JP2019197503A - 対象物の利用を管理するためのシステム、方法、及びプログラム - Google Patents

対象物の利用を管理するためのシステム、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 対象物を利用するための電子ロックの管理を支援する。【解決手段】 本発明の一実施形態に係る対象物利用管理システム10は、電子ロック制御装置30を介した電子ロックの解錠によって利用可能となる対象物の利用を管理するための機能を有し、当該対象物の利用予約サービスを、情報処理端末32を介して提供する。当該システム10は、対象物の利用予約の受付に応じて当該対象物が関連付けられている解錠用トークンを、当該対象物の利用者のPFアドレスに送信し、当該解錠用トークンの受信に応じて、当該対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御するように構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、対象物の利用を管理するためのシステム、方法、及びプログラムに関するものである。
従来、様々な種類の対象物の利用を管理するためのシステムが提案されており、例えば、下記特許文献1は、ユーザによる不動産物件の内覧を管理するためのシステムを開示している。このシステムでは、不動産物件の内部にカメラロボットが配置されており、内覧許可を受けたユーザが、当該カメラロボットを介して物件の内覧を行えるようになっている。こうしたシステムは、不動産の仲介業者による立ち合いを不要とし、物件の内覧業務の効率化を促進し得る。しかしながら、最終的に入居を決定する際には、ユーザは、カメラロボットを介した内覧ではなく、現地での内覧を行うことを強く希望すると考えられる。
そこで、例えば、不動産物件のロックを電子的に管理することが考えられる。例えば、下記特許文献2が開示する自転車シェアリングシステムでは、ユーザは、自転車シェアリングサービス用のアプリケーションを携帯電話にインストールし、当該アプリケーションを介して、自転車の予約、並びに、電子ロックの施錠及び解錠等を行えるようになっている。こうしたシステムは、自転車の利用のみならず、上述した不動産物件の内覧を含む様々な対象物を利用する際の電子ロックの管理に適用され得る。
特許第6288660号 特開2015−60452号公報
しかしながら、上述した自転車シェアリングサービスにおいて、ユーザは、当該サービスを利用するための専用のアプリケーションをインストールする必要があり、このことは、当該サービスを利用するための障壁となり得る。こうした利用障壁を出来るだけ排除するために、電子ロックを管理するシステムにおける対象物の利用者にとって利便性に優れた仕組みの実現が望まれる。
本発明の実施形態は、対象物を利用するための電子ロックの管理を支援することを目的の一つとする。本発明の実施形態の他の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態に係るシステムは、1又は複数のコンピュータプロセッサを備え、対象物の利用を管理するためのシステムであって、前記1又は複数のコンピュータプロセッサは、読取可能な命令の実行に応じて、ブロックチェーンを用いる所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンを送受信するためのプラットフォームアドレスであって対象物の利用者のプラットフォームアドレスを伴う対象物の利用予約を受け付ける処理と、前記利用予約の受付に応じて、前記所定のプラットフォームにおけるトークンの一種であって前記利用予約における対象物が関連付けられている解錠用トークンを、前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスに対して送信する処理と、第1のプラットフォームアドレスにおける解錠用トークンの受信に応じて、受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御する処理と、を実行し、前記解錠を制御する処理は、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスである場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠する一方、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスでない場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠しないことを含む。
本発明の一実施形態に係る方法は、1又は複数のコンピュータによって実行され、対象物の利用を管理するための方法であって、ブロックチェーンを用いる所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンを送受信するためのプラットフォームアドレスであって対象物の利用者のプラットフォームアドレスを伴う対象物の利用予約を受け付けるステップと、前記利用予約の受付に応じて、前記所定のプラットフォームにおけるトークンの一種であって前記利用予約における対象物が関連付けられている解錠用トークンを、前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスに対して送信するステップと、第1のプラットフォームアドレスにおける解錠用トークンの受信に応じて、受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御するステップと、を備え、前記解錠を制御するステップは、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスである場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠する一方、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスでない場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠しないことを含む。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、対象物の利用を管理するためのプログラムであって、1又は複数のコンピュータ上での実行に応じて、前記1又は複数のコンピュータに、ブロックチェーンを用いる所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンを送受信するためのプラットフォームアドレスであって対象物の利用者のプラットフォームアドレスを伴う対象物の利用予約を受け付ける処理と、前記利用予約の受付に応じて、前記所定のプラットフォームにおけるトークンの一種であって前記利用予約における対象物が関連付けられている解錠用トークンを、前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスに対して送信する処理と、第1のプラットフォームアドレスにおける解錠用トークンの受信に応じて、受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御する処理と、を実行させ、前記解錠を制御する処理は、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスである場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠する一方、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスでない場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠しないことを含む。
本発明の様々な実施形態は、対象物を利用するための電子ロックの管理を支援する。
本発明の一実施形態に係る対象物利用管理システム10を含むネットワークの構成を概略的に示す構成図。 対象物利用管理システム10が有する機能を概略的に示すブロック図。 対象物情報テーブル411が管理する情報を例示する図。 利用予約情報テーブル412が管理する情報を例示する図。 内覧予約の受付の際にシステム10が実行する処理を例示するフロー図。 内覧予約画面70を例示する図。 解錠用トークン管理用PFアドレスから利用者のPFアドレスに対して解錠用トークンが送信される様子を説明するための図。 解錠用トークンの状態を管理するトークンコントラクトを説明するための図。 物件の電子ロックを解錠する際にシステム10が実行する処理を例示するフロー図。 利用者のPFアドレスから解錠用トークン管理用PFアドレスに対して解錠用トークンが送信される様子を説明するための図。 他の実施形態における対象物利用管理システム10Aが有する機能を概略的に示すブロック図。 利用者が外部サービスを利用する際にシステム10Aが実行する処理を例示するフロー図。 外部サービス用トークン管理用PFアドレスと利用者のPFアドレスとの間で外部サービス用トークンが送受信される様子を説明するための図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る対象物利用管理システム10を含むネットワークの構成を概略的に示す構成図である。システム10は、図1に示すように、インターネット等の通信ネットワーク20を介して電子ロック制御装置30及び情報処理端末32と通信可能に接続されている。図1においては、それぞれ1つの電子ロック制御装置30及び情報処理端末32のみが図示されているが、システム10は、それぞれ複数の電子ロック制御装置30及び情報処理端末32と通信可能に接続され得る。システム10は、電子ロック制御装置30を介した電子ロックの解錠によって利用可能となる対象物の利用を管理するための機能を有し、当該対象物の利用予約サービスを、情報処理端末32を介して提供する。システム10は、本発明のシステムの一部又は全部を実装する装置の一例である。
本実施形態のシステム10によってその利用が管理される対象物は、様々な種類の対象物が含まれ得る。対象物は、典型的には、その利用のために電子ロックの解錠が必要となるものであり、例えば、不動産物件、宿泊施設、自転車、自動車、及びロッカー等が含まれる。
システム10は、一般的なコンピュータとして構成されており、図1に示すように、CPU等のコンピュータプロセッサ11と、メインメモリ12と、入出力I/F13と、通信I/F14と、ストレージ(記憶装置)15とを備え、これらの各構成要素が図示しないバス等を介して電気的に接続されている。
コンピュータプロセッサ11は、ストレージ15等に記憶されている様々なプログラムをメインメモリ12に読み込んで、当該プログラムに含まれる各種の命令を実行する。メインメモリ12は、例えば、DRAM等によって構成される。
入出力I/F13は、ユーザ等との間で情報をやり取りするための各種の入出力装置を含む。入出力I/F13は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウス、タッチパネル等)等の情報入力装置、マイクロフォン等の音声入力装置、カメラ等の画像入力装置を含む。また、入出力I/F13は、ディスプレイ等の画像出力装置、スピーカ等の音声出力装置を含む。
通信I/F14は、ネットワークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装され、通信ネットワーク20等を介した有線又は無線の通信を実現できるように構成されている。
ストレージ15は、例えば磁気ディスク、フラッシュメモリ等によって構成される。ストレージ15は、オペレーティングシステムを含む様々なプログラム、及び各種データ等を記憶する。
本実施形態において、システム10は、それぞれが上述したハードウェア構成を有する複数のコンピュータを用いて構成され得る。例えば、システム10は、1又は複数のサーバ装置によって構成され得る。
このように構成された対象物利用管理システム10は、ウェブサーバ及びアプリケーションサーバとしての機能を有するように構成することができ、この場合、情報処理端末32にインストールされているウェブブラウザ又はその他のアプリケーションからの要求に応答して各種の処理を実行し、当該処理の結果に応じた画面データ(例えば、HTMLデータ)及び制御データ等を情報処理端末32に送信するように構成することができる。情報処理端末32では、受信したデータに基づくウェブページ又はその他の画面が表示される。
電子ロック制御装置30は、通信ネットワーク20を介してシステム10から受信する制御情報に基づいて、対応する電子ロックを解錠するように構成されている。電子ロック制御装置30は、電子ロックを機械的に解錠及び施錠するための機構及びアクチュエータ等を含み得る。また、電子ロック制御装置30は、電子ロックと一体に構成され、又は、当該電子ロックとは別体の装置として構成され得る。
情報処理端末32は、一般的なコンピュータとしての構成を有し、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス、又はパーソナルコンピュータ等として構成され得る。情報処理端末32のユーザは、当該端末32にインストールされているウェブブラウザ又はその他のアプリケーションを介したシステム10との通信を実行することによって、システム10が提供する利用予約サービス等を利用することができる。
次に、本実施形態の対象物利用管理システム10が有する機能について説明する。図2は、システム10が有する機能を概略的に示すブロック図である。システム10は、図示するように、様々な情報を記憶及び管理する情報記憶管理部41と、対象物の利用予約を管理する利用予約管理部43と、対象物を利用するための電子ロックを制御する電子ロック制御部45とを有する。これらの機能は、コンピュータプロセッサ11及びメインメモリ12等のハードウェア、並びに、ストレージ15等に記憶されている各種プログラムやデータ等が協働して動作することによって実現され、例えば、メインメモリ12に読み込まれたプログラムに含まれる命令をコンピュータプロセッサ11が実行することによって実現される。また、図2に示す機能の一部又は全部は、システム10と電子ロック制御装置30又は情報処理端末32とが協働することによって実現され得る。
システム10の情報記憶管理部41は、ストレージ15等において様々な情報を記憶及び管理する。例えば、情報記憶管理部41は、図2に示すように、対象物に関する情報を管理する対象物情報テーブル411と、対象物の利用予約に関する情報を管理する利用予約情報テーブル412とを有し得る。
システム10の利用予約管理部43は、対象物の利用予約の管理に関する様々な処理を実行する。例えば、利用予約管理部43は、利用予約の管理に関する様々な画面のHTMLデータ又は制御データを情報処理端末32に送信し、情報処理端末32で表示される当該画面を介したユーザによる操作入力に応答して様々な処理を実行し、当該処理の結果に応じたHTMLデータ又は制御データを情報処理端末32に送信する。
本実施形態において、利用予約管理部43は、対象物の利用予約を受け付けるように構成されている。例えば、利用予約管理部43は、情報処理端末32において表示される画面を介して利用予約を受け付けるように構成される。受け付けた利用予約に関する情報は、例えば、利用予約情報テーブル412に登録される。
本実施形態において、対象物の利用予約は、当該対象物の利用者のプラットフォームアドレス(以下、「PFアドレス」と言うことがある。)を伴う。PFアドレスは、ブロックチェーンを用いる所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンを送受信するためのアドレスである。こうした所定のプラットフォームは、所謂「スマートコントラクト」の機能を有するプラットフォームが含まれ、例えば、イーサリアム(Ethereum)又はその他のプラットフォーム(例えば、ビットコインのブロックチェーンを親チェーンとするサイドチェーンによってスマートコントラクトの機能が付加されたもの等)が含まれる。例えば、利用予約管理部43は、対象物の利用予約を受け付けるための画面において、当該対象物の利用者のPFアドレスの入力を受け付けるように構成される。
また、利用予約管理部43は、利用予約の受付に応じて、上記所定のプラットフォームにおけるトークンの一種である解錠用トークンを、対象物の利用者のPFアドレスに対して送信するように構成されている。例えば、所定のプラットフォームがイーサリアムである場合において、当該イーサリアムにおけるトークン(イーサリアムトークン)は、仮想通貨であるイーサ(Ether)とは別に発行可能な独自のトークンとして構成される。イーサリアムトークンは、ERC20トークンを含む。
本実施形態において、利用者のPFアドレスに対して送信される解錠用トークンは、利用予約が行われた対象物が関連付けられている。例えば、利用予約管理部43は、解錠用トークンの送信に用いられる所定のPFアドレスから利用者のPFアドレスに対して、利用予約が行われた対象物が関連付けられている解錠用トークンを送信するように構成される。例えば、解錠用トークンは、対象物毎に種類の異なる複数のトークンとして発行される。例えば、利用予約管理部43は、利用予約が行われた対象物に対応する種類の解錠用トークンを利用者のPFアドレスに送信する。なお、所定のプラットフォームがイーサリアムである場合において、種類の異なる複数の解錠用トークンは、個別の解錠用トークンの状態を管理するトークンコントラクトのPFアドレスが相互に異なる。
システム10の電子ロック制御部45は、電子ロックの制御に関する様々な処理を実行する。本実施形態において、電子ロック制御部45は、所定のPFアドレス(第1のPFアドレス)における解錠用トークンの受信に応じて、受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御するように構成されている。例えば、電子ロック制御部45は、受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを制御する電子ロック制御装置30を複数の装置30の中から特定し、特定した装置30に対して、電子ロックを解錠するための解錠用制御情報を送信することによって、当該電子ロック制御装置30を介して電子ロックを解錠するように構成される。なお、対象物と電子ロック制御装置30との対応関係は、例えば、対象物情報テーブル411において管理される。
また、電子ロック制御部45は、受信する解錠用トークンの送信元のPFアドレスが、利用予約における利用者のPFアドレスである場合に、当該受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠する一方、当該受信する解錠用トークンの送信元のPFアドレスが、利用予約における利用者のPFアドレスでない場合に、当該受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠しないように構成されている。例えば、受信する解錠用トークンの送信元のPFアドレスは、上記所定のプラットフォームにおけるブロックチェーン(トランザクション)を参照することによって特定される。また、例えば、利用予約におけるPFアドレスは、利用予約情報テーブル412において管理され、当該利用予約情報テーブル412を参照することによって特定される。
このように、本実施形態の対象物利用管理システム10は、対象物の利用予約の受付に応じて当該対象物が関連付けられている解錠用トークンを、当該対象物の利用者のPFアドレスに送信し、当該解錠用トークンの受信に応じて、当該対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御するように構成されている。つまり、システム10は、ブロックチェーンを用いるプラットフォームにおけるトークンを、電子ロックを解錠するための仮想的なキーとして用いるから、対象物の利用者は、利用者自身のPFアドレスで受信した解錠用トークンを所定のPFアドレスに送信することによって、利用予約を行った対象物を利用するための電子ロックの解錠を行うことが可能となる。例えば、利用者は、上記所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークン(解錠用トークン以外のトークンを含む。)の管理に利用しているPFアドレスを用いて解錠用トークンを管理することが可能となる。例えば、電子ロックを解錠するための専用のアプリケーションを不要とすることも出来る。このように、本実施形態の対象物利用管理システム10は、対象物を利用するための電子ロックの管理を支援する。
本実施形態において、PFアドレスは、上記所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンを一元管理するためのウォレットにおいて管理されるものを含む。ウォレットは、典型的には、1又は複数のPFアドレスを、対応する秘密鍵と共に管理するウェブサービス又はソフトウェアであり、仮想通貨及びトークンの送受信及び残高照会等の機能を有する。ウォレットは、ウェブウォレット又はソフトウェアウォレット等を含む。こうした構成は、利用者が、仮想通貨等の管理で使用しているウォレットを用いて、解錠用トークンの管理、及び、電子ロックの解錠を行うことを可能とする。
また、利用予約管理部43は、利用予約を受け付ける際に、対象物の利用日時を設定し、当該設定した利用日時に基づく有効期間を関連付けて解錠用トークンを送信するように構成することができ、この場合、電子ロック制御部45は、現在日時が、受信する解錠用トークンに関連付けられている有効期間内である場合に電子ロックを解錠する一方、同じく現在日時が、当該有効期間外である場合に電子ロックを解錠しないように構成され得る。有効期間は、例えば、所定のプラットフォームがイーサリアムである場合において、PFアドレス毎の残高を含む解錠用トークンの状態を管理するトークンコントラクトにおいて、利用者のPFアドレスに関連付けて管理される。こうした構成は、解錠用トークンに関連付けられた有効期間に基づく電子ロックの解錠を行うことを可能とする。
次に、このような機能を有する本実施形態の対象物利用管理システム10の具体例について説明する。この具体例におけるシステム10は、不動産物件の内覧予約サービスを提供するように構成されている。当該サービスでは、複数の仲介業者によって取り扱われる複数の物件の、情報処理端末32を介した情報閲覧、及び、内覧予約が可能となっている。
図3は、この例において、対象物情報テーブル411が管理する情報を例示する。対象物情報テーブル411は、不動産物件毎の情報を管理し、図示するように、個別の物件を識別する「物件ID」に対応付けて、「物件基本情報」、対応する電子ロックに関する情報である「電子ロック情報」、当該電子ロックを解錠するための解錠用トークンに関する情報である「解錠用トークン情報」等の情報を管理する。物件基本情報は、例えば、物件名、住所、間取り、写真、及び、家賃等を含む。
電子ロック情報は、対応する物件のドアに設けられている電子ロックを制御する電子ロック制御装置30を識別可能な識別情報を含む。
解錠用トークン情報は、対応する電子ロックを解錠するための解錠用トークンを識別可能な識別情報を含む。この例における解錠用トークンは、イーサリアムトークンとして構成されており、解錠用トークンの識別情報は、当該解錠用トークンの状態を管理するトークンコントラクトのPFアドレスを含む。
図4は、この例において、利用予約情報テーブル412が管理する情報を例示する。利用予約情報テーブル412は、内覧予約毎の情報を管理し、図示するように、個別の内覧予約を識別する「予約ID」に対応付けて、内覧予約が行われた物件を識別する「物件ID」、「内覧予約日時」、物件を内覧する利用者に関する情報である「利用者情報」、「仲介業者情報」等の情報を管理する。利用者情報は、利用者のPFアドレス(この例では、イーサリアムアドレス)を含む。
次に、この具体例におけるシステム10の動作について説明する。図5は、内覧予約の受付の際に、システム10が実行する処理を例示するフロー図である。システム10は、まず、図示するように、内覧予約を受け付ける(ステップS110)。この例では、内覧予約の受付は、情報処理端末32において表示される画面を介して行われる。例えば、一般の利用者、又は、仲介業者の担当者が当該画面を介して内覧予約を行う。
図6は、情報処理端末32において表示される内覧予約画面70を例示する。当該画面70は、図示するように、物件に関する情報を表示する物件情報表示領域72と、「内覧予約日時の設定」と表示された予約日時設定ボタン74と、「利用者情報の入力」と表示された利用者情報入力ボタン75と、確定ボタン78とを有する。
予約日時設定ボタン74が選択されると、物件内覧の予約日時を設定するための画面が表示され、当該画面を介した予約日時の設定が行われる。予約日時は、例えば、内覧日、内覧開始時刻、及び、内覧終了時刻によって構成される。
利用者情報入力ボタン75が選択されると、物件を内覧する利用者に関する情報を入力するための画面が表示され、当該画面を介して利用者情報の入力が行われる。利用者情報は、利用者のPFアドレスを含む。この例におけるPFアドレス(イーサリアムアドレス)は、HEX(16進数)形式の42文字の文字列として構成される。
確定ボタン78が選択されると、システム10は、内覧予約を受け付けて、関連する情報を利用予約情報テーブル412に登録する。なお、利用予約情報テーブル412における仲介業者情報には、物件毎に予め定められている仲介業者(物件の担当業者)に関する情報が設定されるようにしても良いし、仲介業者が内覧予約を行う場合において、内覧予約画面70を介して当該仲介業者に関する情報を入力できるようにし、入力された仲介業者に関する情報が設定されるようにしても良い。
図5のフロー図に戻り、こうして内覧予約を受け付けると、次に、システム10は、受付完了メッセージを送信する(ステップS120)。受付完了メッセージは、内覧を行う利用者及び仲介業者に対して送信され、例えば、電子メール、又は、チャットメッセージ等の形式のメッセージとして送信される。当該メッセージは、内覧予約の内容を確認するためのものであり、例えば、物件内覧の予約日時、及び、物件周辺の地図等を含む。
続いて、システム10は、解錠用トークンを利用者のPFアドレスに送信する(ステップS130)。具体的には、システム10は、解錠用トークン管理用PFアドレスから利用者のPFアドレスに対して、内覧予約された物件に対応する解錠用トークンを送信する。
図7は、解錠用トークン管理用PFアドレスから利用者のPFアドレスに対して解錠用トークンが送信される様子を説明するための図である。この例では、図示するように、解錠用トークン管理用PFアドレス51(aaaa・・・)において、複数の解錠用トークンが予め保有されている。当該PFアドレス51は、内覧予約サービスの提供事業者等によって管理されるPFアドレスである。また、複数の解錠用トークンは、物件毎に種類の異なるイーサリアムトークンとして予め発行されている。例えば、図示するように、それぞれ複数の物件Aの解錠用トークン60A、物件Bの解錠用トークン60B、及び、物件Cの解錠用トークン60Cが発行されて、PFアドレス51において保有されている。例えば、物件Bの内覧予約が行われた場合、物件Bの解錠用トークン60Bが、内覧予約における利用者のPFアドレス53(bbbb・・・)に対して送信(提供)される。
解錠用トークンの送信は、具体的には、解錠用トークン管理用PFアドレスから利用者PFアドレスに対して解錠用トークンを送信するためのイーサリアムにおけるトランザクションが実行されることによって実現される。当該トランザクションは、解錠用トークンに対応する(つまり、物件に対応する)トークンコントラクトに対して送信されて実行される。
また、システム10が解錠用トークンを送信する際には、内覧予約における内覧予約日時に対応する有効期間が、当該解錠用トークンに関連付けられる。具体的には、上述したトランザクションにおいて、内覧予約日時に対応する有効期間が記述され、記述された有効期間が、利用者PFアドレスに対応する有効期間として、トークンコントラクトにおいて設定される。
図8は、解錠用トークンの状態を管理するトークンコントラクトを説明するための図である。トークンコントラクトは、イーサリアムにおけるスマートコントラクトとして構成されており、この例では、図示するように、特定の解錠用トークンに関して、当該トークンを保有するPFアドレス毎に、トークンの残高(数)、及び、有効期間を管理している。図8の例では、解錠用トークン管理用PFアドレス「aaaa・・・・」において96個の解錠用トークンが保有されている。また、PFアドレス「bbbb・・・・」の利用者は1つの解錠用トークンを保有しており、そのトークンの有効期間は2018年5月1日の11:00−12:00である。また、PFアドレス「cccc・・・・」の利用者は1つの解錠用トークンを保有しており、そのトークンの有効期間は2018年5月2日の14:00−15:00である。これらの有効期間は、物件の内覧予約日時に対応している。
上述したトランザクションを受信したトークンコントラクトにおいて当該トランザクションが実行されることにより解錠用トークンの送受信が反映される。具体的には、当該トークンコントラクトにおいて、解錠用トークン管理用PFアドレスの残高が1つ減少し、また、利用者PFアドレスの残高が1つ増加する。なお、このように実行されるトランザクションは、イーサリアムにおけるブロックチェーンに反映される。
以上、内覧予約の受付の際にシステム10が実行する処理について説明した。次に、物件の電子ロックを解錠する際にシステム10が実行する処理について説明する。
物件の内覧を行う利用者は、内覧予約日時になると、上述した解錠用トークン管理用PFアドレスに対して自身が保有する解錠用トークンを送信することにより、対応する電子ロックを解錠することができる。解錠用トークン管理用PFアドレスは、例えば、内覧予約の受付の際に利用者が受信する受付完了メッセージにおいて記述されている(例えば、QRコード(登録商標)の形式でも記述され得る。)。利用者は、例えば、イーサ及びイーサリアムトークンを一元管理するためのウォレットの機能を利用して、解錠用トークンを送信するためのトランザクションを発行することができる。
図9は、物件の電子ロックを解錠する際にシステム10が実行する処理を例示するフロー図である。より詳しくは、システム10は、解錠用トークンを解錠用トークン管理用PFアドレスに送信するためのトランザクションが、当該解錠用トークンに対応するトークンコントラクトにおいて受信されたときに、図9に例示する処理を実行する。
システム10は、まず、図9に示すように、現在日時が、受信する解錠用トークンの有効期間の範囲内であることを確認する(ステップS210)。具体的には、システム10は、解錠用トークンに対応するトークンコントラクトにおいて受信したトランザクションに含まれる送信元のPFアドレスに対して設定されている有効期間を、当該トークンコントラクトを参照することによって特定し、現在日時が、特定した有効期間の範囲内であることを確認する。なお、現在日時が有効期間の範囲外である場合、所定のエラー処理が行われる。
続いて、システム10は、受信する解錠用トークンの送信元のPFアドレスが、内覧予約時の利用者PFアドレスであることを確認する(ステップS220)。具体的には、システム10は、トランザクションを受信したトークンコントラクトのPFアドレスと対象物情報テーブル411の解錠用トークン情報に基づいて、受信する解錠用トークンに対応する物件IDを特定し、特定した物件IDと現在日時に対応する内覧予約の利用者PFアドレスを、利用予約情報テーブル412の物件ID、内覧予約日時、及び利用者情報を参照して特定し、受信したトランザクションに含まれる送信元のPFアドレスが、特定した利用者PFアドレスであることを確認する。なお、受信する解錠用トークンの送信元のPFアドレスが内覧予約時の利用者PFアドレスでない場合、所定のエラー処理が行われる。
そして、システム10は、対応するトークンコントラクトの状態を更新する(ステップS230)。具体的には、対応するトークンコントラクトにおいて受信したトランザクションを実行することによって、当該トークンコントラクトの状態を更新する。状態が更新されたトークンコントラクトにおいては、解錠用トークンの送受信が反映されており、当該解錠用トークンの残高は、解錠用トークン管理用PFアドレスにおける残高が1つ増加し、対応する利用者PFアドレスにおける残高が1つ減少する(通常は、0となる)。
続いて、システム10は、対応する電子ロック制御装置30に対して解錠用制御情報を送信する(ステップS240)。具体的には、システム10は、受信した解錠用トークンに対応する電子ロック制御装置30を、対象物情報テーブル411の解錠用トークン情報及び電子ロック情報を参照することによって特定し、特定した電子ロック制御装置30に対して解錠用制御情報を送信する。解錠用制御情報を受信した電子ロック制御装置30は、物件のドアに設けられている電子ロックを解錠する。この結果、利用者は、物件のドアを開けて内部に入ることが可能となる。
図10は、利用者のPFアドレスから解錠用トークン管理用PFアドレスに対して解錠用トークンが送信される様子を説明するための図である。図示するように、例えば、利用者PFアドレス53から解錠用トークン管理用PFアドレス51に対して物件Bの解錠用トークン60Bが送信されると(解錠要求が行われると)、対象物利用管理システム10は、当該物件Bのドアに設けられている電子ロックを解錠するための解錠用制御情報を、当該電子ロックを制御する電子ロック制御装置30に対して送信することになる。なお、解錠用トークン管理用PFアドレスにおける解錠用トークンの受信に応じて、当該解錠用トークンの残高が1つ増加するから、電子ロックの解錠に用いられた解錠用トークンは、その後、再利用されると言うことができる。
この例において、電子ロックは、解錠後にドアが開閉されると、再度自動的に施錠されるように構成されている。また、当該電子ロックは、物件の内部からは常に手動で解錠可能となるように構成されている。従って、物件を内覧する利用者は、いつでも物件の外部に出ることはできるが、一旦、物件の外部に出てしまうと、再度、電子ロックを解錠して物件の内部に入ることができない。この点を考慮して、内覧予約の受付の際に2以上の所定数の解錠用トークンを利用者PFアドレスに送信するようにしても良い。こうすれば、利用者は、所定数に対応する回数の範囲内で、電子ロックの解錠を繰り返し行うことが可能となる。
上述した例では、解錠用トークン管理用PFアドレスから利用者PFアドレスに対して解錠用トークンを送信すると共に、利用者PFアドレスからの解錠用トークンを同じく解錠用トークン管理用PFアドレスにおいて受信するようにしたが、解錠用トークンを送信する送信用PFアドレスと、解錠用トークンを受信する受信用PFアドレスとを別のアドレスとして構成しても良い。この場合、受信用PFアドレスにおいて受信された解錠用トークンは、当該受信用PFアドレスから送信用PFアドレスに対してシステム10によって送信され、その後、再利用される。
以上説明した本実施形態に係る対象物利用管理システム10は、対象物の利用予約(例えば、不動産物件の内覧予約)の受付に応じて当該対象物が関連付けられている解錠用トークンを、当該対象物の利用者のPFアドレスに送信し、当該解錠用トークンの受信に応じて、当該対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御するように構成されている。つまり、システム10は、ブロックチェーンを用いるプラットフォーム(例えば、イーサリアム)におけるトークンを、電子ロックを解錠するための仮想的なキーとして用いるから、対象物の利用者は、利用者自身のPFアドレスで受信した解錠用トークンを所定のPFアドレスに送信することによって、利用予約を行った対象物を利用するための電子ロックの解錠を行うことが可能となる。例えば、利用者は、上記所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークン(解錠用トークン以外のトークンを含む。)の管理に利用しているPFアドレス(例えば、ウォレットにおいて管理されているアドレス)を用いて解錠用トークンを管理することが可能となる。例えば、電子ロックを解錠するための専用のアプリケーションを不要とすることも出来る。このように、本実施形態の対象物利用管理システム10は、対象物を利用するための電子ロックの管理を支援する。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図11は、当該他の実施形態における対象物利用管理システム10Aが有する機能を概略的に示すブロック図である。当該他の実施形態におけるシステム10Aにおける利用予約管理部43Aは、上述した解錠用トークンに加えて、利用予約が行われた対象物において利用可能な外部サービスが関連付けられている外部サービス用トークンを、当該利用予約における利用者のPFアドレスに対して送信するように構成されている。また、システム10Aは、所定のPFアドレス(第2のPFアドレス)における外部サービス用トークンの受信に応じて、受信する外部サービス用トークンに関連付けられている外部サービスを利用するための外部システムに対して、当該外部サービスの利用要求を行うように構成された外部サービス制御部47Aを有する。こうした構成は、ブロックチェーンを用いるプラットフォームにおけるトークンを、電子ロックを解錠するための仮想的なキーとして用いることに加えて、外部サービスを利用するための仮想的なチケットとして用いるから、対象物の利用者は、利用者自身のPFアドレスで受信する外部サービス用トークンを所定のPFアドレスに送信することによって、利用予約を行った対象物において利用可能な外部サービスを利用することが可能となる。例えば、利用者は、上記所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンの管理に利用しているPFアドレスを用いて、外部サービスを利用するための外部サービス用トークンを管理することが可能となる。
次に、このような機能を有する本実施形態の対象物利用管理システム10Aの具体例について説明する。この具体例におけるシステム10Aは、宿泊施設の宿泊予約サービスを提供するように構成されている。当該サービスでは、複数の宿泊施設の情報閲覧、及び、宿泊予約が可能となっている。
この例におけるシステム10Aは、上述したシステム10の具体例と同様に、宿泊予約における宿泊施設に関連付けられている解錠用トークン(宿泊施設のドアの電子ロックを解錠するための解錠用トークン)を利用者のPFアドレスに送信すると共に、当該宿泊施設において利用可能な外部サービスに関連付けられている外部サービス用トークンを同じく利用者のPFアドレスに送信する。例えば、システム10Aは、宿泊予約時に利用者によって選択された宿泊プランに応じた外部サービス用トークンを利用者のPFアドレスに送信する。外部サービスは、例えば、食事及びアメニティ用品の配達サービス及び動画視聴サービス等を含む。また、外部サービス用トークンは、所定の有効期間(宿泊期間と同じ期間でも良いし、宿泊期間とは異なる期間でも良い。)が設定される。
図12は、この具体例において、利用者が外部サービスを利用する際にシステム10Aが実行する処理を例示するフロー図である。より詳しくは、システム10Aは、外部サービス用トークンを外部サービス用トークン管理用PFアドレスに送信するためのトランザクションが、当該外部サービス用トークンに対応するトークンコントラクトにおいて受信されたときに、図12に例示する処理を実行する。
システム10Aは、まず、図12に示すように、現在日時が、受信する外部サービス用トークンの有効期間の範囲内であることを確認する(ステップS310)。具体的には、システム10Aは、外部サービス用トークンに対応するトークンコントラクトにおいて受信したトランザクションに含まれる送信元のPFアドレスに対して設定されている有効期間を、当該トークンコントラクトを参照することによって特定し、現在日時が、特定した有効期間の範囲内であることを確認する。なお、現在日時が有効期間の範囲外である場合、所定のエラー処理が行われる。
続いて、システム10Aは、対応するトークンコントラクトの状態を更新する(ステップS330)。具体的には、対応するトークンコントラクトにおいて受信したトランザクションを実行することによって、当該トークンコントラクトの状態を更新する。状態が更新されたトークンコントラクトにおいては、外部サービス用トークンの残高は、外部サービス用トークン管理用PFアドレスにおける残高が1つ増加し、また、利用者PFアドレスにおける残高が1つ減少する。
続いて、システム10Aは、対応する外部システムに対して、対応する外部サービスを利用するための利用要求情報を送信する(ステップS340)。利用要求情報を受信した外部システムでは、外部サービスを利用するための処理(例えば、食事又はアメニティ用品の配達注文)が実行される。
図13は、外部サービス用トークン管理用PFアドレスと利用者のPFアドレスとの間で外部サービス用トークンが送受信される様子を説明するための図である。図示するように、この具体例においても、解錠用トークン管理用PFアドレス51(aaaa・・・)と利用者PFアドレス53(bbbb・・・)との間で解錠用トークン60の送受信が行われる一方、外部サービス用トークン管理用PFアドレス(dddd・・・)55と利用者PFアドレス53との間で外部サービス用トークンの送受信が行われる。解錠用トークン管理用PFアドレス51及び外部サービス用トークン管理用PFアドレス55は、宿泊予約サービスの提供事業者等によって管理されるPFアドレスである。例えば、外部サービス用トークン管理用PFアドレス55において、複数の外部サービス用トークンが保有されており、これらの複数の外部サービス用トークンは、外部サービス毎に種類の異なるイーサリアムトークンとして予め発行されている。例えば、図示するように、それぞれ複数の外部サービスa用のトークン61a、外部サービスb用のトークン61b、及び、外部サービスc用のトークン61cが発行されてPFアドレス55において保有されている。例えば、宿泊予約の際に選択された宿泊プランに応じて、2つの外部サービス用トークン61a、及び、1つの外部サービス用トークン61bが、宿泊予約における利用者のPFアドレス53に対して送信される。
例えば、利用者PFアドレス53から外部サービス用トークン管理用PFアドレス55に対して外部サービスa用のトークン61aが送信されると、対象物利用管理システム10Aは、外部サービスaを利用するための利用要求情報を、当該外部サービスaを提供する事業者等によって管理・運用される外部サービス用システム34Aに送信する。例えば、外部サービスaは、食事(朝食)の配達である。
以上説明した本実施形態に係る対象物利用管理システム10Aは、ブロックチェーンを用いるプラットフォーム(例えば、イーサリアム)におけるトークンを、電子ロックを解錠するための仮想的なキーとして用いることに加えて、外部サービスを利用するための仮想的なチケットとして用いるから、対象物の利用者は、利用者自身のPFアドレスで受信した外部サービス用トークンを所定のPFアドレスに送信することによって、利用予約を行った対象物において利用可能な外部サービスを利用することが可能となる。例えば、利用者は、上記所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンの管理に利用しているPFアドレスを用いて外部サービス用トークンを管理することが可能となる。
本明細書で説明された処理及び手順は、明示的に説明されたもの以外にも、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの任意の組み合わせによって実現される。例えば、本明細書で説明される処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク等の媒体に、当該処理及び手順に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明された処理及び手順は、当該処理・手順に相当するコンピュータプログラムとして実装し、各種のコンピュータに実行させることが可能である。
本明細書中で説明された処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理又は手順は複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は複数のモジュールによって実行され得る。また、本明細書において説明されたソフトウェア及びハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、又はより多い構成要素に分解することによって実現することも可能である。
本明細書において、発明の構成要素が単数もしくは複数の何れか一方として説明された場合、又は、単数もしくは複数の何れとも限定せずに説明された場合であっても、文脈上別に解すべき場合を除き、当該構成要素は単数又は複数の何れであってもよい。
10、10A 対象物利用管理システム
20 通信ネットワーク
30 電子ロック制御装置
32 情報処理端末
34A 外部システム
41 情報記憶管理部
411 対象物情報テーブル
412 利用予約情報テーブル
43、43A 利用予約管理部
45 電子ロック制御部
47A 外部サービス制御部
51 解錠用トークン管理用PFアドレス
53 利用者PFアドレス
55 外部サービス用トークン管理用PFアドレス
60 解錠用トークン
61 外部サービス用トークン
70 内覧予約画面

Claims (8)

  1. 1又は複数のコンピュータプロセッサを備え、対象物の利用を管理するためのシステムであって、
    前記1又は複数のコンピュータプロセッサは、読取可能な命令の実行に応じて、
    ブロックチェーンを用いる所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンを送受信するためのプラットフォームアドレスであって対象物の利用者のプラットフォームアドレスを伴う対象物の利用予約を受け付ける処理と、
    前記利用予約の受付に応じて、前記所定のプラットフォームにおけるトークンの一種であって前記利用予約における対象物が関連付けられている解錠用トークンを、前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスに対して送信する処理と、
    第1のプラットフォームアドレスにおける解錠用トークンの受信に応じて、受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御する処理と、を実行し、
    前記解錠を制御する処理は、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスである場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠する一方、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスでない場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠しないことを含む、
    システム。
  2. 前記所定のプラットフォームは、イーサリアムを含む、
    請求項1のシステム。
  3. 前記プラットフォームアドレスは、前記所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンを一元管理するためのウォレットにおいて管理されるものを含む、
    請求項1又は2のシステム。
  4. 前記受け付ける処理は、対象物の利用日時を設定することを含み、
    前記送信する処理は、前記利用予約において設定した利用日時に基づく有効期間を関連付けて解錠用トークンを送信することを含み、
    前記解錠を制御する処理は、現在日時が、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている有効期間内である場合に電子ロックを解錠する一方、現在日時が、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている有効期間外である場合に電子ロックを解錠しないことを含む、
    請求項1ないし3何れかのシステム。
  5. 前記対象物は、不動産物件又は宿泊施設である、
    請求項1ないし4何れかのシステム。
  6. 前記送信する処理は、前記利用予約における対象物が関連付けられている解錠用トークンに加えて、前記利用予約における対象物において利用可能な外部サービスが関連付けられている外部サービス用トークンを、前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスに対して送信することを含み、
    前記1又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、第2のプラットフォームアドレスにおける外部サービス用トークンの受信に応じて、受信する外部サービス用トークンに関連付けられている外部サービスを利用するための外部システムに対して前記受信する外部サービス用トークンに関連付けられている外部サービスの利用要求を行う処理と、を実行する、
    請求項1ないし5何れかのシステム。
  7. 1又は複数のコンピュータによって実行され、対象物の利用を管理するための方法であって、
    ブロックチェーンを用いる所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンを送受信するためのプラットフォームアドレスであって対象物の利用者のプラットフォームアドレスを伴う対象物の利用予約を受け付けるステップと、
    前記利用予約の受付に応じて、前記所定のプラットフォームにおけるトークンの一種であって前記利用予約における対象物が関連付けられている解錠用トークンを、前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスに対して送信するステップと、
    第1のプラットフォームアドレスにおける解錠用トークンの受信に応じて、受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御するステップと、を備え、
    前記解錠を制御するステップは、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスである場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠する一方、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスでない場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠しないことを含む、
    方法。
  8. 対象物の利用を管理するためのプログラムであって、
    1又は複数のコンピュータ上での実行に応じて、前記1又は複数のコンピュータに、
    ブロックチェーンを用いる所定のプラットフォームにおける仮想通貨及びトークンを送受信するためのプラットフォームアドレスであって対象物の利用者のプラットフォームアドレスを伴う対象物の利用予約を受け付ける処理と、
    前記利用予約の受付に応じて、前記所定のプラットフォームにおけるトークンの一種であって前記利用予約における対象物が関連付けられている解錠用トークンを、前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスに対して送信する処理と、
    第1のプラットフォームアドレスにおける解錠用トークンの受信に応じて、受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックの解錠を制御する処理と、を実行させ、
    前記解錠を制御する処理は、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスである場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠する一方、前記受信する解錠用トークンの送信元のプラットフォームアドレスが前記利用予約における利用者のプラットフォームアドレスでない場合に、前記受信する解錠用トークンに関連付けられている対象物を利用するための電子ロックを解錠しないことを含む、
    プログラム。

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