JP2019202476A - グラビアオフセット印刷方法及び印刷品 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一態様では、前記印刷品の基材が熱可塑性樹脂である。
本発明のグラビアオフセット印刷方法では、非常に軟らかいオフセットロールを適用した印刷手法により、基材にメッシュパターンを付与することが出来る。
印刷基材表面の曲面は、曲率半径が50〜5000mm、特に50〜4000mm、とりわけ50〜3000mmであることが好ましい。
本発明に使用できる凹版は、その加工方法によりある程度の材質が限定される場合がある。例えば、エッチングにより作製される場合には、ガラス、石英、銅など、アディティブ法により作製される場合には、スズニッケル等の合金、レーザアブレーションにより作製される場合には、当該レーザ光の波長を吸収する金属などである。
本発明において、印刷されるメッシュパターンの形状は、特に限定されるものではない。例えば、図3(a)(b)に示すような、クロス形状、ハニカム形状等のパターンのように、特定の形状が繰り返され、かつ微細配線が連続しており、途切れることがないパターンである。このように、空間を導電性の材料で囲むことによって等電位面を形成し、その内部への電界の侵入を抑制するファラデー効果を発現する形状であればよく、閉じたパターンの繰り返しであればよい。
本発明に使用されるブランケットロールは、ゴム硬度が20度以下、好ましくは1〜15度特に好ましくは1〜10度である。なお、本発明では、ゴム硬度はデュロメータを用いたショアA硬度である。
本発明の印刷方法で使用されるインクは、好ましくは導電性の無機微粒子を含む。無機微粒子の粒径は0.1μm以上2.0μm以下であることが好ましく、0.3μm以上1.5μm以下であることがより好ましく、0.5μm以上1.0μm以下であることがさらに好ましい。導電性無機微粒子としては、金、銀、銅、ニッケル、スズなどが例示される。インクは、無機微粒子の他、溶剤、バインダー樹脂、助剤などの通常のインク材料を含有する。
本発明で用いるブランケットロールは、ゴム硬度が低いので図1,3のように凸に湾曲した曲面に対し図1のように押し付けられたときに、ブランケットロール外周面のうち基材に押し付けられた部位が周方向に伸長し易い。そのため、図1の印刷方法に従ってメッシュパターンの印刷を施した場合、印刷されたメッシュパターンは、図2に模式的に図示されるように、原メッシュパターンすなわち凹版メッシュパターンに比べて印刷方向(MD方向)に引き伸ばされ、逆に印刷方向と直交方向(TD方向)には縮むことになる。
図3に示す基材に対し、図1に示す方法に従ってメッシュパターンを印刷した。即ち、下記の凹版に下記のインクを充填し、ブランケットロールにインクを受理させた後、基材表面に転写させた。次いで、110℃の温度で1分加熱することにより硬化させて、メッシュ印刷部を形成した。そして、後述の方法でブランケット追従性及び印刷パターン精度を評価し、結果を表1に示した。
ポリカーボネート製の下記寸法の基材(1)又は基材(2)を用いた。
基材(2):MD長さ40mm×TD長さ76mm×厚さ0.3mm、曲率半径r=55mm(実施例1のみ使用)
凹版パターン:メッシュパターン(直交クロス形状)
パターンの方向:メッシュ開口の一方の対角線方向は印刷方向(MD方向)、他方の対角線方向は印刷方向と直交方向(TD方向)
パターン線幅:10μm
パターン間隔:300μm(メッシュ開口の対角線長さ424μm)
パターン深度:10μm
材質:ポリジメチルシロキサン
直径:100mm
幅:130mm
ショアA硬度:1度、3度、6度、15度又は30度
無機微粒子:銀(平均粒径0.5μm)72wt%
バインダー樹脂:フェノール系熱硬化性樹脂25wt%
溶媒:イソホロン2wt%
(1)ブランケット追従性
ブランケットロールに受理させたインクを、印刷基材上に転写させる際、ブランケットロールの基材全面に対する追従性を、基材に印刷されたパターンの印刷状態を目視で確認した。評価基準は以下とした。
○:基材全面にパターンが印刷されている。
×:基材全面にはパターンが印刷されていない。
図3(A)の「測定箇所」にて示す箇所におけるメッシュパターンについて、設計パターンの再現性を顕微鏡で観察することにより評価した。設計パターンに対する印刷パターンの差異は、設計メッシュパターン格子長(メッシュ開口のMD方向対角線長さ)に対する、設計メッシュパターン格子長と印刷メッシュパターン格子長との差の割合を算出することにより評価した。
それぞれの工程について、上記評価を行い、結果を表1に示した。
Claims (11)
- 基材の表面に、ブランケットロールを用いたグラビアオフセット印刷によりメッシュパターンを印刷する印刷方法において、
該基材表面の少なくとも一部が曲面よりなり、
前記ブランケットロールのゴム硬度が20度以下であることを特徴とする印刷方法。 - 前記ブランケットロールのゴム硬度が1〜15度であることを特徴とする請求項1の印刷方法。
- 前記基材表面の曲面の曲率半径が50〜5000mmであることを特徴とする請求項1又は2の印刷方法。
- 印刷される前記基材表面の全面が曲面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの印刷方法。
- 前記凹版のメッシュパターンの印刷方向における格子長を、設計メッシュパターンの格子長よりも小さく設定し、該印刷方向と直交方向における格子長さを設計メッシュパターンの格子長よりも大きく設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの印刷方法。
- 基材表面にメッシュパターンが印刷された印刷品であって、前記基材表面は曲率半径が50〜5000mmである1または2以上の曲面を有し、前記メッシュパターンにおける線幅が1〜50μmであり、線と線の間隔が50〜300μmであり、かつ、
パターン精度(設計メッシュパターン格子長と印刷メッシュパターン格子長との差異の割合)が25%以下であることを特徴とする印刷品。 - 前記基材表面の曲面の頂部と麓部の高低差が0.3mm以上100mm以下であることを特徴とする請求項6に記載の印刷品。
- 前記印刷品の印刷部に無機微粒子が含有されており、粒径が2.0μm以下であることを特徴とする請求項6又は7の印刷品。
- 前記印刷品の基材が熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の印刷品。
- 前記メッシュパターンにおける線幅の印刷精度の範囲が±0.1μm以上±0.5μm以下であることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の印刷品。
- 前記メッシュパターンが、基材曲面の頂部および/または麗部に付与されており、印刷面積が基材投影面積のうち1%以上100%以下であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の印刷品。
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