JP4673684B2 - 車両の燃料系リーク診断装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、給油に伴ってリーク診断結果の信頼性が大きく低下することを防止できる車両の燃料系リーク診断装置を提供することを目的とする。
かかる構成によると、フューエルフィラーリッド及び/又は給油キャップの開放が前記判定時間以上継続した場合、即ち、給油時において、診断エリアにおける圧力及び/又は温度の検出信号のサンプリングを禁止してリーク診断を禁止する。
請求項2記載の発明では、前記リーク診断禁止手段は、前記検出信号のサンプリングを禁止してリーク診断を禁止した場合に、前記フューエルフィラーリッド及び/又は前記給油キャップが閉じられ、かつ、エンジンが再始動されるまで、前記検出信号のサンプリングを継続して禁止する。
実施形態における車両用エンジンのシステム構成を図1に示す。
図1において、エンジン1はガソリン内燃機関であり、スロットルバルブ2及び吸気バルブ3を介して燃焼室4内に空気が吸引される一方、燃料噴射弁5から燃料が噴射されることで、燃焼室4内に混合気が形成される。
前記燃料噴射弁5には、エンジン1と共に車両に搭載される燃料タンク10内の燃料(ガソリン)が供給される。
前記燃料タンク10内には、燃料ポンプ11が設置されており、該燃料ポンプ11によって吸引された燃料が、図示省略した燃料供給管を介して前記燃料噴射弁5に供給される。
前記燃料噴射弁5による燃料噴射及び点火プラグ6による点火は、エンジン・コントロール・モジュール(以下、ECMという)12によって制御される。
前記各種センサとしては、スロットルバルブ2の上流側でエンジン1の吸入空気量を検出するエアフローメータ(AFM)31、クランク軸の回転角を検出するクランク角センサ32などが設けられている。
前記蒸発燃料処理装置15は、燃料タンク10にて発生した燃料蒸気を、燃料蒸気導入路16を介してキャニスタ17内の吸着材(活性炭)に一旦吸着させて捕集し、前記キャニスタ17から脱離させた燃料蒸気を、パージ通路18を介してエンジン1のスロットルバルブ2下流側の吸気通路に供給するものである。
前記パージ通路18には、パージ制御弁19が介装されており、該パージ制御弁19の開度によってパージ流量が制御される。
前記パージ制御弁19及び前記大気開放弁20の閉状態では、燃料タンク10,燃料蒸気導入路16,キャニスタ17,パージ制御弁19上流のパージ通路18を含むエリアが閉塞されることになり、該閉塞エリアにおける圧力(タンク内圧力)を検出するための圧力センサ21が設けられている。
前記FCM22は、マイクロコンピュータを含んで構成されると共に、前記ECM12と相互通信可能に構成され、前記圧力センサ21の検出信号を入力すると共に、燃料レベルゲージ23の検出信号や、燃料タンク10の給油口の給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)の開閉状態を検出する開閉スイッチ24の信号や、燃料タンク10内の燃料温度を検出する燃温センサ30の検出信号を入力する。
但し、リーク診断方法を上記のものに限定するものではなく、燃料タンク10内を含む閉塞された診断エリアにおけるリークの有無を、タンク内の圧力に基づいて診断する構成であれば、公知の種々の診断方法を適宜採用できる。
尚、前記リーク診断を含むエンジン停止中における各種制御のために、前記FCM22には、イグニッションスイッチのOFF後も、バッテリ電源が供給され続けるようになっている。
そこで、前記FCM22は、図2のフローチャートに示すようにして、リーク診断を禁止する処理を行うようにプログラムされている。
ここで、給油キャップ27及びフューエルフィラーリッド28が共に開放状態であるか否かを判断させても良い。
前記サンプリング処理の禁止は、A/D変換して読み込んだ検出データの演算処理や記憶を禁止するものである。
また、FCM22がリーク診断以外の制御動作を行わない場合に、FCM22に含まれるマイコンを、クロック周波数の低下などにより低消費電力モードに移行させることができる。
一方、ステップS1で給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が閉じられている(給油状態が解消されている)と判断されると、ステップS4へ進み、リーク診断のための検出信号(圧力検出信号,温度検出信号)のサンプリング処理を許可する設定を行い、次のステップS5では、リーク診断を許可して、サンプリング済のデータに基づくリーク診断を許可し、また、リーク診断のための各種制御動作を許可する。
上記のように、給油が行われるときに、リーク診断のための検出信号のサンプリング及びリーク診断を禁止すれば、給油に伴ってタンク内(診断エリア内)の状態(圧力・温度)が変化し、これによってリーク診断の精度が大きく低下し、リーク発生が誤診断されることを回避できる。
図3のフローチャートは、リーク診断の禁止処理の別の例を示す。
図3のフローチャートに示す禁止処理では、給油キャップ27の開放に基づく検出信号のサンプリング禁止及び診断処理の禁止を、給油キャップ27が閉じられた後にエンジンが再始動されたときにキャンセルすることを特徴とする。
一方、ステップS11で給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が閉じられていると判断されると、ステップS14へ進んで、エンジンが始動されているか否かを判断する。
従って、エンジン停止中に給油が行われると、給油中(給油キャップ27の開状態)において検出信号のサンプリング及び診断処理が禁止され、更に、給油が完了してもその後エンジンが再始動されるまで、検出信号のサンプリング禁止及び診断処理の禁止が継続される。
そして、給油後にエンジンが再始動されると、ステップS14からステップS15へ進み、リーク診断のための検出信号のサンプリング処理を許可する設定を行い(サンプリング禁止をキャンセルし)、次のステップS16では、リーク診断を許可する設定を行う(リーク診断の禁止をキャンセルする)。
図4のフローチャートは、給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)の開放に対する、検出信号のサンプリング禁止及び診断禁止の実行に、遅延時間を設定したことを特徴とする、リーク診断の禁止処理を示す。
一方、給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が開放されると、ステップS23へ進んで、前記タイマtをカウントアップする。
そして、給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が開いている場合には、ステップS25へ進んで前記タイマtによる計測時間と判定値とを比較する。
ここで、前記タイマtによる計測時間が判定値よりも短い場合には、たとえ給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が開いていても、検出信号のサンプリング及び診断を禁止することなく、本ルーチンをそのまま終了させる。
また、ステップS24で給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が閉じられたと判断されると、ステップS28へ進んで、検出信号のサンプリングを許可し、更に、ステップS29で、リーク診断を許可する。
また、図5のフローチャートは、給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)の開放状態がある程度の時間が継続してから禁止処置を実行すると共に、エンジンが再始動されるまで禁止措置を継続させることを特徴とする、禁止処理を示す。
一方、給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が開放されると、ステップS33へ進んで、前記タイマtをカウントアップする。
そして、給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が開いている場合には、ステップS35へ進んで前記タイマtによる計測時間と判定値とを比較する。
ここで、前記タイマtによる計測時間が判定値よりも短い場合には、たとえ給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が開いていても、検出信号のサンプリング及び診断を禁止することなく、本ルーチンをそのまま終了させる。
また、ステップS34で給油キャップ27(又はフューエルフィラーリッド28)が閉じられたと判断されると、ステップS38へ進んで、エンジンが始動されているか否かを判断する。
一方、ステップS38でエンジンが始動されていると判断されると、ステップS39へ進んで、検出信号のサンプリングを許可する設定を行い、次のステップS40では、リーク診断を許可する設定を行う。
Claims (3)
- エンジン停止後に、燃料タンク内を含む診断エリアにおける圧力及び/又は温度の検出信号を所定周期でサンプリングし、このサンプリングデータに基づいて前記診断エリアにおけるリークの有無を診断する車両の燃料系リーク診断装置であって、
フューエルフィラーリッド及び/又は前記燃料タンクの給油キャップが開放状態であるか否かを検出する開放検出手段と、
前記フューエルフィラーリッド及び/又は前記給油キャップが閉じられている場合に前記検出信号のサンプリングを許可し、かつ、前記フューエルフィラーリッド及び/又は前記給油キャップの開放から判定時間内である場合に前記検出信号のサンプリングを許可する一方、前記フューエルフィラーリッド及び/又は前記給油キャップの開放が前記判定時間以上継続した場合は、前記検出信号のサンプリングを禁止してリーク診断を禁止するリーク診断禁止手段と、
を設けたことを特徴とする車両の燃料系リーク診断装置。 - 前記リーク診断禁止手段は、前記検出信号のサンプリングを禁止してリーク診断を禁止した場合に、前記フューエルフィラーリッド及び/又は前記給油キャップが閉じられ、かつ、エンジンが再始動されるまで、前記検出信号のサンプリングを継続して禁止することを特徴とする請求項1記載の車両の燃料系リーク診断装置。
- 前記リーク診断禁止手段が、前記検出信号のサンプリングを禁止した場合に、検出信号のA/D変換を停止させることで省電力状態に切り換える省電力手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両の燃料系リーク診断装置。
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