JP6016223B2 - 浴室ユニット - Google Patents
浴室ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP6016223B2 JP6016223B2 JP2011258552A JP2011258552A JP6016223B2 JP 6016223 B2 JP6016223 B2 JP 6016223B2 JP 2011258552 A JP2011258552 A JP 2011258552A JP 2011258552 A JP2011258552 A JP 2011258552A JP 6016223 B2 JP6016223 B2 JP 6016223B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- pan
- washing
- hole
- bathroom unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
また、浴室の床を段差なしに仕上げてその上に壁から独立した高級感のある置き型浴槽を置くことは、在来工法浴室では一般的だが、浴室ユニットで行うとパンの接続部が露出してくる。従来はパン接続をパンの上からビス等で固定することで行っているが、ビスを目隠しするための部材が必要となり、意匠上好ましくない。
すなわち、この浴室ユニットの場合、上記のように床下側で2つのパンをボルトナットで接続できるようにしたので、浴室の床側にはビスなどが露出することがなく、床下作業用孔は蓋を取り付けた後、その上に浴槽が載置されるので、入浴者からみえない。したがって、見栄えがよい高級感のある置き型浴槽を採用することができる。
図1〜図8は、本発明にかかる浴室ユニットの第1の実施の形態をあらわしている。
図2に示すように、洗い場パン2aは、平面視長方形をしていて、後述する浴槽パン3aとの接続縁を除く長方形の3辺に沿って壁パネル受部21が設けられ、床面22の浴槽パン3aとの接続縁側中央部に排水口23が設けられている。
浴槽パン受部24は、ボルト挿通孔241が接続縁に沿って所定ピッチ(たとえば、 mmピッチ)で複数穿設されている。
そして、洗い場パン2aは、たとえば、繊維強化不飽和ポリエステル樹脂をプレス成形して得られる。
また、上記床面22は、図2に2点鎖線で示すように、排水口23方向に多面勾配になっている。すなわち、床面22に落ちた湯や水は、図2に矢印で示す方向に流れ、2点鎖線で示した部分に達すると、2点鎖線部分に沿って排水口23へと流れるようになっている。なお、図1中、23aは排水口23の蓋である。
補強フレーム25は、ボルト挿通孔241に対応する位置に同様の径のボルト挿通孔251が穿設されている。
上記壁パネル受部31は、後で詳述するように、浴槽パン3aを洗い場パン2aと接続した状態で、洗い場パン2aの壁パネル受部21と同一平面上に収まる、すなわち、同じ高さとなるようになっている。
また、浴槽パン3aの床面32には、床下作業用孔34を備えた立ち上がり部33が設けられている。
(1)洗い場パン2aを、図4に示すように、脚部材(図示せず)を介して建物躯体床との間に配管隙間を形成した状態に水平に設置する。
(2)洗い場パン2aの施工完了後、図4に示すように、浴槽パン3aを、接続ボルト331が、洗い場パン2aの浴槽パン受部24に設けられたボルト挿通孔241を上方から臨むように配置する。また、水密材35を補強フレーム330の洗い場パン側の面に添設した状態にしておく。
(3)図5に示すように、接続ボルト331をボルト挿通孔251に挿通して洗い場パン2aの浴槽パン受部24に浴槽パン3aの洗い場パン2a側端縁が受けられた状態にする。
(4)浴槽パン3aの床下作業用孔34を介して作業者が床上側から床下に手を差し入れて、ナット37を接続ボルト331に螺合させて、図3のように浴槽パン3aを洗い場パン2aに接続する。また、浴槽パン3aと洗い場パン2aとの目地部分には、目地材36を挿入嵌合する。
なお、図3〜図5中、26は排水トラップである。
浴槽下部部材42は、たとえば、繊維強化不飽和ポリエステル樹脂をプレス成形して得られ、皿状をした部材本体42cと、部材本体42cの上端縁から外側に延出するフランジ状の浴槽パン固定部42aを備えている。
上記固定状態において、浴槽パン3aの床面32から浴槽下部部材42の浴槽パン固定部42aの上端までの高さは5〜10cmである。
排水孔42bには、中央に後述する排水管44が水密に接続される接続孔を有するキャップ26aがはめ込まれている。
また、キャップ26aは、排水トラップ26側の水位が上昇してきたときに閉鎖するフロート弁付きの小さな排水孔を備え、万一浴槽下部部材42内で水漏れが生じた場合でも浴槽下部部材42内の水を排水トラップ26側へ排水できるようになっている。
浴槽部41aは、その底に排水口411を備えている。
エプロン部41cは、図6〜図8に示すように、框部41bの外縁から下方に延出している。すなわち、浴槽部41aとエプロン部41cとの間には、機能部品の配設空間Sが形成されている。
開口部41dは、その下端側に、後述する蓋41eの下側係止金具41hが弾性係合するテンレス鋼などから形成された係合金具41jが一体に設けられている。
また、蓋41eは、その上端に開口部41dに上縁部に弾性係合するステンレス鋼などから形成された係止爪41fを備え、その下端にテンレス鋼などから形成された下側係止金具41hが設けられている。
排水管44は、一端が排水口411に接続され、他端がキャップ26aを介して排水トラップ26内に臨んでいる。
追い炊き配管45は、追い炊き口45aに接続されている。
ポップアップ水栓装置43は、操作ボタン43aを操作することによって、水栓本体43bが排水口411を開閉するようになっている。
また、窓6が設けられた浴室壁面には、窓6を両側から挟むようにコーナー部に沿って、間接照明装置9がそれぞれ設けられている。
