JP2019190154A - ブラインドの操作装置、ブラインド - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明に係る第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態においては、プリーツスクリーンにおける操作ユニットに本発明に係るブラインドの操作装置を適用した場合を例にとり説明を行う。なお、本実施形態においては、ブラインドが設けられた際の室内側の面を正面、室外側の面を背面、正面と背面とからなる方向を前後方向、ブラインドの長手方向を左右方向と称して以後説明を行う。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
先ず、本実施形態に係るブラインドの操作装置を備えるブラインドの全体構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る操作ユニットを備えるブラインドの正面図である。この図においては、ヘッドボックスのみが縦断面で示されている。図1に示されるように、本実施形態に係るブラインド1は、横型のプリーツスクリーンであり、窓枠等の設定面に固定されるヘッドボックス10と、上端がヘッドボックス10の下面に連結したプリーツ状のスクリーン20と、スクリーン20を昇降操作するための操作ユニット30と、スクリーン20の下端に取り付けられたボトムレール40と、一端がヘッドボックス10内で支持され、他端がスクリーン20を挿通するように垂下してボトムレール40に連結された2つの昇降コード50と、を備える。
本実施の形態に係る操作ユニット30の構成について、図2〜図6を用いて詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る操作ユニット周辺の斜視図であり、(a)は操作ユニットが備える操作コードの非操作時の状態を示し、(b)は操作コードを手前に引いた状態を示す。図3は、第1の実施形態に係る操作ユニットの分解斜視図である。図4は、第1の実施形態に係る操作ユニットの部分断面図であり、(a)は操作コードの非操作時の状態を示し、(b)は操作コードを引いた状態を示す。図5は図4(a)に示されるA−A線断面図であり、図6は図4(a)に示されるB−B線断面図である。図7は操作コードを引いた状態における操作ユニットのA−A線断面相当図であり、図8は操作コードを引いた状態における操作ユニットのB−B線断面相当図である。
操作コード340は、図2(b)に示されるように、コードリール301に巻き取り/巻き解き可能に巻回され、後述するぜんまいバネ302(図5、図7参照)により常に巻き取られる付勢力が加わっている巻取コード341と、操作者が操作可能に開口321から垂下する把持コード342と、把持コード342のコードリール301への巻き取りを規制するストッパ343とを備える。本実施形態においては、巻取コード341及び把持コード342は紐状をなしており、ストッパ343を介して連結されている。把持コード342の下端には、ブラインド1の操作者が把持する棒状の把持部344(図1参照)が設けられており、その操作性を良好なものとしている。ストッパ343は、中空樽状に形成されており、その中空部にそれぞれ巻取コード341と把持コード342とが挿通されて内部でこれらと連結するジョイント部材としても機能する。なお、ストッパ343内において巻取コード341と把持コード342とが互いに連結されるようにしてもよく、巻取コード341と把持コード342とが一体的に構成されていてもよい。また、ストッパ343は、把持コード342が引かれていない状態においては、常時収容空間320内に収容される。
収容空間320は、図2、図4、図8に示されるように、本体ケース300の左右方向略中央における正面側下端部に位置付けられており、巻取コード341がコードリール301に巻き取られている状態(以後、この状態を非操作状態と称する)において、ストッパ343を収容する。また、収容空間320に収容されたストッパ343を導出するために、外部と収容空間320とを連通する開口321が本体ケース300に形成されている。開口321は、収容空間320の正面及び下面が開放するように正面及び下面の2面に連続して形成されており、したがってストッパ343はその正面及び下面が露出した状態で収容される。
本体ケース300は、図3に示されるように第1のケース300−1と第2のケース300−2とに分割可能にされており、その内部にコードリール301を含むクラッチ機構が内蔵されている。
以上のように構成された操作ユニット30の動作を説明する。先ず、図9〜図12を用いて、操作コード340が引かれた際のクラッチ機構の動作を簡単に説明する。図11(a)は第1の実施形態に係る操作ユニットが備える操作コードの非操作時の状態を示す部分正面図であり、図11(b)はその側面図である。図12(a)は第1の実施形態に係る操作ユニットが備える操作コードを手前に引いた状態を示す部分正面図であり、図12(b)はその側面図である。
前述した第1の実施形態では、収容空間320に開口321を設けたが、当該開口321の縁部に傾斜部を設けて把持コード342の収容空間320への導入/導出を円滑にするようにしてもよい。以下、図14を用いて開口321の縁部に傾斜を設けた第2の実施形態に係るブラインドの操作装置について説明する。
前述した第1の実施形態では、収容空間320の開口321が正面及び下面に連続した形状であると説明したが、これに限定されるものではなく、収容空間320の開口321が正面、側面及び下面の三面において連続するように形成されていてもよい。以下、図15を用いて開口321の縁部に傾斜を設けた第3の実施形態に係るブラインドの操作装置について説明する。
前述した第1の実施形態では、収容空間320が二面に連続した開口321を有することにより、高い自由度を持った把持コード342の操作を実現したが、操作ユニット自体が揺動することにより当該効果を奏するようにしてもよい。以下、図17及び図18を用いて操作ユニット自体が揺動する第4の実施形態に係るブラインドの操作装置について説明する。
前述した第1の実施形態では、収容空間320が本体ケース300の正面側にのみ設けられていたが、正面側と背面側の双方に設けるようにしてもよい。以下、図19及び図20を用いて正面側と背面側とに収容空間を備える第5の実施形態に係るブラインドの操作装置について説明する。
前述した第1の実施形態においては、巻取コード341が1本の紐状をなしてストッパ343が中空樽状に形成されると説明したが、これに限定されるものではない。巻き取り時のストッパ343の回転を規制するように巻取コード341に幅を持たせるようにしてもよい。以下、図21〜図22を用いてストッパの形状が異なる第6の実施形態に係るブラインドの操作装置について説明する。
10 ヘッドボックス(支持部材)
20 スクリーン(遮蔽材)
30,30’,30a〜30e 操作ユニット(操作装置)
300,300−1,300−2 本体ケース
320,320a〜320d 収容空間(正面収容空間,背面収容空間)
321,321a〜321d 開口
324 傾斜部
340,340e,340e’ 操作コード
341 巻取コード
341e 巻取テープ
341e’ 巻取コード群
342 把持コード
343,343e,343e’ ストッパ
Claims (5)
- 遮蔽材を昇降操作するための操作コードに設けられたストッパを導出可能に収容する収容空間を有するブラインドの操作装置であって、
前記収容空間は、前記操作装置の正面、側面、背面、及び下面の外郭を構成する少なくとも連続する二面の一部を形成し、
前記収容空間に、少なくとも前記二面に亘り連続し、前記ストッパを導出する開口が設けられている
ことを特徴とするブラインドの操作装置。 - 前記開口の縁部に、前記開口の内部から前記開口の外部にかけて前記収容空間が漸次拡大するように傾斜部が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載のブラインドの操作装置。 - 前記少なくとも連続する二面に正面が含まれる正面収容空間と、前記少なくとも連続する二面に背面が含まれる背面収容空間の2つの前記収容空間を備える
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のブラインドの操作装置。 - 前記巻取コードは、帯状にまたは複数の紐から構成されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のブラインドの操作装置。 - 遮蔽材を昇降操作するための操作コードを引くことによりに前記遮蔽材を昇降操作する操作装置を有するブラインドであって、
前記操作装置が、前記操作コードを引く方向に応じて揺動可能に支持されていることを特徴とするブラインド。
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2018
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