JP2019189248A - 青果物の鮮度保持用収納袋 - Google Patents
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Abstract
Description
袋の透明性が高くなり、青果物を収納した場合に内部を見易くなるので好ましい。
実施例・比較例で得られた合成樹脂フィルムよりなる収納袋に、約250gの枝豆を詰めた後に、その収納袋の上部に設けられたジッパーを閉じることによって収納袋を密封した。そして、その枝豆を収納した収納袋を、以下の温湿度の変更を伴う雰囲気下(条件aと条件bの繰り返し)で10日間保管した。しかる後、収納された枝豆の状態を、色および臭気の観点から下記の5段階で官能評価した。
・保管条件
a.30℃×80%RHの雰囲気下で18時間保管
b.20℃×40%RHの雰囲気下で6時間保管
・評価基準
5:色・臭気において収納前のものとの違いがまったく認められない。
4:若干乾燥した様子であるものの、変色・異臭が認められない。
3:わずかな変色、微かな異臭が認められる。
2:全体的な変色、明確な異臭とカビの発生が認められる。
1:変色の程度が酷く、刺激性の高い異臭がして、房全体にカビの発生がみられる。
防曇剤を練り込んだ厚み40μmの二軸延伸ポリオレフィンフィルム(OPPフィルム 東洋紡(株)製 P5562)を用いて、所定の大きさ(幅170mm×高さ200mm)の二方袋(二つ折りしたOPPフィルムの左右をヒートシールして上端縁際にジッパーを設けたもの)を作製した。そして、その二方袋の表側のOPPフィルムの右上方(ジッパーから30mm下方で右端縁から30mm内側)の1箇所に、4.0mmφの円形の透過孔(パンチ孔)を穿設し、さらに、その透過孔を塞ぐように、紙製で16mmφの円形の不織布(日本製紙パピリア(株)製 ヒートロンGS−30 目付け=30g/m2)を二方袋の上に載置し、180℃に加熱したドーナッツ状(内径4.1mmで外径16.0mm)の熱板を利用し、当該熱板の外周と不織布の外周とが一致するように熱板を不織布に押し付けることによって、不織布を表側のOPPフィルムにヒートシールした。
収納袋を作製する際に、不織布と表側のOPPフィルムにヒートシールする熱板を、内径5.0mmで外径16.0mmのドーナッツ状のものとし、その不織布5の周状の固着部分7と透過孔4の外周との間に、幅1.0mmの非固着部を形成した。そして、それ以外は、実施例1と同様に収納袋を作製し、実施例1と同様な方法によって、収納袋の鮮度保持特性を評価した。その結果、異臭、変色、腐敗等の現象は見られず、鮮度保持状態は良好であった。収納袋の鮮度保持特性の評価結果を収納袋の性状とともに表1に示す。
収納袋を作製する際に、二方袋を形成するOPPフィルムを、防曇剤を練り込んだ厚み20μmの二軸延伸ポリオレフィンフィルム(OPPフィルム 東洋紡(株)製 P5562)に変更した。そして、それ以外は、実施例1と同様に収納袋を作製し、実施例1と同様な方法によって、収納袋の鮮度保持特性を評価した。その結果、異臭、変色、腐敗等の現象は見られず、鮮度保持状態は良好であった。収納袋の鮮度保持特性の評価結果を収納袋の性状とともに表1に示す。
収納袋を作製する際に、表側のOPPフィルムにヒートシールする不織布を、縦ウェブと横ウェブとが直交するように重ね合わせたポリオレフィン製の不織布(JX ANCI(株)製 CLAF(登録商標) SP(T) 目付け=27g/m2)に変更した。そして、それ以外は、実施例1と同様に収納袋を作製し、実施例1と同様な方法によって、収納袋の鮮度保持特性を評価した。その結果、異臭、変色、腐敗等の現象は見られず、鮮度保持状態は良好であった。収納袋の鮮度保持特性の評価結果を収納袋の性状とともに表1に示す。
収納袋を作製する際に、表側のOPPフィルムに不織布をヒートシールしなかったこと以外は、実施例1と同様に収納袋を作製し、実施例1と同様な方法によって、収納袋の鮮度保持特性を評価した。その結果、7日目において枝豆が変色し始め、8日目において枝豆の商品価値が失われた。収納袋の鮮度保持特性の評価結果を収納袋の性状とともに表1に示す。
収納袋を作製する際に、表側のOPPフィルムに穿設する透過孔の直径を1.0mmに変更した(透過孔4の面積=約0.78mm2)。そして、それ以外は、実施例1と同様に収納袋を作製し、実施例1と同様な方法によって、収納袋の鮮度保持特性を評価した。その結果、6日目において異臭が発生し始め、8日目において枝豆の腐敗が発生し、商品価値が失われた。収納袋の鮮度保持特性の評価結果を収納袋の性状とともに表1に示す。
収納袋を作製する際に、表側のOPPフィルムに穿設する透過孔の直径を10.0mmに変更した(透過孔4の面積=約78.5mm2)。そして、それ以外は、実施例1と同様に収納袋を作製し、実施例1と同様な方法によって、収納袋の鮮度保持特性を評価した。その結果、7日目において枝豆が変色し始め、8日目において枝豆の商品価値が失われた。収納袋の鮮度保持特性の評価結果を収納袋の性状とともに表1に示す。
収納袋を作製する際に、表側のOPPフィルムに穿設する透過孔を0.4mmφの4個の微細孔にするとともに(透過孔4の面積=約0.50mm2)、それらの透過孔を覆う不織布をヒートシールしなかった。そして、それ以外は、実施例1と同様に収納袋を作製し、実施例1と同様な方法によって、収納袋の鮮度保持特性を評価した。その結果、5日目において異臭が発生し始め、7日目において枝豆の腐敗が発生し、商品価値が失われた。収納袋の鮮度保持特性の評価結果を収納袋の性状とともに表1に示す。
2・・本体部袋本体
3・・ジッパー
4・・透過孔
5・・不織布(透過制御布)
6・・非固着部
7・・固着部分
Claims (3)
- 合成樹脂フィルムによって形成された青果物の鮮度保持用収納袋であって、
気体を透過させるための少なくとも1つの透過孔が5mm2以上50mm2以下の面積となるように袋本体に穿設されているとともに、
その透過孔を透過する気体の量を制限するための透過制御布が透過孔を覆うように袋本体に取り付けられていることを特徴とする青果物の鮮度保持用収納袋。 - 前記透過制御布が、厚み100μm以上300μm以下で、目付25g/m2 以上35g/m2以下の不織布であることを特徴とする請求項1に記載の青果物の鮮度保持用収納袋。
- 前記透過制御布が、外周縁際を前記透過孔の周囲に周状に固着させた状態で袋本体に取り付けられているとともに、
その透過制御布の周状の固着部分と前記透過孔の外周との間に、透過制御布と袋本体とが固着し合っていない非固着部が設けられていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の青果物の鮮度保持用収納袋。
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JP2018081004A JP6470447B1 (ja) | 2018-04-19 | 2018-04-19 | 青果物の鮮度保持用収納袋 |
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- 2018-04-19 JP JP2018081004A patent/JP6470447B1/ja active Active
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