JP2019199701A - 浴室改装工法および排水継手 - Google Patents

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高弘 塚本
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Abstract

【課題】集合住宅で戸別の住宅を対象に既設の浴室をユニットバスに改装する場合に、床スラブに埋設された排水トラップをダイヤモンドカッターなどで撤去しなくても、スムーズな排水を実現可能な浴室改装工法を提供する。【解決手段】集合住宅の床スラブに埋設された排水トラップ23を有し、かつ、在来工法で施工された浴室10を、ユニットバス71に改装する浴室改装工法であって、既設の排水トラップ23のトラップ筒に排水継手51の一端側を挿入して接続する接続工程と、浴室10にユニットバス71の装備品を取り付ける装備品取付工程と、を含み、装備品取付工程は、ユニットバス71の装備品に含まれる新設の排水トラップ73と排水継手51の他端部とを配管80で接続する配管接続工程を含む。【選択図】図15

Description

本発明は、集合住宅の建物内で在来工法により施工された浴室をユニットバスに改装する際に適用して好適な浴室改装工法および排水継手に関する。
一つの建物の中に複数戸の住宅がある集合住宅のうち、特に築年数が長い集合住宅の浴室は、床や壁をタイル張りとした在来工法で施工されている場合が多い。在来工法で施工された浴室には、既設の排水トラップとして腕トラップが設けられている(たとえば、特許文献1を参照)。一方で、近年においては、冬場に浴室などでヒートショックを起こしやすいという事情から、ヒートショック対策として既設の浴室をユニットバスに改装したいという要望がある。
特開2006−194049号公報
しかしながら、ユニットバスには排水トラップが標準で装備されている。このため、既設の浴室に設けられた排水トラップを残したままで、既設の浴室にユニットバスを設置すると、1つの浴室に2つの排水トラップが存在することになる。そうすると、2つの排水トラップを順に経由して排水するときに、2つの排水トラップの間に空気の層が閉じ込められ、スムーズに排水できなくなる。したがって、既設の浴室にユニットバスを設置する場合は、既設の排水トラップを撤去する必要がある。
ただし、在来工法の浴室ではコンクリート製の床スラブに排水トラップを埋設しているため、排水トラップを撤去するにはダイヤモンドカッターなどを用いた大掛かりな工事が必要になる。また、ダイヤモンドカッターなどを用いた工事では、工事中に発生する振動や騒音が大きくなるため、近隣住人に多大な迷惑をかけるおそれがある。さらに、既設の排水トラップを撤去する場合は、床スラブの下を通して既設の排水トラップに接続されている配管(以下、「床下配管」ともいう。)を一緒に撤去する必要がある。このため、床スラブの下に、新たな床下配管を敷設し直す必要がある。また、集合住宅の場合は、上階の床スラブが下階の天井スラブを構成するため、床下配管を敷設し直すとなると、浴室改装工事の範囲が下階の住居部分にまでおよんでしまう。したがって、従来においては、集合住宅で戸別の住宅を対象に在来工法の浴室をユニットバスに改装することが非常に難しいという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、集合住宅で戸別の住宅を対象に既設の浴室をユニットバスに改装する場合に、床スラブに埋設された排水トラップをダイヤモンドカッターなどで撤去しなくても、スムーズな排水を実現することができる浴室改装工法および排水継手を提供することにある。
本発明は、集合住宅の床スラブに埋設された排水トラップを有する既設の浴室を、ユニットバスに改装する浴室改装工法であって、既設の前記排水トラップのトラップ筒に排水継手の一端側を挿入して接続する接続工程と、前記浴室に前記ユニットバスの装備品を取り付ける装備品取付工程と、を含み、前記装備品取付工程は、前記ユニットバスの装備品に含まれる新設の排水トラップと前記排水継手の他端部とを配管で接続する配管接続工程を含む。
本発明に係る浴室改装工法において、前記接続工程では、前記既設の前記排水トラップと前記排水継手にそれぞれ接着剤を塗布した後、前記排水トラップのトラップ筒に前記排水継手の一端側を挿入し、その後、前記トラップ筒の頂部と前記排水継手の外表面との間にモルタルを充填する。
