けることが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
また、磁気遮蔽体が、ガラス編組チューブの外径寸法以上の内径寸法を有する筒状部材であって、他方辺部内において、ガラス編組チューブに外嵌されており、筒状部材である磁気遮蔽体が、(a)磁気遮蔽体の軸方向端部の周方向における一部領域から軸方向外側に向かって連設された細片状の連設接続部と、(b)主要部が磁気遮蔽体との間に所定の間隙をおいて位置する態様で、連設接続部を介して磁気遮蔽体から連設された連設圧着固定部とを備え、連設圧着固定部が、カシメ加工されて塑性変形し、ガラス編組チューブに固定されることにより、磁気遮蔽体がガラス編組チューブの所定の位置に保持されるように構成した場合、連設圧着固定部をカシメ加工することによってガラス編組チューブに固定する際に、磁気遮蔽体が変形してしまうことを抑制しつつ、ガラス編組チューブの所定の位置に磁気遮蔽体を保持させることが可能になる。
すなわち、連設圧着固定部と磁気遮蔽体とが、細片状の連設接続部によって接続されているので、カシメ加工したときの連設圧着固定部の変形の影響が磁気遮蔽体に伝わりにくく、磁気遮蔽体が変形することにより磁気遮蔽機能が損なわれることを抑制して、信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる加熱調理器用の温度検出装置を備えるガスコンロの外観構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱調理器用の温度検出装置の、昇降体が上限位置に位置する状態における要部構成を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱調理器用の温度検出装置の、昇降体が下降した状態における要部構成を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱調理器用の温度検出装置に用いられている磁気遮蔽体を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱調理器用の温度検出装置の要部構成(すなわち、筒状支持体の屈曲部の断面形状が扁平形状とされた構成)を模式的に示す図である。 筒状支持体の屈曲部の断面形状が扁平形状ではなく、円形状とされている(すなわち、本発明の要件を備えていない)、筒状支持体の屈曲部の断面形状を模式的に示す図である。 本発明の別実施形態1にかかる加熱調理器用の温度検出装置の要部構成を示す図であり、(a)は圧着固定部材をカシメ加工して磁気遮蔽体をガラス編組チューブに固定する前の状態、(b)は圧着固定部材をカシメ加工して磁気遮蔽体をガラス編組チューブに固定した後の状態を示す図である。 本発明の別実施形態2にかかる加熱調理器用の温度検出装置の要部構成を示す図であり、(a)は連設圧着固定部をカシメ加工して磁気遮蔽体をガラス編組チューブに固定する前の状態、(b)は連設圧着固定部をカシメ加工して磁気遮蔽体をガラス編組チューブに固定した後の状態を示す図である。 本発明の別実施形態2にかかる加熱調理器用の温度検出装置に用いられている磁気遮蔽体を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態にかかるグリル付きコンロを示して、本発明の特徴とするところを詳しく説明する。
まず、本発明の実施形態にかかるグリル付きコンロ(加熱調理器)100の基本構成について説明した後、特徴的構成について説明する。
<基本構成>
本発明の実施形態にかかるグリル付きコンロ(加熱調理器)100は、図1に示すように、ケース本体(コンロ本体)101と、ケース本体101に配設された温度センサ付きの標準火力コンロバーナ32a、温度センサ付きの高火力コンロバーナ32b、温度センサ付き小火力コンロバーナ32cと、魚などを調理する際に用いられるグリル33とを備えたビルトインタイプのグリル付きコンロである。
