JP2006260919A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、電極面内の温度分布を均一に設定することを可能にする。
【解決手段】燃料電池10は、電解質膜・電極構造体12を挟持するアノード側金属セパレータ14とカソード側金属セパレータ16とを備える。酸化剤ガス流路38は、水平方向に流れ方向を有する一方、冷却媒体流路46は、鉛直方向に流れ方向を有する。この冷却媒体流路46には、冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aと、冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bとが連通し、前記冷却媒体入口連通孔26a及び前記冷却媒体出口連通孔26bの開口断面積を最小に設定することにより、酸化剤ガス流路38及び燃料ガス流路34の出口周辺部分に対応して供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも小さく設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、互いに積層される前記セパレータ間には、前記反応ガスの流れ方向と略直交する冷却媒体の流れ方向を有する冷却媒体流路が形成される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
上記の発電セルでは、アノード側電極の面方向に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス流路(反応ガス流路)と、カソード側電極の面方向に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス流路(反応ガス流路)とが、それぞれ電解質膜・電極構造体を挟持する一対のセパレータに形成されている。さらに、互いに積層されるセパレータ間には、電解質膜・電極構造体の発電面を冷却するための冷却媒体流路が形成されている。
例えば、特許文献1に開示されている電気化学燃料電池スタックは、図10に示すように、酸化剤ガス/冷却媒体流通用のプレート1を備えている。このプレート1は、一方の対角位置に酸化剤ガス入口2aと酸化剤ガス出口2bとが形成されるとともに、他方の対角位置には、燃料ガス入口3a及び冷却媒体出口4bと、燃料ガス出口3b及び冷却媒体入口4aとが形成されている。
このプレート1の一方の面には、複数の酸化剤ガス流路5が発電反応領域に沿ってサーペンタイン流路として形成されている。この酸化剤ガス流路5は、酸化剤ガス入口2aと酸化剤ガス出口2bとに連通している。
プレート1の他方の面には、冷却媒体入口4aと冷却媒体出口4bとを連通する図示しない冷却媒体流路が形成されている。この冷却媒体流路は、酸化剤ガス流路5と同様に複数のサーペンタイン流路により構成されている。そして、冷却媒体流路では、最も低温な領域が酸化剤ガス流路5の最小含水領域に対応するとともに、前記冷却媒体流路の最も高温な領域が前記酸化剤ガス流路の最大含水領域に対応している。
米国特許第5547776号明細書(図6A)
しかしながら、上記の従来技術では、プレート1の両面にそれぞれ略同一形状、例えば、サーペンタイン形状の酸化剤ガス流路5及び冷却媒体流路が設けられており、前記酸化剤ガス流路5及び前記冷却媒体流路を略同一形状に構成する必要がある。
このため、流路形状の設計に自由度が少なく、例えば、酸化剤ガス流路5等の反応ガス流路と冷却媒体流路とを略直交して構成することができず、汎用性が低下するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、反応ガスと冷却媒体とが略直交する流れ方向に設定された燃料電池において、簡単な構成で、電極面内の温度分布を均一に設定することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、互いに積層される前記セパレータ間には、前記反応ガスの流れ方向と略直交する冷却媒体の流れ方向を有する冷却媒体流路が形成される燃料電池である。
燃料電池は、冷却媒体流路の流れ方向に略直交する幅方向に延在し且つ前記冷却媒体流路に連通して積層方向に貫通する冷却媒体連通部を備え、前記冷却媒体連通部は、反応ガス流路の出口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも小さくなるように構成されている。
また、本発明は、冷却媒体流路の流れ方向に略直交する幅方向に延在し且つ前記冷却媒体流路に連通して積層方向に貫通する冷却媒体連通部を備え、前記冷却媒体連通部は、反応ガス流路の入口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも大きくなるように構成されている。
さらに、本発明は、冷却媒体流路の流れ方向に略直交する幅方向に延在し且つ前記冷却媒体流路に連通して積層方向に貫通する冷却媒体連通部を備え、前記冷却媒体連通部は、反応ガス流路の出口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも小さくなる一方、前記反応ガス流路の入口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも大きくなるように構成されている。
さらにまた、冷却媒体連通部は、積層方向に貫通する冷却媒体連通孔を有し、この冷却媒体連通孔は、幅方向に沿って開口断面積を異ならせることが好ましく、また、前記冷却媒体連通部は、前記冷却媒体流路に連通する連結路を有し、前記連結路の間隔を前記幅方向に沿って異ならせることが好ましい。
さらに、反応ガス流路は、冷却媒体連通孔の開口断面積の大きな入口周辺部分から前記開口断面積の小さな出口周辺部分に向かって拡開するとともに、前記出口周辺部分では、前記反応ガス流路の流路本数が増加するように設定されることが好ましい。