また、本発明は、集合住宅の床スラブに埋設された排水トラップを有する既設の浴室を、ユニットバスに改装する際に用いられる排水継手であって、前記排水継手は、L字形に曲がった筒状に形成されるとともに、一端側と他端側が異なる径で形成されている。
本発明の排水継手は、ストレート管部と、ベンド管部と、拡径管部とを有し、前記ベンド管部は、前記排水継手の長さ方向において、前記ストレート管部と前記拡径管部とをつなぐように曲がっており、前記拡径管部の内周の底面は、前記排水継手の長さ方向において、同一平面状に高さを揃えて形成されている。
本発明によれば、集合住宅で戸別の住宅を対象に既設の浴室をユニットバスに改装する場合に、床スラブに埋設された排水トラップをダイヤモンドカッターなどで撤去しなくても、スムーズな排水を実現することができる。
在来工法で施工された浴室の構造を概略的に示す側断面図である。 図1の要部を拡大した図である。 清掃工程における水分除去作業の第1段階を説明する図である。 清掃工程における水分除去作業の第2段階を説明する図である。 清掃工程における錆取り作業でワイヤブラシにより錆を掻き落とす様子を示す図である。 清掃工程における錆取り作業でスクレーパーにより錆を掻き落とす様子を示す図である。 清掃工程における錆取り作業で掃除機のホースにより錆を吸い取る様子を示す図である。 本発明の実施形態に係る排水継手の構成を示す側面図である。 排水継手にビニルテープを巻いてバルブソケットを装着した状態を示す図である。 既設の排水トラップに接着剤を塗布した状態を示す側断面図である。 排水継手に接着剤を塗布した状態を示す側面図である。 既設の排水トラップに排水継手を挿入した状態を示す側断面図である。 在来工法の浴室にユニットバスを設置するにあたって予め決められる配管ルートの設定例を示す平面概略図である。 ユニットバスの設置例を概略的に示す側断面図である。 ユニットバスの排水トラップと排水継手との間を配管ルートに沿って配管により接続した例を示す平面概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明は、分譲マンションや賃貸マンションなどの集合住宅の建物内にある住宅を対象に、在来工法等で施工された浴室(以下、「既設の浴室」ともいう。)をユニットバスに改装する際に適用される浴室改装工法に係るものである。
まず、在来工法で施工された浴室の構成について説明する。
図1は、在来工法で施工された浴室の構造を概略的に示す側断面図である。
図示した浴室10は、壁11と床12で囲まれた空間となっている。浴室10には浴槽13が設置され、浴槽13の隣が洗い場14になっている。床12は、コンクリート製の床スラブ21と、床スラブ21の上に積層されたシンダーコンクリート層22とによって形成されている。床スラブ21には排水トラップ23が埋設されている。排水トラップ23は、図2に示すように、トラップ本体24と、トラップ本体24に被せられる腕25と、を備えている。トラップ本体24には、トラップ筒26と、鍔部27とが一体に形成されている。また、トラップ本体24には床下配管32が接続されている。腕25は、釣鐘状に形成されている。
トラップ本体24の上部には、調整用短筒31が取り付けられている。調整用短筒31は、シンダーコンクリート層22に埋設されている。調整用短筒31の上側開口部には、目皿33が着脱可能に取り付けられている。目皿33は、浴室10の床12とほぼ同じ高さに取り付けられている。
次に、上記構成からなる在来工法の浴室10にユニットバスを設置するための浴室改装工法について説明する。なお、本実施形態においては、既設の浴室10をユニットバスに改装する際に必要となる工程のうち、本発明に関連する工程のみを抽出して説明する。
(撤去工程)
まず、既設の浴室10から浴槽13を撤去するとともに、浴槽13以外にも、ユニットバスの設置の妨げとなる付属品や構造物を撤去する。撤去する付属品には、既設の給水栓やシャワー設備などのほか、目皿33や腕25が含まれる。トラップ本体24と調整用短筒31は、浴室10にユニットバスを設置する際に再利用可能な付属品として残される。また、トラップ本体24に接続されている床下配管32もそのまま残される。
(清掃工程)
次に、既設の排水トラップ(以下、「既設トラップ」ともいう。)23を清掃する。浴室10の床12には、目皿33と腕25の撤去によって調整用短筒31とトラップ本体24が露出している。このため、排水トラップ23の清掃は、トラップ本体24を対象に行う。排水トラップ23の清掃作業には、以下の述べる水分除去作業と錆取り作業が含まれる。
水分除去作業では、図3に示すように、トラップ本体24の底部に残っている水分35をウエスやスポンジなどの吸水性部材36で吸い取って除去する。次に、図4に示すように、ドライヤー37などを利用してトラップ本体24の内部を乾燥させる。これにより、トラップ本体24内の水分を取り除く。
錆取り作業では、たとえば、図5に示すようにトラップ本体24の内部にワイヤブラシ38を差し込んだり、図6に示すようにトラップ本体24の内部にスクレーパー39を差し込んだりして、トラップ本体24の錆40を掻き落とす。次に、図7に示すように掃除機のホース41をトラップ本体24の内部に差し込むことにより、先に掻き落とした錆40をホース41で吸い取る。このとき、錆以外のゴミがあれば、これを錆40と一緒にホース41で吸い取る。
(接続工程)
その後、図8に示すような排水継手51を用意し、既設トラップ23のトラップ筒26に排水継手51の一端側を挿入して接続する。排水継手51は、好ましくはステンレス製の継手であって、全体的にL字形に曲がった筒状に形成されている。排水継手51の一端側と他端側は異なる径で形成されている。排水継手51は、ストレート管部52と、ベンド管部53と、拡径管部54と、を一体に有している。ベンド管部53は、排水継手51の長さ方向(中心軸方向)において、ストレート管部52と拡径管部54とを一体につなぐように90°に曲がっている。
ストレート管部52は、排水継手51の一端側を構成している。ストレート管部52は、既設トラップ23のトラップ筒26に挿入可能となるよう、トラップ筒26の内径よりも小さい外径で筒状に形成されている。また、排水継手51の長さ方向において、ストレート管部52からベンド管部53までは一定の径(内径および外径)で形成されている。これに対し、拡径管部54は、拡径部54aを一体に有している。拡径部54aの内径および外径は、ベンド管部53から遠ざかるに従って徐々に大きくなっている。拡径管部54の内周の底面は、排水継手51の長さ方向において、同一平面状に高さを揃えて形成されている。これにより、ストレート管部52を鉛直、拡径管部54を水平にして排水継手51を取り付けたときに、拡径管部54で排水溜まりを生じさせることなく、拡径管部54からベンド管部53を介してストレート管部52へとスムーズに排水することができる。拡径管部54の端部は円形に開口しており、この開口部分の内側に雌ネジ(不図示)が形成され、開口部分の外側に六角部57が形成されている。
上記構成の排水継手51を用意したら、必要に応じて、排水継手51のストレート管部52を適度な長さに切断する。ストレート管部52を切断する場合は、トラップ本体24のトラップ筒26に対するストレート管部52の挿入長が100mm以上確保される長さに調整するとよい。次に、図9に示すように、排水継手51のストレート管部52の上下2箇所にビニルテープ58a,58bを巻くとともに、拡径部54aの開口部分にバルブソケット59を接合する。ビニルテープ58aはストレート管部52の下端部近傍に巻き、そこから上方に所定の距離を隔てた位置にビニルテープ58bを巻く。ビニルテープ58a、58bの巻位置は、排水継手51のストレート管部52のベンド管部53側を上側、ストレート管部52の開口部側を下側とし、ストレート管部52をトラップ筒26に挿入したときに、トラップ筒26の上端部の近傍にビニルテープ58bの下縁が位置し、ビニルテープ58bの下縁から約100mmの位置にビニルテープ58aの上縁が配置される位置とする。また、ビニルテープ58a,58bの巻き数は、排水継手51のストレート管部52をトラップ筒26に挿入したときに、ビニルテープ58a,58bの表面に軽い擦過傷がつく程度とする。排水継手51にバルブソケット59を接続する場合は、拡径部54aの雌ネジにバルブソケット59の雄ネジを螺合させる。
次に、トラップ筒26に排水継手51のストレート管部52を挿入する前に、図10に示すように、既設トラップ23のトラップ本体24内に接着剤61と防錆剤62を塗る。接着剤61は、トラップ筒26の内面に塗り、防錆剤62は、トラップ筒26の外面とこれを囲むトラップ本体24の内面に塗る。また、図11に示すように、排水継手51のストレート管部52の外面には、接着剤61よりも高粘度の接着剤63を塗る。接着剤61と接着剤63は、トラップ本体24と排水継手51を接着により固定し、かつ、接着部分をコーキングするためのものである。接着剤63に関しては、上側のビニルテープ58bからベンド管部53の下端部付近まではストレート管部52の外面が隠れる程度に塗り、下側のビニルテープ58aと上側のビニルテープ58bの間には厚く盛るように塗る。このとき、ビニルテープ58a,58bは、接着剤63の垂れを抑制する効果を発揮する。これにより、トラップ本体24の下にねじ接続されている床下配管32(図1参照)の上端部付近を接着剤63で確実に保護することができる。
トラップ筒26と排水継手51にそれぞれ接着剤61,63を塗り終えたら、図12に示すように、排水継手51のストレート管部52を既設トラップ23のトラップ筒26に挿入する。このとき、ストレート管部52の管芯がトラップ筒26の芯に一致し、かつ、ストレート管部52が鉛直となるように排水継手51を配置する。また、ユニットバスに付属する排水トラップ(後述)と排水継手51とをつなぐための配管ルートを予め決めておき、この配管ルートに合わせて排水継手51の向きを調整する。トラップ筒26にストレート管部52を挿入して接着剤61,63により固定した後は、トラップ筒26と排水継手51の間に隙間ができないよう、調整用短筒31の内側でトラップ筒26の頂部と排水継手51の外表面との間にモルタル64を充填しておく。これにより、下水臭などの這い上がりを抑制することができる。
図13は、既設の浴室にユニットバスを設置するにあたって予め決められる配管ルートの設定例を示す平面概略図である。
図13においては、ユニットバス71の浴槽72に隣接する位置に、新設の排水トラップとなる、樹脂製の排水トラップ73が配置されている。浴槽72の底には排水口74が設けられている。排水口74は排水トラップ73につながっている。排水トラップ73には排水管75が接続されている。排水管75は、排水トラップ73から水平方向に突出して配置されている。排水トラップ73には、浴槽72の排水口74から排水される水と、洗い場76で使用された水が、それぞれ流れ込むようになっている。
一方、既設トラップ23は、ユニットバス71の排水トラップ73と異なる位置に配置されている。既設トラップ23には排水継手51が接続されている。配管ルート77は、排水トラップ73の排水管75と排水継手51の拡径管部54とを接続するように設定され、この配管ルート77にあわせて排水継手51の向きが調整されている。なお、配管ルート77は、図14に示すように、ユニットバス71のベースに設けられた支持脚78によってユニットバス71の床79を既設の床12よりも高く配置する場合に、排水継手51につながる配管(不図示)が支持脚78に干渉しないように設定される。また、支持脚78の長さは、ユニットバス71の床79がほぼ水平となるよう、既設の床12の段差等に合わせて適宜調整される。
(装備品取付工程)
その後、浴室10にユニットバス71の装備品を取り付ける。ユニットバス71の装備品には、上述した支持脚付きのベース、浴槽72、排水トラップ73の他、床パネル、壁パネル、天井パネル、扉、給水栓、シャワー設備などが含まれる。また、装備品取付工程には、ユニットバス71の装備品に含まれる新設の排水トラップ73と排水継手51の他端部とを配管で接続する配管接続工程が含まれる。
図15は、ユニットバス71の排水トラップ73と排水継手51との間を、上述した配管ルートR(図13参照)に沿って配管により接続した例を示す平面概略図である。
図15においては、ユニットバス71に付属する排水トラップ73と、既設トラップ23に接続された排水継手51とが、配管80によって接続されている。本実施形態では、一例として、配管80が、複数のVP管(硬質ポリ塩化ビニル管)と複数のDV継手(排水用硬質ポリ塩化ビニル管継手)を用いて構成されている。具体的には、排水トラップ73から排水継手51に向かって、VP管81、DV継手82、VP管83、DV継手84、VP管85、DV継手86、VP管87の順に配置されている。
