JP2019184952A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019184952A
JP2019184952A JP2018078555A JP2018078555A JP2019184952A JP 2019184952 A JP2019184952 A JP 2019184952A JP 2018078555 A JP2018078555 A JP 2018078555A JP 2018078555 A JP2018078555 A JP 2018078555A JP 2019184952 A JP2019184952 A JP 2019184952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image forming
image
carrier
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018078555A
Other languages
English (en)
Inventor
遼 山田
Ryo Yamada
遼 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2018078555A priority Critical patent/JP2019184952A/ja
Publication of JP2019184952A publication Critical patent/JP2019184952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】カブリの発生をより抑制できる画像形成装置を提供する。【解決手段】制御部90は、現像装置16を含む画像形成部における画像形成条件を制御する。制御部90は、トナー付着量から算出されるトナー現像性分布に応じて画像形成条件を変更してトナー像を形成する補正モードを実行可能である。トナー現像性分布は、感光体ドラム14及び現像ローラー35を回転させながら現像ローラー35へ印加する現像バイアスを一定の増加率で経時的に変化させて検知されるトナー付着量の増加率から算出される。【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置を備える画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置は特許文献1に開示されている。この画像形成装置は現像装置を備える。現像装置は感光体ドラム(像担持体)に静電潜像に応じたトナー像を形成する。現像装置は感光体ドラムに対向配置される現像ローラー(トナー担持体)を有する。トナーが付着した現像ローラーはトナーを感光体ドラムに飛翔させて感光体ドラム表面にトナー像を形成する。
また、画像形成を繰り返し行う場合や環境変化や劣化により、帯電量が小さいトナーや逆帯電のトナーが発生する問題に対して、感光体ドラムに複数のパッチパターンを形成し、パッチパターンの電位及びトナー付着量を測定する。パッチパターンの電位とトナー付着量との関係から画像形成時の各種電位を変更することにより、画像濃度を調整する。
特開平7−253694号公報
上記従来の画像形成装置によると、感光体ドラムに形成された複数のパッチパターンを構成するトナーのみからトナー特性を検知しているため、現像装置内にあるトナー全体のトナー特性を検知することができない。このため、カブリのような非印字領域へトナーが飛翔する問題に対応できない問題があった。
上記目的を達成するために本発明は、カブリの発生をより抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成の画像形成装置は、現像装置と、検知部と、制御部とを備える。現像装置はトナー担持体を有し、前記像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する。前記トナー担持体は、像担持体に対向配置され磁性トナーを担持して前記像担持体に供給する。検知部は、前記トナー担持体から前記像担持体に付着するトナー付着量を検知する。制御部は、前記現像装置を含む画像形成部における画像形成条件を制御する。前記制御部は、前記トナー付着量から算出されるトナー現像性分布に応じて画像形成条件を変更して前記トナー像を形成する補正モードを実行可能である。前記トナー現像性分布は、前記像担持体及び前記トナー担持体を回転させながら前記トナー担持体へ印加する現像バイアスを一定の増加率で経時的に変化させて検知される前記トナー付着量の増加率から算出される。
本発明の第1の構成によれば、制御部は、検知部が検知するトナー付着量から算出されるトナー現像性分布に応じて画像形成条件を変更してトナー像を形成する補正モードを実行可能である。トナー現像性分布は、像担持体及びトナー担持体を回転させながらトナー担持体へ印加する現像バイアスを一定の増加率で経時的に変化させて検知されるトナー付着量の増加率から算出される。帯電量が小さいトナーや、逆帯電のトナーが現像装置内のトナー全体で増加した場合に、所定の現像バイアスにおいてトナー付着量の増加率が大きく変化する。このため、トナー付着量の増加率を示すトナー現像性分布から現像装置内にあるトナー全体のトナー特性を容易に判定することができる。従って、判定したトナー特性に応じて画像形成条件を変更することによりカブリの発生をより抑制できる。
本発明の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図 本発明の画像形成装置に用いられる現像装置の断面図 本発明の画像形成装置の制御経路を示すブロック図 本発明の画像形成装置の動作を示すフローチャート 本発明の現像装置の現像バイアスの増加率を示すグラフ 本発明の現像装置の現像バイアスへ付着するトナー付着量を示すグラフ 本発明の現像装置のトナー現像性分布を示すグラフ 本発明の画像形成装置におけるカブリの発生率を示すグラフ
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の画像形成装置100の全体構成を示す概略構成図であり、右側を画像形成装置100の前方側として図示している。
画像形成装置100の本体下部には、積載された用紙を収容する給紙カセット2が配置される。給紙カセット2の上方には用紙搬送路4が形成される。用紙搬送路4は本体前方から本体後方へ略水平に延び、更に上方へ延びて本体上面に形成された排紙部3に至る。用紙搬送路4には、上流側から順に、ピックアップローラー5、フィードローラー6、中間搬送ローラー7、レジストローラー対8、画像形成部9、定着部10及び排出ローラー対11が配置される。
給紙カセット2には、用紙搬送方向後端部に回動支点12aが設けられる。回動支点12aは用紙積載板12を給紙カセット2に対して回動自在に支持する。用紙積載板12上に積載された用紙はピックアップローラー5に押圧される。給紙カセット2の前方側には、フィードローラー6に圧接するリタードローラー13が配設される。ピックアップローラー5によって複数枚の用紙が同時に給装された場合には、フィードローラー6とリタードローラー13とによって用紙が捌かれ、最上位の1枚のみが搬送される。
フィードローラー6とリタードローラー13とによって捌かれた用紙は、中間搬送ローラー7によって搬送方向を装置後方へと変えられてレジストローラー対8へと搬送される。レジストローラー対8によってタイミングを調整された用紙は画像形成部9へと供給される。
画像形成部9は、電子写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成する。画像形成部9は感光体ドラム14と、帯電装置15と、現像装置16と、クリーニング装置17と、転写ローラー18と、露光ユニット(LSU)19とから構成される。
感光体ドラム14は図1において時計回りに回転可能に軸支された像担持体である。感光体ドラム14の周囲には帯電装置15、現像装置16、クリーニング装置17及び転写ローラー18が配置される。転写ローラー18は用紙搬送路4を挟んで感光体ドラム14に対向して配置される。露光ユニット19は感光体ドラム14の上方に配置される。また、現像装置16の上方には、現像装置16へトナーを補給するトナーコンテナ20が配置される。
帯電装置15は、図示しない電源が接続された導電性ゴムローラー15aを備える。導電性ゴムローラー15aは感光体ドラム14に当接するよう配置される。感光体ドラム14が回転すると、導電性ゴムローラー15aが感光体ドラム14の表面に接触して従動回転する。この時、導電性ゴムローラー15aに所定の電圧を印加することにより、感光体ドラム14の表面が一様に帯電する。
次いで、露光ユニット(LSU)19からのレーザビームにより入力された画像データに基づく静電潜像が感光体ドラム14上に形成される。また、現像装置16により静電潜像にトナーが付着されて感光体ドラム14の表面にトナー像が形成される。そして、レジストローラー対8から感光体ドラム14と転写ローラー18とのニップ部(転写位置)に用紙が所定のタイミングで供給される。用紙上には転写ローラー18によって感光体ドラム14の表面のトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、感光体ドラム14から分離されて定着部10に向けて搬送される。
