JP2019183414A - 粘着テープ付養生シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 そこで本発明の目的は、カッター等の切断工具を必要とせずに簡単かつ正確に粘着テープ付養生シートを取り外すことが可能な粘着テープ付養生シートを提供することである。【解決手段】 壁面Pに固定するための粘着テープ部10と、壁面Pを被覆するためのフィルム状のシート部20から構成される粘着テープ付養生シート100において、前記粘着テープ部10の中心位置には前記粘着テーブ部10を切断するための複数の切込13,13・・・が形成され、前記切込13,13・・・は前記粘着テープ部10の切断方向を基準に傾斜して設けられていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリートやモルタル等の床材により床面を仕上げる際に用いる粘着テープ付養生シートに関する。
建築工事において床面を形成する場合、床の土台にコンクリートやモルタル等の床材を流し込み、作業者がコテ等の均し用の道具を使用して床面の天面を均して乾燥させる。床面を形成する工程において、床材を流し込む際や作業者が天面を均す際に壁面の特に床面の天面周辺が床材で汚れやすいため、壁面を養生シートで被覆して作業を行う。
従来、このような建築工事の養生シートとして、フィルム等のシートと布粘着テープを組み合わせた布粘着テープ付養生シートが使用されている。
特許文献1は、マスカーに関するもので、不織布と目止め層とからなる粘着テープ基材1の目止め層と反対側の面に粘着剤層2が設けられ、粘着テープ5が形成されており、該粘着テープ5の粘着剤層2の側縁にシート3の一端部が貼り合わせられてマスカーが形成された発明が開示されている(その段落0014、図1)。
特許文献2は、マスキングテープ部材に関するもので、裏面に第1の接着層を有する第1のテープと、裏面に第2の接着層を有する第2のテープとを備え、前記第1のテープの表面の上端縁側に、前記第2のテープの裏面の下端縁側が重ねて接着されており、前記第1のテープと前記第2のテープは重ねられた状態でロール状に巻かれているマスキングテープ部材が開示されている(請求項1、図1、その段落0016−0020)。
特開平07−031908号公報 実用新案登録第3168098号公報
床面を形成する場合、まず建築現場の作業者は墨出し工程を行い、壁面の仕上げ面(床面の天面)を示す線(基準線)をレーザーや墨つけマーカー等で壁面にしるす作業を行う。そして、粘着テープ付養生シートの粘着テープ部分を基準線に合わせて壁面に接着し、シートを壁面に被せて壁面の基準線から上方を覆う。その後、基準線をもとに床材を流し込んで床面を乾燥させ、最後に粘着テープ付養生シートを取り外す。
粘着テープ付養生シートを取り外す場合、床面が乾燥・硬化した後に取り外しを行うため、粘着テープの下部が床材と一緒に壁面に固着されてしまい、簡単に粘着テープ付養生シートを取り外すことができないという問題が発生する。
よって従来、床面と壁面の接合箇所にカッター等の切断工具を当てて、粘着テープの下部を粘着テープ付養生シートから切り離すことで下部以外の粘着テープ付養生シートを壁面から取り外していた。
しかしながら、このような取り外し作業は切断工具を別途用意する必要があり、さらに床面と壁面の接合箇所(床の天面)が床材の均し状態によって凹凸状となるため、接合箇所に沿って切断工具を動かしたとしてもうまく粘着テープを切断することができず、作業者にとって大変手間のかかる作業であった。
そして上述のように床面と壁面の接合箇所(床の天面)の凹凸により粘着テープを壁面から上手く切り取ることができずに粘着テープが壁面に残り、床面と壁面の接合箇所に粘着テープが露呈して外部から見えてしまい、壁面の美観性が損なわれてしまう(図13)。
そこで本発明の目的は、カッター等の切断工具を必要とせずに簡単かつ正確に粘着テープ付養生シートを取り外すことが可能な粘着テープ付養生シートを提供することである。
本発明は、壁面に固定するための粘着テープ部と、壁面を被覆するためのフィルム状のシート部から構成される粘着テープ付養生シートにおいて、前記粘着テープ部の中心位置には前記粘着テーブ部を切断するための複数の切込が形成され、前記切込は前記粘着テープ部の切断方向を基準に傾斜して設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の切込を粘着テープ部の長手方向(切断方向)に沿って配列し、かつ切断方向を基準に傾斜して設けることで、粘着テープ部を切断した場合に粘着テープ部の切断線が床の天面に沿った折れ線となり、壁面に残留する粘着テープ部のうち床の天面の上部に露出する領域を最小限とすることが可能となる。
本発明の粘着テープ付養生シートは、前記粘着テープ付養生シートの端部を左側に配置しかつ前記粘着テープ部を前記シート部の下側に配置すると、前記切込が左上方向に傾斜するように設けられていることを特徴とする。
切込の傾斜方向は、粘着テープ部を切断する際に粘着テープ部に加える力の方向に傾斜した切込であればカッター等の切断工具を使用せずに粘着テープ部を手で容易に切り取ることが可能となる。
よって、本発明においては作業者が粘着テープ部の左端周辺を持って左(左上)から右(右下)へ力を加えることによって粘着テープ部を分離する場合を想定しているため、粘着テープ付養生シートの巻き終わりの端部を左側にして粘着テープ部をシート部の下側に配置した場合に、紙面上左上方向へ傾斜するように設けられる。
本発明の粘着テープ付養生シートは、前記切込が前記粘着テープ部の切断方向を基準に25度〜35度の角度で傾斜していることを特徴とする。
切込の傾斜角度が25度よりも小さすぎると粘着テープ部の切断線が床の天面(床面と壁面の接合箇所)の形状に沿わず粘着テープ部の上部が天面から露呈してしまい、また傾斜角度が35度よりも大きすぎると粘着テープ部が手で裂けにくくなってしまう。
切込が粘着テープ部の切断方向を基準に25度〜35度の角度で傾斜していることで、容易に粘着テープ部を切断することが可能でかつ床の天面に沿った切断線とすることができる。
本発明の粘着テープ付養生シートは、前記粘着テープ部が透明性を有する材質で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、粘着テープ部が透明性を有する材質で形成されているため、粘着テープ部が一部壁面に残った状態であっても、粘着テープ部が目立つことなく壁面の美観性を保つことが可能であり、壁面に床面の天面を示す基準線が設けられている場合は、粘着テープ部を通して基準線を視認することが可能となる。
本発明の粘着テープ付養生シートは、前記粘着テープ部には床の天面の位置を示す目印が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、粘着テープ部の目印を床の天面位置である基準線に重ね合わせることで粘着テープ付養生シートを壁面に固定したとしても床の天面位置を簡単に確認することが可能となり、作業性を向上することが可能となる。
本発明の粘着テープ付養生シートは、前記切込の形状が、点線、破線、一点鎖線、長破線または二点鎖線であることを特徴とする。
また本発明の粘着テープ付養生シートは、前記切込の形状が波形形状であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の切込を配列し、切込の傾斜方向や傾斜角度に創意工夫を行うことで、壁面に残存する粘着テープ部の切断線が床の天面に沿った綺麗な状態となり、さらにカッター等の切断工具を必要とせずに簡単に粘着テープ付養生シートを取り外すことが可能となる。
本発明の第1の実施形態の粘着テープ付養生シート100を示す斜視図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100を示す平面図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100を示す側面図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100のB拡大図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100のA拡大図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100を壁面に取り付けた状態を示す説明図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の上部を壁面から取り外した状態を示す説明図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の粘着テープ部10のその他の例1を示す模式図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の粘着テープ部10のその他の例2を示す模式図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の粘着テープ部10が分離される方法を示す説明図である。 上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の粘着テープ部10を分離した状態を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態の粘着テープ付養生シート200を示す平面図である。 従来の粘着テープ付養生シート300の上部を壁面から取り外した状態を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための一形態について図面を引用しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の粘着テープ付養生シート100を示す斜視図であり、図2は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100を示す平面図である。図3は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100を示す側面図である。
ここで、長手方向とはX軸方向を指し、本実施形態において長手方向は粘着テープ部の切断方向を指す。また短手方向とはY軸方向を指す(図2)。さらに本実施形態においては、X軸負方向側を左側、X軸正方向側を右側、Y軸正方向側を上側、Y軸負方向側を下側と記す。
本実施の形態の粘着テープ付養生シート100は、建築工事において床面を形成する際に汚れ防止のために壁面を被覆するための長尺状の部材であり、壁面に固定するための粘着テープ部10と、壁面を被覆するためのシート部20から構成され、重ね合わされてロール状に巻かれている。
図4は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100のB拡大図であり、図5は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100のA拡大図である。図11は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の粘着テープ部10を分離した状態を示す模式図である。
粘着テープ部10は、粘着テープ付養生シート100を壁面に固定するための長尺状の接着部材であり、粘着テーブ基部11と粘着テープ基部11の底面(壁面に固定される面)に設けられた粘着層12と、長手方向に複数設けられた切込13,13・・・から構成される。短手方向の一端にはシート部20が固定されている。
粘着テープ基部11は、樹脂等の透明で可撓性を有するフィルム材料で形成される。粘着テープ基部11は、粘着テープ部10の形状を保つために適度な剛性し、かつロール状に巻くことができる程度の可撓性がある材質を適宜選択する。
また、粘着テープ基部11は透明性を有する材質で形成されている。粘着テープ基部11が透明性を有する材質で形成されていることで、粘着テープ部10が一部壁面に残った状態であっても、粘着テープ部10が目立つことなく壁面の美観性を保つことが可能であり、壁面に床面の天面を示す基準線が設けられている場合は、基準線が粘着テープ部10を通して視認可能となる。
粘着層12は、粘着テープ付養生シート100を壁に固定するための粘着剤層であり、粘着テープ基部11の底面(壁面に固定される面)に設けられる。粘着層12を構成する粘着剤の種類は特に限定されないが、粘着テープ部10を介して壁面を視認することや床の天面から粘着テープ部10が露呈した場合等を考慮して、透明性を有する材質で形成されていればよい。
粘着テープ部10には、粘着テープ部10の短手方向中心位置に切込13,13・・・が長手方向に沿って配列して複数設けられている(図5)。
切込13,13・・・は、粘着テープ部10の上部(粘着テープ部上部10a)と粘着テープ部10の下部(粘着テープ部下部10b)を切り離すための切り取り線であり、切込13,13・・・を介して粘着テープ部10は、粘着テープ部10の上部(粘着テープ部上部10a)と粘着テープ部10の下部(粘着テープ部下部10b)とに分離可能に構成されている(図11)。
切込13,13・・・は、作業者が粘着テープ部10の左端周辺を持って左から右へ力を加えることによって粘着テープ部10を分離する場合を想定しているため、粘着テープ付養生シート100の巻き終わりの端部を左側にして粘着テープ部10をシート部20の下側に配置した場合に、紙面上左上方向へ傾斜するように設けられる。
また切込13,13・・・は、長手方向を基準に25度〜35度の角度θで傾斜している(図5)。それは傾斜角度θが25度よりも小さすぎると粘着テープ部10の切断線10Lが床の天面(床面と壁面の接合箇所)MLの形状に沿わず粘着テープ部下部10bの上部が天面から露呈してしまい、また傾斜角度θが35度よりも大きすぎると粘着テープ部10が手で裂けにくくなってしまうからである。
また切込13,13・・・は直線状に切り込まれており、点線、破線、一点鎖線、長破線、二点鎖線等に加工されている(図8)。
隣り合う切込13,13・・・の長手方向の間隔は0.5mm〜3mmであることが好ましい。間隔が0.5mmよりも小さい場合は、粘着テープ部10の強度が弱くなり、間隔が3.0mmよりも大きい場合は、粘着テープ部10をカッター等の切断工具を使用せずに手で容易に切り取ることができない。
シート部20は、床材を流し込んで床面を仕上げる際に壁面が床材等により汚れることを防止するための薄膜状のシートであり、粘着テープ部10の短手方向端部にシート部20の一端が固定されている。
シート部20は、薄く丈夫で透明性を有するポリエチレンフィルムや紙等種々のものを用いることができ、透明性を有する素材で形成されていれば、シート部20を介して壁面を視認可能であるため、作業性が向上し好適に使用できる。
(粘着テープ部10の切断方法)
図6は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100を壁面に取り付けた状態を示す説明図であり、図7は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の上部を壁面から取り外した状態を示す説明図である。図10は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の粘着テープ部10が分離される方法を示す説明図である。
ここで切込13,13・・・を使用した粘着テープ部10の切断の方法を説明する。
作業者は、粘着テープ部10の左端部周辺を指でつかみ、左から右へ力を加えると粘着テープ部上部10aが壁面から剥がれ、切込13と床の天面MLとの接点である接点13a1で粘着テープ部10が切断される。それは、接点13a1より下側に固定されている粘着テープ部10(粘着テープ部下部10b)は床材が硬化していることにより床面Mと壁面Pとの間に強固に固着しているためであり、粘着テープ部10の粘着で固定されている粘着テープ部上部10aのみが壁面Pから剥がれるためである。
さらに左から右へ力を加えると、接点13a1から隣の切込13の接点13a2まで直線状に切断され、またさらに力を加えると接点13a2から隣の接点13a3まで直線状に切断される。このように、隣り合う接点13a1,13a2,・・・同士が順に直線状に切断されて粘着テープ部13が粘着テープ部10の上部(粘着テープ部上部10a)と粘着テープ部10の下部(粘着テープ部下部10b)に分離する。
隣り合う接点13a1,13a2,・・・の間は切り込み等の加工がなされてはいないが、隣り合う切込13,13・・・の長手方向の間隔が狭いため、容易に直線状に切断することができる。
図13は、従来の粘着テープ付養生シート300の上部を壁面から取り外した状態を示す説明図である。
従来、切込13,13・・・がない粘着テープをカッター等の切断工具を使用して切り離す場合、床の天面MLに凹凸があるため上手く切断工具を床の天面MLに沿って動かすことができず、粘着テープが床の天面MLの上部に残存した切断線10L’となってしまう。
しかしながら、切込13,13・・・を使用した粘着テープ部10の切断線10Lは上述のように床の天面MLに沿った折れ線となり、壁面に残留する粘着テープ部下部10bのうち床の天面MLの上部に露出する領域を最小限とすることが可能となる。
次に、粘着テープ付養生シート100の使用方法の説明を行う。
まず壁面Pに基準線を出す墨出し工程(S1)を行った後に、粘着テープ付養生シート100を基準線に沿って壁面Pに取り付ける取付工程(S2)を行う。取付工程(S2)においては、粘着テープ付養生シート100の粘着テープ部10を基準線に合わせて壁面Pに固定し、その後シート部20を壁面Pに沿わせて壁面Pを被覆する。その後、床材流し込み工程(S3)を行い、天面ならし工程(S4)を行う。その際に床材を流し込む位置よりも上方の壁面位置に床材が付着した場合でも、粘着テープ付養生シート100によって壁面が覆われているため、壁面Pを汚すことがない。
次に、粘着テープ付養生シート100を取り外す取り外し工程(S5)を行う。作業者は、粘着テープ部10の左端部周辺を指でつかみ、左から右へ力を加えると粘着テープ部10が床の天面MLに沿って折れ線状に切断され、粘着テープ部下部10bとその他の粘着テープ付養生シート100とに分離し、粘着テープ付養生シート100を取り外すことができる。
このように粘着テープ部下部10bは床材と一体となって埋め込まれ、床の天面MLの上部に露出する粘着テープ部10を最小限にすることが可能であり、さらに粘着テープ部10が透明性を有する材質で形成されているため壁面の美観性を損なうことがなく、綺麗な床面の仕上がりを提供することが可能となる。
(その他の例)
図8は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の粘着テープ部10のその他の例1を示す模式図であり、図9は、上記実施形態の粘着テープ付養生シート100の粘着テープ部10のその他の例2を示す模式図である。
粘着テープ部10の切込13,13・・・は直線状に切り込まれていて、点線、破線、一点鎖線、長破線、二点鎖線等に加工されていてもよい(図8)。また、切込13,13・・・の形状は紙面上左上方向へ傾斜した波形形状であってもよい(図9)。
(第2の実施の形態)
図12は、本発明の第2の実施形態の粘着テープ付養生シート200を示す平面図である。
第2の実施の形態の粘着テープ付養生シート200は、第1の実施形態の粘着テープ付養生シート100に目印214を設けたものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の粘着テープ付養生シート200の粘着テープ部210には、長手方向に沿って複数の目印214,214・・・が設けられている。
目印214,214,・・・は、土台に床材を流し込んで床面を仕上げる際の床の天面の位置を示す標識であり、長方形状の印が粘着テープ部210に付されている。目印214の形状は長方形状であってもよいし、直線や点線等であってもよい。床の天面位置を示す形状であれば適宜選択可能である。
従来、建築現場の作業者は墨出し工程を行うことで、壁面に床の天面位置となる線(基準線)をレーザーや墨つけマーカー等でしるす作業を行い、その基準線をもとに床材を流し込み、床面を形成している。一般的な粘着テープ付養生シートを使用した場合、基準線が粘着テープによって被覆されてしまうため、基準線が視認できず作業性が低下してしまう。
しかしながら本実施形態の粘着テープ付養生シート200は、粘着テープ部210が透明性を有する素材で形成されているため、粘着テープ部210を通して壁面に形成された基準線を視認可能であり、かつ粘着テープ部210の目印214,214・・・を基準線に重ね合わせるように粘着テープ付養生シート200を壁面に固定することでさらに床の天面位置が見やすくなり、作業性を向上することが可能となる。
10,210 粘着テープ部、
10a 粘着テープ部上部、
10b 粘着テープ部下部、
11 粘着テープ基部、
12 粘着層、
13 切込、
13a1,13a2・・・ 接点、
20 シート部、
214 目印、
100,200,300 粘着テープ付養生シート、
ML 床の天面、
10L,10L’ 切断線、
P 壁面、
M 床面

Claims (7)

  1. 壁面に固定するための粘着テープ部と、壁面を被覆するためのフィルム状のシート部から構成される粘着テープ付養生シートにおいて、前記粘着テープ部の中心位置には前記粘着テーブ部を切断するための複数の切込が形成され、前記切込は前記粘着テープ部の切断方向を基準に傾斜して設けられていることを特徴とする粘着テープ付養生シート。
  2. 前記粘着テープ付養生シートの端部を左側に配置しかつ前記粘着テープ部を前記シート部の下側に配置すると、前記切込が左上方向に傾斜するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の粘着テープ付養生シート。
  3. 前記切込は前記粘着テープ部の切断方向を基準に25度〜35度の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載の粘着テープ付養生シート。
  4. 前記粘着テープ部は、透明性を有する材質で形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の粘着テープ付養生シート。
  5. 前記粘着テープ部には、床の天面の位置を示す目印が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の粘着テープ付養生シート。
  6. 前記切込の形状は、点線、破線、一点鎖線、長破線または二点鎖線であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の粘着テープ付養生シート。
  7. 前記切込の形状は、波形形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の粘着テープ付養生シート。
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