VP管81の一端は排水トラップ73の排水管75に接続され、同他端はDV継手82に接続されている。DV継手82は90°の角度で曲がっている。VP管83の一端はDV継手82に接続され、同他端はDV継手84に接続されている。DV継手84は90°の角度で曲がっている。VP管85の一端はDV継手84に接続され、同他端はDV継手86に接続されている。DV継手86は45°の角度で曲がっている。VP管87の一端はDV継手86に接続され、同他端はバルブソケット59に接続されている。バルブソケット59は、上述した接続工程で排水継手51の拡径管部54に接合されたもので、このバルブソケット59を介してVP管87が排水継手51に接続されている。
このように排水トラップ73と排水継手51を配管80で接続することにより、ユニットバス71の浴槽72の排水口74や洗い場76から排水トラップ73に流れ込む水は、排水管75から排水される。排水管75から排水された水は配管80と排水継手51を順に通して既設トラップ23に流れ込む。このとき、既設トラップ23では、トラップ本体24のトラップ筒26に排水継手51のストレート管部52が挿入され、これによって既設トラップ23のトラップ機能が無効化されている。このため、既設トラップ23に流れ込んだ水は、既設トラップ23に接続されている床下配管32に向かってスムーズに流れ落ちる。
<実施形態の効果>
本発明の実施形態においては、既設の浴室10をユニットバス71に改装する場合に、既設トラップ23のトラップ筒26に排水継手51のストレート管部52を挿入して接続することにより、既設トラップ23を排水用配管の一部として再利用することができる。このため、床スラブ21に埋設された既設トラップ23をダイヤモンドカッターなどで撤去しなくても、既設トラップ23のトラップ機能をなくしてスムーズな排水を実現することができる。また、床スラブ21の下を通して既設トラップ23に接続されている床下配管32をそのまま活用できるため、床下に新たな配管を敷設し直す必要がない。このため、浴室改装工事の範囲を1戸の住居内におさめることができる。その結果、ヒートショック対策などを目的に集合住宅の各戸で既設の浴室10をユニットバス71に改装したいという要望に幅広く応えることが可能となる。
また、本発明の実施形態においては、排水継手51の一端側と他端側が異なる径で形成されているため、既設トラップ23のトラップ筒26に適合する径と、新設の配管80に適合する径とが異なる場合でも、両者の間を排水継手51でつなぐことができる。
10 浴室、21 床スラブ、23 排水トラップ(既設トラップ)、26 トラップ筒、51 排水継手、52 ストレート管部、53 ベンド管部、54 拡径管部、61,63 接着剤、64 モルタル、71 ユニットバス、73 排水トラップ、80 配管。

Claims (4)

  1. 集合住宅の床スラブに埋設された排水トラップを有する既設の浴室を、ユニットバスに改装する浴室改装工法であって、
    既設の前記排水トラップのトラップ筒に排水継手の一端側を挿入して接続する接続工程と、
    前記浴室に前記ユニットバスの装備品を取り付ける装備品取付工程と、
    を含み、
    前記装備品取付工程は、前記ユニットバスの装備品に含まれる新設の排水トラップと前記排水継手の他端部とを配管で接続する配管接続工程を含む
    浴室改装工法。
  2. 前記接続工程では、前記既設の前記排水トラップと前記排水継手にそれぞれ接着剤を塗布した後、前記排水トラップのトラップ筒に前記排水継手の一端側を挿入し、その後、前記トラップ筒の頂部と前記排水継手の外表面との間にモルタルを充填する
    請求項1に記載の浴室改装工法。
  3. 集合住宅の床スラブに埋設された排水トラップを有する既設の浴室を、ユニットバスに改装する際に用いられる排水継手であって、
    前記排水継手は、L字形に曲がった筒状に形成されるとともに、一端側と他端側が異なる径で形成されている
    排水継手。
  4. 前記排水継手は、ストレート管部と、ベンド管部と、拡径管部とを有し、
    前記ベンド管部は、前記排水継手の長さ方向において、前記ストレート管部と前記拡径管部とをつなぐように曲がっており、
    前記拡径管部の内周の底面は、前記排水継手の長さ方向において、同一平面状に高さを揃えて形成されている
    請求項3に記載の排水継手。
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