JP2019193688A - 使用済み手術用針収納器 - Google Patents

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【課題】 縫合後又は穿刺後の手術用針を安全に処置・管理することができる、使いやすい使用済み手術用針収納器の提供。【解決手段】 同じ形状及び同じ寸法の底部材と蓋部材とに二つ折り可能な形状の支持体を有し、この底部材と蓋部材との境目に、支持体を二つ折りするための折り目を支持体の短手方向に有してなるように構成され、底部材の表面上に、第一粘着剤及び第一剥離紙をこの順番に有し、この第一粘着剤の、折り目から離れた端部上に針山が固定されており、第一剥離紙の一端が前記針山の上面の少なくとも一部に被さるように配置され、この第一剥離紙の上に蓋部材が被さって蓋部材で第一剥離紙全体が覆われるように構成されてなり、そして底部材の下面には、第二剥離紙付きの第二粘着剤が設けられ、第二剥離紙の寸法が第二粘着剤の寸法よりも大きく構成され、この第二剥離紙の大きい部分が底部材の一辺から突出するように構成されてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、使用済み手術用針収納器に関し、特に使用済み手術用針を安全に処置しかつ簡単に管理できる使用済み手術用針収納器に関する。
医師が手術の際に縫合又は穿刺に用いる針については、医師や看護師が手術前に予め用意した針の本数を数えておき、縫合又は穿刺が終わる度に一つ一つを所定の容器内に置き、手術が終わった後にその本数を数え、本数があっていることを確認した後に纏めて処理することが多い。この手術用針には尖鋭な小さなものが多いために、容器内に単に置くだけであると紛失し易く、その結果、手術前に確認した針の本数と合わなくなることがある。また、容器内に置く際に針で自分の手などを刺してしまうこともあるため、感染症の発症者や感染者、例えば、C型肝炎の発症者やエイズウイルス等の感染者等の手術をする場合、医療関係者への感染の可能性が生じる。
そのため、手術用針の場合は、縫合又は穿刺した後の針をスポンジやコルクなどに突き刺して、手術後にその本数を確認してから、処分することも行われているが、この際にも上記したような問題が生じる。
特に、医師が心臓疾患手術等の際に細い血管の縫合等で用いた使用後のマイクロ針(例えば、長さが3mm程度のものから、それ以下のものもある。)の場合、スポンジ等に突き刺すと、スポンジ等の内部に入り込んでしまい、手術後にその本数を確認することが困難になる。そのため、使用後のマイクロ針が確実に固定され、危険が防止されて確実に回収できると共に、脱落することもなく容易に収納され、本数を容易に確認することができるマイクロ針収納器が求められている。
例えば、使用済みの手術用針の収納容器として、二つ折りにされたプラスチックシートからなり、上方シートは下方シートのフタ部を構成し、該下方シートはその三辺に側壁を有し、該側壁以外の該下方シートの内表面の少なくとも一部に第一接着テープが設けられ、該上方シートの少なくとも一辺の縁部に第二接着テープが設けられ、該第一接着テープの上又は下に所定の間隔を置いて平行に複数のゴムマグネット片が設けられ、そして該ゴムマグネット片の接着された下方シート上に剥離紙が設けられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この収納容器は、必ずしもマイクロ針の収納には向いていない。ゴムマグネットを使用するため、磁力線の影響で周辺機器(電子機器)に弊害をもたらす恐れがあるからである。
上記収納容器以外にも各種収納器が提案されているが、必ずしも、全てが、使用済み手術用針を安全に処置しかつ簡単に管理できるものではなかった。
特開2002−238910号公報
縫合又は穿刺用の針、例えば、特に心臓疾患手術等の際に細い血管の縫合等で用いた使用後のマイクロ針や眼科等で用いた使用後のマイクロ針等の手術用針を単に容器内に置いたり、スポンジなどに突き刺したりして管理するだけでは、スポンジの中に針が埋まったり、針を紛失したり、針が確実に固定されずに脱落してしまい、安全・確実に回収することが困難であるということが問題になっている。このため、手術後の手術用針を安全に処置し、管理することが求められている。
