JP2019196593A - 梁工事用吊り足場 - Google Patents

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Abstract

【課題】トラス橋のトラス梁に簡単に取付け、取外しでき、構成部材の搬送、格納も容易である梁工事用吊り足場を提供すること。【解決手段】サイドフレームYが、梁Aの上側に水平に配置されるベースフレーム1の左右両端部に回転自在に取付けて梁Aの両側面にそれぞれ対向させる左右一対の縦フレーム2A、2Bと、各縦フレーム2A、2Bの下端部外側にそれぞれ回転自在に取付けた左右一対の水平なステップフレーム6、6と、各ステップフレーム6、6の外端にそれぞれ着脱自在に差し込んだ手摺支柱5、5と、ベースフレーム1に上下移動自在に取付けて梁Aの上面に当接させる一つ又は複数の高さ調整ジャッキ7と、ベースフレーム1の下部に設けられ梁Aの側部に離接自在に当接するズレ止め調整ジャッキ8と、各縦フレーム2A、2Bの下端部内側に高さ調整ジャッキ7に対向して設けたクッション11とで構成されることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は鋼製トラス橋における下弦材等の梁の補修、補強、塗装工事、その他のメンテナンス工事の使用に適する梁工事用吊り足場に関するものである。
一般に川や谷の上部に設けた鋼製のトラス橋のトラス梁は橋脚上に架け渡した水平な下弦材と、下弦材にガセットプレートを介して起立した垂直材及び斜材と、垂直材と斜材上に架設した上弦材と、下弦材間に架設した水平ブレース材と、を備え、このトラス梁の上弦材上に歩行用、車道用の床版を敷設している。
しかしながら、事故や落橋を防止する為にトラス梁の耐久性、耐荷性を確保する必要があり、そのためトラス梁の異常や損傷を早期に発見してその補修、補強を行う必要がある。
この為、従来はトラス梁に吊り足場を設け、この吊り足場を利用して作業者が点検作業し、異常箇所があればその都度この異常個所に対して補修、補強工事を行っている。
この足場としては、例えば、図14に示すような吊り足場Tが利用されている。この吊り足場Tは、ボックス梁からなる下弦材Aに吊り下げた前後一対のサイドフレームKと、サイドフレームKに着脱自在に架設した足場板及び手摺支柱Jとを備えたものである。
そして、サイドフレームKは下弦材Aの上側に水平に配置する水平な単管Bと、単管Bの左右両端部にクランプDを介して取付けた左右一対の建地C、Cと、建地Cの下端部外側にそれぞれクランプDと当て金具Fを介して取付けた左右一対の水平な三角形状のブラケットIとから構成され、ブラケットI上に足場板を下弦材Aの側面に沿って架設し、同じくブラケットIの外端にそれぞれクランプDを介して手摺支柱Jを着脱自在に取付け、手摺支柱Jに単管からなる手摺lをとりつけるようにしたものである。
これにより、例えば、吊り足場Tを利用して、作業者が例えば下弦材Aの異常箇所を検出し、その補修、補強、塗装工事、その他のメンテナンス工事を行うようにしている。
しかしながら、上記従来の吊り足場Tは機能上欠陥があるわけではないが、この吊り足場の取付作業や撤去作業の改善が望まれている。
すなわち、この従来の吊り足場Tは上記のように単管B、建地C、クランプD、ブラケットI等の構成部材が独立していてばらばらであるから、その搬送、格納が困難であり、部材同士の組付け作業、撤去作業が困難である。
特に、水平な単管Bに建地CをクランプDで結合する作業やその取外し作業、建地CにクランプDと当て金具FでブラケットIを取付ける作業やその撤去作業が困難で面倒でありその改善が望まれている。
そこで、本発明の目的は、トラス橋のトラス梁に簡単に取付け、取外しでき、構成部材の搬送、格納も容易である梁工事用吊り足場を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、前後一対のサイドフレームと、上記サイドフレーム間に着脱自在に架設した足場板及び手摺とを備えた梁工事用吊り足場において、上記サイドフレームが、梁の上側に水平に配置するベースフレームと、上記ベースフレームの左右両端部に回転自在に取付けて上記梁の両側面にそれぞれ対向させる左右一対の縦フレームと、上記各縦フレームの下端部外側にそれぞれ回転自在に取付けた左右一対の水平なステップフレームと、上記各ステップフレームの外端にそれぞれ着脱自在に差し込んだ手摺支柱と、上記ベースフレームに上下移動自在に取付けて上記梁の上面に当接させる一つ又は複数の高さ調整ジャッキと、上記ベースフレームの下部に設けられ上記梁Aの側部に離接自在に当接するズレ止め調整ジャッキと、上記各縦フレームの下端部内側に上記高さ調整ジャッキに対向して設けたクッションとで構成されることを特徴とする。
本発明によれば、次の効果を達成できる。
A)水平なベースフレームに左右の縦フレームを引掛けて回転するだけでサイドフレームを例えば下弦材からなる梁に取り付けでき、また縦フレームに対してステップフレームを回転するだけでこのステップフレームを水平に配置できるから吊り足場自体の取付けが容易であり、また上記の操作と逆にするだけで吊り足場の撤去が容易であり、その取付作業及び撤去作業の簡素化とスピードアップを図れ、作業性の向上、経済性の向上を達成できる。
B)また、縦フレームにステップフレームが予め回転自在に結合されており、ジャッキやクッションも最初からベースフレームや縦フレームに最初から取付けられているので、これらの部品の結合作業が省略でき、搬送、格納も同時に行え、作業性の向上を図れる。
C)特に、各構成部材を結合するクランプ等の独立した部材を必要としないので、部品の簡素化が図れ、加工性、組付性、経済性の向上を図れる。
(A)は本発明の吊り足場におけるサイドフレームの正面図、(B)は一部切欠き側面図である。 (A)はベースフレームの拡大平面図、(B)は同拡大正面図である。 (A)は右側縦フレームの左側面図、(B)は同正面図、(C)は同右側面面図である。 (A)はベースフレームの一部拡大平面図、(B)は右側縦フレームの一部拡大正面図である。 右側縦フレームとステップの拡大正面図である。 (A)は取付け片部分の拡大左側面図、(B)は同拡大正面図、(C)は同拡大右側面図である。 (A)はステップフレームの拡大平面図、(B)は同拡大正面図である。 (A)は手摺の平面図、(B)は手摺の中桟の平面図、(C)は手摺の側面図である。 吊り足場を取付けたトラス梁の側面図、 図9のB−B線縦断背面図である。 トラス梁の水平ブレース部の一部切欠き平面図である。 同水平ブレース部の側面図である。 (1)〜(8)は吊り足場の取付け工程を示す略示正面図である。 (A)は従来の吊り足場におけるサイドフレームの正面図である。(B)は同右側面図である。
以下、本発明の実施の一例を図に基づいて説明する。本発明は、鋼製トラス橋における下弦材等の梁の補修、補強、塗装工事、その他のメンテナンス工事の使用に適する梁工事用吊り足場に関するものである。
トラス橋のトラス梁は図9、図10に示すように、橋脚上に架け渡した水平な左右の水平な下弦材たるボックス梁Aと、ボックス梁AにガセットプレートMを介して起立した垂直材N及び斜材Oと、垂直材Nと斜材O上に架設した上弦材Pと、ボックス梁A、A間に架設した水平ブレース材Rとを備えている。
そして、上弦材P上に車道用、補強用の床版(図示せず)を敷設するようになっている。
本発明の梁工事用吊り足場Hは図9、図10に示すように、ボックス梁Aに取付けられてボックス梁Aやその周辺の構造物のメンテナンス工事等に利用されるものである。
この吊り足場Hは、図1に示すように、ボックス梁Aの長手方向に沿って取り付けた前後一対となる複数のサイドフレームY、Yと、各サイドフレームY、Y間に着脱自在に架設した足場板及び手摺Xと、を備えている。
この場合、吊り足場Hは最小限前後一対のサイドフレームY、Yを備えていれば良いが、梁Aが長い場合は図9に示すように、前後方向(図において左右方向)に沿って複数のサイドフレームYを取付けるようにしている。
サイドフレームYは、図1に示すように、梁Aの上側に水平に配置するベースフレーム1と、ベースフレーム1の左右両端部に回転自在に取付けて上記梁Aの両側面にそれぞれ対向させる左右一対の縦フレーム2A、2Bと、各縦フレーム2A、2Bの下端部外側にそれぞれ回転自在に取付けた左右一対の水平なステップフレーム6、6と、各ステップフレーム6、6の外端にそれぞれ着脱自在に差し込んだ手摺支柱5、5と、ベースフレーム1に上下移動自在に取付けて梁Aの上面に当接させる二つの高さ調整ジャッキ7と、上記ベースフレーム1の下部に設けられ上記梁Aの側部に離接自在に当接するズレ止め調整ジャッキ8と、各縦フレーム2A、2Bの下端部内側に高さ調整ジャッキに7に対向して設けたクッション11とで構成させている。
上記ベースフレーム1は、図2(A),(B)に示すように、ボックス状のパイプ本体1aと、パイプ本体1aの左右両側下面に下方に向けて固定した断面L字状のジャッキ取付けフレーム10、10と、パイプ本体1aを前後方向に貫通して設けた左右一対の水平なサイドフレーム取付け軸9、9と、パイプ本体1aに上下方向に貫通する二つのジャッキ挿通孔1b、1bとを備えている。
ジャッキ取付けフレーム10、10の下部には図2(B)に示すようにそれぞれズレ止め調整ジャッキ8、8を上記梁Aの側面に対向して水平方向移動自在に取付けている。
また、上記ジャッキ挿通孔1b、1bにそれぞれ高さ調整ジャッキ7、7を上記梁Aの上面に対向して上下移動自在に挿入させている。
ジャッキ取付けフレーム10は、図2(A)、(B)に示すように、パイプ本体1aの両端下面に固定された水平片11aと垂直片11bとからなり、垂直片11bにブラケット20を介してズレ止め調整ジャッキ8が水平方向移動自在に取り付けられている。
ブラケット20は、垂直片11bに固定した水平な支持アーム21と、支持アーム21に設けたネジ筒22とから構成されている。
ズレ止め調整ジャッキ8は上記ネジ筒22に水平方向移動自在に螺合したネジロッド23と、ネジロッド23の内側端部に連結した皿24と、ネジロッド23の外端に設けた回転駆動用のリング25とから構成されている。これにより、リング25を把持して回転させると、ネジロッド23がネジ筒22に沿って軸方向に移動するため、皿24が梁Aの側面に離接自在に当接する。
上記サイドフレーム取付け軸9は、図2、図4(A)に示すようにパイプ本体1aを貫通する水平な軸体9aと、この軸体9aの両端に一体に設けたフランジ9bとを備えている。
上記高さ調整ジャッキ7は、図4(B)に示すようにパイプ本体1aの下面にボルトbとナットnを介して固定したブラケット7bと、ブラケット7bに固定したナット7Cと、ナット7Cに螺合されてパイプ本体1aを上下方向に移動自在に貫通するロッド7aと、ロッド7aの下端に設けた皿7dと、ロッド7aの上端に設けた駆動用のリング7eとを備えている。
次に、各縦フレーム2A、2Bは、図3、図4に示すように、断面コ字状の支柱本体2aと、支柱本体2aの上端部内側に水平に取付けられた引掛け片2cと、支柱本体2aの下端部に一体に形成した水平な二股状の取付け片2Fとから構成されている。
引掛け片2cは水平な前後一対の板2d、2dからなり、この引掛け片2cの下部には上記サイドフレーム取付け軸9に回転自在に係合するフック状の引掛け溝2Eが形成されている。
支柱本体2aの下部と上部にはそれぞれドグルピン差込み孔15a、15bが形成されており、これらのドグルピン差込み孔15a、15bにそれぞれドグルピン14を着脱自在に挿入するようになっている。
上記取付け片2Fの外側には図1、図5に示すように、ステップフレーム6が回転自在に軸支され、同じく上記取付け片2Fの内側上部にはゴム等からなるクッション11が取付けられている。
更に、取付け片2Fには図3(B)に示すように回転軸挿入用の孔12とストップピン挿入用のピン挿入孔13が形成されており、図5、図6に示すように、孔12に挿入した回転軸12Aを介してステップフレーム6が回転自在に取付けられている。
また、取付け片2Fに形成されている互いに対向するピン挿入孔13,13には、ストップピン13Aが挿通されており、回転軸12Aを介して回転するステップフレーム6を水平支持できるようになっている。
加えて、図5,図6に示すように、ステップフレーム6がストップピン13Aによって水平支持された状態で、他方のドグルピン差込み孔15bにドグルピン14が差し込まれると、ステップフレーム6がストップピン13Aとドグルピン14によって挟持されて、風で煽られてもステップフレーム6が回動しない。
上記ステップフレーム6は、図1、図5、図7に示すように、取付け片2Fに回転軸12Aを介して回転自在に軸支した水平な足場板支持フレーム3と、足場板支持フレーム3の両側に連結した内側及び外側の一対の縦支柱6A、6Bと、縦支柱6A、6Bの下部間に水平に架設した補強フレーム6Cとから構成されている。
そして、この足場板支持フレーム3上に足場板を載置させ、外側の縦支柱6Bの上端に手摺支柱5を着脱自在に差し込んでいる。
さらに、手摺支柱5には図1(B)に示すように梁Aの左右の側面に沿って水平な手摺Xや手摺ロープを架設するようになっている。
手摺Xは図8に示すように、一対の縦パイプ26,26と、縦パイプ26,26に架け渡される横パイプ27と中桟28と巾木29とからなり、各縦パイプ26,26が手摺支柱5にクランプ30を介して取付けられている。
この場合、図5に示すように、外側の縦支柱6Bの上端中空部に手摺支柱5の下部5Aを抜き差し自在に挿入し、ドグルピン差込み孔5aにドグルピン14を差し込んで手摺支柱5の抜けを防止している、
次に、吊り足場Hをボックス梁Aに設置する工程を図11〜図13に基づいて説明する。
作業者は図11に示す水平ブレース材R上を歩行して機材を搬入し、この水平ブレース材Rを利用して梁Aに吊り足場Hを設置、又は撤去する。
この場合、安全を期して図11、図12に示すように、水平ブレース材R上に複数の親綱支柱rを起立し、各親綱支柱r間に架設した横架材sに親綱をスライド自在に取り付け、この親綱を利用して作業者が歩行する。
A)この状態でまず図13(1)に示すように、ズレ止め調整ジャッキ8を伸ばして皿24を梁Aの左右の側面に圧接し、梁Aの上に配置したベースフレーム1を梁Aに固定する(第一工程)。
B)次に、図13(2)に示すように、左右の引掛け片2c、2cの引掛け溝2Eをサイドフレーム取付け軸9に引掛ける(第二工程)。
この状態ではステップフレーム6が回転軸12Aを介して縦フレーム2A、2Bに軸支され、また縦フレーム2A、2Bの上側のドグルピン差込み孔15aに差し込んだドグルピン14で保持されて回転が阻止されている。
C)次に、図13(3)に示すように、サイドフレーム取付け軸9を支点にして左右の縦フレーム2A、2Bをそれぞれ回転して梁Aの左右側面に対向させる(第三工程)。
D)次に、図13(4)に示すように、ズレ止め調整ジャッキ8を緩め、次いで高さ調整ジャッキ7を梁(A)を伸ばして梁Aの上面に皿7dを圧接させる。この時、梁Aは固定されているので、高さ調整ジャッキ7が下方に延ばされた時、この伸び方向と逆に左右の縦フレーム2A、2Bが引き上げられ、この高さ調整ジャッキ7とクッション11とで梁Aを上下から挟持し、サイドフレームYを梁Aに固定する(第四工程)。
E)さらに、図13(5)に示すように、縦フレーム2A、2Bの上部のドグルピン差込み孔15aに差し込んでいるドグルピン14を抜き取り、さらに介錯ロープQをステップフレーム6の外端に引掛け、この介錯ロープQで支えながら回転軸12Aを支点にしてステップフレーム6を回転させながら水平に向きを変えつつ、ストップピン13Aによって水平支持させる(第五工程)。
F)次に図13(6)に示すように、介錯ロープQで支持しながら足場板を足場板支持フレーム3に架設する(第六工程)。
G)次に図13(7)に示すように、外側の縦支柱6B,6Bにそれぞれ手摺支柱5を挿入するとともに、手摺支柱5に単管手摺Xを架け渡して取り付ける(第七工程)。
H)最後に図13(8)に示すように、ドグルピン差込み孔15bにドグルピン14差し込んで、ステップフレーム6の上方向の回転を防止する(第八工程)。
上記のようにして組み付けられた吊り足場Hを利用して梁Aの外周、或いはこの梁Aの周辺の構造物の補修等の工事を行う。
本発明の吊り足場Hによれば、水平なベースフレーム1に左右の縦フレーム2A、2Bを引掛けて回転するだけでサイドフレームを例えば下弦材からなる梁Aに取り付けでき、また縦フレーム2A、2Bに対してステップフレーム6を回転するだけでこのステップフレーム6を水平に配置できるから吊り足場H自体の取付けが容易であり、また、上記の操作と逆の操作をするだけで吊り足場Hの撤去が容易であり、その取り付け作業及び撤去作業の簡素化とスピードアップを図れ、作業性の向上、経済性の向上を達成できる。
また、縦フレーム2A、2Bにステップフレーム6が予め回転自在に結合されており、ジャッキ7、8やクッション11もベースフレーム1や縦フレーム2A,2Bに最初から取付けられているので、これらの部品の結合作業が省略でき、搬送、格納も同時に行え、作業性の向上を図れる。
また、本実施の形態に係る吊り足場Hにおいては、取付け片2Fに取り付けられた足場板支持フレーム3にのみ足場板が架け渡されているが、縦支柱6A,6Bを延長して補強フレーム6Cよりも下方に第二の足場板支持フレームを設けて、この第二の足場板支持フレームにも足場板を架け渡すようにしてもよい。
このようにすると、例えば、縦支柱6A,6Bの軸方向長さを、足場板から梁Aの下面に作業者の手が届く程度の長さに設定すれば、吊り足場Hによって梁Aの下面のメンテナンスも行える。また、この場合、補強フレーム6Cは、作業者が第二の足場板支持フレームに架け渡された足場板に降りるときのステップとしても機能する。
特に、各構成部材を結合するクランプ等の独立した部材を必要としないので、部品の簡素化が図れ、加工性、組付性、経済性の向上を図れる。
A 梁
H 吊り足場
Y サイドフレーム
X 手摺
1 ベースフレーム
2A、2B 縦フレーム
2a 支柱
2c 引掛け片
2E 引掛け溝
2F 取付け片
3 足場板支持フレーム
5 手摺支柱
6 ステップフレーム
6A、6B 縦支柱
6C 補強フレーム
7 高さ調整ジャッキ
8 ズレ止めジャッキ
9 サイドフレーム取付け軸
10 ジャッキ取付けフレーム
11 クッション
13 ピン挿入孔

Claims (5)

  1. 前後一対のサイドフレーム(Y)、(Y)と、上記サイドフレーム(Y)、(Y)間に着脱自在に架設した足場板及び手摺(X)とを備えた梁工事用吊り足場(H)において、
    上記サイドフレーム(Y)が、
    梁(A)の上側に水平に配置するベースフレーム(1)と、
    上記ベースフレーム(1)の左右両端部に回転自在に取付けて上記梁(A)の両側面にそれぞれ対向させる左右一対の縦フレーム(2A)、(2B)と、
    上記各縦フレーム(2A)、(2B)の下端部外側にそれぞれ回転自在に取付けた左右一対の水平なステップフレーム(6)、(6)と、
    上記各ステップフレーム(6)、(6)の外端にそれぞれ着脱自在に差し込んだ手摺支柱(5)、(5)と、
    上記ベースフレーム(1)に上下移動自在に取付けて上記梁(A)の上面に当接させる一つ又は複数の高さ調整ジャッキ(7)と、
    上記ベースフレーム(1)の下部に設けられ上記梁(A)の側面に離着自在に当接するズレ止め調整ジャッキ(8)と、
    上記各縦フレーム(2A)、(2B)の下端部内側に上記高さ調整ジャッキ(7)に対向して設けたクッション(11)とで構成される
    ことを特徴とする梁工事用吊り足場(H)。
  2. 上記ベースフレーム(1)が、
    パイプ本体(1a)と、
    上記パイプ本体(1a)の左右両側下面にそれぞれ固定した断面L字状のジャッキ取付けフレーム(10)、(10)と、
    上記パイプ本体(1a)を前後方向に貫通して設けた左右一対のサイドフレーム取付け軸(9)、(9)と、
    上記パイプ本体(1a)に上下方向に貫通する一つ又は複数のジャッキ挿通孔(1b)、(1b)とを備え、
    上記ジャッキ取付けフレーム(10)、(10)にそれぞれズレ止め調整ジャッキ(8)、(8)を上記梁(A)の側面に対向して移動自在に取付け、
    上記ジャッキ挿通孔(1b)、(1b)にそれぞれ上記高さ調整ジャッキ(7)、(7)を上記梁(A)の上面に対向して移動自在に挿入させている
    ことを特徴とする請求項1に記載の梁工事用吊り足場。
  3. 上記各縦フレーム(2A)、(2B)が断面コ字状の支柱(2a)と、
    上記支柱(2a)の上端部内側に水平に取付けられた引掛け片(2c)と、
    上記支柱(2a)の下端部に一体に形成した水平な二股状の取付け片(2F)とからなり、
    上記引掛け片(2c)の下部に上記サイドフレーム取付け軸(1b)に回転自在に係合する引掛け溝(2E)を形成し、
    上記取付け片(2F)の外側に上記ステップフレーム(6)を回転自在に軸支させ、同じく上記取付け片(2F)の内側上部に上記クッション(11)を取付けている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の梁工事用吊り足場。
  4. 上記ステップフレーム(6)が、
    上記取付け片(2F)に回転自在に軸支した水平な足場板支持フレーム(3)と、
    上記足場板支持フレーム(3)の両側に連結した内側及び外側の一対の縦支柱(6A)、(6B)と、
    上記縦支柱(6A)、(6B)の下部間に水平に架設した補強フレーム(6C)とからなり、
    上記足場板支持フレーム(3)上に足場板を載置させ、上記外側の各縦支柱(6A)、(6B)の上端に手摺支柱(5)を着脱自在に差し込んでいる
    ことを特徴とする請求項4に記載の梁工事用吊り足場。
  5. 上記取付け片(2F)にピン挿入孔(13)を形成し、上記ピン挿入孔(13)に水平に差し込んだストップピン(13A)で上記ステップフレーム(6)を水平支持する
    ことを特徴とする請求項4に記載の梁工事用吊り足場。
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