JP2019218892A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な装置構成でパージ通路の異常の有無を診断できる蒸発燃料処理装置を提供する。【解決手段】本開示の一態様は、キャニスタ11からパージ通路12を介して吸気通路IPに蒸発燃料を含むパージガスを導入する蒸発燃料処理装置1において、パージポンプ13を運転させた状態でパージ弁14を開閉弁させたときに、エアフロメータAMによる吸気通路IPの吸入空気量の検出値の変化量δが所定値α以下の場合には、パージ通路12に異常があると診断するパージ通路診断部31を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を、吸気通路を介して内燃機関に供給する蒸発燃料処理装置に関する。
従来技術として、特許文献1に蒸発燃料処理システムが開示されている。この蒸発燃料処理システムは、パージ通路の圧力を検出する圧力検出部を有しており、パージポンプを運転させた状態において圧力検出部によるパージ通路の圧力の検出結果に基づいてパージ通路の異常を検出している。
特開2018−31361号公報
しかしながら、特許文献1に開示された蒸発燃料処理システムは、パージ通路の異常を検出するためにパージ通路の圧力を検出する圧力検出部を別途設ける必要があるため、蒸発燃料処理システムの構成が複雑になり、装置の体格とコストが増大する。
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、簡素な装置構成でパージ通路の異常の有無を診断できる蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、蒸発燃料を貯留するキャニスタと、内燃機関に接続する吸気通路と前記キャニスタとに接続するパージ通路と、前記パージ通路に設けられるパージポンプと、前記パージ通路における前記パージポンプの下流に設けられるパージ弁と、を有し、前記キャニスタから前記パージ通路を介して前記吸気通路に前記蒸発燃料を含むパージガスを導入する蒸発燃料処理装置において、前記パージポンプを運転させた状態で前記パージ弁を開閉弁させたときに、吸入空気量検出部による前記吸気通路の吸入空気量の検出値の変化量が所定値以下の場合には、前記パージ通路に異常があると診断するパージ通路診断部を有すること、を特徴とする。
この態様によれば、パージ通路に診断用の構成を別途設ける必要がなくパージ通路の異常の有無を診断できる。そのため、蒸発燃料処理装置において、簡素な装置構成でパージ通路の異常の有無を診断できる。したがって、蒸発燃料処理装置の体格やコストを低減できる。
上記の態様においては、前記パージ通路診断部は、前記内燃機関の運転状態が前記吸入空気量が一定となる運転状態であるときに診断すること、が好ましい。
この態様によれば、吸入空気量の変動の影響を受けることなく、精度良くパージ通路の異常の有無を診断できる。
上記の態様においては、前記吸入空気量が一定となる運転状態とは、アイドル状態であること、が好ましい。
この態様によれば、吸入空気量が少ない状況下であるため、パージ弁を開閉弁させたときの吸入空気量検出部の検出値の変化が得られ易くなる。そのため、診断精度が向上する。
上記の態様においては、前記パージガスに含まれる前記蒸発燃料の濃度を検出する蒸発燃料濃度検出部と、前記パージ通路診断部による診断時に、前記蒸発燃料濃度検出部により検出される前記蒸発燃料の濃度に基づいて前記パージガスの流量を制御するパージガス流量制御部と、を有すること、が好ましい。
この態様によれば、パージ弁の開弁時に、吸気通路に過大な蒸発燃料が流入し難くなるため、A/Fの荒れ(空燃比の過度な変動)が防止される。
上記の態様においては、前記パージガス流量制御部は、前記パージポンプの回転数を制御すること、が好ましい。
上記の態様においては、前記パージガス流量制御部は、前記パージ弁の開度を制御すること、が好ましい。
本開示の蒸発燃料処理装置によれば、簡素な装置構成でパージ通路の異常の有無を診断できる。
本実施形態の蒸発燃料処理装置およびその周辺の概略構成図である。 第1実施例における制御フローチャートを示す図である。 第1実施例において使用する1次元マップの一例を示す図である。 第2実施例における制御フローチャートを示す図である。 第2実施例において使用する1次元マップの一例を示す図である。 第1実施例における正常診断時の制御タイムチャートを示す図である。 第1実施例における異常診断時の制御タイムチャートを示す図である。
以下、本開示の蒸発燃料処理装置の実施形態について説明する。
<蒸発燃料処理装置の概要について>
まず、本実施形態の蒸発燃料処理装置1の概要について説明する。蒸発燃料処理装置1は、自動車等の車両に搭載される。
ここで、図1に示すように、車両に搭載されるエンジンEN(内燃機関)には、エンジンENに空気(吸入空気)を供給するための吸気通路IPが接続されている。吸気通路IPには、当該吸気通路IPを開閉してエンジンENに流入する空気量(吸入空気量)を制御するスロットルバルブTHR(吸気通路開閉弁)が設けられている。吸気通路IPにおけるスロットルバルブTHRの上流(吸入空気の流れ方向の上流側)には、吸気通路IPに流入する空気から異物を除去するエアクリーナACが設けられている。これにより、吸気通路IPでは、スロットルバルブTHRが開弁すると、空気がエアクリーナACを通過してエンジンENに向けて吸入される。また、吸気通路IPにおけるエアクリーナAC付近、すなわち、吸気通路IPにおける後述するパージ通路12との接続部の上流には、エンジンENに流入する空気量(吸入空気量)を検出するエアフロメータAMが設けられている。
本実施形態の蒸発燃料処理装置1は、燃料タンクFT内の蒸発燃料を、吸気通路IPを介してエンジンENに供給する装置である。図1に示すように、蒸発燃料処理装置1は、キャニスタ11と、パージ通路12と、パージポンプ13と、パージ弁14と、制御部15などを有する。
キャニスタ11は、燃料タンクFTに接続されており、燃料タンクFTから流入される蒸発燃料を貯留する。
パージ通路12の一端は、キャニスタ11に接続されている。これにより、キャニスタ11内のパージガス(蒸発燃料を含む気体)は、パージ通路12に流入する。パージ通路12の他端は、吸気通路IPにおけるスロットルバルブTHRよりもエアクリーナAC側(即ち上流側)に接続されている。これにより、パージ通路12内のパージガスは、吸気通路IPに導入される。
パージポンプ13は、パージ通路12に設けられている。パージポンプ13は、パージ通路12にパージガスを送出し、パージ通路12に送出されたパージガスを吸気通路IPに供給する。
パージ弁14は、パージ通路12において、パージポンプ13の下流(パージガスの流れ方向の下流側)に、すなわち、パージポンプ13と吸気通路IPとの間に設けられている。パージ弁14の閉弁時(弁が閉まった状態のとき)には、パージ通路12のパージガスは、パージ弁14によって停止され、吸気通路IPに向かって流れない。一方、パージ弁14の開弁時(弁が開いた状態のとき)には、パージガスは吸気通路IPに向かって流入する。
制御部15は、車両に搭載されたECU(不図示)の一部であり、ECUの他の部分(例えばエンジンENを制御する部分)と一体的に配置されている。なお、制御部15は、ECUの他の部分と別に配置されていてもよい。制御部15は、CPUとROM,RAM等のメモリを含む。制御部15は、メモリに予め格納されているプログラムに応じて、蒸発燃料処理装置1を制御する。具体的には、制御部15は、パージポンプ13やパージ弁14に信号を出力してパージポンプ13やパージ弁14を制御する。なお、制御部15は、パージ弁14を制御する際には、デューティ制御を行う。すなわち、制御部15は、パージ弁14に出力する信号のデューティ比を調整することによって、パージ弁14の開弁時間を調整する。
このような構成の蒸発燃料処理装置1において、エンジンENの運転中にパージ条件が成立すると、制御部15は、パージ弁14についてデューティ制御を行うことによってパージ制御を実行する。「パージ制御」とは、パージガスをキャニスタ11からパージ通路12を経て吸気通路IPにおけるスロットルバルブTHRの上流へ導入する制御である。
そして、パージ制御が実行されている間、エンジンENには、吸気通路IPに吸入される空気と、燃料タンクFTからインジェクタ(不図示)を介して噴射される燃料と、パージ制御により吸気通路IPに供給されるパージガス(蒸発燃料を含むガス)と、が供給される。そして、制御部15は、インジェクタの噴射時間とパージ弁14のデューティ比を調整することによって、エンジンENの空燃比(A/F)を最適な空燃比(例えば理想空燃比)に調整する。
また、本実施形態では、図1に示すように、蒸発燃料処理装置1は、パージ濃度検出部21(蒸発燃料濃度検出部)を有する。パージ濃度検出部21は、パージガスに含まれる蒸発燃料の濃度(パージ濃度)を検出する。
また、本実施形態では、図1に示すように、制御部15は、パージ通路診断部31と、パージガス流量制御部32を備えている。パージ通路診断部31は、詳しくは後述するように、パージ通路12の異常の有無を診断する。パージガス流量制御部32は、詳しくは後述するように、パージ通路診断部31による診断時に、パージ濃度検出部21により検出されるパージ濃度に基づいてパージガスの流量を制御する。
<パージ通路の診断について>
次に、本実施形態において、自動車の自己診断機能(On−board diagnostics(OBD))の1つとして行われるパージ通路12の診断について説明する。本実施形態の蒸発燃料処理装置1は、吸入空気量が一定であるときにパージ制御を実行(ON)および非実行(OFF)として、このときのエアフロメータAMの検出値の挙動の変化をもとに、パージ通路12の診断を行う。
そして、さらに、本実施形態の蒸発燃料処理装置1は、パージ通路12の診断時においてパージ制御を実行する際には、パージ濃度の高いパージガスが吸気通路IPに導入されてエンジンENの運転状態に影響が出ないようにする。
[第1実施例]
具体的には、第1実施例として、パージ通路診断部31は、図2に示すフローチャートに基づく制御を行う。図2に示すように、パージ通路診断部31は、パージ通路12の診断が未完了であり、かつ、吸入空気量が一定であり、かつ、パージ濃度が確定した場合(ステップS1:YES)には、パージA/Fに応じて1次元マップにてポンプ回転数(パージポンプ13の回転数)を決定する(ステップS2)。
ここで、「吸入空気量が一定であり」とは、エンジンENの運転状態が吸入空気量が一定となる運転状態であるとき、ということである。そして、「吸入空気量が一定となる運転状態」とは、例えば、アイドル状態(エンジンENの回転数が所定の閾値以下の状態で維持され、車両が停止している状態)である。また、「パージ濃度が確定した場合」とは、パージ濃度検出部21によりパージ濃度(パージガスに含まれる蒸発燃料の濃度)の検出が完了した場合である。また、「パージA/F」とは、「(パージガス中の空気の質量)/(パージガス中の蒸発燃料の質量)」として定義されるものである。
また、1次元マップは、例えば図3に示すようなパージA/Fとポンプ回転数の関係が規定されるマップである。このマップにおいては、パージA/Fが低い(パージ濃度が高い)ほどポンプ回転数を下げる一方、パージA/Fが高い(パージ濃度が低い)ほどポンプ回転数を上げるように規定されている。
図2の説明に戻って、パージ通路診断部31は、パージ制御をOFF(非実行)→ON(実行)→OFF(非実行)とする(ステップS3)。すなわち、パージ通路診断部31は、パージ弁14を開閉弁させて、パージ制御を実行したり停止したりする。このとき、パージ通路診断部31は、例えばパージ制御の実行(ON)時にパージ弁14を例えばDuty比100[%]の条件下で500[ms]開弁させる。なお、パージ弁14の開閉弁の回数は、特に限定されないが、例えば5回程度(5回または約5回)とする。
そして、このとき、パージガス流量制御部32は、ステップS2で決定したポンプ回転数によりパージポンプ13を運転させることにより、パージポンプ13の回転数を制御してパージガスの流量を制御する。
そして、パージ通路診断部31は、このようにパージ弁14を開閉弁させたときのエアフロメータAMの検出値の挙動に基づき、パージ通路12の異常の有無を診断する(ステップS4)。具体的には、パージ通路診断部31は、エアフロメータAMの検出値に変化がある場合、すなわち、パージ弁14を開閉弁させたときにエアフロメータAMの検出値の変化量δが所定値α(所定量)よりも多い場合には、パージ通路12は正常であると診断する。一方、パージ通路診断部31は、エアフロメータAMの検出値に変化がない場合、すなわち、パージ弁14を開閉弁させたときにエアフロメータAMの検出値の変化量δが所定値α以下の場合には、パージ通路12に異常があると診断する。なお、「異常」としては、例えば、リーク(パージガスの漏れ)や通路の詰まりなどが考えられる。
[第2実施例]
次に、第2実施例について説明するが、第1実施例と異なった点を中心に述べる。そこで、第2実施例として、パージ通路診断部31は、図4に示すフローチャートに基づく制御を行う。図4に示すように、パージ通路診断部31は、パージ通路12の診断が未完了であり、かつ、吸入空気量が一定であり、かつ、パージ濃度が確定した場合(ステップS11:YES)には、ポンプ回転数を所定回転数(例えば、20000[rpm])に設定する(ステップS12)。次に、パージ通路診断部31は、パージA/Fに応じて1次元マップにて診断用Duty比を求める(ステップS13)。
ここで、1次元マップは、例えば図5に示すようなパージA/Fと診断用Duty比の関係が規定されるマップである。このマップにおいては、パージA/Fが低い(パージ濃度が高い)ほど診断用Duty比を下げる一方、パージA/Fが高い(パージ濃度が低い)ほど診断用Duty比を上げるように規定されている。
図4の説明に戻って、パージ通路診断部31は、パージ制御をOFF→ON→OFFとする(ステップS14)。このとき、パージ通路診断部31は、パージ弁14をステップS13で決定した診断用Duty比の条件下で所定時間(例えば、500[ms])開弁させる。
そして、このとき、パージガス流量制御部32は、ポンプ回転数を所定回転数に設定した状態で、パージ弁14をステップS13で決定した診断用Duty比で開弁させることにより、パージ弁14の開度を制御してパージガスの流量を制御する。
そして、第1実施例(図2参照)と同様に、パージ通路診断部31は、このようにパージ弁14を開閉弁させたときのエアフロメータAMの検出値の挙動に基づき、パージ通路12の異常の有無を診断する(ステップS15)。
<制御タイムチャートの一例について>
次に、パージ通路診断部31が診断を行ったときの制御タイムチャートの一例を図6と図7に示す。ここでは、パージ通路診断部31が第1実施例の診断を行ったときを例に挙げて説明する。
図6と図7に示すように、パージ通路12を診断するため、時間T1にて車両が停止して(エンジンENの運転状態が車速0[km]のアイドル状態になって)から、所定時間t0(例えば、10[sec]程度)経過した時間T2にて、パージ制御が実行される。すなわち、時間T2において1回目のパージ弁の開弁が行われる。このとき、パージポンプ13はパージA/Fに応じた回転数で運転しており、パージ弁14は例えばDuty比100[%]で所定時間t1(例えば、0.5[sec]程度)開弁する。そして、その後、パージ弁が閉弁した後、所定時間t2(例えば、4.5[sec]程度)の間に2回目以降のパージ弁の開弁が行われ、パージ弁は合計で5回程度開閉弁する。
このとき、図6に示すように、吸入空気量の変化量δが所定値αよりも多い場合には、パージ通路12は正常であると診断される。一方、図7に示すように、吸入空気量の変化量δが所定値α以下である場合には、パージ通路12は異常であると診断する。なお、所定値αは、例えば、パージ通路12が正常であるときに変化する(減少する)吸入空気量の平均値−3σとする。
なお、以上のようなパージ通路12の診断は、頻繁に行う必要はなく、24時間に一回程度行えばよい。
<本実施形態の効果>
以上のように本実施形態によれば、パージ通路診断部31は、パージポンプ13を運転させた状態でパージ弁14を開閉弁させたときに、エアフロメータAMの検出値の変化量δが所定値α以下の場合には、パージ通路12に異常があると診断する。
このようにして、パージ通路12に診断用の構成を別途設ける必要がなくパージ通路12の異常の有無を診断できる。そのため、蒸発燃料処理装置1において、簡素な装置構成でパージ通路12の異常の有無を診断できる。したがって、蒸発燃料処理装置1の体格やコストを低減できる。
また、パージ通路診断部31は、エンジンENの運転状態が吸入空気量が一定となる運転状態であるときに診断する。これにより、吸入空気量の変動の影響を受けることなく、精度良くパージ通路12の異常の有無を診断できる。
そして、パージ通路診断部31は、吸入空気量が一定となる運転状態として、例えば、エンジンENの運転状態がアイドル状態であるときに診断する。これにより、吸入空気量が少ない状況下であるため、パージ弁14を開閉弁させたときのエアフロメータAMの検出値の変化が得られ易くなる。そのため、診断精度が向上する。
また、パージガス流量制御部32は、パージ通路診断部31による診断時に、パージ濃度検出部21により検出されるパージ濃度に基づいてパージガスの流量を制御する。これにより、パージ弁14の開弁時に、吸気通路IPに過大な蒸発燃料が流入し難くなるため、A/Fの荒れ(空燃比の過度な変動)が防止される。すなわち、パージ濃度が高いときに、診断のためにパージ制御を実行しても、車両へのA/Fの荒れの影響を小さくでき、エンストやエミッション悪化を防止できる。
そして、パージガス流量制御部32は、パージ通路診断部31による診断時にパージ濃度に基づいてパージガスの流量を制御する際に、ポンプ回転数を制御することによりパージガスの流量を制御する。あるいは、パージガス流量制御部32は、パージ通路診断部31による診断時にパージ濃度に基づいてパージガスの流量を制御する際に、パージ弁14の開度を制御する(例えば、診断用Duty比を制御する)ことによりパージガスの流量を制御してもよい。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本開示を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
例えば、「吸入空気量が一定となる運転状態」として、前記の説明ではアイドル状態を例示したが、これに限定されず、エンジンENが搭載された車両の走行速度が一定である状態(定常走行時)としてもよい。
例えば、パージ通路12の診断は、エンジンENが始動される毎や、エンジンENの運転状態がアイドル状態になる毎に行われてもよい。
例えば、蒸発燃料処理装置1がパージ濃度検出部21とパージガス流量制御部32を有していない実施形態も考えられる。
1 蒸発燃料処理装置
11 キャニスタ
12 パージ通路
13 パージポンプ
14 パージ弁
15 制御部
21 パージ濃度検出部
31 パージ通路診断部
32 パージガス流量制御部
FT 燃料タンク
EN エンジン
IP 吸気通路
THR スロットルバルブ
AC エアクリーナ
AM エアフロメータ
δ 変化量
α 所定値
t0、t1、t2 所定時間

Claims (6)

  1. 蒸発燃料を貯留するキャニスタと、内燃機関に接続する吸気通路と前記キャニスタとに接続するパージ通路と、前記パージ通路に設けられるパージポンプと、前記パージ通路における前記パージポンプの下流に設けられるパージ弁と、を有し、前記キャニスタから前記パージ通路を介して前記吸気通路に前記蒸発燃料を含むパージガスを導入する蒸発燃料処理装置において、
    前記パージポンプを運転させた状態で前記パージ弁を開閉弁させたときに、吸入空気量検出部による前記吸気通路の吸入空気量の検出値の変化量が所定値以下の場合には、前記パージ通路に異常があると診断するパージ通路診断部を有すること、
    を特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 請求項1の蒸発燃料処理装置において、
    前記パージ通路診断部は、前記内燃機関の運転状態が前記吸入空気量が一定となる運転状態であるときに診断すること、
    を特徴とする蒸発燃料処理装置。
  3. 請求項2の蒸発燃料処理装置において、
    前記吸入空気量が一定となる運転状態とは、アイドル状態であること、
    を特徴とする蒸発燃料処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つの蒸発燃料処理装置において、
    前記パージガスに含まれる前記蒸発燃料の濃度を検出する蒸発燃料濃度検出部と、
    前記パージ通路診断部による診断時に、前記蒸発燃料濃度検出部により検出される前記蒸発燃料の濃度に基づいて前記パージガスの流量を制御するパージガス流量制御部と、を有すること、
    を特徴とする蒸発燃料処理装置。
  5. 請求項4の蒸発燃料処理装置において、
    前記パージガス流量制御部は、前記パージポンプの回転数を制御すること、
    を特徴とする蒸発燃料処理装置。
  6. 請求項4の蒸発燃料処理装置において、
    前記パージガス流量制御部は、前記パージ弁の開度を制御すること、
    を特徴とする蒸発燃料処理装置。
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