JP2019196040A - ジェット推進機 - Google Patents

ジェット推進機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019196040A
JP2019196040A JP2018089630A JP2018089630A JP2019196040A JP 2019196040 A JP2019196040 A JP 2019196040A JP 2018089630 A JP2018089630 A JP 2018089630A JP 2018089630 A JP2018089630 A JP 2018089630A JP 2019196040 A JP2019196040 A JP 2019196040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
jet propulsion
peripheral surface
elastic body
impeller housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018089630A
Other languages
English (en)
Inventor
厚志 森江
Atsushi Morie
厚志 森江
光義 中村
Mitsuyoshi Nakamura
光義 中村
佐藤 稔
Minoru Sato
稔 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2018089630A priority Critical patent/JP2019196040A/ja
Priority to US16/196,079 priority patent/US10697463B2/en
Publication of JP2019196040A publication Critical patent/JP2019196040A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D3/00Axial-flow pumps
    • F04D3/005Axial-flow pumps with a conventional single stage rotor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H11/00Marine propulsion by water jets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H11/00Marine propulsion by water jets
    • B63H11/02Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/08Sealings
    • F04D29/086Sealings especially adapted for liquid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/52Casings; Connections of working fluid for axial pumps
    • F04D29/528Casings; Connections of working fluid for axial pumps especially adapted for liquid pumps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H11/00Marine propulsion by water jets
    • B63H11/02Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
    • B63H11/10Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water having means for deflecting jet or influencing cross-section thereof
    • B63H11/107Direction control of propulsive fluid
    • B63H11/11Direction control of propulsive fluid with bucket or clamshell-type reversing means

Abstract

【課題】ジェット推進機において、スリーブが変形してインペラに接触することを防ぐと共に、メンテナンス性を向上させる。【解決手段】ジェット推進機は、インペラハウジングと、インペラと、スリーブと、第1の輪状弾性体と、第2の輪状弾性体とを備える。第1の輪状弾性体は、インペラハウジングとスリーブとの間に配置され、スリーブの軸線方向においてスリーブの中央と第1端部との間に位置する。第2の輪状弾性体は、インペラハウジングとスリーブとの間に配置され、軸線方向においてスリーブの中央と第2端部との間に位置する。【選択図】図5

Description

本発明は、ジェット推進機に関する。
