JP2019188732A - 画像形成装置、画像形成システム及びその制御方法、並びに記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】後処理装置が故障等した場合であっても、印刷ジョブの実行又は後処機能への影響を低減することができる画像形成システムを提供する。【解決手段】画像形成装置1と、パンチャー7と、フィニッシャ5とからなる画像形成システム1000において、シート積載トレイを備えたフィニッシャ5が故障してシステムから切り離され、シート積載トレイを備えていないパンチャー7が最下流装置となった場合、当該最下流装置となったパンチャー7に対し、最下流設定が「最下流」であり(ステップS206)、積載トレイ情報が「無」であり(ステップS207)、下流接続設定が「接続無」である場合に(ステップS208)、強制排出モード設定がONであることを条件として、CPU101は、パンチャー7にシートを搬入して穿孔処理を実行させた後、当該パンチャー7からシートが装置外に排出されるよう制御する。【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置に後処理装置を連結した画像形成システム、その制御方法及び記憶媒体に関する。
シートに画像を形成する画像形成装置に、画像形成後のシートに後処理を施す複数の後処理装置が連結された画像形成システムが知られている。
このような画像形成システムにおいて、画像形成後のシートに対して後処理として、例えば、ステイプル処理、折り処理、又はステイプル処理と折り処理とを組み合わせた中綴じ処理などが施される。一方、後処理を実行しない設定がされた場合に後処理を行わないシートを装置外に排出するための排出搬送路を備えていない後処理装置が画像形成装置に連結されている場合、後処理を行わない設定を行うことを禁止するシステムが知られている(特許文献1)。このようなシステムでは、後処理を施さないシートを排出しようとしても、当該後処理装置には後処理を施さないシートを外部に排出する搬送路が設けられていないので排紙することができず、無理に排出しようとすれば、ジャム等の原因となる場合がある。
一方、シート積載トレイを備えた最下流の後処理装置が故障し、シート積載トレイを備えていない後処理装置が最下流装置となった場合、シートを外部に排出する排出搬送路を備えていても、当該最下流の後処理装置へのシートの搬入が禁止されることがある。この場合、最下流となった後処理装置は排出搬送路を備えているが、シート積載トレイを備えていないために、排紙されたシートを受け取ることができない。従って、かかるシート積載トレイを備えていない最下流の後処理装置へのシートの搬入を禁止する取扱いがなされている。
特開2014−92749号公報
すなわち、複数の後処理装置が接続された画像形成システムにおいて、最下流に接続されたシート積載手段を備えた後処理装置が故障等し、当該故障等した後処理装置をシステムから切り離した場合、以下のような問題がある。
シート積載トレイを備えた最下流装置を切り離した結果、シート積載トレイを備えていない後処理装置が最下流装置になるが、当該最下流装置がシート積載トレイを備えていないので、排出シートを受け取ることができない。そのため、シート積載トレイを備えた後処理装置が切り離され、シート積載トレイを備えていない後処理装置が最下流装置になった画像形成システムでは、印刷ジョブ自体を実施することができなくなる。
また、最下流の後処理装置が故障等して切り離された画像形成システムにおいて、最下流以外のシート積載手段を備えた後処理装置と、最下流の後処理装置との間に配置された後処理装置の後処理機能を適用できないという問題もある。最下流の後処理装置が切り離された画像形成システムにおいては、最下流以外の後処理装置であってシート積載トレイを備えた後処理装置にシートを排出させることができる。しかしながら、この場合、当該シート積載トレイを備えた後処理装置よりも下流側の装置の後処理機能を利用することができなくなる。
このように、上記従来技術には、シート積載手段を備えた最下流の後処理装置が故障等してシステムから切り離された場合をはじめとし、後処理装置が故障等した場合に、印刷ジョブ又は実行可能な後処理機能が著しく制限されるという問題がある。
本発明は、シート積載手段を備えた後処理装置が故障等した場合であっても、印刷ジョブの実行又は後処理装置における後処機能への影響を低減することができる画像形成装置、画像形成システム及びその制御方法、並びに記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置のシート搬送方向の下流側に順次連結され、前記画像形成装置から排出された画像形成後のシートに所定の後処理を施す1つ以上の後処理装置と、前記1つ以上の後処理装置のうち動作可能な最下流装置を特定する特定手段と、前記特定手段によって最下流装置として特定された後処理装置が後処理後のシート積載手段を備えていない場合、当該後処理装置にシートを排出する強制排紙モードを設定する設定手段と、前記設定手段によって前記強制排紙モードが設定された場合、前記最下流装置として特定された後処理装置にシートを排出し、所定の後処理を施した後、前記シートを装置外に排出させるよう前記最下流装置として特定された後処理装置及び当該後処理装置よりも上流側の装置を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シート積載手段を備えた後処理装置が故障等して切り離された場合であっても、シート積載手段を有していない後処理装置にシートを強制排紙させるので、印刷ジョブの実行又は後処理機能への影響を低減することができる。