本発明の課題は、手術後のマイクロ針等の手術用針を安全に処置し、管理することができる使用済み手術用針収納器を提供することにある。
本発明の使用済み手術用針収納器は、同じ形状及び同じ寸法の底部材と蓋部材とに二つ折り可能な形状の支持体を有し、この底部材と蓋部材との境目に、支持体を二つ折りするための折り目を前記支持体の短手方向に有してなるように構成され、前記底部材の表面上に、第一粘着剤及び第一剥離紙をこの順番に有し、この第一粘着剤の、前記折り目から離れた端部上に直方体形状の針山が固定されており、前記第一剥離紙の一端が前記針山の上面の少なくとも一部に被さるように配置され、この第一剥離紙の上に前記蓋部材が被さって前記蓋部材で前記第一剥離紙全体が覆われるように構成されてなり、そして前記底部材の下面には、第二剥離紙付きの第二粘着剤が設けられ、前記第二剥離紙の寸法が前記第二粘着剤の寸法よりも大きく構成され、この第二剥離紙の大きい部分が前記底部材の一辺から突出するように構成されていることを特徴とする。
上記のように構成された使用済み手術用針収納器を用いれば、使用後の、マイクロ針等の手術用針を安全に処置・管理することができると共に、その使用方法も簡便である。使用する場合には、第一剥離紙を剥がし、第一粘着剤を露出して、その表面に、使用済み手術用針を載置し、また、針山に使用済み手術用針を穿刺すれば良く、処理した手術用針の上を第一剥離紙、次いで蓋部材で覆って使用済み手術用針を確実に収納することができる。また、本発明の使用済み手術長針収納器の使用前に、第二粘着剤の下表面に設けられた第二剥離紙を剥がし、この収納器を、露出した第二粘着剤を介して手術台やその周辺の適宜の箇所に確実に取り付けることができるので、使用中にこの収納器が落下する恐れはない。
また、第一剥離紙を引っ張って、この剥離紙を上方に簡単に持ち上げて一部又は全部を剥がし、第一粘着剤の上に、使用済み手術用針を載置したり、また、針山に穿刺することができるので、極めて簡便に使用できる。
さらに、手術前に、底部材の前記突出する部分を持って第二剥離紙を容易に剥がすことができ、本発明の使用済み手術用収納器を露出した第二粘着剤を介して所定の場所に簡単に固定できる。
本発明の使用済み手術用針収納器において、前記針山は、その長手方向が前記支持体の短手方向に設けられた折り目と平行になるように設けられていることを特徴とする。
本発明の使用済み手術用針収納器において、前記第一粘着剤が、前記針山の長手方向の長さと同じ長さの幅を有することを特徴とする。
本発明の使用済み手術用針収納器において、前記第二剥離紙の大きい部分が、前記底部材の、折り目の設けられた辺に対抗する辺の縁部より突出するように構成されていることを特徴とする。
本発明の使用済み手術用針収納器において、前記支持体を二つ折りできるように設けられた折り目が、その支持体の長手方向の中央部分に短手方向の端から端までにわたって設けられたミシン目であることを特徴とする。
本発明の使用済み手術用針収納器において、前記支持体が、透光性ないしは透明のプラスチックから構成されていることを特徴とする。
前記したように、支持体が透光性ないしは透明のプラスチックから構成されているため、使用済み手術用針収納器の蓋部材を開くことなく、載置され、固定された使用済みの、マイクロ針等の手術用針を外部から視認でき、固定した手術用針の存在及びその本数が容易に視認できる。
本発明の使用済み手術用針収納器の使用方法は簡便であり、この収納器を用いれば、使用後の手術用針を載置、穿刺するだけでしっかり固定できて脱落することがないので、安全であり、また、使用後の手術用針を紛失することもないので、確実に回収することができる。かくして、使用後の手術用針を安全に処置し、管理することが可能になるという効果を奏する。その結果、本発明の手術用針収納器を用いる医師や看護師が、使用後の、マイクロ針等の手術用針により傷つく恐れがなくなる。
本発明の使用済み手術用針収納器を使用する場合には、先ずこの収納器を所定の場所に取り付けた後、蓋部材を開け、第一剥離紙を引っ張って、この剥離紙の少なくとも一部を上方に持ち上げ、又は剥がし、露出した第一粘着剤の表面に、使用済み手術用針収納器を載置、固定し、また、針山の長手方向の側面に使用済み手術用針を穿刺し、固定し、この作業終了後に固定した手術用針の上を第一剥離紙や蓋部材で覆うので、簡単に固定できると共に、手術用針を確実に収納できるという効果を奏する。
また、本発明の手術用針収納器を使用する際には、第二粘着剤の裏面に設けられた第二剥離紙を、その突出部分を持って剥がすことにより、この収納器を、露出した第二粘着剤を介して手術台やその周辺部分に確実に取り付けることができるので、手術中等に収納器が落下することもなく、安全であるという効果を奏する。
さらに、支持体が透光性ないしは透明のプラスチックから構成されているので、そして、剥離紙も後述するような材料から構成されていれば、固定した手術用針を外部から容易に視認でき、使用済み手術用針の存在及びその本数を確認することが可能であるという効果を奏する。
本発明の使用済み手術用針収納器の一構成例を、蓋部材を閉じた状態で模式的に示す正面図である。 図1に示す本発明の使用済み手術用針収納器を、蓋部材を閉じた状態で模式的に示す平面図(a)及び底面図(b)である。 図1に示す本発明の使用済み手術用針収納器を、蓋部材を閉じた状態で模式的に示す斜視図である。 図1に示す本発明の使用済み手術用針収納器の使用状態を示すために、蓋部材を開き、第一剥離紙を剥がし始め、使用済み手術針を第一粘着剤上に載置しかつ針山に穿刺した状態を模式的に示す斜視図(a)、第一剥離紙を被せた状態を模式的に示す斜視図(b)であり、その後、蓋部材を被せる。
本発明の使用済み手術用針収納器に係わる一実施の形態によれば、この収納器は、 同じ形状及び同じ寸法の底部材と蓋部材とに二つ折り可能な形状の支持体を有し、この底部材と蓋部材との境目に、支持体を二つ折りするための折り目を支持体の短手方向に有してなるように構成され、底部材の表面上に、第一粘着剤及び第一剥離紙をこの順番に有し、この第一粘着剤の、折り目から離れた端部上に直方体形状の針山が固定されており、第一剥離紙の一端が針山の上面の少なくとも一部に被さるように配置され、この第一剥離紙の上に蓋部材が被さって蓋部材で第一剥離紙全体が覆われるように構成されてなり、そして底部材の下面には、第二剥離紙付きの第二粘着剤が設けられ、第二剥離紙の寸法が第二粘着剤の寸法よりも大きく構成され、この第二剥離紙の大きい部分が底部材の一辺から突出するように構成されてなり、針山は、その長手方向が支持体の短手方向に設けられた折り目と平行になるように設けられており、第一粘着剤が、針山の長手方向の長さと同じ長さの幅を有しており、第二剥離紙の大きい部分が、底部材の、折り目の設けられた辺に対抗する辺の縁部より突出するように構成されてなり、支持体を二つ折りできるように設けられた折り目が、その支持体の長手方向の中央部分に短手方向の端から端までにわたって設けられたミシン目であることが好ましい。
上記支持体は、透光性ないしは透明、半透明のプラスチックから構成されていることが好ましく、また、上記第一及び第二剥離紙は、透光性、透明、半透明のものが好ましい。
本発明の使用済み手術用針収納器を構成する上記要素の内、針山は、軟質プラスチック発泡体(スポンジ層)からなることが好ましい。このスポンジ層としては、その材質には特に制限はないが、使用済みの手術用針が容易に穿刺でき、刺し込んだ針が抜け落ちない程度の硬度を有するものであればよい。例えば、メラミン樹脂、ポリウレタン等の合成樹脂を発泡成形して作製した市販品の合成スポンジ(例えば、BASF製メラミンフォーム(輸入元:イノアックコーポレーション、「BASOTECT/バソテクト(登録商標)」)等)を用いることができる。スポンジ層の厚さは、特に制限はないが、例えば、好ましくは少なくとも1cm程度以上にしたものを用いれば良い。このようなスポンジ層を用いることにより、所期の目的を達成することができる。
次いで、本発明で用いる粘着剤に関し説明する。特別の粘着剤・接着剤ではなく、底部材のプラスチック材料とスポンジ層とを、粘着・接着できる市販の両面接着テープ(以下、「両面テープ」と称する。)の粘着剤を用いることができる。本発明の使用済み手術用針収納器は、後述するように、市販の両面テープ(特に制限されるわけではない)を用いて作製できる。例えば、恵比寿化成(株)製の両面テープ(品名700−EPNT(アクリル系の粘着剤使用))等を用いて作製できる。
以下、図1〜4を参照して、本発明について詳細に説明する。各図面中、同じ構成要素には同じ参照番号を付してある。
図1〜4に示すように、本発明の使用済み手術用針収納器100は、底部材101aと蓋部材101bとからなる支持体101で構成され、この底部材101aの表面上の所定の場所に、同じ大きさの第一粘着剤102とこの上に第一剥離紙103とが設けられている。図面では、第一粘着剤102及び第一剥離紙103を長方形として示してあるが、正方形でも良い。この第一粘着剤の、以下述べるミシン目(折り目)Mと反対側の一端に針山Sがミシン目と平行に固定されている。この場合、針山Sは、第一剥離紙103の一端を剥がして、露出した粘着剤上に固定する。第一剥離紙103はさらに剥がして、その剥がした部分の一部が針山Sの上面に被さるようにする。
支持体101は、長方形形状であって、その長辺(長手方向)の中央部分(真ん中部分)の短辺(短手方向)の端から端までにわたって全体にミシン目(折り目)Mが設けられ、このミシン目を折り目(境目)として支持体101を半分に折り曲げて、二つ折りできるように構成されている。上記した第一粘着剤102の少なくとも一部を剥がして、その露出した粘着剤の上に使用済み手術用針が載置される。
上記したように、この二つ折りした一方が底部材101aとして、他方が蓋部材101bとして形成されている。この底部材101aの下表面(裏面)の少なくとも一部に第二粘着剤104を設けてなり、この第二粘着剤104の下表面(裏面)に第二剥離紙105が設けられている。この第二剥離紙105は、その寸法が第二粘着剤104の寸法よりも大きく、底部材101aのいずれか一辺(好ましくは、底部材と蓋部材との間(境界)に設けられたミシン目Mのある側の辺に向かい合った反対側の辺)から突出するように設けられており、この突出部分(把持部分)を持って、第二剥離紙105を容易に剥がせるように構成されている。第二剥離紙105を剥がして、第二粘着剤104を露出させ、本発明の使用済み手術用針収納器を手術台やその周辺の適当な場所に接着させ、固定して使用することができるように構成されている。
本発明の使用済み手術用針収納器の使用順序を示すために、使用状態を示す模式的斜視図である図4(a)及び(b)を用いて説明する。この収納器を使用する場合には、まず第二剥離紙105を剥がし、露出した第二粘着剤104を介して収納器を手術台等の適宜の場所に固定し、蓋部材101bを開く。蓋部材101bを開いた後、第一剥離紙103の針山S上の部分を持ってその一部を持ち上げ、次いで、使用済み手術用針106を第一粘着剤102上に載置して固定し、また、針山Sに使用済み手術用針106を穿刺して固定した(図4(a);図中では、全ての使用済みの手術用針を示していない)後、図4(b)に示すように、第一剥離紙103を被せてもとに戻し、蓋部材101bを第一剥離紙103上に被せて収納工程を完了する。
本発明の使用済み手術用針収納器を作製する方法には特に制限はなく、目的とする構造のものが得られればいかなる方法でも良い。その作製方法の好ましい一つの例を述べれば、以下の通りである。例えば、半透明の所定寸法の長方形ポリプロピレンシートを支持体として用い、この支持体の長手方向(長辺)の中央部分(真ん中部分)の短手方向(短辺)の端から端まで、公知のミシン目カッターを用いてミシン目を形成し、このミシン目を境目として支持体を半分に二つ折りすれば、底部材と蓋部材とが形成される。ミシン目カッターとしては、例えば、歯部分の幅が1〜2mm、好ましくは1.5mm程度、また、歯間隔が1〜3mm、好ましくは2.0mm程度の歯を有するミシン目カッターを用いてミシン目を形成しても良い。二つ折りが可能であり、使用中に支持体が二つに割れない限り、ミシン目の大きさには特に制限はなく、このミシン目を境目として、支持体を容易に半分に折り曲げ、底部材と蓋部材とを形成することができれば良い。
かくして得られた底部材の上面の所定の場所に適宜の寸法の両面テープを貼付する。この両面テープは、底部材に接着でき、針山(スポンジ層)を接着できる市販の公知粘着剤を有する両面テープであれば良く、例えば、上記したような市販の両面テープを用いれば良い(以下用いる両面テープも同じである)。この両面テープを底部材の上に貼付した後、この剥離紙(第一剥離紙)の一端を剥がして粘着剤(第一粘着剤)の一端上に針山(スポンジ)を接着する。
また、底部材の下面(裏面)の所定の場所に適宜の寸法の両面テープであって、第二剥離紙が第二粘着剤よりも大きくなるように形成した両面テープを接着し、底部材の一辺(例えば、底部材と蓋部材との間に設けられたミシン目を有する側の辺の反対側の辺)から第二剥離紙の一端が突出するように形成する。この突出部分(把持部分)を持って、第二剥離紙容易に剥がし、露出した第二粘着剤を介して収納器を所定の場所に接着できるように構成される。この両面テープは上記した両面テープと同じものであればよい。。
かくして得られた収納器を必要に応じて滅菌し、袋詰めすれば製品となる。上記剥離紙の材質は、特に制限はなく、例えば、通常用いられている透光性ないしは透明、半透明の剥離紙用紙(例えば、グラシン紙やパラフィン紙等)であってもよい。
支持体の材質は特に制限されず、透明又は半透明のプラスチックを使用することができ、針山に刺し込んだ手術用針を外から容易に視認うることが可能である素材であっても良い。例えば、公知の硬質プラスチック等(例えば、ポリプロピレン等)であれば良い。
かくして製造された本発明の使用済み手術用針収納器によれば、使用済み手術用針が確実に固定され、容易に収納されるので、危険が防止され、確実に回収できる。さらに、第二粘着剤により所定の台上に完全に固定でき、また、第一粘着剤及び針山により載置・固定された手術用針が脱落することはない。
本発明によれば、外科手術の際の縫合又は穿刺用の針、特に心臓疾患手術等の際に細い血管の縫合等で用いた使用後のマイクロ針等の手術用針を安全に処置し、安全に管理することができるので、医療分野で有効に利用可能である。
100 使用済み手術用針収納器
101 支持体
101a 底部材
101b 蓋部材
102 第一粘着剤
103 第一剥離紙
104 第二粘着剤
105 第二剥離紙
106 使用済み手術用針
M 折り目(ミシン目)
S 針山

Claims (6)

  1. 同じ形状及び同じ寸法の底部材と蓋部材とに二つ折り可能な形状の支持体を有し、この底部材と蓋部材との境目に、支持体を二つ折りするための折り目を前記支持体の短手方向に有してなるように構成され、前記底部材の表面上に、第一粘着剤及び第一剥離紙をこの順番に有し、この第一粘着剤の、前記折り目から離れた端部上に直方体形状の針山が固定されており、前記第一剥離紙の一端が前記針山の上面の少なくとも一部に被さるように配置され、この第一剥離紙の上に前記蓋部材が被さって前記蓋部材で前記第一剥離紙全体が覆われるように構成されてなり、そして前記底部材の下面には、第二剥離紙付きの第二粘着剤が設けられ、前記第二剥離紙の寸法が前記第二粘着剤の寸法よりも大きく構成され、この第二剥離紙の大きい部分が前記底部材の一辺から突出するように構成されていることを特徴とする使用済み手術用針収納器。
  2. 前記針山は、その長手方向が前記支持体の短手方向に設けられた折り目と平行になるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み手術用針収納器。
  3. 前記第一粘着剤が、前記針山の長手方向の長さと同じ長さの幅を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の使用済み手術用針収納器。
  4. 前記第二剥離紙の大きい部分が、前記底部材の、折り目の設けられた辺に対抗する辺の縁部より突出するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用済み手術用針収納器。
  5. 前記支持体を二つ折りできるように設けられた折り目が、その支持体の長手方向の中央部分に短手方向の端から端までにわたって設けられたミシン目であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用済み手術用針収納器。
  6. 前記支持体が、透光性ないしは透明のプラスチックから構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用済み手術用針収納器。
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