JP6849875B2 - 浴室ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、浴室ユニットに関する。
浴室ユニットは、湯を溜める浴槽本体と、浴槽本体の手前側に設けた浴槽前床を有する。浴室ユニットは、周囲を壁パネル、上方を天井パネルで覆われている。浴室ユニット内の空間には、浴槽本体のほか、洗面台やトイレが設けられることもあり、ユーザがより快適に浴室ユニットを利用するための工夫がなされている。
例えば、特許文献1には、浴槽本体と浴槽前床とを隔てる仕切りを設けた浴室ユニットが開示されている。この浴室ユニットは、浴槽本体側と浴槽前床側のそれぞれに照明器が配置されている。
特開2008−095475号公報
特許文献1に記載の浴室ユニットは、浴槽本体側と浴槽前床側のそれぞれに照明器が配置されているので、照明器が2つ必要となり、2つ分の照明器の設置スペースが必要になるという問題点があった。また、2つの照明器が設置されるそれぞれの箇所へ配線する必要があり、浴室ユニットへの配線作業に手間がかかるという問題点もあった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、照明器を設置するスペースを抑制することができ、更には1つの照明器によって浴槽本体側および浴槽前床側の両方を照らすことができる浴室ユニットを提供することにある。
本発明に係る浴室ユニットは、湯を溜める浴槽本体と、浴槽前床とを備え、前記浴槽本体側と前記浴槽前床側とが仕切られている浴室ユニットであって、前記浴槽本体側と前記浴槽前床側との仕切りの周縁部に照明器を設けたことを特徴とする。
本発明にあっては、浴室ユニットは、湯を溜める浴槽本体と、浴槽前床とを備え、浴槽本体側と浴槽前床側とが仕切られている。浴室ユニットは、浴槽本体側と浴槽前床側との仕切りの周縁部に照明器を設けてある。これにより、浴室ユニットは照明器を設置するスペースを抑制することができる。
本発明によれば、浴室ユニットは、湯を溜める浴槽本体と、浴槽前床とを備え、浴槽本体側と浴槽前床側とが仕切られている。浴室ユニットは、浴槽本体側と浴槽前床側との仕切りの周縁部に照明器を設けてあるので、照明器を設置するスペースを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る浴室ユニットの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る浴室ユニットの縦断面図である。 図2のA−A線による断面図である。 図2のB−B線による断面図である。 照明器の水平断面図である。 浴室ユニット内における照明器の光の広がりを説明するための模式図である。 変形例に係る照明器の水平断面図である。 別の変形例に係る照明器の水平断面図である。 さらに別の変形例に係る照明器の水平断面図である。 さらに別の変形例に係る照明器の水平断面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から図10を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施形態)
図1は本発明の実施形態に係る浴室ユニット100の外観を示す斜視図、図2は本発明の実施形態1に係る浴室ユニット100の縦断面図、図3は図2のA−A線による断面図である。図4は図2のB−B線による断面図である。尚、図1においては浴室ユニット100の手前側の壁パネルを省略した。浴室ユニット100は、浴槽装置1、引き戸40、浴槽前床50、照明器70および壁パネル60等を有する。浴槽装置1は、湯を溜めることができる浴槽本体11および吐水装置3を有する。浴槽本体11と浴槽前床50とは、間仕切りである引き戸40によって仕切られており、周囲が壁パネル60によって覆われ、上方を天井パネル61aおよび61bによって覆われている。照明器70は、引き戸40による仕切りの周縁部分に設けられている。また、浴室ユニット100への入り口62には、引き戸63が設けられ、入り口62を開閉することができる。
ユーザは、浴槽装置1において、水を用いて、身体を洗い、シャワーを浴び、浴槽本体11に湯を溜めて入浴する。これに対し、浴槽前床50は、ユーザが脱衣や着衣等を行ったり、衣類を乾かしたりするための空間を提供する。浴槽前床50には洗面台などを配置しても良いが、浴槽前床50を水の受け皿として機能させるものではない。浴槽前床50の部分における壁パネル60bには、収納棚64などを配置し、衣類やタオルなどを収納する。尚、浴槽前床50は、水の受け皿となるものではないため、排水口を設ける必要はないが、床面の洗い流しのために排水口を設けてもよい。
