JP2019200909A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス拡散性能及び発電性能がより向上された燃料電池を提供する。【解決手段】膜電極接合体10と、膜電極接合体10の両側に配置されるセパレータ20、30と、を備える燃料電池100であって、燃料極側のセパレータ20は、曲線状の燃料ガス流路21を複数並列された状態で備え、空気極側のセパレータ30は、酸化ガス流路31を複数並列された状態で備え、酸化ガス流路31は、隣り合う燃料ガス流路21の間に形成されるリブ部22のリブ拡大部22Aに相当する位置に、当該酸化ガス流路31を形成する溝部の底面が他の部分よりもガス拡散層11側に突出する絞り部33を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池に関する。
特許文献1には、膜電極接合体(MEA;Membrane Electrode Assembly)の燃料極側(負極側)に配置される負極側セパレータのガス拡散層側の面、及び、当該膜電極接合体の空気極側(正極側)に配置される正極側セパレータのガス拡散層側の面に、燃料ガス又は酸化ガスが流れる曲線状(連続した波状)に設けられた溝部である曲線流路が複数形成されている燃料電池が記載されている。
特開2006−147466号公報
特許文献1のセパレータには、燃料ガス又は酸化ガスが流れる曲線流路が複数並列している。換言すれば、隣り合う曲線流路の間には、リブ部が設けられている。そして、最も端に位置する曲線流路の外側(セパレータの端側)のリブ部の幅は、当該最も端に位置する曲線流路がセパレータの中央側に湾曲する部分において、広くなっている。そして、本発明者らは、当該リブ部の幅が広くなる部分(以下、「リブ拡大部」と称する。)において、局所的に水が溜まりやすいことを見出した。当該リブ拡大部に局所的に水が溜まることにより、当該リブ拡大部におけるガス拡散性能が阻害され、燃料電池における反応によって連続的に生成される水の排水性にも悪影響を及ぼす。そのため、当該リブ拡大部における燃料電池の発電性能が低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、ガス拡散性能及び発電性能がより向上された燃料電池を提供することを目的とするものである。
本発明に係る燃料電池は、電解質膜と、前記電解質膜の両側に積層された触媒層と、前記触媒層の上に積層されるガス拡散層と、を備える膜電極接合体と、前記膜電極接合体の両側に配置されるセパレータと、を備える燃料電池であって、燃料極側の前記セパレータの前記ガス拡散層側の面は、曲線状に延設された溝部であって燃料ガスが流れる曲線流路を複数並列された状態で備え、空気極側の前記セパレータの前記ガス拡散層側の面は、酸化ガスが流れる溝部である流路を複数並列された状態で備え、前記酸化ガスが流れる前記流路は、隣り合う前記曲線流路の間に形成されるリブ部のリブ拡大部に相当する位置に、当該流路を形成する溝部の底面が他の部分よりも前記ガス拡散層側に突出する絞り部を備える。
本発明に係る燃料電池によれば、空気極側の流路は、燃料極側のリブ拡大部に相当する位置に、絞り部を備えるため、燃料極側のリブ拡大部に相当する位置において空気極側の流路が狭くなっている。そのため、当該絞り部における酸化ガスのガス拡散層へのもぐりこみを促進させることができ、ガス拡散層へともぐりこんだ酸化ガスによって、ガス拡散層内及び電解質膜内の水分を排出することができる。これにより、絞り部の位置において電解質膜近傍に存在する水を燃料極側から空気極側へと移動させることができる。そのため、燃料極側のリブ拡大部に溜まる水を空気極側へと移動させることができる。これにより、リブ拡大部において局所的に水が溜まることを抑制することができる。よって、ガス拡散性能及び発電性能がより向上された燃料電池を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る燃料電池を説明する分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気極側のセパレータの一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るセパレータの酸化ガス流路の一例の断面を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るセパレータの酸化ガス流路の他の例を説明する断面図である。 本発明の実施の形態1に係るセパレータの酸化ガス流路の他の例の断面を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るセパレータの酸化ガス流路の他の例を説明する断面図である。 本発明の実施の形態1に係るセパレータの酸化ガス流路の他の例の断面を示す模式図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る燃料電池100を説明する分解斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る空気極側のセパレータの一例を示す斜視図である。図3は、実施の形態1に係るセパレータ30の酸化ガス流路31の一例の断面を示す模式図である。
図1に示すように、本実施の形態1に係る燃料電池100は、膜電極接合体10、セパレータ20、30を備える。
膜電極接合体10は、電解質膜(図示省略)と、当該電解質膜の両側に積層された触媒層と、触媒層の上(電解質膜側の反対側)に積層されるガス拡散層11と、を備える。
電解質膜は、イオン伝導性を有する高分子膜である。
電解質膜の一方の面上に積層される触媒層と、当該触媒層の上に積層されるガス拡散層11は、燃料極を形成する。また、電解質膜の他方の面上に積層される触媒層と、当該触媒層の上に積層されるガス拡散層11は、空気極を形成する。
セパレータ20は、膜電極接合体10の燃料極側に配置される。また、セパレータ30は、膜電極接合体10の空気極側に配置される。セパレータ20、30は、バイポーラプレート(Bipolar Plate)と呼ばれる導電板等である。
また、セパレータ20のガス拡散層11側の面は、燃料ガス(例えば、水素)が流れる燃料ガス流路21を備える。具体的には、燃料ガス流路21は、セパレータ20のガス拡散層11側の面に形成された曲線状(連続した波状)に延設された溝部(曲線流路)である。また、セパレータ20がガス拡散層11上に積層されることにより、燃料ガス流路21である溝部の開口部は、ガス拡散層11によって覆われる。そして、ガス拡散層11とセパレータ20との間に形成された当該燃料ガス流路21に燃料ガスが供給されることにより、燃料ガスは当該燃料ガス流路21を流れる。また、燃料ガス流路21は、セパレータ20上において、複数並列するように設けられている。
なお、セパレータ20を例えばプレス成形することにより、燃料ガス流路21を備えるセパレータ20を形成することができる。
また、セパレータ20のガス拡散層11側の面は、隣り合う燃料ガス流路21の間にガス拡散層11側に突出するリブ部22を備える。また、最も端に位置する燃料ガス流路21の外側(セパレータ20の端側)のリブ部22の幅は、当該最も端に位置する燃料ガス流路21がセパレータ20の中央側に湾曲する部分において、広くなっている。当該リブ部22の幅が広くなる部分を、以下、「リブ拡大部22A」と称する。図1において、リブ拡大部22Aは、破線で囲む領域である。本発明者らは、当該リブ拡大部22Aでは、セパレータ20とガス拡散層11との接触する面積がリブ部22の他の部分より広いため、他の部分に比べて局所的に水が溜まりやすくなってしまうことを見出した。
セパレータ30のガス拡散層11側の面は、酸化ガス(例えば、空気(エア))が流れる酸化ガス流路31を備える。具体的には、酸化ガス流路31は、セパレータ30のガス拡散層11側の面に形成された略直線状に延設された溝部である。また、セパレータ30がガス拡散層11上に積層されることにより、酸化ガス流路31である溝部の開口部は、ガス拡散層11によって覆われる。そして、ガス拡散層11とセパレータ30との間に形成された当該酸化ガス流路31に酸化ガスが供給されることにより、酸化ガスは当該酸化ガス流路31を流れる。また、酸化ガス流路31は、セパレータ30上において、複数並列するように設けられている。
また、セパレータ30のガス拡散層11側の面は、隣り合う酸化ガス流路31の間にガス拡散層11側に突出するリブ部32を備える。
また、セパレータ30の酸化ガス流路31は、セパレータ20のリブ部22に相当する位置に形成されている。さらに、それぞれの酸化ガス流路31は、当該酸化ガス流路31を形成する溝部の底面が他の部分よりもガス拡散層11側に突出する絞り部33を複数備えている。また、最も端に位置する酸化ガス流路31の絞り部33は、少なくともセパレータ20のリブ部22のリブ拡大部22Aに相当する位置に設けられている。
当該絞り部33における流路が狭くなっているため、当該絞り部33における酸化ガスのガス拡散層11へのもぐりこみが促進される。そして、ガス拡散層11にもぐりこんだ酸化ガスによって、絞り部33の位置におけるガス拡散層11内及び電解質膜内の水分を排出することができる。さらに、酸化ガス流路31は、セパレータ20のリブ拡大部22Aに相当する位置に、絞り部33を備えるため、リブ拡大部22Aに相当する位置において酸化ガスのガス拡散層11へのもぐりこみを促進させて、ガス拡散層11内及び電解質膜内の水分を排出することができる。これにより、リブ拡大部22Aの位置において電解質膜近傍に存在する水を燃料極側から空気極側へと移動させることができる。そのため、燃料極側のリブ拡大部22Aに溜まる水を空気極側へと移動させることができる。これにより、リブ拡大部22Aにおいて局所的に水が溜まることを抑制することができる。
なお、セパレータ30を例えばプレス成形することにより、酸化ガス流路31及び絞り部33を備えるセパレータ30を形成することができる。
また、図2に示すように、最も端に位置する酸化ガス流路31には、最も端に位置する酸化ガス流路31以外の酸化ガス流路31より多くの絞り部33が設けられてもよい。これにより、最も端に位置する酸化ガス流路31におけるガス拡散層11内及び電解質膜内の水分の排出効果を、他の酸化ガス流路31よりも高めることができる。そのため、リブ拡大部22Aにおいて局所的に水が溜まることをより確実に抑制することができる。
図3に、酸化ガス流路31の酸化ガスが流れる方向に略垂直な断面を模式的に示す。図3(A)は、最も端に位置する酸化ガス流路31以外の酸化ガス流路31の断面を示している。また、図3(B)は、最も端に位置する酸化ガス流路31の断面を示している。図3に示すように、酸化ガス流路31の内壁31Aは、酸化ガス流路31である溝部の幅及び深さが徐々に小さくなる内壁33Cを介して絞り部33の内壁33Aに繋がっている。また、酸化ガス流路31である溝部の開口部は、ガス拡散層11のセパレータ30側の面11Aによって覆われている。
図3に示すように、最も端に位置する酸化ガス流路31に設けられる絞り部33の断面積は、最も端に位置する酸化ガス流路31以外の酸化ガス流路31に設けられる絞り部33の断面積よりも小さくなっている。これにより、リブ拡大部22Aに相当する位置に設けられる絞り部33による排水効果をその他の部分の絞り部33による排水効果よりも高めることができる。そのため、リブ拡大部22Aにおいて局所的に水が溜まることをさらに確実に抑制することができる。
また、最も端に位置する酸化ガス流路31の絞り部33以外の酸化ガスが流れる方向に略垂直な断面積は、最も端に位置する酸化ガス流路31以外の酸化ガス流路31の当該断面積よりも広いことが好ましい。これにより、最も端に位置する酸化ガス流路31に他の酸化ガス流路31よりも多くの絞り部33を設けたり、最も端に位置する酸化ガス流路31に設けられる絞り部33の断面積を他の酸化ガス流路31に設けられる絞り部33の断面積よりも小さくしたりすることによって生じる、最も端に位置する酸化ガス流路31の圧力損失を相殺することができる。
図4、図5に、実施の形態1に係るセパレータ30の酸化ガス流路31の他の例の断面を模式的に示す。図4は、酸化ガス流路31の酸化ガスが流れる方向に略平行な断面を示す。図5は、酸化ガス流路31の酸化ガスが流れる方向に略垂直な断面を示す。図4は、図5のIV−IV矢視方向の断面を示し、図5は、図4のV−V矢視方向の断面を示す。図4において、酸化ガス(エア)の流れる経路を二点鎖線で示す。また、図5において、酸化ガス流路31の中心線Cを一点鎖線で示す。図4、図5に示す酸化ガス流路31では、酸化ガス流路31の内壁31Aは、酸化ガス流路31である溝部の深さのみが徐々に小さくなる内壁33Cを介して絞り部33の内壁33Aに繋がっている。すなわち、絞り部33の幅は、酸化ガス流路31の絞り部33以外の部分の幅と実質的に同じとなっている。そして、セパレータ30の厚みは、酸化ガス流路31の絞り部33の部分において、ガス拡散層11側に突出するように厚くなっている。すなわち、酸化ガス流路31は、絞り部33において、当該酸化ガス流路31である溝部の底面がガス拡散層11側に突出する突出部33Bを備えている。
図4、図5に示す酸化ガス流路31は、当該酸化ガス流路31である溝部の深さのみが徐々に小さくなることによって形成される絞り部33を備える。これにより、当該酸化ガス流路31である溝部の幅及び深さの双方が徐々に小さくなることによって絞り部33を形成する場合に比べて、酸化ガス流路31の圧力損失を低減することができる。
図6、図7に、実施の形態1に係るセパレータ30の酸化ガス流路31の他の例の断面を模式的に示す。図6は、酸化ガス流路31の酸化ガスが流れる方向に略平行な断面を示す。図7は、酸化ガス流路31の酸化ガスが流れる方向に略垂直な断面を示す。図6は、図7のVI−VI矢視方向の断面を示し、図7は、図6のVII−VII矢視方向の断面を示す。図6において、酸化ガス(エア)の流れる経路を二点鎖線で示す。また、図7において、酸化ガス流路31の中心線Cを一点鎖線で示す。図6、図7に示す酸化ガス流路31では、酸化ガス流路31の内壁31Aは、酸化ガス流路31である溝部の幅及び深さが徐々に小さくなる内壁33Cを介して絞り部33の内壁33Aに繋がっている。そして、セパレータ30の厚みは、酸化ガス流路31の絞り部33の部分において、ガス拡散層11側に突出するように厚くなっている。すなわち、酸化ガス流路31は、絞り部33において、当該酸化ガス流路31である溝部の底面がガス拡散層11側に突出する突出部33Bを備えている。
また、絞り部33の断面形状は、図7に示すように、例えば、矩形形状となっている。また、絞り部33の流路は、酸化ガス流路31の中心線Cを含む。なお、当該絞り部33は、セパレータ30の酸化ガス流路31にエッチング処理等を行うことによって形成することができる。なお、絞り部33の断面形状は図7に示すものに限定されるものではない。例えば、絞り部33の断面形状は、図3に示すように、丸みを帯びた凹形状であってもよい。
酸化ガス流路31を流れる酸化ガスの流速は、中心線Cを含む中央部分において最も速くなっている。そのため、絞り部33の流路が、酸化ガス流路31の中心線Cを含むことにより、絞り部33を設けることによる圧力損失を低減することができる。
以上に説明した、実施の形態1に係る燃料電池100によれば、酸化ガス流路31(空気極側の流路)は、燃料極側のリブ拡大部22Aに相当する位置に、絞り部33を備えるため、燃料極側のリブ拡大部22Aに相当する位置において酸化ガス流路31が狭くなっている。そのため、当該絞り部33における酸化ガスのガス拡散層11へのもぐりこみを促進させることができ、ガス拡散層11へともぐりこんだ酸化ガスによって、ガス拡散層11内及び電解質膜内の水分を排出することができる。これにより、絞り部33の位置において電解質膜近傍に存在する水を燃料極側から空気極側へと移動させることができる。そのため、燃料極側のリブ拡大部22Aに溜まる水を空気極側へと移動させることができる。これにより、リブ拡大部22Aにおいて局所的に水が溜まることを抑制することができる。よって、ガス拡散性能及び発電性能がより向上された燃料電池100を提供することができる。
また、最も端に位置する酸化ガス流路31には、最も端に位置する酸化ガス流路31以外の酸化ガス流路31より多くの絞り部33が設けられることにより、最も端に位置する酸化ガス流路31におけるガス拡散層11内及び電解質膜内の水分の排出効果を、他の酸化ガス流路31よりも高めることができる。そのため、リブ拡大部22Aにおいて局所的に水が溜まることをより確実に抑制することができる。
また、最も端に位置する酸化ガス流路31に設けられる絞り部33の断面積が、最も端に位置する酸化ガス流路31以外の酸化ガス流路31に設けられる絞り部33の断面積よりも小さいことにより、リブ拡大部22Aに相当する位置に設けられる絞り部33による排水効果をその他の部分の絞り部33による排水効果よりも高めることができる。そのため、リブ拡大部22Aにおいて局所的に水が溜まることをさらに確実に抑制することができる。
