JP6622779B2 - 蒸発燃料処理装置及び流体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸発燃料処理装置及び流体処理装置に関する。
燃料タンクを備える車両には、この燃料タンクで発生する蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置が搭載される。従来の蒸発燃料処理装置では、燃料タンクで発生した蒸発燃料をキャニスタの活性炭に吸着させておき、吸気管で発生する負圧を利用して活性炭に吸着した蒸発燃料を新気によりパージさせ、吸気管に導入してエンジンで燃焼させる。ところが吸気管に過給機のコンプレッサが設けられている場合、過給時には、このコンプレッサより下流側は正圧となってしまうため、負圧を利用して活性炭に吸着されている蒸発燃料をパージすることができない。
そこで特許文献2に記載の蒸発燃料処理装置では、コンプレッサの下流側と上流側とを連通する通路にパージポンプ(より具体的には、ベンチュリ)を設け、さらにこのパージポンプとキャニスタとをパージ通路で接続している。過給時には、コンプレッサの下流側は上流側よりも高圧になるため、これらを連通する通路にはコンプレッサの下流側から上流側へ向けて空気が流れる。この空気の流れによってパージポンプには負圧が発生するため、過給時であってもキャニスタの活性炭に吸着された蒸発燃料をパージすることができる。
実開昭63−162965号公報
ところで上述のような蒸発燃料処理装置においてパージポンプは吸気管にねじやボルト等で固定されるが、車両の振動やメンテナンス時の締結忘れ等の様々な理由により、意図せず外れてしまったり破損したりしてしまう場合がある。しかしながら従来の蒸発燃料処理装置では、パージポンプが吸気管から外れてしまった場合であっても、パージポンプにはコンプレッサの下流側から大気へ向けて空気が流れてしまうため、負圧が発生し、活性炭に吸着された蒸発燃料が大気へ流出するおそれがある。
本発明は、パージポンプに異常が生じた場合でも蒸発燃料の流出を抑制できる蒸発燃料処理装置及び流体処理装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の蒸発燃料処理装置(例えば、後述の蒸発燃料処理装置2B)は、内燃機関の吸気通路(例えば、後述の吸気管4)のうち過給機(例えば、後述の過給機93)よりも上流側に連通する吐出部(例えば、後述の吐出管81B)と、第1導入部(例えば、後述の第1導入管62)と、第2導入部(例えば、後述の第2導入管79)と、を有する筒体(例えば、後述の本体51B)であり、前記第1及び第2導入部から導入した流体を前記吐出部から前記吸気通路内へ吐出するパージポンプ(例えば、後述のパージポンプ5B)と、前記吸気通路のうち前記過給機よりも下流側と前記第1導入部とを連通するバイパス通路(例えば、後述のバイパス管35)と、蒸発燃料を吸着する吸着剤を有するキャニスタ(例えば、後述のキャニスタ32)と前記第2導入部とを連通するパージ通路(例えば、後述の第1パージ管33及び第2パージ管36)と、を備え、前記筒体の内部には、前記第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ前記第1導入部から導入される流体及び前記第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路(例えば、後述のポンプ流路52)が設けられ、前記ポンプ流路のうち前記第1導入部よりも前記流れ方向に沿って下流側には、下流に向かうに従い縮径する絞り部(例えば、後述のベンチュリ53)が形成され、前記筒体のうち、前記絞り部の内径が最小となる最小径部(例えば、後述の最小径部55)よりも前記流れ方向に沿って上流側には脆弱部(例えば、後述の脆弱部78)が形成されていることを特徴とする。
(2)本発明の蒸発燃料処理装置(例えば、後述の蒸発燃料処理装置2,2A)は、内燃機関の吸気通路(例えば、後述の吸気管4)のうち過給機(例えば、後述の過給機93)よりも上流側に連通する吐出部(例えば、後述の吐出管81、吐出部976)と、第1導入部(例えば、後述の第1導入管62)と、第2導入部(例えば、後述の第2導入管79)と、を有する筒体(例えば、後述の本体51,51A)であり、前記第1及び第2導入部から導入した流体を前記吐出部から前記吸気通路内へ吐出するパージポンプ(例えば、後述のパージポンプ5,5A)と、前記吸気通路のうち前記過給機よりも下流側と前記第1導入部とを連通するバイパス通路(例えば、後述のバイパス管35)と、蒸発燃料を吸着する吸着剤を有するキャニスタ(例えば、後述のキャニスタ32)と前記第2導入部とを連通するパージ通路(例えば、後述の第1パージ管33及び第2パージ管36)と、を備え、前記筒体の内部には、前記第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ前記第1導入部から導入される流体及び前記第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路(例えば、後述のポンプ流路52)が設けられ、前記ポンプ流路のうち前記第1導入部よりも前記流れ方向に沿って下流側には、下流に向かうに従い縮径する絞り部(例えば、後述のベンチュリ53)が形成され、前記筒体は、前記流れ方向に沿って上流側を構成し前記第1導入部が設けられる上流部(例えば、後述の上流側部材6,6A)と、前記流れ方向に沿って下流側を構成し前記吐出部が設けられる下流部(例えば、後述の下流側部材8、連結部96A)と、を組み合わせて構成され、前記上流側部材と前記下流側部材との接続部は、前記絞り部の内径が最小となる最小径部(例えば、後述の最小径部55)よりも前記流れ方向に沿って上流側に設けられていることを特徴とする。
(3)この場合、前記第1導入部は、その基端部(例えば、後述の基端部63)が前記バイパス通路に接続され先端部(例えば、後述の先端部64)が前記ポンプ流路の内部に臨むノズルであり、前記筒体は、前記第1導入部の軸線(例えば、後述の軸線O)と同軸でありかつ前記先端部の外周面を覆う管部(例えば、後述の中央管部72)を備え、前記外周面と前記管部の内壁面(例えば、後述の内壁面72a)との間には間隙部(例えば、後述の間隙部77)が設けられ、前記パージ通路は前記第2導入部を介して前記間隙部と連通し、前記最小径部は、前記第1導入部の先端部よりも前記流れ方向に沿って下流側に形成されることが好ましい。
(4)この場合、前記下流部は、その内部に前記吸気通路が形成された吸気管(例えば、後述の吸気管4)と一体に形成されていることが好ましい。
