JP3215054U - 床排水トラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】点検時において、排水管を接続するための接着剤の塗布状況の視認を可能とする一方、点検を行なわない通常時においては美感を維持し得る床排水トラップを提供する。【解決手段】床排水トラップの床固定部材40は、透明な材料から形成され、床板110に取り付けられる本体部41と、排水管90bが第1接着剤91によって取り付けられる接続部42とを備える。カバー部材50は、非透明な材料から形成され、床固定部材の本体部に取り付けられる。床排水トラップは、床固定部材の本体部のうちカバー部材によって覆われていない領域41aに、非透明な材料から形成された目隠しシート60が配置されている。【選択図】図3

Description

本考案は、床面等に取り付けて使用する床排水トラップに関する。
電気洗濯機等からの排水を床下に排出する場合、床排水トラップが使用される。床排水トラップは、単に洗濯機等からの排水を流すだけでなく、排水の一部を貯留し、これにより臭気の逆流を阻止する機能を備えている。床排水トラップは、床板に形成された下穴を塞ぐように取り付けられる。床下に配設される排水管は、床排水トラップの下面側に設けた接続部に接着剤によって接続されている。
床排水トラップを床板に取り付けた後に、排水管を接続するための接着剤が適切に塗布されているか否かを点検したいという要請がある。
しかしながら、床排水トラップは非透明な合成樹脂脂材料から形成されているため、床排水トラップを取り付けた後に接着剤の塗布状況を視認することはできないのが実情である。その一方、床排水トラップを通常使用しているときや、清掃等のメンテナンスを行なっているときに、不要な部位(例えば、床板の下穴など)を視認できないようにすることは、美感を維持する観点から重要である。
そこで、本考案の目的は、点検時において、排水管を接続するための接着剤の塗布状況の視認を可能とする一方、通常使用時やメンテナンス時においては美感を維持し得る床排水トラップを提供することにある。
上記目的を達成するための本考案の床排水トラップは、排水ホースが接続されるホースジョイントと、前記ホースジョイントを床板に固定する床固定部材と、前記ホースジョイントを前記床固定部材に押し付けるカバー部材と、封水筒とを有する。前記床固定部材は、透明な材料から形成され、前記床板に取り付けられる本体部と、排水管が第1接着剤によって取り付けられる接続部とを備えている。前記カバー部材は、非透明な材料から形成され、前記床固定部材の前記本体部に取り付けられる。床排水トラップはさらに、前記床固定部材の前記本体部のうち前記カバー部材によって覆われていない領域に、非透明な材料から形成された目隠しシートを配置している。
本考案の床排水トラップによれば、カバー部材、ホースジョイントおよび封水筒を床固定部材から取り外した状態においては、透明な床固定部材の接続部を通して接着剤の塗布状況の視認が可能となり、排水管を接続するための接着剤が適切に塗布されているか否かを点検することができる。一方、通常使用時やメンテナンス時においては、非透明な目隠しシートによって透明な床固定部材を通しての視認が不能となり、床板の下穴などを視認できない。したがって、本考案によれば、点検時において、排水管を接続するための接着剤の塗布状況の視認を可能とする一方、通常使用時やメンテナンス時においては美感を維持し得る床排水トラップを提供できる。
本考案の一実施形態に係る床排水トラップを示す分解斜視図である。 床排水トラップを組み立てた状態を示す斜視図である。 床排水トラップを示す断面図である。 ブッシュを使用して排水管を床固定部材の接続部に取り付けた状態を示す断面図である。 ブッシュを使用せずに排水管を床固定部材の接続部に取り付けた状態を示す断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本考案の実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
図1は、本考案の一実施形態に係る床排水トラップ100を示す分解斜視図、図2および図3は、床排水トラップ100を組み立てた状態を示す斜視図および断面図である。図4は、ブッシュ70を使用して排水管90bを床固定部材40の接続部42に取り付けた状態を示す断面図、図5は、ブッシュ70を使用せずに排水管90aを床固定部材40の接続部42に取り付けた状態を示す断面図である。