浴槽装置1は、湯を溜める浴槽本体11、および入浴中のユーザが背中をもたせかけるためのバックレスト20を有する。浴槽本体11は、底部11bに排水栓12、および内側面にオーバーフロー栓13を有する。排水栓12を閉状態にして浴槽本体11に湯を溜めることができ、排水栓12を開状態にして浴槽本体11から湯を抜く。オーバーフロー栓13は、常時開状態にすることで、オーバーフロー栓13の排水ラインを超える湯が排水され、浴槽本体11から湯が溢れ出ないようにしてある。尚、オーバーフロー栓13は、常時開状態のみでなく、閉状態とすることも可能である。
浴槽本体11は、上端開口が平面視矩形状であり、長手方向の両端におけるフランジ部11aの幅が狭く、壁パネル60aに近い位置まで開口し、上端開口からやや内側に縮幅した底部11bの端部もフランジ部11aの幅が狭い分、壁パネル60aに近い位置にある。上端開口および底部11bが壁面に近い位置まで設けられていることによって、ユーザは、浴槽本体11内に立った姿勢で、壁パネル60aに設けた吐水装置3のシャワーヘッド33を使用し易くなる。シャワーヘッド33は、上下方向に延びる縦ガイドバーによって上下方向に移動させて保持することができる。尚、浴槽本体11の上端開口の形状は、平面視矩形状に限らず、楕円形状や、円弧状等に湾曲した辺を有する形状などであってもよい。
ここで、浴槽装置1における浴槽本体11の深さに関して説明する。図4には浴槽本体11の底部11bに着座したユーザも表している。浴槽本体11の底部11bは、浴槽前床50の床面より低い位置にすることで、同じ浴槽本体の深さであっても、浴槽前床50側から浴槽本体11へのまたぎ高さが低くなり、移動が楽になる。例えば、底部11bは、浴槽前床50の床面よりも40mm程度低い位置に設ける。
浴槽本体11は、湯を浅く溜めることに適した深さとしている。浴槽本体11は、ユーザが胸から肩あたりまで湯に浸かって身体を十分に温めることができるよう深さ500mm程度まで湯を溜めることができるものが一般的である。これに対し、本発明に係る浴槽本体11は、着座位置において溜めることができる湯の最大深さを300mm以上、400mm以下としたものである。図4に示すように、着座位置は、浴槽本体11におけるバックレスト20側の底部11bとなるが、浴槽本体11の長手方向の両端部のいずれの側の底部であってもよい。また、浴槽本体11が底部11bより一段高い着座段部を有する場合には、該着座段部の上面が着座位置となる。
上述のように、浴槽本体11に設けたオーバーフロー栓13によって、浴槽本体11に溜めることができる湯の最大深さが決まる。例えば排水ラインが400mmとなる位置にオーバーフロー栓13を設けるとよい。オーバーフロー栓13のフランジ部11aまでの高低差を例えば80mmとすると、浴槽本体11のフランジ部11aから底部11bまでの深さは480mmとなる。またオーバーフロー栓13を設けず、浴槽本体11から湯が溢れ出ることを許容する場合には、浴槽本体11のフランジ部11aから底部11bまでの深さは例えば400mmとなる。
浴槽本体11は、着座位置において溜めることができる湯の最大深さを300mm以上、400mm以下とすることによって、半身浴に適したものとなる。半身浴は、心臓の位置まで湯を溜めずに入浴することで心臓への負担を減らして身体を温められることが大きな利点となっている。
照明器70は、引き戸40による仕切りの周縁部を形成し、壁パネル60aおよび60bの境界部分に設けられており、浴室ユニット100内における上下方向の下部から上部に亘って光を発する。図5は、照明器70の水平断面図である。照明器70は、筐体71、光源部72、並びにカバー73を有する。筐体71は、断面が矩形状であり、浴槽本体11の上端縁から天井パネル61aおよび61bまで延びる棒状をなす。筐体71の一辺は壁パネル60aおよび60bで形成される壁面に接触しており、該一辺に交差する2辺は開口し、カバー73が嵌められている。筐体71は、壁パネル60aおよび60bの壁面に接触する一辺に対向する辺に引き戸40が嵌められており、引き戸40を嵌め合わせる枠体を兼ねている。
筐体71の中央部には、浴室ユニット100の上下方向に延びる細長い基板72aの上にLED素子72bを離散的に複数配置した2つの光源部72が並設されており、それぞれ基板72aの放線方向、即ち光の出射方向が壁面に平行な方向から傾斜した方向を向いている。一方の光源部72は、浴槽本体11側を臨み、光の出射方向は浴槽本体11の中央側に傾いている。他方の光源部72は、浴槽前床50側を臨み、光の出射方向は浴槽前床50の中央側に傾いている。
