JPH11119096A - 回折面を用いたフロントコンバーターレンズ - Google Patents

回折面を用いたフロントコンバーターレンズ

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JPH11119096A
JPH11119096A JP9285277A JP28527797A JPH11119096A JP H11119096 A JPH11119096 A JP H11119096A JP 9285277 A JP9285277 A JP 9285277A JP 28527797 A JP28527797 A JP 28527797A JP H11119096 A JPH11119096 A JP H11119096A
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lens
diffraction
group
diffractive
positive
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JP9285277A
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Yasushi Ogata
小方康司
Yuji Kamo
加茂裕二
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折面を適用することで、性能良好で、安価
かつ軽量なフロントコンバーターレンズ。 【解決手段】 主レンズMLの被写体側に装着して焦点
距離を変換するフロントコンバーターレンズCLにおい
て、少なくとも2個のレンズ群を有しており、その少な
くとも2個の群は各々回折面r1 、r4 を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折現象に基づく
レンズ作用を持った回折面を用いたフロントコンバータ
ーレンズに関するものであり、特に、主レンズの被写体
側に装着して全系の焦点距離を変換する光学系に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、主レンズ(一般的には、撮影
レンズ)の被写体側に装着して、全系の焦点距離を長く
したりあるいは短くするような光学系が利用されてき
た。焦点距離を長くする場合には、正レンズと負レンズ
を並べて略アフォーカルにする構成がよく使われる。ま
た、焦点距離を短くする場合には、逆に負レンズと正レ
ンズを並べて略アフォーカルにする構成が使われる。こ
れらはいわゆるアフォーカルフロントコンバーターレン
ズと呼ばれる光学系であり、例えば、カメラレンズの前
に取り付けるだけで焦点距離を変更できるので、非常に
便利なものである。
【0003】しかしながら、良好な収差補正を達成する
ために数枚のガラスレンズを組み合わせて構成するの
で、重かったりコストが高かったりして、現状ではその
簡便さを十分に生かしているとは言い難い。
【0004】アフォーカルフロントコンバーターレンズ
の先行例としては、特開平6−289289号のものが
ある。その公報の実施例4では、正パワーの被写体側レ
ンズ群及び負パワーの像側レンズ群を共にダブレットに
て構成し、1.3倍の倍率を得ている。各群共に色収差
補正がなされており、全てのレンズがガラス材にて構成
されているので、ペッツバール和も補正され良好な画質
が得られる。一方、実施例1では、2群2枚のレンズ構
成で、各レンズをプラスチックレンズとした実施例が示
されているが、通常利用されるプラスチック材料(例え
ば、アクリル樹脂やポリカーボネイト樹脂)では十分な
色収差補正が困難なため、その実施例では非常に低分散
な特殊な材料を使用している。
【0005】また、特開平4−116511号では、負
パワーの被写体側レンズ群及び正パワーの像側レンズ群
を配置して、被写体側レンズ群は2枚のガラスレンズ、
像側のレンズ群は1枚のガラスレンズにて構成し、0.
8倍のワイドコンバーターレンズを実現している。
【0006】上記の何れの先行例も、ガラスレンズを用
いればコストアップや重量アップを招いてしまい好まし
くない。また、プラスチックレンズを用いれば上記問題
は改善されても、特殊な材料を必要とするため、生産性
やコストの面で好ましくない。あるいは、通常利用され
る樹脂材料では性能が不十分である。
【0007】後記する本発明では、回折面を適用するこ
とで、性能良好で、安価かつ軽量なコンバーターレンズ
を提供することを目的としているので、ここで、回折面
のレンズ作用について説明する。従来のレンズが媒質の
界面における屈折作用に基づいているのに対し、光の回
折現象に従って作用するものが回折面のレンズ作用であ
る。一般的に、図1で示すような回折格子へ光が入射し
たとき、回折現象にて射出する光は以下の関係式を満た
す。 sinθ−sinθ’=mλ/d ・・・(a) ただし、θは入射角、θ’は射出角、λは光の波長、d
は回折格子のピッチ、mは回折次数である。
【0008】したがって、(a)式に沿ってリング状の
回折格子のピッチを設定しておくと、入射光を一点に集
めることができる。つまり、回折面にレンズ作用を持た
せることが可能となる。このとき、j番目の格子のリン
グ半径をrj 、回折面の焦点距離をfとすると、1次近
似において以下の式を満たす。
【0009】 rj 2 =2jλf ・・・(b) 一方、回折格子の構成法としては、明暗のリングにて構
成する振幅変調型、屈折率あるいは寸法を変えて光路長
を変化させる位相変調型等が知られている。振幅変調型
では、複数の回折光が発生するため回折効率(入射光の
光量と1次回折光の光量の比)は最大でも6%程度であ
る。位相変調型においても最大で34%程度である。し
かし、図2に示すように、断面形状を鋸歯状で構成して
おけば、回折効率を理論上100%まで向上できる。実
際にはロスがあるが、それでも95%以上の回折効率を
得ることができる。このような回折格子をキノフォーム
と称しており、鋸歯の深さhは次式で与えられる。
【0010】 h=mλ/(n−1) ・・・(c) ただし、mは回折次数、nは回折面を構成する基材の屈
折率である。
【0011】(c)式からも分かるように、100%の
回折効率は只一つの波長においてのみ実現される。図3
は、設計波長を550nmとしたときの波長と回折効率
の関係を示している。波長が設計値から離れるにつれ
て、回折効率は大きく低下して行く。回折効率が低下し
た場合、残りの光は不要な次数の光として存在するた
め、白色光で使用される光学系では、この不要次数光に
よるフレアの問題に注意する必要がある。
【0012】次に、回折面の設計法について説明する。
回折面の設計法としてはいくつかの方法が知られている
が、本発明ではウルトラ・ハイ・インデックス法を用い
ており、この方法では、回折面が厚み0で屈折率が非常
に大きな屈折面と等価であることが知られている。この
とき、任意の波長における屈折率n(λ)は以下の式に
て与えられる。
【0013】 n(λ)=1+{n(λ0 )−1}λ/λ0 ・・・(d) ただし、λは任意の波長、λ0 は基準波長、n(λ0
はそのときの屈折率である。
【0014】回折面をレンズとして用いるとき、重要な
特徴が2個ある。第1の特徴は、非球面作用であり、す
でに述べたように、回折格子のピッチを適切に設定して
おくと光を一点に集めることができる。第2の特徴は、
分散が非常に大きいことであり、(d)式からいわゆる
アッベ数を求めると、−3.45と言う値になる。符号
が負だから通常の硝子とは逆の分散であり、しかも数1
0倍の色収差が発生する。また、部分分散比が小さく、
異常分散性が強いことも分かる。
【0015】このような回折面を自然光の下で使用する
光学系に適用した例として、「Hybrid diffractive-ref
ractive lenses and achromats」Appl.Opt.27.2960-297
1 が知られている。この例では、近軸理論に基づき、硝
子単レンズと回折面との組み合わせによる軸上色収差の
補正の計算結果が示されている。具体的には、凸平形状
のレンズにおいて、平面側を回折面で構成してアクロマ
ート化を実現し、このとき残存する2次スペクトルにつ
いても結果が示されている。さらに、ダブレットとの組
み合わせによるアポクロマート化の結果も示されてい
る。
【0016】また、USP5,543,966において
は、シングレットへ回折面を適用してアクロマート化し
た例が示されている。この例では、いわゆるフィルムカ
メラへの応用であり、被写体側へ凸な正メニスカスレン
ズと絞りから構成される撮影光学系において、レンズの
像側面に回折面を配置して色収差補正を実現し、高性能
化を図ったものである。
【0017】また、「Diffractive optics at Eastman
Kodak Company 」SPIE,Vol.2689,pp.228-254では、様々
な光学系への適用例が示されており、特に、レンズシャ
ッターカメラ用撮影ズームレンズへの応用例や、逆ガリ
レイ式ファインダーヘの応用例等が示されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術のこ
のような状況に鑑みてなされたものであり、その目的
は、主レンズの被写体側に装着して全系の焦点距離を変
換する光学系において、回折面を適用することで、性能
良好で、安価かつ軽量なコンバーターレンズを提供する
ことであり、特に、樹脂材料を用いたコンバーターレン
ズを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の回折面を用いたフロントコンバーターレンズは、主
レンズの被写体側に装着して焦点距離を変換するフロン
トコンバーターレンズにおいて、少なくとも2個のレン
ズ群を有しており、その少なくとも2個の群は各々回折
面を有していることを特徴とするものである。
【0020】以下、本発明において上記構成をとる理由
と作用について説明する。一般に、アフォーカルコンバ
ーターレンズは、正レンズ群と負レンズ群にて構成さ
れ、被写体側より正レンズ群と負レンズ群の順番で配置
した場合がテレコンバーターレンズであり、逆に、被写
体側より負レンズ群と正レンズ群の順番で配置した場合
がワイドコンバーターレンズである。何れにしても、主
レンズの被写体側に配置される訳であるから、そのレン
ズ径は巨大なものになり、ガラスで構成した場合には重
量も大変重いものとなってしまい、その簡便性を十分に
は生かしていなかった。これらの問題を改善しようとす
ると、従来の技術について説明したように、性能が低下
したり、生産性の悪い材料を用いることになってしまっ
ていた。
【0021】このようなアフォーカルコンバーターレン
ズの設計においては、色収差の補正が重要である。特
に、テレコンバーターレンズのように焦点距離を長くす
る光学系においては、軸上色収差が悪化しやすく、画面
の中心から周辺まで全画面において劣化しやすい。しが
たって、色収差補正が重要であり、一般的には、各群を
ダブレットにて構成することが多い。また、ワイドコン
バーターレンズの場合は、画角が主レンズよりも大きく
なるから、歪曲収差や非点収差の発生が大きくなり、こ
れらの単色収差を補正するために負パワーを複数枚の負
レンズに分割して構成することが多い。さらに、倍率色
収差の補正も重要になってくる。
【0022】本発明では、回折面を効果的に配置して、
色収差の補正を低コストで良好に達成しようとするもの
である。そのためには、コンバーターレンズを構成する
少なくとも2個の群に回折面を用いることが必要であ
る。
【0023】従来の技術につても述べたように、回折面
は非常に強い異常分散性を有するため、通常のガラスレ
ンズと比較すると、色消しした場合の残存色収差が大き
くなる。一例として、図4に2次スペクトルの計算例を
示した。これは、焦点距離100mmのレンズにおい
て、C線とF線で色消しをした場合の2次スペクトルを
示すものである。ただし、計算は薄肉密着系として扱っ
ている。屈折面の方(系列1)はガラスのダブレットで
あり、nd =1.69680,νd =55.52及びn
d =1.68893,νd =31.07のガラスレンズ
を組み合せている。一方、回折面の方(系列2)はnd
=1.49241,νd =57.66のアクリル樹脂と
回折面を組み合せている。図4より明らかなように、回
折面を用いると、g線での残存色収差が大きくなること
が分る。
【0024】このように、回折面は、それ単独では異常
分散性のために残存色収差が大きくなり、パワーを強く
できないのだが、正レンズと負レンズのそれぞれに用い
ると残存色収差が打ち消し合って良好な性能を得ること
ができる。したがって、本発明のコンバーターレンズに
おいては、正レンズ群と負レンズ群の各群に回折面が形
成されていることが重要である。
【0025】このとき、各回折面のパワーは各群のパワ
ーと同符号であるが、その理由は薄肉密着系における色
消し条件を回折面に適用することで理解される。以下
に、簡単に説明する。
【0026】一般に、ダブレットの色消し条件は以下の
ようになる。第1レンズの焦点距離をf1 、アッベ数を
ν1 とし、第2レンズの焦点距離をf2 、アッベ数をν
2 とすれば、薄肉密着系の合成焦点距離fを求める式、
及び、近軸色収差を補正する式は以下のようになる。
【0027】 1/f=1/f1 +1/f2 ・・・(e) 1/(f1 ×ν1 )+1/(f2 ×ν2 ) ・・・(f) 両式より各レンズの焦点距離は以下のようになる。
【0028】 f1 =(1−ν2 /ν1 )×f ・・・(g) f2 =(1−ν1 /ν2 )×f ・・・(h) 屈折系ではアッベ数が正値であるから、上記色消し条件
を満足するためには、正レンズと負レンズの組み合わせ
が必要となる。しかし、回折面はアッベ数が−3.45
であるから、(g)式と(h)式よりf1 とf2 は同符
号となる。例えば、アクリル樹脂の基材に回折面を形成
したとき、各成分が持つパワーの割合は、基材が94.
4%、回折面は5.6%となり、回折面は正パワーで大
変弱くなることが分る。したがって、回折面を利用すれ
ば、レンズ枚数を増やすことなく、さらにレンズの厚み
を増やすことなく、色収差の発生量を制御することが可
能となり、軽量化・低コスト化が可能となる。上記した
ように、本発明における回折面は正レンズ群においては
正パワーを有し、負レンズ群においては負パワーを有す
るものである。
【0029】また、色収差補正のレンズ構成としては、
図5(a)及び(b)に示すように、一方の群に回折面
Dを用い、もう一方の群は屈折系のダブレットにて構成
することも考えられる。図5(a)においては、コンバ
ーターレンズCLを正パワーのダブレットと回折面Dを
設けた負パワーの単レンズとから構成しており、図5
(b)においては、回折面Dを設けた正パワーの単レン
ズと負パワーのダブレットとから構成している。しか
し、この構成で回折面Dにパワーを持たせると、前述し
たように回折面の異常分散性のために、むしろ残存色収
差が大きくなってしまい好ましくない。
【0030】次に、回折面は下記条件式を満たすことが
望ましい。 0.2<|φDOE(1)/φDOE(2)|<1.6 ・・・(1) ただし、φDOE(1)及びφDOE(2)は、第1レンズ群及び第
2レンズ群の回折面において、最大レンズ径に対する計
算径の比率が同じ位置における回折面が有するパワーで
ある。
【0031】ここで、回折面をウルトラ・ハイ・インデ
ックス法で表したときのd線における屈折率をn、第1
面及び第2面の曲率半径をr1 、r2 とすると、回折面
のパワーφDOE を以下の式で定義する。 φDOE =(n−1)(1/r1 −1/r2 ) ・・・(i) また、光軸からの高さyにおける曲率半径rは以下の式
で定義する。
【0032】 r=y×[1+{df(y)/dy}2 ]/ {d2 f(y)/dy2 } ・・・(j) ただし、光軸からの高さyにおける面の形状をf(y)
とし、d/dyは一階微分、d2 /dy2 は2階微分で
ある。(j)式より、球面の場合、rは常に近軸曲率半
径と一致する。
【0033】上記(1)式は、正レンズ群と負レンズ群
に形成された2個の回折面において、最大レンズ径に対
する計算径の比率が同じ位置における回折面が有するパ
ワーに関する条件式であり、それらの差が小さいことを
示している。(1)式の範囲を越えて、正レンズ群と負
レンズ群に構成された回折面のパワーが異なると、回折
面の異常分散性の影響が大きくなり、良好な色収差補正
ができなくなる。
【0034】また、各回折面のパワーは下記条件式を満
たすことが望ましい。 0.005<φDOE /φ<0.3 ・・・(2) ただし、φDOE は回折面のパワー、φは回折面を有する
群のパワーである。
【0035】本発明の場合、回折面と群のパワーは同符
号であるため、(2)式の条件式は常に正値となる。
(2)式の下限の0.005を越えると、色収差が補正
不足であり、一方、(2)式の上限0.3を越えると、
色収差が補正過剰になる。
【0036】本発明においては、回折面の効果的な利用
によって色収差を良好に補正している。しかし、回折面
における非点収差の発生量が大きく、その結果、周辺像
面の特性を悪化させる原因となっている。回折面の影響
で悪化した像面特性を改善するために、非球面の利用が
有効である。非球面によって、特にメリジオナル像面の
補正が可能となる。このとき、各回折面において像面特
性の悪化が生じているため、少なくとも回折面と同数の
非球面を配置することが望ましい。非球面の具体例とし
ては、回折面自体が持っている非球面作用も利用でき
る。また、回折面基材表面を非球面とすることも可能で
ある。また、回折面と非球面を全く異なる面に設けても
よい。しかし、回折面で悪化した非点収差を非球面によ
りキャンセルする訳であるから、回折面と非球面はなる
べく接近した面であることが好ましい。
【0037】本発明のコンバーターレンズは、正レンズ
群と負レンズ群を有しており、2個の群共に1枚の回折
型光学素子にて構成されることが望ましい。
【0038】また、回折面を用いて色収差補正を効果的
に達成するためには、下記条件式を満たすことが望まし
い。 νd >50 ・・・(3) ただし、νd は回折型光学素子の基材のd線におけるア
ッベ数である。
【0039】後述する実施例1に見られるような正レン
ズと負レンズの組み合わせでは、一般的には、色消しの
ためにアッベ数の大きな正レンズとアッベ数の小さな負
レンズを選択することになる。しかし、本発明の場合
は、回折面を利用して各群を色消しすることが目的であ
り、このとき(3)式の範囲を越えてd線におけるアッ
ベ数が50以下の基材を用いると、(g)と(h)式か
ら分るように、回折面のパワーが強くなってしまう。こ
の影響は大きく、一方の群において(3)式を満たした
としても、(3)式を外れた群で発生する色収差が非常
に大きく、最早色収差の補正はできなくなってしまう。
特に、異常分散性にて生じた2次スペクトルは、いくら
屈折レンズを増やしても十分な補正はできない。したが
って、良好な性能を得るために(3)式の条件は重要で
ある。
【0040】(3)式を満たす材料は多くあるが、製造
コストを考慮すると、樹脂材料を用いることが好まし
い。超精密加工にてキノフォーム形状に形成された金型
さえ作成すれば、従来から行われている射出成形を利用
して安く大量に製造することができる。
【0041】プラスチックの中で(3)式を満たす材料
として、いわゆるアクリル系の材料を利用することがで
きる。アクリル系の樹脂はカメラ等のレンズにおいてご
く一般的に用いられているから、低コストで安定して生
産することができる。しかし、本発明のようにレンズ径
が大きく、さらに、正レンズと負レンズを組み合わせる
ような光学系においては、吸湿によってかなり複雑な変
化を生じてしまう。したがって、本発明のプラスチック
レンズとしては低吸湿な材料を用いることが望ましい。
また、現在実用化されている低吸湿なプラスチック材料
としては、ポリオレフィン系樹脂を用いることが好まし
い。
【0042】また、レンズ群が複数のレンズによって構
成される場合、回折面を用いた色収差補正を効果的に実
現するためには、下記条件式を満たすことが望ましい。 Ψd >50 ・・・(4) ここで、 1/Ψd =(1/φ)Σi (φi /νdi) ただし、φは回折面を有する群のパワー、φi はその群
を構成するレンズ及び回折型光学素子のパワー(回折面
のパワー除く。)、νdiはその群を構成するレンズ及び
回折型光学素子のd線のアッベ数である。
【0043】条件式(3)について説明したことと同様
に、レンズ群としての等価なアッべ数が大きくないと、
回折面のパワーが強くなって良好な色収差補正ができな
い。したがって、(4)式に示したように、回折面を除
いて、レンズ群を構成する各レンズのパワーとアッベ数
から計算される数値Ψd が(4)式を満たすことが望ま
しい。
【0044】この場合においても、回折型光学素子は樹