実施の形態に係る画像形成システムの概略構成を示す縦断面図である。 図1の画像形成システムを背面から見た外観図である。 画像形成装置、パンチャー及びフィニッシャの各制御部の構成及び各制御部相互の通信接続関係を示すブロック図である。 図1の画像形成システムにおける操作表示装置の操作画面を示す図である。 排出装置の選択画面を示す図である。 仕上げ機能の選択画面を示す図である。 画像形成システムで実行されるネットワーク構築処理の手順を示すフローチャートである。 画像形成システムで実行される強制排紙モード設定処理の手順を示すフローチャートである。 強制排紙モードを設定する際の操作表示装置の操作画面を示す図である。 「仕上げ」キーを選択したときに表示される表示画面を示す図である。 強制排紙モードが設定されていない場合の表示画面を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る画像形成システムの概略構成を示す縦断面図である。
図1において、画像形成システム1000は、画像形成装置1と、該画像形成装置1の図1中左側、すなわち、シート搬送方向の下流側に順次連結された後処理装置としてのパンチャー7及びフィニッシャ5とから主として構成されている。画像形成装置1の上部には、操作表示装置4が設けられている。操作表示装置4は、ユーザインターフェースとして機能する。
画像形成装置1は、例えば、操作表示装置4から入力されたユーザの指示に従ってシートに画像を形成する。パンチャー7は、画像形成装置1から流出したシートにパンチ孔を開ける穿孔処理を行う。フィニッシャ5は、シート積載手段としてのシート積載トレイを備えており、パンチャー7から流出したシートにシフトソート等の後処理を施した後、シート積載トレイに排出する。
パンチャー7及びフィニッシャ5は、それぞれシートを図1中、右側の装置から受け取って左側の装置に受け渡す。従って、以下、図1の画像形成装置1、パンチャー7及びフィニッシャ5において、それぞれ各装置の右側を上流側、左側を下流側という。
図2は、図1の画像形成システム1000を背面から見た外観図である。
図2において、画像形成装置1は、コネクタ152及び制御部100を備えており、コネクタ152は、配線によって制御部100に接続されている。また、パンチャー7は、コネクタ751、752及び制御部700を備えており、コネクタ751及び752は、配線によって制御部700に接続されている。さらに、フィニッシャ5は、コネクタ551、552及び制御部500を備えており、コネクタ551及び552は、配線によって制御部500に接続されている。
画像形成装置1のコネクタ152とパンチャー7のコネクタ751はケーブルによって接続されており、パンチャー7のコネクタ752とフィニッシャ5のコネクタ551はケーブルによって接続されている。また、画像形成装置1のコネクタ152、パンチャー7のコネクタ752、及びフィニッシャ5のコネクタ552は、ケーブル未接続時に、それぞれ各装置が連結されたネットワークバス10のバスラインに内部的に終端抵抗が接続されるように構成されている。
次に、画像形成システム1000における各装置の制御部の構成について説明する。
図3は、画像形成装置1、パンチャー7及びフィニッシャ5の各制御部の構成及び各制御部相互の通信接続関係を示すブロック図である。図3における制御部相互間のケーブルには、ネットワークバス10のバスラインが含まれており、ケーブルが接続されることによって、各制御部100、700、500はネットワークバス10に接続される。いずれの制御部もネットワークバス10に接続された他の全ての制御部にデータを送信することが可能である(ブロードキャスト)と共に、データ送信を自ら開始することが可能である(マルチマスタ)。
ネットワークバス10における通信方式として、マルチマスタかつブロードキャスト送信が可能であるEthernet、CAN(Controller Area Network)、Arcnet等が使用可能である。
画像形成装置1の制御部100は、CPU101を備えている。CPU101は、ROM102、RAM103、通信I/F(インタフェース)104、入出力ポートIC105、操作表示装置制御部107及びSRAM108とそれぞれアドレスバス又はデータバスを介して接続されている。また、CPU101は、入出力ポートIC105及び終端検知器106を介して終端検知可能に構成されている。終端検知とは、当該装置が最下流装置であるか否かを特定する機能をいう。
CPU101は、後述するように画像形成装置1の基本制御を行う。ROM102は、制御プログラムやアプリケーションプログラムを格納する。RAM103は、制御プログラムを実行するためのワークエリアとして機能する揮発性のメモリである。SRAM108は、各種設定を保存する不揮発性のメモリである。
CPU101は、通信I/F104を介して、ネットワークバス10に接続されている。CPU101は、ネットワークバス10を介してパンチャー7の制御部700及びフィニッシャ5の制御部500とそれぞれ制御データを送受信する。これによって、CPU101は、デイジーチェーン接続等よりも高速に各後処理装置と通信を行い、シートの受け渡し、状態表示等の各後処理装置に関する制御を行う。
CPU101は、ROM102に格納された制御プラグラムに従い、入出力ポートIC105を介して終端検知器106、図示省略したセンサ等からの信号を取得する。また、CPU101は、モータ、クラッチ等の各種負荷(図示省略)に対する制御信号を出力することによってシートの搬送や、シートに画像を形成するための制御を行う。なお、画像形成装置内の搬送路内のシート及び画像形成装置から排出されたシートは、順次、下流側の後処理装置であるパンチャー7及びフィニッシャ5に搬送される。
また、CPU101は、操作表示装置4における表示及びキー入力を制御する。すなわち、CPU101は、操作表示装置4の表示部に対して、画像形成装置1の動作状態や、キー入力によって設定された動作モードの表示を行うように制御する。ユーザは、操作表示装置4におけるキー入力を通して、画像形成装置1の動作モードや、操作表示装置4における表示の切り替え等をCPU101に指示することができる。
