JP2019190357A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用のセンサを必要とせずに異常を検出することができる蒸発燃料処理装置を提供する。【解決手段】蒸発燃料処理装置50は、エアクリーナ21の下流側且つターボチャージャ30よりも上流側の部分である第1吸気管15と、ターボチャージャ30よりも下流側の部分である第2吸気管16に接続されるとともにエゼクタ70を介して第1吸気管15に接続されている還流通路54と、蒸発燃料が通過するとともにエゼクタ70を介して第1吸気管15に接続されているパージ通路57と、排気通路13に設けられる空燃比センサ33により検出される空燃比が目標空燃比よりもリーンとなる場合に、異常が発生していると判定する制御装置90とを備える。第1吸気管15は管内を開放する接続口を有し、エゼクタ70は第1吸気管15と接続されることにより接続口を塞いで第1吸気管15の管壁として機能する下流部を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、蒸発燃料処理装置に関する。
従来、過給機を備えた内燃機関の蒸発燃料処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の蒸発燃料処理装置は、エゼクタ、及び当該エゼクタと吸気通路との間に接続されている接続通路を備えている。吸気通路における過給機の下流側の部位に接続されている還流通路は、エゼクタ及び接続通路を介して吸気通路における過給機の上流側の部位に接続されている。蒸発燃料が通過するパージ通路は、エゼクタ及び接続通路を介して吸気通路における過給機の上流側の部位に接続されている。エゼクタは、還流通路から吸気通路に向かう空気の流れを利用してパージ通路から蒸発燃料を吸い出して、当該蒸発燃料を吸気通路に導入する。
ところで、エゼクタから接続通路が外れているなど、蒸発燃料処理装置において異常が発生している場合、接続通路における内圧が低下する。
特許文献1の蒸発燃料処理装置は、接続通路に内圧センサを備えている。蒸発燃料処理装置の制御部は、内圧センサの検出値が正常値を下回る場合に、エゼクタから接続通路が外れているなどの異常が発生していると判定する。
特開2017−67043号公報
特許文献1の蒸発燃料処理装置において、エゼクタから接続通路が外れているなどの異常を検出するために、専用の内圧センサを設ける必要がある。
上記課題を解決するために、過給機を備える内燃機関の蒸発燃料処理装置は、吸気通路におけるエアクリーナの下流側且つ前記過給機よりも上流側の部分である第1吸気管と、前記吸気通路における前記過給機よりも下流側の部分である第2吸気管に接続されるとともにエゼクタを介して前記第1吸気管に接続されている還流通路と、燃料タンクで発生した蒸発燃料が通過するとともに前記エゼクタを介して前記第1吸気管に接続されているパージ通路と、排気通路に設けられる空燃比センサにより検出される空燃比が前記内燃機関の状態に応じて設定される目標空燃比よりもリーンとなる場合に、前記蒸発燃料処理装置において異常が発生していると判定する判定部と、を備えている。前記第1吸気管は、管内を開放する接続口を有し、前記エゼクタは、前記第1吸気管と接続されることにより、前記接続口を塞いで前記第1吸気管の管壁として機能する壁部を有することを要旨とする。
上記構成によれば、何らかの要因により蒸発燃料処理装置を通過する空気の圧力が想定以上に高まるなどした場合に、その圧力に起因する力により第1吸気管からエゼクタが外れることがある。こうした場合、第1吸気管の接続口は、外部に開放される。この状態で過給機が過給する場合、内燃機関には正常時と比較して多くの量の空気が供給される。これは、正常時においてはエアクリーナによって内燃機関に向かって流れる吸気に圧力損失が生じるのに対して、過給機と接続口との間にはエアクリーナ以上に吸気に対して圧力損失を生じさせる構成がないためである。
したがって、第1吸気管からエゼクタが外れた状態で過給機が過給する場合、内燃機関には過給される空気量が過多となる状態が続くため、空燃比センサにおいて検出される空燃比は目標空燃比よりもリーンとなる。したがって、判定部は、空燃比が目標空燃比よりもリーンとなる場合に蒸発燃料処理装置において異常が発生していると判定することができる。
このように、上記構成によれば、内燃機関の空燃比の制御に用いられる空燃比センサを使用することにより、専用のセンサを必要とせずに蒸発燃料処理装置において発生する異常を検出することができる。
蒸発燃料処理装置を備えた内燃機関を示す概略図。 エゼクタと上流側管路との接続部分周辺を示す断面図。 (a)は第1吸気管からエゼクタが外れる前後における内燃機関の吸気量の変化態様を示すグラフ、(b)は第1吸気管からエゼクタが外れる前後における吸気通路に流入する蒸発燃料量の変化態様を示すグラフ、(c)は第1吸気管からエゼクタが外れる前後における空燃比の変化態様を示すグラフ。
以下、過給機を備えた内燃機関の蒸発燃料処理装置の一実施形態について、図1〜図3にしたがって説明する。先ず、蒸発燃料処理装置を搭載する内燃機関100の概略構成について説明する。なお、以下の説明において単に上流、下流というときは、吸気、排気、蒸発燃料、及び外気の流れにおける上流、下流を示すものとする。
図1に示すように、内燃機関100は、当該内燃機関100の外部から吸気を導入するための吸気通路11を備えている。吸気通路11には、吸気に含まれる異物を取り除くエアクリーナ21が設けられている。吸気通路11におけるエアクリーナ21よりも下流側には、ターボチャージャ30におけるコンプレッサ31が設けられている。コンプレッサ31は、吸気通路11におけるコンプレッサ31よりも下流側に圧縮した吸気を供給する。吸気通路11におけるコンプレッサ31よりも下流側には、圧縮した吸気を冷却するためのインタークーラ22が設けられている。吸気通路11におけるインタークーラ22よりも下流側には、スロットルバルブ23が設けられている。スロットルバルブ23は、吸気通路11の流路を開閉することにより、当該吸気通路11を流通する吸気量を制御する。
吸気通路11の下流端には、燃料を吸気と混合して燃焼させる気筒12が接続されている。気筒12内には、当該気筒12の内部に燃料を噴射する燃料噴射弁24の先端が突出している。
気筒12には、当該気筒12から排気を排出するための排気通路13の上流端が接続されている。排気通路13には、ターボチャージャ30におけるタービン32が設けられている。また、排気通路13には、空燃比を検出する空燃比センサ33が設けられている。
燃料噴射弁24は、燃料を貯留するための燃料タンク25から燃料が供給される。燃料タンク25は、燃料配管を介して燃料噴射弁24と接続されている。また、燃料タンク25にはフィードポンプが収容されており、フィードポンプによって圧送された燃料が燃料配管を介して燃料噴射弁24に供給される。なお、図1においては、燃料配管及びフィードポンプの図示を省略している。
燃料タンク25には、当該燃料タンク25内で発生した蒸発燃料の大気への放出を抑える蒸発燃料処理装置50が接続されている。蒸発燃料処理装置50は、燃料タンク25内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタ51を備えている。キャニスタ51には、当該キャニスタ51に蒸発燃料を導入するベーパ通路52の一端が接続されている。ベーパ通路52の他端は、燃料タンク25内に位置している。
キャニスタ51には、当該キャニスタ51に外気を導入する外気導入通路53が接続されている。また、キャニスタ51には、当該キャニスタ51内の蒸発燃料を吸気通路11へと導くパージ通路55が接続されている。パージ通路55のうちの上流側(キャニスタ51側)に位置する共通通路58の上流端は、キャニスタ51に接続されている。パージ通路55における共通通路58には、当該共通通路58を開閉するパージバルブ61が取り付けられている。
共通通路58の下流端には、パージ通路55における第1パージ通路56の上流端が接続されている。第1パージ通路56の下流端は、吸気通路11におけるスロットルバルブ23よりも下流側の部分に接続されている。第1パージ通路56には、吸気通路11側からキャニスタ51側への蒸発燃料等の気体の流通を防ぐ第1逆止弁66が取り付けられている。
共通通路58の下流端には、パージ通路55における第2パージ通路57の上流端が接続されている。第2パージ通路57の下流端は、エゼクタ70を介して吸気通路11におけるコンプレッサ31よりも上流側且つエアクリーナ21の下流側の部分に接続されている。第2パージ通路57には、吸気通路11側からキャニスタ51側への蒸発燃料等の気体の流通を防ぐ第2逆止弁67が取り付けられている。また、第2パージ通路57における第2逆止弁67よりも下流側(エゼクタ70側)には、第2パージ通路57内の圧力を検出する圧力センサ96が取り付けられている。
吸気通路11におけるインタークーラ22よりも下流側であってスロットルバルブ23よりも上流側の部分には、還流通路54の上流端が接続されている。還流通路54の下流端は、エゼクタ70を介して吸気通路11におけるコンプレッサ31よりも上流側且つエアクリーナ21の下流側の部分に接続されている。なお、上述したとおり、インタークーラ22は、コンプレッサ31よりも下流側に位置している。したがって、還流通路54は、吸気通路11におけるコンプレッサ31よりも上流側の部分と吸気通路11におけるコンプレッサ31よりも下流側の部分とを接続している。
パージバルブ61は、制御装置90に電気的に接続されており、当該制御装置90によって開閉制御される。制御装置90は、パージバルブ61に対して、当該パージバルブ61を開閉制御するための制御信号を出力する。
また、制御装置90には、圧力センサ96及び空燃比センサ33が電気的に接続されている。制御装置90には、圧力センサ96によって検出される第2パージ通路57内の圧力Pxを示す電気信号、及び空燃比センサ33によって検出される空燃比A/Fを示す電気信号が入力される。
制御装置90は、パージバルブ61の制御の他にも、スロットルバルブ23の開度、燃料噴射弁24の燃料噴射量、及びターボチャージャ30による過給運転制御など、内燃機関100全体を制御する電子制御ユニット(ECU)として構成されている。
次に、エゼクタ70の周辺構成について具体的に説明する。なお、図1に示すように、吸気通路11におけるコンプレッサ31よりも上流側の部分は第1吸気管15により、吸気通路11におけるコンプレッサ31よりも下流側の部分は第2吸気管16により、それぞれ構成されている。
図2に示すように、第1吸気管15は、管内を開放する接続口17を備えている。第1吸気管15の外面には、接続口17を囲うように突出する環状の第1条部18及び第2条部19が設けられている。第2条部19は、第1条部18の外側に設けられている。第1条部18及び第2条部19の外周面からの突出長は同じである。
第1吸気管15には、エゼクタ70が取り付けられている。エゼクタ70の材質は、例えば熱可塑性樹脂である。
エゼクタ70は、軸Oに沿って延びる筒状の本体部71と、本体部71の軸方向中間部から突出する筒状の吸引部76とを備えている。吸引部76の先端部には、第2パージ通路57を構成する第2パージ管57aが接続されている。吸引部76と第2パージ管57aとは、例えばクランプ41により固定されている。
本体部71は、軸Oに沿う方向において、還流通路54を構成する還流管54aに接続される上流部72と、吸引部76が設けられている絞り部73と、第1吸気管15に接続されている下流部74とに大別される。上流部72、絞り部73、及び下流部74の内壁は、下流部74側に向かうにつれて徐々にコンプレッサ31側に近づくように形成されている。
下流部74において絞り部73との境界部の外面には、外側に向かって張り出す板状のフランジ75が設けられている。フランジ75は、第2条部19の外側まで延びている。フランジ75の第1吸気管15側の端面には、環状に突出する取付条部77が設けられている。
下流部74は、接続口17に挿入されている。取付条部77の先端は、第1条部18と第2条部19との間に位置する第1吸気管15の外面に接触している。取付条部77の先端は、第1吸気管15の外周面に振動溶着されている。これにより、本体部71が第1吸気管15に取り付けられている。第1条部18と取付条部77との間、及び取付条部77と第2条部19との間には、それぞれ隙間が設けられている。
なお、本体部71が第1吸気管15に取り付けられた状態において、第1吸気管15の内壁面を構成する下流部74の先端面は、第1吸気管15の内壁面と面一である。下流部74は、第1吸気管15との接続により、接続口17を塞いで第1吸気管15の管壁として機能する壁部に相当する。上流部72と還流管54aとは、例えばクランプ42により固定されている。
本体部71の筒内断面積は、上流側の端部から下流側に向かうほど徐々に小さくなり、軸Oの軸方向中間の部分で最小である。そして、本体部71の筒内断面積は、軸Oの軸方向中間の部分から下流側に向かうほど徐々に大きくなる。なお、本体部71の内部空間は、還流通路54及び吸気通路11の間を連通する主通路78である。
本体部71(絞り部73)の内部には、主通路78と吸引部76の内部空間とを繋ぐ接続通路73aが設けられている。接続通路73aは、軸Oと直交するように延びる孔であって、主通路78の断面積が最小となる部分に接続されている。なお、吸引部76の内部空間と接続通路73aとが、第2パージ通路57及び主通路78の間を連通させる吸引通路79を構成している。
エゼクタ70は、軸Oが上流部72から下流部74に向かうにつれて第1吸気管15を流通する吸気の下流に向かうように傾斜する状態で、第1吸気管15に取り付けられている。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
内燃機関100において、キャニスタ51から吸気通路11へ蒸発燃料を流通させる処理であるパージ処理を実行しない場合には、制御装置90によってパージバルブ61が閉状態に制御される。この場合、燃料タンク25内で発生した蒸発燃料がベーパ通路52を介して、キャニスタ51内に流入する。キャニスタ51内に流入した蒸発燃料は、キャニスタ51内に吸着される。
一方、内燃機関100において、パージ処理を実行する場合には、制御装置90によってパージバルブ61が開状態に制御される。ここで、内燃機関100がターボチャージャ30による過給運転を行っていない場合には、吸気通路11におけるスロットルバルブ23よりも下流側の部分の負圧によって、外気導入通路53を介してキャニスタ51内に外気が流入する。そして、キャニスタ51内に吸着されていた蒸発燃料と外気とが、パージ通路55における共通通路58及び第1パージ通路56を介して吸気通路11におけるスロットルバルブ23よりも下流側の部分に流入する。
また、内燃機関100がターボチャージャ30による過給運転を行っている場合には、吸気通路11におけるコンプレッサ31よりも下流側の部分から還流通路54を介して、主通路78に還流空気が流入する。還流空気は、過給されている分だけ第1吸気管15を流れる吸気よりも圧力が高い。したがって、主通路78に流入した還流空気は、第1吸気管15に流出する。主通路78の断面積は、軸Oの軸方向中間の部分に向かうにつれて小さい。したがって、主通路78内を流通する還流空気の流速は、軸Oの軸方向中間の部分で上昇する。これにより、吸引通路79には負圧が発生する。すると、この負圧によって、外気導入通路53を介してキャニスタ51内に外気が流入する。そして、キャニスタ51内に吸着されていた蒸発燃料を含む外気が、パージ通路55における共通通路58、パージ通路55における第2パージ通路57、吸引通路79、主通路78を介して第1吸気管15に流入する。
ところで、蒸発燃料処理装置50では、何らかの要因により主通路78を通過する空気の圧力が想定以上に高まるなどした場合に、その圧力に起因する力により第1吸気管15からエゼクタ70が外れることがある。これは、エゼクタ70自体の強度よりも、エゼクタ70と第1吸気管15とが接続されている溶着部分の強度が低いため、エゼクタ70自体にクラックが入るなどの異常が生じるよりも先に、第1吸気管15からエゼクタ70が外れるためである。こうした場合、第1吸気管15の接続口17は、外部に開放される。
図3(a)に示すように、接続口17が外部に開放された状態で内燃機関100が過給運転を行う場合、気筒12には正常時と比較して多くの量の空気が供給される。これは、正常時においてはエアクリーナ21によって気筒12に向かって流れる吸気に圧力損失が生じるのに対して、接続口17とコンプレッサ31との間にはエアクリーナ21以上に吸気に対して圧力損失を生じさせる構成がないためである。また、図3(b)に示すように、第1吸気管15からエゼクタ70が外れているため、第1吸気管15に流入する蒸発燃料量は「0」である。
したがって、内燃機関100が過給運転を行い、且つパージ処理が実行されている状態で、第1吸気管15からエゼクタ70が外れた場合、気筒12には供給される空気量が過多となる状態が続く。このため、図3(c)に示すように、空燃比センサ33において検出される空燃比A/Fは目標空燃比よりもリーンとなる。したがって、制御装置90は、空燃比A/Fが目標空燃比よりもリーンとなる場合に、第1吸気管15からエゼクタ70が外れるといった蒸発燃料処理装置50において異常が発生していると判定することができる。
(1)蒸発燃料処理装置50によれば、内燃機関100の空燃比の制御に用いられる空燃比センサ33を使用することにより、専用のセンサを必要とせずに蒸発燃料処理装置50において発生する異常を検出することができる。専用のセンサを必要としない分、蒸発燃料処理装置50の小型化や軽量化、組付け工数の削減などの効果が得られる。
(2)なお、第1吸気管15に直接エゼクタ70が取り付けられているので、例えば第1吸気管15に別体の管体を介してエゼクタ70が取り付けられる場合と比較して、還流空気及び蒸発燃料を含む外気が流通する経路長が短い。したがって、蒸発燃料を吸気通路11に戻すための圧力損失が低減されるため、コンプレッサ31による過給圧が低くても、蒸発燃料を吸気通路11に戻すことができる。また、管体が省略される分、主通路78から吸気通路11に至るまでに、第1吸気管15とエゼクタ70との接続に伴う段差も少なくなる。この点においても、蒸発燃料を吸気通路11に戻すための圧力損失が低減される。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、エゼクタ70と第1吸気管15との固定方法は、振動溶着に限らず適宜変更できる。エゼクタ70自体の強度よりも低い強度で、エゼクタ70と第1吸気管15とが直接接続されていれば、これら両者の間の固定方法は問わない。
・上記実施形態において、エゼクタ70の本体部71は、第1吸気管15に対して取り付けられていればよい。なお、上記実施形態の構成を採用すれば、還流空気の流れは吸気の流れに逆らわないので、主通路78を通過する空気の圧力が高まりにくい。
・上記実施形態において、パージ通路55の接続構成は適宜変更しても良い。例えば、内燃機関100が過給運転を行っていない場合にパージ処理を実行しないのであれば、第1パージ通路56を省略してもよい。
O…軸、Px…圧力、A/F…空燃比、11…吸気通路、12…気筒、13…排気通路、15…第1吸気管、16…第2吸気管、17…接続口、18…第1条部、19…第2条部、21…エアクリーナ、22…インタークーラ、23…スロットルバルブ、24…燃料噴射弁、25…燃料タンク、30…ターボチャージャ(過給機)、31…コンプレッサ、32…タービン、33…空燃比センサ、41,42…クランプ、50…蒸発燃料処理装置、51…キャニスタ、52…ベーパ通路、53…外気導入通路、54…還流通路、54a…還流管、55…パージ通路、56…第1パージ通路、57…第2パージ通路、57a…第2パージ管、58…共通通路、61…パージバルブ、66…第1逆止弁、67…第2逆止弁、70…エゼクタ、71…本体部、72…上流部、73…絞り部、73a…接続通路、74…下流部、75…フランジ、76…吸引部、77…取付条部、78…主通路、79…吸引通路、90…制御装置、96…圧力センサ、100…内燃機関。

Claims (1)

  1. 過給機を備える内燃機関の蒸発燃料処理装置であって、
    吸気通路におけるエアクリーナの下流側且つ前記過給機よりも上流側の部分である第1吸気管と、
    前記吸気通路における前記過給機よりも下流側の部分である第2吸気管に接続されるとともにエゼクタを介して前記第1吸気管に接続されている還流通路と、
    燃料タンクで発生した蒸発燃料が通過するとともに前記エゼクタを介して前記第1吸気管に接続されているパージ通路と、
    排気通路に設けられる空燃比センサにより検出される空燃比が前記内燃機関の状態に応じて設定される目標空燃比よりもリーンとなる場合に、前記蒸発燃料処理装置において異常が発生していると判定する判定部と、を備え、
    前記第1吸気管は、管内を開放する接続口を有し、
    前記エゼクタは、前記第1吸気管と接続されることにより、前記接続口を塞いで前記第1吸気管の管壁として機能する壁部を有する
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
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