脂材料にて構成することが好ましい。特にポリオレフィ
ン系樹脂のような低吸湿な樹脂材料を用いれば、湿度変
化に対して安定した光学系を大量生産することができ
る。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回折面を用いたフ
ロントコンバーターレンズの実施例1〜7について説明
する。本発明によるレンズ系の回折面は、ウルトラ・ハ
イ・インデックス法を用いて設計しており、具体的に
は、回折面は厚みが0で波長がd線のときの屈折率が1
001の屈折型レンズとして表現されている。d線以外
の波長における屈折率は(d)式にて計算される。した
がって、後記する数値データにおいても、以下に示すよ
うな通常の非球面式にて記載する。すなわち、光軸方向
をZ軸、光軸と垂直な方向をY軸とすると、非球面は以
下の式にて表せられる。
【0046】 Z=CY2 /[1+√{1−(1+K)C2 2 }] +A4 4 +A6 6 +A8 8 +A1010+A1212・・・(k) ただし、Cは面頂における曲率(=1/r、rは曲率半
径)、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10、A12
それぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係
数である。
【0047】また、回折面と厚みが0で接する面は回折
型光学素子の基材表面である。そして、実際の製造にお
いては、回折面の非球面形状と基材表面の形状との差及
び屈折率から位相変化を求め、この位相変化を回折格子
のピッチに換算して基材表面上に回折面を形成する。し
たがって、以下の各実施例において、最終的にレンズと
しての作用を成すのは基材の面である。また、回折面と
示したウルトラ・ハイ・インデックス屈折型レンズによ
る非球面は実際は存在しない。しかし、各実施例に対応
するレンズ断面図中には、数値データ中に回折面として
記載された面番も基材の面に表記してある。
【0048】回折面の具体的な形状としては、例えば図
6に断面を示すようなものがある。図の(a)は、透明
部21と不透明部22が交互に配列され、不透明部22
の厚みはほぼ0であるが、振幅変調型と呼ばれる回折面
である。図の(b)は、屈折率の異なる高屈折率部23
と低屈折率部24を交互に配列して、屈折率差による位
相差にて回折作用を持たせたものである。図の(c)
は、矩形状の凹凸を交互に配列して厚みの差による位相
差にて回折作用を持たせたものである。これは2レベル
のバイナリー素子でもある。図の(d)は、表面を鋸歯
形状にしたものであり、キノフォームと呼ばれ、連続的
な厚みの差による位相差にて回折作用を持たせたもので
ある(図2)。図の(e)と(f)は、キノフォームを
4レベル及び8レベルで近似したバイナリー素子である
(図3)。このように回折面の形状にはいくつかの形式
があるが、本発明では、回折効率を高くして光量を有効
に利用したいため、図6(d)のキノフォームや図6
(e)や図6(f)等の4レベル以上のバイナリー素子
を用いることが望ましい。
【0049】本発明の実施例1〜7の数値データ及びそ
れを装着するマスターレンズの数値データは後記する
が、実施例1から実施例5までは、図7に示すマスター
レンズML1の被写体側に装着して焦点距離を変えるた
めのコンバーターレンズである。実施例1から実施例4
までは、マスターレンズML1に装着して焦点距離を長
くするためのテレコンバーターレンズであり、実施例5
のみは焦点距離を短くするワイドコンバーターレンズで
ある。図7(a)に広角端、同図(b)に中間焦点距
離、同図(c)に望遠端のレンズ断面図を示すマスター
レンズML1の焦点距離は、約29〜106mmのズー
ムレンズであるが、いわゆるライカ版用のレンズに換算
すると、約31〜123mmの焦点距離となる。ズーム
レンズタイプとしては、正・負・正・正の4群ズームタ
イプである。実施例1から実施例4までのテレコンバー
ターレンズは、上記マスターレンズML1の望遠端の位
置でその被写体側に装着され、変倍比は1.4倍であ
り、実施例5のワイドコンバーターレンズは、上記マス
ターレンズML1の広角端の位置でその被写体側に装着
され、変倍比は0.8倍である。
【0050】図7に示すマスターレンズML1のレンズ
構成は、被写体側より、第1群G1は、被写体側に凸の
負メニスカスレンズと正メニスカスレンズの接合レンズ
からなり、第2群G2は、平凹レンズと両凹レンズと両
凸レンズからなり、第3群G3は、開口絞りと両凸レン
ズと被写体側に凸の正メニスカスレンズと像面側に凸の
負メニスカスレンズからなり、第4群G4は、両凸レン
ズと被写体側に凸の負メニスカスレンズからなる。そし
て、第3群G3の両凸レンズの被写体側の面と、第4群
G4の負メニスカスレンズの被写体側の面に非球面を用
いている。広角端から望遠端への変倍は、4群G1〜G
4共被写体側に移動させながら、第1群G1と第2群G
2の間隔を広げ、第2群G2と第3群G3の間隔、及
び、第3群G3と第4群G4の間隔を狭めながら行う。
【0051】図8に、実施例1のコンバーターレンズC
LをマスターレンズML1の望遠端の位置でその被写体
側に装着した状態の断面図を示すように、この実施例の
コンバーターレンズCLは、被写体側より順に、両凸正
レンズと両凹負レンズの2群2枚にて構成されている。
各レンズはポリオレフィン系樹脂にて形成されており、
また、各レンズの被写体側面が回折面となっている。ポ
リオレフィン系樹脂は低吸湿な樹脂材料であるから、少
なくとも使用環境の湿度変化によるレンズ系の変化を略
なくすことができる。また、樹脂材料であるから大量生
産にも適している。各回折面の基材表面形状は球面であ
る。そのため、収差補正のための非球面作用は回折面自
体の非球面作用を利用している。
【0052】図示は省くが、実施例2のコンバーターレ
ンズCLも、実施例1と同様に、被写体側より順に、両
凸正レンズと両凹負レンズの2群2枚にて構成されてい
る。各レンズとも低吸湿のポリオレフィン系樹脂であ
る。各レンズの被写体側面が回折面であり、その基材表
面は何れも非球面となっており、また、各回折面も非球
面作用を有している。
【0053】図9に、実施例3のコンバーターレンズC
LをマスターレンズML1の望遠端の位置でその被写体
側に装着した状態の断面図を示すように、この実施例の
コンバーターレンズCLも、実施例1と同様に、被写体
側より順に、両凸正レンズと両凹負レンズの2群2枚に
て構成されているが、各レンズ共にごく一般的なアクリ
ル系樹脂である。低吸湿材科と比較して、吸湿による変
化の欠点はあるが、生産性が良く、低コストで製造でき
る。本実施例では、正レンズ及び負レンズ共に像側の面
が回折面であり、その基材表面は球面である。そこで、
回折面と反対側の面を非球面として収差補正を行ってい
る。各回折面も非球面作用を有しているが、より良い収
差補正のためには、回折面の非球面作用とは別に、屈折
作用による非球面を用いた方が好ましい。
【0054】図10に、実施例4のコンバーターレンズ
CLをマスターレンズML1の望遠端の位置でその被写
体側に装着した状態の断面図を示すように、この実施例
のコンバーターレンズCLは、被写体側より順に、被写
体側に凸の負メニスカスレンズと凸平正レンズからなる
正レンズ群、及び、両凹負レンズの3群3枚にて構成さ
れている。凸平正レンズの像側及び両凹負レンズの被写
体側の面を回折面として形成し、両凹負レンズの像側面
を非球面としている。各回折面も非球面作用を有してい
る。正レンズ群は、回折面の持つ非球面作用だけでは色
収差のバランスが十分ではないので、これを補うため正
レンズ群を2枚のレンズにて構成している。また、第1
レンズはガラスであり、第2レンズと第3レンズはアク
リル系樹脂である。
【0055】図11に、実施例5のコンバーターレンズ
CLをマスターレンズML1の広角端の位置でその被写
体側に装着した状態の断面図を示すように、この実施例
のコンバーターレンズCLは、被写体側より順に、被写
体側に凸の負メニスカスレンズと両凸レンズの2群2枚
にて構成されている。各レンズは低吸湿なポリオレフィ
ン系樹脂にて形成されており、また、各レンズの被写体
側面が回折面となっている。各回折面の基材表面形状は
球面であり、収差補正のための非球面作用は回折面自体
の非球面作用を利用している。
【0056】実施例6から実施例7までは、図12に示
すマスターレンズML2の被写体側に装着して焦点距離
を変えるためのコンバーターレンズである。実施例6は
マスターレンズML2に装着して焦点距離を長くするた
めのテレコンバーターレンズであり、実施例7は焦点距
離を短くするワイドコンバーターレンズである。図12
(a)に広角端、同図(b)に中間焦点距離、同図
(c)に望遠端のレンズ断面図を示すマスターレンズM
L2の焦点距離は、約29〜106mmである。ズーム
レンズタイプとしては、負レンズ先行の負・負・正・負
・正の5群ズームタイプである。実施例6のテレコンバ
ーターレンズは、上記マスターレンズML2の望遠端の
位置でその被写体側に装着され、変倍比は1.4倍であ
り、実施例7のワイドコンバーターレンズは、上記マス
ターレンズML2の広角端の位置でその被写体側に装着
され、変倍比は0.8倍である。
【0057】図12に示すマスターレンズML2のレン
ズ構成は、被写体側より、第1群G1は、被写体側に凸
の負メニスカスレンズと両凹レンズと被写体側に凸の正
メニスカスレンズからなり、第2群G2は、被写体側に
凸の負メニスカスレンズ1枚からなり、第3群G3は、
被写体側に凸の負メニスカスレンズと両凸レンズの接合
レンズと凸平レンズからなり、第4群G4は、開口絞り
と像面側に凸の正メニスカスレンズと両凹レンズの接合
レンズからなり、第5群G5は、両凸レンズと両凹レン
ズからなる。そして、第5群G5の両凸レンズの像面側
の面に非球面を用いている。広角端から望遠端への変倍
は、第1群G1、第2群G2共被写体側に凹の軌跡に沿
って移動し、望遠端では、第1群G1は広角端の位置よ
り像面側に、第2群G2は広角端の位置より被写体側に
位置する。第3群G3から第5群G5は被写体側に移動
しながら、第3群G1と第4群G4の間隔を広げ、第4
群G4と第5群G5の間隔を狭めながら変倍を行う。
【0058】図13に、実施例6のコンバーターレンズ
CLをマスターレンズML2の望遠端の位置でその被写
体側に装着した状態の断面図を示すように、この実施例
のコンバーターレンズCLは、被写体側より順に、両凸
正レンズと両凹負レンズの2群2枚にて構成されてい
る。各レンズはガラス材料にて形成されており、各レン
ズの被写体側面が回折面となっている。各回折面の基材
表面形状は球面であり、収差補正のための非球面作用は
回折面自体の非球面作用を利用している。
【0059】図14に、実施例7のコンバーターレンズ
CLをマスターレンズML2の広角端の位置でその被写
体側に装着した状態の断面図を示すように、この実施例
のコンバーターレンズCLは、被写体側より順に、2枚
の被写体側に凸の負メニスカスレンズからなる負レンズ
群と両凸正レンズからなる3群3枚にて構成されてい
る。第1負レンズはガラス材料であり、第2負レンズと
正レンズが低吸湿なポリオレフィン系樹脂にて形成され
ている。第2負レンズと正レンズの被写体側面が回折面
となっており、各回折面は非球面作用を有している。第
2負レンズと正レンズの像側面は非球面である。また、
回折面の基材表面形状は球面である。
【0060】上記何れの実施例も、良好な性能を達成し
ている。また、以上の実施例に限らず、電子撮像素子を
用いる光学系等へも適用できる。この場合は、元々撮影
レンズが小さいので、コンバーターレンズにしても非常
に携帯性の良い光学系が実現でき、応用例として好まし
い。
【0061】以下に、上記マスターレンズML1、ML
2、及び、実施例1〜7のコンバーターレンズCLの数
値データを示す。各データ中、fは焦点距離(コンバー
ターレンズCLにあっては、マスターレンズML1又は
ML2へ装着した状態での焦点距離)、FNOはFナンバ
ー、fB はバックフォーカス、2ωは画角(コンバータ
ーレンズCLにあっては、マスターレンズML1又はM
L2へ装着した状態での画角)、r1 、r2 …は各レン
ズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、
d1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2
はd線のアッベ数であり、また、非球面形状は前記
(k)式にて表される。
【0062】 マスターレンズML1 f = 25.10 〜 49.98 〜 99.90 FNO= 4.50 〜 5.10 〜 5.60 fB = 33.66 〜 46.66 〜 63.73 2ω= 69.15°〜 38.18°〜 19.85° r1 = 57.80900 d1 = 2.000 nd1 =1.84666 νd1 =23.78 r2 = 37.75400 d2 = 5.900 nd2 =1.72916 νd2 =54.68 r3 = 772.20100 d3 = (可変) r4 = ∞ d4 = 1.200 nd3 =1.77250 νd3 =49.60 r5 = 20.88600 d5 = 6.600 r6 = -62.16800 d6 = 1.200 nd4 =1.77250 νd4 =49.60 r7 = 28.92000 d7 = 0.200 r8 = 26.98400 d8 = 2.900 nd5 =1.84666 νd5 =23.78 r9 = -3780.74800 d9 = (可変) r10= ∞(絞り) d10= 1.000 r11= 35.13300 (非球面)d11= 2.200 nd6 =1.51633 νd6 =64.14 r12= -148.92300 d12= 0.200 r13= 18.46400 d13= 2.400 nd7 =1.48749 νd7 =70.23 r14= 125.95200 d14= 1.600 r15= -20.68600 d15= 1.200 nd8 =1.84666 νd8 =23.78 r16= -61.41600 d16= (可変) r17= 25.45700 d17= 3.100 nd9 =1.65844 νd9 =50.88 r18= -54.97200 d18= 5.400 r19= 127.57000 (非球面)d19= 1.200 nd10=1.77250 νd10=49.60 r20= 25.26400 非球面係数 第11面 K = 0 A4 = 2.91810×10-5 A6 = 1.38890×10-7 A8 = 3.19220×10-10 A10= 1.54360×10-12 第19面 K = 0 A4 =-7.74820×10-5 A6 =-3.27320×10-7 A8 = 2.53770×10-9 A10=-2.14300×10-11
【0063】 マスターレンズML2 f = 29.00 〜 55.50 〜106.11 FNO= 4.60 〜 5.20 〜 5.90 fB = 38.86 〜 58.08 〜 89.48 2ω= 73.36°〜 42.53°〜 23.01° r1 = 134.74200 d1 = 2.200 nd1 =1.74320 νd1 =49.34 r2 = 27.08200 d2 = 7.000 r3 = -435.77500 d3 = 1.900 nd2 =1.75700 νd2 =47.82 r4 = 48.32800 d4 = 0.150 r5 = 36.75000 d5 = 4.500 nd3 =1.84666 νd3 =23.78 r6 = 131.81700 d6 = (可変) r7 = 62.21600 d7 = 2.000 nd4 =1.48749 νd4 =70.23 r8 = 44.14600 d8 = (可変) r9 = 45.52900 d9 = 1.500 nd5 =1.84666 νd5 =23.78 r10= 21.55000 d10= 6.500 nd6 =1.71300 νd6 =53.87 r11= -97.30900 d11= 0.150 r12= 25.21300 d12= 4.850 nd7 =1.48749 νd7 =70.23 r13= ∞ d13= (可変) r14= ∞(絞り) d14= 1.000 r15= -95.67700 d15= 3.500 nd8 =1.80518 νd8 =25.42 r16= -17.36600 d16= 1.400 nd9 =1.76200 νd9 =40.10 r17= 39.84800 d17= (可変) r18= 88.51600 d18= 4.000 nd10=1.53996 νd10=59.45 r19= -39.40200 (非球面)d19= 0.150 r20= -97.54200 d20= 1.600 nd11=1.80518 νd11=25.42 r21= 215.60000 非球面係数 第19面 K = 0 A4 = 1.86700×10-5 A6 = 9.98130×10-9 A8 = 5.88780×10-10 A10=-3.50960×10-12 A12= 1.54810×10-16
【0064】 実施例1 f =138.80 FNO= 5.60 fB = 63.77 2ω= 13.61° r1 = 48.97222 (回折面)d1 = 0.000 nd1 =1001 νd1 =-3.45 r2 = 48.97447 d2 = 12.500 nd2 =1.52542 νd2 =55.78 r3 = -183.11500 d3 = 12.000 r4 = -75.10988 (回折面)d4 = 0.000 nd3 =1001 νd3 =-3.45 r5 = -75.11731 d5 = 2.500 nd4 =1.52542 νd4 =55.78 r6 = 46.29700 d6 = 5.000 r7 = (マスターレンズML1) 非球面係数 第1面 K = 0 A4 =-8.87656×10-11 A6 = 3.81353×10-13 A8 =-3.08442×10-16 A10= 2.00542×10-20 第4面 K = 0 A4 = 5.44182×10-10 A6 =-3.33951×10-12 A8 = 8.50127×10-15 A10=-6.55812×10-18
【0065】 実施例2 f =138.80 FNO= 5.60 fB = 63.77 2ω= 13.60° r1 = 45.93695 (回折面)d1 = 0.000 nd1 =1001 νd1 =-3.45 r2 = 45.93794 (非球面)d2 = 12.500 nd2 =1.52542 νd2 =55.78 r3 = -167.88300 d3 = 11.400 r4 = -69.67337 (回折面)d4 = 0.000 nd3 =1001 νd3 =-3.45 r5 = -69.67520 (非球面)d5 = 2.500 nd4 =1.52542 νd4 =55.78 r6 = 42.41400 d6 = 5.000 r7 = (マスターレンズML1) 非球面係数 第1面 K = 0 A4 =-7.68319×10-7 A6 = 1.29762×10-10 A8 =-6.75618×10-13 A10=-2.03618×10-16 第2面 K = 0 A4 =-7.68665×10-7 A6 = 1.29766×10-10 A8 =-6.75976×10-13 A10=-2.03376×10-16 第4面 K = 0 A4 = 3.21381×10-6 A6 =-6.06373×10-9 A8 = 2.24033×10-11 A10=-2.14149×10-14 第5面 K = 0 A4 = 3.21513×10-6 A6 =-6.06518×10-9 A8 = 2.24105×10-11 A10=-2.14232×10-14
【0066】 実施例3 f =139.17 FNO= 5.60 fB = 63.78 2ω= 13.57° r1 = 51.35300 (非球面)d1 = 12.500 nd1 =1.49241 νd1 =57.66 r2 = -121.21363 d2 = 0.000 nd2 =1001 νd2 =-3.45 r3 = -121.19629 (回折面)d3 = 13.000 r4 = -61.62500 (非球面)d4 = 2.500 nd3 =1.49241 νd3 =57.66 r5 = 46.97098 d5 = 0.000 nd4 =1001 νd4 =-3.45 r6 = 46.96780 (回折面)d6 = 5.000 r7 = (マスターレンズML1) 非球面係数 第1面 K = 0 A4 =-7.83793×10-7 A6 = 9.17195×10-11 A8 =-7.31972×10-13 A10=-1.76287×10-16 第3面 K = 0 A4 = 7.94643×10-11 A6 = 5.22479×10-14 A8 =-5.88702×10-17 A10=-3.67373×10-20 第4面 K = 0 A4 = 3.38623×10-6 A6 =-5.31456×10-9 A8 = 1.88300×10-11 A10=-1.56544×10-14 第6面 K = 0 A4 = 3.32817×10-10 A6 =-1.56849×10-12 A8 = 6.37440×10-15 A10=-2.11766×10-18
【0067】 実施例4 f =138.80 FNO= 5.60 fB = 63.73 2ω= 13.64° r1 = 46.21400 d1 = 3.000 nd1 =1.60342 νd1 =38.03 r2 = 35.05100 d2 = 1.000 r3 = 37.11600 d3 = 14.000 nd2 =1.49241 νd2 =57.66 r4 = ∞ d4 = 0.000 nd3 =1001 νd3 =-3.45 r5 =-950524.00000(回折面)d5 = 15.500 r6 = -991.22897 (回折面)d6 = 0.000 nd4 =1001 νd4 =-3.45 r7 = -992.57900 d7 = 2.500 nd5 =1.49241 νd5 =57.66 r8 = 40.17600 (非球面)d8 = 5.000 r9 = (マスターレンズML1) 非球面係数 第5面 K = 0 A4 =-5.72378×10-11 A6 = 4.40443×10-13 A8 =-8.92423×10-16 A10= 4.62250×10-19 第6面 K = 0 A4 =-1.42685×10-9 A6 = 1.02511×10-11 A8 =-3.00125×10-14 A10= 2.74082×10-17 第8面 K = 0 A4 =-3.20639×10-6 A6 = 2.18276×10-8 A8 =-6.39040×10-11 A10= 4.16156×10-14
【0068】 実施例5 f = 20.08 FNO= 5.60 fB = 33.68 2ω= 84.73° r1 = 133.65720 (回折面)d1 = 0.000 nd1 =1001 νd1 =-3.45 r2 = 133.63096 d2 = 2.800 nd2 =1.52542 νd2 =55.78 r3 = 38.13600 d3 = 21.000 r4 = 101.18667 (回折面)d4 = 0.000 nd3 =1001 νd3 =-3.45 r5 = 101.19986 d5 = 8.100 nd4 =1.52542 νd4 =55.78 r6 = -203.54400 d6 = 5.000 r7 = (マスターレンズML1) 第1面 K = 0 A4 = 2.94845×10-10 A6 =-2.17110×10-13 A8 = 0 A10= 0 第4面 K = 0 A4 =-3.61321×10-10 A6 = 9.12805×10-13 A8 = 0 A10= 0 。
【0069】 実施例6 f =148.91 FNO= 5.90 fB = 89.48 2ω= 15.96° r1 = 49.93954 (回折面)d1 = 0.000 nd1 =1001 νd1 =-3.45 r2 = 49.94160 d2 = 12.000 nd2 =1.51633 νd2 =64.14 r3 = -160.51100 d3 = 13.200 r4 = -69.59669 (回折面)d4 = 0.000 nd3 =1001 νd3 =-3.45 r5 = -69.60258 d5 = 2.500 nd4 =1.51633 νd4 =64.14 r6 = 46.97700 d6 = 5.000 r7 = (マスターレンズML2) 第1面 K = 0 A4 = 1.01360×10-10 A6 =-7.97915×10-14 A8 =-8.89760×10-17 A10= 0 第4面 K = 0 A4 =-8.17487×10-11 A6 =-1.61210×10-12 A8 = 1.00196×10-14 A10= 0 。
【0070】 実施例7 f = 23.19 FNO= 4.60 fB = 38.84 2ω= 89.07° r1 = 57.68300 d1 = 2.800 nd1 =1.51633 νd1 =64.14 r2 = 34.66500 d2 = 15.000 r3 = 114.88169 (回折面)d3 = 0.000 nd2 =1001 νd2 =-3.45 r4 = 114.86714 d4 = 2.800 nd3 =1.52542 νd3 =55.78 r5 = 37.36600 (非球面)d5 = 10.000 r6 = 43.36718 (回折面)d6 = 0.000 nd4 =1001 νd4 =-3.45 r7 = 43.36879 d7 = 13.000 nd5 =1.52542 νd5 =55.78 r8 = -675.71800 (非球面)d8 = 2.000 r9 = (マスターレンズML2) 非球面係数 第3面 K = 0 A4 = 1.88749×10-10 A6 =-2.00330×10-13 A8 = 0 A10= 0 第5面 K = 0 A4 =-1.64493×10-6 A6 =-1.08718×10-10 A8 = 0 A10= 0 第6面 K = 0 A4 =-3.02474×10-10 A6 = 7.24058×10-13 A8 = 0 A10= 0 第8面 K = 0 A4 =-1.78937×10-6 A6 =-1.57904×10-9 A8 = 0 A10= 0 。
【0071】なお、マスターレンズML1及び実施例1
〜7における12次の非球面係数の値は全てA12=0で
ある。上記実施例1のコンバーターレンズCLをマスタ
ーレンズML1の望遠端の位置でその被写体側に装着し
た状態の収差図を図15に示す。図中、SAは球面収
差、ASは非点収差、DTは歪曲収差、CCは倍率色収
差である。
【0072】以下に、上記実施例1〜7の条件式(1)
〜(4)に関する数値を示す。各表中、G1 FLはコ
ンバーターレンズの第1群の焦点距離、G2 FLはコ
ンバーターレンズの第2群の焦点距離、Ymax は最大レ
ンズ径、Y(比率)=計算径/Ymax である。
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】以上の本発明の回折面を用いたフロントコ
ンバーターレンズは、例えば次のように構成することが
できる。 〔1〕 主レンズの被写体側に装着して焦点距離を変換
するフロントコンバーターレンズにおいて、少なくとも
2個のレンズ群を有しており、その少なくとも2個の群
は各々回折面を有していることを特徴とする回折面を用
いたフロントコンバーターレンズ。
【0081】〔2〕 上記〔1〕において、少なくとも
2個の群は異符号のパワーを有することを特徴とする回
折面を用いたフロントコンバーターレンズ。
【0082】〔3〕 上記〔1〕において、各回折面の
パワーは群全体のパワーと同符号であることを特徴とす
る回折面を用いたフロントコンバーターレンズ。
【0083】〔4〕 上記〔3〕において、下記条件式
を満たすことを特徴とする回折面を用いたフロントコン
バーターレンズ。 0.2<|φDOE(1)/φDOE(2)|<1.6 ・・・(1) ただし、φDOE(1)及びφDOE(2)は、第1レンズ群及び第
2レンズ群の回折面において、最大レンズ径に対する計
算径の比率が同じ位置における回折面が有するパワーで
ある。
【0084】〔5〕 上記〔3〕において、下記条件式
を満たすことを特徴とする回折面を用いたフロントコン
バーターレンズ。 0.005<φDOE /φ<0.3 ・・・(2) ただし、φDOE は回折面のパワー、φは回折面を有する
群のパワーである。
【0085】〔6〕 上記〔1〕において、前記の各群
は非球面作用を有していることを特徴とする回折面を用
いたフロントコンバーターレンズ。
【0086】〔7〕 上記〔6〕において、非球面作用
を有する面は少なくとも回折面と同数であることを特徴
とする回折面を用いたフロントコンバーターレンズ。
【0087】〔8〕 上記〔7〕において、回折面は非
球面作用を有することを特徴とする回折面を用いたフロ
ントコンバーターレンズ。
【0088】
〔9〕 上記〔7〕において、回折面の基
材表面は非球面であることを特徴とする回折面を用いた
フロントコンバーターレンズ。
【0089】〔10〕 上記〔7〕において、回折面と
非球面は異なる面であることを特徴とする回折面を用い
たフロントコンバーターレンズ。
【0090】〔11〕 上記〔10〕において、回折面
と非球面は互いに隣接していることを特徴とする回折面
を用いたフロントコンバーターレンズ。
【0091】〔12〕 上記〔1〕から〔10〕の何れ
かにおいて、前記の各群は1枚の回折型光学素子にて構
成されていることを特徴とする回折面を用いたフロント
コンバーターレンズ。
【0092】〔13〕 上記〔12〕において、下記条
件式を満たすことを特徴とする回折面を用いたフロント
コンバーターレンズ。 νd >50 ・・・(3) ただし、νd は回折型光学素子の基材のd線におけるア
ッベ数である。
【0093】〔14〕 上記〔1〕から〔10〕の何れ
かにおいて、下記条件式を満足することを特徴とする回
折面を用いたフロントコンバーターレンズ。 Ψd >50 ・・・(4) ここで、 1/Ψd =(1/φ)Σi (φi /νdi) ただし、φは回折面を有する群のパワー、φi はその群
を構成するレンズ及び回折型光学素子のパワー(回折面
のパワー除く。)、νdiはその群を構成するレンズ及び
回折型光学素子のd線のアッベ数である。
【0094】〔15〕 上記〔13〕又は〔14〕にお
いて、回折型光学素子は樹脂材料からなることを特徴と
する回折面を用いたフロントコンバーターレンズ。
【0095】〔16〕 上記〔15〕において、回折型
光学素子はアクリル系樹脂からなることを特徴とする回
折面を用いたフロントコンバーターレンズ。
【0096】〔17〕 上記〔15〕において、回折型
光学素子は低吸湿の樹脂材科からなることを特徴とする
回折面を用いたフロントコンバーターレンズ。
【0097】〔18〕 上記〔17〕において、回折型
光学素子はポリオレフィン系樹脂からなることを特徴と
する回折面を用いたフロントコンバーターレンズ。
【0098】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回折面を用いたフロントコンバーターレンズによっ
て、性能良好で、安価かつ軽量なコンバーターレンズを
提供することができる。特に、樹脂材料を用いること
で、より安価で軽量なコンバーターレンズを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回折現象を説明するための図である。
【図2】キノフォームの断面形状を示す図である。
【図3】設計波長を500nmにしたとき波長と回折効
率の関係を示す図である。
【図4】屈折系と回折系の2次スペクトルの計算例を示
す図である。
【図5】一方の群に回折面を、他方の群に屈折系ダブレ
ットを用いる好ましくない構成例を示す図である。
【図6】本発明において用いる回折面の具体的な形状を
例示する断面図である。
【図7】本発明のフロントコンバーターレンズを装着す
る第1のマスターレンズの断面図である。
【図8】本発明の実施例1のフロントコンバーターレン
ズを第1のマスターレンズの望遠端の位置に装着した状
態の断面図である。
【図9】本発明の実施例3のフロントコンバーターレン
ズを第1のマスターレンズの望遠端の位置に装着した状
態の断面図である。
【図10】本発明の実施例4のフロントコンバーターレ
ンズを第1のマスターレンズの望遠端の位置に装着した
状態の断面図である。
【図11】本発明の実施例5のフロントコンバーターレ
ンズを第1のマスターレンズの広角端の位置に装着した
状態の断面図である。
【図12】本発明のフロントコンバーターレンズを装着
する第2のマスターレンズの断面図である。
【図13】本発明の実施例6のフロントコンバーターレ
ンズを第2のマスターレンズの望遠端の位置に装着した
状態の断面図である。
【図14】本発明の実施例7のフロントコンバーターレ
ンズを第2のマスターレンズの広角端の位置に装着した
状態の断面図である。
【図15】実施例1のコフロントンバーターレンズを第
1のマスターレンズに装着した状態の収差図である。
【符号の説明】
CL…コンバーターレンズ ML…マスターレンズ D …回折面 G1…マスターレンズの第1群 G2…マスターレンズの第2群 G3…マスターレンズの第3群 G4…マスターレンズの第4群 G5…マスターレンズの第5群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主レンズの被写体側に装着して焦点距離
    を変換するフロントコンバーターレンズにおいて、少な
    くとも2個のレンズ群を有しており、その少なくとも2
    個の群は各々回折面を有していることを特徴とする回折
    面を用いたフロントコンバーターレンズ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、各回折面のパワーは
    群全体のパワーと同符号であることを特徴とする回折面
    を用いたフロントコンバーターレンズ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記の各群は非球面
    作用を有していることを特徴とする回折面を用いたフロ
    ントコンバーターレンズ。
JP9285277A 1997-10-17 1997-10-17 回折面を用いたフロントコンバーターレンズ Withdrawn JPH11119096A (ja)

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