さらにまた、反応ガス流路に連通して積層方向に貫通する反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔を備えるとともに、冷却媒体連通部は、冷却媒体入口連通孔及び冷却媒体出口連通孔を有し、前記反応ガス入口連通孔及び前記反応ガス出口連通孔は、セパレータの左右又は上下に設けられる一方、前記冷却媒体入口連通孔及び前記冷却媒体出口連通孔は、前記セパレータの上下又は左右に設けられることが好ましい。
本発明によれば、冷却媒体連通部は、反応ガス流路の出口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも小さくなるため、前記反応ガス流路では、前記出口周辺部分の温度が上昇する。従って、出口周辺部分で反応ガスが温められ、反応ガス流路中の凝縮水等が水蒸気化して前記反応ガス中に取り込まれる。これにより、反応ガス流路に凝縮水が滞留することを抑制し、排水処理が確実に行われ、良好な発電が遂行可能になる。
また、本発明によれば、冷却媒体連通部は、反応ガス流路の入口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも大きくなるため、前記反応ガス流路では、前記入口周辺部分に多量の冷却媒体が供給される。このため、発電反応が顕著な入口周辺部分を良好に冷却することができ、電極の温度上昇を抑えることが可能になる。従って、電気抵抗の増加を有効に抑制し、良好な発電が遂行可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10の要部分解斜視説明図である。通常、複数の燃料電池10が水平方向に積層されてスタック化される。
燃料電池10は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)12をアノード側金属セパレータ14とカソード側金属セパレータ16とで挟持する。アノード側金属セパレータ14及びカソード側金属セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成されている。
燃料電池10の長辺方向(図1中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔18aと、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔20aとが設けられる。
燃料電池10の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔20bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔18bとが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔18a、酸化剤ガス出口連通孔18b、燃料ガス入口連通孔20a及び燃料ガス出口連通孔20bは、後述するバッファ部36a、36bの形状に対応して開口断面略台形状に設定される。
燃料電池10の上端縁部には、冷却媒体を供給するための、例えば、3つの冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aが設けられるとともに、前記燃料電池10の下端縁部には、冷却媒体を排出するための、例えば、3つの冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bが設けられる。
冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aは、全体として略直角三角形状の開口断面を有しており、後述する酸化剤ガス流路38及び燃料ガス流路34の出口周辺部分、すなわち、酸化剤ガス出口連通孔18b及び燃料ガス出口連通孔20b側に供給される冷却媒体の流量が、前記反応ガス流路の入口周辺部分、すなわち、酸化剤ガス入口連通孔18a及び燃料ガス入口連通孔20a近傍に供給される冷却媒体の流量よりも小さく設定される。一方、酸化剤ガス入口連通孔18a及び燃料ガス入口連通孔20aに供給される冷却媒体の流量は、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも大きく設定される。
具体的には、冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aにおいて、前記冷却媒体入口連通孔22aが最大開口断面積を有し、前記冷却媒体入口連通孔26aが最小開口断面積を有するとともに、前記冷却媒体入口連通孔24aが、これらの中間の開口断面積を有する。冷却媒体出口連通孔22b、24b、26bにおいても同様に、これらが一体として略直角三角形状の開口形状を有し、前記冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bに向かって、順次、開口断面積が小さくなる。
電解質膜・電極構造体12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜28と、前記固体高分子電解質膜28を挟持するアノード側電極30及びカソード側電極32とを備える。
アノード側電極30及びカソード側電極32は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜28の両面に形成される。
図1及び図2に示すように、アノード側金属セパレータ14の電解質膜・電極構造体12に向かう面14aには、燃料ガス入口連通孔20aと燃料ガス出口連通孔20bとに連通する燃料ガス流路(反応ガス流路)34が形成される。この燃料ガス流路34は、矢印B方向に延在する複数の流路溝34aを有するとともに、前記流路溝34aの矢印B方向両端に位置してバッファ部36a、36bが設けられる。
バッファ部36a、36bは、略三角形状に設定される。燃料ガス入口連通孔20aとバッファ部36aとは、複数の入口連結路37aを介して連通する一方、燃料ガス出口連通孔20bとバッファ部36bとは、複数の出口連結路37bを介して連通する。