定着部10は、画像形成部9の用紙搬送方向の下流側に配置され、加熱ローラー21及び加圧ローラー22を備える。加圧ローラー22は加熱ローラー21に圧接される。画像形成部9においてトナー像が転写された用紙は、加熱ローラー21及び加圧ローラー22によって加熱及び加圧される。これにより、用紙に転写されたトナー像が定着する。
画像形成部9及び定着部10において画像形成がなされた用紙は、排出ローラー対11によって排紙部3に排出される。一方、転写後に感光体ドラム14の表面に残留しているトナーはクリーニング装置17により除去される。そして、感光体ドラム14は帯電装置15によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
図2は、本発明の画像形成装置100に搭載される現像装置16の側面断面図である。現像装置16は、筐体31、第1スパイラル部材32、第2スパイラル部材33及び現像ローラー35を備える。第1スパイラル部材32、第2スパイラル部材33、現像ローラー35は筐体31内部に収納される。
筐体31はケーシング31aとカバー31bとで構成される。ケーシング31aは磁性トナーから成る一成分現像剤が収容される。カバー31bはケーシング31aに収容されたトナーが外部に漏れないように封止する。なお、カバー31bにはトナー補給口(図示せず)が設けられる。トナー量検知センサー(図示せず)の検出結果に応じてトナー補給口を介してトナーコンテナ20(図1参照)からケーシング31a内部にトナーが補給される。
ケーシング31aの内部は、長手方向(図の紙面方向)に延在する仕切板37によって第1貯留室38と第2貯留室39とに区画される。第1貯留室38には、第1スパイラル部材32が配設され、第2貯留室39には第2スパイラル部材33が配設される。また、仕切板37の一端とケーシング31aとの間には通路が形成され、通路を介して第1貯留室38と第2貯留室39の間をトナーが移動する。
第1スパイラル部材32及び第2スパイラル部材33が所定方向に回転することによって第1貯留室38及び第2貯留室39内のトナーが循環搬送される。
現像ローラー35は、第1スパイラル部材32及び第2スパイラル部材33と略平行となるように第1貯留室38内に回転可能に軸支される。現像ローラー35の内部にはマグネット体40が固定される。マグネット体40は複数の磁極(ここでは3極)を有する永久磁石から成る。
感光体ドラム14の回転に応じて現像ローラー35が回転すると、マグネット体40の磁力により現像ローラー35の表面にトナーが付着(担持)されてトナー層が形成される。現像ローラー35に付着したトナーは、現像ローラー35と感光体ドラム14とが対峙する現像ニップ部Rにおいて感光体ドラム14の表面電位と現像ローラー35に印加される現像バイアスとの電位差により感光体ドラム14へと飛翔して感光層に付着し、感光体ドラム14表面にトナー像が形成される。
また、感光体ドラム14と現像ローラー35とは検知部70に接続されている。検知部70は後述する制御部90に接続されおり、感光体ドラム14と現像ローラー35との間を流れる電流(以下、現像電流という)を検知する。検知された現像電流により現像ローラー35から飛翔して感光体ドラム14へ付着するトナーの付着量を検知することができる。
次に、本発明の画像形成装置100の制御経路について説明する。図3は、本発明の画像形成装置100に用いられる制御経路の一例を示すブロック図である。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き自在の記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部94、カウンター95、I/F(インターフェイス)96を少なくとも備えている。I/F(インターフェイス)96は複数(ここでは2つ)備えられ、画像形成装置100内の各装置に制御信号を送信し、操作部60からの入力信号を受信する。
ROM92には、画像形成装置100の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置100の使用中に変更されることがないデータ等が収められている。
RAM93には、画像形成装置100の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。
また、ROM92(或いはRAM93)には、後述する判定モードの実行の要否を判断する印刷枚数及び感光体ドラム14の回転速度等が格納されている。
カウンター95は、印刷枚数を積算してカウントする。なお、カウンター95を別途設けなくても、例えばRAM93でその回数を記憶するようにしてもよい。
制御部90は、画像形成装置100における各部分、装置に対し、CPU91からI/F96を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や入力信号がI/F96を通じてCPU91に送信される。
制御部90が制御する各部分、装置としては、例えば、給紙カセット2、定着部10、現像装置16、露光ユニット19、トナーコンテナ20、画像入力部50、バイアス制御回路51、操作部60、検知部70等が挙げられる。
画像入力部50は、画像形成装置100が図1に示すようなプリンターである場合、パーソナルコンピューター等から送信される画像データを受信する受信部である。画像形成装置100が複写機である場合、画像入力部50は、複写時に原稿を照明するスキャナランプや原稿からの反射光の光路を変更するミラーが搭載された走査光学系、原稿からの反射光を集光して結像する集光レンズ、及び結像された画像光を電気信号に変換するCCD等から構成される画像読取部である。画像入力部50に入力された画像信号は、デジタル信号に変換された後、一時記憶部94に送出される。
バイアス制御回路51は、帯電バイアス電源52、現像バイアス電源53、転写バイアス電源54と接続され、制御部90からの出力信号によりこれらの各電源を作動させるものであり、これらの各電源はバイアス制御回路51からの制御信号によって、帯電装置15、現像ローラー35(図2参照)、転写ローラー18に所定のバイアスを印加する。
また、現像バイアス電源53が現像ローラー35に印加する現像バイアスは後述する判定モードの実行時と、通常モード及び補正モードの実行時とで異なる。具体的には、判定モードの実行時において現像バイアスは直流バイアスであり、所定の印加速度により一定の増加率で経時的に変化させながら印加する。
一方、通常モード及び補正モードの実行時において現像バイアスは直流バイアスに交流バイアスを重畳することにより構成され、所定のタイミングで印加される。
操作部60には、液晶表示部61、各種の状態を示すLED62、テンキー63が設けられる。ユーザーは操作部60を操作して指示を入力することで、画像形成装置100の各種の設定をし、画像形成等の各種機能を実行させる。
液晶表示部61は、画像形成装置100の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示する。また、液晶表示部61は、タッチパネルとして、両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定など各種設定を行える。テンキー63は、印刷部数の設定や、画像形成装置100がFAX機能も有する場合に相手方のFAX番号を入力等するためのものである。
その他、操作部60には、画像形成を開始するようにユーザーが指示するスタートボタン、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、画像形成装置100の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン等が設けられている。
本発明の画像形成装置100は、判定モード、通常モード及び補正モードを実行可能に構成される。通常モードは、予め記憶された画像形成条件に基づいて現像装置16が感光体ドラム14上にトナー像を形成する。補正モードは、通常モードとは異なる画像形成条件に基づいて現像装置16が感光体ドラム14上にトナー像を形成する。
図4は、画像形成装置100の動作を示すフローチャートである。必要に応じて図1〜図3を参照しながら、図4のステップに従い判定モード、通常モード及び補正モードの実行手順について具体的に説明する。
ユーザーによって操作部60が操作されると以下の動作が行われる。ステップS1では制御部90が、ユーザーの操作が電源をONにする操作か否かを判断する。電源をONにする操作がされた場合はステップS3に移行する。また、電源をONする操作がされなかった場合はステップS2に移行する。
ステップS2では制御部90が、ユーザーの操作がスリープ状態から通常のスタンバイ状態へ復帰する操作か否かを判断する。スリープ状態では消費電力を可能な限り落としてハードウエアの多くが動作していない。スタンバイ状態に復帰する操作が行われた場合はステップS3に移行する。また、スタンバイ状態へ復帰する操作でない場合はステップS1及びステップS2を繰り返してユーザーからの操作を待機する。
ステップS3では制御部90が、判定モードに移行するか否かを判定する。具体的には前回判定モードを実行して所定の判定時間が経過したか否かを判定する。判定時間を経過していない場合はトナーの劣化は少ないと判定してステップS9に移行し、通常モードが立ち上がる。一方、判定時間を経過している場合はトナーの劣化が大きい可能性が高いと判定してステップS4に移行して判定モードを実行する。
なお、ステップS3では前回判定モードを実行してから時間経過によって判定モードに移行するか否かを判定しているが、前回判定モードを実行して所定の枚数を印刷しているか否かで判定モードに移行するか否かを判定してもよい。
ステップS4で判定モードが実行され、ステップS5に移行する。ステップS5では現像ローラー35から飛翔して感光体ドラム14へ付着するトナー付着量を検知し、ステップS6に移行する。ここで、トナー付着量は、検知部70が検知する感光体ドラム14と現像ローラー35との間を流れる現像電流から検知される。具体的には、感光体ドラム14及び現像ローラー35を所定の回転速度で回転させるとともに現像ローラー35へ直流バイアスで構成される現像バイアスを一定の増加率で経時的に増加させながら印加したときの現像電流を検知部70が検知する。このとき、現像ローラー35から感光体ドラム14へ飛翔するトナーにより現像電流が変化するためトナー付着量を正確に検知することができる。
なお、ステップS5ではトナー付着量を感光体ドラム14と現像ローラー35との間を流れる現像電流を検知して測定したが、反射濃度センサーを用いて測定してもよい。反射濃度センサーは感光体ドラム14上のトナー像の反射濃度を光学的に検知し、反射濃度から感光体ドラム14のトナー付着量を正確に測定することができる。
図5は、ステップS5で現像ローラー35へ印加する現像バイアスの増加率を示すグラフであり、図6はステップS5で感光体ドラム14へ付着するトナー付着量を示すグラフである。図5の縦軸は現像バイアス(単位:V)を示し、横軸は印加時間(単位:S)を示す。図6の縦軸はトナー付着量(単位:μC)を示し、横軸は印加時間(単位:S)を示す。図6、図中のN1は正常な状態のトナーについて検知したトナー付着量を示し、N2は劣化した状態のトナーについて検知したトナー付着量を示す。なお、図5中において、現像バイアス及び印加時間は一例であり、本発明を限定しない。
ステップS6では制御部90が、ステップS5で検出されたトナー付着量からトナー付着量の増加率を算出してトナー現像性分布を作成し、ステップS7に移行する。
図7は、ステップS6で算出されたトナー現像性分布を示すグラフであり、縦軸がトナー付着量の増加率を示す。横軸は現像バイアスの印加電圧(単位:V)を示す。なお、横軸の現像バイアスの印加電圧は図5で示した現像バイアスの印加電圧と印加時間の関係に対応する。また、図7、図中のN1は正常な状態のトナーについて検知したトナー付着量を示し、N2は劣化した状態のトナーについて検知したトナー付着量を示す。
トナー付着量の増加率はステップS5において検知したトナー付着量の単位印加電圧当たりの増加率である。即ち図6に示したグラフの傾きであり、トナー付着量を微分して算出される。
図7に示すように、劣化した状態のトナーが示すトナー現像性分布N2は正常な状態のトナーが示すトナー現像性分布N1と比較して平坦(ブロード)となる。これは、トナーの劣化により、帯電量が小さいトナーや、逆帯電量のトナーが現像装置16内にあるトナー全体で増加し、所定の現像バイアスにおいて飛翔するトナーが大きく減少していることを示している。
ステップS7では制御部90が、ステップS6で形成されたトナー現像性分布から得られる所定の閾値を超えるか否かを判定する。閾値を超える場合はS8に移行して補正モードが立ち上がる。また、閾値を超えない場合はS9に移行にして通常モードが立ち上がる。
閾値は、トナー付着量の増加率の半値幅及び所定の印加電圧以上の現像バイアスに対して現像ローラー35から飛翔して感光体ドラム14に付着したトナーの飛翔割合に基づいて決定される。これにより、現像装置16内にあるトナー全体のトナー特性を容易に判定することができる。なお、半値幅はトナー現像性分布において、トナー付着量の増加率がピーク値の50%になる現像バイアスの印加電圧の幅である。また、トナーの飛翔割合は図7のトナー現像性分布の面積比からを算出することができる。
例えば、閾値は、半値幅が130V以上であり、且つ、現像バイアスが550V以上の場合においてトナーの飛翔割合の総和が20%以上と設定される。現像バイアスの開始電圧が300Vであり、終了電圧が700Vであるのに対して、半値幅が130V以上ある場合、トナーの劣化により、帯電量が小さいトナーや逆帯電量のトナーの占める割合が多く、トナー現像性分布が平坦(ブロード)に形成されていると容易に判定できる。
また、現像バイアスの開始電圧が300Vであり、終了電圧が700Vであるのに対して、現像バイアスが550V以上のトナーの飛翔割合の総和が20%以上の場合、トナーの飛翔割合が高電圧側に偏っており、トナーの劣化により、帯電量が小さいトナーや逆帯電量のトナーの占める割合が多いと容易に判定できる。
ステップS8では補正モードが立ち上がり、画像形成条件をカブリの発生を抑制する条件に変更して画像形成が行われ、補正モードが終了する。
ステップS8の画像形成条件は直流バイアスに交流バイアスを重畳することにより構成される現像バイアスの印加条件である。具体的には、直流バイアスの印加条件は電圧(Vdc)であり、交流バイアスの印加条件はピークツーピーク値(Vpp)、周波数(Vf)、Dutyである。
トナーの劣化により、現像装置16内において帯電量が小さいトナーや逆帯電量のトナーの占める割合が多い場合、直流バイアスの電圧値(Vdc)、交流バイアスの周波数、Dutyを通常モードの画像形成条件と比較して大きくし、ピークツーピーク値(Vpp)を小さくする。これにより、カブリ濃度を抑制し、カブリの発生を抑制することができる。
一方、ステップS9では通常モードが立ち上がり、通常の画像形成条件により画像形成が行われ、通常モードが終了する。
次に本発明の効果について、実施例及び比較例を用いて具体的に説明する。
実施例では画像形成装置100を用いて画像形成を行う際、所定枚数印字後に補正モードを実行した。補正モードにおける画像形成条件としては、現像バイアスを構成する直流バイアスの電圧値(Vdc)が310Vであり、交流バイアスのピークツーピーク値(Vpp)が1.7kV、周波数(Vf)が3.0kHz、Dutyが60%である。
[比較例]
比較例では画像形成装置100を用いて画像形成を行う際、所定枚数印字後に通常モードを実行した。通常モードにおける画像形成条件としては、現像バイアスを構成する直流バイアスの電圧値(Vdc)が310Vであり、交流バイアスのピークツーピーク値(Vpp)が1.7kV、周波数(Vf)が2.7kHz、Dutyが60%である。
[カブリ抑制の評価]
図8はカブリの発生率を示すグラフであり、縦軸にカブリ濃度(FD:Fog Density)を示し、横軸に印刷枚数(枚)を示す。なお、図8中の実線で示す曲線L1は実施例の状態を示し、破線で示す曲線L2は比較例の状態を示している。
低印字率の印字を200枚印刷し、トナーにストレスを与え、201枚以降の印刷から実施例に係る補正モードと比較例に係る通常モードとを実行して印刷し、カブリ濃度を測定した。その結果、補正モードを実行することにより通常モードを実行した場合と比較してカブリ濃度がより抑制され、カブリの発生を抑制できることが確認された。
なお、上記実施形態では、複合機に本発明を適用する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、複合機以外の画像形成装置にも本発明を適用することができる。すなわち、複写機、ファクシミリ及びプリンターや、それらの複合機などの種々の画像形成装置に本発明は適用可能である。
2 給紙カセット
3 排紙部
4 用紙搬送路
5 ピックアップローラー
6 フィードローラー
7 中間搬送ローラー
8 レジストローラー対
9 画像形成部
10 定着部
11 排出ローラー対
12 用紙積載板
12a 回動支点
13 リタードローラー
14 感光体ドラム(像担持体)
15 帯電装置
15a 導電性ゴムローラー
16 現像装置
17 クリーニング装置
18 転写ローラー
19 露光ユニット
20 トナーコンテナ
21 加熱ローラー
22 加圧ローラー
31 筐体
31a ケーシング
31b カバー
32 第1スパイラル部材
33 第2スパイラル部材
35 現像ローラー(トナー担持体)
37 仕切板
38 第1貯留室
39 第2貯留室
40 マグネット体
40a 主極
41 磁界発生部材
50 画像入力部
51 バイアス制御回路
52 帯電バイアス電源
53 現像バイアス電源
54 転写バイアス電源
60 操作部
61 液晶表示部
62 LED
63 テンキー
70 検知部
90 制御部
91 CPU
92 ROM
93 RAM
94 一時記憶部
95 カウンター
100 画像形成装置
R 現像ニップ部

Claims (6)

  1. 像担持体に対向配置され磁性トナーを担持して前記像担持体に供給するトナー担持体を有し、前記像担持体表面に静電潜像に応じたトナー像を形成する現像装置と、
    前記トナー担持体から前記像担持体に付着するトナー付着量を検知する検知部と、
    前記現像装置を含む画像形成部における画像形成条件を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記トナー付着量から算出されるトナー現像性分布に応じて画像形成条件を変更して前記トナー像を形成する補正モードを実行可能であり、
    前記トナー現像性分布は、前記像担持体及び前記トナー担持体を回転させながら前記トナー担持体へ印加する現像バイアスを一定の増加率で経時的に変化させて検知される前記トナー付着量の増加率から算出されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知部は、前記像担持体と前記トナー担持体との間に流れる現像電流に基づいて前記トナー付着量を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検知部は、前記像担持体の表面に形成される前記トナー像の反射濃度に基づいて前記トナー付着量を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成条件は、直流バイアスに交流バイアスを重畳して構成される現像バイアスにおける前記直流バイアスの電圧値、前記交流バイアスのピークツーピーク値、周波数、Dutyのいずれかであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記補正モードは、前記トナー現像性分布から算出されるトナー付着量の増加率の半値幅に基づいて実行されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記補正モードは、前記トナー現像性分布から算出される前記トナー担持体から飛翔して前記像担持体に付着したトナーの飛翔割合に基づいて実行されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2018078555A 2018-04-16 2018-04-16 画像形成装置 Pending JP2019184952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018078555A JP2019184952A (ja) 2018-04-16 2018-04-16 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018078555A JP2019184952A (ja) 2018-04-16 2018-04-16 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019184952A true JP2019184952A (ja) 2019-10-24

Family

ID=68341059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018078555A Pending JP2019184952A (ja) 2018-04-16 2018-04-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019184952A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5197264B2 (ja) 画像形成装置
JP2016200619A (ja) 画像形成装置
JP5150340B2 (ja) 画像形成装置
JP2010256711A (ja) 画像形成装置
JP5847647B2 (ja) 画像形成装置
JP2021081497A (ja) 画像形成装置
JP2008158246A (ja) 画像形成装置
JP2019191289A (ja) 画像形成装置
JP5380126B2 (ja) トナー付着量検出方法及びカラー画像形成装置
JP2010026414A (ja) 画像形成装置
JP2010060740A (ja) 画像形成装置
JP2008076792A (ja) 画像形成装置
JP2019184952A (ja) 画像形成装置
JP5097602B2 (ja) 画像形成装置
JP7338288B2 (ja) 画像形成装置
JP7303715B2 (ja) 画像形成装置
JP2020016733A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP7413744B2 (ja) 画像形成装置
JP2008107717A (ja) 画像形成装置
JP2006003815A (ja) 画像形成装置
JP2021086061A (ja) 画像形成装置
JP2003262993A (ja) 画像形成装置
JP2021086062A (ja) 画像形成装置
JP5372805B2 (ja) 画像形成装置
JP5062227B2 (ja) 画像形成装置