JP2019192035A - 体調管理装置、体調管理方法、プログラム - Google Patents

体調管理装置、体調管理方法、プログラム Download PDF

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【課題】管理対象者の個人それぞれについて適切な体調判定に基づく管理とその個人に応じた装置の制御を簡易な構成で行う体調管理装置を提供する。【解決手段】特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行い、体調判定の結果に基づいて個人の管理制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、体調管理装置、体調管理方法、プログラムに関する。
情報通信機器の能力が向上するにしたがい管理対象者の健康状態に基づく各種制御を行う技術が利用されている。例えば特許文献1には感染症が流行したときに病原体が建物や部屋の中に侵入することを防止する技術が開示されている。また特許文献2は作業内容情報と健康状態情報とに基づいて、ユーザに対する指示処理の実行を制限する技術が開示されている。また特許文献3にはウェアラブル端末が測定した体温データを利用して、ウェアラブル端末を身に着けた従業員の就業可否を判定する技術が開示されている。
特開2010−128976号公報 特開2015−018522号公報 特開2018−000278号公報
管理対象者の個人それぞれについて適切な体調判定に基づく管理とその個人に応じた装置の制御を簡易な構成で行うことが求められている。
そこでこの発明は、上述の課題を解決する体調管理装置、体調管理方法、プログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、体調管理装置は、特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された前記生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行う体調判定部と、前記体調判定の結果に基づいて前記個人の管理制御を行う管理部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、体調管理方法は、特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された前記生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行い、前記体調判定の結果に基づいて前記個人の管理制御を行うことを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、体調管理装置のコンピュータを、特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された前記生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行う体調判定手段、前記体調判定の結果に基づいて前記個人の管理制御を行う管理手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、管理対象者の個人それぞれについて適切な体調判定に基づく管理とその個人に応じた装置の制御を簡易な構成で行うことができる。
本実施系形態による管理システムの構成を示すブロック図である。 本実施系形態による体調管理装置のハードウェア構成図である。 本実施系形態による体調管理装置の機能ブロック図である。 第一の実施形態による体調管理装置の処理フローを示す第一の図である。 第一の実施形態による体調管理装置の処理フローを示す第二の図である。 第二の実施形態による管理システムの構成を示すブロック図である。 第二の実施形態による体調管理装置の処理フローを示す第一の図である。 本実施系形態による体調管理装置の最小構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による体調管理装置を備えた管理システムを図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による管理システムの構成を示すブロック図である。
この図で示すように管理システム100は体調管理装置1を備える。また管理システム100は顔画像カメラ21及びサーマルカメラ22と通信接続される。顔画像カメラ21は管理対象となる人物の撮影に基づいて顔画像データを生成する。サーマルカメラ22は管理対象となる人物の顔の赤外光を用いた撮影により赤外線画像データを生成する。体調管理装置1は顔画像カメラ21から顔画像データを取得し、サーマルカメラ22から赤外線画像データを取得する。顔画像カメラ21は管理対象エリアにおいて複数設置されていてよい。またサーマルカメラ22も管理対象エリアに複数設置されていてよい。
体調管理装置1は体調管理データベース110と生体情報データベース120と接続される。体調管理データベース110には個人ごとの体調管理情報が記録されている。体調管理情報の一例としては個人の体温に基づく体調判定結果を示す情報である。体調管理装置1はまた生体情報データベース120と接続される。生体情報データベース120には一例としては管理対象となる個人それぞれの顔の特徴情報が記録される。
そして体調管理装置1は、管理対象となる個人を特定し、その特定した個人の生体情報を取得する。体調管理装置1は、その個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行う。体調管理装置1は体調判定の結果に基づいて個人の管理制御を行う。
図2は体調管理装置のハードウェア構成図である。
体調管理装置1は、図2で示すようにCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、インタフェース105、通信モジュール106の各ハードウェア構成を一例として備える。
図3は体調管理装置の機能ブロック図である。
体調管理装置1は予め記憶する体調管理プログラムを実行する。体調管理装置1のCPU101による体調管理プログラムの実行により、体調管理装置1は制御部10、個人特定部11、体調判定部12、管理部13の各機能部を備える。
制御部10は体調管理装置1の他の機能部等を制御する。
個人特定部11は判定対象者の生体情報に基づいて個人を特定する。
体調判定部12は個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行う。
管理部13は体調判定の結果に基づいて個人の管理制御を行う。
<第一の実施形態>
図4は第一の実施形態による体調管理装置の処理フローを示す第一の図である。
体調管理装置1が食品工場で利用される場合の例について説明する。
体調管理装置1は食品工場に入場する社員の体調管理を行う。まず食品工場の入場ゲートに顔画像カメラ21と、サーマルカメラ22が設置されている。顔画像カメラ21は入場ゲートを通過する社員の顔画像データと撮影時刻とカメラIDとを含む第一センシング情報を体調管理装置1へ送信する。サーマルカメラ22は社員の顔の赤外線画像データと撮影時刻とカメラIDとを含む第二センシング情報を体調管理装置1へ送信する。体調管理装置1は第一センシング情報と第二センシング情報とを受信する(ステップS101)。制御部10はカメラIDと撮影時刻に基づいて対応する第一センシング情報に含まれる顔画像データと、第二センシング情報に含まれる赤外線画像データとの対応関係を特定する。制御部10は顔画像データと赤外線画像データとの対応関係に基づいて、対応する第一センシング情報と第二センシング情報とを未処理を示す処理フラグに紐づけてHDD104等の記憶部に一時的に記録する。制御部10は第一センシング情報と第二センシング情報を受信する度に、上記の処理を繰り返す。
個人特定部11は未処理の処理フラグの情報に基づいてHDD104から第一センシング情報と第二センシング情報との対を特定し、その各センシング情報を読み取る(ステップS102)。制御部10は読み取られた第一センシング情報と第二センシング情報とに紐づく処理フラグを処理済みに更新する。個人特定部11は読み取った第一センシング情報に含まれる顔画像データを読み取る。個人特定部11は顔画像データから顔特徴情報を抽出する。個人特定部11は生体情報データベース120に記録されている多数の社員の顔特徴情報を順に読み取り、顔画像データから新たに抽出した顔特徴情報と順に比較する(ステップS103)。当該比較において個人特定部11は比較する個人特徴情報の類似度を算出する。当該類似度の算出は公知の技術を用いればよい。個人特定部11は顔画像データから新たに抽出した顔特徴情報との類似度が所定の閾値以上であって最も類似度が高い顔特徴情報を、生体情報データベース120に記録されている多数の顔特徴情報の中から特定する(ステップS104)。個人特定部11は特定した顔特徴情報に紐づいて生体情報データベース120に記録されている社員IDを特定する(ステップS105)。この社員IDは顔画像データの顔に対応する社員を特定する識別情報である。個人特定部11は社員IDを体調判定部12へ出力する。
体調判定部12は社員IDに紐づいて体調管理データベース110の個人管理情報に記録されている体温の統計値を取得する(ステップS106)。統計値は社員IDに対応する社員の過去の体温の平均値であってよい。または統計値は社員IDに対応する社員の過去の体温の平均値に所定の補正係数を加えた値であってよい。例えば補正係数は現在時刻が朝方の時間帯である場合には「0」、夕方16時近傍の時刻である場合には「+0.5℃」など、時間帯や季節に応じて変化する体温のリズムに合わせて、現在時刻に応じた基準値となるよう体温を補正する補正係数であってよい。
体調判定部12は第二センシング情報に含まれる赤外線画像データを取得する。体調判定部12は赤外線画像データの各画素のRGB値に基づいて、撮影した社員の体温を検出する(ステップS107)。体調判定部12が赤外線画像データに基づいて体温を検出する手法は公知の技術を利用すればよい。体調判定部12は当該社員の統計値と現在の体温とを比較する。体調判定部12は検出した社員の体温と、当該社員の体温の統計値に基づいて発熱状態であるかを判定する(ステップS108)。体調判定部12は社員の現在の体温が統計値+加算値より大きい場合には、当該社員は発熱状態であると判定する。加算値は例えば1℃などの値であってよい。体調判定部12は発熱状態である場合には発熱時の管理制御を行うよう指示する管理指示信号を管理部13へ出力する。管理指示信号には個人特定部11によって特定された社員IDと現在の体温とが含まれる。
管理部13は社員IDに紐づいて体調管理データベース110に記録されている社員の個人管理情報を抽出する。個人管理情報には、社員IDに紐づいて上述した体温の統計値の他、例えば社員名、当該社員が入室する一つまたは複数の業務エリアのエリアID、などの情報が含まれる。管理部13は社員名を読み取り、入場ゲートに設置されている警告装置に出力する(ステップS109)。警告装置は制御対象装置3の一態様である。警告装置は社員名を取得すると、社員名を音声で読み上げると共に、発熱状態であることを示すアナウンスをスピーカから出力する。これにより入場ゲートを通過する社員は、その通過時に自身が発熱状態であることを認識することができる。
体調管理データベース110は、発熱状態である場合に入ることのできない1つまたは複数の業務エリアのエリアIDを社員IDに紐づけて記憶する。管理部13は社員IDに基づいて発熱状態である場合に入ることのできない1つまたは複数の業務エリアのエリアIDを体調管理データベース110から読み取る(ステップS110)。管理部13は社員IDと当該社員が入ることのできない業務エリアのエリアIDを紐づけて体調管理データベース110のエリア管理テーブルに記録する(ステップS111)。
制御部10は未処理の処理フラグの情報に紐づいてHDD104に記録されている第一センシング情報と第二センシング情報の対があるかを判定する(ステップS112)。未処理の処理フラグの情報に紐づいてHDD104に記録されている第一センシング情報と第二センシング情報の対がある場合にはステップS102からの処理を繰り返す。また制御部10は処理が終了かを判定する(ステップS113)。終了でない場合には上述のステップS102からの処理が繰り返される。
図5は第一の実施形態による体調管理装置の処理フローを示す第二の図である。
社員は業務を行う場合には各業務エリアのエリアゲートを通過する。各エリアゲートには顔画像カメラ21が設置されている。エリアゲートの顔画像カメラ21はエリアゲートを通過する社員の顔を撮影して顔画像データを生成する。エリアゲートの顔画像カメラ21は顔画像データとカメラIDとを含むセンシング情報を体調管理装置1へ送信する。体調管理装置1の制御部10はエリアゲートの顔画像カメラ2から顔画像データを含む第三センシング情報を受信する(ステップS201)。制御部10はそのセンシング情報に含まれる顔画像データを個人特定部11へ出力する。個人特定部11は上述と同様の処理により社員IDを特定する(ステップS202)。個人特定部11は管理部13へ社員IDとカメラIDとを含む管理指示情報を管理部13へ出力する。管理部13は管理指示情報を取得する。
カメラIDが示す顔画像カメラ21は、業務エリアの入口に設置されるためカメラIDとエリアIDとを予め紐づけて記憶しておくことができる。従って管理部13は管理指示情報を受信すると、この記憶している情報に基づいて、管理指示情報に含まれるカメラIDに対応するエリアIDを特定する(ステップS203)。これにより管理部13は社員が通過しようとする業務エリアを特定することができる。管理部13は社員IDとエリアIDとが紐づいてエリア管理テーブルに記録されているかを判定する(ステップS204)。管理部13は社員IDとエリアIDとが紐づいてエリア管理テーブルに記録されている場合、エリアIDに紐づいて記録される当該エリアに設置されるゲート装置に対してゲート閉信号を出力する(ステップS205)。これによりゲート装置はゲートを開にすることを停止する。ゲート装置はゲート閉信号の受信に基づいて入室できないことを示すアナウンス音声をスピーカから出力するようにしてもよい。これにより発熱状態の社員に対して予め特定された所定の業務エリアに立ち入ることを禁止する制御を自動で行うことができる。管理部13は社員IDとエリアIDとが紐づいてエリア管理テーブルに記録されていない場合、エリアIDに紐づいて記録される当該エリアに設置されるゲート装置に対してゲート開信号を出力する(ステップS206)。これによりゲート装置はゲートを開にする。ユーザはゲート装置を通過して業務エリアに入ることができる。
以上の処理によれば社員個人ごとの体温の統計値を記憶しておき、この統計値に基づいて社員が発熱状態であるかを判定し、発熱状態である場合のエリア入場制限等の管理制御を行っている。従って、管理対象者の個人それぞれについて適切な体調判定に基づく管理とその個人に応じた装置の制御を体調管理装置による簡易な構成で行うことができる。
<第二の実施形態>
図6は第二の実施形態による管理システムの構成を示すブロック図である。
次に体調管理装置1が幼稚園で利用される場合の例について説明する。
第二の実施形態による管理システムは幼稚園の入場ゲートに顔画像カメラ21とサーマルカメラ22が備わり、保育室や園庭にも顔画像カメラ21とサーマルカメラ22が備わる。
図7は第二の実施形態による体調管理装置の処理フローを示す第一の図である。
体調管理装置1は幼稚園の園児の体調管理を行う。まず幼稚園の入場ゲートに顔画像カメラ21と、サーマルカメラ22が設置されている。顔画像カメラ21は入場ゲートを通過する園児の顔画像データと撮影時刻とカメラIDとを含む第一センシング情報を体調管理装置1へ送信する。サーマルカメラ22は園児の顔の赤外線画像データと撮影時刻とカメラIDとを含む第二センシング情報を体調管理装置1へ送信する。体調管理装置1は顔画像データを含む第一センシング情報と赤外線画像データを含む第二センシング情報とを受信する(ステップS301)。制御部10はカメラIDと撮影時刻に基づいて対応する第一センシング情報に含まれる顔画像データと、第二センシング情報に含まれる赤外線画像データとの対応関係を特定する。制御部10は顔画像データと赤外線画像データとの対応関係に基づいて、対応する第一センシング情報と第二センシング情報とを未処理を示す処理フラグに紐づけてHDD104等の記憶部に一時的に記録する。制御部10は第一センシング情報と第二センシング情報を受信する度に、上記の処理を繰り返す。
個人特定部11は未処理の処理フラグの情報に基づいてHDD104から第一センシング情報と第二センシング情報との対を特定し、その各センシング情報を読み取る(ステップS302)。制御部10は読み取られた第一センシング情報と第二センシング情報とに紐づく処理フラグを処理済みに更新する。個人特定部11は読み取った第一センシング情報に含まれる顔画像データを読み取る。個人特定部11は顔画像データから顔特徴情報を抽出する。個人特定部11は生体情報データベース120に記録されている多数の園児の顔特徴情報を順に読み取り、顔画像データから新たに抽出した顔特徴情報と順に比較する(ステップS303)。当該比較において個人特定部11は比較する個人特徴情報の類似度を算出する。当該類似度の算出は公知の技術を用いればよい。個人特定部11は顔画像データから新たに抽出した顔特徴情報との類似度が所定の閾値以上であって最も類似度が高い顔特徴情報を、生体情報データベース120に記録されている多数の顔特徴情報の中から特定する(ステップS304)。個人特定部11は特定した顔特徴情報に紐づいて生体情報データベース120に記録されている園児IDを特定する(ステップS305)。この園児IDは顔画像データの顔に対応する園児を特定する識別情報である。個人特定部11は園児IDを体調判定部12へ出力する。
体調判定部12は園児IDに紐づいて生体情報データベース120の個人管理情報に記録されている体温の統計値を取得する(ステップS306)。統計値は園児IDに対応する園児の過去の体温の平均値であってよい。または統計値は園児IDに対応する園児の過去の体温の平均値に所定の補正係数を加えた値であってよい。例えば補正係数は現在時刻が朝方の時間帯である場合には「0」、夕方16時近傍の時刻である場合には「+0.5℃」など、時間帯に応じて変化する体温のリズムに合わせて、現在時刻に応じた基準値となるよう体温を補正する補正係数であってよい。補正係数は季節に応じた基準値となるよう体温を補正する値であってもよい。
体調判定部12は第二センシング情報に含まれる赤外線画像データを取得する。体調判定部12は赤外線画像データの各画素のRGB値に基づいて、撮影した園児の体温を検出する(ステップS307)。体調判定部12が赤外線画像データに基づいて体温を検出する手法は公知の技術を利用すればよい。体調判定部12は当該園児の体温の統計値と、当該園児の現在の体温とを比較する。体調判定部12は当該園児の体温の統計値と、当該園児の現在の体温とに基づいて発熱状態かを判定する(ステップS308)。体調判定部12は園児の現在の体温が統計値+加算値より大きい場合には、当該園児は発熱状態であると判定する。加算値は例えば1℃などの値であってよい。体調判定部12は発熱状態である場合には発熱時の管理制御を行うよう指示する管理指示信号を管理部13へ出力する。管理指示信号には個人特定部11によって特定された園児IDと現在の体温とが含まれる。
管理部13は園児IDに紐づいて体調管理データベース110に記録されている園児の個人管理情報を抽出する。個人管理情報には、園児IDに紐づいて上述した体温の統計値の他、例えば園児名、保護者電話番号などの情報が含まれる。管理部13は園児名と保護者電話番号を読み取り、所定の端末装置に出力する(ステップS309)。端末装置は通信先装置4の一態様である。端末装置は園児名と保護者電話番号とを示す発熱画面を出力する。これにより、園児を管理する先生、幼稚園の事務員などは保護者に対して園児が発熱していることを通知する連絡を行うことができる。また登園時に保護者が共に登園している場合には帰宅を促すことができる。
制御部10は未処理の処理フラグの情報に紐づいてHDD104に記録されている第一センシング情報と第二センシング情報の対があるかを判定する(ステップS310)。未処理の処理フラグの情報に紐づいてHDD104に記録されている第一センシング情報と第二センシング情報の対がある場合にはステップS102からの処理を繰り返す。また制御部10は処理が終了かを判定する(ステップS311)。終了でない場合には上述のステップS302からの処理が繰り返される。
体調管理装置1は園児が保育室や園庭で遊ぶ際にも入場ゲートにおける監視と同様の監視を行うようにしてよい。つまり、保育室や庭園に設置されている顔画像カメラ21は庭園で遊ぶ園児の顔画像データと撮影時刻とカメラIDとを含む第一センシング情報を体調管理装置1へ送信する。保育室や庭園に設置されているサーマルカメラ22は園児の顔の赤外線画像データと撮影時刻とカメラIDとを含む第二センシング情報を体調管理装置1へ送信する。そして体調管理装置1は、上記と同様に園児が発熱状態かを判定して、発熱状態である場合に所定の装置へ園児名と保護者電話番号との情報を送信するようにしてよい。
図8は体調管理装置の最小構成を示す図である。
体調管理装置1は少なくとも体調判定部12、管理部13を備えればよい。
体調判定部12は、個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行う。
管理部13は、体調判定の結果に基づいて個人の管理制御を行う。
上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・体調管理装置
10・・・制御部
11・・・個人特定部
12・・・体調判定部
13・・・管理部
21・・・顔画像カメラ
22・・・サーマルカメラ
3・・・制御対象装置
4・・・通信先装置
110・・・体調管理データベース
120・・・生体情報データベース
本発明の第1の態様によれば、体調管理装置は、特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された前記生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行う体調判定部と、前記体調判定の結果に基づいて前記個人の管理制御を行う管理部と、を備え、前記管理部は、前記個人が入ることのできる複数のエリアのうち前記体調判定の結果に基づいて特定した一つまたは複数の入ることのできないエリアの識別情報を記録し、前記入ることのできないエリアへの進入を検知する装置から前記個人の情報を取得した場合に、当該エリアへ進入を規制するゲート装置の動作を閉に制御することを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、体調管理方法は、特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された前記生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行い、前記体調判定の結果に基づいて前記個人の管理制御を行い、前記管理制御において、前記個人が入ることのできる複数のエリアのうち前記体調判定の結果に基づいて特定した一つまたは複数の入ることのできないエリアの識別情報を記録し、前記入ることのできないエリアへの進入を検知する装置から前記個人の情報を取得した場合に、当該エリアへ進入を規制するゲート装置の動作を閉に制御することを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、体調管理装置のコンピュータを、特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された前記生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行う体調判定手段、前記体調判定の結果に基づいて前記個人の管理制御を行う管理手段、として機能させ、前記管理手段は、前記個人が入ることのできる複数のエリアのうち前記体調判定の結果に基づいて特定した一つまたは複数の入ることのできないエリアの識別情報を記録し、前記入ることのできないエリアへの進入を検知する装置から前記個人の情報を取得した場合に、当該エリアへ進入を規制するゲート装置の動作を閉に制御することを特徴とする。

Claims (7)

  1. 特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された前記生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行う体調判定部と、
    前記体調判定の結果に基づいて前記個人の管理制御を行う管理部と、
    を備える体調管理装置。
  2. 判定対象者の生体情報に基づいて前記個人を特定する個人特定部と、
    を備える請求項1に記載の体調管理装置。
  3. 前記個人特定部は前記判定対象者の顔画像に基づいて個人を特定する
    請求項2に記載の体調管理装置。
  4. 前記管理部は前記個人の業務に応じた入退出制御を行う
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の体調管理装置。
  5. 前記管理部は前記体調判定の結果を所定の装置に出力する
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の体調管理装置。
  6. 特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された前記生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行い、
    前記体調判定の結果に基づいて前記個人の管理制御を行う
    体調管理方法。
  7. 体調管理装置のコンピュータを、
    特定された個人について取得した生体情報の計測値と、当該個人について予め蓄積された前記生体情報の統計値とに基づいて当該個人の体調判定を行う体調判定手段、
    前記体調判定の結果に基づいて前記個人の管理制御を行う管理手段、
    として機能させるプログラム。
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