JP2015075032A - 蒸発燃料処理装置の故障検出装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置の故障検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015075032A
JP2015075032A JP2013211858A JP2013211858A JP2015075032A JP 2015075032 A JP2015075032 A JP 2015075032A JP 2013211858 A JP2013211858 A JP 2013211858A JP 2013211858 A JP2013211858 A JP 2013211858A JP 2015075032 A JP2015075032 A JP 2015075032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pressure
failure detection
processing system
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013211858A
Other languages
English (en)
Inventor
勝彦 牧野
Katsuhiko Makino
勝彦 牧野
吉岡 衛
Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
昌慶 品川
Masayoshi Shinagawa
昌慶 品川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2013211858A priority Critical patent/JP2015075032A/ja
Priority to US14/509,504 priority patent/US20150096355A1/en
Publication of JP2015075032A publication Critical patent/JP2015075032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

【課題】キーオフ直後の燃温変化も有効利用しながら省電力で漏れ判定を行うことができる、蒸発燃料処理装置の故障検出装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク1、キャニスタ3、及び燃料ポンプ2を備える蒸発燃料処理装置と、その処理系内の圧力を検知する圧力センサ11と、処理系内を密閉状態にするCCV15と、燃料ポンプ1の駆動を利用して圧力を印加するジェットポンプ8とを備え、車両停止中に処理系内を密閉状態して圧力変化量に基づいて蒸発燃料の漏れ判定を行う。車両停止直後の燃料温度変化に伴う圧力変化に基づいて、非圧力印加状態で漏れ判定を行う第1故障検出ステップにおいて漏れの判定を行えず判定保留とされた場合のみ、ジェットポンプ8によって処理系内へ圧力を印加した後の圧力変化に基づいて漏れ判定を行う第2故障診断ステップへ移行することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸発燃料処理装置の処理系内を密閉状態に維持して、そのときの圧力変化量に基づいて蒸発燃料の漏れ判定を行う、蒸発燃料処理装置の故障検出装置に関する。
従来から、ガソリン等を燃料とする車両には、燃料タンクの内圧上昇に基づく破損を回避しながら、蒸発燃料が大気中へ放散されることを防止する蒸発燃料処理装置が搭載されている。しかし、蒸発燃料処理装置に亀裂や連結部のシール不良等の故障が存在していると、処理系内から蒸発燃料が漏れ出てしまう。このような蒸発燃料の漏れが生じていても、運転者は故障を直接認知することは出来ない。そこで、蒸発燃料処理装置の漏れの有無を判定(リーク判定)する故障検出装置が、例えば下記特許文献1に提案されている。
特許文献1では、キーオフした車両停止中に蒸発燃料処理装置の処理系内を密閉状態とし、燃料ポンプの駆動を利用して処理系内に圧力を印加し、燃料ポンプの駆動時間と燃料ポンプを停止した後の圧力変化とに基づいて漏れを判定している。
WO2005/001273公報
しかしながら、特許文献1では漏れを判定する場合は必ず燃料ポンプを駆動させて処理系内に圧力を印加する必要があるため、漏れ判定中は燃料ポンプが常時駆動していることになる。これでは、漏れ判定のための消費電力が多くなる。しかも、燃料ポンプを駆動する前の系内圧力変化量が大きいと漏れ判定を行わないよう設定されており、この場合は次回キーオフされるまで漏れ判定を行うことができない。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、キーオフ直後の燃温変化も有効利用しながら省電力で漏れ判定を行うことができる、蒸発燃料処理装置の故障検出装置を提供することを目的とする。
そのための手段として、本発明は、燃料タンク、キャニスタ、及び燃料ポンプを備える蒸発燃料処理装置と、該蒸発燃料処理装置の処理系内の圧力を検知する圧力検知手段と、前記処理系内を密閉状態に維持する密閉手段と、前記燃料ポンプの駆動を利用して前記処理系内へ圧力を印加する圧力印加手段とを備え、キーオフした車両停止中に、前記処理系内を密閉状態にした際の圧力変化量に基づいて蒸発燃料の漏れ判定を行う、蒸発燃料処理装置の故障検出装置であって、第1故障検出ステップと、第2故障検出ステップとを有する。前記第1故障検出ステップでは、前記車両停止直後の燃料温度変化に伴う圧力変化に基づいて、非圧力印加状態で漏れ判定を行う。一方、前記第2故障検出ステップでは、前記圧力印加手段によって前記処理系内へ圧力を印加した後の圧力変化に基づいて漏れ判定を行う。そのうえで、前記第1故障検出ステップにおいて漏れの判定を行えず判定保留とされた場合のみ、前記第2故障診断ステップへ移行することを特徴とする。
一般的に、キーオフした車両停止直後(エンジン停止直後)は、エンジンからの廃熱等によって燃料タンク内の燃料温度が上昇する傾向にある。これに伴い燃料蒸気圧も上昇することで、処理系内の圧力も上昇する傾向にある。そこで本発明では、燃料ポンプを駆動して処理系内へ圧力を印加した状態で漏れを判定する前に、先ずは車両停止直後にエンジンからの廃熱に伴う圧力上昇を有効利用して、非圧力印加状態、すなわち燃料ポンプを駆動せずに漏れ判定を行うので、省電力化を図ることができる。
但し、キーオフした車両停止直後でも、燃料温度が然程上昇せず、処理系内の圧力変化量が小さい場合もある。この場合は、燃料温度変化に伴う圧力変化に基づいて漏れを的確に判定できない。そこで、第1故障検出ステップにおいて漏れの判定を行えず判定保留とされた場合にのみ、燃料ポンプを駆動して圧力を印加する前記第2故障診断ステップへ移行するようになっているので、確実に漏れを判定できるばかりか、本当に必要な場合にのみ燃料ポンプを駆動させることになるので、この点においても省電力化を図ることができる。
このとき、故障検出装置に、前記燃料タンク内に貯留されている燃料の温度を検知する燃料温度検知手段も設けて、前記第1故障検出ステップの後、単位時間当たりの前記燃料の温度変化量が所定値以下となったときに、前記第2故障検出ステップへ移行させることが好ましい。燃料の温度変化量が大きく処理系内の圧力が安定していない状態において圧力を印加しても、圧力が不安定な状態にあることに変わりはない。これでは、漏れ判定時に漏れが発生していることで圧力が変動しているのか、燃料温度の変化に伴う圧力変動なのかが判別できず、正確な漏れ判定はできない。そこで、単位時間当たりの燃料の温度変化量が所定値以下となったとき、すなわち処理系内の圧力が安定した後に第2故障検出ステップへ移行するようにしていれば、上記問題が生じることなく正確に漏れを判定できる。
なお、前記第1故障検出ステップ中または前記第2故障検出ステップ中に、給油されたことが検知されると漏れ判定が停止されるよう設定することが好ましい。給油が行われると燃料タンクを含めて処理系内の圧力が急激に上昇して漏れ判定を行うことができないため、その場合は確実に漏れ判定を終了させれば、無駄な電力消費を避けることができる。また、漏れ判定は処理系内を密閉して行うため、燃料タンクの破損防止にもなる。
本発明の蒸発燃料処理装置の故障検出装置によれば、キーオフ直後の燃温変化も有効利用しながら省電力で漏れ判定を行うことができる。
蒸発燃料処理装置および故障検出装置の模式図である。 ジェットポンプの断面図である。 CCVの断面図である。 第1故障検出ステップにおける漏れ判定回路の起動タイミングと処理系内の圧力変化等を示すグラフである。 フェイズ1−1のフロー図である。 フェイズ1−2のフロー図である。 フェイズ1−3のフロー図である。 第2故障検出ステップにおける漏れ判定回路の起動タイミングと処理系内の圧力変化等を示すグラフである。 フェイズ2−1のフロー図である。 フェイズ2−2のフロー図である。 フェイズ2−3のフロー図である。 CCVの別例の断面図である。
以下、本発明の代表的な実施の形態について説明するが、これに限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。特に、故障(漏れ)の検出対象である蒸発燃料処理装置は、必須の構成要素である燃料タンクとキャニスタとを備える基本的構成を有する限り、キャニスタを加熱するヒータ、蒸発燃料を分離精製する分離膜、キャニスタへ負圧を作用させて蒸発燃料を積極的に脱離させる真空ポンプ等の吸引手段など、その他種々の構成要素を付加できる。蒸発燃料処理装置は、揮発性の高い燃料(例えばガソリンなど)を燃料とする、自動車などの車両へ好適に適用できる。
まず、機関吸気を利用したエバポパージシステムを採用した蒸発燃料処理装置に、本発明の漏れ診断装置を適用した実施形態について説明する。蒸発燃料処理装置は、図1に示すように、燃料Fを貯留する燃料タンク1、燃料タンク1内の燃料Fを内燃機関(エンジン)30へ圧送供給する燃料ポンプ2、および燃料タンク1内で発生した蒸発燃料(ベーパ)を吸着するキャニスタ3などを有する。符号31は、エンジン30へ空気を吸入する吸気通路である。符号32は、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量に応じて吸入空気量を制御するストッロルバルブである。燃料タンク1とキャニスタ3とは、ベーパ通路4を介して連通されている。キャニスタ3と吸気通路31とは、パージ通路5を介して連通されている。なお、パージ通路5は、スロットルバルブ32より下流において吸気通路31と連結されている。吸気通路31の先端(エンジン30と反対側)は、エアフィルタ(図示せず)を介して大気開放されている。
燃料ポンプ2は燃料タンク1内に配され、燃料供給通路6を通してエンジン30へ向けて燃料Fを圧送する。燃料供給通路6には、分岐通路7が分岐状に連結されており、その先端にジェットポンプ(アスピレータ)8が設けられている。ジェットポンプ8は、燃料供給通路6および分岐通路7を介して燃料ポンプ2と直接連通されている。ジェットポンプ8の減圧室(図2参照)43には、その先端が大気開放された吸引通路9も連結されている。キャニスタ3にも、その先端が大気開放された大気通路10が連結されている。吸引通路9及び大気通路10の先端部には、エアフィルター17が配されている。
燃料タンク1には、当該燃料タンク1を含めて処理系の内圧を検知する圧力センサ11が設けられている。なお、圧力センサ11は、処理系の内圧を検知可能な部位であれば、その設置位置は特に限定されない。例えば、燃料タンク1以外に、キャニスタ3、ベーパ通路4、またはパージ通路5に設けることもできる。圧力センサ11が、本発明の圧力検知手段に相当する。また、燃料タンク1には、燃料Fの温度を検知する燃温センサ12が設けられている。なお、燃温センサ12は、燃料Fの温度を検知可能な部位であれば、その設置位置は特に限定されない。燃温センサ12が、本発明の燃料温度検知手段に相当する。圧力センサ11および燃温センサ12による検知信号は、エンジン・コントロール・ユニット(ECU)35に入力される。ECU35は、中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などを有する。ROMには所定の制御プログラムが予め記憶されており、CPUが、制御プログラムに基づいて各構成要素を所定のタイミングで制御操作したり演算処理する。
キャニスタ3の内部には吸着材Cが充填されている。吸着材Cとしては、空気は通すが、蒸発燃料を吸着・脱離可能な活性炭等を使用できる。大気通路10上には、当該大気通路10の連通状態と遮断状態とを切り替えて処理系内を密閉状態とする密閉手段として、キャニスタクローズドバルブ(CCV)15が設けられている。また、パージ通路5上にも、当該パージ通路5の連通状態と遮断状態とを切り替えて処理系内を密閉状態とするもう1つの密閉手段として、パージ通路弁13が設けられている。本実施形態では、燃料タンク1からパージ通路弁13及びCCV15に至る閉鎖可能な一連の空間、すなわち燃料タンク1、キャニスタ3、ベーパ通路4、パージ通路5、大気通路10で構成される処理系の故障検出(漏れ判定)をすることになる。なお、大気通路10上には、CCV15と並列して正負圧リリーフ弁16が設けられている。また、分岐通路7上には、ジェットポンプ8への燃料導入と遮断とを切り替え可能な燃料遮断弁14が設けられている。なお、燃料遮断弁14は、分岐通路7上のほかに、ジェットポンプ8へ設けることもできる。例えば、ジェットポンプ8内に、ノズル本体46(図2参照)からの燃料噴射タイミングを制御するニードル弁を設けることができる。吸引通路9上には、燃料Fや気体の逆流を防ぐ逆止弁18が設けられている。
ジェットポンプ8は、図2に示すように、ベンチュリ部41とノズル部45とから構成されている。ベンチュリ部41は、絞り42と、絞り42の燃料流動方向上流側に設けられた先窄まり状の減圧室43と、絞り42の燃料流動方向下流側に設けられた末拡がり状のディフューザ部44と、吸引ポート41pとを備えている。減圧室43、絞り42、およびディフューザ部44は、それぞれ同軸に形成されている。吸引ポート41pは、減圧室43に連通形成されている。吸引ポート41pに、吸引通路9が連結される。ノズル部45は、ベンチュリ部41の上流側に接合されている。ノズル部45は、ジェットポンプ8内に燃料を導入する導入ポート45pと、導入された燃料を噴射するノズル本体46とを備えている。ノズル本体46は減圧室43内に同軸収納されており、当該ノズル本体46の噴射口46pは絞り42に臨んでいる。
燃料遮断弁14が開弁されている場合、燃料ポンプ2から吐出された燃料Fは、燃料供給通路6から分岐通路7を通して燃料導入ポート45pからジェットポンプ8内へ導入される。すると、導入された燃料Fがノズル本体46から噴射され、絞り42及びディフューザ部44の中央部を軸方向に高速で流動する。このとき、減圧室43においては、ベンチュリ効果によって負圧が発生する。これにより、吸引ポート41pおよび吸引通路9に吸引力が生じる。これにより、吸引通路9を通して大気(外気)が吸入され、当該吸入された大気は、ノズル本体46から噴射された燃料Fと共にディフューザ部44から燃料タンク1内へ排出され、燃料タンク1を含めて処理系内が加圧される。このように、ジェットポンプ8によれば、燃料ポンプ2の駆動を利用して処理系内へ正圧を印加することができ、本発明の圧力印加手段に相当する。
CCV15は、ECU35によって開閉タイミングが制御操作されるが、開弁状態と閉弁状態を切り替えるときのみ通電され、開弁状態と閉弁状態のいずれの状態も非通電状態で保持可能なステップモータ式バルブである。具体的には、図3に示すように、弁体50がステップモータ51によって開閉される。ステップモータ51は、ステッパモータ、ステッピングモータ等とも称されるもので、下面開口状のモータハウジング52を備えている。モータハウジング52の下面開口部は、大気通路10へ連結されている。モータハウジング52内には、ボビン53に励磁コイル54を巻装してなるステータ55が設けられている。ステータ55内で回転する中空円筒状のロータ56は、モータハウジング52内において所定の高さ位置において垂直軸回りに回転可能に支持されている。ロータ56の外周部には、永久磁石57が配置されている。また、ロータ56の上部内には、ナット部材58が同心状に一体化されている。ナット部材58の上端部は、モータハウジング52に対して軸受59を介して回転可能に支持されている。また、大気通路10上には、筒状の軸受台60が同心状に固定されている。軸受台60の上部には、ロータ56の下端部が軸受61を介して回転可能に支持されている。
ナット部材58の雌ねじ孔(符号省略)内には、作動軸62の上部の雄ねじ(符号省略)が螺合されている。作動軸62は、ステップモータ51の出力軸となる。作動軸62の下部は、軸受台60内に対して軸回り方向に回り止めされた状態で、軸方向すなわち上下方向に移動可能に支持されている。したがって、ロータ56の正逆回転によって作動軸62が上下方向に往復移動される。作動軸62の下端部は大気通路10を貫通しており、作動軸62の下端に、円板状の弁体50が同心状に形成されている。そして、弁体50が大気通路10内に設けられた弁座10aに当接・離間することで、大気通路10を図3の実線で示す開弁状態と、図3の仮想線で示す閉弁状態とに切り替え可能となっている。ステップモータ51には、ターミナル63を介して通電される。
詳しくは、例えば図3の仮想線で示す閉弁状態から図3の実線で示す開弁状態とに切り替える際は、ECU35によって正回転方向の信号がステップモータ51へ通電されると、ロータ56が正回転して弁体50が弁座10aから離間することでCCV15が開弁され、大気通路10が連通状態となる。そして、CCV15が開弁されると、ステップモータ51への通電が停止される。このとき、作動軸62とナット部材58との螺合によって弁体50がその位置で保持されることで、CCV15は非通電状態でも開弁状態で保持される。一方、図3の実線で示す開弁状態から図3の仮想線で示す閉弁状態とに切り替える際は、これと逆であり、ECU35によって逆回転方向の信号がステップモータ51へ通電されると、ロータ56が逆回転して弁体50が弁座10aに当接することで、CCV15が閉弁される。この場合も、作動軸62とナット部材58との螺合によって、CCV15は非通電状態でも閉弁状態で保持される。
パージ通路弁13及び燃料遮断弁14は、ECU35によって開閉タイミングが制御操作される常閉型の電磁弁である。なお、パージ通路弁13及び燃料遮断弁14にも、CCV15と同様にステップモータ式バルブを使用できる。リリーフ弁16は、処理系内の圧力調整用のチェック弁であって、図1に示すように、系内方向へ常時バネ付勢された正圧リリーフ用の正圧リリーフ弁16aと、大気方向へ常時バネ付勢された負圧リリーフ用の負圧リリーフ弁16bとからなる、機械式(バネ式)の弁である。処理系内が過度に正圧または負圧となると、対応する正圧リリーフ弁16aまたは負圧リリーフ弁16bがバネの付勢力に抗して開弁することで、過度な圧力が開放(リリーフ)される。これにより、燃料タンク1等の破損が防止される。リリーフ弁16の設定圧力は、バネの付勢力によって調整することができる。
次に、上記構成からなる蒸発燃料処理装置による蒸発燃料の処理機構について説明する。通常時(キーオフ時)は、CCV15は開弁しており、パージ通路弁13及び燃料遮断弁14は閉弁している。キーオフした車両停止時(駐車時)や給油時などにおいて蒸発燃料の発生や給油に伴い燃料タンク1の内圧が上昇すると、燃料タンク1内の気体(空気及び蒸発燃料)がベーパ通路4を通してキャニスタ3内に流入する。すると、キャニスタ3内の吸着材Cによって蒸発燃料が選択的に吸着保持される。残余の空気は吸着材Cを透過し、キャニスタ3から大気通路10を通して大気中に放散される。これにより、大気汚染を回避しながら燃料タンク1が圧力開放され、燃料タンク1の破損が防止される。
一方、走行時には、パージ通路弁13がECU35によって開弁される。CCV15は開弁したままであり、燃料遮断弁14は閉弁したままである。すると、機関吸気に伴う負圧がパージ通路5を介してキャニスタ3に作用する。これにより、キャニスタ3内に吸着されている蒸発燃料が吸引脱離され、パージ通路5を通して吸気通路31へパージされる。このとき、大気通路10から大気も吸引され、蒸発燃料の脱離が促進される。
次に、蒸発燃料処理装置の故障検出(漏れ判定)について図4〜11を参照しながら説明する。なお、図5〜7,9〜11に示すフローにおいて、「Y」はYesを、「N」はNoを意味する。漏れ判定は、蒸発燃料処理装置の処理系内を密閉して、そのときの内圧を圧力センサ11によって検知し、その検知結果が所定の判定基準を満たしているか否をECU35で判定することで行われる。そのため、本実施形態では、処理系内を密閉可能な状態、すなわちキーオフした車両停止中に漏れ判定が行われる。
先ず、燃料ポンプ2を駆動して処理系内へ圧力を印加して漏れ判定を行う(後述の第2故障検出ステップ)前に、燃料ポンプ2を駆動させず、エンジンからの廃熱による燃料温度変化に伴う圧力変動を利用して漏れ判定を行う第1故障検出ステップを行う。第1故障検出ステップでは、先ず、漏れ判定を行う前に、漏れ判定を行うための故障検出条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、図4,5のフェイズ1−1(P1−1)に示すように、車両がキーオフされて停止されると、パージ通路弁13が閉弁される。なお、ECU35は起動したままの状態である。また、燃料遮断弁14は閉弁されたままであり、CCV15も開弁したままである。したがって、処理系内は未だ大気開放状態(非密閉状態)なので、基本的に処理系内の圧力は安定している筈である。そこで、処理系内の圧力が安定していることが検知されると、故障検出条件が成立していると判定し、漏れ判定に移行する。一方、処理系内が大気開放状態であっても、急激な燃温変化等の影響により、圧力が安定していない場合もある。この場合、処理系内を密閉しても圧力は安定しないので、正確な漏れ判定は行えない。そこで、処理系内の圧力が安定しておらず、且つ所定時間経過しても圧力が安定していなければ、判定保留となる。これにより、無駄な電力消費を避けることができる。
検出条件判定フェイズ1−1において故障検出条件が成立していると判定されると、続いて漏れ判定フェイズに移行することになるが、その前に、図4,6のフェイズ1−2(P1−2)に示すように、予備的に漏れを判定するプレ判定が行われる。プレ判定フェイズ1−2では、CCV15が閉弁されて処理系内が密閉状態とされる。このとき、CCV15へは開閉操作するためだけに通電し、CCV15が閉弁されると通電が停止され、CCV15は非通電状態でも閉弁状態で保持される。パージ通路弁13及び燃料遮断弁14は閉弁されたままである。キーオフした車両停止直後は、エンジンからの廃熱等によって燃料Fの温度が上昇し易い状態にある。この状態においてCCV15を閉弁して処理系内を密閉状態とすることで、処理系内の圧力は上昇していくことになる。そこで、処理系内の圧力が、予めECU35に設定した所定圧力範囲外、すなわち基準圧力以上となっていることが検知されれば、処理系内の気体が外部へ漏れていないことになるので、漏れ無しと判定される。このときの所定圧力範囲は特に制限されないが、大気圧±1KPa程度とすればよい。所定圧力範囲が大気圧と大きく離れて設定されると、漏れを的確に判定し難くなる。漏れ無しと判定されれば、CCV15を開弁して処理系内が通常の大気開放状態(非密閉状態)とされ、その後の漏れ判定は行われない。なお、このときもCCV15へは開閉操作のためだけに通電し、CCV15が開弁されると通電が停止され、CCV15は非通電状態でも開弁状態で保持される。その後のCCV15の開閉操作も同様である。
一方、CCV15を閉弁して処理系内を密閉したにもかかわらず、処理系内の圧力が所定の範囲内、すなわち基準圧力未満であれば、漏れの判定を行うことができない。このとき、エンジンからの廃熱量等が少量であれば、圧力の上昇には時間がかかる。しかし、所定時間が経過しても処理系内の圧力が所定範囲内であれば、一旦CCV15を開弁して大気開放し、再度CCV15を閉弁して処理系内の圧力を大気圧へリセットする。このとき、圧力変化量が予めECU35に設定した値以上であれば、漏れ無しと判定するが、所定値未満であれば、そのまま判定が保留される。
プレ判定フェイズ1−2にて判定保留されると、続いて本格的な漏れ判定フェイズへ移行することになる。但し、漏れ判定を長時間連続して行うと、消費電力が大きくなる。そこで、図1に示すように、ECU35はタイマー機能も有しており、図4に示すように、所定時間毎に漏れ判定回路を起動して漏れ判定を行い、各回の漏れ判定が終了すると漏れ判定回路が停止される、間欠的なタイマー式漏れ判定を行うように設定されている。間欠的な漏れ判定の時間は特に制限されないが、例えば10〜30分毎に1回あたり10〜30秒程度漏れ判定を5〜15回程度行うよう設定することができる。このように、比較的長いスパンで漏れ判定を行っても、1回当たりの通電量は少ないので、高精度の漏れ判定を省電力で行うことができる。
漏れ判定フェイズ1−3(P1−3)では、図4に示すように、プレ判定フェイズ1−2にて一旦処理系内を大気開放したので、その後は燃料Fの温度が低下していくことに伴い処理系内の圧力も低下していく傾向となる。なお、燃料Fの温度が大気温度まで下がると、その後は大気温度に追従して燃料Fの温度も昇降し、これに伴い処理系内の圧力も昇降することになる。漏れ判定フェイズ1−3では、図7に示すように、キーオフされてから所定時間が経過すると、ECU35の漏れ判定回路が起動される。但し、プレ判定フェイズ1−2にて既に漏れ無しを判定されていれば、漏れ判定は行われず漏れ判定回路は停止される。キーオン中であれば、当然に漏れ判定は行われない。一方、プレ判定フェイズ1−2にて判定保留されていれば、CCV15が閉弁されており、且つ処理系内の圧力が安定していることを前提として、漏れ判定が行われる。圧力が安定していなければ判定が保留され、次回の漏れ判定へ移行することになる。また、CCV15が開弁されていれば閉弁されるが、この場合は所定時間が経過していないので漏れ判定を行うことができない。そこで、燃温センサ12によって燃料Fの温度を検知し、その温度における密閉された処理系内の予想圧力がECU35において算出される。ECU35には、予め燃温−密閉圧力曲線が記憶されている。この予想密閉圧力の算出処理を、燃温ストア処理(TO)と称す。
漏れ判定を行うときは、処理系内の圧力が予めECU35で設定した所定圧力の範囲外であれば、漏れ無しと判定される。なお、このときの圧力が所定範囲外にあるとは、基本的には上述のように処理系内の圧力は低下傾向にあるため、基準圧力未満の場合が多いが、大気温度の上昇等に伴い処理系内の圧力が上昇することもあるので、基準圧力以上の場合も想定される。一方、処理系内の圧力が所定圧力範囲内にあれば、そのときの実圧力が燃温ストア処理において算出された予想密閉圧力と照らしあわされる。その結果、実圧力と予想密閉圧力との差が所定値以上であれば、漏れ有りと判定される。このとき、予め次回用の燃温ストア処理(T1)も行われている。漏れ判定フェイズ1−3にて漏れ有りまたは漏れ無しと判定されれば、次回以降の漏れ判定は行われない。一方、実圧力と今回の燃温ストア処理による予想密閉圧力との差が所定値未満であれば、前回の燃温ストア処理による予想密閉圧力と照らしあわされる。そして、実圧力と前回の燃料ストア処理による予想密閉圧力との差が所定値以上であれば、判定が保留されて次回の漏れ判定に移行される。このような漏れ判定フェイズ1−3が、ECU35のタイマー機能により定期的に複数回行われることになる。一方、実圧力と前回の燃料ストア処理による予想密閉圧力との差が所定値未満であれば、判定が保留されて第2故障検出ステップに移行される。
第2故障検出ステップでは、図8に示すように、燃料ポンプ2を駆動して処理系内へ積極的に圧力を印加して漏れを判定する。そのためには、先ず、第1故障検出ステップと同様に、漏れ判定を行うための故障検出条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、図8,9のフェイズ2−1(P2−1)に示すように、CCV15が開弁されて一旦処理系内の圧力が大気圧にリセットされた状態で、車両がキーオフされてから所定時間が経過していることを前提として、ECU35の第2故障検出ステップ用の回路が起動する。そして、第1故障検出ステップにおける一連のフェイズ1が終了していることを確認したうえで、そのときの処理系内の圧力が安定していれば、故障検出条件が成立していると判定する。一方、圧力が不安定な状態が所定時間続けば、判定が保留される。
第2故障検出ステップの検出条件判定フェイズ2−1において故障検出条件が成立していると判定されると、続いて漏れ判定フェイズに移行することになるが、当該第2故障検出ステップでは、さらに検出実行条件が成立しているか否かも判定する。具体的には、図8,10のフェイズ2−2(P2−2)に示すように、故障検出条件が成立していることを前提として、CCV15が閉弁されて処理系内が密閉空間とされる。そのうえで、処理系内の圧力が所定の範囲内であれば、検出実行条件が成立していると判定する。一方、処理系内の圧力が所定時間続けて所定の範囲外であれば、CCV15が開弁されて判定が保留される。
検出実行条件判定フェイズ2−2にて検出条件が成立していると判定されると、処理系内へ圧力が印加されて漏れが判定される。具体的には、図8,11のフェイズ2−3に示すように、燃料遮断弁14が開弁されると共に、燃料ポンプ2が駆動される。これにより、燃料ポンプ2から分岐通路7を通して燃料Fがジェットポンプ8へ導入され、これに伴いジェットポンプ8によって吸引通路9から大気が吸入されることで、処理系内へ正圧が印加される。このとき、所定時間経過しても処理系内の圧力が所定値に達しない場合は、漏れ有りと判定される。一方、処理系内の圧力が所定圧へ到達すると、燃料ポンプ2が停止されると共に燃料遮断弁14が閉弁される。そして、そのまま加圧状態が所定時間維持されていれば最終的に漏れ無しと判定され、経時的に圧力が低下して所定値未満となれば、漏れ有りと判定される。これにて、漏れ判定(リーク判定)は終了となる。
なお、第1故障検出ステップ中または前記第2故障検出ステップ中に給油されたことが検知されると、漏れ判定は強制的に停止される。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、通電により開閉が切り替わり、開弁状態と閉弁状態のいずれの状態も非通電状態で保持可能なCCV15としては、上記ステップモータ式のバルブに限らず、例えば磁石付き電磁弁や、DCモータと減速ギアを用いたバルブを使用することもできる。磁石付き電磁弁70は、電磁石錠とも称されるものであって、図12に示すように、弁体71が電磁石72を利用して、図12の実線で示す開弁状態と仮想線で示す閉弁状態とを切り替えるものである。詳しくは、大気通路10に、例えば鉄等の磁性材料からなるハウジング73が連結される。ハウジング73内の上端部及び下端部には、それぞれ電磁石72a・72bが配されている。弁体71は、大気通路10内に設けられた弁座10aに当接・離間するバルブ部71aと、上下の電磁石72a・72bの間で昇降自在に配された操作部71bと、バルブ部71aと操作部71bとを連結する連結部71cとからなる。操作部71bは磁性材料からなるが、バルブ部71aは非磁性材料からなる。連結部71cは、下方の電磁石72bを貫通している。符号74は、弁体71を常時閉弁方向へ付勢する圧縮バネである。
上記構成のCCV15において、例えば図12の実線で示す開弁状態から仮想線で示す閉弁状態へ切り替える場合は、下方の電磁石72bへ通電されることで磁界が発生し、これにより操作部71bが電磁石72bに引き寄せられることで、弁体71が閉弁操作される。このとき、弁体71が閉弁されると通電が停止されるが、操作部71b及びハウジング73が磁性を帯びていることで、非通電状態でも弁体71が閉弁位置で保持される。なお、圧縮バネ74は、弁体71と弁座10aとの密着性を向上するために配されている。一方、図12の仮想線で示す閉弁状態から実線で示す開弁状態へ切り替える場合は、上方の電磁石72aへ通電されることで磁界が発生し、これにより操作部71bが圧縮バネ74の付勢力に抗して電磁石72aに引き寄せられることで、弁体71が開弁操作される。このとき、弁体71が開弁されると通電が停止されるが、操作部71b及びハウジング73が磁性を帯びていることで、非通電状態でも弁体71が閉弁位置で保持される。
また、上記実施形態では、正負圧リリーフ弁16をCCV15とは別ルートで並列に設けたが、図12に示すように、大気通路10内へCCV15と共に組み込むこともできる。この場合も、CCV15と正負圧リリーフ弁16とは実質的に並列関係にある。
1 燃料タンク
2 燃料ポンプ
3 キャニスタ
4 ベーパ通路
5 パージ通路
8 ジェットポンプ
9 吸引通路
10 大気通路
11 圧力センサ
12 燃温センサ
13 パージ通路弁
14 燃料遮断弁
15 キャニスタクローズドバルブ(CCV)
16 リリーフ弁
18 逆止弁
31 吸気通路
41 ベンチュリ部
43 減圧室
44 ディフューザ部
45 ノズル部
50 弁体
51 ステップモータ
70 磁石付き電磁弁
C 吸着材
F 燃料


Claims (3)

  1. 燃料タンク、キャニスタ、及び燃料ポンプを備える蒸発燃料処理装置と、該蒸発燃料処理装置の処理系内の圧力を検知する圧力検知手段と、前記処理系内を密閉状態に維持する密閉手段と、前記燃料ポンプの駆動を利用して前記処理系内へ圧力を印加する圧力印加手段とを備え、キーオフした車両停止中に、前記処理系内を密閉状態にした際の圧力変化量に基づいて蒸発燃料の漏れ判定を行う、蒸発燃料処理装置の故障検出装置であって、
    第1故障検出ステップと、第2故障検出ステップとを有し、
    前記第1故障検出ステップでは、前記車両停止直後の燃料温度変化に伴う圧力変化に基づいて、非圧力印加状態で漏れ判定を行い、
    前記第2故障検出ステップでは、前記圧力印加手段によって前記処理系内へ圧力を印加した後の圧力変化に基づいて漏れ判定を行い、
    前記第1故障検出ステップにおいて漏れの判定を行えず判定保留とされた場合のみ、前記第2故障診断ステップへ移行することを特徴とする、蒸発燃料処理装置の故障検出装置。
  2. 前記燃料タンク内に貯留されている燃料の温度を検知する燃料温度検知手段を有し、
    前記第1故障検出ステップの後、単位時間当たりの前記燃料の温度変化量が所定値以下となったときに、前記第2故障検出ステップへ移行する、請求項1に記載の蒸発燃料処理装置の故障検出装置。
  3. 前記第1故障検出ステップ中または前記第2故障検出ステップ中に、給油されたことが検知されると漏れ判定が停止される、請求項1または請求項2に記載の蒸発燃料処理装置の故障検出装置。

JP2013211858A 2013-10-09 2013-10-09 蒸発燃料処理装置の故障検出装置 Pending JP2015075032A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013211858A JP2015075032A (ja) 2013-10-09 2013-10-09 蒸発燃料処理装置の故障検出装置
US14/509,504 US20150096355A1 (en) 2013-10-09 2014-10-08 Failure determination devices for fuel vapor processing systems

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013211858A JP2015075032A (ja) 2013-10-09 2013-10-09 蒸発燃料処理装置の故障検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015075032A true JP2015075032A (ja) 2015-04-20

Family

ID=53000098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013211858A Pending JP2015075032A (ja) 2013-10-09 2013-10-09 蒸発燃料処理装置の故障検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015075032A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016207964A1 (ja) * 2015-06-23 2017-10-19 日産自動車株式会社 蒸発燃料処理装置の診断装置
JP2020067060A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 株式会社デンソー 蒸発燃料処理装置
JP2020084859A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置
JP2021134745A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置の漏れ診断装置
US11326559B2 (en) 2017-07-18 2022-05-10 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Leakage detector for fuel vapor treatment device
US11852107B2 (en) 2021-06-02 2023-12-26 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Leakage detector for fuel vapor treatment system

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6321727B1 (en) * 2000-01-27 2001-11-27 General Motors Corporation Leak detection for a vapor handling system
JP2004346812A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Honda Motor Co Ltd 蒸発燃料処理系の故障判定装置
JP2005002808A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Hitachi Unisia Automotive Ltd 蒸発燃料処理装置のリーク診断装置
JP2007009891A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Hitachi Ltd 車両の燃料系リーク診断装置
JP2007085230A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Nissan Motor Co Ltd 蒸発燃料処理システムの給油口開放検出装置
JP2007092657A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Nissan Motor Co Ltd 蒸発燃料処理システムのリーク診断装置
JP2011157915A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Aisan Industry Co Ltd 蒸発燃料処理装置の漏れ診断装置
US20110307195A1 (en) * 2007-03-14 2011-12-15 Armin Koehler Method for Determining the Size of a Leak

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6321727B1 (en) * 2000-01-27 2001-11-27 General Motors Corporation Leak detection for a vapor handling system
JP2004346812A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Honda Motor Co Ltd 蒸発燃料処理系の故障判定装置
JP2005002808A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Hitachi Unisia Automotive Ltd 蒸発燃料処理装置のリーク診断装置
JP2007009891A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Hitachi Ltd 車両の燃料系リーク診断装置
JP2007085230A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Nissan Motor Co Ltd 蒸発燃料処理システムの給油口開放検出装置
JP2007092657A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Nissan Motor Co Ltd 蒸発燃料処理システムのリーク診断装置
US20110307195A1 (en) * 2007-03-14 2011-12-15 Armin Koehler Method for Determining the Size of a Leak
JP2011157915A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Aisan Industry Co Ltd 蒸発燃料処理装置の漏れ診断装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016207964A1 (ja) * 2015-06-23 2017-10-19 日産自動車株式会社 蒸発燃料処理装置の診断装置
US11326559B2 (en) 2017-07-18 2022-05-10 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Leakage detector for fuel vapor treatment device
JP2020067060A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 株式会社デンソー 蒸発燃料処理装置
JP7139880B2 (ja) 2018-10-26 2022-09-21 株式会社デンソー 蒸発燃料処理装置
JP2020084859A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置
JP2021134745A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置の漏れ診断装置
US11852107B2 (en) 2021-06-02 2023-12-26 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Leakage detector for fuel vapor treatment system
JP7467387B2 (ja) 2021-06-02 2024-04-15 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理システムの漏れ診断装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015075032A (ja) 蒸発燃料処理装置の故障検出装置
US20150096355A1 (en) Failure determination devices for fuel vapor processing systems
JP6319036B2 (ja) 燃料蒸発ガスパージシステム
JP5394330B2 (ja) 蒸発燃料処理装置の漏れ診断装置
JP5672454B2 (ja) 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP5998529B2 (ja) 蒸発燃料処理装置の診断装置
JP5761515B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2012184708A (ja) 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置
US10035417B2 (en) Fuel vapor gas purge system
JP2016217172A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2010281258A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2014125945A (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2012127227A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2013139751A (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2013019280A (ja) 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置
US8707765B2 (en) Fuel vapor leak detection device
JP6404173B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP5527391B2 (ja) 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP5804268B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP6202267B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2015052284A (ja) 蒸発燃料処理装置の故障検出装置
JP2015075031A (ja) 蒸発燃料処理装置の故障検出装置
JP2007127065A (ja) 電動ポンプ制御装置、および蒸発燃料処理システムのリーク診断装置
JP2003148256A (ja) 蒸発燃料処理システムの漏れ検査方法
JP5350312B2 (ja) 蒸発燃料処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170704