JPH10260619A - クリーナ装置 - Google Patents

クリーナ装置

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JPH10260619A
JPH10260619A JP6622997A JP6622997A JPH10260619A JP H10260619 A JPH10260619 A JP H10260619A JP 6622997 A JP6622997 A JP 6622997A JP 6622997 A JP6622997 A JP 6622997A JP H10260619 A JPH10260619 A JP H10260619A
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Hiroya Hirose
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適切な押圧力で像担持体を押圧してこの像担持
体をクリーニングするクリーニング機能と、像担持体の
表面層を必要最低量だけ削る機能とを満たしたクリーナ
装置を提供する。 【解決手段】ブレード32の裏面32cに3枚の可撓性
板72を積み重ねた。ブレード32の幅は22mmであ
り、厚さは2mmである。また、各可撓性板72の厚み
は0.1mm、幅は18mmであり、その材質はステン
レスである。ブレード32の、感光ドラム12側の表面
32aの幅方向先端部32bとは反対側の後端部32d
は、3枚の可撓性板72の後端部72bと共に保持部材
64に保持されている。ブレード32の先端32bと3
枚の可撓性板72の先端72aとの距離は、4mmであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーなどの現像
剤を用いる電子写真複写機や電子写真プリンタなどの画
像形成装置における、転写後に像担持体に残存する現像
剤をブレードを使って掻き落とすクリーナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方式を利用した画像形
成装置が広く使用されている。この電子写真方式の画像
形成装置を、図11を参照して説明する。
【0003】図11は、電子写真方式を利用した従来の
画像形成装置の概略構成を示す模式図である。
【0004】画像形成装置10は、モータ(図示せず)
によって矢印A方向に回転される感光ドラム12を備え
ている。この感光ドラム12に対向して一次帯電器14
が配置されており、この一次帯電器14によるコロナ放
電によって感光ドラム12が一様に帯電される。一様に
帯電された感光ドラム12に、原稿(図示せず)に記載
された画像の情報を担持する光(原稿反射光)16が照
射されて、感光ドラム12に静電潜像が形成される。感
光ドラム12が原稿反射光16に照射される位置よりも
感光ドラム12の回転方向下流側には、静電潜像を現像
する現像器18が配置されている。この現像器18は、
モータ(図示せず)によって矢印B方向に回転する現像
スリーブ18aを有しており、この現像スリーブ18a
から感光ドラム12にトナー(現像剤)が供給される。
感光ドラム12に形成された静電潜像が現像スリーブ1
8aに対向する位置にくると、この静電潜像に現像スリ
ーブ18aからトナーが供給され、感光ドラム12にト
ナー像(現像像)が形成される。
【0005】感光ドラム12に形成されたトナー像の移
動速度に同期したタイミングでレジストローラ20,2
0’が矢印C,C’方向に回転し、被転写材(図示せ
ず)が転写領域22に向けて搬送される。レジストロー
ラ20,20’から送り出された被転写材は、転写上ガ
イド板24と転写下ガイド板26との間を通過して感光
ドラム12に到達する。
【0006】感光ドラム12に到達した被転写材は転写
領域22に搬送される。転写領域22では、転写帯電器
28によって感光ドラム12上のトナー像が被転写材に
転写される。その後、分離帯電器30によって被転写材
が感光ドラム12から分離される。
【0007】転写領域22よりも感光ドラム12の回転
方向下流側には、ブレード32を備えたクリーナ装置3
4が配置されている。このブレード32によって、転写
後に感光ドラム12に残留したトナーが掻き落とされ
る。
【0008】クリーナ装置34よりも感光ドラム12の
回転方向下流側にはイレーサ36が配置されており、こ
のイレーサ36によって感光ドラム12上の残電位が除
電される。一方、トナー像が転写された被転写材は、被
転写材を矢印D方向に搬送する搬送部38によって定着
器(図示せず)に搬送される。この定着器によって被転
写材にトナー像が定着され、その後、被転写材が機外に
排出され、複写の1サイクルが終了する。
【0009】感光ドラム12に残留したトナーを除去す
るクリーナ装置としては、上述したブレード32を用い
るものの他、繊維ブラシや磁気ブラシなどのブラシ状の
ものを感光ドラム12に当接して回転させる装置が使用
されている。これらの各種クリーナ装置のうち、ブレー
ド32を用いるクリーナ装置は、装置の小型化や駆動源
が不要といった点から広く使用されている。
【0010】図12を参照してブレード32を用いるク
リーナ装置について説明する。
【0011】図12(a)は、ブレードを示す斜視図で
あり、(b)は、ブレードが感光ドラム12に押圧され
ている状態を示す模式図である。
【0012】ブレード32は、感光ドラム12の回転軸
方向(矢印E方向)に延びる板状のゴムからなるもので
あり、感光ドラム12側の表面32aの幅方向の先端部
32bが感光ドラム12に押圧されることにより、感光
ドラム12に残存する現像剤が掻き落とされる。
【0013】図13を参照して、図12に示すブレード
32とは異なる形状のブレードを説明する。
【0014】図13は、図12のブレードとは異なる形
状のブレードを示す、(a)はブレードの斜視図であ
り、(b)は、(a)のブレードが感光ドラム12に押
圧されている状態を示す模式図である。
【0015】ブレード40の後端部40cは、装置本体
(図示せず)に固定された板金42に保持されている。
ブレード40は、感光ドラム12の回転軸方向(矢印E
方向)に延び、幅方向の先端部40bが後端部40cよ
りも薄い板状のゴムからなるものであり、感光ドラム1
2側の表面40aの幅方向の先端部40bが感光ドラム
12に押圧されることにより、感光ドラム12に残存す
る現像剤が掻き落とされる。
【0016】図14から図16までを参照して、図12
に示すブレード32について詳細に説明する。
【0017】図14は、感光ドラムに押圧されているブ
レードを示す、(a)は保持部材に保持されたブレード
を示す模式図であり、(b)は(a)の保持部材とは異
なる形状の保持部材に保持されたブレードを示す模式図
である。図15(a)は、ブレード32と感光ドラム1
2との位置関係を示す模式図であり、(b)は、(a)
の一部を拡大して示す模式図である。また、図16は、
感光ドラム12が矢印A方向に回転しているときにブレ
ード32が撓んでいる様子を示す模式図である。
【0018】ブレード32は、一般に、図14に示すよ
うに、感光ドラム12に押圧される先端部32bとは反
対側の後端部32dが保持部材44や保持部材46によ
って保持されている。これら保持部材44,46は、装
置本体やカートリッジ(図示せず)等に固定されてい
る。また、上述したように、ブレード32は、感光ドラ
ム12側の表面32aの幅方向の先端部32bが感光ド
ラム12に押圧されるように、感光ドラム12に対して
配置されている。ブレード32の材質としては、感光ド
ラム12に傷などを付けないようにするために、主にウ
レタンなどの軟質なものが用いられる。
【0019】感光ドラム12が矢印A方向に回転してい
るとき、ブレード32は、図16に示すように撓んでい
る(変形している)。この状態のブレード32には、保
持部材46からの押し付け力F、感光ドラム12からの
反発力G、ブレード自身の持つ弾性力Hが作用してい
る。そこで、ブレード32のクリーニング性能を維持し
つつ、感光ドラム12のダメージを最小限に抑え、ブレ
ード32がめくれたり余分に変形したりしないよう、図
15に示すように、ブレード32の厚さtや長さLが適
切に設定されている。さらに、ブレード32に押圧力を
与えるために、感光ドラム12に対する侵入量xや、ブ
レード32が感光ドラム12に当接する接線Mに対する
取り付け角度θなどが適切に設定されている。このよう
に感光ドラム12に対するブレード32の位置関係を予
め定めておき、感光ドラム12が矢印A方向に回転して
いるときは、ブレード32が所定の変形量(撓み量)を
保ってクリーニング性能を維持できるように構成されて
いる。
【0020】ところが、ブレード32は、環境特性、特
に温度によってその硬度が変化し易い。このため、環境
の温度が変わるとブレード32が硬くなったり軟らかく
なったりし、この結果、ブレード32の変形量が変わっ
てブレードが所定の変形量にはならないことがある。こ
の場合、ブレード32が感光ドラム12を押圧する押圧
位置が、所定の変形量のときの押圧位置から移動して押
圧力などが変化することがある。このように押圧力など
が変化すると、クリーニング不良やブレードのめくれな
どが生じるおそれがある。
【0021】このような問題を解決するための従来の技
術を、図17、図18を参照して説明する。
【0022】図17(a)は保持部材に保持されたブレ
ードを示す模式図であり、(b)は(a)のブレードが
感光ドラムに押圧されている状態を示す模式図である。
また、図18(a)は、他のクリーナ装置を示す斜視図
であり、(b)は、さらに他のクリーナ装置を示す斜視
図である。
【0023】図17に示すブレード32の、感光ドラム
12側の表面32aとは反対側の裏面32cには、感光
ドラム12に近い先端部を除いて薄板50が配置されて
いる。この薄板50によって、ブレード32のうち、感
光ドラム12に近い先端部を除く部分の変形が抑制され
るので、薄板50が無いものに比べてブレード32全体
が変形しにくく、このため、環境温度が変わってブレー
ド32の硬度が変化しても、ブレード32が感光ドラム
12を押圧する押圧位置が移動しにくくなっている。
【0024】また、ブレード32の長手方向(矢印E方
向)の両端部では、長手方向中央部よりも感光ドラム1
2を押圧する押圧力が弱まることがある。この問題を解
決する技術としては、図18(a)に示すように、薄板
52のうち、ブレード32の長手方向両端部32eに位
置する部分52aを、ブレード32の長手方向中央部3
2fに位置する部分52bよりもブレード32の幅方向
に長くする技術が知られている。また、他の技術とし
て、図18(b)に示すように、ブレード32の裏面3
2cに配置する薄板を、ブレード32の長手方向両端部
32eと長手方向中央部32fとで、別部材54,56
とし、それらの長さや厚みを変える技術が知られてい
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のクリーナ装置では、クリーニング機能を満足させる
ために、感光ドラムへのブレードの侵入量x(図15
(b)参照)を多く設定して十分な押圧力を得るように
構成されている。従って、ブレードが感光ドラムを押圧
する押圧位置は移動しにくいものの、ブレードの侵入量
xが多いので、感光ドラムの表面を必要以上に削ってし
まい、感光ドラムの寿命が短くなるという問題がある。
【0026】また、上述したようにブレードの長手方向
両端部では長手方向中央部よりも感光ドラム12を押圧
する押圧力が弱まることがあるので、長手方向両端部で
必要な押圧力が長手方向の全域に作用するように、ブレ
ードの侵入量x(図15(b)参照)などを設定してク
リーニング機能を満足させるように構成されているクリ
ーナ装置もある。このようなクリーナ装置では、ブレー
ドの長手方向両端部は適切な押圧力で感光ドラムを押圧
しているが、ブレードの長手方向中央部は必要以上の押
圧力で感光ドラムを押圧していることとなる。
【0027】ところで、電子写真方式を利用した画像形
成装置では、感光ドラムを帯電したり除電したりする工
程や、被転写材にトナー像を転写して被転写材を感光ド
ラムから分離する工程において、コロナ放電によって酸
化物が生成され、この酸化物が感光ドラムに付着するこ
とがある。感光ドラムに付着した酸化物が周囲の湿度に
よって湿ると、感光ドラムの表面の抵抗が低くなり、静
電潜像を形成している電荷が感光ドラムの表面に保持さ
れにくくなる。この結果、画像ボケや画像流れと呼ばれ
る画像不良が生じる。
【0028】このような画像不良を無くすために、OP
Cなどの有機感光体やセレンなどの無機感光体では、ク
リーナ装置のブレードを感光体表面に強く押圧してその
表面を少しずつ削ることにより、感光体表面に付着した
酸化物を除去している。従って、感光ドラムの表面を削
る必要があるものの、削りすぎると感光ドラムの寿命が
短くなる。
【0029】上述したようなブレードの長手方向両端部
は適切な押圧力で感光ドラムを押圧しているが、ブレー
ドの長手方向中央部は必要以上の押圧力で感光ドラムを
押圧しているクリーナ装置では、ブレードの長手方向に
均一な押圧力で感光ドラムを押圧してないので、感光ド
ラムの削れ方にむらが生じる。この結果、画像濃度の一
様性に欠けたり、地肌かぶりの原因になったりする。こ
のような問題を解決するためには、ブレードの押圧力を
高く設定すればよいといわれているが、押圧力を高くす
ると感光ドラムの表面が削れすぎて感光ドラムの寿命が
短くなる。
【0030】本発明は、上記事情に鑑み、適切な押圧力
で像担持体を押圧してこの像担持体をクリーニングする
クリーニング機能と、像担持体の表面層を必要最低量だ
けムラなく削る機能とを満たしたクリーナ装置を提供す
ることを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のクリーナ装置は、回転する像担持体に静電潜
像を形成し、現像剤を用いて該静電潜像を現像し、現像
像を被転写材に転写する画像形成装置における、前記像
担持体の回転軸方向に延びて該像担持体側の表面の幅方
向の先端部が転写後の前記像担持体に押圧されることに
より、該先端部によって、前記像担持体に残存する現像
剤を掻き落とす板状のブレードを備えたクリーナ装置に
おいて、(1)前記ブレードの前記表面とは反対側の裏
面に積み重ねられて、前記ブレードの前記先端部とは反
対側の後端部にそれぞれの後端部が固定された複数の可
撓性板状部材を備えたことを特徴とするものである。
【0032】ここで、前記複数の可撓性板状部材は、
(2)前記ブレードの前記裏面に近い方から順に、該複
数の可撓性板状部材の前記後端部とは反対側の先端部が
前記ブレードの前記先端部に近いものであってもよい。
【0033】また、前記複数の可撓性板状部材は、
(3)前記ブレードの前記裏面に近い方から順に、該複
数の可撓性板状部材の前記後端部とは反対側の先端部が
前記ブレードの前記先端部から遠いものであってもよ
い。
【0034】さらに、前記複数の可撓性板状部材は、
(4)前記ブレードの前記裏面に近い方から順に、該複
数の可撓性板状部材それぞれの厚さが変化しているもの
であってもよい。
【0035】さらにまた、前記複数の可撓性板状部材
は、(5)前記ブレードの前記裏面のうちの長手方向両
端部に積み重ねられたものであってもよい。
【0036】さらにまた、前記複数の可撓性板状部材
は、(6)前記ブレードの前記裏面にその長手方向に沿
って積み重ねられ、該長手方向の中央部と端部とでは積
み重なりの状態が互いに異なるものであってもよい。
【0037】さらにまた、前記複数の可撓性板状部材
は、(7)該複数の可撓性板状部材のうち、前記ブレー
ドの長手方向両端部に積み重ねられた部分の前記後端部
とは反対側の先端部それぞれが、前記ブレードの前記裏
面に近い方から順に、前記ブレードの前記先端部から遠
いもしくは近いものであってもよい。
【0038】さらにまた、前記複数の可撓性板状部材
は、(8)該複数の可撓性板状部材のうち、前記ブレー
ドの前記長手方向両端部に積み重ねられた部分それぞれ
の厚さが、前記ブレードの前記裏面に近い方から順に、
変化しているものであってもよい。
【0039】さらにまた、前記複数の可撓性板状部材
は、(9)前記ブレードの前記裏面にその長手方向にわ
たって積み重ねられたものであって、前記複数の可撓性
板状部材のうち、該長手方向の両端部に位置する部分
は、該長手方向の中央部に位置する部分よりも、前記ブ
レードの前記先端部に近いものであってもよい。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のク
リーナ装置の実施形態を説明する。
【0041】先ず、図1から図4までを参照して、本発
明の原理を説明する。
【0042】図1は、ブレードとこのブレードの裏面に
積み重ねられた複数の可撓性板状部材を備えたクリーナ
装置の一例の概略構成を示す模式図であり、図11の構
成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されてい
る。図2(a)は、厚さt1の1枚の板の先端部を固定
して後端部に応力を作用する状態を示す模式図であり、
(b)は、積み重ねられた複数枚の可撓性の板(本発明
にいう複数の可撓性板状部材の一例である)の先端部を
固定して後端部に応力を作用する状態を示す模式図であ
る。また、図3は、図2(b)に示す複数枚の可撓性の
板が撓んでいる(変形している)状態を示す模式図であ
る。図4は、図2(a)に示す1枚の板と図2(b)に
示す複数枚の可撓性の板とに同量の変形を与えるために
必要な応力を比較して示すグラフであり、縦軸は応力
(kg/cm2 )を表し、横軸は支点Pからの距離(m
m)を表す。
【0043】図1に示すように、クリーナ装置60は、
ブレード32とこのブレード32の裏面32cに積み重
ねられた複数の可撓性板62とを備えている。ブレード
32の長さ(以下、ここでいう長さとは、感光ドラム1
2の回転軸方向(図12に示す矢印E方向)の長さをい
う)と複数の可撓性板62の長さとは同じであり、ブレ
ード32の長さは感光ドラム12の長さとほぼ同じであ
る。また、ブレード32の幅(以下、ここでいう幅と
は、感光ドラム12の回転軸方向(図12に示す矢印E
方向)に直交する幅をいう)は22mmであり、厚さは
2.0mmである。また、各可撓性板62の厚みは0.
1mmであり、その材質はステンレスである。可撓性板
としては、ステンレスのほか、アルミニウムや銅などの
金属を用いてもよい。なお、ここでは、3枚の可撓性板
62を積み重ねている。
【0044】ブレード32の感光ドラム12側の表面3
2aの幅方向先端部32bが感光ドラム12に押圧され
る。一方、表面32aの幅方向先端部32bとは反対側
の後端部32dは、3枚の可撓性板62の後端部62b
と共に保持部材64に保持されており、3枚の可撓性板
62の後端部62bがブレード32の後端部32dに固
定された状態になっている。ここで、ブレード32の先
端32bと3枚の可撓性板62の先端部62aとの距離
は、4mmである。
【0045】次に、積み重ねられた3枚の可撓性板62
と、この3枚の可撓性板62と同じ厚さの1枚の板とに
同量の変形を与えるための必要な応力を比較した実験に
ついて説明する。
【0046】図2(a)に示すように、厚さt1(1.
2mm)の1枚の板66の先端部66aを変位自在にし
て後端部66bを固定して支点Pとし、先端部66aに
応力Zを作用させた。同様に、図2(b)に示すよう
に、3枚の可撓性板62(合計厚さt1=0.4mm)
の先端部62aを変位自在にして後端部62bを固定し
て支点Pとし、先端部62aに応力Zを作用させた。こ
の場合、3枚の可撓性板62は、図3に示すように、変
位自在の各先端部62aが互いにずれるように撓む。
【0047】図2(a)に示す1枚の板66の場合と、
図2(b)に示す3枚の可撓性板62の場合とを比較す
ると、図4に示すように、支点Pに近いところでは1枚
の板66も3枚の可撓性板62もほぼ同じような変形量
となった。ところが、支点Pから離れるほど、3枚の可
撓性板62は1枚の板66よりも小さい応力で変形す
る。従って、図1に示すようにブレード32の裏面32
cに3枚の可撓性板62を積み重ねた場合、ブレード3
2のうち、保持部材64に保持された後端部32dに大
きな応力が作用しても、この後端部32dには可撓性板
62が固定されて変形が抑えられているので、後端部3
2dは変形しにくい(撓みにくい)。一方、ブレード3
2のうち、感光ドラム12(図11参照)に押圧される
先端部32bには可撓性板62が固定されておらず変形
が抑えられていないので、小さな応力が作用しても変形
し易い(撓み易い)。このため、ブレード32の後端部
32dから先端部32bにかけては、変形を抑える力が
緩やかに減少している。この結果、後端部32dが変形
し易い場合に発生するブレード32の硬度変化に起因す
る当接位置のずれを少なくでき、先端部32bでは柔軟
性が保たれるので感光ドラム12を傷付けにくく、クリ
ーニング性も確保できる。
【0048】図5から図10までを参照してクリーナ装
置の各種の例を説明する。
【0049】図5は、ブレードとこのブレードの裏面に
積み重ねられた3枚の可撓性板(本発明にいう複数の可
撓性板状部材の一例である)を備えたクリーナ装置の一
例の概略構成を示す模式図であり、図1の構成要素と同
一の構成要素には同一の符号が付されている。
【0050】図5に示すように、クリーナ装置70は、
ブレード32とこのブレード32の裏面32cに積み重
ねられた3枚の可撓性板72とを備えている。ブレード
32の長さと3枚の可撓性板72の長さとは同じであ
り、ブレード32の長さは感光ドラム12の長さとほぼ
同じである。また、ブレード32の幅は22mmであ
り、厚さは2mmである。また、各可撓性板72の厚み
は0.1mm、幅は18mmであり、その材質はステン
レスである。可撓性板としては、ステンレスのほか、ア
ルミニウムや銅などの金属を用いてもよい。また、ブレ
ード32の、感光ドラム12側の表面32aの幅方向先
端部32bとは反対側の後端部32dは、3枚の可撓性
板72の後端部72bと共に保持部材64に保持されて
いる。また、ブレード32の先端32bと3枚の可撓性
板72の先端72aとの距離は、4mmである。
【0051】上述したように、ブレード32の裏面32
cに積み重ねられた3枚の可撓性板72によってブレー
ド32の変形を抑えるように構成したことにより、可撓
性板72が無いものや、3枚の可撓性板72の厚さと同
一の厚さの1枚の薄板を使用したものに比べ、ブレード
32の後端部32dから先端部32bにかけてブレード
32の変形を抑える力が緩やかに減少している。この結
果、後端部32dでは、撓みを十分に抑える剛性が得ら
れるので、ブレード32の温度に起因する硬度変化によ
って後端部32dが大きく変形して当接位置がずれるの
を少なくできる。このため、必要以上に侵入量を大きく
しておく必要がない。また、ブレード32の硬度のばら
つきを、バックアップ板による剛性におきかえることに
より吸収できるので、感光体削れのムラも減少できる。
さらに、先端部32bでは、柔軟な撓みが確保されるの
で、感光体を傷付けにくく、かつ、感光体表面層が必要
以上に削られることが防止でき、また、クリーニング性
も確保できる。また、可撓性板72の厚さや位置を変え
ることにより、ブレード32が感光ドラム12に押圧す
る押圧力を精度良く制御できる。
【0052】図6は、ブレードとこのブレードの裏面に
積み重ねられた長さの互いに異なる3枚の可撓性板(本
発明にいう複数の可撓性板状部材の一例である)を備え
たクリーナ装置の一例の概略構成を示す模式図であり、
図5の構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付さ
れている。
【0053】クリーナ装置80の3枚の可撓性板84,
86,88では、ブレード32の裏面32cに近い方か
ら順に、即ち、可撓性板88,86,84の順に、各可
撓性板84,86,88それぞれの先端部84a,86
a,88aがブレード32の先端部32bに近くなって
いる。具体的には、先端部32bと先端部88aとの距
離が4mmであり、先端部32bと先端部86aとの距
離が8mmであり、先端部32bと先端部84aとの距
離が12mmである。従って、ブレード32のうち、保
持部材64に保持された後端部32dでは、3枚の可撓
性板84,86,88全てによって変形を抑えられてい
るので撓みにくい。
【0054】一方、ブレード32の先端部32bに近い
ところでは、可撓性板88のみがブレード32の変形を
抑えているので撓み易い。このため、ブレード32の後
端部32dから先端部32bにかけて、図5のものより
もいっそう緩やかに変形を抑える力が減少する。また、
各可撓性板84,86,88それぞれの先端部84a,
86a,88aとブレード32の先端部32bとの距離
を調整することにより、ブレード32が感光ドラム12
に押圧する押圧力を精度良く制御できる。この結果、後
端部32dでは、ブレード32の剛性に頼ることなく撓
みを抑えることができ、硬度の変化やばらつきを完全に
吸収できる。さらに、先端部32bのクリーニング性
や、感光体を傷付けないための軟性を得やすい。
【0055】図7は、ブレードとこのブレードの裏面に
積み重ねられた長さの互いに異なる3枚の可撓性板(本
発明にいう複数の可撓性板状部材の一例である)を備え
たクリーナ装置の一例の概略構成を示す模式図であり、
図5の構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付さ
れている。
【0056】クリーナ装置90の3枚の可撓性板94,
96,98では、ブレード32の裏面32cに近い方か
ら順に、即ち、可撓性板94,96,98の順に、各可
撓性板94,96,98それぞれの先端部94a,96
a,98aがブレード32の先端部32bから遠くなっ
ている。具体的には、先端部32bと先端部94aとの
距離が12mmであり、先端部32bと先端部96aと
の距離が8mmであり、先端部32bと先端部98aと
の距離が4mmである。従って、ブレード32のうち、
保持部材64に保持された後端部32dでは、3枚の可
撓性板94,96,98全てがブレード32の変形を抑
えていることとなりブレード32が撓みにくい。
【0057】一方、ブレード32の先端部32bに近い
ところでは、ブレード32が所定の変形量以上に変形し
た場合に1枚の可撓性板98がブレード32の変形を抑
える。この所定量を超えてブレード32がさらに変形す
ると、2枚の可撓性板98,96でブレード32の変形
が抑えられる。ブレード32がさらに変形すると、3枚
の可撓性板98,96,94でブレード32の変形が抑
えられる。従って、ブレード32の変形量が増加するほ
どブレード32の変形を抑える力が強くなる。このた
め、図5,6に示すクリーナ装置よりもブレード32の
先端部32bの柔軟性が損なわれず、しかも、押圧力を
制御できる。後端部32dは、上述した実施形態と同様
の効果を得られる。先端部32bでは、感光体に当接し
た場合のブレード32の撓みによって各可撓性板94,
96,98の先端部94a,96a,98aが微妙な押
圧力を生むため、いっそう微妙な当接圧をコントロール
しながら設定できる。
【0058】図8は、ブレードとこのブレードの裏面に
積み重ねられた厚さの互いに異なる3枚の可撓性板(本
発明にいう複数の可撓性板状部材の一例である)を備え
たクリーナ装置の一部を示す概略構成図であり、図5の
構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されてい
る。
【0059】クリーナ装置100の可撓性板104,1
06,108の厚さは、それぞれ、0.2mm,0.1
5mm,0.1mmであり、その長さは、それぞれ、1
0mm,14mm,18mmである。各可撓性板10
4,106,108は、図7に示す可撓性板94,9
6,98と同様に、ブレード32の裏面32cに近い方
から順に、即ち、可撓性板104,106,108の順
に、各可撓性板104,106,108それぞれの先端
部104a,106a,108aがブレード32の先端
部32bから遠くなっている。さらに、上述のように各
可撓性板104,106,108は、ブレード32の裏
面32cに近いほどその厚さが厚い。即ち、可撓性板1
04,106,108の長さと厚さを、それぞれ、L
1、t1,L2、t2,L3、t3とすれば、長さはL
1<L2<L3であり、厚さはt1>t2>t3であ
る。この結果、ブレード32のうち、保持部材64に保
持された後端部32dの変形を図7のものよりも強く抑
えることができる。一方、ブレード32の先端部32b
では柔軟性を確保できる。また、各可撓性板104,1
06,108の厚さやブレード32の先端部32bから
の距離などを調整することにより、ブレード32が感光
ドラム12に押圧する押圧力を精度良く制御できる。こ
の結果、先端部32bは、上述した実施形態と同様の効
果を得られる。後端部32dの剛性をいっそう強くでき
るので、軟質なブレード32の保持部の変形を抑えて、
当接位置のズレも極力抑えることができる。
【0060】図9は、ブレードと、このブレードの裏面
の長手方向両端部に積み重ねられた可撓性板とを備えた
クリーナ装置110を示す斜視図であり、図5の構成要
素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
【0061】ブレード32の裏面32cの長手方向に
は、一枚の可撓性板112が配置されている。この可撓
性板112の長手方向両端部には、それぞれ、2枚の可
撓性板114,116が積み重ねられている。可撓性板
114の先端部114aは、可撓性板116の先端部1
16aよりも、ブレード32の先端部32bに近い。具
体的には、先端部32bと先端部116aとの距離が8
mmであり、先端部32bと先端部114aとの距離が
4mmである。従って、ブレード32の長手方向両端部
においては、ブレード32が感光ドラム12を押圧する
押圧力が、可撓性板114,116が無いときよりも増
すこととなる。また、ブレード32のうち、保持部材6
4に保持された後端部32dの変形は抑えられる。この
結果、ブレード32の長手方向にわたって略均一な押圧
力となる。
【0062】図10は、ブレードと、このブレードの裏
面にその長手方向に沿って積み重ねられた複数枚の可撓
性板を備えたクリーナ装置120を示す模式図であり、
図5の構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付さ
れている。
【0063】例えば3枚の可撓性板122は、ブレード
32の裏面32cにその長手方向に沿って積み重ねられ
ており、可撓性板122のうち、裏面32cの長手方向
の両端部に位置する両端部分122aは、この長手方向
の中央部に位置する中央部分122bよりも、ブレード
32の先端部32bに近い。即ち、両端部分122aと
ブレード32の先端部32bとの距離x1は、中央部分
122bとブレード32の先端部32bとの距離x2よ
りも短い(端部断面(b)、中央部断面(c)参照)。
具体的には、距離x1は4.0mmであり、距離x2は
8.0mmである。従って、上述した図9のクリーナ装
置110と同様に、ブレード32の先端部32bでは、
保持部の変形が抑えられるのでブレード32の長手方向
にわたって略均一な押圧力となり、押圧位置のずれが少
なくなるので、従来よりも低い押圧力でも充分なクリー
ニング効果が得られるようになり、感光ドラムの削れむ
らを無くすことができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクリーナ
装置は、複数の可撓性板状部材を備えているので、像担
持体とブレードとの当接部に当る先端部の柔軟性を損な
わず、かつ、ブレードを保持している根元にかけて緩や
かに、もしくは、段階的に変形を抑える剛性を得られ
る。この結果、必要以上に当接圧をかける必要が無く、
少ない当接圧でも確実なクリーニング性を確保できる。
また、少ない当接圧で済むので、像担持体を傷付けるこ
ともほとんど無い。従って、クリーナ装置は、適切な押
圧力で像担持体を押圧してこの像担持体をクリーニング
するクリーニング機能と、像担持体の表面層を必要最低
量だけムラなく削る機能とを満たす。さらに、担持体を
傷付けることもほとんど無いので、画像上の黒スジや白
スジといった画像不良の発生も無い。さらにまた、像担
持体を削ることによる膜厚の減少に起因する画像上の白
地部の地肌汚れや文字かすれ等の画像不良を防止でき
る。従って、画像劣化に至るサイクルが延びることとな
り、像担持体交換のメンテナンスサイクルが長くなって
ランニングコストが低下する。
【0065】ここで、複数の可撓性板状部材が、ブレー
ドの裏面に近い方から順に、これら複数の可撓性板状部
材の後端部とは反対側の先端部がブレードの先端部に近
いものである場合は、ブレードの根元付近の剛性が増す
ので、像担持体とブレードとの当接位置のずれが少なく
なる。この結果、必要以上に、当接圧をかける必要がな
くなる。
【0066】また、複数の可撓性板状部材が、ブレード
の裏面に近い方から順に、これら複数の可撓性板状部材
の後端部とは反対側の先端部がブレードの先端部から遠
いものである場合は、上記と同様に、ブレードの根元付
近の剛性が増すので、像担持体とブレードとの当接位置
のずれが少なくなる。この結果、必要以上に、当接圧を
かける必要がなくなる。
【0067】さらに、複数の可撓性板状部材が、ブレー
ドの裏面に近い方から順に、これら複数の可撓性板状部
材それぞれの厚さが変化しているものである場合は、厚
さの変化に応じてブレードの根元付近の剛性が増すの
で、像担持体とブレードとの当接位置のずれが少なくな
る。この結果、必要以上に、当接圧をかける必要がなく
なる。
【0068】さらにまた、複数の可撓性板状部材が、ブ
レードの裏面のうちの長手方向両端部に積み重ねられた
ものである場合は、この両端部の剛性が増すので、像担
持体とブレードとの当接位置のずれが少なくなる。この
結果、必要以上に、当接圧をかける必要がなくなる。
【0069】さらにまた、複数の可撓性板状部材が、ブ
レードの裏面にその長手方向に沿って積み重ねられ、こ
の長手方向の中央部と端部とでは積み重なりの状態が互
いに異なるものである場合は、積み重なりの状態の相違
に応じて、ブレードの根元付近の剛性を増大できるの
で、像担持体とブレードとの当接位置のずれを少なくで
きる。この結果、必要以上に、当接圧をかける必要がな
くなる。
【0070】さらにまた、複数の可撓性板状部材が、こ
れら複数の可撓性板状部材のうち、ブレードの長手方向
両端部に積み重ねられた部分それぞれの厚さが、ブレー
ドの裏面に近い方から順に変化しているものである場合
は、この変化に応じてブレードの根元付近の剛性を増大
できるので、像担持体とブレードとの当接位置のずれを
少なくできる。この結果、必要以上に、当接圧をかける
必要がなくなる。
【0071】さらにまた、複数の可撓性板状部材が、ブ
レードの裏面にその長手方向にわたって積み重ねられた
ものであって、複数の可撓性板状部材のうち、これら長
手方向の両端部に位置する部分が、この長手方向の中央
部に位置する部分よりも、ブレードの先端部に近いもの
である場合は、長手方向の両端部に位置する部分の剛性
を増大できるので、像担持体とブレードとの当接位置の
ずれを少なくできる。この結果、必要以上に、当接圧を
かける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーナ装置の一実施形態の概略構成
を示す模式図である。
【図2】(a)は、厚さt1の1枚の板の先端部を固定
して後端部に応力を作用する状態を示す模式図であり、
(b)は、複数枚の可撓性の板の先端部を固定して後端
部に応力を作用する状態を示す模式図である。
【図3】図2(b)に示す複数枚の可撓性の板が撓んで
いる(変位している)状態を示す模式図である。
【図4】図2(a)に示す1枚の板と図2(b)に示す
複数枚の可撓性の板とに同量の変位を与えるために必要
な応力を比較して示すグラフであり、縦軸は応力(kg
/cm2 )を表し、横軸は支点Pからの距離(mm)を
表す。
【図5】ブレードとこのブレードの裏面に積み重ねられ
た4枚の可撓性板を備えたクリーナ装置の一例の概略構
成を示す模式図である。
【図6】ブレードとこのブレードの裏面に積み重ねられ
た長さの互いに異なる3枚の可撓性板を備えたクリーナ
装置の一例の概略構成を示す模式図である。
【図7】ブレードとこのブレードの裏面に積み重ねられ
た長さの互いに異なる3枚の可撓性板を備えたクリーナ
装置の一例の概略構成を示す模式図である。
【図8】ブレードとこのブレードの裏面に積み重ねられ
た厚さの互いに異なる3枚の可撓性板を備えたクリーナ
装置の一部を示す概略構成図である。
【図9】ブレードと、このブレードの裏面の長手方向両
端部に積み重ねられた可撓性板とを備えたクリーナ装置
を示す斜視図である。
【図10】ブレードと、ブレードの裏面にその長手方向
にわたって積み重ねられた複数枚の可撓性板を備えたク
リーナ装置を示す模式図である。
【図11】電子写真方式を利用した従来の画像形成装置
の概略構成を示す模式図である。
【図12】(a)は、ブレードを示す斜視図であり、
(b)は、ブレードが感光ドラムに押圧されている状態
を示す模式図である。
【図13】図12のブレードとは異なる形状のブレード
を示す、(a)はブレードの斜視図であり、(b)は、
(a)のブレードが感光ドラム12に押圧されている状
態を示す模式図である。
【図14】感光ドラムに押圧されているブレードを示
す、(a)は保持部材に保持されたブレードを示す模式
図であり、(b)は(a)の保持部材とは異なる形状の
保持部材に保持されたブレードを示す模式図である。
【図15】(a)は、ブレードと感光ドラムとの位置関
係を示す模式図であり、(b)は、(a)の一部を拡大
して示す模式図である。
【図16】感光ドラムが矢印A方向に回転しているとき
にブレードが撓んでいる様子を示す模式図である。
【図17】(a)は保持部材に保持されたブレードを示
す模式図であり、(b)は(a)のブレードが感光ドラ
ムに押圧されている状態を示す模式図である。
【図18】(a)は、他のクリーナ装置を示す斜視図で
あり、(b)は、さらに他のクリーナ装置を示す斜視図
である。
【符号の説明】
32 ブレード 32a ブレードの表面 32b ブレードの先端部 32c ブレードの裏面 32d ブレードの後端部 70,80,90,100,110,120 クリーナ
装置 72,84,86,88,94,96,98,104,
106,108,112,114,116,122 可
撓性板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する像担持体に静電潜像を形成し、
    現像剤を用いて該静電潜像を現像し、現像像を被転写材
    に転写する画像形成装置における、前記像担持体の回転
    軸方向に延びて該像担持体側の表面の幅方向の先端部が
    転写後の前記像担持体に押圧されることにより、該先端
    部によって、前記像担持体に残存する現像剤を掻き落と
    す板状のブレードを備えたクリーナ装置において、 前記ブレードの前記表面とは反対側の裏面に積み重ねら
    れて、前記ブレードの前記先端部とは反対側の後端部に
    それぞれの後端部が固定された複数の可撓性板状部材を
    備えたことを特徴とするクリーナ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の可撓性板状部材は、 前記ブレードの前記裏面に近い方から順に、該複数の可
    撓性板状部材の前記後端部とは反対側の先端部が前記ブ
    レードの前記先端部に近いものであることを特徴とする
    請求項1記載のクリーナ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の可撓性板状部材は、 前記ブレードの前記裏面に近い方から順に、該複数の可
    撓性板状部材の前記後端部とは反対側の先端部が前記ブ
    レードの前記先端部から遠いものであることを特徴とす
    る請求項1記載のクリーナ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の可撓性板状部材は、 前記ブレードの前記裏面に近い方から順に、該複数の可
    撓性板状部材それぞれの厚さが変化しているものである
    ことを特徴とする請求項1,2,又は3記載のクリーナ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の可撓性板状部材は、 前記ブレードの前記裏面のうちの長手方向両端部に積み
    重ねられたものであることを特徴とする請求項1記載の
    クリーナ装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の可撓性板状部材は、 前記ブレードの前記裏面にその長手方向に沿って積み重
    ねられ、該長手方向の中央部と端部とでは積み重なりの
    状態が互いに異なるものであることを特徴とする請求項
    1記載のクリーナ装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の可撓性板状部材は、 該複数の可撓性板状部材のうち、前記ブレードの前記長
    手方向両端部に積み重ねられた部分それぞれの厚さが、
    前記ブレードの前記裏面に近い方から順に、変化してい
    るものであることを特徴とする請求項5又は6記載のク
    リーナ装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の可撓性板状部材は、 前記ブレードの前記裏面にその長手方向にわたって積み
    重ねられたものであって、前記複数の可撓性板状部材の
    うち、該長手方向の両端部に位置する部分は、該長手方
    向の中央部に位置する部分よりも、前記ブレードの前記
    先端部に近いものであることを特徴とする請求項1記載
    のクリーナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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