ケース本体101の前面の左側上部および右側上部には、それぞれ上記複数のコンロバーナ32a、32b、32cの点火、消火、火力調節の操作を行うための加熱状態調節部35a、35b、35cが設けられている。
詳しくは、ケース本体101の前面の左側上部には、標準火力コンロバーナ32aの点火、消火、火力調節の操作を行うための加熱状態調節部35aが配設されており、また、右側上部には、高火力コンロバーナ32bの点火、消火、火力調節の操作を行うための加熱状態調節部35bと、小火力コンロバーナ32cの点火、消火、火力調節の操作を行うための加熱状態調節部35cとが配設されている。
コンロバーナ32a、32b、32cそれぞれに対して、加熱調理器用の温度検出装置50(50a、50b、50c)(以下、単に温度検出装置と記載する場合がある)が設けられている。コンロバーナ32a、32b、32cにそれぞれ設けられる3台の温度検出装置50は、それぞれ、同様に、五徳40上に載置された被加熱物(例えば鍋などの調理容器)(図示せず)の温度を検出する被加熱物温度検出機能、および、五徳40上に被加熱物が載置されているか否かを検知する被加熱物検知機能を備えている。
そして、小火力コンロバーナ32cが備える温度検出装置50(50c)については、排気口91に接続されているグリル排気筒(図示せず)の上方に配置する必要がある関係上、上下方向における設置スペースが狭いので、本願発明にかかる温度検出装置が用いられている。
なお、標準火力コンロバーナ32a、高火力コンロバーナ32bの温度検出装置50(50a、50b)についても、本願発明にかかる温度検出装置を用いることが可能であることはいうまでもない。
<特徴的構成1>
以下、本願発明の実施形態にかかる加熱調理器用の温度検出装置の特徴的構成について、図2〜図5を参照しつつ説明する。
この実施形態にかかる加熱調理器用の温度検出装置50(50c)は、以下に説明するように、
(a)略L字形状を有する筒状支持体51と、
(b)筒状支持体51の一方辺部51aの上端部に支持された昇降体55と、
(c)被加熱物(例えば鍋などの調理容器)の底部の温度を検出する検出部(温度検出部)60と、検出部60の検出情報を制御部(図示せず)に伝えるリード線61とを備えた温度検出機構62と、
(d)他方辺部51bの外周部に配設されたリードスイッチ65と、他方辺部51bを介して、リードスイッチ65と対向するように他方辺部51bの外周部に配設された磁石66と、リードスイッチ65を第1状態と第2状態とに切り換える操作部67とを備えた被加熱物検知機構68と、
(e)一端が昇降体55に接続され、他端が筒状支持体51の他方辺部51b内に延びる態様で筒状支持体51内に配設され、昇降体55の昇降に伴って筒状支持体51内を移動する伝達部材75と、を備えている。
また、磁石66からの磁界がリードスイッチ65に印加されないように磁界を遮蔽する磁気遮蔽体80が伝達部材75の所定の位置に配設され、上述の操作部67として機能するように構成されている。
そして、本実施形態にかかる温度検出装置50において、この磁気遮蔽体80が、伝達部材75に磁性体(本実施形態では、磁気鋼線)を巻回することにより形成されたコイルスプリングにより構成されており、磁気遮蔽体80は筒状支持体51の内部に位置するように構成されている。なお、このコイルスプリング(磁気遮蔽体)80は、可撓性を備えており、容易に弾性変形するように構成されている。
以下に、本実施形態の加熱調理器用の温度検出装置50(50c)についてさらに詳しく説明する。
本実施形態の温度検出装置50が備える上述の筒状支持体51は、図2および図3に示すように、略L字形状を有する中空筒状の部材であり、略垂直方向に延びる一方辺部51aと、一方辺部51aから続いて略水平方向に延びる他方辺部51bとを備えており、一方辺部51aと他方辺部51bとの境界領域が屈曲部51cとなるように構成されている。
また、略L字形状の筒状支持体51の一方辺部51aは、図示しない固定手段によってグリル付きコンロ100のケース本体101内に固定されている。ただし、他方辺部51bが固定手段によってケース本体101内に固定されるように構成してもよい。
