JP2019184838A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クリーニング部材の位置および姿勢を変えることなく、トナーが中間転写ベルトの表面に固着することを防止すること。【解決手段】ローラー移動装置44Zは、第1支持ローラー44cが停止する場合に、第2支持ローラー44dを、中間転写ベルト44aを緩める待避位置へ移動させる。補助ローラー475は、主方向D0に沿うとともに前記中間転写ベルト44aの内側面に接する状態で一定の位置で回転可能に支持され、外周面に前記主方向D0に沿う凹部475cを有する。クリーニング部材472の先端部は、前記中間転写ベルト44aの外側面における前記補助ローラー475に沿う領域に圧接する。補助ローラー停止装置476,8dは、前記第1支持ローラー44cが停止する場合に、前記凹部475cが前記中間転写ベルト44aを介して前記クリーニング部材472の先端部に対向する対向姿勢で前記補助ローラー475の回転を停止させる。【選択図】図5
Description
本発明は、中間転写ベルトに接するクリーニング部材を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、カラー画像を形成するために、中間転写ベルトを備える場合がある。前記中間転写ベルトは、2つの支持ローラーに張り渡され、前記支持ローラーの一方の回転に応じて回転するときに、感光体からシートへのトナー像の転写を中継する。
また、前記画像形成装置は、前記中間転写ベルトからトナーを擦り取るクリーニング部材を備える。前記クリーニング部材の先端部は、前記中間転写ベルトの外側面に圧接している。そのため、前記中間転写ベルトが停止している間に、トナーが前記クリーニング部材の圧力によって前記中間転写ベルトの表面に固着するおそれがある。
そこで、トナーが前記中間転写ベルトの表面に固着することを防止することが求められている。例えば、前記画像形成装置が、前記中間転写ベルトに加える張力と、前記クリーニング部材に加える前記中間転写ベルトへの押圧力とを同時に解除する機構を備えることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、トナーが前記中間転写ベルトの表面に固着することを防止するため、前記中間転写ベルトが停止しているときに、前記クリーニング部材から前記中間転写ベルトへの圧接力が解除される必要がある。
一方、前記クリーニング部材が前記中間転写ベルトに接する圧力および角度は、前記中間転写ベルトからトナーを除去する性能に大きな影響を及ぼす。そのため、前記中間転写ベルトが回転中であるか停止中であるかに関わらず、前記クリーニング部材の位置および姿勢を変えないことが望ましい。
本発明の目的は、クリーニング部材の位置および姿勢を変えることなく、トナーが中間転写ベルトの表面に固着することを防止できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、第1支持ローラーと、第2支持ローラーと、中間転写ベルトと、ローラー移動装置と、補助ローラーと、クリーニング部材と、補助ローラー停止装置と、を備える。前記第1支持ローラーは、予め定められた主方向に沿う状態で一定の位置で回転駆動される。前記第2支持ローラーは、前記第1支持ローラーと平行に回転可能に支持されている。前記中間転写ベルトは、前記第1支持ローラーおよび前記第2支持ローラーに張り渡され、前記第1支持ローラーの回転に応じて回転するときに像担持体からシートへのトナー像の転写を中継する。前記ローラー移動装置は、前記第1支持ローラーが停止する場合に、前記第2支持ローラーを、前記中間転写ベルトに張力を加える基準位置から前記中間転写ベルトを緩める待避位置へ移動させる。前記補助ローラーは、前前記主方向に沿うとともに前記中間転写ベルトの内側面に接する状態で一定の位置で回転可能に支持され、外周面に前記主方向に沿う凹部を有し、回転する前記中間転写ベルトに従動して回転する。前記クリーニング部材は、前記中間転写ベルトの外側面における前記補助ローラーに沿う領域に先端部が圧接し、前記中間転写ベルトからトナーを擦り取る。前記補助ローラー停止装置は、前記第1支持ローラーが停止する場合に、前記凹部が前記中間転写ベルトを介して前記クリーニング部材の先端部に対向する対向姿勢で前記補助ローラーの回転を停止させる。
本発明によれば、クリーニング部材の位置および姿勢を変えることなく、トナーが中間転写ベルトの表面に固着することを防止できる画像形成装置を提供することが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る画像形成装置10は、シートに画像を形成するプリント処理を実行する装置である。前記シートは、紙または封筒などのシート状の画像形成媒体である。
第1実施形態に係る画像形成装置10は、シートに画像を形成するプリント処理を実行する装置である。前記シートは、紙または封筒などのシート状の画像形成媒体である。
図1に示されるように、画像形成装置10は、本体1内にシート供給機構2、シート搬送機構3、画像形成部40および制御装置8などを備える。
画像形成部40は、電子写真方式で前記プリント処理を実行する装置である。画像形成部40は、作像装置4、光走査装置46、転写装置44および定着装置48を含む。
作像装置4は、ドラム状の感光体41、帯電装置42、現像装置43および感光体クリーニング装置45などを備える。
図1に示される画像形成装置10は、タンデム式の画像形成部40を有するカラー画像形成装置である。そのため、画像形成部40は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のトナーに対応した4つの作像装置4を備える。即ち、4つの作像装置4は、それぞれ異なる色のトナーに対応する感光体41および現像装置43を含む。
さらに、転写装置44が、転写ユニット44X、シート転写ローラー44Yおよびローラー移動装置44Zを備える。転写ユニット44Xは、無端の中間転写ベルト44aと、4つの作像装置4に対応する4つのベルト転写ローラー44bと、第1支持ローラー44cと、第2支持ローラー44dと、ベルトクリーニング装置47とを備える。
図3に示されるように、転写ユニット44Xは、転写フレーム44eを備える。転写フレーム44eが、第1支持ローラー44c、第2支持ローラー44dおよびベルトクリーニング装置47を支持する。
第1支持ローラー44cは、予め定められた主方向D0に沿う状態で一定の位置で回転可能に支持されている。第2支持ローラー44dは、第1支持ローラー44cと平行に回転可能に支持されている。主方向D0は、感光体41、第1支持ローラー44cおよび第2支持ローラー44dの長手方向である。
4つのベルト転写ローラー44bおよび第1支持ローラー44cは、転写モーター400を駆動源とする駆動機構によって回転駆動される。
中間転写ベルト44aは、第1支持ローラー44cおよび第2支持ローラー44dに張り渡されている。これにより、中間転写ベルト44aは、第1支持ローラー44cの回転に連動して回転し、第2支持ローラー44dは、第1支持ローラー44cおよび中間転写ベルト44aの回転に連動して回転する。
ローラー移動装置44Zは、制御装置8から出力される切替信号に従って、第2支持ローラー44dを、基準位置および待避位置の一方から他方へ移動させる。図1において、前記基準位置に存在するときの第2支持ローラー44dが実線で示され、前記待避位置に存在するときの第2支持ローラー44dが仮想線(2点鎖線)で示されている。
例えば、ローラー移動装置44Zが、バネとカム機構と前記カム機構を駆動するカム駆動モーターとを含むことが考えられる。前記バネは、第2支持ローラー44dの軸部を前記基準位置へ向けて付勢する。
前記カム駆動モーターが予め定められた時間作動するごとに、前記カム機構は、前記バネの力に抗して第2支持ローラー44dの軸部を前記基準位置から前記退避位置へ押す動作と、第2支持ローラー44dの軸部を押す力を解除する動作とを交互に行う。この場合、前記切替信号は、前記カム駆動モーターを予め定められた時間ずつ作動させる信号である。
第2支持ローラー44dは、前記基準位置に存在する場合に、中間転写ベルト44aに張力を加える。また、第2支持ローラー44dは、前記待避位置に存在する場合に、中間転写ベルト44aを緩める。
制御装置8は、転写モーター400が作動する場合、即ち、第1支持ローラー44cが回転する場合に、第2支持ローラー44dを前記基準位置へ移動させる前記切替信号を出力する。また、制御装置8は、転写モーター400が停止する場合、即ち、第1支持ローラー44cの回転が停止する場合に、第2支持ローラー44dを前記退避位置へ移動させる前記切替信号を出力する。
即ち、ローラー移動装置44Zは、第1支持ローラー44cが回転する場合に、第2支持ローラー44dを前記退避位置から前記基準位置へ移動させる。さらに、ローラー移動装置44Zは、第1支持ローラー44cが停止する場合に、第2支持ローラー44dを前記基準位置から前記待避位置へ移動させる。
4つの作像装置4は、中間転写ベルト44aの一部に沿って配列されている。本実施形態において、4つの作像装置4は、中間転写ベルト44aの下面を成す部分に沿って配列されている。また、ベルトクリーニング装置47は、中間転写ベルト44aの上面を成す部分に沿って配置されている。
以下、中間転写ベルト44aにおける4つの作像装置4が沿う部分が移動する方向のことを第1方向D1と称する。また、中間転写ベルト44aにおけるベルトクリーニング装置47が沿う部分が移動する方向のことを第2方向D2と称する。第2方向D2は、第1方向D1に対して反対の方向である。
主方向D0は、いわゆる主走査方向であり、第1方向D1および第2方向D2に沿う方向は、いわゆる副走査方向である。第1方向D1および第2方向D2は、主方向D0に直交し、主方向D0、第1方向D1および第2方向D2は、鉛直方向D3に直交する。
シート供給機構2は、前記シートを搬送路30へ送り出す。シート搬送機構3は、前記シートを搬送路30に沿って搬送する。
帯電装置42は、既定方向へ回転する感光体41の表面を一様に帯電させる。光走査装置46は、感光体41の表面に静電潜像を書き込む。
現像装置43は、現像バイアス電圧が印加されることにより、感光体41の表面の前記静電潜像をトナー像へ現像する。これにより、感光体41は、回転しつつ外周面に前記トナー像を担持する。感光体41は、像担持体の一例である。
中間転写ベルト44aは、第1支持ローラー44cの回転に応じて回転するときに4つの感光体41から前記シートへのトナー像の転写を中継する。
ベルト転写ローラー44bは、一次転写電圧が印加されることにより、感光体41上の前記トナー像を中間転写ベルト44aに転写する。これにより、4色の前記トナー像が、カラー画像として中間転写ベルト44aに重なって形成される。
感光体クリーニング装置45は、感光体41表面に残存するトナーを除去する。シート転写ローラー44Yは、二次転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト44a上の前記トナー像を、搬送路30に沿って搬送されている前記シートに転写する。
定着装置48は、前記シートに転写された前記トナー像を加熱しつつ加圧することにより、前記シートに前記トナー像を定着させる。ベルトクリーニング装置47は、中間転写ベルト44aに残存するトナーを除去する。
図4に示されるように、ベルトクリーニング装置47は、ケーシング471、クリーニングブレード472、フィルム部材473および搬送スクリュー474を備える。ケーシング471は、中間転写ベルト44aに対向する開口部471aを有する。
クリーニングブレード472およびフィルム部材473は、先端が開口部471aへ張り出した状態で、ケーシング471に固定されている。クリーニングブレード472は、ケーシング471における開口部471aの縁部から第2方向D2の上流側へ向けて張り出している。フィルム部材473は、ケーシング471における開口部471aの縁部から第2方向D2の下流側へ向けて張り出している。
クリーニングブレード472は、その先端部が中間転写ベルト44aの外側面44aaに圧接している。中間転写ベルト44aが回転しているときに、クリーニングブレード472は、中間転写ベルト44aからトナーを擦り取る。
例えば、クリーニングブレード472は、ウレタンゴムの部材などの弾性部材である。なお、クリーニングブレード472は、クリーニング部材の一例である。
クリーニングブレード472によって中間転写ベルト44aから除去されたトナーは、ケーシング471内に収容される。搬送スクリュー474は、ケーシング471内に収容されたトナーを、ケーシング471における主方向D0の一端に設けられた不図示のトナー出口へ向けて搬送する。搬送スクリュー474により搬送されるトナーは、ケーシング471から前記トナー出口を通じて排出され、その後、不図示の廃トナー回収部へ回収される。
フィルム部材473は、その先端部が中間転写ベルト44aの外側面44aaに接触している。フィルム部材473は、クリーニングブレード472によって中間転写ベルト44aから除去されたトナーがケーシング471の外へ漏れ出すことを防ぐ。
クリーニングブレード472の先端部は、中間転写ベルト44aの外側面44aaに圧接している。そのため、中間転写ベルト44aが停止している間に、トナーがクリーニングブレード472の圧力によって中間転写ベルト44aの表面に固着するおそれがある。
そこで、前記トナーが中間転写ベルト44aの表面に固着することを防止することが求められている。
制御装置8は、画像形成装置10における転写モーター400を含む電気機器を制御する。制御装置8は、転写モーター400を動作させつつ、画像形成部40に前記プリント処理を実行させる。
図2に示されるように、制御装置8は、CPU(Central Processing Unit)80、RAM(Random Access Memory)81、二次記憶装置82および通信装置83を備える。なお、CPU80の代わりに、DSP(Digital Signal Processor)などの他のプロセッサーが採用されることも考えられる。
RAM81は、コンピューター読み取り可能な揮発性の記憶装置である。RAM81は、CPU80が実行するプログラムおよびCPU80が前記プログラムを実行する過程で出力および参照するデータを一次記憶する、RAM81は、二次記憶装置82よりも高速なデータアクセスが可能な記憶装置である。
二次記憶装置82は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。例えば、二次記憶装置82がフラッシュメモリーまたはハードディスクドライブの一方または両方を含むことが考えられる。
CPU80は、前記プログラムを実行することにより、主制御部8a、光制御部8b、電圧制御部8cおよび駆動制御部8dなどとして動作する。
主制御部8aは、不図示の表示装置を制御するとともに、不図示の操作装置に対する操作内容に応じた処理を開始させる。さらに、主制御部8aは、通信装置83を制御することにより、前記他装置からデータを受信する処理、および、前記他装置へデータを送信する処理を実行する。
光制御部8bは、光走査装置46を制御することにより、感光体41の表面への前記静電潜像の書き込みを制御する。電圧制御部8cは、不図示の電圧供給装置を制御することにより、前記現像バイアス電圧、前記一次転写バイアス電圧および前記二次バイアス電圧を制御する。
駆動制御部8dは、転写モーター400を含む各種のモーターを制御する。例えば、駆動制御部8dは、転写モーター400を制御することにより、中間転写ベルト44aの回転を制御する。
ところで、トナーが中間転写ベルト44aの外側面44aaに固着することを防止するため、中間転写ベルト44aが停止しているときに、クリーニングブレード472から中間転写ベルト44aへの圧接力が解除される必要がある。
一方、クリーニングブレード472が中間転写ベルト44aに接する圧力および角度は、中間転写ベルト44aからトナーを除去する性能に大きな影響を及ぼす。そのため、中間転写ベルト44aが回転中であるか停止中であるかに関わらず、クリーニングブレード472の位置および姿勢を変えないことが望ましい。
即ち、ベルトクリーニング装置47において、ケーシング471の位置および姿勢と、ケーシング471におけるクリーニングブレード472の位置および姿勢とが、一定であることが望ましい。
画像形成装置10は、クリーニングブレード472の位置および姿勢を変えることなく、トナーが中間転写ベルト44aの外側面44aaに固着することを防止できる構成を備える。
図4,6に示されるように、ベルトクリーニング装置47は、補助ローラー475を備える。補助ローラー475は、主方向D0に沿うとともに中間転写ベルト44aの内側面47abに接する状態で一定の位置で回転可能に支持されている。
本実施形態において、補助ローラー475の軸部475aが、図3に示される転写フレーム44eによって回転自在に支持されている。補助ローラー475は、回転する中間転写ベルト44aに従動して回転する。
図4に示されるように、クリーニングブレード472の先端部は、中間転写ベルト44aの外側面44aaにおける補助ローラー475に沿う領域に圧接している。クリーニングブレード472は、その弾性力によって中間転写ベルト44aの外側面44aaに圧接している。
補助ローラー475は、その外周面475bに主方向D0に沿う溝状の凹部475cを有する。補助ローラー475における凹部475cおよび凹部475cの縁は湾曲面で形成されている。
補助ローラー475の外周面475bにおける凹部475c以外の部分は、断面が円弧状の湾曲面である。
補助ローラー475が1回転するごとに、凹部475cが中間転写ベルト44aを介してクリーニングブレード472に対向する。中間転写ベルト44aが回転しているときは、第2支持ローラー44dが前記基準位置に存在し、中間転写ベルト44aは、第1支持ローラー44cおよび第2支持ローラー44dによって張力を受けている。
従って、中間転写ベルト44aが回転しているときに、凹部475cが中間転写ベルト44aを介してクリーニングブレード472に対向する位置を通過しても、中間転写ベルト44aにおけるクリーニングブレード472と接触する部分が、凹部475cに嵌まり込むことはない。
一方、中間転写ベルト44aの回転が停止する場合、ローラー移動装置44Zが、第2支持ローラー44dを前記基準位置から前記待避位置へ移動させる。
さらに、図5に示されるように、中間転写ベルト44aの回転が停止する場合、後述する補助ローラー停止装置が、凹部475cが中間転写ベルト44aを介してクリーニングブレード472の先端部に対向する対向姿勢で補助ローラー475の回転を停止させる。なお、中間転写ベルト44aの回転が停止することは、第1支持ローラー44cが停止することを意味する。
図5は、補助ローラー475が前記対向姿勢で停止し、かつ、第2支持ローラー44dが前記待避位置に存在することによって中間転写ベルト44aが緩んでいるときのベルトクリーニング装置47を示す。ベルトクリーニング装置47が前記補助ローラー停止装置を備える。
本実施形態において、前記補助ローラー停止装置は、図7に示されるアクチュエーター476と、アクチュエーター476を制御する駆動制御部8dとを含む。前述したように、駆動制御部8dは、制御装置8において所定のプログラムを実行するCPU80である。
アクチュエーター476は、予め定められた位置に固定された本体部476aと、本体部476aに支持された変位部476bとを有する。図7に示される例では、アクチュエーター476はソレノイドアクチュエーターである。
アクチュエーター476は、制御装置8のCPU80から入力される制御信号に従って、変位部476bを係止位置と解除位置との間で変位させる。図7において、前記係止位置に存在するときの変位部476bが実線で示され、前記解除位置に存在するときの変位部476bが仮想線で示されている。
変位部476bは、前記係止位置に存在するときに、補助ローラー475を係止することによって補助ローラー475を前記対向姿勢に保持する。即ち、変位部476bは、前記係止位置に存在するときに、補助ローラー475の被係合部475eと係合することにより、補助ローラー475が前記対向姿勢である状態で補助ローラー475の回転を止める。
例えば、図6に示されるように、被係合部475eは、補助ローラー475の軸部475aに固定されたフランジ部475dに形成された突起部などである。また、被係合部475eが、フランジ部475dの外縁部に形成された欠け部であることも考えられる。
また、変位部476bは、前記解除位置に存在するときに、補助ローラー475の係止を解除する。即ち、変位部476bは、前記解除位置に存在するときに、被係合部475eから離隔する。変位部476bが前記解除位置に保持されることにより、補助ローラー475は、中間転写ベルト44aに従動して回転することが可能である。
以上に示されるように、アクチュエーター476は、入力される前記制御信号に従って、前記係止位置と前記解除位置との間で変位する変位部476bを有する。
CPU80の駆動制御部8dは、第1支持ローラー44cが停止する前に、即ち、転写モーター400を停止させる前に、変位部476bを前記係合位置へ変位させる前記制御信号を出力する。
より具体的には、駆動制御部8dは、変位部476bを前記係合位置へ変位させる前記制御信号を出力し、その後、補助ローラー475が中間転写ベルト44aに従動して1回転するのに要する時間が経過したときに転写モーター400を停止させる。さらに、駆動制御部8dは、転写モーター400を停止させるのと同時に、または、転写モーター400を停止させた後に、第2支持ローラー44dを前記待避位置へ移動させる前記切替信号を出力する。
図5に示されるように、第1支持ローラー44cが停止する場合、補助ローラー475が前記対向姿勢で停止している状態で、中間転写ベルト44aが緩められる。これにより、中間転写ベルト44aにおけるクリーニングブレード472と接触する部分が、凹部475c内へ退避する。
従って、中間転写ベルト44aが停止しているときに、クリーニングブレード472から中間転写ベルト44aへの圧接力が解除される。その結果、トナーが中間転写ベルト44aの外側面44aaに固着することが防止される。
さらに、クリーニングブレード472は一定の位置に固定されている。そのため、中間転写ベルト44aが回転しているか停止しているかに関わらず、クリーニングブレード472の位置および姿勢は一定に維持される。
また、補助ローラー475を移動させる機構が採用される場合に、その機構による補助ローラー475の位置決めの精度が不十分であると、クリーニングブレード472の姿勢が変化してしまう。
一方、本実施形態においては、補助ローラー475の軸部475aも一定の位置で支持されている。そのため、補助ローラー475の位置決めの精度が不十分であることに起因してクリーニングブレード472の姿勢が変化することは回避される。
また、前述したように、補助ローラー475における凹部475cおよび凹部475cの縁が湾曲面で形成されている。そのため、中間転写ベルト44aにおける補助ローラー475と接触する部分が屈曲しない。その結果、中間転写ベルト44aに屈曲形状の癖がつくことが防止される。
また、駆動制御部8dは、第1支持ローラー44cの回転が開始する前に、即ち、転写モーター400を始動させる前に、変位部476bを前記解除位置へ変位させる前記制御信号を出力する。これにより、中間転写ベルト44aが回転し始めたときに、補助ローラー475は、中間転写ベルト44aに従動して回転することが可能である。
また、アクチュエーター476および駆動制御部8dは、簡易な構成によって前記補助ローラー停止装置を実現している。
[第2実施形態]
次に、図8を参照しつつ、第2実施形態に係る画像形成装置が備えるベルトクリーニング装置47Xについて説明する。図8において、図1〜7に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
次に、図8を参照しつつ、第2実施形態に係る画像形成装置が備えるベルトクリーニング装置47Xについて説明する。図8において、図1〜7に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
ベルトクリーニング装置47Xは、ベルトクリーニング装置47における被係合部475eおよびアクチュエーター476が、被検出部475fおよび反射型のフォトセンサー477に置き換えられた構成を備える。
被検出部475fは、補助ローラー475のフランジ部475dに形成されている。例えば、被検出部475fが、フランジ部475dに形成された孔、フランジ部475dにおける他の部分よりも光の反射率が高い高反射部、またはフランジ部475dにおける他の部分よりも光の反射率が低い低反射部である。
フォトセンサー477は、補助ローラー475が前記対向姿勢であるときに被検出部475fに対向する位置に配置されている。従って、フォトセンサー477は、補助ローラー475が前記対向姿勢になっているときと、そうでないときとで異なる検出信号を出力する。
フォトセンサー477は、補助ローラー475が前記対向姿勢になっているか否かを検出する姿勢検出センサーの一例である。
本実施形態において、駆動制御部8dは、補助ローラー475が前記対向姿勢になることがフォトセンサー477によって検出されるタイミングで、転写モーター400を停止させる。転写モーター400を停止させることは、第1支持ローラー44cの回転を停止させることを意味する。
さらに、駆動制御部8dは、転写モーター400を停止させるのと同時に、または、転写モーター400を停止させた後に、第2支持ローラー44dを前記待避位置へ移動させる前記切替信号を出力する。
本実施形態が採用される場合も、第1実施形態が採用される場合と同様の効果が得られる。
1 :本体
2 :シート供給機構
3 :シート搬送機構
4 :作像装置
8 :制御装置
8a :主制御部
8b :光制御部
8c :電圧制御部
8d :駆動制御部
10 :画像形成装置
30 :搬送路
40 :画像形成部
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像装置
44 :転写装置
44X :転写ユニット
44Y :シート転写ローラー
44Z :ローラー移動装置
44a :中間転写ベルト
44aa :外側面
44b :ベルト転写ローラー
44c :第1支持ローラー
44d :第2支持ローラー
44e :転写フレーム
45 :感光体クリーニング装置
46 :光走査装置
47 :ベルトクリーニング装置
47X :ベルトクリーニング装置
47ab :内側面
48 :定着装置
80 :CPU
81 :RAM
82 :二次記憶装置
83 :通信装置
400 :転写モーター
471 :ケーシング
471a :開口部
472 :クリーニングブレード(クリーニング部材)
473 :フィルム部材
474 :搬送スクリュー
475 :補助ローラー
475a :軸部
475b :外周面
475c :凹部
475d :フランジ部
475e :被係合部
475f :被検出部
476 :アクチュエーター
476a :本体部
476b :変位部
477 :フォトセンサー(姿勢検出センサー)
D0 :主方向
2 :シート供給機構
3 :シート搬送機構
4 :作像装置
8 :制御装置
8a :主制御部
8b :光制御部
8c :電圧制御部
8d :駆動制御部
10 :画像形成装置
30 :搬送路
40 :画像形成部
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像装置
44 :転写装置
44X :転写ユニット
44Y :シート転写ローラー
44Z :ローラー移動装置
44a :中間転写ベルト
44aa :外側面
44b :ベルト転写ローラー
44c :第1支持ローラー
44d :第2支持ローラー
44e :転写フレーム
45 :感光体クリーニング装置
46 :光走査装置
47 :ベルトクリーニング装置
47X :ベルトクリーニング装置
47ab :内側面
48 :定着装置
80 :CPU
81 :RAM
82 :二次記憶装置
83 :通信装置
400 :転写モーター
471 :ケーシング
471a :開口部
472 :クリーニングブレード(クリーニング部材)
473 :フィルム部材
474 :搬送スクリュー
475 :補助ローラー
475a :軸部
475b :外周面
475c :凹部
475d :フランジ部
475e :被係合部
475f :被検出部
476 :アクチュエーター
476a :本体部
476b :変位部
477 :フォトセンサー(姿勢検出センサー)
D0 :主方向
Claims (4)
- 予め定められた主方向に沿う状態で一定の位置で回転駆動される第1支持ローラーと、
前記第1支持ローラーと平行に回転可能に支持された第2支持ローラーと、
前記第1支持ローラーおよび前記第2支持ローラーに張り渡され、前記第1支持ローラーの回転に応じて回転するときに像担持体からシートへのトナー像の転写を中継する中間転写ベルトと、
前記第1支持ローラーが停止する場合に、前記第2支持ローラーを、前記中間転写ベルトに張力を加える基準位置から前記中間転写ベルトを緩める待避位置へ移動させるローラー移動装置と、
前前記主方向に沿うとともに前記中間転写ベルトの内側面に接する状態で一定の位置で回転可能に支持され、外周面に前記主方向に沿う凹部を有し、回転する前記中間転写ベルトに従動して回転する補助ローラーと、
前記中間転写ベルトの外側面における前記補助ローラーに沿う領域に先端部が圧接し、前記中間転写ベルトからトナーを擦り取るクリーニング部材と、
前記第1支持ローラーが停止する場合に、前記凹部が前記中間転写ベルトを介して前記クリーニング部材の先端部に対向する対向姿勢で前記補助ローラーの回転を停止させる補助ローラー停止装置と、を備える画像形成装置。 - 前記補助ローラーにおける前記凹部および前記凹部の縁が湾曲面で形成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記補助ローラー停止装置は、
入力される制御信号に従って、前記補助ローラーを係止することによって前記補助ローラーを前記対向姿勢に保持する係止位置と前記補助ローラーの係止を解除する解除位置との間で変位する変位部を有するアクチュエーターと、
前記第1支持ローラーが停止する前に前記変位部を前記係止位置へ変位させ、前記第1支持ローラーの回転が開始する前に前記変位部を前記解除位置へ変位させる前記制御信号を出力する制御装置と、を備える、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記補助ローラー停止装置は、
前記補助ローラーが前記対向姿勢になっているか否かを検出する姿勢検出センサーと、
前記補助ローラーが前記対向姿勢になることが前記姿勢検出センサーによって検出されるタイミングで、前記第1支持ローラーの回転を停止させる制御装置と、を備える請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018075896A JP2019184838A (ja) | 2018-04-11 | 2018-04-11 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018075896A JP2019184838A (ja) | 2018-04-11 | 2018-04-11 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019184838A true JP2019184838A (ja) | 2019-10-24 |
Family
ID=68340345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018075896A Pending JP2019184838A (ja) | 2018-04-11 | 2018-04-11 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019184838A (ja) |
-
2018
- 2018-04-11 JP JP2018075896A patent/JP2019184838A/ja active Pending
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