図1に示すように、カソード側金属セパレータ16の電解質膜・電極構造体12に向かう面16aには、酸化剤ガス流路(反応ガス流路)38が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路38は、酸化剤ガス入口連通孔18aと酸化剤ガス出口連通孔18bとに連通する。
酸化剤ガス流路38は、上記の燃料ガス流路34と同様に、矢印B方向に延在する複数の流路溝38aを有するとともに、前記流路溝38aの矢印B方向両端部には、略三角形状のバッファ部40a、40bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔18aとバッファ部40aとは、複数の入口連結路42aを介して連通する一方、酸化剤ガス出口連通孔18bとバッファ部40bとは、複数の出口連結路42bを介して連通する。
図1及び図3に示すように、アノード側金属セパレータ14の面14bとカソード側金属セパレータ16の面16bとの間には、冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aと冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bとに連通する冷却媒体流路46が形成される。この冷却媒体流路46は、燃料ガス流路34と酸化剤ガス流路38とが重なり合うことによって、矢印C方向に延在して形成される。
図3に示すように、カソード側金属セパレータ16の面16bには、冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aと冷却媒体流路46とを連通する複数の入口連結路48aと、冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bと前記冷却媒体流路46とを連通する複数の出口連結路48bとが設けられる。冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aと入口連結路48aと、並びに冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bと出口連結路48bとにより、冷却媒体連通部が構成される。
アノード側金属セパレータ14の面14a、14bには、このアノード側金属セパレータ14の外周端縁部を周回して第1シール部材50が一体化される。カソード側金属セパレータ16の面16a、16bには、このカソード側金属セパレータ16の外周端縁部を周回して第2シール部材52が一体化される。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔18aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔20aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔18aからカソード側金属セパレータ16のバッファ部40aを通って酸化剤ガス流路38に導入され、矢印B方向に移動して電解質膜・電極構造体12のカソード側電極32に供給される。一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔20aからアノード側金属セパレータ14のバッファ部36aを通って燃料ガス流路34に導入される(図3参照)。燃料ガスは、燃料ガス流路34に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体12のアノード側電極30に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体12では、カソード側電極32に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極30に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて、発電が行われる。
次いで、カソード側電極32に供給されて消費された酸化剤ガスは、バッファ部40bから酸化剤ガス出口連通孔18bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード側電極30に供給されて消費された燃料ガスは、バッファ部36bから燃料ガス出口連通孔20bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aに供給された冷却媒体は、アノード側金属セパレータ14とカソード側金属セパレータ16との間に形成される冷却媒体流路46に導入された後、矢印C方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体12を冷却した後、冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38は、矢印B方向の流れ方向を有する一方、冷却媒体流路46は、矢印B方向に直交する矢印C方向の流れ方向を有している。そして、冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aと冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bとにおいて、前記冷却媒体入口連通孔26a及び冷却媒体出口連通孔26bの開口断面積が、前記冷却媒体入口連通孔22a、24a及び前記冷却媒体出口連通孔22b、24bの開口断面積よりも小さく設定されている。
このため、図1及び図3に示すように、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38の出口周辺部分に供給される冷却媒体の流量は、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも小さく設定され、前記出口周辺部の燃料ガス及び酸化剤ガスの温度低下を阻止することができる。
