JP2019200248A - 光学系およびそれを有する撮像装置 - Google Patents

光学系およびそれを有する撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 小型かつ軽量で、さらにフォーカシングによる光学性能の変化の小さい光学系を提供することを目的とする。【解決手段】 光学系L0は物体側から像側へ順に配置された、正のパワーの第1レンズ群L1、正のパワーを有しフォーカシングに際して移動する第2レンズ群L2、負のパワーの第3レンズ群L3から成る。フォーカシングに際して隣り合うレンズ群の光軸上の間隔が変化する。第1レンズ群L1は、物体側から順に配置された回折光学素子DOE、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズGNから成る。【選択図】 図1

Description

本発明は、光学系に関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
光学系の一部に回折光学素子を用いることで色収差を良好に補正することできることが知られている。
特許文献1には、回折光学素子を用いた望遠レンズとして、正のパワーの第1レンズ群、フォーカシングに際して移動する第2レンズ群、第3レンズ群から成る光学系が記載されている。特許文献1の光学系において、回折光学素子は第1レンズ群に配置されている。特許文献1の光学系は、第2レンズ群でフォーカスを行ういわゆるインナーフォーカス方式である。
特開2012−189679号公報
インナーフォーカス方式の光学系では、フォーカス群の位置に依ってフォーカス群を通過する光束の高さが大きく変化するため、光学性能が変化しやすいという課題がある。また、光学系の小型化、軽量化のために少ないレンズ枚数で光学系を構成しつつ第1レンズ群の正パワーを強くすると、第1レンズ群内で生じる収差を十分に補正することが困難となり、良好な光学性能を得ることが困難となるという課題もある。
物体距離に応じた光学性能の変化の低減と光学系の小型、軽量化をバランス良く両立させるという観点では、特許文献1の光学系では不十分であった。
本発明は、小型かつ軽量で、フォーカシングによる光学性能の変化が小さく、良好な光学性能を有する光学系を提供することを目的とする。
本発明の光学系は、物体側から像側へ順に配置された、正のパワーの第1レンズ群、正のパワーを有しフォーカシングに際して移動する第2レンズ群、負のパワーの第3レンズ群から成り、フォーカシングに際して隣り合うレンズ群の光軸上の間隔が変化し、前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、回折光学素子、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズから成ることを特徴とする。
本発明によれば、小型かつ軽量で、フォーカシングによる光学性能の変化が小さく、良好な光学性能を有する光学系を実現することができる。
実施例1の光学系の断面図である。 実施例1の光学系の収差図である。 実施例2の光学系の断面図である。 実施例2の光学系の収差図である。 実施例3の光学系の断面図である。 実施例3の光学系の収差図である。 実施例4の光学系の断面図である。 実施例4の光学系の収差図である。 実施例5の光学系の断面図である。 実施例5の光学系の収差図である。 撮像装置の概略図である。
以下、本発明の光学系及びそれを有する撮像装置の実施例について、添付の図面に基づいて説明する。
各実施例の光学系は、物体側から像側へ順に配置された、正のパワー(光学的パワー)の第1レンズ群、正のパワーの第2レンズ群、負のパワーの第3レンズ群からなる。フォーカシングに際して第2レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の光軸上の間隔が変化する。なおレンズ群は1枚以上のレンズを含んで構成されていれば良い。レンズ群は開口絞りを含んでいても良い。
図1、3、5、7、9は、それぞれ実施例1乃至5の光学系の無限遠合焦時における断面図である。各実施例の光学系はビデオカメラやデジタルカメラ、銀塩フィルムカメラ、テレビカメラ等の撮像装置に用いられる光学系である。
各レンズ断面図において左方が物体側で、右方が像側である。また、L0は各実施例の光学系であり、L1は第1レンズ群、L2は第2レンズ群、L3は第3レンズ群である。各実施例の光学系L0における第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に配置された正のパワーを有する回折光学素子DOEと、負レンズGNから成る。負レンズGNは物体側に凹面を向けたメニスカス形状となっている。回折光学素子DOEは回折面を含む光学素子であって、単レンズのレンズ面に回折面が形成されたものであっても良いし、接合レンズの接合面に回折面が形成されたものでも良い。また、回折光学素子は、回折面が設けられた2つのレンズを、回折面が対向するように空隙を挟んで近接配置したレンズユニットであっても良い。
