JP6094514B2 - 過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置 - Google Patents

過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6094514B2
JP6094514B2 JP2014049636A JP2014049636A JP6094514B2 JP 6094514 B2 JP6094514 B2 JP 6094514B2 JP 2014049636 A JP2014049636 A JP 2014049636A JP 2014049636 A JP2014049636 A JP 2014049636A JP 6094514 B2 JP6094514 B2 JP 6094514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
passage portion
communication hole
evaporative fuel
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014049636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015175234A (ja
Inventor
杉本 学
学 杉本
豊 河▲崎▼
豊 河▲崎▼
満幸 室谷
満幸 室谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2014049636A priority Critical patent/JP6094514B2/ja
Publication of JP2015175234A publication Critical patent/JP2015175234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6094514B2 publication Critical patent/JP6094514B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Description

この発明は、燃料タンク内で発生する蒸発燃料を過給機付きエンジンにパージするような過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置に関する。
従来、蒸発燃料処理装置としては、燃料タンク内で発生した蒸発燃料(エバポガス)をキャニスタに吸着させると共に、キャニスタで吸着した蒸発燃料を吸気負圧を利用して吸気通路内にパージ(導入)して、エンジンに消費させるものが知られている。
また、ターボチャージャ等の過給機を備えたエンジンにおいては、特許文献1に開示されているように、過給機が作動して吸気通路内が正圧になると、吸気負圧を利用したパージが行なえなくなることから、過給圧を利用して蒸発燃料を吸気管内にパージするエジェクタ機構が設けられている。
ところで、車両の前部に位置するフロントバンパの下方にインタクーラを配設し、該インタクーラ下流の過給圧をエジェクタ機構に導入する場合、インタクーラで冷却された過給圧を利用することができるものの、配管レイアウトが複雑化すると共に、コストアップとなるという問題点があった。
一方、インタクーラ上流の過給圧をエジェクタ機構に導入する場合、配管レイアウトの簡素化を図ることができるものの、インタクーラで冷却する前の過給圧を利用することとなるため、吸気温度が高く、熱害対策が必要不可欠となる問題点があった。
特開2013−245568号公報
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、熱害対策が不要なうえ、配管レイアウトを極めて簡素化することができる過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置の提供を目的とする。
この発明による過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置は、燃料タンク内で発生する蒸発燃料を過給機付きエンジンにパージする過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置であって、過給機のコンプレッサハウジングの入口通路部と出口通路部とを一体に接続する接続部を設け、該接続部内に上記入口通路部と上記出口通路部とを連通する連通孔を形成すると共に、該連通孔内部にエジェクタ機構を設け、該エジェクタ機構に燃料タンク側から蒸発燃料が流通される蒸発燃料通路を接続したものである。
上記構成によれば、上記接続部に連通孔を形成し、該連通孔内部にエジェクタ機構を設けるので、コンプレッサハウジングに対してエジェクタ機構を一体化することができ、これにより、配管レイアウトを極めて簡素化することができ、さらに、部品点数の削減をも図ることができる。