(5)この場合、前記第1導入部は、その基端部(例えば、後述の基端部63)が前記バイパス通路に接続され先端部(例えば、後述の先端部64)が前記ポンプ流路の内部に臨むノズルであり、前記筒体は、前記第1導入部の軸線(例えば、後述の軸線O)と同軸でありかつ前記先端部の外周面を覆う管部(例えば、後述の中央管部72)を備え、前記外周面と前記管部の内壁面(例えば、後述の内壁面72a)との間には間隙部(例えば、後述の間隙部77)が設けられ、前記パージ通路は前記第2導入部を介して前記間隙部と連通し、前記最小径部は、前記第1導入部の先端部よりも前記流れ方向に沿って下流側に形成されることが好ましい。
(6)この場合、前記蒸発燃料処理装置は、前記パージ通路に設けられ前記キャニスタと前記第2導入部とを連通又は遮断するパージ制御弁(例えば、後述のパージ制御弁34)と、前記パージ通路内又は前記キャニスタ内の圧力を検出する圧力センサ(例えば、後述の圧力センサ37)と、前記圧力センサの検出信号に基づいて前記パージポンプに異常が生じたか否かを判定する異常判定手段(例えば、後述のECU38)と、を備えることが好ましい。
(7)この場合、前記脆弱部は、前記筒体のうち、前記軸線に沿って前記第1導入部の先端面(例えば、後述の先端面64a)と略等しい位置に形成されることが好ましい。
(8)この場合、前記接続部は、前記軸線に沿って前記第1導入部の先端面(例えば、後述の先端面64a)と略等しい位置に設けられていることが好ましい。
(9)本発明の流体処理装置(例えば、後述のパージポンプ5B)は、吐出部(例えば、後述の吐出管81B)と、第1導入部(例えば、後述の第1導入管62)と、第2導入部(例えば、後述の第2導入管79)と、を有する筒体(例えば、後述の本体51B)であり、前記第1及び第2導入部から導入した流体を前記吐出部から吐出するものであって、前記筒体の内部には、前記第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ前記第1導入部から導入される流体及び前記第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路(例えば、後述のポンプ流路52)が設けられ、前記第1導入部及び前記吐出部は、前記筒体において前記流れ方向に沿って対向する位置に設けられ、前記ポンプ流路のうち前記第1導入部よりも前記流れ方向に沿って下流側には、下流に向かうに従い縮径する絞り部(例えば、後述のベンチュリ53)が形成され、前記筒体のうち、前記絞り部の内径が最小となる最小径部(例えば、後述の最小径部55)よりも前記流れ方向に沿って上流側には脆弱部(例えば、後述の脆弱部78)が形成されていることを特徴とする。
(10)本発明の流体処理装置(例えば、後述のパージポンプ5,5A)は、吐出部(例えば、後述の吐出管81、吐出部976)と、第1導入部(例えば、後述の第1導入管62)と、第2導入部(例えば、後述の第2導入管79)と、を有する筒体(例えば、後述の本体51,51A)であり、前記第1及び第2導入部から導入した流体を前記吐出部から吐出するものであって、前記筒体の内部には、前記第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ前記第1導入部から導入される流体及び前記第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路(例えば、後述のポンプ流路52)が設けられ、前記第1導入部及び前記吐出部は、前記筒体において前記流れ方向に沿って対向する位置に設けられ、前記ポンプ流路のうち前記第1導入部よりも前記流れ方向に沿って下流側には、下流に向かうに従い縮径する絞り部(例えば、後述のベンチュリ53)が形成され、前記筒体は、前記流れ方向に沿って上流側を構成し前記第1導入部が設けられる上流部(例えば、後述の上流側部材6,6A)と、前記流れ方向に沿って下流側を構成し前記吐出部が設けられる下流部(例えば、後述の下流側部材8、連結部96A)と、を組み合わせて構成され、前記上流部と前記下流部との接続部(例えば、後述の接続面74,87,74A,965)は、前記絞り部の内径が最小となる最小径部(例えば、後述の最小径部55)よりも前記流れ方向に沿って上流側に設けられていることを特徴とする。
(1)本発明の蒸発燃料処理装置では、筒体であるパージポンプの吐出部を吸気通路のうち過給機よりも上流側に連通させ、パージポンプの第1導入部と過給機よりも下流側とをバイパス通路で接続し、パージポンプの第2導入部と蒸発燃料を吸着するキャニスタとをパージ通路で接続する。またこれら吐出部と第1及び第2導入部が設けられる筒体の内部には、第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ第1及び第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路を設け、さらにこのポンプ流路には、流れ方向に沿って下流に向かうに従い縮径する絞り部を形成する。過給時には、過給機より下流側が上流側よりも高圧になる。このため、過給機よりも下流側の流体の一部は、バイパス通路及び第1導入部を介してポンプ流路内に流入し、絞り部を通過し、吐出部から吸気通路内に吐出する。ここで第1導入部から導入される流体は、絞り部において流路断面積が絞られるため、ベンチュリ効果によって圧力が低下し、負圧が発生する。このため過給時には、キャニスタから第2導入部へ流体の流れが発生し、この流れによって吸着剤に吸着されていた蒸発燃料は脱離し、第1導入部から導入される流体とともに吐出部から吸気通路内へ吐出する。
また本発明の蒸発燃料処理装置では、筒体のうち、絞り部の内径が最小となる最小径部よりも流れ方向に沿って上流側に脆弱部を形成する。このためパージポンプに何らかの衝撃が加わった場合、パージポンプはこの脆弱部において優先的に破損する。特に本発明の蒸発燃料処理装置では、脆弱部を形成する位置を最小径部よりも流れ方向に沿って上流側に設定することにより、仮に脆弱部で破損した場合には、第1導入部から導入される流体は、絞り部においてその流路断面積が十分に絞られる前に破損した部分から外気に流出するため、ポンプ流路内に十分な負圧が生じなくなる。このため、パージポンプが破損した場合には、キャニスタから第2導入部への流体の流れも生じないため、吸着剤に吸着されていた蒸発燃料が破損した部分から外気へ流出してしまうのを抑制できる。
(2)本発明の蒸発燃料処理装置によれば、パージポンプが正常である場合には、上記(1)の発明と同様に作動し、キャニスタの吸着剤に吸着されていた蒸発燃料を脱離させ、第1導入部から導入される流体とともに吐出部から吸気通路内へ吐出させることができる。また本発明の蒸発燃料処理装置では、筒体を第1導入部が設けられる上流部と吐出部が設けられる下流部とを組み合わせて構成する。また本発明の蒸発燃料処理装置では、上流部と下流部との接続部を、絞り部の内径が最小となる最小径部よりも流れ方向に沿って上流側に設ける。このため何らかの理由により、上流部と下流部との間の接続が外れた場合には、第1導入部から導入される流体は、絞り部においてその流路断面積が十分に絞られる前に接続部から外気に流出するため、ポンプ流路内に十分な負圧が生じなくなる。このため、上流部と下流部との接続が外れた場合には、キャニスタから第2導入部への流体の流れも生じないため、吸着剤に吸着されていた蒸発燃料が接続部から外気へ流出してしまうのを抑制できる。