回折光学素子DOEの回折面に入射した光は、光の回折作用により収斂される。
また、各レンズ断面図において、SPは開口絞り、IPは像面を表す。各実施例の光学系L0において、開口絞りSPは第3レンズ群L3の最も物体側に設けられている。各実施例の光学系L0をビデオカメラやデジタルカメラの撮影光学系として用いる際には像面IPにCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)が配置される。各実施例の光学系L0を銀塩フィルム用カメラの撮像光学系として用いる際にはフィルムが配置される。なお、図示していないが像面IPの物体側にフェースプレート、ローパスフィルター、赤外カットフィルターなどの光学ブロックを配置しても良い。
各レンズ断面図に示した矢印は、無限遠から近距離へのフォーカシングに際しての第2レンズ群L2の移動方向を表している。各実施例の光学系L0において、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して第2レンズ群L2は物体側へ移動する。
図2、4、6、8、10は、それぞれ実施例1乃至5の光学系L0の収差図である。各収差図において(a)は無限遠合焦時、(b)は有限距離物体に合焦時(図2(b)は6m、図4(b)は5m、図6(b)は7m、図8(b)は6m、図10(b)は5m)の収差図である。球面収差図においてFnoはFナンバーであり、d線(波長587.6nm)、g線(波長435.8nm)に対する球面収差量を示している。非点収差図においてΔSはサジタル像面における非点収差量、ΔMはメリディオナル像面における非点収差量を示している。歪曲収差図においてd線に対する歪曲収差量を示している。色収差図ではg線における色収差量を示している。ωは撮像半画角(°)である。
次に、各実施例の光学系L0における特徴的な構成について述べる。
各実施例の光学系L0では、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2からなる合成パワーが正である前群と、負のパワーの第3レンズ群を後群としたテレフォトタイプのパワー配置をとることで、レンズ全長を短縮している。
各実施例の光学系L0では、前群におけるパワーを第1レンズ群L1と第2レンズ群L2で分担している。これによって、近軸軸上光線が高く、球面収差、コマ収差、軸上色収差等が大きく発生する傾向がある第1レンズ群L1の正のパワーを弱くすることができ、特に高次の収差を良好に補正することができる。さらに、偏芯時の光学性能の変化を低減させることができ、製造の難易度を減じることができる。
また、第1レンズ群L1で収斂した光束が第2レンズ群L2へ入射するため、第2レンズ群L2でフォーカシングを行う場合、フォーカシングに際して第2レンズ群L2が移動すると、第2レンズ群L2を通過する光束の高さが変化してしまうことが考えられる。このため、物体距離に応じて光学性能が大きく変化してしまう場合がある。
これに対して、各実施例の光学系L0では、前述のように、第1レンズ群L1の正のパワーを比較的弱くすることができるため、第1レンズ群L1から出射される光束(軸上光束)の角度は比較的緩やかとなる。加えて、各実施例の光学系L0では、第1レンズ群L1を正のパワーの回折光学素子DOEと物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズGNで構成している。第1レンズ群L1の最も像側に負のパワーのレンズ(負レンズGN)を配置することで、第1レンズ群L1から出射される光束の角度をより緩やかにすることができる。これらによって、フォーカシングに際して第2レンズ群L2を移動させた場合の第2レンズ群L2に入射する光線の高さの変化を小さくすることができる。これにより、高い光学性能を実現することが可能となる。
ここで、第2レンズ群L2を正のパワーとすると、第1レンズ群L1で生じる軸上色収差および倍率色収差を第2レンズ群L2で補正することができない。そこで、各実施例の光学系L0では、光学系の中で最も近軸軸上光線、瞳近軸光線が高くなる最も物体側の位置に回折光学素子DOEを配置している。回折光学素子DOEの回折面は負の分散を有するため、回折面に正のパワーを与えることで、第1レンズ群L1で発生する軸上色収差、倍率色収差を効果的に補正できる。さらに、回折面に正パワーを与えることで、第1レンズ群L1内の正レンズのパワーをより小さくすることができ、第1レンズ群L1で生じる球面収差、コマ収差をより低減させることができる。
また、回折光学素子DOEは回折格子の周期を変化させることで容易に非球面効果を得ることができる。これによって、第1レンズ群L1の正レンズの枚数を少なくしつつ高い光学性能を得ることができるため、光学系L0の軽量化と高性能化の両立を達成することができる。
ただし、回折光学素子DOEの回折面における非球面効果を大きくして、第1レンズ群L1内の正レンズで発生する球面収差を主として回折面で補正しようとすると場合、色の球面収差が発生し、良好な光学性能を得ることが難しくなる。これは回折光学素子DOEの回折面の分散の絶対値が大きいためである(d線に対するアッベ数で換算した場合、νd=−3.453)。
そこで、回折光学素子DOEの像側に配置した負レンズGNを、物体側に凹面を向けたメニスカス形状とし、第1レンズ群L1内の正レンズで発生する球面収差を回折光学素子DOEの回折面と負レンズGNで補正することで、良好な光学性能を得ることができる。加えて、第1レンズ群L1内のパワー配置もテレフォト構成となるため、レンズ全長の短縮も容易となる。
仮に負レンズGNを像側に凹面を向けたメニスカス形状とした場合には、球面収差補正効果が小さくなるため、色の球面収差を十分に小さくすることが難しくなる。また、負レンズGNを両凹形状とする場合には、第1レンズ群L1内の正レンズのパワーを強くする必要が生じ、良好な光学性能を得ることが困難となる。
各実施例の光学系L0は、以上の構成により、小型かつ軽量で、フォーカシングによる光学性能の変化の小さく、良好な光学性能とすることができている。
次に、各実施例の光学系L0が満足すべき好ましい構成について述べる。
光学系L0の焦点距離をf、第3レンズ群L3の焦点距離をf3とするとき、各実施例の光学系L0は以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
−0.55<f3/f<−0.06 (1)
条件式(1)は第3レンズ群L3のパワーに関し、光学系L0の十分に小型化しつつ十分に良好な光学性能を得るための条件を規定するものである。
条件式(1)の上限値を超えて第3レンズ群L3の負のパワーが強くなると(パワーの絶対値が大きくなると)、テレフォトタイプの非対称なパワー配置の傾向が著しく強くなりすぎ、像面湾曲、歪曲等の軸外収差が増大するため好ましくない。
条件式(1)の下限値を下回って第3レンズ群L3の負のパワーが弱くなると(パワーの絶対値が小さくなると)、テレフォトタイプのパワー配置の傾向が弱まり、光学系L0を十分小型に構成することが困難となる。
条件式(1)の範囲は、以下の条件式(1a)の範囲とすることが好ましく、条件式(1b)の範囲とすることがより好ましい。
−0.52<f3/f<−0.08 (1a)
−0.48<f3/f<−0.10 (1b)
また、第1レンズ群L1の焦点距離をf1とするとき、各実施例の光学系L0は以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
0.50<f1/f<1.00 (2)
条件式(2)は第1レンズ群L1のパワーに関し、光学系L0を十分に小型化しつつ十分に高い光学性能得るための条件を規定するものである。
条件式(2)の上限値を超えて第1レンズ群L1のパワーが小さくなると、テレフォトタイプのパワー配置の傾向が弱まり、光学系L0を十分に小型化することが困難となる。
条件式(2)の下限値を下回って第1レンズ群L1のパワーが大きくなると、第1レンズ群L1で発生する球面収差、コマ収差、軸上色収差、倍率色収差が大きくなりすぎる。この結果、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3でこれらの収差を補正し十分に良好な光学性能を得ることが困難となる。また、第1レンズ群L1で入射光束が強く収斂される結果、第2レンズ群L2をフォーカシングに際して移動させた際の光学性能の変化を十分に補正することが困難となる。
条件式(2)の範囲は、以下の条件式(2a)の範囲とすることが好ましく、条件式(2b)の範囲とすることがより好ましい。
0.55<f1/f<0.98 (2a)
0.58<f1/f<0.95 (2b)
また、光学系L0の全長をLとするとき、各実施例の光学系L0は以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
0.40<L/f<0.70 (3)
条件式(3)は、光学系L0のテレ比に関する条件式である。
条件式(3)の上限を超えて全系の焦点距離に対して全長を長くしすぎると、光学系を十分小型に構成することが困難となる。
条件式(3)の下限値を下回って全長を短くしすぎると、第1レンズ群L1内の正レンズで発生する球面収差、コマ収差、軸上色収差、倍率色収差が大きくなりすぎる。これらの収差を良好に補正するためには第1レンズ群L1内のレンズ枚数を増加させる必要があり、光学系を小型、軽量に構成しつつ十分高い光学性能を得ることが困難となる。
条件式(3)の範囲は、以下の条件式(3a)の範囲とすることが好ましく、条件式(3b)の範囲とすることがより好ましい。
0.44<L/f<0.68 (3a)
0.48<L/f<0.65 (3b)
また、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とするとき、各実施例の光学系L0は以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
0.18<f2/f<0.75 (4)
条件式(4)は第2レンズ群L2のパワーに関し、光学系L0を十分に小型化しつつフォーカシングによる光学性能の変化を十分に低減するための条件を規定するものである。
条件式(4)の上限値を超えて第2レンズ群L2のパワーが弱くなると、第2レンズ群のフォーカシングによる繰り出し量が大きくなりすぎるため、光学系L0が大型化してしまい好ましくない。
条件式(4)の下限値を下回って第2レンズ群L2のパワーが強くなると、第2レンズ群L2で発生する収差が大きくなる。そのため、第2レンズ群L2への光束の入射角を緩やかにしても、フォーカシングによる光学性能の変化が大きくなり、十分に良好な光学性能を得ることが困難となる。
条件式(4)の範囲は、以下の条件式(4a)の範囲とすることが好ましく、条件式(4b)の範囲とすることがより好ましい。
0.20<f2/f<0.70 (4a)
0.25<f2/f<0.65 (4b)
また、第1レンズ群L1の負レンズGNの焦点距離をfnとするとき、各実施例の光学系L0は以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
−1.00<fn/f<−0.15 (5)
条件式(5)は、フォーカシングによる収差変動を良好に低減しつつ光学系L0をより小型化するための条件を規定するものである。
条件式(5)の上限値を超えて負レンズGNの負のパワーが大きくなると(パワーの絶対値が大きくなると)、負レンズGNで高次の球面収差やコマ収差が発生してしまい、高い光学性能を得ることが困難となる。
条件式(5)の下限値を下回って負レンズGNの負のパワーが弱くなりすぎると(パワーの絶対値が小さくなると)、フォーカシングに伴う光学性能の変動を十分に低減することが困難となる。また、第1レンズ群L1内のテレフォト配置による全長短縮効果が低減するため、レンズ全長を十分に小型化することが困難となる。
条件式(5)の範囲は、以下の条件式(5a)の範囲とすることが好ましく、条件式(5b)の範囲とすることがより好ましい。
−0.95<fn/f<−0.18 (5a)
−0.92<fn/f<−0.20 (5b)
また、負レンズGNのd線に対するアッベ数をνnとするとき、各実施例の光学系L0は以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
27.0<νn<41.0 (6)
条件式(6)は、負レンズGNで生じる色収差に関する条件式である。各実施例の光学系L0は、第1レンズ群L1を回折光学素子DOEと負レンズGNのみで構成している。また、第2レンズ群L2は正のパワーを有している。このような構成では、第2レンズ群のパワーが負である構成と比較して前群における負のパワーの成分が少ない。それゆえ、第1レンズ群L1で発生する軸上色収差、倍率色収差を前群内で十分に補正するためには、回折光学素子DOEと負レンズGNで適切に色収差を生じさせる必要がある。
条件式(6)の上限値を超えて、負レンズGNのアッベ数が大きくなると、回折光学素子DOEの色収差の補正分担が大きくなり、高次の色の球面収差が発生し易くなる。結果として、十分に高い光学性能を得ることが困難となる。
条件式(6)の下限値を下回って、負レンズGNのアッベ数が小さくなると、負レンズGNで発生する高次の色収差が大きくなり、フォーカシング時の光学性能の変動を十分小さく抑えることが困難となるため好ましくない。
条件式(6)の範囲は、以下の条件式(6a)の範囲とすることが好ましく、条件式(6b)の範囲とすることがより好ましい。
27.5<νn<38.0 (6a)
28.0<νn<35.0 (6b)
また、回折光学素子DOEの回折面における回折作用による焦点距離をfdoeとしたとき、各実施例の光学系L0は以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
20.0<fdoe/f<40.0 (7)
条件式(7)は回折光学素子DOEの回折によるパワーに関し、十分に良好な光学性能を得るための条件を規定するものである。
ここで、回折光学素子DOEの回折面における回折作用による焦点距離をfdoeについて説明する。光軸からの高さHの位置における回折面の位相Φ(H)は、回折次数をm、基準波長をλ、位相係数をC2n(nは1以上の整数)としたとき、以下の式(A)で与えられる。
Φ(H)=(2π×m/λ)×(C×H+C×H+・・・+C2n×H2n) (A)
また、回折面の基準波長λにおける近軸的な一次回折光(m=1)の光学的パワーφは、φ=−2Cと表される。これより回折光学素子DOEの回折光学部の回折成分のみによる焦点距離fdoeは以下の式(B)で与えられる。
fdoe=1/φ=−1/(2×C) (B)