パンチャー7の制御部700は、CPU701を備えている。CPU701は、ROM702、RAM703、通信I/F704、入出力ポートIC705とそれぞれアドレスバス又はデータバスを介して接続されている。また、CPU701は、入出力ポートIC705及び終端検知器706を介して、CPU101と同様に、終端検知可能に構成されている。
CPU701は、パンチャー7の基本制御を行う。ROM702は、制御プログラムやアプリケーションプログラムを格納する。RAM703は、制御プログラムを実行するためのワークエリアとして機能する。
CPU701は、通信インタフェース704を介して、ネットワークバス10に接続されている。CPU701は、ネットワークバス10を介して画像形成装置1の制御部100及びフィニッシャ5の制御部500と制御データを送受信する。これによって、CPU701は、画像形成装置1及びフィニッシャ5との間でシートの受け渡し等を制御する。
CPU701は、ROM702に格納されている制御プログラムの内容に従い、入出力ポートIC705を介して終端検知器706、図示省略したセンサ等からの信号を受信する。また、CPU701は、モータ、クラッチ等の各種負荷(図示省略)に対する制御信号を出力することによってシートの搬送やシートへの後処理等を制御する。なお、パンチャー7から排出されたシートは、下流側の後処理装置であるフィニッシャ5に搬送される。
フィニッシャ5の制御部500は、CPU501を備えている。CPU501は、ROM502、RAM503、通信I/F504、入出力ポートIC505とそれぞれアドレスバス又はデータバスを介して接続されている。また、CPU501は、入出力ポートIC505及び終端検知器506を介して、CPU101及びCPU701と同様に、終端検知可能に構成されている。
CPU501は、フィニッシャ5の基本制御を行う。ROM502は、制御プログラムやアプリケーションプログラムを格納する。RAM503は、制御プログラムを実行するためのワークエリアとして機能する。
CPU501は、通信インタフェース504を介して、ネットワークバス10に接続されている。CPU501は、ネットワークバス10を介して画像形成装置1の制御部100及びパンチャー7の制御部700と制御データを送受信する。これによって、CPU501は、画像形成装置1及びパンチャー7との間でシートの受け渡し等を制御する。
CPU501は、ROM502に格納されている制御プログラムの内容に従い、入出力ポートIC505を介して終端検知器506、図示省略したセンサ等からの信号を受信する。また、CPU501は、モータ、クラッチ等の各種負荷(図示省略)に対する制御信号を出力することによってシートの搬送や、シートへの後処理等を制御する。
図3における装置間のケーブルには、ネットワークバス10のバスライン以外の配線が含まれており、各制御部の入出力ポートICが、隣接する制御部の入出力ポートICと接続可能になっている。
具体的には、制御部100の入出力ポートIC105の出力ポート121は、制御部700の入出力ポートIC705の入力ポート711に接続されている。また、制御部100の入出力ポートIC105の入力ポート122は、制御部700の入出力ポートIC705の出力ポート712に接続されている。これによって、CPU101及びCPU701からのON/OFF通知を、それぞれCPU701及びCPU101で検知することが可能となっている。このとき、終端検知器106と接続されている入出力ポートIC105の入力ポート141の信号はOFFとなって画像形成装置1がシステムの最下流装置でないことを示す。入力ポート141の信号は、下流側装置の接続検知信号として機能する。
また、制御部700の入出力ポートIC705の出力ポート721は、制御部500の入出力ポートIC505の入力ポート511に接続されている。また、制御部700の入出力ポートIC705の入力ポート722は、制御部500の入出力ポートIC505の出力ポート512に接続されている。これによって、CPU701及びCPU501からのON/OFF通知を、それぞれCPU501及びCPU701で検知することが可能となっている。このとき、終端検知器706と接続されている入出力ポートIC705の入力ポート741の信号はOFFとなってパンチャー7がシステムの最下流装置でないことを示す。
また、制御部500の入出力ポートIC505の出力ポート521及び入力ポート522は未接続であり、このとき、終端検知器506と接続されている入出力ポートIC505の入力ポート541の信号はONになる。これによって、制御部500を備えたフィニッシャ5が画像形成システム1000の最下流装置であることが分かる。仮に、フィニッシャ5の下流側に後処理装置を配置してフィニッシャ5とケーブルで接続すると、入力ポート541の信号がOFFになってフィニッシャ5の下流側に下流側装置があることを示すようになる。
次に、図1における操作表示装置4について説明する。
図4A〜図4Cは、図1の画像形成システム1000における操作表示装置4の操作画面を示す図である。図4Aにおいて、操作表示装置4の操作画面には、画像形成動作を開始するためのスタートキー402及び画像形成動作を中断するためのストップキー403が設けられている。また、操作画面には、置数設定等を行うテンキー404〜412及び414、IDキー413、クリアキー415、リセットキー416などが配置されている。また、操作画面の上部にはタッチパネルが配置されており、タッチパネルにはソフトキーが形成された表示部420が表示されている。
図1の画像形成システムでは、後処理モードとしてノンソート、ソートなどの各処理モードを実行することができる。処理モードの設定は操作表示装置4からの入力操作によって行われる。例えば、後処理モードを設定する際、ユーザが、図4Aに示した初期画面でソフトキーである「仕上げ」キーを選択すると、表示部420に、図4Bに示したような排出装置の選択画面が表示される。ユーザは、排出装置の選択画面を用いてシートを排出する装置を設定する。なお、パンチャー7は、シート積載トレイを有していないので、本実施形態の構成では、フィニッシャのみが選択肢として表示されている。フィニッシャの他にシート積載トレイを有する後処理装置、例えば、くるみ製本装置がシステムに接続されていれば、フィニッシャとくるみ製本装置が排出装置の選択肢として表示される。
例えば、図4Bにおいて、ユーザが排出装置として「フィニッシャ(5)」を選択して「OK」のソフトキーを押下すると、図4Cに示したような、仕上げ選択画面が表示部420に表示される。ユーザは、仕上げ選択画面において処理モードの設定を行う。
例えば、図4Cにおいて、ユーザがソフトキーである「シフト」キーを選択した状態で、「OK」キーにタッチして仕上げ選択を終了するとシフトモードが設定される。また、ユーザがソフトキーである「パンチ」キーを選択した状態で、「OK」キーにタッチして仕上げ選択を終了するとパンチモードが設定される。なお、ユーザは、「シフト」と「パンチ」の両方を選択することもできる。
次に、図1の画像形成システムで実行されるネットワーク構築処理について説明する。ネットワーク構築処理は、画像形成システム1000に電源を投入した際、画像形成装置1又は画像形成装置1に接続された後処理装置によって実行される。 以下、パンチャー7で実行されるネットワーク構築処理について説明する。
図5は、画像形成システム1000で実行されるネットワーク構築処理の手順を示すフローチャートである。このネットワーク構築処理は、画像形成システム1000における後処理装置であるパンチャー7のCPU701がROM702に格納されたネットワーク構築処理プログラムに従って実行する。
図5において、ネットワーク構築処理が開始されると、パンチャー7のCPU701は、先ず、上流装置である画像形成装置1からシステムへの参加要求を受けたか否か判定し、参加要求を受けるまで待機する(ステップS101)。すなわち、CPU701は、入力ポート711がONかOFFかを確認し、OFFであって参加要求を受けていない場合は、参加要求を受けることによってONになるまで待機する。ステップS101の判定の結果、画像形成装置1からシステムへの参加要求を受けて入力ポート711がONになった場合(ステップS101で「YES」)、CPU701は、処理をステップS102に進める。すなわち、CPU701は、上流装置である画像形成装置1の参加要求に応答して出力ポート712をONにする(ステップS102)。なお、上流装置である画像形成装置1が、パンチャー7に対してシステムへの参加を要求する処理については後述する。
画像形成装置1の参加要求に対して応答した後(ステップS102)、CPU701は、処理をステップS103に進める。すなわち、CPU701は、下流側に他の後処理装置が接続されているか否か判定する(ステップS103)。ステップS103の判定の結果、入力ポート741がOFFであって下流側装置が接続されている場合(ステップS103で「YES」)、CPU701は、処理をステップS104に進める。
すなわち、CPU701は、出力ポート721をONにして下流側装置であるフィニッシャ5にシステムへの参加を要求する(ステップS104)。下流側装置に対してシステムへの参加を要求した後(ステップS104)、CPU701は、フィニッシャ5から応答があったか否か、すなわち、入力ポート722がONになったか否か判定する(ステップS105)。ステップS105の判定の結果、下流側装置から応答があって入力ポート722がONになった場合(ステップS105で「YES」)、CPU701は、処理をステップS106に進める。すなわち、CPU701は、RAM703に格納されている最下流設定に「非最下流」を、下流接続設定に「接続有」を設定する(ステップS106)。これによって、RAM703に、パンチャー7が最下流装置ではなく、当該パンチャー7の下流側に接続された別の後処理装置、例えばフィニッシャ5が存在することが記憶される。
最下流設定に「非最下流」を、下流接続設定に「接続有」を設定した後(ステップS106)、CPU701は、処理をステップS110に進める。すなわち、CPU701は、自装置であるパンチャー7がシート積載トレイを備えていないか否か、換言すれば、シート積載トレイの有無を判定する(ステップS110)。ステップS110の判定の結果、自装置がシート積載トレイを備えていない場合(ステップS110で「YES」)、CPU701は、処理をステップS111に進める。
すなわち、CPU701は、RAM703に格納されているシート積載トレイ情報を「無」に設定する(ステップS111)。シート積載トレイ情報を「無」に設定した後(ステップS111)、CPU701は、通信I/F704を介して画像形成装置1にシステムへ参加した旨の通知をし(ステップS112)、その後、本処理を終了する。このとき、CPU701は、付加情報として画像形成装置1に対して、RAM703に格納されている最下流設定及び下流接続設定の設定内容、並びにシート積載トレイ情報を通知する。
一方、ステップS110の判定の結果、自装置であるパンチャー7がシート積載トレイを備えている場合(ステップS110で「NO」)、CPU701は、処理をステップS113に進める。すなわち、CPU701は、RAM703に格納されているシート積載トレイ情報を「有」に設定し(ステップS113)、その後、処理をステップS112に進める。
また、ステップS105の判定の結果、入力ポート722がOFFであって下流装置であるフィニッシャ5から応答がない場合(ステップS105で「NO」)、CPU701は、処理をステップS107に進める。すなわち、CPU701は、下流装置に参加を要求してから所定時間が経過したか否かを判定し(ステップS107)、所定時間経過した場合(ステップS107で「YES」)、処理をステップS108に進める。