筐体71の内部には、光源部72からカバー73へ光を導く導光路74が形成されている。導光路74は、中心軸方向が光源部72の出射方向とほぼ同じ方向である。導光路74を形成する壁面は、鏡面または白色等の光反射率の高い面とするとよい。カバー73は、透明、半透明または白色等に着色された薄板であり、光源部72から出射された光を透過するとともに、筐体71の内部を密閉する。
照明器70は、浴室ユニット100内において、入り口62から遠い壁パネル60aおよび60bの境界部分に設けてあるが、天井パネル61aおよび61bにおける引き戸40による仕切りの周縁部分に水平に設けてもよい。同様に、照明器70は、浴槽本体11の浴槽前床50側の上端縁における引き戸40による仕切りの周縁部に水平に設けてもよい。また、壁パネル60aおよび60bに対向する入り口62側の壁面パネルにおける引き戸40による仕切りの周縁部に上下方向に設けてもよい。
次に浴室ユニット100における照明器70の作用について説明する。図6は浴室ユニット100内における照明器70の光の広がりを説明するための模式図である。尚、図6は図5に示す断面と同等の水平断面を示している。照明器70は、引き戸40による仕切りの周縁部に設けられており、引き戸40を嵌める枠体と兼用になっており、照明器70を設置するためのスペースを抑制することができる。
浴室ユニット100は、浴槽本体11側および浴槽前床50側にそれぞれ照明器を設ける必要がなく、1つの照明器70によって浴槽本体11側および浴槽前床50側の両方を照らすことができる。また、照明器70が1つであるため、照明器への配線作業に要する時間を短縮することができる。
照明器70における2つの光源部72から出射された光は、それぞれ浴槽本体11側および浴槽前床50側を照らす。浴槽本体11側においては、光源部72から出射された光がカバー73によって拡散し、浴槽本体11の中央部に向かって広がる。浴槽本体11側を臨む一方の光源部72は、光軸方向が浴槽本体11の中央側に傾いているため、浴槽本体11の中央部に向かって光が広がり易い。
照明器70は、壁パネル60a付近に設けられているので、照明器70付近の壁パネル60aを明るく照らし、照明器70から遠くなるに従い壁パネル60aの明るさが減少するグラデーションが現れる。壁パネル60aに現れる光のグラデーションによって、美観を生じさせる効果がある。また、壁パネル60aで反射した光によって浴槽本体11側の空間が明るくなる。
壁パネル60aには吐水装置3が設けられている(図1参照)。ユーザは照明器70に近い明るい場所で、シャワーヘッド33を用いて身体を洗い流す作業を行うことができるので、利便性が向上する。
一方、浴槽前床50側においては、光源部72から出射された光がカバー73によって拡散し、浴槽前床50の中央部に向かって広がる。浴槽前床50側を臨む他方の光源部72は、光の出射方向が浴槽前床50の中央側に傾いているため、浴槽前床50の中央部に向かって光が広がり易い。
照明器70は、壁パネル60b付近に設けられているので、照明器70付近の壁パネル60bを明るく照らし、照明器70から遠くなるに従い壁パネル60bの明るさが減少するグラデーションが現れる。壁パネル60bに現れる光のグラデーションによって、美観を生じさせる効果がある。また、壁パネル60bで反射した光によって浴槽前床50側の空間が明るくなる。
壁パネル60bには収納棚64等が設けられている(図1参照)。ユーザは照明器70に近い明るい場所で脱衣および着衣する際に、近くの収納棚64を利用して衣類を片付けることができるので、利便性が向上する。
照明器70は、入り口62から遠い壁パネル60aおよび60bの境界部分に設けてある。入り口62から浴室ユニット100内へ進入するユーザにとって、浴室ユニット100内の奥側となる壁パネル60aおよび60bが明るく照らされていることで、浴室ユニット100内の明るさを視認し易く、浴室ユニット100内が明るい印象を受ける。
照明器70における2つの光源部72は、両方同時にオンオフ状態を切り替えるものであっても良いし、オンオフ状態の切り替えを独立とし、いずれか一方をオフ状態にできるようにしても良い。2つの光源部72におけるオンオフ状態の切り替えを独立とすることによって、例えばユーザにとって不要な一方の光源部72をオフ状態にすることができ、省電力化を図ることができる。
次に、実施形態の浴室ユニット100の特徴を説明する。
本発明の実施形態1の浴室ユニット100は、湯を溜める浴槽本体11と、浴槽前床50とを備え、浴槽本体11側と浴槽前床50側とが仕切られている。浴室ユニット100は、浴槽本体11側と浴槽前床50側との引き戸40による仕切りの周縁部に照明器70が設けられている。これにより、照明器70を配置するスペースを抑制することができる。