また、上記コンプレッサハウジングは、一般に耐熱材料(例えば、アルミニウムやアルミ合金などの金属、または、PPS、PPA、PA66などの高耐熱樹脂)で形成されており、このコンプレッサハウジングの入口通路部と出口通路部とを接続する上記接続部の連通孔内にエジェクタ機構を設けるので、樹脂製のダクトに接続する場合のような熱害対策が不要となる。
要するに、熱害対策が不要なうえ、配管レイアウトを極めて簡素化することができるものである。
この発明の一実施態様においては、上記接続部が上記コンプレッサハウジングの上記出口通路部の開口部から上記入口通路部に向かって当該入口通路部の軸芯線に対して斜めに設けられ、上記出口通路部の開口部を介して上記連通孔が形成されたものである。
上記構成によれば、出口通路部の開口部を利用して、上記連通孔の加工を行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、上記入口通路部は円形に形成され、該入口通路部に対してその下方から連通する上記連通孔の開口は、円形の入口通路部の最も低い位置の下端に対して円形の周方向にオフセットした高い位置に位置するよう開口形成されたものである。
上記構成によれば、連通孔の上記開口下端が入口通路部の下端よりも高い位置に位置しているので、連通孔への流体(つまり、ブローバイガス乃至当該ブローバイガスが冷却されたオイルミスト)の侵入を抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記出口通路部の開口部を介してエジェクタ本体を挿入するように構成したものである。
上記構成によれば、出口通路部の上記開口部を利用して、接続部の連通孔内部にエジェクタ本体を挿入することができる。
この発明の一実施態様においては、上記連通孔にネジ部が形成され、上記エジェクタ機構のエジェクタ本体が螺合されて固定されるように構成したものである。
上記構成によれば、エジェクタ本体を上記連通孔のネジ部に螺合固定するので、エジェクタ本体の固定を確実に行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、上記接続部の側部にエバポガス導入通路が開口され、該エバポガス導入通路に上記蒸発燃料通路が接続されたものである。
上記構成によれば、蒸発燃料通路を適切に接続することができる。
この発明の一実施態様においては、上記コンプレッサハウジングはインペラ収納部の直上流に絞り部を有し、該絞り部に上記連通孔の出口部が連通形成されたものである。
上記構成によれば、上記絞り部の内低部はその上流側から下流側に向けて上り勾配の傾斜面になっており、入口通路部内の最下部に対して高い位置に位置しているので、連通孔への流体(つまり、ブローバイガス乃至当該ブローバイガスが冷却されたオイルミスト)の侵入を可及的抑制することができる。
この発明によれば、熱害対策が不要なうえ、配管レイアウトを極めて簡素化することができる効果がある。
本発明の過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置を示す系統図 図1の要部の拡大外観図 図2の左側面図 コンプレッサハウジングの内部構造を示す断面図 図4の要部拡大断面図 図4のD−D線矢視断面図 連通孔構造の他の実施例を示す断面図 接続部構造の他の実施例を示す断面図
熱害対策が不要なうえ、配管レイアウトを極めて簡素化するという目的を、燃料タンク内で発生する蒸発燃料を過給機付きエンジンにパージする過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置において、過給機のコンプレッサハウジングの入口通路部と出口通路部とを一体に接続する接続部を設け、該接続部内に上記入口通路部と上記出口通路部とを連通する連通孔を形成すると共に、該連通孔内部にエジェクタ機構を設け、該エジェクタ機構に燃料タンク側から蒸発燃料が流通される蒸発燃料通路を接続するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置を示し、図1はその系統図である。
図1において、過給機付きエンジンは、インテークシステムA、燃料供給システムB、蒸発燃料処理装置Cを備えている。
上述のインテークシステムAは、エンジン1に空気を供給するものであって、エアクリーナ10、コンプレッサ上流ダクト11、ターボチャージャ12、コンプレッサ下流ダクト13、インタクーラ14、インタクーラ下流通路15、スロットルボディ16、サージタンク17、吸気マニホルド18を備えている。
エアクリーナ10は、吸気入口19から取入れた空気をエアクリーナケース内に設けたエレメント20でろ過し、埃などの異物を除去し、エレメント20下流から浄化空気を吸気出口21に供給する空気浄化装置である。
コンプレッサ上流ダクト11は、エアクリーナ10の吸気出口21から流出する浄化空気を、ターボチャージャ12のコンプレッサ22におけるコンプレッサハウジング27の入口通路部27aに供給するダクトである。
ターボチャージャ12は、エンジン1の排気エネルギを利用して吸気を圧縮加圧する過給機であって、タービン23とコンプレッサ22とを備えている。
タービン23は、エンジン1の排気ポート2、排気マニホルド24、排気通路25を介してタービンハウジング26に供給される排気の圧力により回転駆動されるインペラを有するターボ式の排気タービンである。