すなわち、CPU701は、RAM703に格納されている最下流設定に「最下流」を、下流接続設定に「接続有」を設定する(ステップS108)。この場合、ケーブルは接続されているが、参加を要求してから所定時間経過しても下流装置から応答がないので、CPU701は、下流装置が故障していて自装置がシステムの最下流装置であると判断する。そして、CPU701は、下流側装置に対するシート搬送が行われないように、入力ポート741をONにすることによって自装置を画像形成システムにおける最下流装置に設定し、その後、処理をステップS110に進める。一方、ステップS107の判定の結果、参加を要求してから所定時間が経過していない場合(ステップS107で「NO」)、CPU701は、処理をステップS105に戻す。
また、ステップS103の判定の結果、入力ポート741がONであってパンチャー7に下流側装置が接続されていない場合(ステップS103で「NO」)、CPU701は、処理をステップS109に進める。すなわち、CPU701は、RAM703に格納されている最下流設定に「最下流」を設定し、下流接続設定に「接続無」を設定し、その後、処理をステップS110に進める(ステップS109)。
図5の処理によれば、上流側装置である画像形成装置1からシステムへの参加要求を受けた下流側装置であるパンチャー7は、要求に応答する(ステップS102)。また、下流側装置であるパンチャー7は、自装置の下流側に後処理装置であるフィニッシャ5が接続されている場合、システムへの参加を要求する(ステップS104)。そして、フィニッシャ5から応答があった場合、パンチャー7は、最下流設定に「非最下流」、下流接続設定に「接続有」を設定する(ステップS106)。また、パンチャー7は、フィニッシャ5から応答の有無にかかわらず、上流装置である画像形成装置1に対してシステムへ参加したこと通知する(ステップS112)。これによって、後処理装置、例えばパンチャー7のシステムへの参加、不参加を確定させることができ、例えば、画像形成装置1と、その下流側装置であるパンチャー7とからなる画像形成システムを構築することができる。
本実施の形態において、パンチャー7のCPU701が画像形成装置1に対して、システムへ参加したことの通知と共に通知する付加情報は、例えば、以下のようになる。
(1)パンチャー7の下流側にフィニッシャ5が接続されており、パンチャー7とフィニッシャ5がケーブルで接続されており、かつフィニッシャ5が故障していない場合、処理フローは、ステップS106を通る。このとき、パンチャー7のCPU701は、画像形成装置1に対し、最下流設定として「非最下流」、下流接続設定として「接続有」、シート積載トレイ情報として「無」を通知する。
また、(2)パンチャー7とフィニッシャ5がケーブルで接続されており、フィニッシャ5の故障によりステップS105において応答がない場合、処理フローは、ステップS108を通る。このとき、パンチャー7のCPU701は、画像形成装置1に対し、最下流設定として「最下流」、下流接続設定として「接続有」、シート積載トレイ情報として「無」を通知する。
また、(3)パンチャー7の下流側にフィニッシャ5が接続されているが、フィニッシャ5が故障しており、故障したフィニッシャ5を画像形成システムから切り外した場合、処理フローは、ステップS109を通る。このとき、CPU701は、画像形成装置1に対し、最下流設定として「最下流」、下流接続設定として「接続無」、シート積載トレイ情報として「無」を通知する。
次に、図1の画像形成システム1000で実行される強制排紙モード設定処理について説明する。強制排紙モード設定処理は、画像形成システム1000における画像形成装置1のCPU101が、ROM102に格納された強制排紙モード設定処理プログラムに従って、電源投入時に実行する。
図6は、画像形成システム1000で実行される強制排紙モード設定処理の手順を示すフローチャートである。
図6において、強制排紙モード設定処理が開始されると、CPU101は、先ず、画像形成装置1の下流側に後処理装置が接続されているか否か判定する(ステップS201)。ステップS201の判定の結果、下流側装置が接続されており、画像形成装置1の入力ポート141がOFFであった場合(ステップS201で「YES」)、CPU101は、処理をステップS202に進める。
すなわち、CPU101は、出力ポート121をONにして下流側装置であるパンチャー7にシステムへの参加を要求する(ステップS202)。パンチャー7にシステムへの参加を要求した後(ステップS202)、CPU101は、パンチャー7からの応答があって入力ポート122がONになったか否か判定する(ステップS203)。ステップS203の判定の結果、パンチャー7から応答があった場合(ステップS203で「YES」)、CPU101は、処理をステップS204に進める。
すなわち、CPU101は、通信インタフェース104を介して後処理装置であるパンチャー7からシステムへ参加した旨の通知を受信したか否か判定し、受信するまで待機する(ステップS204)。ステップS204の判定の結果、パンチャー7からシステムへ参加する旨の通信を受信した場合(ステップS204で「YES」)、CPU101は、処理をステップS205に進める。すなわち、CPU101は、パンチャー7から通知された最下流設定及び下流接続設定の設定内容、並びにシート積載トレイ情報をRAM103に格納する(ステップS205)。RAM103は、各後処理装置の最下流設定及び下流接続設定の設定内容、並びにシート積載トレイ情報を格納するメモリでもある。
最下流設定の設定内容等をRAM103に格納した後(ステップS205)、CPU101は、受信した情報に基づいてシステムへの参加を通知したパンチャー7の最下流設定が「最下流」であるか否かを判断する(ステップS206)。ステップS206の判定の結果、参加を通知したパンチャー7の最下流設定が「最下流」であった場合(ステップS206で「YES」)、CPU101は、ネットワークの構築を終了し、処理をステップS207に進める。すなわち、CPU101は、RAM103に格納されている最下流設定が「最下流」に設定されているパンチャー7のシート積載トレイ情報が「無」であるか否か判定する(ステップS207)。
ステップS207の判定の結果、シート積載トレイ情報が「無」の場合(ステップS207で「YES])、CPU101は、処理をステップS208に進める。すなわち、CPU101は、RAM103に格納されているパンチャー7の下流接続設定が「接続無」であるか否か確認する(ステップS208)。
ステップS208の判定の結果、下流接続設定が「接続無」の場合(ステップS208で「YES])、CPU101は、以下のように判断する。すなわち、CPU101は、当該パンチャー7の下流にはシート積載トレイを備えた後処理装置(フィニッシャ5)が接続されていたが、シート積載トレイを備えたフィニッシャ5が故障し、制御上システムから切り離されたと判断する。通常、最下流装置にはシート積載トレイが付設されているが、この場合、最下流装置であるパンチャー7にはシート積載トレイが付設されていないことから、システム構成上、パンチャー7が当初から最下流装置とは考え難いからである。
シート積載トレイを備えた後処理装置が故障し、画像形成システムから切り外されたと判断した後(ステップS208で「YES])、CPU101は、SRAM108に格納されている強制排紙モードがONに設定されているか否か判定する(ステップS209)。
ここで、強制排紙モードを「ON」に設定する方法について説明する。強制排紙モードの設定は、印刷ジョブの開始前に、ユーザが操作表示装置4を用いて設定する。
図7は、強制排紙モードを設定する際の操作表示装置4の操作画面を示す図である。図7(A)の初期画面において、ユーザがソフトキーである「応用モード」キーを押下すると、操作表示装置制御部107によって操作画面に図7(B)の応用モード設定画面が表示される。
図7(B)の応用モード設定画面において、ユーザがソフトキーである「強制排紙」キーを押下すると、操作表示装置制御部107によって図7(C)の強制排紙モードの設定画面へ遷移する。なお、図7(B)の応用モード設定画面において、ユーザが「閉じる」キーを押下した場合、操作表示装置制御部107によって図7(A)の初期画面へ戻る。
図7(C)の強制排紙モードの設定画面において、ユーザが「許可」キーを押下すると、画像形成装置1のSRAM108に保存されている強制排紙モード設定が「ON」となり、強制排紙モードが設定される。強制排紙モードが設定された後、操作画面は、操作表示装置制御部107によって図7(A)の初期画面へ遷移する。一方、図7(C)の強制排紙モードの設定画面において、ユーザが「禁止」キーを押下すると、画像形成装置1のSRAM108に保存されている強制排紙モード設定が「OFF」となり、強制排紙モードが非設定となる。そして、その後、操作画面は、操作表示装置制御部107によって図7(A)の初期画面へ遷移する。なお、ユーザは、図7(C)の操作画面において、強制排紙モードを設定する場合、システムから切り離される最下流装置を、当該最下流装置の上流側のパンチャー7から物理的に分離することによって、パンチャー7の排紙口を開放する必要がある。
図6に戻り、ステップS209の判定の結果、強制排紙モード設定が「ON」であった場合(ステップS209で「YES」)、CPU101は、RAM103に格納されているパンチャー7のシート積載トレイ情報を「有」に更新する(ステップS210)。次いで、CPU101は、本処理を終了する。最下流装置であるパンチャー7のシート積載トレイ情報を「有」に更新することによって、下記の処理が可能となる。即ち、シート積載トレイを備えていないパンチャー7が最下流装置であるために、後処理及びシート排紙を実行できないシステムにおいて、見かけ上、パンチャー7がシート積載トレイを有することになり、パンチャー7へのシートの排出及び穿孔処理が可能となる。
以下、パンチャー7の下流側にフィニッシャ5が接続されている図1の構成からフィニッシャ5を切り外し、強制排紙モードの設定によりRAM103に格納されているパンチャー7の積載トレイ情報を「有」に更新した場合の、仕上げ設定方法について説明する。
図8は、操作表示装置4の操作画面で「仕上げ」キーを選択したときに表示される表示画面を示す図である。パンチャー7のシート積載トレイ情報が見かけ上、「有」に更新されると、図8(A)に示したように、シート排出装置として「パンチャ(7)」が選択可能になる。なお、図8(A)において、画像形成システム1000から切り離された「フィニッシャ(5)」は、表示されておらず、シート排出装置として選択できなくなっている。
図8(A)の表示画面において、ユーザがパンチャ(7)を選択してソフトキーである「OK」キーを押下すると、表示部420に、図8(B)に示すような仕上げ選択画面が表示される。図8(B)において、画像形成システムに接続されているパンチャー7の機能である「パンチ」処理が選択可能となっている。なお、画像形成システムから切り離されたフィニッシャ5の機能である「シフト」処理は表示されておらず、選択できなくなっている。
図6に戻り、ステップS209の判定の結果、強制排紙モード設定が「OFF」の場合、CPU101は、本処理を終了する。この場合、強制排紙モードが設定されていないので、シートをパンチャー7に排出することができず、印刷ジョブ自体を実行することができなくなる。
また、ステップS207の判定の結果、積載トレイ情報が「有」の場合(ステップS207で「NO」)、及び、ステップS208の判定の結果、下流接続設定が「接続有」の場合(ステップS208で「NO])、CPU101は、本処理を終了する。この場合、画像形成装置1の下流側装置であるパンチャー7からシートが強制排紙されることはない。
また、ステップS206の判定の結果、参加を通知した後処理装置(パンチャー7)が「最下流」でない場合(ステップS206で「NO」)、CPU101は、処理をステップS204に進め、ネットワークの構築を継続する。
また、ステップS203の判定の結果、入力ポート122がOFFであって下流側装置から応答がない場合(ステップS203で「NO」)、CPU101は、処理をステップS211に進める。すなわち、CPU101は、下流側装置に参加を要求してから所定時間が経過したか否か判定する(ステップS211)。ステップS211の判定の結果、所定時間が経過した場合(ステップS211で「YES])、CPU101は、下流側装置の参加がないものとみなして本処理を終了する。すなわち、CPU101は、下流側装置に参加を要求した後所定時間が経過しても応答がないので、下流側装置が故障していると判断し、下流側装置に対するシート搬送ができないので、後処理装置は接続されていないものとして本処理を終了する。なお、ステップS211の判定の結果、所定時間が経過していない場合(ステップS211で「NO」)、CPU101は、処理をステップS203に戻す。
また、ステップS201の判定の結果、入力ポート141がONであって下流装置が接続されていない場合(ステップS201で「NO」)、CPU101は、システムを構築できないので、本処理を終了する。
図6の処理によれば、故障した後処理装置が画像形成システム1000から切り離された結果、最下流装置となったシート積載トレイを備えていない後処理装置(パンチャー7)に対して強制排紙を許可するモード(ステップS209)を備える。これによって、シート積載トレイを備える後処理装置が故障によってシステムから切り離された場合でも、印刷ジョブの実施が可能となる。また、故障した後処理装置が画像形成システムから切り離された結果、最下流装置となった故障していない後処理装置(パンチャー7)の後処理機能、例えば、穿孔機能を実現できるようになる。
すなわち、本実施の形態によれば、シート積載トレイを備えた後処理装置が故障等してシステムから切り離された場合であっても、印刷ジョブの実行又は後処理機能への影響を従来技術に比べて低減することができる。
本実施の形態において、最下流装置となったシート積載トレイを有しない後処理装置から排紙されるシートは、ユーザによって受け取られるか又はユーザの責任において新たに設置されたシート積載トレイ等によって受け取られる。
本実施の形態において、RAM103に格納される後処理装置の最下流設定及び下流接続設定の設定内容、並びにシート積載トレイ情報等を、最下流装置の特定結果と共に、操作表示装置4の表示画面に表示してユーザに報知するようにしてもよい。
本実施の形態において、動作可能な最下流装置として特定される後処理装置(パンチャー7)は、設定により又は他の後処理装置(フィニッシャ5)の故障によって変動する。
以下、図1の画像形成システムから故障したフィニッシャ5を切り離し、強制排紙モードの設定を行わずパンチャー7のシート積載トレイ情報を「無」のままとした場合の画像形成システムの振る舞いについて説明する。
先ず、ユーザが、操作表示装置4を介して印刷ジョブを実行させようとしても、シート積載トレイを有するフィニッシャ5が切り離され、パンチャー7がシート積載トレイを有していないので、図9Aに示すように、「仕上げ」キーがグレーアウトされてしまう。従って、排出装置の設定及び後処理モードの設定を行うことができない。すなわち、パンチャー7がシート積載トレイを有していないので、画像形成装置1から当該パンチャー7へシートを排出することができず、これによって、パンチャー7を用いた仕上げ処理、及び、パンチャー7からの排紙が不可能となる。また、この状態でスタートキー402を押下しても画像形成動作は開始されない。
一方、ユーザが外部のコンピュータからプリンタドライバを介して印刷ジョブを実行させようとする場合であって、画像形成システムの構成が自動で更新されるプリンタドライバの場合は、画像形成システムは、以下のように振る舞う。すなわち、パンチャー7が後処理後のシートを積載するシート積載トレイを有しないので、プリンタドライバから排出装置の指定、及び、後処理モードの設定を行うことができないので、当該画像形成システムを適用したプリントジョブを実行することができない。
他方、画像形成システムの構成が自動で更新されず、排紙装置に故障したフィニッシャ5を設定したままプリントジョブを実行しようとすると、画像形成システムは、以下のように振る舞う。すなわち、シート積載トレイを有しているフィニッシャ5が故障しているために、操作表示装置4に図9Bに示すようなポップアップ画面が表示され、画像形成動作を開始させることができない。
このように、強制排紙モードを設定できない画像形成システムでは、故障したフィニッシャ5を切り離した場合は、印刷ジョブを実行することができず、また、故障していないパンチャー7の穿孔処理を実行することもできない。これに対して、強制排紙モードを設定可能な本発明は、シート積載トレイを備えた後処理装置が故障して切り離された場合であっても印刷ジョブの実施が可能となり、故障していない後処理装置であるパンチャー7の後処理機能を発現させることもできる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 画像形成装置
4 操作表示装置
5 フィニッシャ
7 パンチャー
100 制御部
101 CPU
105 入出力ポートIC
500 制御部
501 CPU
505 入出力ポートIC
700 制御部
701 CPU
705 入出力ポートIC
1000 画像形成システム

Claims (12)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置のシート搬送方向の下流側に順次連結され、前記画像形成装置から排出された画像形成後のシートに所定の後処理を施す1つ以上の後処理装置と、
    前記1つ以上の後処理装置のうち動作可能な最下流装置を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって最下流装置として特定された後処理装置が後処理後のシート積載手段を備えていない場合、当該後処理装置にシートを排出する強制排紙モードを設定する設定手段と、
    前記設定手段によって前記強制排紙モードが設定された場合、前記最下流装置として特定された後処理装置にシートを排出し、所定の後処理を施した後、前記シートを装置外に排出させるよう前記最下流装置として特定された後処理装置及び当該後処理装置よりも上流側の装置を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御手段は、前記設定手段によって前記強制排紙モードが設定されていない場合、前記後処理後のシートを積載するシート積載手段を備えていない後処理装置に前記シートを排出しないように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記制御手段は、前記1つ以上の後処理装置が、前記シート積載手段を備えていない場合、印刷ジョブを開始させないことを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
  4. 前記特定手段は、前記画像形成装置および前記1つ以上の後処理装置にそれぞれ設けられており、各装置は、自装置が最下流装置であるか否かを判定することによって最下流装置を特定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記特定手段は、自装置が前記画像形成システムにおける終端の装置であるか否かを特定することによって下流側装置の接続の有無を判定する第1の判定手段と、制御信号によって下流側装置の接続の有無を判定する第2の判定手段とを有し、
    前記第1の判定手段又は前記第2の判定手段によって下流側装置が接続されていないと判定された場合に自装置を最下流装置として特定することを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  6. 前記最下流装置として特定される後処理装置は、設定により又は他の後処理装置の故障によって異なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  7. 前記最下流装置として特定される後処理装置は、当該後処理装置の下流側に接続された別の後処理装置であってシート積載手段を備えた後処理装置が故障によって制御上システムから切り離された結果、最下流装置になった装置であることを特徴とする請求項6記載の画像形成システム。
  8. ユーザに情報を報知する表示装置を備えており、
    前記表示装置は、表示画面に前記特定手段の特定結果を表示して報知することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  9. 前記表示装置は、前記特定手段の特定結果に加えて、前記最下流装置として特定された後処理装置における最下流設定の情報、下流接続設定の情報、及びシート積載トレイの情報を併せて報知することを特徴とする請求項8記載の画像形成システム。
  10. シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置のシート搬送方向の下流側に順次連結され、前記画像形成装置から排出された画像形成後のシートに所定の後処理を施す1つ以上の後処理装置とを備えた画像形成システムの制御方法であって、
    前記1つ以上の後処理装置のうち動作可能な最下流装置を特定する特定工程と、
    前記特定工程で最下流装置として特定された後処理装置が後処理後のシート積載手段を備えていない場合、当該後処理装置にシートを排出する強制排紙モードを設定する設定工程と、
    前記設定工程で前記強制排紙モードが設定された際、前記最下流装置として特定された後処理装置にシートを排出し、所定の後処理を施した後、前記シートを装置外に排出させるよう前記最下流装置として特定された後処理装置及び当該後処理装置よりも上流側の装置を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像形成システムの制御方法。
  11. コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、請求項10記載の画像形成システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
  12. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    画像形成後のシートに所定の後処理を施す1つ以上の後処理装置が接続されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記1つ以上の後処理装置が接続されていると判定された場合、当該後処理装置のうち最下流の後処理装置が後処理後のシート積載手段を備えているか否かの情報を取得する取得手段と、
    前記最下流の後処理装置が前記シート積載手段を備えていない場合、当該後処理装置にシートを排出することを許可するか否かを設定する設定手段と、
    前記設定手段によって、前記シートを排出することを許可する設定がされた場合、前記シート積載手段を備えていない最下流の後処理装置にシートが排出されるように制御し、前記シートを排出することを許可する設定がされていない場合、前記シート積載手段を備えていない最下流の後処理装置にシートが排出されないように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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