また照明器70は、浴槽本体11側と浴槽前床50側の両方を照らすので、照明器70を2台設けなくてよい。
また照明器70は、光源部72を有し、光源部72の光の出射方向が浴槽本体11側の中央部および浴槽前床50側の中央部の方向に向いている。これにより、光源部72から出射された光は、浴槽本体11側の中央部および浴槽前床50側の中央部に向かって広がり易い。
また浴室ユニット100は、浴槽本体11および浴槽前床50を囲むパネルである壁パネル60aおよび60b、並びに天井パネル61aおよび61bを有し、照明器70は、引き戸40による仕切りの周縁部における壁パネル60aおよび60bを照らす。これにより、壁パネル60aおよび60bに光のグラデーションが現れ、美観を生じさせる効果がある。また、壁パネル60aおよび60bで反射した光によって、浴槽本体11側の空間および浴槽前床50側の空間が明るくなる。照明器70が天井パネル61aおよび61bにおける引き戸40による仕切りの周縁部分に水平に設けられている場合には、天井パネル61aおよび61bを照らし、天井パネル61aおよび61bに光のグラデーションが現れ、美観を生じさせる効果がある。また、天井パネル61aおよび61bで反射した光によって、浴槽本体11側の空間および浴槽前床50側の空間が明るくなる。
また浴室ユニット100は、浴槽前床50に進入するための入り口62を有している。照明器70は、引き戸40による仕切りの周縁部のうち入り口62より遠い箇所に設けられている。浴室ユニット100内の奥側となる壁パネル60aおよび60bが照明器70によって明るく照らされているので、ユーザは浴室ユニット100内の明るさを視認し易く、浴室ユニット100内が明るい印象を受ける。
(変形例)
図7は変形例に係る照明器70の水平断面図である。上述の実施形態においては、照明器70の光源部72は、光の出射方向が浴槽本体11の中央部および浴槽前床50の中央部の方向に向いていたが、変形例に係る光源部72の光軸方向は壁パネル60aおよび60bに平行な方向としている。また導光路74は、中心軸方向が光源部72の光軸方向とほぼ同じである。
照明器70から出射される光は、光源部72の光軸方向である壁パネル60aおよび60bと平行な方向に最も強くなるが、カバー73から出射された光は画角をもって広がる。このため、壁パネル60aおよび60bは、照明器70付近が明るく照らされ、照明器70から遠くなるに従い壁パネル60aおよび60bの明るさが減少するグラデーションが現れる。壁パネル60aおよび60bで反射した光は、浴槽本体11側の空間および浴槽前床50の空間を照らす。
照明器70は、上述の実施形態と同様に、入り口62から遠い壁パネル60aおよび60bの境界部分に設けてある。入り口62から浴室ユニット100内へ進入するユーザにとって、浴室ユニット100内の奥側となる壁パネル60aおよび60bが明るく照らされていることで、浴室ユニット100内の明るさを視認し易く、浴室ユニット100内が明るい印象を受ける。
図8は別の変形例に係る照明器70の水平断面図である。照明器70は、壁パネル60aおよび60bに埋め込まれており、光源部72の光の出射方向は、壁パネル60aおよび60bの法線方向を向いている。導光路74は、光源部72から出射された光を壁パネル60aおよび60bの端部と引き戸40の端部との間の隙間へ導く。カバー73は、導光路74の出射端を覆うように壁パネル60aおよび60bと平行に設けられている。
照明器70から出射される光は、浴槽本体11の中央部および浴槽前床50の中央部の方向に強くなるので、浴槽本体11側の空間および浴槽前床50の空間が明るくなる。一方、照明器70から出射される光は、壁パネル60aおよび60bには当たり難いので、上述の図5および図7に示した照明器70の場合に比べて、壁パネル60aおよび60bは暗くなる。
照明器70は、壁パネル60aおよび60bに埋め込まれているので、浴室ユニット100内の空間が照明器70の分だけ広がる。照明器70の筐体71は、引き戸40を嵌める仕切りの枠体を兼用しており、該枠体が壁パネル60aおよび60bに埋め込まれることで、ユーザは浴室ユニット100内が広いという印象を受ける。
図9はさらに別の変形例に係る照明器70の水平断面図である。照明器70は、壁パネル60aおよび60bに埋め込まれており、浴室ユニット100の上下方向に延びる1つの光源部72が設けられている。光源部72は、光の出射方向が壁パネル60aおよび60bの法線方向を向いている。導光路74は、設けられておらず、光源部72からの光は、壁パネル60aおよび60bの端部間を通ってカバー73から出射される。カバー73から出射された光は、引き戸40の端部に当たって遮蔽されるので、図8に示す照明器70に比較して、浴槽本体11側の空間および浴槽前床50の空間はやや暗くなる。
また、カバー73から出射された光は、壁パネル60aおよび60bには当たり難いので、壁パネル60aおよび60bは、上述の図5および図7に示した照明器70の場合に比べて暗くなる。照明器70は、壁パネル60aおよび60bに埋め込まれているので、浴室ユニット100内の空間が照明器70の分だけ広がる。照明器70の筐体71は、引き戸40を嵌める仕切りの枠体を兼用しており、該枠体が壁パネル60aおよび60bに埋め込まれることで、ユーザは浴室ユニット100内が広いという印象を受ける。
図10はさらに別の変形例に係る照明器70の水平断面図である。照明器70の筐体71は、錐台状をなし、下底部分が壁パネル60aおよび60bに接触しており、下底部分の中央に浴室ユニット100の上下方向に延びる1つの光源部72が設けられている。光源部72は、光の出射方向が壁パネル60aおよび60bの法線方向を向いている。導光路74は設けられていない。光源部72からの光は、筐体71の上底部分と下底部分をつなぐ側面に設けたカバー73から出射される。カバー73から出射された光は、浴槽本体11の中央部および浴槽前床50の中央部を照らす。
照明器70から出射された光によって、照明器70付近の壁パネル60aおよび60bが明るく照らされ、照明器70から遠くなるに従い壁パネル60aおよび60bの明るさが減少するグラデーションが現れる。また、壁パネル60aおよび60bで反射した光は、浴槽本体11側の空間および浴槽前床50の空間を照らす。
照明器70は、上述の実施形態と同様に、入り口62から遠い壁パネル60aおよび60bの境界部分に設けてある。入り口62から浴室ユニット100内へ進入するユーザにとって、浴室ユニット100内の奥側となる壁パネル60aおよび60bが明るく照らされていることで、浴室ユニット100内の明るさを視認し易く、浴室ユニット100内が明るい印象を受ける。
上述の実施形態および各変形例において、照明器70の筐体71は、引き戸40を嵌め合わせる枠体を兼ねているとしたが、該枠体と別個の筐体71を設け、該枠体の内部に組み込んでもよく、また該枠体の外部に隣接するように設けてもよい。
また、浴槽本体11側と浴槽前床50側との仕切りは、浴室ユニット100内を完全に仕切るものではなく、部分的に仕切るものであってもよい。例えば、浴槽本体11側と浴槽前床50側との仕切りが、上下のいずれか一方、左右のいずれか一方を仕切るように設けられていてもよい。
また、上述の実施形態および各変形例において、照明器70は壁パネル60aおよび60bの境界において、両壁パネルにまたがって配置されているが、一方の壁パネルに配置されていてもよい。
また、上述の実施形態および各変形例において、浴槽前床50は排水機能を有していなくてもよいが、浴槽前床50に排水機能をもたせて、水を排出するようにしてもよい。この場合、浴槽前床50は、ユーザが身体を洗い流すための洗い場として利用することができる。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
11 浴槽本体、 50 浴槽前床、 60a,60b 壁パネル(パネル)、
61a,61b 天井パネル(パネル)、 62 入り口、 70 照明器、
72 光源部、 100 浴室ユニット。

Claims (3)

  1. 湯を溜める浴槽本体と、浴槽前床とを備え、前記浴槽本体側と前記浴槽前床側とが仕切られている浴室ユニットであって、
    前記浴槽本体側と前記浴槽前床側との仕切りの縁を構成する照明器を設け、
    前記照明器は、光源部を有し、前記光源部の光を反射する壁面によって形成された導光路が設けられており、前記仕切りを嵌める枠体として機能し、前記浴槽本体側と前記浴槽前床側の両方を照らし、
    前記導光路は、中心軸方向が浴槽本体側の中央部および浴槽前床側の中央部の方向を向いており、
    前記光源部の光の出射方向が前記浴槽本体側の中央部および前記浴槽前床側の中央部の方向に向いていることを特徴とする浴室ユニット。
  2. 前記浴槽本体および前記浴槽前床を囲むパネルを有し、
    前記照明器は、前記縁における前記パネルを照らすことを特徴とする請求項に記載の浴室ユニット。
  3. 前記浴槽前床に進入するための入り口を有し、
    前記照明器が前記入り口より遠い前記縁に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の浴室ユニット。
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