床排水トラップ100は、概説すると、排水ホース(図示せず)が接続されるホースジョイント10と、ホースジョイント10を床板110に固定する床固定部材40と、ホースジョイント10を床固定部材40に押し付けるカバー部材50と、封水筒80とを有する。床固定部材40は、透明な材料から形成され、床板110に取り付けられる本体部41と、排水管90a、90bが第1接着剤91によって取り付けられる接続部42とを備えている。カバー部材50は、非透明な材料から形成され、床固定部材40の本体部41に取り付けられる。床排水トラップ100はさらに、床固定部材40の本体部41のうちカバー部材50によって覆われていない領域に、非透明な材料から形成された目隠しシート60を配置されている。なお、本実施形態の床固定部材40は、ブッシュ70の有無によって、内径が異なる2種類の排水管90a、90bを取り付けることができる。図1〜図4には、ブッシュ70を使用して排水管90bを床固定部材40の接続部42に取り付けた状態を示している。図5には、ブッシュ70を使用せずに排水管90aを床固定部材40の接続部42に取り付けた状態を示している。以下、図1〜図4を参照して、ブッシュ70を使用して排水管90bを取り付ける状態を例に挙げて、床排水トラップ100を詳述する。
ホースジョイント10は、エルボ形状を有し、水平部の端部に洗濯機の排水ホース(図示せず)が接続される。ホースジョイント10の下方に垂直円筒部11が延在し、その外周にフランジ12が設けられる。ホースジョイント10は、好ましくはエラストマー製であり、一体成形される。エラストマーとしては、軟質ゴム、軟質合成樹脂などが使用可能である。
ホースジョイント10は、リング20および環状シール30によって床固定部材40に対して水密に取り付けられる。
リング20は、2個の部材21、22から構成されている。リング20は、2個の部材21、22が係合した状態でホースジョイント10の垂直円筒部11を囲繞し、フランジ12の上面に配置される。符号「23」は、リング20の部材21における上段部の上面を示している。
環状シール30は、好ましくは、シリコンゴム製である。環状シール30の形状は、平ワッシャー状、断面凸状の平ワッシャー状であってよく、O−リングであってもよい。
床固定部材40は、床板110に取り付けられる本体部41と、排水管90bが第1接着剤91によって取り付けられる接続部42とを備えている。本体部41は、角部にRが付された略矩形の平面形状を有する。本体部41の上に、カバー部材50を取り付けることが可能である。接続部42は、本体部41の下面から下方に向けて伸びている。接続部42は、中空の円筒形状を有する。接続部42における内周面の下端に、環状段部43が形成されている(図3を参照)。床固定部材40は、取付孔44により、ビス(図示せず)などで床板110に取り付けられる。
本体部41の対向する2辺の端部は、ガイドレール45を構成している。本体部41の上面には段差が形成されている。上段部の上面41aと下段部の上面41bとは異なる高さに構成されている。下段部の上面41bは平面であり、その上をカバー部材50がスライド移動する。上段部の形状および厚みは、カバー部材50の取付時において、その厚みおよび形状に対応するように形成されている。
床固定部材40は、透明な材料、例えば透明な合成樹脂脂材料から形成されている。ここに「透明な材料」は、排水管90bを取り付ける第1接着剤91の塗布状況を視認することができる材料である限りにおいて、着色されていてもよい。
カバー部材50は、略矩形の平面形状を有する。カバー部材50は、対向する2辺にコの字形状の係合部51が設けられる。カバー部材50の係合部51は、床固定部材40のガイドレール45と係合する。カバー部材50は、ガイドレール45に沿ってスライドし、床固定部材40の本体部41に取り付けられる。カバー部材50を取り付けるときには、たとえば、後端部52を指などで押圧し、スライドさせる。カバー部材50を取り外すときには、たとえば、爪部53を指などで押圧し、スライドさせる。符号「54」は、カバー部材50の縁取りを示している。カバー部材50の縁取り54は、リング20の部材22に対応する同心円状に形成されている。カバー部材50をガイドレール45に沿ってスライドさせると、カバー部材50がリング20上に乗り上げるように構成されている。
カバー部材50は、非透明な材料、例えば非透明な合成樹脂脂材料から形成されている。ここに「非透明な材料」は、カバー部材50を本体部41に取り付けた後に、透明な床固定部材40を通しての視認を不能とするように所望の色に着色されていればよい。カバー部材50は、全体が非透明な材料から形成されている必要はない。例えば、カバー部材50は、透明な材料から形成したカバー本体の表面に、非透明な塗料を塗布することによって形成することができる。この場合にあっても、カバー部材50は、透明な床固定部材40を通しての視認を不能とすることができる。
目隠しシート60は、床固定部材40の本体部41と同じ大きさを有し、略矩形の平面形状を有する。目隠しシート60は、床固定部材40の接続部42が挿通される中心孔61と、本体部41の取付孔44に連通する貫通孔62とが形成されている。目隠しシート60は、比較的剛性を有する板材のほか、可撓性を有するフィルムから形成することができる。
目隠しシート60は、非透明な材料、例えば非透明な合成樹脂脂材料から形成されている。ここに「非透明な材料」は、カバー部材50を本体部41に取り付けた後に、透明な床固定部材40を通しての視認を不能とするように所望の色に着色されていればよい。目隠しシート60は、全体が非透明な材料から形成されている必要はない。例えば、目隠しシート60は、透明な材料から形成したシート本体の表面に、非透明な塗料を塗布することによって形成することができる。この場合にあっても、目隠しシート60は、透明な床固定部材40を通しての視認を不能とすることができる。
本実施形態の床排水トラップ100にあっては、カバー部材50は、床固定部材40の本体部41のうち下段部の上面41bを覆う。床固定部材40の本体部41における上段部の上面41aは、カバー部材50によって覆われていない領域となる。目隠しシート60を配置する領域は、少なくとも、「床固定部材40の本体部41のうちカバー部材50によって覆われていない領域」であればよい。ただし、本実施形態では目隠しシート60の床固定部材40への組付け性を考慮して、目隠しシート60は、中心孔61を備え本体部41と同じ大きさを有するシート材としている。
目隠しシート60は、床固定部材40の本体部41の下面側に配置されている。目隠しシート60は、床固定部材40の本体部41と床板110との間に挟み込んで取り付けることができる。床固定部材40の上面41aに接着剤や粘着剤を用いて貼り付ける場合に比べて、目隠しシート60の取り付け性が向上する。
本実施形態の床固定部材40は、内径が異なる2種類の排水管90a、90bを取り付けることができる(図4および図5を参照)。排水管90a、90bは一般に硬質ポリ塩化ビニル管からなる。図5に示すように、床固定部材40の接続部42には、直接、排水管90aとしてのVP管(塩ビ厚肉管)を第1接着剤91によって取り付けることができる。図4に示すように、床固定部材40は、排水管90a(VP管)とは内径が異なる他の排水管90b(VU管(塩ビ薄肉管))が第1接着剤91によって取り付けられるブッシュ70を含んでいる。ブッシュ70は、第2接着剤92によって接続部42に取り付けられる。他の排水管90bは、第2接着剤92によってブッシュ70が一体化された接続部42に、第1接着剤91によって取り付けられることとなる。
ブッシュ70も、透明な材料、例えば透明な合成樹脂脂材料から形成されている。ブッシュ70は、床固定部材40の構成材料と同じ透明な材料から構成することができる。ここに「透明な材料」は、排水管90bを取り付ける第1接着剤91の塗布状況を視認することができる材料である限りにおいて、着色されていてもよい。
なお、排水管90a(VP管)、他の排水管90b(VU管)を取り付ける第1接着剤91およびブッシュ70を取り付ける第2接着剤92は、特に限定されるものではなく、床固定部材40、ブッシュ70および排水管90a、90bの構成材料によって適宜選択される。
第1接着剤91は、着色することが好ましい。例えば、青色に着色されている。第1接着剤91の塗布状況を視認し易くするためである。第1接着剤91は、透明でも、非透明でもいずれでもよい。
第2接着剤92は、第1接着剤91の色とは異なる色に着色することが好ましい。例えば、緑色に着色されている。第1接着剤91の塗布状況とは別個に、第2接着剤92の塗布状況を視認し易くするためである。第2接着剤92は、透明でも、非透明でもいずれでもよい。
封水筒80は、スロート81と、カップ82とから構成されている。図3に示されるように、カップ82は、開口部83の上部に段差部84が形成され、スロート81は、カップ82の段差部84に嵌まり合う段差部85が形成されている。カップ82の内部にスロート81を嵌め合わせた封水筒80は、床固定部材40の環状段部43によって保持される。封水筒80は、床固定部材40の接続部42の内周面に接した状態において360度回転可能である。ホースジョイント10から流入した排水は、スロート81の内部を流下した後、スロート81とカップ82との間に形成されるスペース内を上方に流れ、カップ82の開口部83から流出する。
本実施形態の作用を説明する。まず、床排水トラップ100の施工について簡単に説明する。
目隠しシート60を、床固定部材40の本体部41の下面側に配置する。床固定部材40の接続部42は、目隠しシート60の中心孔61に挿通される。ブッシュ70を、第2接着剤92によって床固定部材40の接続部42の外周に取り付ける。排水管90b(VU管)を、第1接着剤91によってブッシュ70に取り付ける。床固定部材40を、ビスなどによって床板110に取り付ける。封水筒80を、床固定部材40の接続部42の内部に収容し、環状段部43によって保持する。環状シール30を接続部42の内部に収容し、封水筒80の上部に配置する。リング20をホースジョイント10のフランジ12の上面に配置し、接続部42の内部に収容する。
カバー部材50をガイドレール45に沿ってスライドさせると、カバー部材50がリング20上に乗り上げることによって締付力が発生する。この締付力が、リング20を介してフランジ12に伝達される。フランジ12の下面が環状シール30を押圧し、フランジ12の下面と床固定部材40の環状段部43との間が環状シール30によって水密となる。
次に、第1接着剤91および第2接着剤92が適切に塗布されているか否かを点検するときの作用を説明する。
図4に示すように、排水管90b(VU管)をブッシュ70に取り付ける第1接着剤91は、符号h1によって示される範囲に塗布されている。ブッシュ70を床固定部材40の接続部42に取り付ける第2接着剤92は、符号h2によって示される範囲に塗布されている。
非透明なカバー部材50、ホースジョイント10および封水筒80を床固定部材40から取り外した状態においては、透明な床固定部材40の接続部42の内周面が露出する。矢印121によって示すように、点検者が接続部42の内周面を視ると、透明な接続部42および透明なブッシュ70を通して、第1接着剤91の塗布状況の視認が可能となる。これによって、排水管90b(VU管)を接続するための第1接着剤91が適切に塗布されているか否かを点検できる。
さらに、矢印122によって示すように、点検者が接続部42の内周面を視ると、透明な接続部42を通して、第2接着剤92の塗布状況の視認が可能となる。これによって、ブッシュ70を接続するための第2接着剤92が適切に塗布されているか否かを点検できる。
一方、通常使用時やメンテナンス時においては、非透明な目隠しシート60によって透明な床固定部材40を通しての視認が不能となり、床板110の下穴111(図3および図4を参照)などを視認できない。目隠しシート60は床固定部材40の本体部41の下面側に配置されているので、床排水トラップ100の使用者は、床固定部材40の本体部41のうちカバー部材50によって覆われていない領域においては、透明な床固定部材40を通して目隠しシート60を視認することはできる。しかしながら、非透明な目隠しシート60によって透明な床固定部材40を通しての視認が遮られる結果、目隠しシート60よりも下方空間の視認が不能となる。
床板110には、床固定部材40を取り付けるための下穴111が形成されている。この下穴111の内径寸法は、床固定部材40の取り付け作業を行ない易くするために、排水管90bの外径寸法よりも大きい。下穴111の軸芯と排水管90bの軸芯とがずれたとしても、床排水トラップ100の性能に何ら悪影響を与えることはない。しかしながら、下穴111と排水管90bとのクリアランスが周方向に一定とならないと、美感の観点から、床排水トラップ100の使用者に違和感を生じさせる虞がある。
本実施形態にあっては、目隠しシート60よりも下方空間の視認が不能となる。このため、下穴111と排水管90bとのクリアランスが周方向に一定となっていない場合であっても、床排水トラップ100の使用者に違和感を生じさせることがない。
以上説明したように、本実施形態の床排水トラップ100は、透明な床固定部材40の本体部41のうち非透明なカバー部材50によって覆われていない領域に、非透明な材料から形成された目隠しシート60を配置している。
このように構成することによって、カバー部材50、ホースジョイント10および封水筒80を床固定部材40から取り外した状態においては、透明な床固定部材40の接続部42を通して第1接着剤91の塗布状況の視認が可能となり、第1接着剤91が適切に塗布されているか否かを点検することができる。一方、通常使用時やメンテナンス時においては、非透明な目隠しシート60によって透明な床固定部材40を通しての視認が不能となり、床板110の下穴111などを視認できない。したがって、点検時において、排水管90bを接続する第1接着剤91の塗布状況の視認を可能とする一方、通常使用時やメンテナンス時においては美感を維持し得る床排水トラップ100を提供できる。
床固定部材40は、排水管90aとは内径が異なる他の排水管90bが第1接着剤91によって取り付けられるブッシュ70を含み、ブッシュ70は、透明な材料から形成され、第2接着剤92によって接続部42に取り付けられる。
このように構成することによって、カバー部材50、ホースジョイント10および封水筒80を床固定部材40から取り外した状態においては、透明な床固定部材40の接続部42および透明なブッシュ70を通して、第1接着剤91の塗布状況の視認が可能となる。これによって、他の排水管90bを接続するための第1接着剤91が適切に塗布されているか否かを点検できる。さらに、透明な接続部42を通して、第2接着剤92の塗布状況の視認が可能となる。これによって、ブッシュ70を接続するための第2接着剤92が適切に塗布されているか否かを点検できる。
目隠しシート60は、床固定部材40の本体部41の下面側に配置されている。
このように構成することによって、目隠しシート60は、床固定部材40の本体部41と床板110との間に挟み込んで取り付けることができる。床固定部材40の上面に接着剤や粘着剤を用いて貼り付ける場合に比べて、目隠しシート60の取り付け性が向上する。
第1接着剤91は、着色することが好ましい。
このように構成することによって、第1接着剤91の塗布状況を視認し易くなり、点検作業が容易になる。
第2接着剤92は、第1接着剤91の色とは異なる色に着色することが好ましい。
このように構成することによって、第1接着剤91の塗布状況とは別個に、第2接着剤92の塗布状況を視認し易くなり、点検作業が容易になる。
図5に示したように、ブッシュ70を使用せずに排水管90aを床固定部材40の接続部42に取り付けた場合も同様の作用効果を奏する。
すなわち、カバー部材50、ホースジョイント10および封水筒80を床固定部材40から取り外した状態においては、透明な床固定部材40の接続部42を通して第1接着剤91の塗布状況の視認が可能となり、第1接着剤91が適切に塗布されているか否かを点検することができる。一方、通常使用時やメンテナンス時においては、非透明な目隠しシート60によって透明な床固定部材40を通しての視認が不能となり、床板110の下穴111などを視認できない。したがって、点検時において、排水管90aを接続する第1接着剤91の塗布状況の視認を可能とする一方、通常使用時やメンテナンス時においては美感を維持し得る床排水トラップ100を提供できる。
(改変例)
床固定部材40に対してスライド移動して取り付けられるカバー部材50を図示したが、本考案はこの場合に限定されない。床固定部材40およびカバー部材50は、ホースジョイント10を床固定部材40に押し付ける機能を発揮すればよく、適宜改変可能である。例えば、カバー部材にスナップフックを設け、床固定部材にスナップバーを設けて、スナップ留め具を構成してもよい。
10 ホースジョイント、
20 リング、
30 環状シール、
40 床固定部材、
41 本体部、
41a 上段部の上面(床固定部材の本体部のうちカバー部材によって覆われていない領域)、
41b 下段部の上面、
42 接続部、
50 カバー部材、
60 目隠しシート、
61 中心孔、
62 貫通孔、
70 ブッシュ、
80 封水筒、
81 スロート、
82 カップ、
83 開口部、
90a 排水管、
90b 排水管(他の排水管)、
91 第1接着剤、
92 第2接着剤、
100 床排水トラップ、
110 床板、
111 下穴。

Claims (5)

  1. 排水ホースが接続されるホースジョイントと、前記ホースジョイントを床板に固定する床固定部材と、前記ホースジョイントを前記床固定部材に押し付けるカバー部材と、封水筒とを有する床排水トラップにおいて、
    前記床固定部材は、透明な材料から形成され、前記床板に取り付けられる本体部と、排水管が第1接着剤によって取り付けられる接続部とを備え、
    前記カバー部材は、非透明な材料から形成され、前記床固定部材の前記本体部に取り付けられ、
    前記床固定部材の前記本体部のうち前記カバー部材によって覆われていない領域に、非透明な材料から形成された目隠しシートを配置したことを特徴とする床排水トラップ。
  2. 前記床固定部材は、前記排水管とは内径が異なる他の排水管が前記第1接着剤によって取り付けられるブッシュを含み、
    前記ブッシュは、透明な材料から形成され、第2接着剤によって前記接続部に取り付けられる請求項1に記載の床排水トラップ。
  3. 前記目隠しシートは、前記床固定部材の前記本体部の下面側に配置される請求項1または2に記載の床排水トラップ
  4. 前記第1接着剤は、着色されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の床排水トラップ。
  5. 前記第2接着剤は、前記第1接着剤の色とは異なる色に着色されている請求項2に記載の床排水トラップ。
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