条件式(7)の上限値を超えると、回折面のパワーが小さくなりすぎるため、軸上色収差、倍率色収差を良好に補正することが困難となる。
条件式(7)の下限値を下回って回折面のパワーが大きくなりすぎると、軸上色収差、倍率色収差を過剰に補正してしまうため好ましくない。また、球面収差補正のため回折面に非球面効果を持たせる場合には、色の球面収差が過剰に発生してしまうため好ましくない。
条件式(7)の範囲は、以下の条件式(7a)の範囲とすることが好ましく、条件式(7b)の範囲とすることがより好ましい。
22.0<fdoe/f<36.0 (7a)
25.0<fdoe/f<33.0 (7b)
また、光学系L0のバックフォーカスをskdとするとき、各実施例の光学系L0は以下の条件式(8)を満足するが好ましい。
0.10<skd/f<0.40 (8)
条件式(8)は、光学系L0のバックフォーカスに関する。正のパワーの前群(第1レンズ群L1と第2レンズ群L2)と負のパワーの後群(第3レンズ群L3)を近接させて配置することで、前群と後群のパワーを大きくすることができ、像側主点位置をより物体側へ移動させてレンズ全長を短縮することができる。
条件式(8)の下限値を超えると、前群(第1レンズ群L1と第2レンズ群L2)、後群(第3レンズ群L3)の間隔が広くなり、各群のパワーも小さくなくなるため、全長を十分に短縮することが困難となる。
条件式(8)の上限値を超えると、各群のパワーが強くなりすぎ、十分に高い光学性能を達成することが困難となる。
条件式(8)の範囲は、以下の条件式(8a)の範囲とすることが好ましく、条件式(8b)の範囲とすることがより好ましい。
0.12<skd/f<0.35 (8a)
0.14<skd/f<0.30 (8b)
次に、各実施例の光学系L0における詳細な構成について述べる。
まず、実施例毎の回折光学素子DOEの構成について述べる。実施例1、2、3、5において、回折光学素子DOEは、両凸レンズと、その像側に接合された物体側へ凹面を向けたメニスカス形状の負レンズで構成されている。回折面は接合面に形成されている。実施例4において、回折光学素子DOEは、像側に回折面が形成された両凸レンズで構成されている。
次に第2レンズ群L2について述べる。各実施例において、第2レンズ群L2は1枚の正レンズのみで構成されている。第2レンズ群L2を正レンズ1枚のみで構成することで、第2レンズ群L2を軽量に構成することができ、高速なフォーカシングが可能となる。
次に第3レンズ群L3について述べる。各実施例の光学系L0では、第3レンズ群L3に含まれる一部のレンズを光軸と垂直に移動させることによって防振を行うことができる。各実施例では、第3レンズ群L3に含まれる像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズと両凹レンズを接合した接合レンズを光軸に対して垂直に移動させることにより防振を行っている。
以下に、実施例1から5にそれぞれ対応する数値実施例1から5を示す。
各数値実施例の面データにおいて、rは各光学面の曲率半径、d(mm)は第m面と第(m+1)面との間の軸上間隔(光軸上の距離)を表わしている。ただし、mは光入射側から数えた面の番号である。また、ndは各光学部材のd線に対する屈折率、νdは光学部材のアッベ数を表わしている。
なお、各数値実施例において、d、焦点距離(mm)、Fナンバー、半画角(°)は全て各実施例の光学系が無限遠物体に焦点を合わせた時の値である。バックフォーカスBFは最終レンズ面から像面までの距離である。レンズ全長(光学系L0の全長L)は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えた値である。
また各数値実施例の面データにおいて、回折面となる光学面については面番号の後に(回折)を付している。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 78.602 15.51 1.48749 70.2 71.34
2(回折) -209.211 3.50 1.83481 42.7 70.04
3 -738.700 83.55 68.93
4 -59.111 2.00 1.90366 31.3 32.54
5 -125.999 (可変) 32.74
6 91.988 3.13 1.54072 47.2 30.00
7 -1133.476 (可変) 29.66
8(絞り) ∞ 5.53 19.19
9 -100.065 1.00 1.90043 37.4 17.53
10 39.579 3.92 1.51742 52.4 17.34
11 -39.790 10.22 17.35
12 -66.970 2.16 2.00100 29.1 17.75
13 -26.838 1.32 1.77250 49.6 17.97
14 53.830 4.67 18.37
15 62.566 2.77 1.59270 35.3 20.69
16 -142.343 123.14 20.94
像面 ∞

回折面データ
第2面(回折面)
C2=-3.29884e-005 C4= 4.36686e-009 C6=-7.88819e-013 C8=-7.31492e-016
C10= 3.22851e-019

各種データ

焦点距離 585.00
Fナンバー 8.20
半画角(°) 2.12
像高 21.64
レンズ全長 319.25
BF 123.14

無限遠物体合焦時 物体距離6m合焦時
d 5 35.74 24.90
d 7 21.10 31.94

入射瞳位置 673.19
射出瞳位置 -29.25
前側主点位置-987.42
後側主点位置-461.86

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 464.67 104.56 -355.11 -257.25
L2 6 157.49 3.13 0.15 -1.88
L3 8 -92.36 31.58 1.89 -27.40
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 70.844 9.01 1.48749 70.2 47.56
2(回折) -303.177 3.00 1.80610 33.3 46.64
3 -738.700 47.54 46.06
4 -65.330 2.00 1.90366 31.3 29.87
5 -83.586 (可変) 29.98
6 65.692 2.44 1.51633 64.1 24.99
7 135.525 (可変) 24.48
8(絞り) ∞ 5.53 17.07
9 -344.288 1.00 1.95375 32.3 15.19
10 31.093 3.35 1.51742 52.4 14.88
11 -62.419 11.45 14.92
12 -58.776 2.19 2.00100 29.1 16.58
13 -23.279 1.32 1.77250 49.6 16.83
14 45.467 4.23 17.37
15 53.077 2.81 1.64769 33.8 19.96
16 -153.513 101.37 20.25
像面 ∞

回折面データ
第2面(回折面)
C2=-4.67285e-005 C4= 1.06360e-008 C6=-2.54280e-012 C8=-1.35285e-014
C10= 1.20444e-017

各種データ
焦点距離 390.00
Fナンバー 8.20
半画角(°) 3.18
像高 21.64
レンズ全長 239.25
BF 101.37

無限遠物体合焦時 物体距離5m合焦時
d 5 26.47 18.35
d 7 15.55 23.67

入射瞳位置 282.61
射出瞳位置 -29.47
前側主点位置-489.88
後側主点位置-288.63

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 193.96 61.55 -27.92 -74.23
L2 6 244.01 2.44 -1.50 -3.09
L3 8 -70.85 31.86 4.14 -25.56
[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 113.931 13.16 1.48749 70.2 70.91
2(回折) -176.722 3.50 1.80400 46.6 70.06
3 -331.361 96.70 69.53
4 -87.176 2.00 1.95375 32.3 35.42
5 -192.131 (可変) 35.52
6 158.595 2.81 1.51633 64.1 29.71
7 -347.032 (可変) 29.46
8(絞り) ∞ 5.53 19.29
9 -76.700 1.00 1.88300 40.8 18.02
10 44.414 4.13 1.51742 52.4 17.96
11 -33.981 34.47 18.11
12 -73.377 2.12 2.00069 25.5 18.67
13 -29.742 1.32 1.77250 49.6 18.85
14 56.213 2.00 19.18
15 59.880 2.57 1.58144 40.8 20.07
16 -238.984 127.73 20.29
像面 ∞

回折面データ
第2面(回折面)
C2=-2.22456e-005 C4= 1.67106e-009 C6= 6.28781e-013 C8=-1.09699e-015
C10= 3.78650e-019

各種データ

焦点距離 780.00
Fナンバー 11.00
半画角(°) 1.59
像高 21.64
レンズ全長 389.25
BF 127.73

無限遠物体合焦時 物体距離7m合焦時
d 5 75.53 59.45
d 7 14.68 30.77

入射瞳位置 892.94
射出瞳位置 -41.29
前側主点位置-1926.54
後側主点位置-652.27

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 488.71 115.36 -300.36 -253.34
L2 6 211.21 2.81 0.58 -1.27
L3 8 -84.82 53.14 20.32 -24.90
[数値実施例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 82.611 10.67 1.48749 70.2 55.03
2(回折) -382.988 49.69 53.93
3 -80.743 2.00 1.80610 33.3 34.06
4 -492.100 (可変) 33.98
5 211.302 2.51 1.51742 52.4 32.02
6 -1159.477 (可変) 31.81
7(絞り) ∞ 5.53 19.14
8 -4485.184 1.00 1.90043 37.4 18.09
9 43.868 3.53 1.51742 52.4 17.90
10 -65.315 31.59 17.86
11 -78.086 2.04 2.00100 29.1 18.62
12 -32.066 1.32 1.77250 49.6 18.79
13 62.309 2.97 19.11
14 65.732 2.51 1.59270 35.3 20.37
15 -257.055 134.40 20.57
像面 ∞

回折面データ
第2面(回折面)
C2=-2.71139e-005 C4=-5.97321e-009 C6= 1.52580e-011 C8=-2.83014e-014
C10= 1.67271e-017

各種データ

焦点距離 585.00
Fナンバー 10.99
半画角(°) 2.12
像高 21.64
レンズ全長 334.87
BF 134.40

無限遠物体合焦時 物体距離6m合焦時
d 4 46.96 26.32
d 6 38.13 58.77

入射瞳位置 477.43
射出瞳位置 -41.60
前側主点位置-881.96
後側主点位置-450.59

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 464.67 62.37 -212.97 -185.89
L2 5 345.64 2.51 0.26 -1.40
L3 7 -139.92 50.49 25.77 -19.84
[数値実施例5]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 65.475 10.66 1.48749 70.2 47.56
2(回折) -105.351 2.50 1.67790 55.3 46.66
3 -269.692 50.88 45.96
4 -62.366 1.40 1.72825 28.5 25.46
5 -535.670 (可変) 25.35
6 127.047 1.62 1.51742 52.4 24.14
7 12888.359 (可変) 24.00
8(絞り) ∞ 3.69 18.95
9 -163.699 1.10 1.69680 55.5 18.21
10 36.526 3.26 1.51742 52.4 18.00
11 -59.263 25.51 17.96
12 -345.769 2.54 1.80610 33.3 19.32
13 -35.434 1.10 1.77250 49.6 19.43
14 62.052 13.52 19.66
15 77.810 2.12 1.57501 41.5 24.95
16 1643.939 92.99 25.08
像面 ∞

回折面データ
第2面(回折面)
C2=-4.19396e-005 C4= 3.13194e-009 C6= 2.06084e-011 C8=-6.06674e-014
C10= 4.52640e-017

各種データ

焦点距離 390.00
Fナンバー 8.20
半画角(°) 3.18
像高 21.64
レンズ全長 250.00
BF 92.99

無限遠物体合焦時 物体距離5m合焦時
d 5 27.12 11.75
d 7 10.01 25.37

入射瞳位置 296.21
射出瞳位置 -51.13
前側主点位置-369.19
後側主点位置-297.01

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 359.56 65.44 -215.08 -172.39
2 6 247.97 1.62 -0.01 -1.08
3 8 -169.97 52.84 11.45 -40.40
各数値実施例における種々の値を、以下の表1にまとめて示す。
Figure 2019200248
[撮像装置]
次に、本発明の光学系を撮像光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置)の実施例について、図11を用いて説明する。図11において、10はカメラ本体、11は実施例1乃至5で説明したいずれかの光学系によって構成された撮影光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系11によって形成された光学像を受光して光電変換するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。カメラ本体10はクイックターンミラーを有する所謂一眼レフカメラでも良いし、クイックターンミラーを有さない所謂ミラーレスカメラでも良い。
このように本発明の光学系をデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型かつ軽量で、フォーカシングによる光学性能の変化の小さく、良好な光学性能を有する撮像装置を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について説明したが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の組合せ、変形及び変更が可能である。
L0 光学系
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
DOE 回折光学素子
GN 負レンズ

Claims (11)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、正のパワーの第1レンズ群、正のパワーを有しフォーカシングに際して移動する第2レンズ群、負のパワーの第3レンズ群から成り、
    フォーカシングに際して隣り合うレンズ群の光軸上の間隔が変化し、
    前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、回折光学素子、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズから成ることを特徴とする光学系。
  2. 前記光学系の焦点距離をf、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    −0.55<f3/f<−0.06
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記光学系の焦点距離をf、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    0.50<f1/f<1.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
  4. 前記光学系の全長をL、前記光学系の焦点距離をfとするとき、
    0.40<L/f<0.70
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学系。
  5. 前記光学系の焦点距離をf、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    0.18<f2/f<0.75
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学系。
  6. 前記光学系の焦点距離をf、前記負レンズの焦点距離をfnとするとき、
    −1.00<fn/f<−0.15
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光学系。
  7. 前記負レンズのd線に対するアッベ数をνnとするとき、
    27.0<νn<41.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光学系。
  8. 前記光学系の焦点距離をf、前記回折光学素子の回折面における焦点距離をfdoeとするとき、
    20.0<fdoe/f<40.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光学系。
  9. 前記光学系の焦点距離をf、前記光学系のバックフォーカスをskdとするとき、
    0.10<skd/f<0.40
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光学系。
  10. 前記第2レンズ群は1枚の正レンズからなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光学系。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の光学系と、前記光学系によって形成される光学像を光電変換する撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
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