(3)本発明の蒸発燃料処理装置では、過給機よりも下流側の流体を、管状のノズルである第1導入部を介してポンプ流路内に導入することにより、絞り部を流れる流体の流速を速めることができるので、ポンプ流路内でより大きな負圧を発生させることができ、ひいてはより多くの蒸発燃料をパージポンプで引き込み、吸気通路内へ吐出させることができる。
(4)例えば下流部を吸気管と別体の部材とすると、下流部と吸気管とを接続する部材や、下流部と吸気管との間の隙間を埋めるシール部材等を設ける必要がある。これに対し本発明の蒸発燃料処理装置では、下流部を吸気管と一体に形成することにより、部品の数を少なくすることができる。
(5)本発明の蒸発燃料処理装置によれば、上記(3)の発明と同様に作動し、より多くの蒸発燃料をパージポンプで引き込み、吸気通路内へ吐出させることができる。
(6)本発明の蒸発燃料処理装置によれば、パージ通路にパージ制御弁を設け、このパージ通路内又はキャニスタ内に圧力センサを設ける。ここでパージポンプが正常であり、ポンプ流路内と外気が連通していない場合には、パージ制御弁を開閉するとパージ通路内又はキャニスタ内に脈動が発生する。これに対しパージポンプに何らかの異常が生じ、ポンプ流路内と外気とが連通している場合には、パージ制御弁を開閉しても脈動は生じない。本発明の蒸発燃料処理装置によれば、圧力センサの検出信号に基づいて、上記のような脈動の有無を判定することにより、内燃機関がアイドリングストップの状態であってもパージポンプに異常が生じたか否かを判定することができる。
(7)本発明の蒸発燃料処理装置では、脆弱部を、筒体のうち軸線に沿って第1導入部の先端面と略等しい位置に形成する。これにより、パージポンプの生技性を向上することができる。
(8)本発明の蒸発燃料処理装置では、接続部を、軸線に沿って第1導入部の先端面と略等しい位置に設ける。これにより、パージポンプの生技性を向上することができる。
(9)本発明の流体処理装置では、その筒体の内部に、第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ第1及び第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路を設け、第1導入部及び吐出部を、筒体において流れ方向に沿って対向する位置に設ける。またこのポンプ流路には、流れ方向に沿って下流に向かうに従い縮径する絞り部を形成する。この流体処理装置によれば、第1導入部に流体を導入すると、この流体は、絞り部を通過し、吐出部から吐出する。ここで第1導入部から導入される流体は、絞り部において流路断面積が絞られるため、ベンチュリ効果によって圧力が低下し、負圧が発生する。このため第1導入部から流体を導入すると、第2導入部の接続先における流体をポンプ流路内に引き込み、第1導入部から導入される流体とともに吐出部から吐出させることができる。
また本発明の流体処理装置では、筒体のうち、絞り部の内径が最小となる最小径部よりも流れ方向に沿って上流側に脆弱部を形成する。このため流体処理装置に何らかの衝撃が加わった場合、流体処理装置はこの脆弱部において優先的に破損する。特に本発明の流体処理装置では、脆弱部を形成する位置を最小径部よりも流れ方向に沿って上流側に設定することにより、仮に脆弱部で破損した場合には、第1導入部から導入される流体は、絞り部においてその流路断面積が十分に絞られる前に破損した部分から外気に流出するため、ポンプ流路内に十分な負圧が生じなくなる。このため、パージポンプが破損した場合には、第2導入部を介して流体がポンプ流路内に引き込まれることがないため、第2導入部の接続先における流体が、破損した部分から外気へ流出してしまうのを抑制できる。
(10)本発明の流体処理装置によれば、流体処理装置が正常である場合には、上記(8)の発明と同様に作動し、第2導入部の接続先における流体をポンプ流路内に引き込み、第1導入部から導入される流体とともに吐出部から吐出させることができる。また本発明の流体処理装置では、筒体を第1導入部が設けられる上流部と吐出部が設けられる下流部とを組み合わせて構成する。また本発明の流体処理装置では、上流部と下流部との接続部を、絞り部の内径が最小となる最小径部よりも流れ方向に沿って上流側に設ける。このため何らかの理由により、上流部と下流部との間の接続が外れた場合には、第1導入部から導入される流体は、絞り部においてその流路断面積が十分に絞られる前に接続部から外気に流出するため、ポンプ流路内に十分な負圧が生じなくなる。このため、上流部と下流部との接続が外れた場合には、第2導入部を介して流体がポンプ流路内に引き込まれることがないため、第2導入部の接続先における流体が、破損した部分から外気へ流出してしまうのを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る蒸発燃料処理装置と、この蒸発燃料処理装置が適用されたエンジンの吸気系の構成を模式的に示す図である。 パージポンプの斜視図である。 パージポンプの分解斜視図である。 パージポンプの正面図である。 パージポンプの側面図である。 吸気管の連結部に取り付けられた状態におけるパージポンプの一部を破断した斜視図である。 連結部及びパージポンプの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る蒸発燃料処理装置に用いられるパージポンプの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る蒸発燃料処理装置に用いられるパージポンプの断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る蒸発燃料処理装置2と、この蒸発燃料処理装置2が適用された内燃機関(以下、単に「エンジン」という)1の吸気系の構成を模式的に示す図である。
エンジン1の図示しない各シリンダに空気を供給する吸気管4には、上流側から下流側へ向かって順に、空気中の異物を除去するエアクリーナ91と、吸気管4を介して各シリンダに導入される空気の流量に応じた信号を発生するエアフローメータ92と、エンジン1の排気のエネルギを用いて吸気を圧縮する過給機93のコンプレッサ94と、吸気を冷却するインタークーラ95と、が設けられている。
吸気管4のうちコンプレッサ94よりも上流側でありかつエアフローメータ92より下流側には、後述のパージポンプ5が連結される連結部96が設けられている。吸気管4のうちコンプレッサ94及びインタークーラ95よりも下流側には、後述のバイパス管35が連結される還流部97が設けられている。また吸気管4のうち、還流部97よりさらに下流側には、後述の第1パージ管33が連結される導入部98が設けられている。これら連結部96、還流部97、及び導入部98は、それぞれ管状である。これら連結部96、還流部97、及び導入部98は、例えば吸気管4に溶接で接合することにより、吸気管4と一体に形成されている。
蒸発燃料処理装置2は、エンジン1の燃料を貯蔵する燃料タンク3と、燃料タンク3とチャージ管31を介して接続されたキャニスタ32と、キャニスタ32と導入部98とを接続する第1パージ管33と、この第1パージ管33に設けられたパージ制御弁34と、第1導入管62及び第2導入管79から導入される流体を吐出管81から吐出するパージポンプ5と、パージポンプ5の第1導入管62と還流部97とを接続するバイパス管35と、第1パージ管33から分岐しパージポンプ5の第2導入管79に至る第2パージ管36と、電子制御ユニット38(以下、「ECU38」との略称を用いる)と、を備える。
キャニスタ32は、蒸発燃料を吸着する図示しない吸着剤(具体的には、例えば活性炭)を備える。燃料タンク3において発生した蒸発燃料は、チャージ管31を介してキャニスタ32内に導入され、その吸着剤に一時的に蓄えられる。このキャニスタ32には、圧力センサ37が設けられている。圧力センサ37は、キャニスタ32内の圧力に応じた検出信号をECU38へ送信する。
キャニスタ32は、第1パージ管33を介して導入部98と接続されている。第1パージ管33には、パージ制御弁34が設けられている。このパージ制御弁34を開弁すると、キャニスタ32の内部と吸気管4の内部は連通し、パージ制御弁34を閉弁すると、キャニスタ32の内部と吸気管4の内部は遮断される。過給機93のコンプレッサ94の回転を停止する非過給領域では、吸気管4の内部には負圧が発生し、その圧力は大気圧よりも低下する。非過給領域では、この負圧によってキャニスタ32から吸気管4へ空気が流れ、キャニスタ32内の吸着剤に吸着されていた蒸発燃料は、この流れと共に吸気管4内へ流れ込み、エンジン1の燃焼に供される。
第2パージ管36は、第1パージ管33のうちパージ制御弁34より導入部98側から分岐し、パージポンプ5の第2導入管79に至る。パージ制御弁34を開弁すると、キャニスタ32の内部と第2導入管79とが連通し、パージ制御弁34を閉弁すると、キャニスタ32の内部と第2導入管79とが遮断される。
バイパス管35は、吸気管4の還流部97とパージポンプ5の第1導入管62とを接続する。またパージポンプ5の吐出管81は、吸気管4の連結部96に連結されている。過給機93のコンプレッサ94を回転駆動する過給領域では、吸気管4の内部のうちコンプレッサ94より下流側において正圧が発生し、その圧力は大気圧よりも高くなる。このため、過給領域では、この正圧によって還流部97から第1導入管62へ空気が流れる。
パージポンプ5は、後に図2〜図7等を参照して詳細に説明するように、第1導入管62から吐出管81へ延びる筒状であり、その内部に形成されるポンプ流路にはベンチュリが設けられている。このため過給領域において還流部97から第1導入管62へ空気が導入されると、この第1導入管62からの空気が吐出管81へ流れる過程で負圧が発生する。過給領域では、この負圧によってキャニスタ32から第2導入管79へ空気が流れ、キャニスタ32内の吸着剤に吸着されていた蒸発燃料は、この流れと共に吐出管81から吸気管4の内部へ吐出される。
以上のように蒸発燃料処理装置2では、非過給時には、キャニスタ32に吸着されている蒸発燃料は、吸気管4内で発生する負圧の下、第1パージ管33を介して導入部98から吸気管4内に供給される。また過給時には、キャニスタ32に吸着されている蒸発燃料は、吸気管4のうちコンプレッサ94の下流側で発生する正圧によって作動するパージポンプ5により、第2パージ管36及びパージポンプ5を介して連結部96から吸気管4内に供給される。
ECU8は、センサの検出信号をA/D変換するI/Oインターフェース、各種データや各種プログラムを記憶するRAMやROM、各種プログラムを実行するCPU、並びにこの処理の下で決定した態様でパージ制御弁34を開閉駆動する駆動回路等で構成されるマイクロコンピュータである。ここで、ECU8において実行されるプログラムとしては、上記のような経路でキャニスタ32に吸着されている蒸発燃料をパージする際にパージ制御弁34を開閉するプログラムや、圧力センサ37の検出信号を用いてパージポンプの異常を検出するプログラム等、がある。
次に、パージポンプ5の構成について、図2〜図7を参照しながら説明する。
図2は、パージポンプ5の斜視図であり、図3は、パージポンプ5の分解斜視図である。図4は、パージポンプ5の正面図であり、より具体的にはパージポンプ5を、その吐出方向に沿って第1導入管62側から視た図である。図5は、パージポンプ5の側面図である。図6は、吸気管4の連結部96に取り付けられた状態におけるパージポンプ5の一部を破断した斜視図である。また図7は、連結部96及びパージポンプ5の断面図である。
パージポンプ5の本体51は、軸線Oに沿って延びる円筒状であり、その内部には、軸線Oに沿って延びるポンプ流路52が形成されている。本体51は、軸線Oと同軸の流れ方向F1に沿って還流部97から供給される空気をポンプ流路52内へ導く第1導入管62と、軸線Oに対し垂直な流れ方向F2に沿ってキャニスタ32から供給される蒸発燃料を含む空気をポンプ流路52内へ導く第2導入管79と、第1導入管62に対し軸線Oに沿って対向する位置に設けられ、2つの導入管62,79からポンプ流路52内に導かれた空気を軸線Oと同軸の流れ方向F3に沿って吐出する吐出管81と、を備える。
また例えば図3に示すように、本体51は、流れ方向F1に沿って上流側を構成する上流側部材6と、流れ方向F1に沿って下流側を構成する下流側部材8と、を組み合わせて構成される。上流側部材6には、上述の第1導入管62及び第2導入管79が設けられ、下流側部材8には、上述の吐出管81が設けられている。
下流側部材8は、例えば樹脂製であり、その内部にポンプ流路52の下流側となる下流流路52Dが形成された吐出管81と、この吐出管81の流れ方向F3の上流側の端部に設けられた下流側フランジ部86と、を備える。吐出管81は、軸線Oに沿って延びる円筒状である。吐出管81の外周面のうちやや先端部82寄りには、全周にわたり溝部83が形成されている。またこの溝部83には、円環状でありかつ弾性を有するシール部材83aが篏合されている。
下流側フランジ部86は、吐出管81の延在方向、すなわち軸線Oに対し垂直に延びる鍔状である。下流側フランジ部86のうち、上流側部材6側の面である接続面87には、下流流路52Dを囲うように環状の溝部88が形成されている。またこの溝部88には、円環状でありかつ弾性を有するシール部材88aが篏合されている。また下流側フランジ部86のうち溝部88よりも径方向外側には、後述のボルト99が挿通する2つのボルト孔89,89が形成されている。
上流側部材6は、例えば、樹脂製であり、上述の第1導入管62が形成された第1部材61と、上述の第2導入管79が形成された第2部材71と、を組み合わせて構成される。
第1部材61は、軸線Oに沿って延びる管状の第1導入管62と、この第1導入管62のうち軸線Oに沿って略中央に設けられた鍔部67と、を備える。第1導入管62は、その基端部63がバイパス管35に接続され、その先端部64がポンプ流路52の内部に臨むノズルである。第1導入管62の内部には、軸線Oに沿って延びるノズル流路65が形成されている。またこのノズル流路65の先端部64側には、流れ方向F3に沿って下流に向かうに従い縮径するベンチュリ66が形成されている。これにより、第1導入管62から導入される空気は、このベンチュリ66を通過する過程で加速し、先端部64から軸線Oに沿ってポンプ流路52内へ噴出する。また鍔部67は、図4に示すように正面視では円盤状である。
第2部材71は、軸線Oに沿って延びる管状の中央管部72と、この中央管部72のうち軸線Oに沿って略中央に設けられた第2導入管79と、を備える。中央管部72の内部には、ポンプ流路52の上流側となる上流流路52Uが形成されている。中央管部72のうち下流側部材8側には上流側フランジ部73が設けられている。また中央管部72のうち第1部材61側には鍔部76が設けられている。
上流側フランジ部73は、軸線Oに対し垂直に延びる鍔状であり、図3に示すように下流側フランジ部86と略同形となっている。上流側フランジ部73のうち、下流側部材8側の面は、上流側部材6と下流側部材8とを組み合わせたときに、下流側フランジ部86の接続面87と接する接続面74となっている。また上流側フランジ部73には、後述のボルト99が挿通する2つのボルト孔75,75が形成されている。
鍔部76は、軸線Oに対し垂直に延びる鍔状であり、図3に示すように第1部材61の鍔部67と略同形である。第1部材61と第2部材71とは、例えば、各々の鍔部67,76を突き合わせた状態で、対向する面を溶着することによって接着される。
中央管部72の内部には、軸線Oと同軸でありかつ第1導入管62の先端部64の外周面を覆う上流流路52Uが形成されている。またこの上流流路52Uの内径は、第1導入管62の外径よりも大きい。換言すると、上流流路52Uを形成する中央管部72の内壁面72aと第1導入管62の外周面62aとの間には、間隙部77が設けられている。
第2導入管79は、軸線Oに対し垂直に延び、中央管部72の外周部を貫通する。第2導入管79には、上述のように第2パージ管36が接続される。第2パージ管36は、この第2導入管79を介して間隙部77と連通する。
次に、図6及び図7等を参照して、上流側部材6と下流側部材8とを一体にし、本体51を組み立てるとともに、この本体51を吸気管4の連結部96に取り付ける手順について説明する。ここで連結部96は、吸気管4から分岐して延びる管部961と、管部961の先端側に設けられたフランジ部962と、を備える(図6参照)。管部961の内径は、下流側部材8の吐出管81の外径よりも僅かに大きい。またフランジ部962は、下流側フランジ部86と略同形である。
先ず、下流側部材8を連結部96に取り付ける。より具体的には、先ず、下流側部材8の溝部83にシール部材83aを篏合させる。次に、下流側部材8の吐出管81を、管部961の内部へ、下流側フランジ部86と連結部96のフランジ部962とが接するまで、軸線Oに沿って押し込む。
次に、上流側部材6を下流側部材8に取り付ける。より具体的には、先ず、下流側部材8の溝部88にシール部材88aを篏合させる。次に、上流側部材6の上流側フランジ部73を下流側部材8の下流側フランジ部86に接近させる。この際、上流側フランジ部73に形成された2つのボルト孔75,75と、下流側フランジ部86に形成された2つのボルト孔89,89との位置が一致するように、上流側フランジ部73の接続面74を下流側フランジ部86の接続面87に接近させる。次に、上流側フランジ部73と下流側フランジ部86とを接近させた状態で、2本のボルト99(図6には、1本のみ図示する)を、ボルト孔75,75及びボルト孔89,89に挿通する。次に、上流側フランジ部73の接続面74と下流側フランジ部86の接続面87とが密着するまで、2本のボルト99を締め付ける。
以上により、上流側部材6と下流側部材8とが一体となり、本体51が組み立てられるとともに、この本体51を連結部96に取り付けられる。また上流側部材6に形成されている上流流路52Uの接続面74側の開口と、下流側部材8に形成されている下流流路52Dの接続面87側の開口とは、同形となっている。このため、以上のようにして本体51を組み立てると、上流流路52Uの内壁面と下流流路52Dの内壁面とが面一になり、軸線Oと同軸の1つのポンプ流路52が形成される。
次に、図7を参照しながら、本体51の内部に形成されるポンプ流路52の詳細な構成について説明する。
ポンプ流路52のうち、第1導入管62よりも流れ方向F1に沿って下流側には、流れ方向F1の下流に向かうに従い縮径する絞り部としてのベンチュリ53が形成されている。ベンチュリ53は、その内径が最大となる最大径部54と、その内径が最小となる最小径部55との間において、軸線Oに沿って所定の長さにわたり形成されている。また図7に示すように、最小径部55は、第1導入管62の先端面64aよりも流れ方向F1に沿って下流側に設けられ、最大径部54は、第1導入管62の先端面64aよりも流れ方向F1に沿って上流側に設けられている。また第1導入管62の先端面64aは、軸線Oに沿って上流側部材6と下流側部材8の接続面74,87と略等しい位置に設けられている。
以上のようなベンチュリ53を備えるパージポンプ5は、過給時には、以下のように動作する。過給時には、図1を参照して説明したように、コンプレッサ94の前後で差圧が生じるため、吸気管4を流れる空気の一部が、還流部97から第1導入管62へ流れ込む。第1導入管62から導入される空気は、流れ方向F1に沿ってノズル流路65を流れ、ベンチュリ66で加速し、先端面64aからポンプ流路52内に流出する。先端面64aから噴出した空気は、ベンチュリ53を流れその流路断面積が絞られる過程で加速し、吐出管81から流れ方向F3に沿って吸気管4内へ吐出する。ここで第1導入管62から導入された空気の流路断面積がベンチュリ53によって絞られると、ベンチュリ効果によってポンプ流路52の内部には負圧が発生する。この負圧によってキャニスタ32から第2導入管79へ空気の流れが発生するため、キャニスタ32の吸着剤に吸着されていた蒸発燃料は、この空気の流れと共に流れ方向F2に沿ってポンプ流路52内の間隙部77に導かれ、第1導入管62の先端面64aから流出する空気の流れと混合され、吐出管81から吐出する。
次に、ベンチュリ53を設ける位置についてより詳しく説明する。上述のようにベンチュリ53はポンプ流路52に設けられ、このポンプ流路52は、上流側部材6と下流側部材8とを組み合わせて構成される。何らかの事情により、上流側部材6と下流側部材8とを一体に保持するボルト99が緩んだり外れたりすると、上流側部材6の接続面74と下流側部材8の接続面87との間に隙間ができてしまう。このような隙間ができると、この隙間を介してポンプ流路52と外気とが連通してしまい、キャニスタ32から第2導入管79を介してポンプ流路52に供給される蒸発燃料が、この隙間から流出するおそれがある。そこで本実施形態のベンチュリ53は、本体51にこのような不具合が生じた場合には、ベンチュリ効果が消失又は抑制されるような位置に設けられる。
より具体的には、ベンチュリ53の最小径部55は、上流側部材6と下流側部材8の接続面74,87よりも流れ方向F1に沿って下流側に設けられる。これにより、仮に本体51に不具合が発生し、接続面74と接続面87との間に隙間が形成された場合には、第1導入管62の先端面64aから流出する空気は、ベンチュリ53によってその流路断面積が十分に絞られる前に隙間から外気に流出してしまうため、ベンチュリ効果はほとんど発生しないか又は抑制される。このため、過給時に、第1導入管62の先端面64aから空気が流出しても、キャニスタ32から第2導入管79への空気の流れはほとんど発生しないため、蒸発燃料がこの隙間から流出するのを抑制できる。
なお図7には、接続面74,87を、最小径部55よりも流れ方向F1に沿って上流側であり、かつ、最大径部54よりも流れ方向F1に沿って下流側に設けた場合を示すが、接続面74,87を設ける位置は、これに限らない。接続面74,87を設ける位置は、少なくとも最小径部55よりも流れ方向F1に沿って上流側であればよく、最大径部54よりも流れ方向F1に沿って上流側であってもよい。
図1に戻り、ECU8によってパージポンプ5の異常の有無を判定する手順について説明する。パージポンプ5が正常であり、ポンプ流路52と外気とが連通していない場合には、パージ制御弁34を開閉するとパージ管33,36及びキャニスタ32内に脈動が発生する。これに対しパージポンプ5に何らかの異常が生じ、上述のようにポンプ流路52内と外気とが連通している場合には、パージ制御弁34を開閉しても脈動は生じない。そこでECU8は、エンジン1の運転状態によらず任意のタイミングでパージ制御弁34を所定の周期で開閉し、その時の圧力センサ37の検出信号から、パージポンプ5が正常であれば発生する脈動の有無を判定する。ECU8は、圧力センサ37の検出信号から脈動を検出した場合には、パージポンプ5は正常であると判断する。またECU8は、圧力センサ37の検出信号から脈動を検出できなかった場合には、パージポンプ5に異常が生じたと判断し、これを運転者に報知すべく警告灯39を点灯する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態ついて、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る蒸発燃料処理装置は、第1実施形態に係る蒸発燃料処理装置2と、パージポンプの構成が異なる。なお以下の説明において、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る蒸発燃料処理装置2Aに用いられるパージポンプ5Aの断面図である。第1実施形態では、吸気管4と一体に形成された連結部96と、パージポンプ5と、を別部材とした場合について説明した。これに対し本実施形態に係るパージポンプ5Aは、吸気管4と一体に形成されている連結部96Aを一部品として含んでおり、この連結部96Aと組み合わせて初めてその機能を発揮する点において、第1実施形態に係るパージポンプ5と異なる。
パージポンプ5Aの本体51Aは、流れ方向F1に沿って上流側を構成する上流側部材6Aと、流れ方向F1に沿って下流側を構成する下流側部材としての連結部96Aと、を組み合わせて構成される。また本体51Aの内部には、軸線Oに沿って延びるポンプ流路52が上流側部材6Aと連結部96Aとの両方にわたり形成されている。また上流側部材6Aには、第1実施形態と同様に、流れ方向F1に沿って還流部97から供給される空気をポンプ流路52内に導く第1導入管62と、流れ方向F2に沿ってキャニスタ32から供給される蒸発燃料を含む空気をポンプ流路52内へ導く第2導入管79と、が設けられている。
連結部96Aは、軸線Oに沿って延びる管状である。連結部96Aは、その基端部963を例えば吸気管4に対し溶接968で接合することにより、吸気管4と一体に形成されている。連結部96Aの内部には、ポンプ流路52の下流側となる下流流路52Dが形成されている。またこの下流流路52Dのうち基端部963側は、2つの導入管62,79からポンプ流路52内に導かれた空気を軸線Oと同軸の流れ方向F3に沿って吐出し、吸気管4内に形成された吸気通路内に導く吐出部967となっている。また連結部96Aの先端側には軸線Oに対し垂直に延びる鍔状の下流側フランジ部964が設けられている。この下流側フランジ部964のうち、上流側部材6A側の面は接続面965となっている。
上流側部材6Aは、第1導入管62が形成された第1部材61と、第2導入管79が形成された第2部材71Aと、を組み合わせて構成される。第1部材61の構成は、第1実施形態と同じである。第2部材71Aは、第1実施形態の第2部材71に対し、上流側フランジ部73Aの構成のみ異なり、その他の構成は同じである。
第2部材71Aの上流側フランジ部73Aは、連結部96Aの下流側フランジ部964と略同形となっている。上流側フランジ部73Aのうち、連結部96A側の面は、上流側部材6Aと連結部96Aとを組み合わせたときに、連結部96Aの下流側フランジ部964の接続面965と接する接続面74Aとなっている。またこの接続面74Aには、上流流路52Uを囲うように環状の溝部741が形成されている。またこの溝部741には、円環状でありかつ弾性を有するシール部材742が篏合されている。
以上のような上流側部材6Aは、その上流側フランジ部73Aの接続面74Aを下流側フランジ部964の接続面965に合せた状態で、これらフランジ部73A,964を図示しないボルトで締め付けることによって、連結部96Aに固定される。これにより、上流側部材6Aと連結部96Aとが一体となり、本体51Aが組み立てられる。また上流側部材6Aに形成されている上流流路52Uの接続面74A側の開口と、連結部96Aに形成されている下流流路52Dの接続面965側の開口とは、同形となっている。このため、以上のようにして本体51Aを組み立てると、上流流路52Uの内壁面と下流流路52Dの内壁面とが面一になり、軸線Oと同軸の1つのポンプ流路52が形成される。
次に、本体51Aの内部に形成されるポンプ流路52の詳細な構成について説明する。ポンプ流路52のうち、第1導入管62よりも流れ方向F1に沿って下流側には、流れ方向F1の下流に向かうに従い縮径するベンチュリ53が形成されている。ベンチュリ53は、その内径が最大となる最大径部54と、その内径が最小となる最小径部55との間において、軸線Oに沿って所定の長さにわたり形成されている。また図8に示すように、最小径部55は、第1導入管62の先端面64aよりも流れ方向F1に沿って下流側に設けられ、最大径部54は、第1導入管62の先端面64aよりも流れ方向F1に沿って上流側に設けられている。また第1導入管62の先端面64aは、軸線Oに沿って上流側部材6Aと連結部96Aの接続面74A,965と略等しい位置に設けられている。またベンチュリ53の最小径部55は、第1実施形態と同じ理由により、上流側部材6Aと連結部96Aの接続面74A,965よりも流れ方向F1に沿って下流側に設けられる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る蒸発燃料処理装置は、第1実施形態に係る蒸発燃料処理装置2と、パージポンプの構成が異なる。なお以下の説明において、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る蒸発燃料処理装置2Bに用いられるパージポンプ5Bの断面図である。パージポンプ5Bの本体51Bは、軸線Oに沿って延びる円筒状であり、その内部には、軸線Oに沿って延びるポンプ流路52が形成されている。パージポンプ5Bの本体51Bは、流れ方向F1に沿って上流側を構成する上流部6Bと、流れ方向F1に沿って下流側を構成する吐出管81Bと、に分けられる。本体51Bは、例えば樹脂製である。第1実施形態のパージポンプ5の本体51と異なり、これら上流部6Bと吐出管81Bとは、例えば射出成型により一体に形成されている。
吐出管81Bの内部には、ポンプ流路52の下流側となる下流流路52Dが形成されている。吐出管81Bは、軸線Oに沿って延びる円筒状である。
上流部6Bは、第1導入管62が形成された第1部材61と、第2導入管79が形成された第2部材71Bと、を組み合わせて構成される。第1部材61の構成は、第1実施形態と同じである。
第2部材71Bは、軸線Oに沿って延びる管状の中央管部72Bと、この中央管部72Bのうち軸線Oに沿って略中央に設けられた第2導入管79と、中央管部72Bのうち吐出管81B側に設けられたフランジ部73Bと、を備える。中央管部72Bの内部には、ポンプ流路52の上流側となる上流流路52Uが形成されている。
フランジ部73Bは、軸線Oに対し垂直に延びる鍔状である。フランジ部73Bは、図9に示すように、連結部96のフランジ部962と略同形となっている。パージポンプ5Bの本体51Bは、吐出管81Bを連結部96の管部961の内部へ、本体51Bのフランジ部73Bと連結部96のフランジ部962とが接するまで軸線Oに沿って押し込み、さらにフランジ部73Bとフランジ部962とを図示しないボルトで締め付けることによって、連結部96に固定される。
また中央管部71Bのうち第2導入管79とフランジ部73Bとの間には、他の部分と比較して剛性が低い脆弱部78が形成されている。脆弱部78は、例えば、中央管部71Bのうち第2導入管79とフランジ部73Bとの間を外周面に沿って環状に切り欠き、その板厚を他の部分よりも薄くすることによって形成される。
ここで脆弱部78を設ける位置についてより詳しく説明する。本体51Bに何らかの衝撃が加わった場合、本体51Bは、この脆弱部78において優先的に破損する。また本体51Bが脆弱部78において破損すると、本体51Bの内部に形成されたポンプ流路52と外気とが連通してしまい、キャニスタ32から第2導入管79を介してポンプ流路52に供給される蒸発燃料が、破損した部分から流出するおそれがある。そこで脆弱部78は、本体51Bにこのような不具合が生じた場合には、ポンプ流路52におけるベンチュリ効果が消失又は抑制されるような位置に設けられる。
より具体的には、脆弱部78は、ベンチュリ53の最小径部55よりも、流れ方向F1に沿って上流側に形成される。これにより、仮に本体51Bが脆弱部78において破損した場合には、第1導入管62の先端面64aから流出する空気は、ベンチュリ53によってその流路断面積が絞られる前に破損した脆弱部78から外気に流出してしまうため、ベンチュリ効果はほとんど発生しないか又は抑制される。このため、過給時に、第1導入管62の先端面64aから空気が流出しても、キャニスタ32から第2導入管79への空気の流れはほとんど発生しないため、蒸発燃料が破損した脆弱部78から流出するのを抑制できる。なお、パージポンプ5Bの生技性を考慮して、脆弱部78は、中央管部71Bのうち軸線Oに沿って第1導入管62の先端面64aと略等しい位置に形成することが好ましい。
1…エンジン(内燃機関)
2,2A,2B…蒸発燃料処理装置
32…キャニスタ
33…第1パージ管(パージ通路)
34…パージ制御弁
35…バイパス管
36…第2パージ管(パージ通路)
37…圧力センサ
38…ECU(異常判定手段)
4…吸気管(吸気通路)
5,5A,5B…パージポンプ(パージポンプ、流体処理装置)
51,51A,51B…本体(筒体)
52…ポンプ流路
52U…上流流路
52D…下流流路
53…ベンチュリ(絞り部)
54…最大径部
55…最小径部
6,6A…上流側部材(上流部)
62…第1導入管(第1導入部)
63…基端部
64…先端部
64a…先端面
72…中央管部(管部)
72a…内壁面
74…接続面(接続部)
77…間隙部
78…脆弱部
79…第2導入管(第2導入部)
8…下流側部材(下流部)
81,81B…吐出管(吐出部)
87…接続面(接続部)
93…過給機
96A…連結部(下流部)
976…吐出部
O…軸線

Claims (10)

  1. 内燃機関の吸気通路のうち過給機よりも上流側に連通する吐出部と、第1導入部と、第2導入部と、を有する筒体であり、前記第1及び第2導入部から導入した流体を前記吐出部から前記吸気通路内へ吐出するパージポンプと、
    前記吸気通路のうち前記過給機よりも下流側と前記第1導入部とを連通するバイパス通路と、
    蒸発燃料を吸着する吸着剤を有するキャニスタと前記第2導入部とを連通するパージ通路と、を備える蒸発燃料処理装置であって、
    前記筒体の内部には、前記第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ前記第1導入部から導入される流体及び前記第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路が設けられ、
    前記ポンプ流路のうち前記第1導入部よりも前記流れ方向に沿って下流側には、下流に向かうに従い縮径する絞り部が形成され、
    前記筒体のうち、前記絞り部の内径が最小となる最小径部よりも前記流れ方向に沿って上流側には脆弱部が形成されていることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 内燃機関の吸気通路のうち過給機よりも上流側に連通する吐出部と、第1導入部と、第2導入部と、を有する筒体であり、前記第1及び第2導入部から導入した流体を前記吐出部から前記吸気通路内へ吐出するパージポンプと、
    前記吸気通路のうち前記過給機よりも下流側と前記第1導入部とを連通するバイパス通路と、
    蒸発燃料を吸着する吸着剤を有するキャニスタと前記第2導入部とを連通するパージ通路と、を備える蒸発燃料処理装置であって、
    前記筒体の内部には、前記第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ前記第1導入部から導入される流体及び前記第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路が設けられ、
    前記ポンプ流路のうち前記第1導入部よりも前記流れ方向に沿って下流側には、下流に向かうに従い縮径する絞り部が形成され、
    前記筒体は、前記流れ方向に沿って上流側を構成し前記第1導入部が設けられる上流部と、前記流れ方向に沿って下流側を構成し前記吐出部が設けられる下流部と、を組み合わせて構成され、
    前記上流部と前記下流部との接続部は、前記絞り部の内径が最小となる最小径部よりも前記流れ方向に沿って上流側かつ前記絞り部の内径が最大となる最大径部よりも前記流れ方向に沿って下流側に設けられ、
    前記第1導入部の先端面は、前記最大径部よりも前記流れ方向に沿って下流側に設けられていることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  3. 前記第1導入部は、その基端部が前記バイパス通路に接続され先端部が前記ポンプ流路の内部に臨むノズルであり、
    前記筒体は、前記第1導入部の軸線と同軸でありかつ前記先端部の外周面を覆う管部を備え、
    前記外周面と前記管部の内壁面との間には間隙部が設けられ、
    前記パージ通路は前記第2導入部を介して前記間隙部と連通し、
    前記最小径部は、前記第1導入部の先端部よりも前記流れ方向に沿って下流側に形成されることを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 前記下流部は、その内部に前記吸気通路が形成された吸気管と一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 前記第1導入部は、その基端部が前記バイパス通路に接続され先端部が前記ポンプ流路の内部に臨むノズルであり、
    前記筒体は、前記第1導入部の軸線と同軸でありかつ前記先端部の外周面を覆う管部を備え、
    前記外周面と前記管部の内壁面との間には間隙部が設けられ、
    前記パージ通路は前記第2導入部を介して前記間隙部と連通し、
    前記最小径部は、前記第1導入部の先端部よりも前記流れ方向に沿って下流側に形成されることを特徴とする請求項2又は4に記載の蒸発燃料処理装置。
  6. 前記パージ通路に設けられ前記キャニスタと前記第2導入部とを連通又は遮断するパージ制御弁と、
    前記パージ通路内又は前記キャニスタ内の圧力を検出する圧力センサと、
    前記圧力センサの検出信号に基づいて前記パージポンプに異常が生じたか否かを判定する異常判定手段と、を備えることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の蒸発燃料処理装置。
  7. 前記脆弱部は、前記筒体のうち、前記軸線に沿って前記第1導入部の先端面と略等しい位置に形成されることを特徴とする請求項3に記載の蒸発燃料システム。
  8. 前記接続部は、前記軸線に沿って前記第1導入部の先端面と略等しい位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の蒸発燃料システム。
  9. 吐出部と、第1導入部と、第2導入部と、を有する筒体であり、前記第1及び第2導入部から導入した流体を前記吐出部から吐出する流体処理装置であって、
    前記筒体の内部には、前記第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ前記第1導入部から導入される流体及び前記第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路が設けられ、
    前記第1導入部及び前記吐出部は、前記筒体において前記流れ方向に沿って対向する位置に設けられ、
    前記ポンプ流路のうち前記第1導入部よりも前記流れ方向に沿って下流側には、下流に向かうに従い縮径する絞り部が形成され、
    前記筒体のうち、前記絞り部の内径が最小となる最小径部よりも前記流れ方向に沿って上流側には脆弱部が形成されていることを特徴とする流体処理装置。
  10. 吐出部と、第1導入部と、第2導入部と、を有する筒体であり、前記第1及び第2導入部から導入した流体を前記吐出部から吐出する流体処理装置であって、
    前記筒体の内部には、前記第1導入部から導入される流体の流れ方向に沿って延びかつ前記第1導入部から導入される流体及び前記第2導入部から導入される流体が流れるポンプ流路が設けられ、
    前記第1導入部及び前記吐出部は、前記筒体において前記流れ方向に沿って対向する位置に設けられ、
    前記ポンプ流路のうち前記第1導入部よりも前記流れ方向に沿って下流側には、下流に向かうに従い縮径する絞り部が形成され、
    前記筒体は、前記流れ方向に沿って上流側を構成し前記第1導入部が設けられる上流部と、前記流れ方向に沿って下流側を構成し前記吐出部が設けられる下流部と、を組み合わせて構成され、
    前記上流部と前記下流部との接続部は、前記絞り部の内径が最小となる最小径部よりも前記流れ方向に沿って上流側かつ前記絞り部の内径が最大となる最大径部よりも前記流れ方向に沿って下流側に設けられ、
    前記第1導入部の先端面は、前記最大径部よりも前記流れ方向に沿って下流側に設けられていることを特徴とする流体処理装置。
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