コンプレッサ22は、そのインペラをタービン23側のインペラに回転軸を介して接続されており、タービン23により駆動されるターボ式の圧縮機であり、該コンプレッサ22は、コンプレッサ上流ダクト11からコンプレッサハウジング27の入口通路部27aに導入された空気を、所定の過給圧まで圧縮してコンプレッサハウジング27の出口通路部27bからコンプレッサ下流ダクト13に吐出する。
コンプレッサ下流ダクト13は、ターボチャージャ12のコンプレッサ22が吐出した空気を、インタクーラ14に導入する管路である。
インタクーラ14は、コンプレッサ22における圧縮時に温度が上昇した空気を、走行風等で冷却することにより、酸素密度を高めて、吸気の充填効率を高める熱交換器であり、このインタクーラ14は、車両の前部に位置するフロントバンパ(図示せず)の下方に配設されている。
インタクーラ下流通路15は、インタクーラ14から流出された冷却後の空気を、スロットルボディ16およびサージタンク17に導入する管路である。
上述のスロットルボディ16には、スロットル弁16Vが設けられており、このスロットル弁16Vの開度を調整することで、エンジン1の出力調整が実行される。
吸気マニホルド18は、スロットルボディ16およびサージタンク17を通過した空気を、エンジン1の気筒対応数の吸気ポート3に分配する分岐管である。
燃料供給システムBは、ガソリン等の燃料をエンジン1に供給するものであって、燃料タンク30、燃料ポンプ(図示せず)、燃料供給通路31、インジェクタ32を備えている。
燃料タンク30は、液相のガソリン等の燃料を貯留する容器である。
燃料ポンプ(図示せず)は、燃料タンク30内の燃料を所定燃圧まで加圧して燃料供給通路31に吐出するものである。
インジェクタ32は、吸気マニホルド18の各吸気ポート3対応部位に配置された燃料噴射弁で、所定の燃料噴射タイミングに対応して、吸気ポート3に間欠的に燃料を噴射するものである。
蒸発燃料処理装置Cは、燃料タンク30内で燃料が蒸発して発生した蒸発燃料(エバポ)を処理するものであって、キャニスタ40、チャージ通路41、外気導入ライン42、パージ通路43、負圧域用パージ通路44、過給域用パージ通路45、エジェクタ機構50を備えている。
キャニスタ40は、蒸発燃料を一時的に吸着して貯蔵し、その後、放出する機能を有する活性炭をケース内に収容したものである。
チャージ通路41は、燃料タンク30から排出された蒸発燃料をキャニスタ40に導入する管路である。
外気導入ライン42は、キャニスタ40が貯蔵した蒸発燃料を放出してエンジン1側へ送出する際、蒸発燃料を搬送するパージガスとして機能する空気をキャニスタ40に導入する管路である。
パージ通路43には、パージバルブ46が介設されており、このパージ通路43はパージバルブ46の開弁時に、キャニスタ40が放出した蒸発燃料を、外気導入ライン42から取入れられる空気と共にエンジン1側に搬送する管路であり、このパージ通路43は分岐点47において、負圧域用パージ通路44と過給域用パージ通路45とに分岐されている。
負圧域用パージ通路44は、その上流端が分岐点47に接続され、その下流端がスロットルボディ16とサージタンク17との間に接続されており、吸気負圧を利用して蒸発燃料を吸気ポート3に供給する。また、上述の負圧域用パージ通路44には、逆止弁48が介設されている。
過給域用パージ通路45は、その上流端が分岐点47に接続され、その下流端がエジェクタ機構50に接続されており、エジェクタ機構50の内部構造により発生する負圧を利用して、蒸発燃料をエジェクタ機構50、ターボチャージャ12のコンプレッサハウジング27の入口通路部27aおよび出口通路部27bを介してコンプレッサ下流ダクト13に供給すべく構成している。また、上述の過給域用パージ通路45には、逆止弁49が介設されている。
上述のエジェクタ機構50は、蒸発燃料用の流体ポンプであり、ターボチャージャ12のコンプレッサ22で加圧された吸気の一部(過給圧)を内部に流入させて、吸気の一部をターボチャージャ12におけるコンプレッサ22の上流側に流出させると共に、過給圧が内部を流通する際に形成される負圧により蒸発燃料を吸引するようになっている。
図2は図1の要部の拡大外観図、図3は図2の左側面図、図4はコンプレッサハウジングの内部構造を示す断面図である。
図2〜図4に示すように、ターボチャージャ12(過給機)におけるコンプレッサ22のコンプレッサハウジング27は、上下に離間して入口通路部27aと出口通路部27bとを備えている。この実施例では、入口通路部27aを上部に形成し、出口通路部27bを下部に形成している。
また、図4に示すように、このコンプレッサハウジング27は、コンプレッサインペラを収納するインペラ収納部27cと、このインペラ収納部27cの直上流に位置する絞り部27dとを一体に備えている。該絞り部27dはその上流側が入口通路部27aの内径と一致する大径に形成されると共に、その下流側が上流側に対して小径に形成されている。
さらに、上述の入口通路部27aの絞り部27d寄りの位置において、当該入口通路部27aの上部には、この入口通路部27a内と連通するようにブローバイガス流入部27eが一体または一体的に形成される一方で、上述の出口通路部27bの下流端には、コンプレッサ下流ダクト13(図1参照)を連結するフランジ部27fが一体形成されている。