ジェット推進機は、エンジンによって駆動され、吸込み口から水を吸込み、噴射口から水を噴射することで、推進力を発生させる。例えば、特許文献1のジェット推進機は、インペラハウジングと、スリーブと、インペラとを備えている。スリーブは、インペラハウジングの内周面に圧入により固定されている。インペラは、スリーブ内に配置されており、エンジンによって回転駆動される。
特開2003−112688号公報
スリーブ内では、剛性の高いインペラが回転駆動される。そのため、スリーブが変形してインペラと接触する可能性がある。また、スリーブがインペラハウジングに圧入されているため、スリーブをインペラハウジングから取り外すことは容易ではなく、スリーブが磨耗によって消耗しても、スリーブを容易に交換することはできない。
本発明は、ジェット推進機において、スリーブが変形してインペラに接触することを防ぐと共に、メンテナンス性を向上させることにある。
一態様に係るジェット推進機は、インペラハウジングと、インペラと、スリーブと、第1の輪状弾性体と、第2の輪状弾性体とを備える。インペラは、インペラハウジング内に配置され、エンジンよって回転駆動される。スリーブは、インペラハウジングとインペラとの間に配置される。スリーブは、第1端部と第2端部とを含む。第1端部は、スリーブの軸線方向における一方の端部である。第2端部は、スリーブの軸線方向における他方の端部である。第1の輪状弾性体は、インペラハウジングとスリーブとの間に配置され、軸線方向においてスリーブの中央と第1端部との間に位置する。第2の輪状弾性体は、インペラハウジングとスリーブとの間に配置され、軸線方向においてスリーブの中央と第2端部との間に位置する。
本態様に係るジェット推進機では、第1の輪状弾性体と第2の輪状弾性体とによって、スリーブがインペラハウジングに保持される。そのため、スリーブが変形しても、第1の輪状弾性体と第2の輪状弾性体がスリーブの変形に追従できるので、スリーブが変形してインペラに接触することを防ぐことができる。また、スリーブがインペラハウジングに圧入されている場合と比べて、スリーブをインペラハウジングから容易に取り外すことができる。そのため、メンテナンス性を向上させることができる。
本発明によれば、ジェット推進機において、スリーブが変形してインペラに接触することを防ぐと共に、メンテナンス性を向上させることができる。
実施形態に係るジェット推進機を備えた船舶の側面図である。 船舶の上面図である。 実施形態に係るジェット推進機の構成を示す側面断面図である。 ジェット推進機の構成の一部を示す分解斜視図である。 ジェット推進機の構成の一部を示す側面断面図である。 インペラハウジング及びスリーブの拡大断面図である。 第1変形例に係るジェット推進機の構成の一部を示す側面断面図である。 第2変形例に係るジェット推進機の構成の一部を示す側面断面図である。
以下、実施形態に係るジェット推進機について図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係るジェット推進機が搭載された船舶1の側面図である。図2は、船舶1の上面図である。本実施形態において、船舶1は、ジェット推進艇であり、ジェットボートまたはスポーツボートと呼ばれるタイプの船である。
船舶1は、船体2と、エンジン3L,3Rと、ジェット推進機4L,4Rとを含む。船体2は、デッキ11とハル12とを含む。ハル12は、デッキ11の下方に配置されている。デッキ11には、操船席13が配置されている。操船席13には、船舶1を操舵するためのステアリングホイール14が配置されている。また、操船席13には、船舶1の前後進の切換、及び、船速を調整するための操作レバー15が配置されている。
エンジン3L,3Rは、船体2に収容されている。エンジン3Lは、ジェット推進機4Lに接続されている。エンジン3Rは、ジェット推進機4Rに接続されている。ジェット推進機4L,4Rは、エンジン3L,3Rによって駆動されることで、船体2のまわりの水を吸い込んで噴射する。それにより、ジェット推進機4L,4Rは、船体2を移動させる推進力を発生させる。
図3は、ジェット推進機4Lの構成を示す側面図である。なお、図3においてはジェット推進機4Lの一部が断面で示されている。図3に示すように、ジェット推進機4Lは、インペラシャフト21と、インペラ22と、インペラハウジング23と、ノズル24と、デフレクタ25と、リバースバケット26とを含む。
インペラシャフト21は、前後方向に延びるように配置されている。インペラシャフト21の前部は、カップリング28を介してエンジン3の出力軸16に接続されている。インペラシャフト21の後部には、インペラ22が取り付けられている。インペラ22は、インペラハウジング23内に配置されている。インペラ22は、インペラシャフト21とともに回転して、水吸引口27から水を吸引する。インペラ22は、吸引した水をノズル24から後方に噴射させる。
デフレクタ25は、ノズル24の後方に配置されている。リバースバケット26は、デフレクタ25の後方に配置されている。デフレクタ25は、ノズル24からの水の噴射方向を左右方向に転換するように構成されている。
リバースバケット26は、前進位置と後進位置とに切換可能に設けられている。リバースバケット26が前進位置と後進位置とに切り換えられることで、ノズル24からの噴流の方向が変更される。それにより、船舶1の前進と後進とが切り換えられる。図示を省略するが、ジェット推進機4Rは、ジェット推進機4Lと同様の構成である。
図4は、ジェット推進機4Lの構成の一部を示す分解斜視図である。図5は、ジェット推進機4Lの構成の一部を示す断面図である。図4及び図5に示すように、インペラハウジング23は、第1ハウジング部31と第2ハウジング部32とを含む。第1ハウジング部31には、上述したノズル24が取り付けられる。第2ハウジング部32は、船体2に取り付けられる。第1ハウジング部31と第2ハウジング部32とは、互いに別体である。第1ハウジング部31と第2ハウジング部32とは、ボルト等の固定部材によって互いに固定される。それにより、第1ハウジング部31の端部33は、第2ハウジング部32の端部34に接続されている。
ジェット推進機4Lは、スリーブ41を含む。スリーブ41は、インペラハウジング23とインペラ22との間に配置されている。スリーブ41は、筒状の形状を有している。上述したインペラ22は、スリーブ41内に配置される。図3に示すように、スリーブ41の中心軸線Ax1と、インペラ22の中心軸線Ax2とは略平行である。好ましくは、スリーブ41の中心軸線Ax1は、インペラ22の中心軸線Ax2と同心に配置される。
スリーブ41は、インペラハウジング23内に配置される。図4に示すように、スリーブ41の中心軸線Ax1とインペラ22の中心軸線Ax3とは、平行である。好ましくはmスリーブ41の中心軸線Ax1は、インペラ22の中心軸線Ax3と同心に配置される。
図5に示すように、インペラハウジング23の内周面は、第1内周面35と、スリーブ収納部36と、第2内周面37とを含む。スリーブ収納部36の内径は、第1内周面35の内径よりも大きい。スリーブ収納部36の内径は、第2内周面37の内径よりも大きい。スリーブ41は、スリーブ収納部36に配置される。スリーブ41の内周面42は、第1内周面35と略面一に配置される。スリーブ41の内周面42は、第2内周面37と略面一に配置される。
第1内周面35は、第1ハウジング部31に含まれる。第2内周面37は、第2ハウジング部32に含まれる。スリーブ収納部36は、第1収納部38と第2収納部39とを含む。第1収納部38は、第1ハウジング部31に含まれる。第2収納部39は、第2ハウジング部32に含まれる。
スリーブ41は、第1端部43と第2端部44とを含む。第1端部43はスリーブ41の軸線方向における一方の端部であり、第2端部44はスリーブ41の軸線方向における他方の端部である。第1端部43は、第1収納部38に配置される。第2端部44は、第2収納部39に配置される。
スリーブ41は、金属層45と絶縁層46とを含む。金属層45は、スリーブ41の内周面42を構成する。金属層45は、インペラハウジング23と異なる金属で形成されている。例えば、インペラハウジング23はアルミ製であり、スリーブ41の金属層45はステンレス製である。ただし、インペラハウジング23はアルミ以外の金属製であってもよい。スリーブ41は、ステンレス以外の金属製であってもよい。
絶縁層46は、金属層45の外周側に設けられている。絶縁層46は、金属層45の外周面に被覆されている。絶縁層46は、樹脂製である。絶縁層46は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの樹脂製である。ただし、絶縁層46は、PBT以外の樹脂製であってもよい。
絶縁層46は、外周部47と端カバー部48とを含む。外周部47は、金属層45の外周側に設けられており、金属層45を外周側から覆う。端カバー部48は、スリーブ41の軸線方向において金属層45の端部450を覆っている。端カバー部48は、スリーブ収納部36と第1内周面35の間の第1段部350に接触する。端カバー部48は、第1端部43と第1段部350との間に配置される。従って、金属層45の端部450は第1段部350と接触しておらず、スリーブ41の軸線方向において端部450と第1段部350との間には隙間G1が設けられている。
絶縁層46は、スリーブ41の軸線方向において第2端部44を覆っていない。第2端部44は、スリーブ収納部36と第2内周面37の間の第2段部370に対向している。スリーブ41の軸線方向において、スリーブ収納部36は、スリーブ41の金属層45より長い。従って、端カバー部48が第1段部350に接触した状態では、第2端部44は第2段部370と接触せず、スリーブ41の軸線方向において第2端部44と第2段部370との間には隙間G2が設けられている。
ジェット推進機4Lは、第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とを含む。第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とは、インペラハウジング23とスリーブ41との間に配置される。第1の輪状弾性体51は、軸線方向においてスリーブ41の中央と第1端部43との間に位置する。第2の輪状弾性体52は、軸線方向においてスリーブ41の中央と第2端部44との間に位置する。第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とは、Oリングである。第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とは、ゴム製である。例えば、第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とニトリルゴム(NBR)製である。ただし、第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とは、ニトリルゴム以外の材料製であってもよい。
図4に示すように、第1の輪状弾性体51の中心軸線Ax4と第2の輪状弾性体52の中心軸線Ax5とは、スリーブ41の中心軸線Ax1と略平行である。好ましくは、第1の輪状弾性体51の中心軸線Ax4と第2の輪状弾性体52の中心軸線Ax5とは、スリーブ41の中心軸線Ax1と同心に配置される。第1の輪状弾性体51の内周面と第2の輪状弾性体52の内周面とは、スリーブ41の外周面49と接触している。第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とは、インペラハウジング23の内周面230と接触している。
インペラハウジング23の内周面230は、第1の溝53と第2の溝54とを含む。第1の溝53と第2の溝54とは、スリーブ41の軸線方向に互いに離れて配置されている。第1の溝53は、軸線方向においてスリーブ41の中央と第1端部43との間に位置する。第2の溝54は、軸線方向においてスリーブ41の中央と第2端部44との間に位置する。第1の溝53には、第1の輪状弾性体51が配置される。第2の溝54には、第2の輪状弾性体52が配置される。
第1の溝53は、インペラハウジング23の内周面230において周方向に連続して設けられている。第2の溝54は、インペラハウジング23の内周面230において周方向に連続して設けられている。第1の溝53と第2の溝54とは、第1ハウジング部31の内周面に設けられている。
インペラハウジング23とインペラ22との間にスリーブ41が配置された状態では、スリーブ41の外周面49は第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とによって押圧されている。図6は、スリーブ41とインペラハウジング23の拡大断面図である。図6に示すように、スリーブ41の外径は、インペラハウジング23のスリーブ収納部36の内径よりも小さい。そのため、インペラハウジング23とスリーブ41とは接触しておらず、スリーブ41の径方向においてインペラハウジング23の内周面230とスリーブ41の外周面49との間には隙間G3が設けられている。
図5に示すように、スリーブ41は、回転規制部55を含む。回転規制部55は、スリーブ41の外周面49から径方向外方に突出している。回転規制部55は、スリーブ41の軸線方向において、第2端部44と第2の溝54との間に位置している。回転規制部55は、樹脂製である。回転規制部55は、絶縁層46において一体的に形成されている。
インペラハウジング23の内周面230は、凹部56を含む。凹部56は、インペラハウジング23の内周面230において径方向外方に凹んだ形状を有している。凹部56は、第1収納部38に設けられている。凹部56は、第1ハウジング部31の端部33から軸線方向に凹んだ形状を有している。回転規制部55は、凹部56内に配置される。凹部56は、回転規制部55に係止する。凹部56の内面に回転規制部55が接触することで、インペラハウジング23に対するスリーブ41の周方向への回転が規制される。
本実施形態に係るジェット推進機4Lでは、第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とによって、スリーブ41がインペラハウジング23に保持される。そのため、スリーブ41が変形しても、第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52がスリーブ41の変形に追従できるので、スリーブ41が変形してインペラ22に接触することを防ぐことができる。
また、スリーブ41は、第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52との弾性力によって押圧されることで、インペラハウジング23に固定される。そのため、スリーブ41がインペラハウジング23に圧入されている場合と比べて、スリーブ41をインペラハウジング23から容易に取り外すことができる。そのため、メンテナンス性を向上させることができる。
スリーブ41の金属層45とインペラハウジング23とが異なる金属製である場合には、スリーブ41の金属層45とインペラハウジング23とが接触すると、インペラハウジング23において電解腐食が生じ易い。インペラハウジング23において電解腐食が進むと、酸化によるインペラハウジング23の膨張によってスリーブ41の位置が内径側にずれることがある。その場合、スリーブ41がインペラ22と干渉する虞がある。
しかし、本実施形態に係るジェット推進機4Lでは、スリーブ41の外周面49に樹脂製の絶縁層46が設けられている。そのため、スリーブ41の金属層45がインペラハウジング23の内周面230と接触することが防止される。それにより、インペラハウジング23の電解腐食を防止することができる。
本実施形態に係るジェット推進機4Lでは、第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52とによって、スリーブ41がインペラハウジング23に保持される。そのため、スリーブ41とインペラハウジング23との間に隙間G3が設けられ、スリーブ41とインペラハウジング23との接触を防ぐことができる。それにより、スリーブ41の金属層45における電解腐食を防止することができる。
第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52との弾性力によって、スリーブ41がインペラハウジング23に保持される。従って、インペラハウジング23に対するスリーブ41の着脱が容易である。そのため、ジェット推進機4Lのメンテナンス性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、ジェット推進機はジェットボートに搭載されている。しかし、ジェット推進機は、例えばPWC(Personal Water Craft)などの他の船舶に搭載されてもよい。船舶に搭載されるジェット推進機の数は2つに限らず、1つであってもよく、或いは、3つ以上であってもよい。
上記の実施形態では、スリーブ41の外周面49は樹脂製である。しかし、スリーブ41の外周面49はインペラハウジング23と異なる金属製であってもよい。例えば、図7は、第1変形例に係るジェット推進機4Lの構成の一部を示す断面図である。図7に示すように、スリーブ41において上述した絶縁層46が省略されてもよい。
第1の輪状弾性体51と第2の輪状弾性体52との配置は変更されてもよい。例えば、図7に示すように、スリーブ41は、スリーブ41の軸線方向に並ぶ第1領域R1と第2領域R2と第3領域R3とを含んでもよい。第1領域R1と第2領域R2と第3領域R3とは、スリーブ41の軸線方向において、スリーブ41を均等に3分割する領域で定義される。第1領域R1はスリーブ41の第1端部43を含み、第2領域R2はスリーブ41の第2端部44を含む。第3領域R3は、スリーブ41の軸線方向において、第1領域R1と第2領域R2との間に位置する。第1の輪状弾性体51は、第1領域R1に取り付けられてもよい。第2の輪状弾性体52は、第2領域R2に取り付けられてもよい。
図8は第2変形例に係るジェット推進機4Lの構成の一部を示す断面図である。図8に示すように、スリーブ41の外周面49は、第1の輪状弾性体51が配置される第1の溝53と、第2の輪状弾性体52が配置される第2の溝54を含んでもよい。第1の溝53は、スリーブ41の内周面42において周方向に連続して設けられてもよい。第2の溝54は、スリーブ41の内周面42において周方向に連続して設けられてもよい。
本発明によれば、ジェット推進機において、スリーブが変形してインペラに接触することを防ぐと共に、メンテナンス性を向上させることができる。
22 インペラ
23 インペラハウジング
41 スリーブ
43 第1端部
44 第2端部
45 金属層
46 絶縁層
51 第1の輪状弾性体
52 第2の輪状弾性体
53 第1の溝
54 第2の溝
55 回転規制部
56 凹部
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域

Claims (18)

  1. エンジンにより駆動され、水を噴射することで推進力を発生させるジェット推進機であって、
    インペラハウジングと、
    前記インペラハウジング内に配置され、前記エンジンよって回転駆動されるインペラと、
    前記インペラハウジングと前記インペラとの間に配置され、第1端部と第2端部とを含み、前記第1端部は軸線方向における一方の端部であり、前記第2端部は前記軸線方向における他方の端部である、スリーブと、
    前記インペラハウジングと前記スリーブとの間に配置され、前記軸線方向において前記スリーブの中央と前記第1端部との間に位置する第1の輪状弾性体と、
    前記インペラハウジングと前記スリーブとの間に配置され、前記軸線方向において前記スリーブの中央と前記第2端部との間に位置する第2の輪状弾性体と、
    を備えるジェット推進機。
  2. 前記インペラハウジングの内周面と前記スリーブの外周面との少なくともいずれか一方は、前記第1の輪状弾性体が配置される第1の溝を含み、
    前記インペラハウジングの内周面と前記スリーブの外周面との少なくともいずれか一方は、前記第2の輪状弾性体が配置される第2の溝を含む、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  3. 前記第1の溝は、前記インペラハウジングの内周面において周方向に連続して設けられており、
    前記第2の溝は、前記インペラハウジングの内周面において周方向に連続して設けられている、
    請求項2に記載のジェット推進機。
  4. 前記第1の溝は、前記スリーブの内周面において周方向に連続して設けられており、
    前記第2の溝は、前記スリーブの内周面において周方向に連続して設けられている、
    請求項2に記載のジェット推進機。
  5. 前記インペラハウジングの内周面は、前記スリーブを収納するスリーブ収納部を含み、
    前記スリーブの外径は、前記スリーブ収納部の内径よりも小さく、
    前記スリーブの径方向において、前記スリーブ収納部の内周面とスリーブの外周面との間には隙間が設けられいる、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  6. 前記スリーブは、
    前記インペラハウジングと異なる金属で形成された金属層と、
    前記金属層の外周側に設けられた絶縁層と、
    を含む、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  7. 前記インペラハウジングは、アルミ製であり、
    前記スリーブの金属層は、ステンレス製である、
    請求項6に記載のジェット推進機。
  8. 前記第1の輪状弾性体と前記第2の輪状弾性体とは、Oリングである、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  9. 前記スリーブは、前記インペラハウジングに対する前記スリーブの周方向への回転を規制する回転規制部を含む、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  10. 前記回転規制部は、前記スリーブの外周面から突出しており、
    前記インペラハウジングの内周面は、前記回転規制部に係止する凹部を含む、
    請求項9に記載のジェット推進機。
  11. 前記凹部の内面に前記回転規制部が接触することで、前記インペラハウジングに対する前記スリーブの回転が規制される、
    請求項10に記載のジェット推進機。
  12. 前記スリーブは、前記インペラハウジングと異なる金属で形成された外周面を含み、
    前記スリーブは、前記スリーブの軸線方向に並ぶ第1領域と第2領域と第3領域とを含み、前記第1領域と前記第2領域と前記第3領域とは、前記スリーブの軸線方向において、前記スリーブを均等に3分割する領域で定義され、
    前記第1領域は、前記第1端部を含み、
    前記第2領域は、前記第2端部を含み、
    前記第3領域は、前記スリーブの軸線方向において、前記第1領域と前記第2領域との間に位置し、
    前記第1の輪状弾性体は、前記第1領域に取り付けられ、
    前記第2の輪状弾性体は、前記第2領域に取り付けられる、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  13. 前記インペラは、前記スリーブ内に配置される、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  14. 前記スリーブの中心軸線と、前記インペラの中心軸線とは略平行である、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  15. 前記第1の輪状弾性体の内周面と前記第2の輪状弾性体の内周面とは、前記スリーブの外周面と接触している、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  16. 前記第1の輪状弾性体の中心軸線と前記第2の輪状弾性体の中心軸線とは、前記スリーブの中心軸線と略平行である、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  17. 前記第1の輪状弾性体と前記第2の輪状弾性体とは、前記インペラハウジングと前記スリーブとに接触しており、
    前記インペラハウジングと前記スリーブとは接触していない、
    請求項1に記載のジェット推進機。
  18. 前記インペラハウジングと前記インペラとの間に前記スリーブが配置された状態では、前記スリーブの外周面は前記第1の輪状弾性体と前記第2の輪状弾性体とによって押圧されている、
    請求項1に記載のジェット推進機。
JP2018089630A 2018-05-08 2018-05-08 ジェット推進機 Pending JP2019196040A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018089630A JP2019196040A (ja) 2018-05-08 2018-05-08 ジェット推進機
US16/196,079 US10697463B2 (en) 2018-05-08 2018-11-20 Jet propulsion device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018089630A JP2019196040A (ja) 2018-05-08 2018-05-08 ジェット推進機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019196040A true JP2019196040A (ja) 2019-11-14

Family

ID=68465136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018089630A Pending JP2019196040A (ja) 2018-05-08 2018-05-08 ジェット推進機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10697463B2 (ja)
JP (1) JP2019196040A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112019005980T5 (de) 2018-11-29 2021-09-09 Denso Corporation Steuerungsvorrichtung für ein in einem Fahrzeug montiertes Kühlsystem und in einem Fahrzeug montiertes Kühlsystem

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2312848A (en) * 1941-01-07 1943-03-02 Albert R Pezzillo Motor driven pump unit
US5490768A (en) * 1993-12-09 1996-02-13 Westinghouse Electric Corporation Water jet propulsor powered by an integral canned electric motor
AUPQ802400A0 (en) * 2000-06-07 2000-06-29 Burns, Alan Robert Propulsion system
JP2003112688A (ja) 2001-10-03 2003-04-15 Kawasaki Heavy Ind Ltd ジェット推進型艇のポンプ構造
US6837757B2 (en) * 2002-04-16 2005-01-04 Electric Boat Corporation Rim-driven propulsion pod arrangement
JP5281500B2 (ja) * 2009-06-25 2013-09-04 川崎重工業株式会社 推力発生装置
JP2013107596A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Yamaha Motor Co Ltd 船舶および船舶推進ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112019005980T5 (de) 2018-11-29 2021-09-09 Denso Corporation Steuerungsvorrichtung für ein in einem Fahrzeug montiertes Kühlsystem und in einem Fahrzeug montiertes Kühlsystem

Also Published As

Publication number Publication date
US10697463B2 (en) 2020-06-30
US20190345951A1 (en) 2019-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7530870B2 (en) Drive shaft sealing device for small watercraft
JP5384787B2 (ja) 水上船舶用の推進システム
US20160257390A1 (en) Pump device and ship propulsion machine
JP2019196040A (ja) ジェット推進機
KR20120136072A (ko) 선박용 덕트 및 이를 포함하는 선박
US10703455B2 (en) Jet propelled watercraft
JP2016034796A (ja) ジェット推進艇
JP2003089396A (ja) ウォータジェット推進機
JP2013107604A (ja) 船外機のギアの支持構造
JP2020101095A (ja) 船外機
JP2008049892A (ja) 小型船艇
JP3953398B2 (ja) ウォータジェット推進機
JP2009220723A (ja) 小型艇の操舵装置
JP4502631B2 (ja) 小型船舶におけるジェット推進ポンプの固定構造
KR20140054296A (ko) 선박용 추진기
JP3159294U (ja) 船外機
JP2005075064A (ja) ウォータージェットポンプ
US6695656B2 (en) Drive shaft support structure for small watercraft
JP3159586U (ja) 船外機
JP4387158B2 (ja) ジェット推進艇のドライブシャフト支持構造
JP2006248423A (ja) 小型艇
US11332226B2 (en) Vessel
JP2005132263A (ja) ウォータージェット推進型の小型滑走艇
JP2010070155A (ja) ジェット推進器用ケーシング
JP2009298194A (ja) 船外機のマウント装置