JP3184264U - 軸カバー - Google Patents

Abstract

【課題】カバーにある開口部への衝撃を低減してカバーの故障または損傷を抑制する軸カバー筺体及びそれらを有する巻取器を提供する。
【解決手段】コード巻取器１００の軸カバー筐体であって、筐体が、軸に取り付け可能であり、筐体が、ブラインドの伸長及び後退を制御するコードを受けるための駆動部分１１０と、コードが通過する少なくとも１つの開口部１３０と、を有し、開口部には、コードが駆動部分に向けて筐体に入る方向で、少なくとも１つの収束面が形成されている。
【選択図】図１

Description

本考案は、ブラインドシステムのためのフィッティングに、特に、ブラインドシステムのスクリーンの伸長及び後退を制御するための巻取器と共に使用される巻取器軸カバーに関する。

巻取器は、ユーザ操作型のブラインドの構成部材（またはフィッティング）を称し、例えば窓のブラインドのようなカバーまたは構造体を伸長及び後退させるために回転可能である。また、巻取器は、クラッチ装置または機構と称されることがある。このようなフィッティングは、主として、コードを係合する駆動部分を有する。コード自体は、数珠状をなすことがあるまたはなしていないことがある。例えば、コードは、数珠状チェーンと称することがあり、このチェーンは、プラスチックまたは金属（またはこれらの組み合わせ）の構造物からなる（がこれに限定されない）。例えば、コードは、フィッティングをブラインドの伸長方向で回転させるために一方向に引っ張られ、また、コードは、フィッティングをブラインドの後退方向で回転させるために逆方向に引っ張られる。

使用中において、ユーザは、コードを様々な方向に引っ張ろうとすることがあり、これにより、ブラインド材料及びフィッティングは、ブラインドを完全に後退させるまたは伸長させるので、著しい応力を受けさせられる。急に引っ張ると、コードにあるビーズは、ビーズがコード巻取器の軸カバーにある開口部に衝撃を与えるので、騒々しくなり、これは、長期にわたると、カバーを損傷させるまたは故障を引き起こす。主として、コードには、ブラインドを完全に後退させるまたは伸長させる直前の位置である所定位置でコードに取り付けられた停止部が設けられている。このようにして、停止部は、ブラインド材料またはフィッティングよりはむしろカバーに衝撃応力を付与し、長期にわたると、カバーは、故障するまたは損傷する。

したがって、上記事項または問題のうちの１以上に取り組むことが望まれている。

本考案において、コード巻取器の軸カバー筐体が提供され、筐体は、軸に取り付け可能であり、筐体が、（ｉ）ブラインドの伸長及び後退を制御するコードを受けるための駆動部分と、（ｉｉ）コードが通過する少なくとも１つの開口部と、を有し、開口部には、コードが駆動部分に向けて筐体に入る方向で、少なくとも１つの収束面が形成されている。

好ましくは、開口部には、コードが駆動部分から筐体の外へ出る方向で、収束面がさらに形成されている。収束面間には、ほぼ平坦な中間面がある。

本考案において、巻取器が提供され、この巻取器は、
（ｉ） 軸を有する支持部材と、
（ｉｉ） 軸に取り付けられた筐体と、を備え、
筐体が、（ｉ）ブラインドの伸長及び後退を制御するコードを受けるための駆動部分と、（ｉｉ）コードが通過する少なくとも１つの開口部と、を有し、開口部には、コードが駆動部分に向けて筐体に入る方向で、少なくとも１つの収束面が形成されている。

好ましくは、開口部には、コードが駆動部分から筐体の外へ出る方向で、収束面がさらに形成されている。収束面間には、ほぼ平坦な中間面がある。

好ましくは、コードは、少なくとも１つの停止部を有し、停止部は、開口部よりも小さいが、開口部の下流側にある収束面により画定される寸法よりも大きい衝撃寸法を有し、ブラインドの後退及び進展を停止させる。

収束面を有することにより、コードは、数珠状とされている場合に、その面に対して所定の偏向角を示し、この偏向角は、従来の巻取器における筐体へのビーズにより示されるほぼ９０度の衝撃角よりも十分に小さい。したがって、衝撃応力及び関連する騒音を低減し、結果としてより静かな動作、良好な筐体の完全性及び寿命を招く。

停止部をコードと協働させると、収束する開口部内へ停止部が入ることは、その面によって次第に停止され、これは、衝撃応力を拡散し、結果としてより静かな動作、良好な筐体の完全性及び寿命を招く。

添付の図面を参照しながら、単なる例として、本考案の代表的な実施形態をここで説明する。

巻取器を示す前面図である。 図１の巻取器を示す後面図である。 図１の巻取器を示す上面図である。 図１の巻取器を示す下面図である。 図１の巻取器を示す左側面図である。 図１の巻取器を示す右側面図である。 図１の巻取器を示す斜視図である。 図１から図７の巻取器の構成部材を示す斜視図である。 図８の巻取器を示す側面図である。 図８の巻取器を示す下面図である。 図８の巻取器を示すＡ−Ａ断面図である。 図１から図１１の巻取器の巻取器カバーを示す前面図である。 図１２の巻取器カバーを示す後面図である。 図１２の巻取器カバーを示す上面図である。 図１２の巻取器カバーを示す下面図である。 図１２の巻取器カバーを示す左側面図である。 図１２の巻取器カバーを示す右側面図である。 図１２の巻取器カバーを示す斜視図である。 巻取器を示す前面図である。 図１９の巻取器を示す後面図である。 図１９の巻取器を示す上面図である。 図１９の巻取器を示す下面図である。 図１９の巻取器を示す左側面図である。 図１９の巻取器を示す右側面図である。 図１９の巻取器を示す斜視図である。 図１９から図２５の巻取器を示す側面図である。 図２６の巻取器を示す下面図である。 図２６の巻取器を示すＤ−Ｄ断面図である。 図２１から図２８の巻取器の巻取器カバーを示す前面図である。 図２９の巻取器カバーを示す後面図である。 図２９の巻取器カバーを示す上面図である。 図２９の巻取器カバーを示す下面図である。 図２９の巻取器カバーを示す左側面図である。 図２９の巻取器カバーを示す右側面図である。 図２９の巻取器カバーを示す斜視図である。 さらなる巻取器を示す前面図である。 図３６の巻取器を示す左側面図である。 図３６の巻取器を示す右側面図である。 図３６の巻取器を示す上面図である。 図３６の巻取器を示す下面図である。 図３６の巻取器を示す斜視図である。 図３６の巻取器を示す下面図である。 図３６の巻取器を示すＦ−Ｆ断面図である。 図３６から図４３の巻取器の巻取器カバーを示す前面図である。 図４４の巻取器カバーを示す後面図である。 図４４の巻取器カバーを示す上面図である。 図４４の巻取器カバーを示す下面図である。 図４４の巻取器カバーを示す左側面図である。 図４４の巻取器カバーを示す右側面図である。 図４４の巻取器カバーを示す斜視図である。 別の巻取器カバーを示す前面図である。 図５１ａの巻取器カバーを示す下面図である。 図５１ａの巻取器カバーを示す斜視図である。 別の巻取器カバーを示す前面図である。 図５２ａの巻取器カバーを示す下面図である。 図５２ａの巻取器カバーを示す斜視図である。

図１から図１８は、コードカバー１２０（特に図１４から図１８参照）内に位置する駆動部１１０を備える巻取器１００を示す。コード（図示略）は、開口部１３０を通過して駆動部１１０（通常車輪タイプの部材）の周囲を通る。開口部１３０を通してコードを引っ張ることにより、駆動部１１０は、回転させられ、これは、順に、ブラインドクラッチ１５０を回転させる。ブラインドは、その一端部においてブラインドクラッチ１５０に取り付けられており、また、取付部によってその他端部において支持されている（図示略）。

開口部１３０には、収束面１４０が設けられている（より詳しくは図１１参照）。面が収束する様式で開口部の縁部から離間するように内側に向けて傾斜しているので、開口部１３０へ入るコードは、明確な直立衝撃面を示さない。これは、コード（及びビーズ）の開口部への衝撃を最小化し、そのため、より静かであることを意味する。同様に、開口部への応力が小さくなり、これは、開口部の材料の故障を低減する。開口部１３０には、収束面１４０とカバー１２０の側面との間にある角部に半径部（１ｍｍ〜２ｍｍ）が設けられている。半径部は、コードが開口部１３０内へまたは開口部１３０から外に移動するときにコードの滑らかな動作をさらに容易にする。

同様に図１１により詳しく示すように、開口部は、逆方向で収束する第２収束面を有する。このようなコードが駆動部１１０から存在するので、第２収束面は、同様に、明確な直立衝撃面を示さない。これは、コード（及びビーズ）の開口部への衝撃を最小化し、したがって、より静かであることを意味する。同様に、開口部への応力が小さくなり、これは、開口部の材料の故障を低減する。

図１９から図３５は、コードカバー２２０（特に図２９から図３５参照）内に位置する駆動部２１０を備える巻取器２００を示す。コード（図示略）は、開口部２３０を通過して駆動部２１０（通常車輪タイプの部材）の周囲を通る。開口部２３０を通してコードを引っ張ることにより、駆動部２１０は、回転させられ、これは、順に、ブラインドクラッチ２５０を回転させる。ブラインドは、その一端部においてブラインドクラッチ２５０に取り付けられており、また、取付部によってその他端部において支持されている（図示略）。

開口部２３０には、収束面２４０が設けられている（より詳しくは図２８参照）。面が収束する様式で開口部の縁部から離間するように内側に向けて傾斜しているので、開口部２３０へ入るコードは、明確な直立衝撃面を示さない。これは、コード（及びビーズ）の開口部への衝撃を最小化し、そのため、より静かであることを意味する。同様に、開口部への応力が小さくなり、これは、開口部の材料の故障を低減する。開口部２３０には、収束面２４０とカバー２２０の側面との間にある角部に半径部（１ｍｍ〜２ｍｍ）が設けられている。半径部は、コードが開口部２３０内へまたは開口部２３０から外に移動するときにコードの滑らかな動作をさらに容易にする。

同様に図２８により詳しく示すように、開口部は、逆方向で収束する第２収束面を有する。このようなコードが駆動部２１０から存在するので、第２収束面は、同様に、明確な直立衝撃面を示さない。これは、コード（及びビーズ）の開口部への衝撃を最小化し、したがって、より静かであることを意味する。同様に、開口部への応力が小さくなり、これは、開口部の材料の故障を低減する。

図３６から図５０は、コードカバー３２０（特に図４４から図５０参照）内に位置する駆動部３１０を備える巻取器３００を示す。コード（図示略）は、開口部３３０を通過して駆動部３１０（通常車輪タイプの部材）の周囲を通る。開口部３３０を通してコードを引っ張ることにより、駆動部３１０は、回転させられ、これは、順に、ブラインドクラッチ３５０を回転させる。ブラインドは、その一端部においてブラインドクラッチ３５０に取り付けられており、また、取付部によってその他端部において支持されている（図示略）。

開口部３３０には、収束面３４０が設けられている（より詳しくは図４３参照）。面が収束する様式で開口部の縁部から離間するように内側に向けて傾斜しているので、開口部３３０へ入るコードは、明確な直立衝撃面を示さない。これは、コード（及びビーズ）の開口部への衝撃を最小化し、そのため、より静かであることを意味する。同様に、開口部への応力が小さくなり、これは、開口部の材料の故障を低減する。開口部３３０には、収束面３４０とカバー３２０の側面との間にある角部に半径部（１ｍｍ〜２ｍｍ）が設けられている。半径部は、コードが開口部３３０内へまたは開口部３３０から外に移動するときにコードの滑らかな動作をさらに容易にする。

同様に図４３により詳しく示すように、開口部は、逆方向で収束する第２収束面を有する。このようなコードが駆動部３１０から存在するので、第２収束面は、同様に、明確な直立衝撃面を示さない。これは、コード（及びビーズ）の開口部への衝撃を最小化し、したがって、より静かであることを意味する。同様に、開口部への応力が小さくなり、これは、開口部の材料の故障を低減する。

図５１及び図５２は、別の形態の開口部を示しており、この開口部は、追加して分離されており、開口部の中に入る及び開口部から外に出るコード（図示略）の経路をより明確に形成する。それぞれの場合において、上述のような収束面は、コードが通過する開口部の領域に存在する。

考案への改変及び改良は、当業者にすでに明らかである。このような改変及び改良は、本考案の範囲内にあることを意図している。

本明細書において、文献、動作または知識の事項が言及されるまたは議論される場合には、この言及または議論は、優先日において文献、動作または知識の事項またはこれらの組み合わせが公的に入手可能である、公知である、共通の一般知識である、または、本明細書が関係する問題を解決しようとすることに関連するとして知られていることを承認するものではない。

本明細書および実用新案登録請求の範囲で使用したような用語「備える」及び用語「備える」の形態は、変形または追加を排除するように請求項に記載の考案を限定しない。

１００，２００，３００ 巻取器、１１０，２１０，３１０ 駆動部（駆動部分）、１２０，２２０，３２０ コードカバー，カバー、１３０，２３０，３３０ 開口部、１４０，２４０，３４０ 収束面、１５０，２５０，３５０ ブラインドクラッチ

Claims (5)

1. コード巻取器の軸カバー筐体であって、
   当該軸カバー筐体が、軸に取り付け可能であり、
   当該軸カバー筐体が、
   （ｉ）ブラインドの伸長及び後退を制御するコードを受けるための駆動部分と、
   （ｉｉ）前記コードが通過する少なくとも１つの開口部と、
   を有し、
   前記開口部には、前記コードが前記駆動部分に向けて当該軸カバー筐体に入る方向で、少なくとも１つの収束面が形成されていることを特徴とする軸カバー筐体。
2. 前記開口部には、前記コードが前記駆動部分から当該軸カバー筐体の外へ出る方向で、さらなる収束面が形成されていることを特徴とする請求項１に記載の軸カバー筐体。
3. （ｉ）軸を有する支持部材と、
   （ｉｉ）前記軸に取り付けられた筐体と、
   を備え、
   前記筐体が、
   （ｉ）ブラインドの伸長及び後退を制御するコードを受けるための駆動部分と、
   （ｉｉ）前記コードが通過する少なくとも１つの開口部と、
   を有し、
   前記開口部には、前記コードが前記駆動部分に向けて前記筐体に入る方向で、少なくとも１つの収束面が形成されていることを特徴とする巻取器。
4. 前記開口部には、前記コードが前記駆動部分から当該筐体の外へ出る方向で、さらなる収束面が形成されていることを特徴とする請求項３に記載の巻取器。
5. 前記コードが、少なくとも１つの停止部を有し、
   前記停止部が、前記開口部よりも小さいが、前記開口部の下流側にある前記収束面により画定される寸法よりも大きい衝撃寸法を有し、前記ブラインドの後退及び進展を停止させることを特徴とする請求項３または４に記載の巻取器。