従って、出口周辺部分の燃料ガス及び酸化剤ガスは、温められて温度が上昇するため、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38中の凝縮水等は、水蒸気化して前記燃料ガス及び前記酸化剤ガス中に取り込まれ、燃料ガス出口連通孔20b及び酸化剤ガス出口連通孔18bに排出される。これにより、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38に凝縮水が滞留することを抑制することができ、排水処理が確実に行われるとともに、良好な発電が遂行可能になるという効果が得られる。
また、第1の実施形態では、冷却媒体入口連通孔22a及び冷却媒体出口連通孔22bは、他の冷却媒体入口連通孔24a、26a及び他の冷却媒体出口連通孔24b、26bよりも開口断面積が大きく設定されている。このため、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38の入口周辺部分に供給される冷却媒体の流量は、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも大きく設定され、前記入口周辺部分に多量の冷却媒体が供給される。
これにより、特に発電反応が顕著な燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38の入口周辺部分を良好に冷却することができ、電解質膜・電極構造体12の温度上昇を抑えることが可能になる。従って、電解質膜・電極構造体12の電気抵抗の増加を有効に抑制し、良好な発電が遂行可能になるという効果が得られる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池60の要部分解斜視図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3〜第6の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池60は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)62をアノード側金属セパレータ64とカソード側金属セパレータ66とで挟持する。燃料電池60の上端縁部には、冷却媒体を供給するための3つの冷却媒体入口連通孔68a、70a及び72aが設けられるとともに、前記燃料電池60の他端縁部には、冷却媒体を排出するための3つの冷却媒体出口連通孔68b、70b及び72bが設けられる。
冷却媒体入口連通孔68a、70a及び72aは、略矩形状で且つ略同一開口断面積に設定される。一方、冷却媒体出口連通孔68b、70b及び72bは、同様に略矩形状で且つ略同一開口断面積を有している。
図5に示すように、カソード側金属セパレータ66の面16bには、冷却媒体入口連通孔68a、70a及び72aと冷却媒体流路46とを連通する複数の入口連結路74a、76a及び78aと、冷却媒体出口連通孔68b、70b及び72bと前記冷却媒体流路46とを連通する複数の出口連結路74b、76b及び78bとが設けられ、これらにより冷却媒体連通部が構成される。
入口連結路74a、76a及び78aでは、前記入口連結路74aの本数が最も多く、すなわち、幅方向(矢印B方向)の間隔が最も狭く、前記入口連結路78aの本数が最も少なく、すなわち、幅方向の間隔が最も広く設定される。同様に、出口連結路74b、76b及び78bでは、前記出口連結路74bの本数が最も多く且つ前記出口連結路78bの本数が最も少なく設定される。
このように構成される第2の実施形態では、冷却媒体入口連通孔72aに設けられる入口連結路78aが最小本数に設定されるとともに、冷却媒体出口連通孔72bに連通する出口連結路78bが最小本数に設定されている。このため、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38の出口周辺部分に供給される冷却媒体の流量は、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも小さく設定される。
さらに、冷却媒体入口連通孔68aに連通する入口連結路74a及び冷却媒体出口連通孔68bに連通する出口連結路74bは、最大本数に設定されており、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38の入口周辺部分に供給される冷却媒体媒体の流量は、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも大きく設定される。従って、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38に凝縮水が滞留することを阻止するとともに、電解質膜・電極構造体62の電気抵抗を削減することが可能になる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成するカソード側金属セパレータ80の正面説明図である。このカソード側金属セパレータ80は、実質的に、上記の第1及び第2の実施形態を合わせた構造を有している。冷却媒体連通部は、幅方向に沿って開口断面積が変化する冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aと、冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bとを有するとともに、それぞれの間隔が幅方向に沿って異なる入口連結路74a、76a及び78aと、出口連結路74b、76b及び78bとを備えている。
これにより、第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる他、冷却媒体流路46内での冷却媒体の流量分布を一層確実に設定することが可能になる。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池90の要部分解斜視説明図である。
燃料電池90は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)92をアノード側金属セパレータ94とカソード側金属セパレータ96とで挟持する。燃料電池90は、矢印B方向一端縁部に酸化剤ガス入口連通孔18aと燃料ガス出口連通孔20bとを設けるとともに、矢印B方向他端縁部に燃料ガス入口連通孔20aと酸化剤ガス出口連通孔18bとを設ける。
冷却媒体流路46には、例えば、第3の実施形態と同様に、入口連結路74a、76a及び78aを介して冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aが連通するとともに、前記冷却媒体流路46には、出口連結路74b、76b及び78bを介して冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bが連通する。
このように構成される第4の実施形態では、酸化剤ガス流路38の出口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量より小さく設定されるとともに、前記酸化剤ガス流路38の入口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも大きく設定される。
ここで、酸化剤ガス流路38では、上流側で反応が集中し易く、燃料ガスに比べて濃度低下が発生し易い。このため、酸化剤ガス流路38の上流側の発熱量が大きくなる一方、前記酸化剤ガス流路38の下流側では、発電能力が低下して凝縮水が発生し易い。
従って、酸化剤ガス流路38の下流側に対応して供給される冷却媒体の流量を小さく設定することにより、凝縮水を水蒸気化して前記酸化剤ガス流路38から良好に排出することができる。また、酸化剤ガス流路38の上流側に供給される冷却媒体の流量を大きく設定することにより、温度上昇を有効に抑制することができ、電気抵抗を下げることが可能になる。
これにより、第4の実施形態では、酸化剤ガス流路38の中流側から下流側への発電能力が向上し、全体としての反応面積が拡大するとともに、反応集中を抑制し、電解質膜・電極構造体92の局所的な劣化を防止することができるという効果が得られる。
図8は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池100の要部分解斜視説明図である。
燃料電池100は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)102をアノード側金属セパレータ104とカソード側金属セパレータ106とで挟持する。燃料電池100の矢印B方向の一端縁部には、燃料ガス出口連通孔20bを矢印C方向に挟んで2つの酸化剤ガス入口連通孔18a、18aが設けられる。燃料電池100の矢印B方向の他端縁部には、酸化剤ガス出口連通孔18bを矢印C方向に挟んで2つの燃料ガス入口連通孔20a、20aが設けられる。
燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38は、冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aと冷却媒体出口連通孔22b、24b、及び26bの傾斜に沿って略台形状に構成される。燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38は、それぞれ出口側に向かって拡開するとともに、出口側周辺部分では、流路本数が増加する。
電解質膜・電極構造体12を構成するアノード側電極30及びカソード側電極32は、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38の形状に対応して略台形状に構成される。
冷却媒体流路46を冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aと冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bに連通する入口連結路48a及び出口連結路48bは、例えば、アノード側金属セパレータ104に設けられる。なお、入口連結路48a及び出口連結路48bは、カソード側金属セパレータ106に設けてもよい。
このように構成される第5の実施形態では、酸化剤ガス流路38の下流側に対応して供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも小さく設定されるとともに、前記酸化剤ガス流路38の上流側に対応して供給される冷却媒体の流量が、その他の部分の冷却媒体の流量よりも大きく設定される。これにより、第1〜第4の実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38を略台形状に構成することにより、アノード側電極30及びカソード側電極32を略台形状に、すなわち、発電面積を大きく設定することができる。従って、第5の実施形態では、一層効率的な発電が容易に遂行可能になるという利点がある。
なお、第1〜第5の実施形態では、冷却媒体は、矢印C方向下方(重力方向)に沿って冷却媒体流路46を流れる構成を採用しているが、これに限定されるものではない。例えば、図9に示す第6の実施形態に係る燃料電池110では、水平方向一端縁部に冷却媒体入口連通孔22a、24a及び26aが形成されるとともに、水平方向他端縁部に冷却媒体出口連通孔22b、24b及び26bが形成される。
燃料電池110の鉛直方向上端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔18a及び燃料ガス入口連通孔20aが設けられる一方、前記燃料電池110の鉛直方向下端縁部には、酸化剤ガス出口連通孔18b及び燃料ガス出口連通孔20bが設けられる。
このように構成される燃料電池110では、冷却媒体は、冷却媒体流路46に沿って水平方向に供給されるとともに、燃料ガス流路34及び酸化剤ガス流路38の出口周辺部分に対応して供給される冷却媒体の流量が小さく、且つ前記燃料ガス流路34及び前記酸化剤ガス流路38の入口周辺部分に対応して供給される冷却媒体の流量が大きく設定されている。
これにより、第6の実施形態では、上記の第1の実施形態等の同様の効果が得られるとともに、横置き(燃料電池10)と縦置き(燃料電池110)とに適宜設定可能であり、汎用性に優れるという利点がある。なお、第2〜第5の実施形態においても同様に、横置きと縦置きとを適宜選択することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池を構成するアノード側金属セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池を構成するカソード側金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池を構成するカソード側金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成するカソード側金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 従来技術のプレートの正面説明図である。
符号の説明
10、60、90、100、110…燃料電池
12、62、92、102…電解質膜・電極構造体
14、64、94、104…アノード側金属セパレータ
16、66、80、96、106…カソード側金属セパレータ
18a…酸化剤ガス入口連通孔 18b…酸化剤ガス出口連通孔
20a…燃料ガス入口連通孔 20b…燃料ガス出口連通孔
22a、24a、26a、68a、70a、72a…冷却媒体入口連通孔
22b、24b、26b、68b、70b、72b…冷却媒体出口連通孔
28…固体高分子電解質膜 30…アノード側電極
32…カソード側電極 34…燃料ガス流路
38…酸化剤ガス流路 46…冷却媒体流路
37a、42a、48a、74a、76a、78a…入口連結路
37b、42b、48b、74b、76b、78b…出口連結路

Claims (7)

  1. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体とセパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、互いに積層される前記セパレータ間には、前記反応ガスの流れ方向と略直交する冷却媒体の流れ方向を有する冷却媒体流路が形成される燃料電池であって、
    前記冷却媒体流路の流れ方向に略直交する幅方向に延在し且つ前記冷却媒体流路に連通して積層方向に貫通する冷却媒体連通部を備え、
    前記冷却媒体連通部は、前記反応ガス流路の出口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも小さくなるように構成されることを特徴とする燃料電池。
  2. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体とセパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、互いに積層される前記セパレータ間には、前記反応ガスの流れ方向と略直交する冷却媒体の流れ方向を有する冷却媒体流路が形成される燃料電池であって、
    前記冷却媒体流路の流れ方向に略直交する幅方向に延在し且つ前記冷却媒体流路に連通して積層方向に貫通する冷却媒体連通部を備え、
    前記冷却媒体連通部は、前記反応ガス流路の入口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも大きくなるように構成されることを特徴とする燃料電池。
  3. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体とセパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、互いに積層される前記セパレータ間には、前記反応ガスの流れ方向と略直交する冷却媒体の流れ方向を有する冷却媒体流路が形成される燃料電池であって、
    前記冷却媒体流路の流れ方向に略直交する幅方向に延在し且つ前記冷却媒体流路に連通して積層方向に貫通する冷却媒体連通部を備え、
    前記冷却媒体連通部は、前記反応ガス流路の出口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも小さくなる一方、前記反応ガス流路の入口周辺部分に供給される冷却媒体の流量が、その他の部分に供給される冷却媒体の流量よりも大きくなるように構成されることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池において、冷却媒体連通部は、前記積層方向に貫通する冷却媒体連通孔を有し、
    前記冷却媒体連通孔は、前記幅方向に沿って開口断面積を異ならせることを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記冷却媒体連通部は、前記冷却媒体流路に連通する連結路を有し、
    前記連結路の間隔を前記幅方向に沿って異ならせることを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項4記載の燃料電池において、前記反応ガス流路は、前記冷却媒体連通孔の開口断面積の大きな入口周辺部分から前記開口断面積の小さな出口周辺部分に向かって拡開するとともに、前記出口周辺部分では、前記反応ガス流路の流路本数が増加するように設定されることを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記反応ガス流路に連通して前記積層方向に貫通する反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔を備えるとともに、
    前記冷却媒体連通部は、冷却媒体入口連通孔及び冷却媒体出口連通孔を有し、
    前記反応ガス入口連通孔及び前記反応ガス出口連通孔は、前記セパレータの左右又は上下に設けられる一方、前記冷却媒体入口連通孔及び前記冷却媒体出口連通孔は、前記セパレータの上下又は左右に設けられることを特徴とする燃料電池。
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