また、最も端に位置する酸化ガス流路31の絞り部33以外の酸化ガスが流れる方向に略垂直な断面積が、最も端に位置する酸化ガス流路31以外の酸化ガス流路31の当該断面積よりも広いことにより、最も端に位置する酸化ガス流路31に他の酸化ガス流路31よりも多くの絞り部33を設けたり、最も端に位置する酸化ガス流路31に設けられる絞り部33の断面積を他の酸化ガス流路31に設けられる絞り部33の断面積よりも小さくしたりすることによって生じる、最も端に位置する酸化ガス流路31の圧力損失を相殺することができる。
また、酸化ガス流路31において絞り部33が、当該酸化ガス流路31である溝部の深さのみが徐々に小さくなることによって形成されることにより、当該酸化ガス流路31である溝部の幅及び深さの双方が徐々に小さくなることによって絞り部33を形成する場合に比べて、酸化ガス流路31の圧力損失を低減することができる。
絞り部33の流路が、酸化ガス流路31の中心線Cを含むことにより、絞り部33を設けることによる圧力損失を低減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図1において、燃料ガスがセパレータ20の左下から供給され右上から排出され、酸化ガスがセパレータ30の左上から供給され右下から排出されるが、燃料ガスがセパレータ20の左上から供給され右下に排出され、酸化ガスがセパレータ30の左下から供給され右上に排出されてもよい。
また、セパレータ30のリブ部32は、セパレータ30の膜電極接合体10側の反対側の面が膜電極接合体10側に窪む溝部によって形成されており、セパレータ30の酸化ガス流路31である溝部と、セパレータ30のリブ部32を形成する溝部とを繋ぐ貫通穴がセパレータ30に設けられてもよい。これにより、当該貫通穴を介して、酸化ガス流路31からリブ部32の溝部へと水を積極的に排出することができる。
また、セパレータ20に形成される燃料ガス流路21の形状及びリブ部22の形状は、図1に限定されるものではなく、適宜変更され得る。そして、セパレータ20に形成される燃料ガス流路21の形状及びリブ部22の形状の変更に伴って、リブ拡大部22Aの位置も変更され得るが、セパレータ30に、変更されたリブ拡大部22Aの位置に相当する位置に、絞り部33が形成されれば、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、燃料ガス及び酸化ガスが流れる方向は、図1及び図2に示した向きに限定されるものではない。例えば、一の燃料ガス流路21において燃料ガスが流れる方向は、他の燃料ガス流路21において燃料ガスが流れる方向と対向する方向であってもよい。同様に、一の酸化ガス流路31において酸化ガスの流れる方向は、他の酸化ガス流路31において酸化ガスが流れる方向と対向する方向であってもよい。
100 燃料電池
10 膜電極接合体
11 ガス拡散層
20 燃料極側のセパレータ
21 燃料ガス流路(曲線流路)
22 リブ部
22A リブ拡大部
30 空気極側のセパレータ
31 酸化ガス流路
31A 酸化ガス流路の内壁
32 リブ部
33 絞り部
33A 絞り部の内壁
33B 突出部
33C 酸化ガス流路である溝部の幅及び深さが徐々に小さくなる内壁

Claims (1)

  1. 電解質膜と、前記電解質膜の両側に積層された触媒層と、前記触媒層の上に積層されるガス拡散層と、を備える膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体の両側に配置されるセパレータと、
    を備える燃料電池であって、
    燃料極側の前記セパレータの前記ガス拡散層側の面は、曲線状に延設された溝部であって燃料ガスが流れる曲線流路を複数並列された状態で備え、
    空気極側の前記セパレータの前記ガス拡散層側の面は、酸化ガスが流れる溝部である流路を複数並列された状態で備え、
    前記酸化ガスが流れる前記流路は、隣り合う前記曲線流路の間に形成されるリブ部のリブ拡大部に相当する位置に、当該流路を形成する溝部の底面が他の部分よりも前記ガス拡散層側に突出する絞り部を備える、燃料電池。
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