2つの間接照明装置9は、一方の間接照明装置9から他方の間接照明装置9に向かってそれぞれ窓6が設けられた壁面に沿ってライン光を照射するようになっている。
また、間接照明装置9は、光源としてLEDが壁面の上下方向に多数配置されたLEDユニットが用いられて省電が図られている。
図1中、7は壁パネル、8は天井パネルである。
すなわち、ドア枠5を浴室壁面のいずれの位置にも取り付け可能である。したがって、壁パネル7やドア枠5の組み合わせを変えることによって、浴室の意匠を需要者の好みや隣室の配置に合わせて自由に変更することができる。
また、この浴室ユニット1aは、浴槽4が壁面から離れて設けられるとともに、浴槽4が配設空間Sを備え、この配設空間S内に機能部品が収容されるようになっているので、壁面の自由な位置に窓6を設けるなどでき、意匠性に富んだ浴室とすることができる。
また、エプロン部41cが蓋41eを備えた開口部41dを備え、蓋41eを開放すれば、浴室内から配設空間S内を臨めるので、浴槽4を設置したのちでも、追い炊き配管45、排水管44やポップアップ水栓装置43の設置作業および点検作業や浴槽本体41と浴槽下部部材42との接続部の点検作業等を行うことができる。
図9〜図11に示すように、この浴室ユニット1bは、断面略逆L字形をしたステンレス鋼の板材を板金加工して得られた補強フレーム39が浴槽パン3bの洗い場パン2b側の端縁に沿って浴槽パン3bの裏面(床下側)に接着固定されている。
また、浴槽パン3bは、洗い場パン2b側の端縁に下方に延出するリブ38を備えている。
ねじ受けフレーム272は、ステンレス鋼製の角パイプで形成されていて、固定ボルト391がねじ込まれる部分にボルト挿通孔272aが穿設され、このボルト挿通孔272aの位置に固定ボルト391が螺合するナット273が溶接固定されている。
図11に示すように、固定ボルト391をナット273の位置に合わせて、図9に示すように、床下作業用孔34を介して水平方向からナット273にねじ込み、固定ボルト391のねじ込みによって浴槽パン3bを、洗い場パン2bに固定する。
なお、図9,10中、36は止水機能を持つ目地材である。また、目地材36と、目地材受けフレーム271と間には、図示していないが、水密材が設けられている。
上記の実施の形態では、壁面に窓や間接照明装置が設けられていたが、なくても構わない。
2a,2b 洗い場パン
21 壁パネル受部
3a,3b 浴槽パン
31 壁パネル受部
34 床下作業用孔
4 浴槽
41 浴槽本体
41a 浴槽部
41b 框部
41c エプロン部
41d 開口部
41e 蓋
43 ポップアップ水栓装置(機能部品)
44 排水管(機能部品)
45 追い炊き配管(機能部品)
S 配設空間
Claims (2)
- 浴槽パンに床下作業用孔が形成されていて、前記浴槽パンと洗い場パンとが、前記浴槽パン上側から前記床下作業用孔を介しての作業によって床下側に設けられた浴室内に露出しない接続手段によって接続され、
前記浴槽パンと洗い場パンとの接続部において、床面間がほぼ段差なく接続されるとともに、前記浴槽パンおよび洗い場パンが、浴槽パンと洗い場パンとの接続縁を除く周縁部にそれぞれ壁パネル受部を有し、接続状態でこれら壁パネル受部が同一平面内に配置され、
浴槽の固定部が前記床下作業用孔の周囲に水密に固定される浴室ユニットであって、
前記浴槽が、浴槽本体と、浴槽下部部材を備え、
前記浴槽本体が、浴槽部と、浴槽部の上端縁から外側に張り出すように設けられた框部と、框部から下方に前記浴槽部の底より少し高い位置まで延出し、前記浴槽部の周壁との間に浴槽に用いる機能部品の配設空間を形成するエプロン部とを有し、
前記浴槽下部部材が、皿状をしていて、床下作業用孔内に臨む部材本体と、この部材本体の上縁からフランジ状に張り出し、前記床下作業用孔の周縁に水密に固定される浴槽パン固定部を有し、
前記エプロン部は、その下端が、前記浴槽パン固定部の上面に水密に支持され、その一部に開口部を有するとともに、この開口部を水密かつ開閉自在に覆う蓋を備えていることを特徴とする浴室ユニット。 - 洗い場パンの床面と浴槽パンの床面との接続部上縁がほぼ同じ高さ位置になるように接続されているとともに、洗い場パンが接続縁に沿って排水口を有し、洗い場パンの床面および浴槽パンの床面がそれぞれ前記排水口に向かう排水勾配に形成されている請求項1に記載の浴室ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011258552A JP6016223B2 (ja) | 2011-11-28 | 2011-11-28 | 浴室ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011258552A JP6016223B2 (ja) | 2011-11-28 | 2011-11-28 | 浴室ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013112958A JP2013112958A (ja) | 2013-06-10 |
JP6016223B2 true JP6016223B2 (ja) | 2016-10-26 |
Family
ID=48708765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011258552A Active JP6016223B2 (ja) | 2011-11-28 | 2011-11-28 | 浴室ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6016223B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6849875B2 (ja) * | 2016-06-10 | 2021-03-31 | 株式会社Lixil | 浴室ユニット |
JP6831086B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2021-02-17 | 株式会社ニフコ | 蓋 |
JP7122599B2 (ja) * | 2018-01-29 | 2022-08-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 床パン |
JP7122598B2 (ja) * | 2018-01-29 | 2022-08-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 床パン |
JP7111419B2 (ja) * | 2018-10-05 | 2022-08-02 | 積水ホームテクノ株式会社 | 浴室床パネル接続装置及び浴室床構造 |
JP7366650B2 (ja) * | 2019-09-02 | 2023-10-23 | 株式会社Lixil | 浴室ユニット |
JP2021038538A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 株式会社Lixil | 浴室ユニット |
JP7366649B2 (ja) * | 2019-09-02 | 2023-10-23 | 株式会社Lixil | 浴室ユニット |
JP2021161855A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 水回り用床部材、その製造方法及び浴室 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4414909Y1 (ja) * | 1966-08-15 | 1969-06-26 | ||
JPH09119151A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 防水パン構造 |
JP2008156816A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-10 | Matsushita Denko Bath & Life Kk | 浴室ユニット |
JP2008169601A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Inax Corp | 浴室構造 |
JP5382641B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2014-01-08 | 積水ホームテクノ株式会社 | 洗い場パン |
-
2011
- 2011-11-28 JP JP2011258552A patent/JP6016223B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013112958A (ja) | 2013-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6016223B2 (ja) | 浴室ユニット | |
DK2108750T3 (en) | Drain faucet for bath or shower cubicles with floor inlets | |
JP5769306B2 (ja) | 浴槽およびこの浴槽を備える浴室ユニット | |
JP2017095930A (ja) | 排水トラップ | |
JP2012012838A (ja) | 槽体と排水器との接続構造 | |
JP5382641B2 (ja) | 洗い場パン | |
JP5311311B2 (ja) | 浴室ユニット | |
JP4849239B2 (ja) | 浴室ユニット | |
JP6060327B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP2010121312A (ja) | 浴槽の排水構造 | |
JP4981638B2 (ja) | 浴槽の水受け構造 | |
JPH1088632A (ja) | 浴室ユニット | |
JP2007016434A (ja) | 浴槽体及びこの浴槽体を備えた浴室ユニット | |
JP4813166B2 (ja) | 浴室ユニット | |
CN210976055U (zh) | 用水组合式房间的止水构造 | |
JP5285351B2 (ja) | 排水ユニット | |
JP4512430B2 (ja) | 洗濯機用給排水ユニット及び洗面化粧台 | |
JP5344368B2 (ja) | 排水構造 | |
JP2014009523A (ja) | 浴室床 | |
JP5534543B2 (ja) | ユニットバス | |
JP2010253063A (ja) | 浴槽の水受け構造 | |
JP2019210642A (ja) | 洗濯機用防水パン | |
JP2002330889A (ja) | 洗い場付浴槽の構造 | |
JP2009189452A (ja) | 浴室ユニット | |
JP2014185461A (ja) | 浴室の天井構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20140714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150602 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150702 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160830 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6016223 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |