JP2019190798A5 - - Google Patents
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Description
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
ガス冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を連通配管を通して第1接続部から第2接続部に移動させ、
調整部は、第1接続部および第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
液冷媒配管内の液相冷媒の液面が高くなるほど冷媒流路の断面積を小さくするように弁を制御し、液面が低くなるほど冷媒流路の断面積を大きくするように弁を制御する流量制御部(S100〜S130)をさらに備える冷却装置である。
また、請求項2に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
ガス冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を連通配管を通して第1接続部から第2接続部に移動させ、
調整部は、第1接続部および第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
液冷媒配管内の液相冷媒の液面が閾値よりも高いか否かを判定する判定部(S100A)と、
液面が閾値よりも高いと判定部が判定したときには、液面が閾値よりも低いと判定部が判定したときに比べて、冷媒流路の断面積を小さくするように弁を制御する流量制御部(S140、S141)と、をさらに備える冷却装置である。
また、請求項3に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
ガス冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を連通配管を通して第1接続部から第2接続部に移動させ、
調整部は、第1接続部および第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
蒸発部内において被冷却対象を冷却するのに必要である液相冷媒の冷媒量が不足しているか否かを判定する不足判定部(S200、S200A)と、
蒸発部内における冷媒量が不足していると不足判定部が判定したときには、蒸発部内における冷媒量が不足していないと不足判定部が判定したときに比べて冷媒流路の断面積を大きくするように弁を制御する流量制御部(S211)と、をさらに備える冷却装置である。
また、請求項4に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
ガス冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を連通配管を通して第1接続部から第2接続部に移動させ、
調整部は、第1接続部および第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
調整部に対して第1接続部側に設けられて、連通配管内の液相冷媒を加熱して気相冷媒に相変化させる加熱部(60)をさらに備える冷却装置である。
また、請求項5に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
連通配管は、液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管に戻し、
調整部は、少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管と液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
液冷媒配管内の液相冷媒の液面が高くなるほど冷媒流路の断面積を小さくするように弁を制御し、液面が低くなるほど冷媒流路の断面積を大きくするように弁を制御する流量制御部(S100〜S130)をさらに備える冷却装置である。
また、請求項6に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
連通配管は、液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管に戻し、
調整部は、少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管と液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
液冷媒配管内の液相冷媒の液面が閾値よりも高いか否かを判定する判定部(S100A)と、
液面が閾値よりも高いと判定部が判定したときには、液面が閾値よりも低いと判定部が判定したときに比べて、冷媒流路の断面積を小さくするように弁を制御する流量制御部(S140、S141)と、をさらに備える冷却装置である。
また、請求項7に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
連通配管は、液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管に戻し、
調整部は、少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管と液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
蒸発部内において被冷却対象を冷却するのに必要である液相冷媒の冷媒量が不足しているか否かを判定する不足判定部(S200、S200A)と、
蒸発部内における冷媒量が不足していると不足判定部が判定したときには、蒸発部内における冷媒量が不足していないと不足判定部が判定したときに比べて冷媒流路の断面積を大きくするように弁を制御する流量制御部(S211)と、をさらに備える冷却装置である。
また、請求項8に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
連通配管は、液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管に戻し、
調整部は、少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管と液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
調整部に対して第1接続部側に設けられて、連通配管内の液相冷媒を加熱して気相冷媒に相変化させる加熱部(60)をさらに備える冷却装置である。
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
ガス冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を連通配管を通して第1接続部から第2接続部に移動させ、
調整部は、第1接続部および第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
液冷媒配管内の液相冷媒の液面が高くなるほど冷媒流路の断面積を小さくするように弁を制御し、液面が低くなるほど冷媒流路の断面積を大きくするように弁を制御する流量制御部(S100〜S130)をさらに備える冷却装置である。
また、請求項2に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
ガス冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を連通配管を通して第1接続部から第2接続部に移動させ、
調整部は、第1接続部および第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
液冷媒配管内の液相冷媒の液面が閾値よりも高いか否かを判定する判定部(S100A)と、
液面が閾値よりも高いと判定部が判定したときには、液面が閾値よりも低いと判定部が判定したときに比べて、冷媒流路の断面積を小さくするように弁を制御する流量制御部(S140、S141)と、をさらに備える冷却装置である。
また、請求項3に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
ガス冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を連通配管を通して第1接続部から第2接続部に移動させ、
調整部は、第1接続部および第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
蒸発部内において被冷却対象を冷却するのに必要である液相冷媒の冷媒量が不足しているか否かを判定する不足判定部(S200、S200A)と、
蒸発部内における冷媒量が不足していると不足判定部が判定したときには、蒸発部内における冷媒量が不足していないと不足判定部が判定したときに比べて冷媒流路の断面積を大きくするように弁を制御する流量制御部(S211)と、をさらに備える冷却装置である。
また、請求項4に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
ガス冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を連通配管を通して第1接続部から第2接続部に移動させ、
調整部は、第1接続部および第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
調整部に対して第1接続部側に設けられて、連通配管内の液相冷媒を加熱して気相冷媒に相変化させる加熱部(60)をさらに備える冷却装置である。
また、請求項5に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
連通配管は、液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管に戻し、
調整部は、少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管と液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
液冷媒配管内の液相冷媒の液面が高くなるほど冷媒流路の断面積を小さくするように弁を制御し、液面が低くなるほど冷媒流路の断面積を大きくするように弁を制御する流量制御部(S100〜S130)をさらに備える冷却装置である。
また、請求項6に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
連通配管は、液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管に戻し、
調整部は、少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管と液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
液冷媒配管内の液相冷媒の液面が閾値よりも高いか否かを判定する判定部(S100A)と、
液面が閾値よりも高いと判定部が判定したときには、液面が閾値よりも低いと判定部が判定したときに比べて、冷媒流路の断面積を小さくするように弁を制御する流量制御部(S140、S141)と、をさらに備える冷却装置である。
また、請求項7に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
連通配管は、液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管に戻し、
調整部は、少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管と液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
蒸発部内において被冷却対象を冷却するのに必要である液相冷媒の冷媒量が不足しているか否かを判定する不足判定部(S200、S200A)と、
蒸発部内における冷媒量が不足していると不足判定部が判定したときには、蒸発部内における冷媒量が不足していないと不足判定部が判定したときに比べて冷媒流路の断面積を大きくするように弁を制御する流量制御部(S211)と、をさらに備える冷却装置である。
また、請求項8に記載の発明は、冷媒が循環し、冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
凝縮部から少なくとも1つ以上の蒸発部へ液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
少なくとも1つ以上の蒸発部から凝縮部へ気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
液相冷媒の沸騰に伴って少なくとも1つ以上の蒸発部内の液相冷媒から発生する気泡が液相冷媒を凝縮部側に移動させる際に、この移動した液相冷媒が凝縮部に到達する前に液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の蒸発部に接続され、かつ第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
連通配管は、液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管に戻し、
調整部は、少なくとも1つ以上の蒸発部又は液冷媒配管と液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
調整部に対して第1接続部側に設けられて、連通配管内の液相冷媒を加熱して気相冷媒に相変化させる加熱部(60)をさらに備える冷却装置である。
Claims (17)
- 冷媒が循環し、前記冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
前記被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより前記液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより前記気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
前記凝縮部から前記少なくとも1つ以上の蒸発部へ前記液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
前記少なくとも1つ以上の蒸発部から前記凝縮部へ前記気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
前記ガス冷媒配管又は前記少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、前記液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の前記蒸発部に接続され、かつ前記第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
前記連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
前記液相冷媒の沸騰に伴って前記少なくとも1つ以上の蒸発部内の前記液相冷媒から発生する気泡が前記液相冷媒を前記凝縮部側に移動させる際に、この移動した前記液相冷媒が前記凝縮部に到達する前に前記液相冷媒を前記連通配管を通して前記第1接続部から前記第2接続部に移動させ、
前記調整部は、前記第1接続部および前記第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して前記連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
前記液冷媒配管内の液相冷媒の液面が高くなるほど前記冷媒流路の断面積を小さくするように前記弁を制御し、前記液面が低くなるほど前記冷媒流路の断面積を大きくするように前記弁を制御する流量制御部(S100〜S130)をさらに備える冷却装置。 - 冷媒が循環し、前記冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
前記被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより前記液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより前記気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
前記凝縮部から前記少なくとも1つ以上の蒸発部へ前記液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
前記少なくとも1つ以上の蒸発部から前記凝縮部へ前記気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
前記ガス冷媒配管又は前記少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、前記液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の前記蒸発部に接続され、かつ前記第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
前記連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
前記液相冷媒の沸騰に伴って前記少なくとも1つ以上の蒸発部内の前記液相冷媒から発生する気泡が前記液相冷媒を前記凝縮部側に移動させる際に、この移動した前記液相冷媒が前記凝縮部に到達する前に前記液相冷媒を前記連通配管を通して前記第1接続部から前記第2接続部に移動させ、
前記調整部は、前記第1接続部および前記第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して前記連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
前記液冷媒配管内の液相冷媒の液面が閾値よりも高いか否かを判定する判定部(S100A)と、
前記液面が閾値よりも高いと前記判定部が判定したときには、前記液面が閾値よりも低いと前記判定部が判定したときに比べて、前記冷媒流路の断面積を小さくするように前記弁を制御する流量制御部(S140、S141)と、をさらに備える冷却装置。 - 冷媒が循環し、前記冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
前記被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより前記液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより前記気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
前記凝縮部から前記少なくとも1つ以上の蒸発部へ前記液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
前記少なくとも1つ以上の蒸発部から前記凝縮部へ前記気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
前記ガス冷媒配管又は前記少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、前記液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の前記蒸発部に接続され、かつ前記第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
前記連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
前記液相冷媒の沸騰に伴って前記少なくとも1つ以上の蒸発部内の前記液相冷媒から発生する気泡が前記液相冷媒を前記凝縮部側に移動させる際に、この移動した前記液相冷媒が前記凝縮部に到達する前に前記液相冷媒を前記連通配管を通して前記第1接続部から前記第2接続部に移動させ、
前記調整部は、前記第1接続部および前記第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して前記連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
前記蒸発部内において前記被冷却対象を冷却するのに必要である前記液相冷媒の冷媒量が不足しているか否かを判定する不足判定部(S200、S200A)と、
前記蒸発部内における前記冷媒量が不足していると前記不足判定部が判定したときには、前記蒸発部内における前記冷媒量が不足していないと前記不足判定部が判定したときに比べて前記冷媒流路の断面積を大きくするように前記弁を制御する流量制御部(S211)と、をさらに備える冷却装置。 - 冷媒が循環し、前記冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
前記被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより前記液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより前記気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
前記凝縮部から前記少なくとも1つ以上の蒸発部へ前記液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
前記少なくとも1つ以上の蒸発部から前記凝縮部へ前記気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
前記ガス冷媒配管又は前記少なくとも1つ以上の蒸発部に接続される第1接続部(24a)と、前記液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の前記蒸発部に接続され、かつ前記第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
前記連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
前記液相冷媒の沸騰に伴って前記少なくとも1つ以上の蒸発部内の前記液相冷媒から発生する気泡が前記液相冷媒を前記凝縮部側に移動させる際に、この移動した前記液相冷媒が前記凝縮部に到達する前に前記液相冷媒を前記連通配管を通して前記第1接続部から前記第2接続部に移動させ、
前記調整部は、前記第1接続部および前記第2接続部の間に形成される冷媒流路の断面積を調整して前記連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
前記調整部に対して前記第1接続部側に設けられて、前記連通配管内の前記液相冷媒を加熱して前記気相冷媒に相変化させる加熱部(60)をさらに備える冷却装置。 - 冷媒が循環し、前記冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
前記被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより前記液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより前記気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
前記凝縮部から前記少なくとも1つ以上の蒸発部へ前記液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
前記少なくとも1つ以上の蒸発部から前記凝縮部へ前記気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
前記液相冷媒の沸騰に伴って前記少なくとも1つ以上の蒸発部内の前記液相冷媒から発生する気泡が前記液相冷媒を前記凝縮部側に移動させる際に、この移動した前記液相冷媒が前記凝縮部に到達する前に前記液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
前記液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、前記液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の前記蒸発部に接続され、かつ前記第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
前記連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
前記連通配管は、前記液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を前記少なくとも1つ以上の蒸発部又は前記液冷媒配管に戻し、
前記調整部は、前記少なくとも1つ以上の蒸発部又は前記液冷媒配管と前記液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して前記連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
前記液冷媒配管内の液相冷媒の液面が高くなるほど前記冷媒流路の断面積を小さくするように前記弁を制御し、前記液面が低くなるほど前記冷媒流路の断面積を大きくするように前記弁を制御する流量制御部(S100〜S130)をさらに備える冷却装置。 - 冷媒が循環し、前記冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
前記被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより前記液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより前記気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
前記凝縮部から前記少なくとも1つ以上の蒸発部へ前記液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
前記少なくとも1つ以上の蒸発部から前記凝縮部へ前記気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
前記液相冷媒の沸騰に伴って前記少なくとも1つ以上の蒸発部内の前記液相冷媒から発生する気泡が前記液相冷媒を前記凝縮部側に移動させる際に、この移動した前記液相冷媒が前記凝縮部に到達する前に前記液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
前記液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、前記液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の前記蒸発部に接続され、かつ前記第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
前記連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
前記連通配管は、前記液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を前記少なくとも1つ以上の蒸発部又は前記液冷媒配管に戻し、
前記調整部は、前記少なくとも1つ以上の蒸発部又は前記液冷媒配管と前記液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して前記連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
前記液冷媒配管内の液相冷媒の液面が閾値よりも高いか否かを判定する判定部(S100A)と、
前記液面が閾値よりも高いと前記判定部が判定したときには、前記液面が閾値よりも低いと前記判定部が判定したときに比べて、前記冷媒流路の断面積を小さくするように前記弁を制御する流量制御部(S140、S141)と、をさらに備える冷却装置。 - 冷媒が循環し、前記冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
前記被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより前記液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより前記気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
前記凝縮部から前記少なくとも1つ以上の蒸発部へ前記液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
前記少なくとも1つ以上の蒸発部から前記凝縮部へ前記気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
前記液相冷媒の沸騰に伴って前記少なくとも1つ以上の蒸発部内の前記液相冷媒から発生する気泡が前記液相冷媒を前記凝縮部側に移動させる際に、この移動した前記液相冷媒が前記凝縮部に到達する前に前記液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
前記液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、前記液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の前記蒸発部に接続され、かつ前記第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
前記連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
前記連通配管は、前記液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を前記少なくとも1つ以上の蒸発部又は前記液冷媒配管に戻し、
前記調整部は、前記少なくとも1つ以上の蒸発部又は前記液冷媒配管と前記液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して前記連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
前記蒸発部内において前記被冷却対象を冷却するのに必要である前記液相冷媒の冷媒量が不足しているか否かを判定する不足判定部(S200、S200A)と、
前記蒸発部内における前記冷媒量が不足していると前記不足判定部が判定したときには、前記蒸発部内における前記冷媒量が不足していないと前記不足判定部が判定したときに比べて前記冷媒流路の断面積を大きくするように前記弁を制御する流量制御部(S211)と、をさらに備える冷却装置。 - 冷媒が循環し、前記冷媒の液相と気相との相変化によって被冷却対象(12)を冷却する冷却装置であって、
前記被冷却対象から液相冷媒へ熱を移動させることにより前記液相冷媒を沸騰させる少なくとも1つ以上の蒸発部(14)と、
気相冷媒から熱を放出させることにより前記気相冷媒を凝縮させる凝縮部(16)と、
前記凝縮部から前記少なくとも1つ以上の蒸発部へ前記液相冷媒を流通させる液冷媒配管(18)と、
前記少なくとも1つ以上の蒸発部から前記凝縮部へ前記気相冷媒を流通させるガス冷媒配管(20)と、
前記液相冷媒の沸騰に伴って前記少なくとも1つ以上の蒸発部内の前記液相冷媒から発生する気泡が前記液相冷媒を前記凝縮部側に移動させる際に、この移動した前記液相冷媒が前記凝縮部に到達する前に前記液相冷媒を捕獲する液冷媒捕獲部(22)と、
前記液冷媒捕獲部に接続される第1接続部(24a)と、前記液冷媒配管又は少なくとも1つ以上の前記蒸発部に接続され、かつ前記第1接続部に対して重力方向下側に位置する第2接続部(24b)とを有する連通配管(24)と、
前記連通配管を流れる液相冷媒の流れを調整する調整部(30、30A、30B)と、
を備え、
前記連通配管は、前記液冷媒捕獲部で捕獲される液相冷媒を前記少なくとも1つ以上の蒸発部又は前記液冷媒配管に戻し、
前記調整部は、前記少なくとも1つ以上の蒸発部又は前記液冷媒配管と前記液冷媒捕獲部との間に形成される冷媒流路の断面積を調整して前記連通配管を流れる液相冷媒の冷媒流量を調整する弁(30、30A)であって、
前記調整部に対して前記第1接続部側に設けられて、前記連通配管内の前記液相冷媒を加熱して前記気相冷媒に相変化させる加熱部(60)をさらに備える冷却装置。 - 前記蒸発部内において前記被冷却対象を冷却するのに必要である前記液相冷媒の冷媒量が不足しているか否かを判定する不足判定部(S200A、S200)と、
前記蒸発部内における前記冷媒量が不足していると前記不足判定部が判定したときには、前記加熱部を制御して前記連通配管内の前記液相冷媒を加熱する加熱制御部(S210)と、
を備える請求項4または8に記載の冷却装置。 - 前記少なくとも1つ以上の蒸発部は、
前記液冷媒配管からの前記液相冷媒と前記被冷却対象との間で熱交換する熱交換コア(14f)と、
前記熱交換コアで発生した前記気相冷媒を前記ガス冷媒配管に導くガス流路部(14e)と、を備え、
前記不足判定部(S200A)は、前記ガス流路部内の冷媒または前記ガス冷媒配管内の冷媒の過熱度が閾値以上であるか否かを判定する請求項3、7、9のうちいずれか1つに記載の冷却装置。 - 前記不足判定部(S200)は、前記少なくとも1つ以上の蒸発部において冷媒流れ上流側(14B)の冷媒温度と冷媒流れ下流側(14A)の冷媒温度との差分が閾値以上であるか否かを判定する請求項3、7、9のうちいずれか1つに記載の冷却装置。
- 前記連通配管は、前記液相冷媒を一時的に貯める貯液部(50)を備える請求項1ないし11のいずれか1つに記載の冷却装置。
- 前記貯液部は、前記調整部に対して前記第1接続部側に配置されている請求項12に記載の冷却装置。
- 前記ガス冷媒配管は、前記凝縮部へ流れる前記気相冷媒の流れの向きを重力方向上側に曲げる曲げ部(22)を備え、
前記曲げ部は、前記液冷媒捕獲部を構成する請求項5ないし8のいずれか1つに記載の冷却装置。 - 前記液冷媒捕獲部は、前記液相冷媒および前記気相冷媒の流速を減速させて前記液相冷媒と前記気相冷媒とを分離する気液分離器を構成する請求項5ないし8のいずれか1つに記載の冷却装置。
- 前記液冷媒捕獲部は、遠心力によって前記液相冷媒および前記気相冷媒を分離する遠心式気液分離器を構成する請求項5ないし8のいずれか1つに記載の冷却装置。
- 前記被冷却対象は、車載用電池である請求項1ないし16のいずれか1つに記載の冷却装置。
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