しかも、上述のターボチャージャ12のコンプレッサハウジング27における入口通路部27aと出口通路部27bとを斜め上下方向に一体に接続する接続部51を設け、この接続部51内に上述の入口通路部27aと出口通路部27bとを連通する直線状の連通孔52を形成して、この連通孔52内部にエジェクタ機構50を設けている。
図4に示すように、上述の接続部51はコンプレッサハウジング27の出口通路部27bの開口部53から入口通路部27a、詳しくは、絞り部27dに向かって斜め(この実施例では入口通路部27aの仮想軸芯線に対する角度が約45〜55度の範囲内となるように斜め方向)に設けられており、かつ、出口通路部27bの開口部53を介して上述の連通孔52が形成されたものであり、連通孔52の出口部54が、図6にも示すように、上記絞り部27dに連通形成されたものである。
このように、接続部51を、コンプレッサハウジング27の出口通路部27bの開口部53から入口通路部27a(詳しくは、絞り部27d)に向けて斜めに設け、出口通路部27bの開口部53を介して上記連通孔52を形成することで、当該出口通路部27bの開口部53を利用して、加工工具を用いて、上述の連通孔52の穿孔加工を行なうように構成したものである。
また、絞り部27dに連通孔52の出口部54を連通形成することで、連通孔52への流体(具体的には、ブローバイガス乃至当該ブローバイガスが冷却されたオイルミスト)の侵入を可及的抑制するように構成したものである。
すなわち、上述の絞り部27dの内底部は上流側から下流側に向けて上り勾配の傾斜面になっており、入口通路部27a内の最下部に対して高い位置に位置しているため、連通孔52への上記流体の侵入を可及的抑制することができるものである。
図5は図4の要部拡大断面図であって、図4,図5に示すように、上述の連通孔52は、下流側に位置するディフューザ部55と、該ディフューザ部55の上流側に位置するエジェクタ本体収納部56と、該エジェクタ本体収納部56の上流端部に形成されたネジ部としてのネジ孔57とを有すると共に、上述のディフューザ部55とエジェクタ本体収納部56との間には、連通孔52内と連通するようにエバポガス導入通路58が分岐形成されている。
このエバポガス導入通路58は、上述の接続部51の外側部に開口形成されたものである。
そして、上述のエジェクタ本体収納部56には、出口通路部27bの開口部53側からエジェクタ本体60が螺合されて固定されている。
このエジェクタ本体60はベンチュリ管で形成されており、その内部には上流側の内径が大きく下流側程その内径が小さくなるノズル部61を有すると共に、上流側端部には上述のネジ孔57に螺合される雄ネジ構造のネジ部62が一体形成されている。
上述のエジェクタ本体60は、コンプレッサハウジング27の出口通路部27bからの吸気の一部(つまり過給圧)を連通孔52のディフューザ部55の上流に供給するもので、このエジェクタ本体60は管部材(ベンチュリ管)で形成されている。
また、上述のノズル部61は出口通路部27bから流入する吸気に対して絞り部を形成する流路であって、その下流端が上述のディフューザ部55側に向けて延びている。該ノズル部61の内径は、下流端に向けて徐々に小径になるように形成されており、当該ノズル部61は、絞り効果によって出口通路部27bから流入された吸気の流速を高めるようになっていて、これにより、ノズル部61の下流側において、高速となって吸気が流出される領域は負圧となり、この負圧によりエバポガス導入通路58から蒸発燃料を負圧吸引する。
ディフューザ部55は、ノズル部61およびエバポガス導入通路58の下流側でその内径を徐々に拡大してインペラ収納部27c直上流の絞り部27d側に延びる流路であり、その上流側がノズル部61およびエバポガス導入通路58に連通接続されている。
そして、このディフューザ部55は、内部を流通する吸気および蒸発燃料の流速を低下させつつ、圧力を上昇させるようになっている。
図4,図5に示すように、上述のエバポガス導入通路58には、接続パイプ63を取付けており、この接続パイプ63に、クランプ64を用いて、蒸発燃料通路としての過給域用パージ通路45の下流端部を連通接続している。つまり、エジェクタ機構50に燃料タンク30側から蒸発燃料が流通される蒸発燃料通路(過給域用パージ通路45参照)を接続したものである。
このように、コンプレッサハウジング27と一体の接続部51に連通孔52を形成し、該連通孔52内部にエジェクタ機構50を設け、当該エジェクタ機構50に燃料タンク30側から蒸発燃料が流通される過給域用パージ通路45を接続することで、コンプレッサハウジング27に対してエジェクタ機構50を一体化し、これにより、配管レイアウトの大幅な簡略化を図るように構成したものである。
なお、上述のコンプレッサハウジング27は、アルミニウムやアルミ合金などの金属、または、PPS(ポリフェニレンスルフィド)、PPA、PA66(PAはポリアミド)などの高耐熱樹脂により形成されている。
ところで、図1に示すように、ブローバイガス(エンジンオイルと未燃ガスとが混合されたもの)を吸気系に還流するブローバイガス通路70を設けている。
このブローバイガス通路70の上流端は、シリンダヘッドカバーに開口しており、ブローバイガス通路70の下流端はコンプレッサハウジング27のブローバイガス流入部27e(図2,図3,図4参照)に連通接続されている。
このように構成した過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置の作用を、以下に説明する。
蒸発燃料処理装置Cは、ターボチャージャ12が作動されない時の通常パージと、ターボチャージャ12が作動された時の過給時パージとを行なう。
[通常パージ]
車両の走行時において、ターボチャージャ12が作動していない場合、パージバルブ46が開弁制御されると、エンジン1の吸入行程により発生する吸気マニホルド18内の負圧と、キャニスタ40に付勢される大気圧との差によって、キャニスタ40内に吸着された蒸発燃料は、パージ通路43、パージバルブ46、分岐点47、逆止弁48、負圧域用パージ通路44、サージタンク17を介して吸気マニホルド18内に吸引される。
吸気マニホルド18内に吸引された蒸発燃料は、インジェクタ32からエンジン1に供給される本来の燃焼用燃料と混合されて、エンジン1のシリンダ内で燃焼される。
[過給時パージ]
車両の走行時において、ターボチャージャ12が作動している場合には、吸気マニホルド18内は加圧された吸気により正圧となるので、上述のような蒸発燃料の吸引が困難となる。
過給時パージにおいては、ターボチャージャ12のコンプレッサ22により過給された吸気の一部が、出口通路部27bからエジェクタ機構50内を流通して、インペラ収納部27c直上流の絞り部27dからコンプレッサ22の上流側に戻る。
この時、パージバルブ46が開弁制御されると、エジェクタ機構50のエバポガス導入通路58に作用する負圧吸引力により、キャニスタ40に吸着された蒸発燃料は、パージ通路43、パージバルブ46、分岐点47、逆止弁49、過給域用パージ通路45を介して、エバポガス導入通路58からエジェクタ機構50に吸引され、該エジェクタ機構50内を流通する吸気と共にインペラ収納部27cの上流に供給される。
インペラ収納部27cの上流に供給された吸気と蒸発燃料は、コンプレッサインペラの作用により、出口通路部27bに送られた後に、コンプレッサ下流ダクト13、インタクーラ14、インタクーラ下流通路15、スロットルボディ16、サージタンク17を介して吸気マニホルド18内に至り、インジェクタ32からエンジン1に供給される本来の燃焼用燃料と混合されて、エンジン1のシリンダ内で燃焼される。
ところで、コンプレッサハウジング27の入口通路部27aと出口通路部27bとを一体に接続する接続部51を設け、該接続部51内に上記両通路部27a,27bを連通する連通孔52を形成し、この連通孔52内部にエジェクタ機構50を設けたので、出口通路部27bまたはコンプレッサ下流ダクト13とエジェクタ本体60の上流端とを接続する従来の接続パイプを省略することができると共に、ディフューザ部55の下流端と入口通路部27aまたはコンプレッサ上流ダクト11とを接続する従来の接続パイプをも省略することができて、配管レイアウトを極めて簡素化することができ、かつ、部品点数の削減をも図ることができる。
このように、図1〜図6で示した実施例の過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置は、燃料タンク30内で発生する蒸発燃料(エバポガス)を過給機付きエンジン1にパージ(導入)する過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置であって、ターボチャージャ12のコンプレッサハウジング27の入口通路部27aと出口通路部27bとを一体に接続する接続部51を設け、該接続部51内に上記入口通路部27aと上記出口通路部27bとを連通する連通孔52を形成すると共に、該連通孔52内部にエジェクタ機構50を設け、該エジェクタ機構50に燃料タンク30側から蒸発燃料が流通される蒸発燃料通路(過給域用パージ通路45参照)を接続したものである(図1,図4参照)。
この構成によれば、上記接続部51に連通孔52を形成し、該連通孔52内部にエジェクタ機構50を設けるので、コンプレッサハウジング27に対してエジェクタ機構50を一体化することができ、これにより、配管レイアウトを極めて簡素化することができ、さらに、部品点数の削減をも図ることができる。
また、上記コンプレッサハウジング27は、一般に耐熱材料(例えば、アルミニウムやアルミ合金などの金属、または、PPS、PPA、PA66などの高耐熱樹脂)で形成されており、このコンプレッサハウジング27の入口通路部27aと出口通路部27bとを接続する上記接続部51の連通孔52内にエジェクタ機構50を設けるので、樹脂製のダクトに接続する場合のような熱害対策が不要となる。
要するに、熱害対策が不要なうえ、配管レイアウトを極めて簡素化することができるものである。
この発明の一実施形態においては、上記接続部51が上記コンプレッサハウジング27の上記出口通路部27bの開口部53から上記入口通路部27aに向かって斜めに設けられ、上記出口通路部27bの開口部53を介して上記連通孔52が形成されたものである(図4参照)。
この構成によれば、出口通路部27bの開口部53を利用して、上記連通孔52の加工を行なうことができる。
この発明の一実施形態においては、上記出口通路部27bの開口部53を介してエジェクタ本体60を挿入するように構成したものである(図4,図5参照)。
この構成によれば、出口通路部27bの上記開口部53を利用して、接続部51の連通孔52内部にエジェクタ本体60を挿入することができる。
この発明の一実施形態においては、上記連通孔52にネジ部(ネジ孔57参照)が形成され、上記エジェクタ機構50のエジェクタ本体60が螺合されて固定されるように構成したものである(図5参照)。
この構成によれば、エジェクタ本体60を上記連通孔52のネジ部(ネジ孔57参照)に螺合固定するので、エジェクタ本体60の固定を確実に行なうことができる。また、エジェクタ本体60が容易に外れないので、溶着等による外れ防止対策が不要となる。
この発明の一実施形態においては、上記接続部51の側部にエバポガス導入通路58が開口され、該エバポガス導入通路58に上記蒸発燃料通路(過給域用パージ通路45参照)が接続されたものである(図4,図5参照)。
この構成によれば、蒸発燃料通路(過給域用パージ通路45参照)を適切に接続することができる。
この発明の一実施形態においては、上記コンプレッサハウジング27はインペラ収納部27cの直上流に絞り部27dを有し、該絞り部27dに上記連通孔52の出口部54が連通形成されたものである(図4,図5,図6参照)。
この構成によれば、上記絞り部27dの内低部はその上流側から下流側に向けて上り勾配の傾斜面になっており、入口通路部27a内の最下部に対して高い位置に位置しているので、連通孔52への流体(つまり、ブローバイガス乃至当該ブローバイガスが冷却されたオイルミスト)の侵入を可及的抑制することができる。
図7は連通孔構造の他の実施例を示す断面図であって、図4のD−D線矢視断面図に相当する。
この実施例においては、接続部51内に形成する連通孔52がコンプレッサハウジング27の入口通路部27a(詳しくは、絞り部27d)の下側部に開口しており、この開口59の下端が入口通路部27aの内部下端(27bottom)よりも高い位置に位置するように構成されたものである。
つまり、この実施例においては入口通路部27aの径方向中心を上下方向に通る仮想中心線に対して、連通孔52を片側にオフセットした位置に形成し、該連通孔52の開口59の下端を、入口通路部27a(または絞り部27d)の内部下端(27bottom)に対して高位置に設定したものである。
このように、図7で示した実施例においては、上記連通孔52が上記入口通路部27aの側部に開口し、該開口59の下端が上記入口通路部27aの下端(27bottom)より高い位置に位置するように構成されたものである(図7参照)。
この構成によれば、連通孔52の上記開口59下端が入口通路部27aの下端(27bottom)よりも高い位置に位置しているので、連通孔52への流体(つまり、ブローバイガス乃至当該ブローバイガスが冷却されたオイルミスト)の侵入を抑制することができる。
このように構成しても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例と同様であるから、図7において前図と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図8は接続部構造の他の実施例を示し、図4で示した実施例においては、接続部51は絞り部27d、インペラ収納部27c、出口通路部27bのそれぞれの外壁を形成する外壁部に対して離間するように形成したが、図8に示すこの実施例では、接続部51と、絞り部27d、インペラ収納部27c、出口通路部27bのそれぞれの外壁を形成する外壁部と、を壁部65で一体連接したものである。
このように構成すると、コンプレッサハウジング27の強度向上と、エジェクタ機構50の剛性向上との両立を図ることができる。
図8で示した実施例においても、その他の構成、作用、効果については、図1〜図6を参照して説明した先の実施例と同様であるから、図8において前図と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の過給機は、実施例のターボチャージャ12に対応し、
以下同様に、
蒸発燃料通路は、過給域用パージ通路45に対応し、
ネジ部は、ネジ孔57に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては、I型エンジンを例示したが、本実施例の過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置は、V型エンジンやロータリエンジンなどの他の過給機付きエンジンにも適用することができる。
以上説明したように、本発明は、燃料タンク内で発生する蒸発燃料を過給機付きエンジンにパージする過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置について有用である。
C…蒸発燃料処理装置
1…エンジン
12…ターボチャージャ(過給機)
27…コンプレッサハウジング
27a…入口通路部
27b…出口通路部
27c…インペラ収納部
27d…絞り部
27bottom…下端
30…燃料タンク
45…過給域用パージ通路(蒸発燃料通路)
50…エジェクタ機構
51…接続部
52…連通孔
53…開口部
54…出口部
57…ネジ孔(ネジ部)
58…エバポガス導入通路
59…開口
60…エジェクタ本体

Claims (7)

  1. 燃料タンク内で発生する蒸発燃料を過給機付きエンジンにパージする過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置であって、
    過給機のコンプレッサハウジングの入口通路部と出口通路部とを一体に接続する接続部を設け、
    該接続部内に上記入口通路部と上記出口通路部とを連通する連通孔を形成すると共に、
    該連通孔内部にエジェクタ機構を設け、
    該エジェクタ機構に燃料タンク側から蒸発燃料が流通される蒸発燃料通路を接続した
    過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置。
  2. 上記接続部が上記コンプレッサハウジングの上記出口通路部の開口部から上記入口通路部に向かって当該入口通路部の軸芯線に対して斜めに設けられ、
    上記出口通路部の開口部を介して上記連通孔が形成された
    請求項1記載の過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置。
  3. 上記入口通路部は円形に形成され、該入口通路部に対してその下方から連通する上記連通孔の開口は、円形の入口通路部の最も低い位置の下端に対して円形の周方向にオフセットした高い位置に位置するよう開口形成された
    請求項1または2記載の過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置。
  4. 上記出口通路部の開口部を介してエジェクタ本体を挿入するように構成した
    請求項1〜3の何れか1項に記載の過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置。
  5. 上記連通孔にネジ部が形成され、上記エジェクタ機構のエジェクタ本体が螺合されて固定されるように構成した
    請求項1〜4の何れか1項に記載の過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置。
  6. 上記接続部の側部にエバポガス導入通路が開口され、
    該エバポガス導入通路に上記蒸発燃料通路が接続された
    請求項1〜5の何れか1項に記載の過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置。
  7. 上記コンプレッサハウジングはインペラ収納部の直上流に絞り部を有し、
    該絞り部に上記連通孔の出口部が連通形成された
    請求項1〜6の何れか1項に記載の過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置。
JP2014049636A 2014-03-13 2014-03-13 過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置 Expired - Fee Related JP6094514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014049636A JP6094514B2 (ja) 2014-03-13 2014-03-13 過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014049636A JP6094514B2 (ja) 2014-03-13 2014-03-13 過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015175234A JP2015175234A (ja) 2015-10-05
JP6094514B2 true JP6094514B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=54254674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014049636A Expired - Fee Related JP6094514B2 (ja) 2014-03-13 2014-03-13 過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6094514B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6315002B2 (ja) 2016-02-04 2018-04-25 トヨタ自動車株式会社 パージ装置
JP6378726B2 (ja) 2016-09-26 2018-08-22 株式会社Subaru 蒸発燃料導入装置
DE102017216728B3 (de) * 2017-09-21 2018-12-20 Continental Automotive Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Ansteuerung eines über zwei Spülleitungen mit dem Ansaugtrakt einer turbogeladenen Brennkraftmaschine verbundenen Tankentlüftungsventils
JP6981300B2 (ja) * 2018-02-22 2021-12-15 トヨタ自動車株式会社 蒸発燃料処理装置
DE102021200624A1 (de) 2021-01-25 2022-07-28 Psa Automobiles Sa Tankentlüftungsvorrichtung für ein Kraftfahrzeug sowie Kraftfahrzeug mit einer derartigen Tankentlüftungsvorrichtung

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000073882A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Suzuki Motor Corp 車両用エンジンの蒸発燃料配管構造
JP2005090429A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Suzuki Motor Corp 車両の蒸発燃料処理装置
JP5949150B2 (ja) * 2012-05-23 2016-07-06 浜名湖電装株式会社 蒸発燃料パージ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015175234A (ja) 2015-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6112046B2 (ja) 過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置
JP6194899B2 (ja) 過給機付きエンジンの導入ガス処理装置、及び過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置
JP6094514B2 (ja) 過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置
JP5786502B2 (ja) 蒸発燃料パージ装置
US9027341B2 (en) System for a charge-air-cooler
US10337398B2 (en) Blowby gas treatment device for internal combustion engine with supercharger
US20150345515A1 (en) Turbocharger
US10697400B2 (en) Evaporative fuel processing device and fluid processing device
JP7038154B2 (ja) 蒸発燃料処理装置及び流体処理装置
US9951723B2 (en) Turbocharging system for use with internal combustion engine
JP5795947B2 (ja) 過給機付エンジンの排気還流装置
JP2007332855A (ja) 燃料蒸気処理装置
US20120247432A1 (en) Evaporative emission purging system
JP5310367B2 (ja) 排気還流装置
JP2013238144A (ja) 低圧ループegr装置
WO2013021456A1 (ja) 過給エンジンのブローバイガス還元装置
US10480366B2 (en) Throttled PCV system for an engine
JP2008286069A (ja) 内燃機関用の吸気マニホールド
JP5927979B2 (ja) 蒸発燃料パージ装置
JP2014240621A (ja) 蒸発燃料パージ装置
JP6146567B2 (ja) エンジンの吸気系構造
JP2012237231A (ja) ブローバイガス還流装置
JP6969435B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP7067238B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP6160837B2 (ja) エンジンの蒸発燃料導入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6094514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees