JP2019186252A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オン耐量を向上させる技術を提供すること。【解決手段】半導体装置1は、コンタクト用トレンチTR2の下方に設けられているp型の正孔引き抜き領域15と、正孔引き抜き領域15の下方に設けられており、正孔引き抜き領域15の下方に位置するボディ領域13に接するn型の電界緩和領域16と、電界緩和領域16の下方に設けられているp型の下部領域17と、を備えている。電界緩和領域16の不純物濃度は、ドリフト領域12の不純物濃度よりも薄い。【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、半導体装置に関する。
半導体装置の小型化を進めるために、半導体層の表層部にコンタクト用トレンチを形成する技術が知られている。コンタクト用トレンチ内に充填された電極は、コンタクト用トレンチの側面を利用して半導体層に接触することができる。このため、半導体層の面内方向における電極の接触面積を削減することができるので、半導体装置の小型化が実現される。
アバランシェ降伏時に発生する正孔を引き抜くために、このようなコンタクト用トレンチの下方にp型の正孔引き抜き領域を形成する技術が知られている。特許文献1は、アバランシェ耐量を向上させるために、この正孔引き抜き領域を深く形成する技術を開示する。
特開2009−43966号公報
特許文献1に開示される正孔引き抜き領域は、ボディ領域を超えてドリフト領域に侵入するように形成されている。このため、正孔引き抜き領域は、ドリフト領域とボディ領域の間のpn接合に隣接して配置されている。例えば、半導体装置がオンしているときに負荷短絡等が生じると、半導体装置に大電圧が印加されるときがある。このとき、ドリフト領域とボディ領域の間のpn接合に隣接する正孔引き抜き領域の側面近傍が高電界領域となり、この部分でアバランシェ降伏が発生することが懸念される。この高電界領域は、トレンチゲート部の側面に存在する寄生npnトランジスタ(ドリフト領域とボディ領域とソース領域で構成される寄生npnトランジスタ)に近接している。このため、高電界領域のアバランシェ降伏で発生したアバランシェ電流が寄生npnトランジスタのベース電流となり、寄生npnトランジスタが動作する2次降伏が発生してしまう。このように、特許文献1に開示される半導体装置は、オン耐量が低いという問題がある。本明細書は、オン耐量を向上させる技術を提供することを目的とする。
本明細書が開示する半導体装置は、その種類は特に限定されず、例えばMOSFET又はIGBTである。また、本明細書が開示する半導体装置の半導体材料は、特に限定されるものではなく、例えばワイドバンドギャップ半導体である。ワイドバンドギャップ半導体は、例えば炭化珪素又は窒化物半導体であってもよい。本明細書が開示する半導体装置の一実施形態は、第1導電型の第1半導体領域と、第1半導体領域上に設けられている第2導電型の第2半導体領域と、第2半導体領域上に設けられている第1導電型の第3半導体領域と、第3半導体領域を超えて第2半導体領域に達するコンタクト用トレンチ内に充填されている表面電極と、コンタクト用トレンチの下方に設けられている第2導電型のキャリア引き抜き領域と、キャリア引き抜き領域の下方に設けられており、キャリア引き抜き領域の下方に位置する第2半導体領域に接する第1導電型の電界緩和領域と、電界緩和領域の下方に設けられている第2導電型の下部領域と、第3半導体領域及び第2半導体領域を超えて第1半導体領域に達するゲート用トレンチ内に配置されており、第1半導体領域と第3半導体領域を隔てる位置にある第2半導体領域に対向するトレンチゲート部と、を備えることができる。コンタクト用トレンチ内に充填されている表面電極は、その側面で第3半導体領域に接しており、その底面でキャリア引き抜き領域に接している。キャリア引き抜き領域の不純物濃度は、第2半導体領域の不純物濃度よりも濃い。電界緩和領域の不純物濃度は、第1半導体領域の不純物濃度よりも薄い。この半導体装置では、キャリア引き抜き領域の下方に電界緩和領域が設けられており、その電界緩和領域の不純物濃度が第1半導体領域の不純物濃度よりも薄く形成されている。このため、キャリア引き抜き領域の下方に位置する第2半導体領域は、第1半導体領域よりも不純物濃度が薄い電界緩和領域とpn接合している。これにより、半導体装置がオンしているときに半導体装置に大電圧が印加されても、キャリア引き抜き領域の下方における第2半導体領域と電界緩和領域のpn接合近傍の電界が緩和され、第1半導体領域と第2半導体領域と第3半導体領域で構成される寄生トランジスタが動作することが抑えられる。この半導体装置は、高いオン耐量という特性を有することができる。
上記実施形態の半導体装置はさらに、ゲート用トレンチ内において、トレンチゲート部よりも下方に配置されている埋設プレート部をさらに備えていてもよい。埋設プレート部は、埋設絶縁膜と、埋設絶縁膜を介して第1半導体領域に対向するプレート電極と、を有することができる。この半導体装置は、埋設プレート部のプレート電極に印加される電圧に基づいて、耐圧向上及び/又はオン抵抗の低下が可能となる。
上記実施形態の半導体装置では、下部領域が、隣接する第1半導体領域との間でスーパージャンクション構造を構成してもよい。この半導体装置は、高耐圧という特性を有することができる。
半導体装置の要部断面図を模式的に示す。
図1に示されるように、半導体装置1は、縦型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であり、半導体層10、半導体層10の裏面10Aを被覆するドレイン電極22、半導体層10の表面10Bを被覆するソース電極24、トレンチゲート部30及び埋設プレート部40を備えている。半導体層10の材料は、シリコンである。この例に代えて、半導体層10の材料は、例えば炭化珪素又は窒化物半導体であってもよい。半導体層10は、n+型のドレイン領域11、n-型のドリフト領域12、p型のボディ領域13、n+型のソース領域14、p+型の正孔引き抜き領域15、n-型の電界緩和領域16及びp型の下部領域17を有している。
半導体層10の表面10Bからソース領域14及びボディ領域13を貫通してドリフト領域12の一部に侵入するようにゲート用トレンチTR1が形成されており、そのゲート用トレンチTR1内にトレンチゲート部30及び埋設プレート部40が設けられている。トレンチゲート部30がゲート用トレンチTR1内の上側に配置されており、埋設プレート部40がゲート用トレンチTR1内の下側に配置されている。さらに、半導体層10の表面10Bからソース領域14を貫通してボディ領域13の一部に侵入するようにコンタクト用トレンチTR2が形成されており、そのコンタクト用トレンチTR2内にソース電極24の一部が充填されている。コンタクト用トレンチTR2は、隣り合うゲート用トレンチTR1の間に配置されている。
ドレイン領域11は、半導体層10の裏層部に設けられており、半導体層10の裏面10Aに露出している。ドレイン領域11は、ドレイン電極22にオーミック接触している。
ドリフト領域12は、ドレイン領域11上に設けられており、ドレイン領域11とボディ領域13の間に配置されている。ドリフト領域12の不純物濃度は、厚み方向の略一定となっている。また、ドリフト領域12の不純物濃度は、後述するように、下部領域17との間でスーパージャンクション構造を構成するように調整されており、例えば6×1016〜5×1017cm-3の範囲である。ドリフト領域12に対応する深さに埋設プレート部40が配置されている。ドリフト領域12は、埋設プレート部40の側面に接している。ドリフト領域12は、第1半導体領域の一例である。
ボディ領域13は、ドリフト領域12上に設けられており、ドリフト領域12とソース領域14の間に配置されている。ボディ領域13に対応する深さにトレンチゲート部30が配置されている。ボディ領域13は、トレンチゲート部30の側面に接している。ボディ領域13の不純物濃度は、閾値電圧及びチャネル抵抗を考慮して設計されており、例えば6×1016〜5×1017cm-3の範囲である。ボディ領域13は、第2半導体領域の一例である。
ソース領域14は、ボディ領域13上に設けられており、半導体層10の表面10Bに露出している。ソース領域14は、ソース電極24にオーミック接触している。図1に示されるように、コンタクト用トレンチTR2内に充填されているソース電極24は、その側面でソース領域14に接している。このように、コンタクト用トレンチTR2を利用することで、ソース領域14の面方向の面積を広く確保しなくても、ソース領域14とソース電極24の接触面積を十分に確保することができる。このため、隣り合うゲート用トレンチTR1の間隔(ゲートピッチ)を短くすることができる。ソース領域14は、第3半導体領域の一例である。
正孔引き抜き領域15は、コンタクト用トレンチTR2の下方に配置されており、ボディ領域13よりも浅く形成されている。正孔引き抜き領域15は、ボディ領域13によってソース領域14、ドリフト領域12及び電界緩和領域16から隔てられている。半導体層10の表面10Bに直交する方向(紙面上下方向)から観測したときに(以下、「平面視したときに」という)、正孔引き抜き領域15は、コンタクト用トレンチTR2の存在範囲内に収まるように配置されていてもよく、コンタクト用トレンチTR2の存在範囲を超えて配置されていてもよい。コンタクト用トレンチTR2内に充填されているソース電極24は、その底面で正孔引き抜き領域15にオーミック接触している。なお、正孔引き抜き領域15は、コンタクト用トレンチTR2の底面の角部を覆うように形成されていてもよい。正孔引き抜き領域15の不純物濃度は、ボディ領域13の不純物濃度よりも濃く、例えば1×1018〜5×1019cm-3の範囲である。正孔引き抜き領域15は、キャリア引き抜き領域の一例である。
電界緩和領域16は、正孔引き抜き領域15の下方に配置されており、正孔引き抜き領域15の下方に位置するボディ領域13と下部領域17の間に配置されおり、ボディ領域13と下部領域17の双方に接している。電界緩和領域16は、平面視したときに、コンタクト用トレンチTR2の存在範囲内に収まるように配置されていてもよく、コンタクト用トレンチTR2の存在範囲を超えて配置されていてもよい。また、電界緩和領域16は、平面視したときに、正孔引き抜き領域15の存在範囲内に収まるように配置されていてもよく、正孔引き抜き領域15の存在範囲を超えて配置されていてもよい。電界緩和領域16の不純物濃度は、ドリフト領域12の不純物濃度よりも薄く、例えば5×1015〜5×1016cm-3の範囲である。このように、電界緩和領域16の不純物濃度は、半導体層10の面方向、より詳しくは、隣り合うゲート用トレンチTR2を結ぶ方向(紙面左右方向)に隣接するドリフト領域12の不純物濃度よりも薄い。これにより、ボディ領域13と接する部分のn型領域の不純物濃度は、隣り合うゲート用トレンチTR2を結ぶ方向で測定したときに、電界緩和領域16の範囲で薄くなっている。
下部領域17は、電界緩和領域16の下方に配置されており、電界緩和領域16によってボディ領域13から隔てられている。下部領域17は、ドリフト領域12及び電界緩和領域16によって囲まれており、電位はフローティングである。下部領域17は、平面視したときに、コンタクト用トレンチTR2の存在範囲内に収まるように配置されていてもよく、コンタクト用トレンチTR2の存在範囲を超えて配置されていてもよい。また、下部領域17は、平面視したときに、電界緩和領域16の存在範囲内に収まるように配置されていてもよく、電界緩和領域16の存在範囲を超えて配置されていてもよい。下部領域17の不純物濃度は、例えば6×1016〜5×1017cm-3の範囲である。また、下部領域17は隣り合うゲート用トレンチTR1の間に配置されており、これらゲート用トレンチTR1と下部領域17の間に一対のドリフト部分領域12aが配置されている。下部領域17と一対のドリフト部分領域12aは、スーパージャンクション構造となるように構成されている。
上記したように、半導体装置1では、コンタクト用トレンチTR2の下方において、ドリフト領域12の不純物濃度よりも薄い電界緩和領域16が設けられている。このため、ボディ領域13の下面に接するn型領域の面方向の不純物濃度分布を測定すると、ドリフト領域12の間の電界緩和領域16で薄くなっている。電界緩和領域16は、p型不純物のカウンタードーピングよってドリフト領域12の一部のn型不純物の濃度が薄く調整された領域として形成されてもよい。
トレンチゲート部30は、ゲート用トレンチTR1の上側に配置されており、ゲート電極32及びゲート絶縁膜34を有している。ゲート電極32は、ドリフト領域12とソース領域14を隔てる位置にあるボディ領域13にゲート絶縁膜34を介して対向している。これにより、半導体装置1がオンするときには、ドリフト領域12とソース領域14を隔てる位置にあるボディ領域13にチャネル(反転層)が形成される。
埋設プレート部40は、ゲート用トレンチTR1の下側に配置されており、プレート電極42及び埋設絶縁膜44を有している。プレート電極42は、埋設絶縁膜44を介してドリフト領域12に対向している。プレート電極42は、ソース電極24に電気的に接続されていてもよく、ゲート電極32に電気的に接続されていてもよい。プレート電極42がソース電極24に電気的に接続されている場合、半導体装置1がオフしたときに、フィールドプレート効果によって埋設プレート部40の側面に接するドリフト領域12内に空乏層が素早く形成され、半導体装置1の耐圧が向上する。一方、プレート電極42がゲート電極32に電気的に接続されている場合、半導体装置1がオンしたときに、埋設プレート部40の側面に接するドリフト領域12内に蓄積層が形成され、半導体装置1のオン抵抗が低下する。なお、この例では、ゲート用トレンチTR1の幅が深さ方向に一定の形態を例示しているが、ゲート用トレンチTR1の幅は深さ方向に変わってもよい。ゲート用トレンチTR1の幅は、深部に向けて先細りのテーパであってもよく、埋設プレート部40に対応する深さとトレンチゲート部30に対応する深さの間に段差が形成されるように埋設プレート部40に対応する深さの幅がトレンチゲート部30に対応する深さの幅よりも小さくてもよい。
次に、半導体装置1の動作を説明する。ソース電極24よりも高い電圧がドレイン電極22に印加され、ゲート電極32に閾値電圧よりも高い電圧が印加されると、半導体装置1はオンとなる。このとき、トレンチゲート部30の側面に接するボディ領域13内にチャネル(反転層)が形成される。ソース領域14から注入された電子は、ボディ領域13内に形成されたチャネルを介してドリフト領域12に移動し、半導体装置1がオンする。上記したように、下部領域17と一対のドリフト部分領域12aは、スーパージャンクション構造となるように構成されている。このため、ドリフト部分領域12aの不純物濃度は比較的に濃く調整されており、ドリフト抵抗は低い。半導体装置1は、低オン抵抗という特性を有することができる。
ゲート電極32に印加される電圧が閾値電圧を下回ると、ボディ領域13内のチャネルが消失し、半導体装置1がオフとなる。上記したように、下部領域17と一対のドリフト部分領域12aは、スーパージャンクション構造となるように構成されている。このため、このスーパージャンクション構造において電界強度が深さ方向に一様となり、半導体装置1は高い耐圧を有することができる。また、半導体装置1がターンオフするときに、サージ等の高電圧が印加されると、ゲート用トレンチTR1の底部又はスーパージャンクション構造においてアバランシェ降伏することができる。このアバランシェ降伏で発生した正孔は、下部領域17と電界緩和領域16とボディ領域13と正孔引き抜き領域15を介して速やかにソース電極24に排出される。これにより、半導体装置1は、オフ時において、高いアバランシェ耐量を有することができる。
次に、半導体装置1の負荷短絡時の挙動を説明する。半導体装置1がオンしているときに負荷が短絡すると、ドレイン電極22とソース電極24の間に電源電圧に相当する高い電圧(例えば100V)が印加される。このとき、背景技術で説明したように、仮に正孔引き抜き領域15に相当する不純物濃度のp型領域がボディ領域13を超えてドリフト領域12に侵入するように形成されていると、ドリフト領域12とボディ領域13の間のpn接合に隣接してそのようなp型領域が配置され、そのp型領域の側面近傍が高電界領域となり、この部分でアバランシェ降伏が発生することが懸念される。このようなp型領域の側面近傍でアバランシェ降伏が発生すると、アバランシェ電流が寄生npnトランジスタ(ドリフト領域12とボディ領域13とソース領域14で構成される寄生npnトランジスタ)のベース電流となり、寄生npnトランジスタが動作する2次降伏が発生してしまう。特に、上記したように、コンタクト用トレンチTR2を有する半導体装置1では、隣り合うゲート用トレンチTR1の間隔(ゲートピッチ)が短いことから、高電界領域と寄生npnトランジスタが近接しており、2次降伏が発生し易い。
一方、半導体装置1では、正孔引き抜き領域15の下方に位置するボディ領域13に接するように、ドリフト領域12の不純物濃度よりも薄い電界緩和領域16が設けられている。このため、正孔引き抜き領域15の下方に位置するボディ領域13は、ドリフト領域12よりも不純物濃度が薄い電界緩和領域16とpn接合している。これにより、半導体装置1がオンしているときに半導体装置に大電圧が印加されても、このボディ領域13と電界緩和領域16のpn接合近傍の電界が緩和され、寄生npnトランジスタが動作することが抑えられる。半導体装置1は、高いオン耐量という特性を有することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:半導体装置
10:半導体層
11:ドレイン領域
12:ドリフト領域
13:ボディ領域
14:ソース領域
16:電界緩和領域
17:下部領域
22:ドレイン電極
24:ソース電極
30:トレンチゲート部
40:埋設プレート部
TR1:ゲート用トレンチ
TR2:コンタクト用トレンチ

Claims (3)

  1. 第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第1半導体領域上に設けられている第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域上に設けられている第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第3半導体領域を超えて前記第2半導体領域に達するコンタクト用トレンチ内に充填されている表面電極と、
    前記コンタクト用トレンチの下方に設けられている第2導電型のキャリア引き抜き領域と、
    前記キャリア引き抜き領域の下方に設けられており、前記キャリア引き抜き領域の下方に位置する前記第2半導体領域に接する第1導電型の電界緩和領域と、
    前記電界緩和領域の下方に設けられている第2導電型の下部領域と、
    前記第3半導体領域及び前記第2半導体領域を超えて前記第1半導体領域に達するゲート用トレンチ内に配置されており、前記第1半導体領域と前記第3半導体領域を隔てる位置にある前記第2半導体領域に対向するトレンチゲート部と、を備えており、
    前記コンタクト用トレンチ内に充填されている前記表面電極は、その側面で前記第3半導体領域に接しており、その底面で前記キャリア引き抜き領域に接しており、
    前記キャリア引き抜き領域の不純物濃度は、前記第2半導体領域の不純物濃度よりも濃く、
    前記電界緩和領域の不純物濃度は、前記第1半導体領域の不純物濃度よりも薄い、半導体装置。
  2. 前記ゲート用トレンチ内において、前記トレンチゲート部よりも下方に配置されている埋設プレート部、をさらに備えており、
    前記埋設プレート部は、
    埋設絶縁膜と、
    前記埋設絶縁膜を介して前記第1半導体領域に対向するプレート電極と、を有している、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記下部領域は、隣接する前記第1半導体領域との間でスーパージャンクション構造を構成する、請求項2に記載の半導体装置。
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