また、筒状支持体51の一方辺部51aの上端部に支持された昇降体55は、 加熱調理器(グリル付きコンロ)100の載置部に載置される被加熱物(例えば鍋などの調理容器)(図示せず)の底部が当接し、被加熱物の上下動に伴って昇降するように構成されており、上方に向かって復帰付勢された状態で、筒状支持体51の一方辺部51aの上端部に支持されている。
また、温度検出機構62を構成する検出部60は、被加熱物の底部に当接する集熱体60aとサーミスタ60bとを備えている。また、温度検出機構62は、検出部60の検出情報を制御部(図示せず)に伝えるリード線61を備えており、リード線61はサーミスタ60bに接続されている(図2参照)。
なお、サーミスタ60bは、フランジ部を備えた保持部60cに保持されており、上端部が、集熱体60aと当接している。
そして、この実施形態では、集熱体60aは、その周縁部をカシメ加工して昇降体本体55aに係合させることにより、昇降体55に取り付けられている。
ただし、集熱体60aの取り付け態様や取り付け構造などに特別の制約はなく、他の取り付け態様や取り付け構造などを採用することが可能である。
また、リード線61は、ガラス編組チューブ75内に挿通され、ガラス編組チューブ75によって保護されている(図2参照)。
そして、本実施形態では、ガラス編組チューブ75が、リード線61を保護する保護部材として機能するとともに、伝達部材として機能するように構成されている。
ガラス編組チューブ(伝達部材)75の一端は昇降体55(具体的には、上端がフランジ状に形成されている、サーミスタ60bを保持する保持部60cの下端側)に接続されているとともに、他端が筒状支持体51の他方辺部51b内に延びる態様で筒状支持体51内に配設されており、ガラス編組チューブ(伝達部材)75は、昇降体55の昇降に伴ってL字形状を有する筒状支持体51の内部、詳しくは、他方辺部51bの内部を軸方向に沿って移動するように構成されている。
つまり、昇降体55の昇降に伴って、ガラス編組チューブ75が、筒状支持体51の内部を、筒状支持体51の軸方向に沿って移動することにより、被加熱物が五徳40に載置され、または、五徳40上から取り除かれることによって生じる昇降体55の上下動が、被加熱物検知機構68(の操作部67)に伝達されるように構成されている。
なお、ガラス編組チューブ75は、被加熱物が載置部(五徳40)に載置され、あるいは、載置部(五徳40)から取り除かれることによって昇降する昇降体55の昇降動作に対応して略L字状の筒状支持体51内を、その軸方向に沿って円滑に移動することが可能な可撓性(変形性)を備えているとともに、昇降体55の昇降距離に対応した距離だけ筒状支持体51内を移動することが可能な剛性を備えた構成とされており、リードスイッチ65と操作部(磁気遮蔽体)80との位置関係(筒状支持体51の軸心に沿う方向における相対位置関係)を、的確に近接状態と離間状態とに変化させ、リードスイッチ65を第1状態と第2状態とに確実に切り換えることができるように構成されている。
すなわち、ガラス編組チューブ75は、適度な可撓性を備えており、筒状支持体51内を、その軸方向に沿って円滑に移動して、昇降体55の昇降を適切に被加熱物検知機構68に伝えることができるので、上記特許文献1の場合のように、伝達部材として、別途索状体(ピアノ線)を必要とすることなく、昇降体55の昇降に応じて、リードスイッチ65と操作部(磁気遮蔽体)80との位置関係を的確に近接状態と離間状態とに変化させ、リードスイッチ65を第1状態と第2状態とに確実に切り換えることができる。
また、被加熱物検知機構68は、上述のように、他方辺部51bの外周部に配設されたリードスイッチ65と、他方辺部51bを介してリードスイッチ65に対向するように他方辺部51bの外周部に配設された磁石66と、筒状支持体51の内部に配設され、リードスイッチ65を第1状態と第2状態とに切り換える操作部67とを備え、かつ、伝達部材75の所定の位置に配設された、磁石66からリードスイッチ65に印加される磁界を遮蔽する磁気遮蔽体(コイルスプリング)80が、上述の操作部67として機能するように構成されている。
そして、リードスイッチ65が、上述のようにしてON(第1状態)とOFF(第2状態)とに切り換えられることにより、被加熱物の載置の有無を検知することができるように構成されている。
また、サーミスタ60bに接続されたリード線61は、筒状支持体51内に配置され、筒状支持体51における他方辺部51bから外に延びて、制御部(図示せず)に接続されており、検出部60を構成する集熱体60aを介して、サーミスタ60bにより検出される被加熱物(例えば鍋などの調理容器)の底部の温度情報が、筒状支持体51の外部の制御部(図示せず)に伝達されるように構成されている。
なお、本実施形態では、上述のように、適度な可撓性を有するガラス編組チューブが伝達部材75として機能するように構成されており、サーミスタ60bに接続されたリード線61と比べてガラス編組チューブ(伝達部材)75は撓みにくいため、昇降体55の昇降に精度よく対応してガラス編組チューブ75およびガラス編組チューブ75に配設(固定)された磁気遮蔽体(コイルスプリング)80が適切に他方辺部51b内を移動する。その結果、リードスイッチ65の第1状態と第2状態とが確実に切り換えられ、五徳40上への被加熱物の載置および非載置が適切に検出される。
また、本実施形態では、上述のように、磁気鋼線からなるコイルスプリング(磁気遮蔽体)80が、ガラス編組チューブ(伝達部材)75の、筒状支持体51の他方辺部51b内に位置する部分に設けられ、昇降体55の上下動に対応して、他方辺部51b内の、リードスイッチ65と磁石66とに挟まれた領域に近接し、あるいは、リードスイッチ65と磁石66とに挟まれた領域から離間することにより、リードスイッチ65を第1状態と第2状態とに切り換える本発明における操作部として機能するように構成されている(図2、図3)。
また、コイルスプリング(磁気遮蔽体)80は、図4に示すように、その一端側にカシメ用縮径部80aを一体に備えている。そして、このカシメ用縮径部80a内にガラス編組チューブ(伝達部材)75を挿通した後、カシメ用縮径部80aをカシメ加工して塑性変形させることにより、カシメ用縮径部80aがガラス編組チューブ(伝達部材)75の他方辺部51b内の所定の位置に固定されるとともに、コイルスプリング(磁気遮蔽体)80も、ガラス編組チューブ(伝達部材)75の他方辺部51b内の所定の位置に固定されている。
次に、被加熱物検知機構68の動作について説明を加える。図2に示すように、五徳40上に被加熱物(例えば鍋などの調理容器)が載置されていない状態では、ガラス編組チューブ(伝達部材)75に磁性体(本実施形態では、磁気鋼線)を巻回することにより形成された操作部であるコイルスプリング(磁気遮蔽体)80が、リードスイッチ65と磁石66との間に位置することによって、磁石66からリードスイッチ65に印加される磁界を遮蔽するため、リードスイッチ65がOFFした第2状態となる。
これに対し、五徳40上に被加熱物が載置された状態では、図3に示すように、コイルスプリング(磁気遮蔽体)80が、他方辺部51bの端部側(右側)に移動し、コイルスプリング(磁気遮蔽体)80が、リードスイッチ65と磁石66との間に位置しなくなると、磁石66からリードスイッチ65に印加される磁界がコイルスプリング(磁気遮蔽体)80によって遮蔽されなくなるため、磁石66の磁界がリードスイッチ65に印加されて、リードスイッチ65がONした第1状態となる。
なお、本実施形態のグリル付きガスコンロに用いられている、本発明にかかる温度検出装置50は、上述のように、磁気遮蔽体80として、ガラス編組チューブ(伝達部材)75に磁性体を巻回することにより形成されたコイルスプリングが用いられており、コイルスプリングは可撓性を有し、容易に弾性変形させることができる。
したがって、図2に示すように、L字形状を有する筒状支持体51内に、リード線61、ガラス編組チューブ(伝達部材)75、および磁気遮蔽体80の各部材(挿通部材)が挿通された構造を有する温度検出装置50において、筒状支持体51の一方辺部51aや、他方辺部51bが多少湾曲している場合であっても、ガラス編組チューブ(伝達部材)75、および、ガラス編組チューブ(伝達部材)75の所定の位置に固定されたコイルスプリング(磁気遮蔽体)80の各部材(挿通部材)が、筒状支持体51の軸方向に沿って、一方辺部51aや他方辺部51bの内側を円滑に移動することが可能になり、好ましい。
なお、本実施形態では、図4に示すように、磁気遮蔽体(コイルスプリング)80の主要部が、コイルスプリングを構成する磁性体(すなわち、互いに隣り合う磁性体(本実施形態では磁気鋼線))どうしが互いに密着した構造を有する密着コイルスプリングにより構成されている。
このように磁気遮蔽体(コイルスプリング)80の主要部を、密着コイルスプリングにより構成することで、磁気遮蔽体(コイルスプリング)80の主要部において磁性体(磁気鋼線)が密着するため、五徳40に被加熱物が載置されていないとき、磁気を一層適切に遮蔽することができることになり、五徳40上への被加熱物の非載置をより確実に検知することが可能になる。
ただし、本発明においては、互いに隣り合う磁性体が密着していないコイルスプリングを磁気遮蔽体として用いることも可能である。その場合には、密着コイルスプリングを用いる場合よりも磁気遮蔽能力がいくらか低下するが、そのことを見込んで特性を選定したリードスイッチを用いることにより、上記実施形態の場合に準ずる効果を奏する温度検出装置を構成することが可能である。
<特徴的構成2>
そして、本実施形態にかかる加熱調理器の温度検出装置50においては、筒状支持体51の屈曲部51cにおける、伝達部材75(ガラス編組チューブ)の一端51a(一方辺部)から他端51b(他方辺部)に至る、伝達部材(ガラス編組チューブ)75の配設方向に直交する方向の断面形状が扁平形状となるように構成されている(図2、図3、図5参照)。
図2、図3、図5を参照してさらに説明すると、筒状支持体51の屈曲部51cの、伝達部材(ガラス編組チューブ)75の配設方向に直交する方向の断面形状が、屈曲部51cの曲率半径方向(図2、図3における線分(矢印)Rc1の方向)に沿う方向の内径R1が、曲率半径方向(Rc1方向)に直交する方向(図5における線分Rc2で示す方向(Rc2方向))の内径R2よりも小さい扁平形状とされている。
なお、図2、図3においては、屈曲部51cが扁平形状とされた、本発明の要件を備えた状態の筒状支持体51を示しているが、屈曲部51cが扁平形状とされていない場合の屈曲部51cを一点鎖線で示している。
本実施形態では、筒状支持体51の屈曲部51cにおける、伝達部材(ガラス編組チューブ)75の配設方向に直交する断面の形状が、扁平形状となるように構成されているので、扁平形状とされていない場合に比べて伝達部材(ガラス編組チューブ)75がその配設方向に直交する方向に撓む(変形する)ことが抑制される。
本実施形態のように、筒状支持体51の屈曲部51cを扁平形状とすることにより、伝達部材(ガラス編組チューブ)75がその配設方向に直交する方向に撓む(変形する)ことが抑制される点について、図5および図6を参照しつつさらに詳しく説明する。
図5に示すように、本発明の実施形態にかかる温度検出装置50においては、筒状支持体51の屈曲部51cの、曲率半径方向(線分Rc1の方向)に沿う方向の内径R1が、曲率半径方向(Rc1方向)に直交する方向(Rc2の方向)の内径R2よりも小さい扁平形状とされているので、例えば、(a)伝達部材(ガラス編組チューブ)75が筒状支持体51の扁平形状に構成された屈曲部51cの断面の中央に位置する状態(図5において点線で示す位置にある状態)から、筒状支持体51の屈曲部51cの内周面に当接する位置まで撓んだ場合のたわみ量D1と、(b)図6に示すように、筒状支持体51の屈曲部51cの断面が扁平形状とされておらず、円形状(内径R)である場合において、伝達部材(ガラス編組チューブ)75が筒状支持体51の屈曲部51cの断面の中央に位置する状態(図6において点線で示す位置にある状態)から、筒状支持体51の屈曲部51cの内周面に当接する位置まで撓んだ場合の撓み量D2とを比較すると、筒状支持体51の屈曲部51cを扁平形状とした本発明の実施形態にかかる加熱調理器用の温度検出装置50の場合(図5)の方が、屈曲部51cが円形状である場合(図6)に比べて、撓み量が小さくなることがわかる。
したがって、本発明によれば、特許文献1の場合のように、索状体(ピアノ線)を別途配設することを必要とせずに、載置部への被加熱物の載置の有無を的確に検知することが可能で、製造コストの低減を図ることが可能な、加熱調理器用の温度検出装置を実現できることがわかる。
なお、伝達部材として用いられているガラス編組チューブ75は、可撓性を有するが、しかるべき撓みにくさも備えているため、その点でも、索状体(ピアノ線)を別途配設することを必要とせずに、載置部への被加熱物の載置の有無の検出信頼性の向上に寄与する。
[別実施形態1]
図7は、本発明の別実施形態1にかかる加熱調理器用の温度検出装置50の要部構成を示す図であり、(a)は磁気遮蔽体80がガラス編組チューブ75に固定される前の状態、(b)は磁気遮蔽体80がガラス編組チューブ75に固定された後の状態を示す図である。
上記実施形態では、磁気遮蔽体80が、コイルスプリングによって構成される場合を示したが、本発明においては、磁気遮蔽体80をコイルスプリング以外の部材から構成することも可能である。以下、図7(a)、(b)を参照しつつ説明する。
この別実施形態1では、磁気遮蔽体80が、ガラス編組チューブ(伝達部材)75の外径寸法以上の内径寸法を有する、フェライトからなる筒状構造体として形成されている。そして、磁気遮蔽体80は、他方辺部51b内において、図7(a)、(b)に示すように、ガラス編組チューブ(伝達部材)75に外嵌されている。
また、磁気遮蔽体80は、図7(b)に示すように、磁気遮蔽体80の両端側に配設された一対の圧着固定部材81によって、ガラス編組チューブ(伝達部材)75の所定の位置に保持されている。
詳しくは、磁気遮蔽体80とは別体として形成された一対の圧着固定部材81であって、磁気遮蔽体80の内径寸法より大きな外径寸法を有する管状の圧着固定部材81が、磁気遮蔽体80の両端と接するようにガラス編組チューブ(伝達部材)75に外嵌され(図7(a)参照)、その位置で一対の圧着固定部材81がカシメ加工されることにより、図7(b)に示すように、一対の圧着固定部材81が変形して(直径が小さくなって)、ガラス編組チューブ(伝達部材)75に固定されるとともに、磁気遮蔽体80が一対の圧着固定部材81の間の所定の位置に保持、固定されている。
この別実施形態1の構成とした場合、磁気遮蔽体80として、塑性変形困難な材料、例えば、フェライトを用いた場合でも、圧着固定部材81にはカシメ加工に適した材料からなるものを用いることができるので、圧着固定部材81をカシメ加工することにより、伝達部材としてのガラス編組チューブ75の適切な位置に、磁気遮蔽体80を容易かつ確実に取り付けることが可能になり、製造工程の合理化を図ることができる。
また、磁気遮蔽体80として、フェライトのような弾性変形しない材料からなる、筒状構造体を用いた場合においては、L字状に加工した後の筒状支持体51に磁気遮蔽体80を挿入することが困難になるが、その場合には、例えば、筒状支持体51をL字状に折り曲げ加工する前に、磁気遮蔽体80を取り付けたガラス編組チューブを挿通しておくことにより対応することができる。
[別実施形態2]
図8(a),(b)は、本発明の別実施形態2にかかる加熱調理器用の温度検出装置50の要部構成を示す図であり、(a)は磁気遮蔽体80がガラス編組チューブ75に固定される前の状態、(b)は磁気遮蔽体80がガラス編組チューブ75に固定された後の状態を示す図である。
また、図9は、この別実施形態2にかかる加熱調理器用の温度検出装置50に用いられている磁気遮蔽体80の構成を示す斜視図である。なお、図9においては、磁気遮蔽体80の厚みを省略している。
この別実施形態2では、磁気遮蔽体80が、図8(a)および図9に示すように、ガラス編組チューブ75の外径寸法以上の内径寸法を有し、他方辺部51b内において、ガラス編組チューブ75に外嵌される、鉄などの磁性材料からなる筒状部材として構成されている。
また、筒状部材である磁気遮蔽体80は、(a)磁気遮蔽体80の軸方向端部の周方向における一部領域から軸方向外側に向かって連設された細片状の連設接続部82aと、(b)主要部が磁気遮蔽体80との間に所定の間隙82cをおいて位置する態様で、連設接続部82aを介して磁気遮蔽体80から連設された連設圧着固定部82bとを備えている。
そして、図8(a)に示すように、筒状支持体51と、連設圧着固定部82bがガラス編組チューブ(伝達部材)75に外嵌された状態で、図8(b)に示すように、連設圧着固定部82bがカシメ加工されて塑性変形し、ガラス編組チューブ75に固定されることにより、磁気遮蔽体80がガラス編組チューブ75の所定の位置に保持されるように構成されている。
この別実施形態2の構成とした場合、連設圧着固定部82bをカシメ加工することによってガラス編組チューブ75に固定する際に、磁気遮蔽体80が変形してしまうことを抑制しつつ、ガラス編組チューブ75の所定の位置に磁気遮蔽体80を配設することが可能になる。その結果、磁気遮蔽体80の変形により磁気遮蔽機能が損なわれることを抑制して、信頼性を向上させることができる。
また、この別実施形態2の場合のように、磁気遮蔽体80として、例えば鉄などの磁性体からなる筒状構造体を用いた場合も、L字状に加工した後の筒状支持体51に磁気遮蔽体80を挿入することが困難になるが、その場合には、例えば、筒状支持体51をL字状に折り曲げ加工する前に、磁気遮蔽体80を取り付けたガラス編組チューブ75を挿通しておくことにより対応することができる。
また、上記実施形態では、伝達部材としてガラス編組チューブ75を用いているが、伝達部材としてガラス編組チューブ75を用いずに、リード線61そのものを、伝達部材として用いるように構成することも可能である。
発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変形を加えることが可能である。
32a 標準火力コンロバーナ
32b 高火力コンロバーナ
32c 小火力コンロバーナ
33 グリル
35a 標準火力コンロバーナの加熱状態調節部
35b 高火力コンロバーナの加熱状態調節部
35c 小火力コンロバーナの加熱状態調節部
40 五徳
50(50a、50b、50c) 加熱調理器用の温度検出装置
51 筒状支持体
51a 筒状支持体の一方辺部
51b 筒状支持体の他方辺部
51c 筒状支持体の屈曲部
55 昇降体
55a 昇降体本体
60 検出部(温度検出部)
60a 集熱体
60b サーミスタ
60c フランジ部を備えた保持部
61 リード線
62 温度検出機構
65 リードスイッチ
66 磁石
67 操作部
68 被加熱物検知機構
75 伝達部材(ガラス編組チューブ)
80 磁気遮蔽体
80a カシメ用縮径部
81 一対の圧着固定部材
82a 細長帯状の連設接続部
82b 連設圧着固定部
82c 間隙
91 排気口
100 グリル付きコンロ(加熱調理器)
101 ケース本体(コンロ本体)
Rc1 曲率半径方向を示す線分(矢印)
Rc2 曲率半径方向に直交する方向を示す線分(矢印)
R1 曲率半径方向に沿う方向の内径
R2 曲率半径方向に直交する方向の内径
本発明の加熱調理器の温度検出装置においては、前記伝達部材が、少なくとも、前記昇降体から前記磁気遮蔽体に亘って前記リード線を覆うように配設されるガラス編組チューブであることが好ましい。
<特徴的構成2>
そして、本実施形態にかかる加熱調理器の温度検出装置50においては、筒状支持体51の屈曲部51cにおける、伝達部材75(ガラス編組チューブ)の一端51a(一方辺部)から他端51b(他方辺部)に至る、伝達部材(ガラス編組チューブ)75の配設方向に直交する方向の断面形状が扁平形状となるように構成されている(図2、図3、図5参照)。

Claims (4)

  1. 略L字形状を有し、加熱調理器に固定的に配設された筒状支持体であって、略垂直方向に延びる一方辺部と、前記一方辺部から続いて略水平方向に延びる他方辺部とを備え、前記一方辺部と前記他方辺部との境界領域が屈曲部となるように構成された筒状支持体と、
    前記加熱調理器の載置部に載置される被加熱物の底部が当接し、前記被加熱物の上下動に伴って昇降し、かつ、上方に向かって復帰付勢された状態で、前記筒状支持体の前記一方辺部の上端部に支持された昇降体と、
    前記被加熱物の底部の温度を検出する検出部と、前記検出部から引き出され、前記筒状支持体における前記他方辺部から外に延びる態様で前記筒状支持体内に配置された、前記検出部の検出情報を制御部に伝えるリード線とを備えた温度検出機構と、
    前記筒状支持体の前記他方辺部の外周部に設けられ、磁界の印加により第1状態と第2状態とに切り換えられるリードスイッチと、前記他方辺部を介して前記リードスイッチと対向するように前記他方辺部の外周部に配設された磁石と、前記筒状支持体の前記他方辺部の内部に設けられ、前記リードスイッチに対して近接、離間することにより前記リードスイッチを前記第1状態と前記第2状態とに切り換える操作部とを備えた被加熱物検知機構と、
    一端が前記昇降体に接続され、他端が前記他方辺部内に延びる態様で前記筒状支持体内に配設され、前記昇降体の昇降に伴って、前記筒状支持体の軸方向に沿って前記筒状支持体内を移動する伝達部材と、
    を備え、
    前記リードスイッチと前記磁石との間に位置することによって、前記リードスイッチに印加される前記磁石の磁界を遮蔽する磁気遮蔽体が、前記操作部として、前記伝達部材の所定の位置に配設されており、
    前記筒状支持体の前記屈曲部における、前記伝達部材の前記一端から前記他端に至る方向である前記伝達部材の配設方向に直交する方向の断面形状が、前記屈曲部の曲率半径方向に沿う方向の内径が、前記曲率半径方向に直交する方向の内径よりも小さい扁平形状とされていること
    を特徴とする加熱調理器用の温度検出装置。
  2. 前記伝達部材が、少なくとも、前記昇降体から前記磁気遮蔽体に亘って前記リード線を覆うように配設されるガラス編組チューブであることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器の温度検出装置。
  3. 前記磁気遮蔽体が、前記ガラス編組チューブの外径寸法以上の内径寸法を有する筒状部材であって、前記他方辺部内において、前記ガラス編組チューブに外嵌されており、
    前記磁気遮蔽体の内径寸法より大きい外径寸法を有する略筒状の一対の圧着固定部材が、前記磁気遮蔽体の両端部側に、前記磁気遮蔽体の両端部側と隣接するように、前記ガラス編組チューブに固定されていること
    を特徴とする請求項2記載の加熱調理器用の温度検出装置。
  4. 前記磁気遮蔽体が、前記ガラス編組チューブの外径寸法以上の内径寸法を有する筒状部材であって、前記他方辺部内において、前記ガラス編組チューブに外嵌されており、
    前記筒状部材である磁気遮蔽体は、(a)前記磁気遮蔽体の軸方向端部の周方向における一部領域から軸方向外側に向かって連設された細片状の連設接続部と、(b)主要部が前記磁気遮蔽体との間に所定の間隙をおいて位置する態様で、前記連設接続部を介して前記磁気遮蔽体から連設された連設圧着固定部とを備え、
    前記連設圧着固定部が、カシメ加工されて塑性変形し、前記ガラス編組チューブに固定されることにより、前記磁気遮蔽体が前記ガラス編組チューブの所定の位置に保持されていること
    を特徴とする請求項2記載の加熱調理器用の温度検出装置。
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